JP2002081716A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2002081716A
JP2002081716A JP2000265497A JP2000265497A JP2002081716A JP 2002081716 A JP2002081716 A JP 2002081716A JP 2000265497 A JP2000265497 A JP 2000265497A JP 2000265497 A JP2000265497 A JP 2000265497A JP 2002081716 A JP2002081716 A JP 2002081716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 シンプルで、合理的な運転により、快適
性の向上を図ることができる空気調和装置を得るもので
ある。 【解決手段】 室内温度センサー15と室内湿度センサ
ー16により検出される湿球温度と、リモコン13の設
定温度17と設定湿度18により決定される湿球温度設
定値の差に基づいて圧縮機1の回転速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度と湿度の両者を
制御目標とする空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ルームエアコンなどの冷凍サイク
ル応用空気調和装置については、能力制御及び制御信号
が室内空気の温度と温度目標値の偏差に応じて実施され
るものや、例えば特開平6−241534号公報に示さ
れるように、ドライ運転時に、室内温度と設定温度との
偏差、室内湿度と設定湿度との偏差に応じてファジー制
御ルールに従って室外ファンの風量および圧縮機の容量
を制御するものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和装置では、室内空気の温度と温度目標値の偏差に
応じて制御する場合は、人間の快適性にとって重要な要
素である湿度という要因が考慮されず、快適性の向上が
図れないという課題があった。また、ドライ運転時に、
室内湿度と設定湿度との偏差に応じてファジー制御ルー
ルに従って室外ファンの風量および圧縮機の容量を制御
する場合には、検証・修正ができないという課題があっ
た。
【0004】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、人間の快適性にとって、温度と
湿度の両者が重要であることに着目し、両目標値を同時
に満足する運転制御方法を考案し、従来のファジー制御
ルールとは異なり、シンプルで、検証・修正が容易な運
転により、快適性の向上を図ることができる空気調和装
置を得るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置においては、室内空気の湿球温度を検出する湿球温
度検出手段と、室内空気の湿球温度を設定する湿球温度
設定手段とを備え、前記湿球温度検出手段による湿球温
度と前記湿球温度設定手段による湿球温度設定値の差に
基づいて前記圧縮機の回転速度を制御するものである。
【0006】また、前記湿球温度検出手段による室内湿
球温度と前記湿球温度設定手段による湿球設定値との差
の変動範囲を複数のゾーンに分け、同一ゾーン内での運
転時間が所定値を超えた時、室内湿球温度と湿球設定値
との差を小さくさせる回転速度に変えて前記圧縮機を運
転し、室内湿球温度を制御目標ゾーン内に制御するもの
である。
【0007】さらに、前記湿球温度検出手段は、室内空
気の温度を検出する温度センサーと、室内空気の湿度を
検出する湿度センサーとを備えたものである。
【0008】また、前記湿球温度設定手段は、室内空気
の温度値を設定する温度設定手段と、室内空気の湿度値
を設定する湿度設定手段とを備えたものである。
【0009】また、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、室
外熱交換器用送風機、室外熱交換器用送風機の回転数を
可変する室外熱交換器用送風機回転数可変手段、室外絞
り機構を有する室外機と、第1の室内熱交換器、第2の
室内熱交換器、第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換
器の間に設けられた室内絞り機構および再熱除湿用電磁
弁、室内の温湿度を検出する温湿度検出手段、室内の温
湿度を設定する温湿度設定手段を有する室内機とを備
え、前記圧縮機から吐出される冷媒を四方弁、室外熱交
換器、室外絞り機構、第1の室内熱交換器、第2の室内
熱交換器を通じて流し、前記温湿度検出手段により検出
された温湿度と前記温湿度設定手段により検出された温
湿度設定値の差に基づいて前記室外熱交換器用送風機回
転数可変手段により前記室外熱交換器用送風機の回転数
