JP2002081425A - 締結部材及び締結方法 - Google Patents

締結部材及び締結方法

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JP2002081425A
JP2002081425A JP2000267368A JP2000267368A JP2002081425A JP 2002081425 A JP2002081425 A JP 2002081425A JP 2000267368 A JP2000267368 A JP 2000267368A JP 2000267368 A JP2000267368 A JP 2000267368A JP 2002081425 A JP2002081425 A JP 2002081425A
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fastening
screw
fastened
thread
stud
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Akira Takabayashi
晃 高林
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、木レンガ等を使用しないでも内壁
面材等の壁面材を位置調整のうえ正確にしかも強固にス
タッドに締結でき、外部の影響により壁面材同士の隣接
面が不揃いとなってしまったり位置がずれてしまったり
することのない締結方法及びそれに用いられる締結部材
を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明に係るネジ1は、締結工具を係合す
るための係合部1bが形成された頭部1aから突出した
軸部1dが、元ネジ部1eと、元ネジ部1eよりも小径
でかつ頭部1aから遠い側に配された先ネジ部1fとを
有して段付形状とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の部材の締
結に用いられる締結部材及び締結方法に係り、特に壁面
材等の建築用材料の締結に用いられるネジ状の締結部材
及びその締結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、壁面材を固定する際には、木
レンガがよく用いられる。例えば特公昭63−5637
9号公報には、図9にその構造を水平断面で示すように
スタッド11に対し木レンガ15を介して内壁面材19
を固定する手段が開示されている。具体的には、スタッ
ド11にあらかじめスクリュー釘14によって固定され
た木レンガ15に対して、内壁面材19を、内壁用桟木
20を介してスクリュー釘21を用いて固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
63−56379号公報に開示のように木レンガを介し
て内壁面材をスタッドにネジで締結するような構造にお
いては、木レンガが木を材料としているので、木レンガ
自体の加工精度が低かったり、雨や大気中の湿度変化で
含有水分量が変化することによって木レンガが伸縮した
りしたときに、隣接する内壁面材同士の隣接面が不揃い
になってしまうという問題がある。
【0004】壁面材同士の隣接面が不揃いとなると商品
としての美観を損なって望ましくないばかりでなく、不
揃いとなった隣接面のすき間から内外壁で形成された空
間部22に水分や異物等が侵入してしまうという問題が
発生する場合もある。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みて為されたもの
で、木レンガ等を使用しないでも内壁面材等の壁面材を
位置調整のうえ正確にしかも強固にスタッドに締結で
き、外部の影響により壁面材同士の隣接面が不揃いとな
ってしまったり位置がずれてしまったりすることのない
締結方法及びそれに用いられる締結部材を提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の締結部材は、締結工具
を係合するための係合部が形成された頭部から、頭部よ