を制御するものである。
【0010】また、前記室内機に前記第1の室内熱交換
器への配管温度を検出する第1の室内熱交換器配管温度
センサーと、前記第2の室内熱交換器への配管温度を検
出する第2の室内熱交換器配管温度センサーとを備え、
前記温湿度検出手段による温湿度、前記第1の室内熱交
換器配管温度センサーによる前記第1の室内熱交換器へ
の配管温度、前記第2の室内熱交換器配管温度センサー
による前記第2の室内熱交換器への配管温度により定ま
る顕熱比と前記温湿度設定手段による温湿度設定値によ
り定まる顕熱比設定値との差に基づいて前記室外熱交換
器用送風機回転数可変手段により前記室外熱交換器用送
風機の回転数を制御するものである。
【0011】また、温湿度設定値に対する室内温湿度の
変動範囲を複数のゾーンに分け、温湿度設定値と室内温
湿度の差が小さくなるように前記室外熱交換器用送風機
の回転数を制御し、室内温湿度を制御目標ゾーン内に設
定するものである。
【0012】また、前記室外熱交換器用送風機回転数可
変手段による前記室外熱交換器用送風機の回転数制御
は、室外機の電子部品を冷却する所定の回転数以上にす
るものである。
【0013】また、前記圧縮機から吐出された冷媒を前
記第1の室内熱交換器へ流入させる吐出バイパス弁を有
するバイパス回路を備えたものである。
【0014】また、前記第2室内熱交換器配管温度セン
サーにより検出される前記第2の室内熱交換器への配管
温度による冷凍サイクル蒸発温度の設定値を、顕熱比を
低減する所定の温度以上にするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す空気調和装置の冷媒回路図であり、
図2はこの空気調和装置における空気線図上の動作点を
示す図である。図において、9は空気調和装置の室外機
であり、1は圧縮機、2は圧縮機1の回転速度を可変と
するインバータ、3は室外機9を制御する室外マイコ
ン、4は四方弁、5は室外熱交換器、6は室外熱交換器
用送風機、7は室外熱交換器用送風機6の回転数可変な
モーター、8は室外絞り機構である。
【0016】14は空気調和装置の室内機であり、10
は室内熱交換器、11は室内熱交換器用送風機、12は
室内機14を制御する室内マイコン、13はリモコン、
15は室内熱交換器10の吸込空気温度を検出する室内
温度センサー、16は室内熱交換器10の吸込空気湿度
を検出する室内湿度センサー、17はリモコン13によ
り設定された設定温度、18はリモコン13により設定
された設定湿度である。なお、リモコン13は湿球温度
設定手段を示し、温度設定手段により設定温度17を定
め、湿度設定手段により設定湿度18を定める。
【0017】次に、動作について説明する。冷媒の流れ
と各構成機器の動作について説明する。まず、圧縮機1
で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、冷房運転時は図1
中実線のように流れ、四方弁4を経由して、室外熱交換
器5で凝縮液化し、室外絞り機構8で断熱膨張して低圧
の気液二相冷媒となり、室内熱交換器10に至る。室内
熱交換器10で冷媒は蒸発ガス化して、室内空気を冷却
除湿して、自身は四方弁4を経由して再び圧縮機1に循
環吸入される。
【0018】次にインバータ2により、空気調和負荷に
応じて圧縮機1の回転速度を可変にする制御方法につい
て図2に基づいて説明する。まず、図2は横軸方向に乾
球温度TDB[℃]、縦軸方向に絶対湿度X[kg/kg
´]、斜め方向に湿球温度TWB[℃]、エンタルピーI
[kcal/kg]をそれぞれ示す。0は設定値(目標
値)を示し、リモコン13の設定温度17と設定湿度1
8により決定される。一方、室内温度と室内湿度(図2
中のi)は、室内温度センサー15と室内湿度センサー
16の各検出値により決定される。
【0019】そこで、空気調和負荷Q[kcal/h]
は一般に次式で表される。 Q=Ga・(Ii−Io) ・・・・・(1) Ga:室内熱交換器用送風機11の風量[kg/h] Ii:室内空気エンタルピー[kcal/kg] Io:設定空気エンタルピー[kcal/kg] 従って、空気調和負荷Qは設定空気と室内空気のエンタ
ルピー差(Ii−Io)に比例する。
【0020】ここで、図2中、湿球温度TWB[℃]とエ
ンタルピーI[kcal/kg]が略比例しており、設
定空気と室内空気のエンタルピー(Ii−Io)は、設
定空気と室内空気の湿球温度差(TiWB−ToWB)に比例
するのと等価である。よって、室内空気負荷を湿球温度
差で代替することが可能である。そこで、室内温度セン
サー15と室内湿度センサー16の室内温度と室内湿度
から図2により室内空気の湿球温度TiWBを検出し、リ
モコン13の設定温度17と設定湿度18から図2によ
り設定空気の湿球温度ToWBを決定し、空気調和負荷Q
=Ga・(TiWB−ToWB)・a(aは比例定数)に基づ