りも小径とされかつその外周表面に円周方向のネジ山が
形成された軸部が突出したネジ状の締結部材において、
軸部が、第1の螺合部と、第1の螺合部よりも小径でか
つ頭部から遠い側に配された第2の螺合部とを有して段
付形状とされていることを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、締結部材
が第1の螺合部と、第1の螺合部よりも小径でかつ頭部
から遠い側に配された第2の螺合部とを有して段付形状
とされているので、被締結部材を強固に信頼性高く締結
することができ、締結後の両被締結部材の相対位置ずれ
に対する強さ(以下、位置固定強度という)も強くする
ことができる。
【0008】請求項2に記載の締結部材は、請求項1に
記載の締結部材において、第1の螺合部の外周表面に形
成されたネジ山のピッチと第2の螺合部の外周表面に形
成されたネジ山のピッチとが、異なるピッチであること
を特徴とする。
【0009】請求項3に記載の締結部材は、請求項2に
記載の締結部材において、第1の螺合部の外周表面に形
成されたネジ山のピッチよりも第2の螺合部の外周表面
に形成されたネジ山のピッチの方が大きいことを特徴と
する。
【0010】請求項2及び3に記載の発明によれば、螺
合される被締結部材の厚さや材質に対応して、ネジピッ
チを選択することができる。また、第2の螺合部のネジ
ピッチを大きくして、仮止め時の螺合速度を高めて作業
の効率化を図り、第1の螺合部のネジピッチを小さくし
て、締結完了時の締結力を高めることもできて、位置固
定強度もさらに強くすることができる。さらに、2つの
被締結部材を密着性を高めて締結することができる。
【0011】請求項4に記載の締結方法は、請求項1乃
至請求項3に記載の締結部材を用いた締結方法におい
て、第1の被締結部材に、短辺の寸法が第1の螺合部の
径寸法よりも小さくかつ第2の螺合部の径寸法以上とさ
れて締結部材が挿入される長孔が形成され、締結部材の
第2の螺合部を第1の被締結部材の長孔に挿入しつつ第
2の被締結部材に螺合させ、第1の被締結部材と第2の
被締結部材とを位置調整したうえで締結部材を締め込ん
で第1の螺合部を第1の被締結部材及び第2の被締結部
材と螺合させて締結することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、第1の被
締結部材に長孔が形成されて第2の被締結部材に対して
位置調整可能となっているので、第1の被締結部材と第
2の被締結部材とを位置調整したうえで正確に信頼性高
く両被締結部材を締結することができる。さらに、長孔
の短辺寸法が第1の螺合部の径寸法よりも小さいので、
締結部材の締め込みに伴い長孔にはネジ溝が形成され、
締結後の位置固定強度も強い。
【0013】請求項5に記載の締結方法は、請求項4に
記載の締結方法において、第1の被締結部材が壁面固定
部材であって、第2の被締結部材がスタッドであること
を特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、木レンガ
等を使用せずに壁面材を位置調整のうえスタッドに締結
できるので、雨や大気の湿度変化等の外部の影響により
壁面材同士の隣接面が不揃いとなってしまったり位置が
ずれてしまったりすることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る締結部材の実
施の一形態を示す。締結部材1の頭部1aには、図示し
ない締結工具としてのスクリュードライバが係合するた
めの係合部としての十字穴1bが形成されている。頭部
1aの底面1cからは軸部1dが突出していて、軸部1
dの外周表面には後述するように2種類の円周方向のネ
ジ山1e’,1f’が形成されている。
【0016】軸部1dは、第1の螺合部としての元ネジ
部1eと第2の螺合部としての先ネジ部1fと先端部1
gとを有する。元ネジ部1eは頭部1aに近い側に配さ
れた略円柱形状部分で、その径寸法d1は頭部1aの外
径寸法dhよりも小さく、外周表面には第1の被締結部
材としての内壁固定部材と第2の被締結部材としてのス
タッドとに螺合して強固に締結するためのネジ山1e’
が形成されている。
【0017】先ネジ部1fは、元ネジ部1eよりも頭部
1aから遠い側に配された略円柱形状部分で、その径寸
法d2は元ネジ部1eの径寸法d1よりも小さい。よっ
て、軸部1dは、元ネジ部1eと先ネジ部1fとの連接
部分1hで段付形状となっている。先ネジ部1fの外周
表面には、元ネジ部1eのネジ山1e’よりもネジピッ
チの大きなネジ山1f’が形成されている。
【0018】本実施の形態においてはネジ1はタッピン
グネジであるので、先端部1gはドリル状となっていて
切削性を有し、また元ネジ部1e、先ネジ部1fにそれ
ぞれ形成されたネジ山1e’,1f’も切削性を有し
て、被締結部材にネジ溝を形成しつつ螺合していく。
【0019】図2は、建築ユニットに用いられる内壁固
定ピースとスタッドとの締結の様子を示す図であり、図
3はその締結の様子を詳細に示す詳細拡大図である。
【0020】図2において、符号2は第1の被締結部材
としての内壁固定ピース(壁面固定部材)であり、符号
3は第2の被締結部材としてのスタッドである。スタッ
ド3は、建築ユニットにおいて外壁面材と内壁面材とを
固定・保持するための金属製の保持部材であって、略コ
の字断面の棒状部材である。
【0021】内壁固定ピース2は、内壁面材をスタッド
に固定するためのもので、金属製の略コの字断面状部材
であり、図3に示すようにそのスタッド取付け面2aに
は長孔2bが形成されている。
【0022】この長孔2bは、内壁固定ピース2をスタ
ッド3に対し位置調整したうえで固定するためのもので
あり、その短辺の寸法Lは、元ネジ部1eの径寸法d1
よりも小さくかつ先ネジ部1fの径寸法d2以上とされ
ていて、その長辺の方向は図3中矢印A方向であり、寸
法は位置調整幅に必要な所望の寸法とされている。
【0023】内壁固定ピース2がスタッドに位置決めさ
れ、固定された後に、壁面材取付け面2cには図示しな
い内壁面材が取り付けられるが詳細は省略する。
【0024】次に、本実施の形態に係るネジ1を用いて
内壁固定ピース2とスタッド3とを締結する締結方法に
ついて、図4に示すフローチャート及び図5を用いて説
明する。
【0025】まずネジ1を、内壁固定ピース2のスタッ
ド取付け面2aに形成された長孔2bに先端部1gより
挿入する(S.1及び図5(a))。長孔2bの短辺寸
法Lは先ネジ部1fの径寸法d2以上とされているの
で、先ネジ部1fは長孔2bにスムーズに挿入できる。
【0026】次に内壁固定ピース2に挿入されたネジ1
を、スタッド3の側面3aに先端部1gよりねじ込みつ
つ挿入する(S.2及び図5(b))。側面3aには下
孔が形成されていないが、ネジ1はタッピングネジであ
り先端部1gや先ネジ部1fに形成されたネジ山1f’
は切削性を有しているので、図示しないスクリュードラ
イバを用いてネジ1の先端部1gを側面3aに付勢しつ
つねじ込むことにより、側面3aを切削してネジ孔3b
を形成しつつ螺合していくことができる(図5(c)も
参照)。
【0027】ここで先ネジ部1fのネジ山1f’のネジ
ピッチは大きいので、スタッド3との螺合速度は高く、
作業効率のよいものとなっている。
【0028】内壁固定ピース2とスタッド3とは後述す
るように位置調整を行うので、この時点ではまだネジ1
はスタッド3の下孔3bにわずかに螺合するだけにして
おき、内壁固定ピース2とスタッド3とを仮止めした状
態にしておく(S.3及び図5(c))。
【0029】続いて内壁固定ピース2とスタッド3との
位置調整を行う(S.4)。この位置調整は、内壁固定
ピース2に内壁面材を固定したときに、隣接する内壁面
材同士の隣接面が不揃いとならないようにするために行
うもので、図3中矢印A方向、すなわち図5における紙
面に垂直な方向に内壁固定ピース2を動かして内壁固定
ピース2とスタッド3との相対位置を変えつつ冶具等を
用いることにより行うが詳細は省略する。ネジ1は仮止
め状態なので、内壁固定ピース2はスタッド3に対し長
孔2bの長辺方向である図3中矢印A方向にスムーズに
移動できて容易に位置調整を行うことができる。
【0030】位置調整を行い、内壁固定ピース2とスタ