き、圧縮機1の回転速度をインバータ2により可変制御
し、空調運転を行う。よって、通常冷房運転時には湿球
温度を制御目標とすることにより、空気調和負荷に応じ
た最適運転が可能となる。
【0021】実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2を示す空気調和装置の再
熱除湿運転時の冷媒回路図、図4はこの空気調和装置の
再熱除湿運転を示すモリエル線図、図5はこの空気調和
装置の再熱除湿運転モード時の室内空気の状態を示す空
気線図である。
【0022】図において、上記実施形態と同一又は相当
部分には同一符号を付け、説明を省略する。24は第1
室内熱交換器、19は第1室内熱交換器24へ至る配管
温度を検出する配管温度センサーCT、21は再熱除湿
用電磁弁、22は室内絞り機構、23は第2室内熱交換
器、20は第2室内熱交換器23へ至る配管温度を検出
する配管温度センサーETである。
【0023】次に、動作について説明する。まず、冷房
運転モードの冷媒の流れと各構成機器の動作について説
明する。圧縮機1を出た高温高圧のガス冷媒は四方弁4
を経由して、室外熱交換器5で凝縮液化し、室外絞り機
構8で断熱膨張し、低圧ニ相冷媒となって室内機14に
至る。この冷房運転モード時には、再熱除湿用電磁弁2
1は全開となっており、第1室内熱交換器24で一部蒸
発し、低圧ニ相冷媒はそのまま再熱除湿用電磁弁21を
通過して、さらに第2室内熱交換器23にて蒸発ガス化
することにより、第1室内熱交換器24と第2室内熱交
換器23の両熱交換器が蒸発器として機能し、通常の冷
房運転モードとなる。その後、冷媒は四方弁4を経由し
て圧縮機1に帰る。
【0024】次に、再熱除湿運転モードの冷媒の流れと
各構成機器の動作について図4に基づいて説明する。圧
縮機1を出た高温高圧のガス冷媒は四方弁4を経由し
て、室外熱交換器5で外気に放熱し、冷媒自身は凝縮し
、室外絞り機構8で断熱膨張し中圧ニ相冷媒とな
る。室内に入った中圧ニ相冷媒は、第1室内熱交換器
24で再び室内空気に放熱し、冷媒自身は中圧の液冷媒
に凝縮する。
【0025】この中圧液冷媒は、再熱除湿用電磁弁2
1を閉にすることにより、室内絞り機構22を通過す
る。これにより、再び断熱膨張して低圧ニ相冷媒とな
り、第2室内熱交換器23へ流入し、室内の空気を冷却
除湿し、冷媒自身は蒸発ガス化して再び四方弁4を経
由して圧縮機1に帰る。この時、室内空気は第1室内熱
交換器24を通過する空気は加熱され、第2室内熱交換
器23を通過する空気は冷却・除湿されて、室内に吹き
出される。
【0026】次に、図5に基づいて負荷の顕熱比SHF
の制御について説明する。まず、図5は湿り空気線図を
示し、横軸に乾球温度TDB[℃]、縦軸に絶対湿度X
[kg/kg´]をそれぞれ示すとともに、顕熱比SH
Fも示す。lは飽和線である。室内吸込空気をI、その
空気の温度をTi、湿度φiとする。なお、説明を簡単
にするために室内熱交換器を通過する総風量は第1室内
熱交換器24側と第2室内熱交換器23側と同一風量と
する。
【0027】再熱除湿運転モードの場合には、第1室内
熱交換器24を通過する室内空気は、図4の凝縮温度C
Tによって加熱され、図5のベクトルIQへと加熱され
る。一方、第2室内熱交換器23を通過する室内空気は
図4の蒸発温度ETによって、図5のベクトルIPへと
冷却・除湿される。結局、図5に示すようにベクトルI
Q+ベクトルIP=ベクトルIRとなり、室内熱交換器
を出た風は合流してベクトルIRとなる。
【0028】図5にはSHFを示しており(SHF=顕
熱/(顕熱+潜熱))、ベクトルIRではSHFが小さ
くなる。すなわち、温度を下げないで湿度をとることが
可能となる。さらに、積極的にベクトルIQの加熱量を
大きくすれば、ベクトルIRが図面の右方向に移動し、
SHF<0、つまり、暖めながら除湿することも可能に
なる。よって、この凝縮温度CTを制御することで、S
HFを所望の値に近づけることが可能になる。
【0029】一方、冷房運転モードの場合には、加熱す
なわちベクトルIQを作り出すことが出来ないため、S
HFはベクトルIP(=ベクトルIR)に等しくなる。
このため、冷房SHFには下限値が生じることになり、
蒸発温度ETに依存する。
【0030】また、冷房運転モードと、再熱除湿運転モ
ードの比較をした場合には、SHFの範囲を広くとるこ
とができるという点で再熱除湿運転モードの方が広い温
湿度範囲に適応可能であるが、冷房運転に比べ蒸発器伝
熱面積が減少するために冷房除湿能力が低下し、冷房運
転と同等の除湿能力を得るためには圧縮機運転周波数を
上昇させる必要がある。このため、消費電力は冷房運転
に比べて増加する傾向となる。従って、冷房運転モード
のSHF範囲で運転が可能な場合には、SHFを運転目
標とした冷房運転を実行することにより除湿運転時の消
費電力量を低減し、省エネ化を図ることが可能となる。
なお、冷房、再熱除湿の最適切替運転制御方法について
は、実施の形態4において後述する。
【0031】次に、SHFの可変動作について説明す
る。図6はこの発明の実施の形態2を示す空気調和装置
の室外熱交換器用送風機のファン回転数N0[rpm]
に対する、室外熱交換器5内の冷媒凝縮温度OTと、第
1室内熱交換器24内の冷媒の再凝縮温度CTの変化を
示す図、図7はこの空気調和装置のSHFを変化させる
原理図である。
【0032】図6は横軸に室外熱交換器用送風機6の回
転数N0、縦軸に室外熱交換器5内の冷媒凝縮温度OT
と、第1室内熱交換器24内の冷媒の再凝縮温度CTを
示す。図6では室外熱交換器用送風機6の回転数N
0[rpm]を落とすことによって、第1室内熱交換器
24内の冷媒凝縮温度CTが上昇することを示してい
る。すなわち、室外熱交換器用送風機6の回転数をN1
[rpm]からN2[rpm]に低下させることによ
り、第1室内熱交換器24の凝縮温度はCT1からCT
2に上昇する。これにより、空気線図上では図7に示す
ように、室内熱交換器出口の合流空気はベクトルIR1
からベクトルIR2へとなり、SHFが小さくすること
ができ、温度を下げずに湿度のみとる運転ができる。
【0033】次に、上記SHFの可変動作による具体的
な制御アルゴリズムについて説明する。図8はこの発明
の実施の形態2を示す空気調和装置の制御フローチャー
トである。まず、ステップS1では、リモコン13によ
る設定温度17の値Tsと湿度の設定湿度18の値Xs
を読み込む。ステップS2では、除湿運転中の室内吸込
空気温度センサー15による温度値Tiと室内吸込空気
湿度センサー16による湿度値Xiを検出する。
【0034】ステップS3では、除湿運転中の第1室内
熱交換器24の配管温度センサー19による凝縮温度値
CTと、第2室内熱交換器23の入口配管温度センサー
20による蒸発温度値ETを読み込む。ステップS4で
は、目標SHF*の値を設定温湿度S(Ts,Xs)と
室内吸込み空気温湿度I(Ti,Xi)により求める。
求める式は、 SHF=Cp(Ti−Ts)/(Cp(Ti−Ts)+
Cv(Xi−Xs)) を使用する。ここでCp(Ti−Ts)は顕熱を、Cv
(Xi−Xs)は潜熱をそれぞれ示す。Cp:[kca
l/kg´・℃]は乾き空気の定圧比熱、Cv:[kc
al/kg]は湿り空気の潜熱を示す。Xiの単位は
[kg/kg´]である。
【0035】ステップS5では、除湿運転中の現状SH
Fを、吸い込み空気I(Ti,Xi)と凝縮温度CTと
蒸発温度ETに基づいて図5より求める。ステップS6
では、目標とするSHF*と運転中のSHFとの比較
し、現状SHFが目標SHF*より大の場合は、ステッ
プS7に進み、凝縮温度値CTを上げるために室外熱交
換器用送風機6の回転数N0[rpm]を下げる。逆に
現状SHFが目標SHF*より小の場合はステップ8に
進み、凝縮温度値CTを下げるために室外熱交換器用送
風機6の回転数N0[rpm]を上げる。その後、ステ
ップS1へ戻る。
【0036】なお、室外熱交換器用送風機6から風は、
インバータ2へも送られ、運転によるインバータ2内の
発熱による基板他の電子部品の温度上昇を防止する。こ
のため、室外熱交換器用送風機6の回転数N0の可変時
には、インバータ2内の基板他の電子部品を冷やすため
に要する回転数以下に下げず、少なくとも電子部品の温
度上昇を防止する回転数N0以上を維持するように、室
外マイコン3によりモーター7を制御する。
【0037】以上のように制御することにより、室内の
温湿度の目標設定値に対して、SHFを制御目標にでき
るので、高温多湿でも梅雨時の低温多湿時でも、除湿量
が自由に制御でき快適性の向上が図れる。
【0038】実施の形態3 図9はこの発明の実施の形態3を示す空気調和装置の吐
出バイパス再熱除湿運転時の冷媒回路図、図10はこの
空気調和装置の吐出バイパス再熱除湿運転を示すモリエ
ル線図である。図において、上記実施形態と同一又は相
当部分には同一符号を付け、説明を省略する。25は室
外マイコン3により制御される吐出バイパス弁25であ
る。
【0039】次に、動作について説明する。再熱除湿運
転モードの冷媒の流れと各構成機器の動作状態について
説明する。圧縮機1を出た高温高圧のガス冷媒は吐出
バイパス弁25を経由して、第1室内熱交換器24で室
内空気に放熱し、冷媒自身は凝縮液化し、室内絞り機
構22で断熱膨張し、低圧ニ相冷媒となって第2室内
熱交換器23へ流入し、室内の空気を冷却除湿し、冷媒
自身は蒸発ガス化して再び四方弁を経由して圧縮機1
に帰る。この時、室内空気は第1室内熱交換器24を通
過する空気は加熱され、第2室内熱交換器23を通過す
る空気は冷却・除湿されて、室内に吹き出される。
【0040】ここで、本実施の形態3と前記実施の形態
2との差異について説明する。実施の形態2では、第1
室内熱交換器24の凝縮温度CTは、室外熱交換器5に
おける放熱を経て1段膨張を行った後の温度となるた
め、1段目の膨張以前の凝縮温度と比較して低めとな
る。一方、本実施の形態3では、圧縮機1から吐出され
た高温高圧のガス冷媒が第1室内熱交換器24へ直接流
入し凝縮を行うため、凝縮温度CTを高くすることが可
能となる。
【0041】このため、本実施の形態3では実施の形態
2に比べ、凝縮温度CTの高温化が可能となり、図5に
おいてはベクトルIQを大きくできるため、SHFをさ
らに小さくすることができる。すなわち、実施の形態2
よりも、より積極的にベクトルIQの加熱量を大きく
し、強力に暖めながら除湿することが可能になる。よっ
て、本実施の形態3では、凝縮温度CTをさらに高温化
制御することにより暖房ぎみ除湿を可能とし、室内気温
が低い条件においても快適な室内温湿度環境を実現する
ことができる。
【0042】実施の形態4.この実施の形態4では、上
記実施の形態1、2、3を用いて、最適運転モードを検
索するアルゴリズムについて説明する。図11はこの発
明の実施の形態4を示す空気調和装置の空気線図上の運
転ゾーン分布を示す図、図12はこの空気調和装置のゾ
ーン別運転モード判定方法のフローチャートである。な
お、空気調和装置の冷媒回路図は、図9を用いる。
【0043】次に、動作について説明する。まず、運転
ゾーン判定法を図11に基づいて説明する。図11は横
軸方向に乾球温度TDB[℃]、縦軸方向に絶対湿度X
[kg/kg´]、斜め方向に湿球温度TWB[℃]を示
し、lは飽和線を示す。空気線図上、室内温湿度iが目
標温湿度Oに対してどの位置に存在するかにより、選択
すべき最適運転モードをゾーンに分けて示す。さらに、
ETminは冷凍サイクル蒸発温度の設定最低値であり、
ゾーンはETminと目標温湿度Oを結ぶ直線と、目標絶
対湿度φo、目標湿球温度TOWB+α、TOWB−βの線に
よって分けられる。なお、α、βは、任意の設定値であ
り、空気調和装置の特性に合わせて設定可能であり、例
えばα=2℃、β=1℃と設定できる。
【0044】ここで、冷凍サイクルETの極端な低下は
空気調和装置の入力増大(性能悪化)を招くため、冷凍
サイクル蒸発温度の設定最低値ETminは不要に低過ぎ
ない範囲内で設定する必要がある。これは、空気線図
上、飽和線lは低温領域になるに従い、傾きが徐々に水
平に近づく特性を有するため、冷凍サイクルETを極端
に低下させてもSHFが低下しなくなり、ET低下(入
力増加)に見合ったSHFの低減が見込めなくなるため
である。このため、例えば目標温湿度24℃、湿球温度
18.6℃(相対湿度60%)の条件では、ETmin=
5℃程度に設定する必要がある。
【0045】次に、各ゾーンでの動作に図12に基づい
て説明する。まず、ステップS11で、室内吸込空気温
度センサー15による温度値Tiと室内吸込空気湿度セ
ンサー16による湿度値Xiを検出し、室内吸込み室内
温湿度i(Ti,Xi)がどのゾーンに存在するかを検
出する。そこで、室内温湿度iがAゾーンに存在する場
合には、ステップS12へ進む。Aゾーンは通常冷房運
転モード実行領域であり、冷房運転を実行する。空気調
和装置の冷媒回路図は、吐出バイパス弁25を全閉、再
熱除湿用電磁弁21を全開し、図1の冷媒回路図と等価
な冷媒回路を構成する。そこで、空気調和装置の制御
は、実施の形態1に示すように、湿球温度差を制御信号
に用いる。Aゾーンでは、室内湿球温度iと目標湿球温
度TOWBとの差が大きく(空気調和負荷大)、再熱除湿
運転よりも消費電力量の少ない冷房運転による、室内空
気調和負荷(顕熱負荷、潜熱負荷とも)除去効率の高い
運転を目的とする。
【0046】また、ステップS11で、室内温湿度iが
Bゾーンに存在する場合には、ステップS13へ進む。
Bゾーンは、Aゾーンと同様に冷房運転モード実行領域
であるが、室内温湿度iがETminと目標温湿度Oを結
ぶ直線よりも低湿側にあるため、室内温湿度iを目標温
湿度Oに近づけるためには、ET>ETminとし(ステ
ップS14)、冷凍サイクルの蒸発温度ETを適切に制
御する(ステップS15)。ETは、室内ファン回転数
と圧縮機運転周波数を変化させることにより制御可能で
ある。なお、空気調和装置の冷媒回路図は、上記Aゾー
ンの冷媒回路図と同じである。
【0047】さらに、ステップS11で、室内温湿度i
がCゾーンに存在する場合には、ステップS13へ進
む。Cゾーンは再熱除湿運転モード実行領域である。こ
の領域では、実施の形態2、3に示すように冷凍サイク
ル凝縮温度CT、蒸発温度ETを同時に制御することに
より、目標温湿度Oへ向けた運転が可能となる。なお、
除湿能力を最大限に発揮するために蒸発温度ETは極力
小さい値で運転を実行したいが、ET≧ETminの範囲
で運転を行う必要があるため、CゾーンではET=ET
minにて運転を実行する(ステップS16)。また、C
ゾーンの範囲内でも凝縮温度CTを特に高温にしたい場
合には実施の形態3の吐出バイパス再熱除湿方式を用
い、冷媒回路図は吐出バイパス弁25を全開、再熱除湿
用電磁弁21を全閉した構成である。一方、そこまで高
温の凝縮温度CTを必要としない場合には実施の形態2
の室外送風機回転数制御にて対応し(ステップS1
7)、冷媒回路図は吐出バイパス弁25を全閉し、図3
の冷媒回路図と等価な構成である。
【0048】以上のように、室内温湿度iの条件に応じ
て、A、B、Cのゾーン分けをすることにより、Aゾー
ンでは、空気調和負荷除去主体の運転を行い、そして、
空気調和負荷が小さくなり、B、Cゾーンに入った場合
には目標温湿度Oへ近づけるためのSHF制御運転を実
行することが可能となり、効率良く室内目標温湿度の実
現が可能となる。
【0049】なお、この実施の形態4では、室内温湿度
と目標温湿度との差に基づき室外送風機回転数制御も行
うものを示したが、同一ゾーン内での運転時間が所定値
を超えた時、室内湿球温度と湿球設定値との差が小さく
なるような圧縮機1の回転速度に変えて圧縮機1を運転
し、室内湿球温度と湿球設定値の差を制御目標ゾーン内
に制御するようにしてもよい。つまり、オフセット防止
のため、圧縮機1の回転速度を上げる。
【0050】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0051】室内空気の湿球温度を検出する湿球温度検
出手段と室内空気の湿球温度を設定する湿球温度設定手
段とを備え、湿球温度検出手段による湿球温度と湿球温
度設定手段による湿球温度設定値の差に基づいて圧縮機
の回転速度を制御するので、空気調和負荷に応じた運転
が正確にでき、ハンチングなく快適性を向上でき、圧縮
機に対する信頼性が上がる。
【0052】また、湿球温度検出手段による室内湿球温
度と湿球温度設定手段による湿球設定値との差の変動範
囲を複数のゾーンに分け、同一ゾーン内での運転時間が
所定値を超えた時、室内湿球温度と湿球設定値との差を
小さくさせる回転速度に変えて圧縮機を運転し、室内湿
球温度を制御目標ゾーン内に制御するので、温度のみな
らず湿度を考慮した、湿り空気のエンタルピーと等価の
運転になり、室内の温湿度負荷にマッチした快適な目標
ゾーンに近づけることができる。
【0053】さらに、湿球温度検出手段は、室内空気の
温度を検出する温度センサーと、室内空気の湿度を検出
する湿度センサーとを備えたので、安価で、演算による
湿球温度換算が可能となる。
【0054】また、湿球温度設定手段は、室内空気の温
度値を設定する温度設定手段と室内空気の湿度値を設定
する湿度設定手段とを備えたので、素人でも設定しやす
く、利便性が増し、かつ温度、湿度の両面からユーザー
の快適性に資することが可能となる。
【0055】また、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、室
外熱交換器用送風機、室外熱交換器用送風機の回転数を
可変する室外熱交換器用送風機回転数可変手段、室外絞
り機構を有する室外機と、第1の室内熱交換器、第2の
室内熱交換器、第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換
器の間に設けられた室内絞り機構および再熱除湿用電磁
弁、室内の温湿度を検出する温湿度検出手段、室内の温
湿度を設定する温湿度設定手段を有する室内機とを備
え、圧縮機から吐出される冷媒を四方弁、室外熱交換
器、室外絞り機構、第1の室内熱交換器、第2の室内熱
交換器を通じて流し、温湿度検出手段により検出された
温湿度と温湿度設定手段により検出された温湿度設定値
の差に基づいて室外熱交換器用送風機回転数可変手段に
より室外熱交換器用送風機の回転数を制御するので、所
要の室内顕熱比SHF可変運転が可能となり、温度も湿
度も目標設定値に近づけることが可能となり、快適性が
向上できる。
【0056】また、室内機に第1の室内熱交換器への配
管温度を検出する第1の室内熱交換器配管温度センサー
と、第2の室内熱交換器への配管温度を検出する第2の
室内熱交換器配管温度センサーとを備え、温湿度検出手
段による温湿度、第1の室内熱交換器配管温度センサー
による第1の室内熱交換器への配管温度、第2の室内熱
交換器配管温度センサーによる第2の室内熱交換器への
配管温度により定まる顕熱比と温湿度設定手段による温
湿度設定値により定まる顕熱比設定値との差に基づいて
室外熱交換器用送風機回転数可変手段により室外熱交換
器用送風機の回転数を制御するので、除湿運転中の顕熱
比SHFが検知でき、所望のSHFに対し、室外熱交換
器用送風機回転数を上げるか下げるか判断でき、これに
よって、目的とするSHFを実現可能となり、温湿度共
快適となる。
【0057】また、温湿度設定値に対する室内温湿度の
変動範囲を複数のゾーンに分け、温湿度設定値と室内温
湿度の差が小さくなるように室外熱交換器用送風機の回
転数を制御し、室内温湿度を制御目標ゾーン内に設定す
るので、所要の室内SHF可変運転ができ、温度と湿度
の両目標値に近づけることが可能となり、快適性が向上
する。
【0058】また、室外熱交換器用送風機回転数可変手
段による室外熱交換器用送風機の回転数制御は、室外機
の電子部品を冷却する所定の回転数以上にするので、室
外機にある電子機器の冷却が実行でき、電子機器の性能
劣化を防止できる。
【0059】また、圧縮機から吐出された冷媒を第1の
室内熱交換器へ流入させる吐出バイパス弁を有するバイ
パス回路を備えたので、暖房ぎみ除湿を可能とし、室内
気温が低い条件においても快適な室内温湿度環境を実現
することができる。
【0060】また、第2室内熱交換器配管温度センサー
により検出される第2の室内熱交換器への配管温度によ
る冷凍サイクル蒸発温度の設定値を、顕熱比を低減する
所定の温度以上にするので、顕熱比の低減を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す空気調和装置
の冷媒回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す空気調和装置
の空気線図上の動作点を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す空気調和装置
の冷媒回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す空気調和装置
の再熱除湿運転を示すモリエル線図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す空気調和装置
の再熱除湿運転モード時の室内空気の状態を示す空気線
図である。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す空気調和装置
の室外熱交換器用送風機回転数に対する凝縮温度特性を
示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す空気調和装置
のSHFを変化させる原理図である。
【図8】 この発明の実施の形態2を示す空気調和装置
の制御フローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3を示す空気調和装置
の冷媒回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す空気調和装
置の吐出バイパス再熱除湿運転を示すモリエル線図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態4を示す空気調和装
置の空気線図上の運転ゾーン分布を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4を示す空気調和装
置のゾーン別運転モード判定方法のフロチャートであ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機、 2 インバーター、 3 室外マイコ
ン、 4 四方弁、 5室外熱交換器、 6 室外熱交
換器用送風機、 7 室外機熱交換器用送風機モータ
ー、 8 室外絞り機構、 9 室外機、 10 室内
熱交換器、 11室内熱交換器用送風機、 12 室内
マイコン、 13 リモコン、 14室内機、 15
室内吸込空気温度センサー、 16 室内吸込空気湿度
センサー、 17 設定温度、 18 設定湿度、 1
9 第1室内熱交換器配管温度センサー、 20 第2
室内熱交換器配管温度センサー、 21 再熱除湿用電
磁弁、 22 室内絞り機構、 23 第2室内熱交換
器、 24 第1室内熱交換器、 25 吐出バイパス
弁。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機を備え冷凍サイクルを形成し、前記
    圧縮機の回転速度を空気調和負荷に応じて変化させる空
    気調和装置において、 室内空気の湿球温度を検出する湿球温度検出手段と、 室内空気の湿球温度を設定する湿球温度設定手段とを備
    え、 前記湿球温度検出手段による湿球温度と前記湿球温度設
    定手段による湿球温度設定値の差に基づいて前記圧縮機
    の回転速度を制御することを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】前記湿球温度検出手段による室内湿球温度
    と前記湿球温度設定手段による湿球設定値との差の変動
    範囲を複数のゾーンに分け、同一ゾーン内での運転時間
    が所定値を超えた時、室内湿球温度と湿球設定値との差
    を小さくさせる回転速度に変えて前記圧縮機を運転し、
    室内湿球温度を制御目標ゾーン内に制御することを特徴
    とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】前記湿球温度検出手段は、 室内空気の温度を検出する温度センサーと、 室内空気の湿度を検出する湿度センサーとを備えたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】前記湿球温度設定手段は、 室内空気の温度値を設定する温度設定手段と、 室内空気の湿度値を設定する湿度設定手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    の空気調和装置。
  5. 【請求項5】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、室外熱交
    換器用送風機、室外熱交換器用送風機の回転数を可変す
    る室外熱交換器用送風機回転数可変手段、室外絞り機構
    を有する室外機と、 第1の室内熱交換器、第2の室内熱交換器、第1の室内
    熱交換器と第2の室内熱交換器の間に設けられた室内絞
    り機構および再熱除湿用電磁弁、室内の温湿度を検出す
    る温湿度検出手段、室内の温湿度を設定する温湿度設定
    手段を有する室内機とを備え、 前記圧縮機から吐出される冷媒を四方弁、室外熱交換
    器、室外絞り機構、第1の室内熱交換器、第2の室内熱
    交換器を通じて流す空気調和装置であって、 前記温湿度検出手段により検出された温湿度と前記温湿
    度設定手段により検出された温湿度設定値の差に基づい
    て前記室外熱交換器用送風機回転数可変手段により前記
    室外熱交換器用送風機の回転数を制御することを特徴と
    する空気調和装置。
  6. 【請求項6】前記室内機に前記第1の室内熱交換器への
    配管温度を検出する第1の室内熱交換器配管温度センサ
    ーと、前記第2の室内熱交換器への配管温度を検出する
    第2の室内熱交換器配管温度センサーとを備え、 前記温湿度検出手段による温湿度、前記第1の室内熱交
    換器配管温度センサーによる前記第1の室内熱交換器へ
    の配管温度、前記第2の室内熱交換器配管温度センサー
    による前記第2の室内熱交換器への配管温度により定ま
    る顕熱比と前記温湿度設定手段による温湿度設定値によ
    り定まる顕熱比設定値との差に基づいて前記室外熱交換
    器用送風機回転数可変手段により前記室外熱交換器用送
    風機の回転数を制御することを特徴とする請求項5記載
    の空気調和装置。
  7. 【請求項7】温湿度設定値に対する室内温湿度の変動範
    囲を複数のゾーンに分け、温湿度設定値と室内温湿度の
    差が小さくなるように前記室外熱交換器用送風機の回転
    数を制御し、室内温湿度を制御目標ゾーン内に設定する
    ことを特徴とする請求項5記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】前記室外熱交換器用送風機回転数可変手段
    による前記室外熱交換器用送風機の回転数制御は、室外
    機の電子部品を冷却する所定の回転数以上にすることを
    特徴とする請求項5又は請求項6又は請求項7記載の空
    気調和装置。
  9. 【請求項9】前記圧縮機から吐出された冷媒を前記第1
    の室内熱交換器へ流入させる吐出バイパス弁を有するバ
    イパス回路を備えたことを特徴とする請求項5又は請求
    項6又は請求項7又は請求項8記載の空気調和装置。
  10. 【請求項10】前記第2室内熱交換器配管温度センサー
    により検出される前記第2の室内熱交換器への配管温度
    による冷凍サイクル蒸発温度の設定値を、顕熱比を低減
    する所定の温度以上にすることを特徴とする請求項5又
    は請求項6又は請求項8又は請求項9記載の空気調和装
    置。
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CN107588503A (zh) * 2017-09-04 2018-01-16 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制空调的方法及装置、空调
WO2018094552A1 (en) * 2016-11-22 2018-05-31 City University Of Hong Kong A thermostat apparatus and a temperature regulation system
JP2020191827A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 有限会社 イチカワ 農業用ハウス内環境制御システム

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