ッド3とが所望の相対位置関係となったら、ネジ1を締
め込んで内壁固定ピース2とスタッド3とを締結してい
く(S.5)。
【0031】このときネジ1の締め込みに伴ってスタッ
ド3にはさらに深くネジ孔3bが形成され、スタッド3
は先ネジ部1fとさらに深く螺合していき、内壁固定ピ
ース2に接触する。さらにネジ1を締めこんでいくと、
スタッド3が内壁固定ピース2を付勢し、内壁固定ピー
ス2が元ネジ部1eのネジ山1e’に螺合し始める。
【0032】ネジ1の元ネジ部1eの径寸法d1は長孔
2bの短辺寸法Lよりも大きいので、元ネジ部1eのネ
ジ山1e’は長孔2bに対してネジ溝を形成していきな
がら、内壁固定ピース2と螺合していく。同時に、先ネ
ジ部1fのネジ山1f’により付勢されつつ、内壁固定
ピース2と接触したまま、スタッド3も元ネジ部1eの
ネジ山1e’と螺合し始める。
【0033】ここで、先ネジ部1fのネジ山1f’のネ
ジピッチが元ネジ部1eのネジ山1e’のネジピッチよ
りも大きくされているので、スタッド3は内壁固定ピー
ス2に接触して付勢した状態を保ちつつ、良好に密着し
たまま螺合は進行していく。
【0034】このようにしてネジ1を締め込んでいくこ
とにより、内壁固定ピース2及びスタッド3は最終的に
ネジ1の元ネジ部1eのネジ山1e’に螺合することに
なる。
【0035】ネジ1の頭部1aの底面1cを内壁固定ピ
ース2に接触させ、所定の締め付けトルクでネジ1を締
め込むと締結は完了する(S.6及び図5(d))。こ
のとき、ネジ1の締め付けトルクにより発生する締結力
により、内壁固定部材2とスタッド3とは強固に締結さ
れ、位置固定強度が強いものとなっているので、外力等
により位置ずれが発生することはない。元ネジ部1eの
ネジ山1e’のネジピッチは先ネジ部1fのネジ山1
f’のネジピッチよりも小さくされていて、締結完了時
の締結力が強いものとなっている。
【0036】また、図6にその詳細を示すように、内壁
固定ピース2の長孔2bにも元ネジ部1eのネジ山1
e’によりネジ溝が形成され、その部分の長孔2bの短
辺寸法が他の部分の短辺寸法よりも大きくなるので、こ
の部分がネジ山1e’と螺合することにより、締め付け
トルクによる締結力のみの場合よりもさらに強固な位置
固定ができ、位置固定強度が強いものとなっている。
【0037】元ネジ部1eと先ネジ部1fとには、内壁
固定ピース2及びスタッド3の材質や厚さ、仮止め時の
作業効率、締結完了時の必要締結力等、種々の条件を考
慮して、それぞれ最適なネジピッチでネジ山1e’,1
f’が形成されている。
【0038】本実施の形態においては、元ネジ部1eの
ネジ山1e’のネジピッチよりも、先ネジ部1fのネジ
山1f’のネジピッチの方が大きく形成されているの
で、締結完了時に内壁固定ピース2とスタッド3とが浮
いてしまったりすることなく、しっかり密着して充分な
締結力で締結される。
【0039】さらに、このようなネジ1と内壁固定ピー
ス2を用いてスタッドに内壁面材を固定することによ
り、木レンガや桟木等の部材を用いなくてすむので、雨
や大気の湿度変化等の外部の影響により壁面材同士の隣
接面が不揃いとなってしまったり位置がずれてしまった
りするのを防止することができる。
【0040】なお、本実施の形態においては、締結部材
としてのネジ1の元ネジ部1e及び先ネジ部1fを円柱
形状としたが、図7に示すように、元ネジ部1e及び先
ネジ部1fを、外周面に傾斜を有するテーパ状としても
よい。それにより、それぞれのネジ山1e’及び1f’
が有する切削性がさらに向上して、より容易に締結を行
うことができる。
【0041】また、本実施の形態においては、スタッド
3の側面3aには、あらかじめ下孔をあけずに、直接ネ
ジ1の先端部1gの切削性を利用してネジ孔3bの形成
を行ったが、スタッド3の側面3aにあらかじめ先ネジ
部1fの外径よりも小さな径の下孔を形成しておいても
よいし、図8に示すようなネジ孔3b’をあらかじめ形
成しておいてもよい。
【0042】このように、あらかじめ下孔やネジ穴3
b’を形成しておくことにより、ネジ1を締めこむ際
に、ネジ1が倒れたりすることなく確実に締結を行うこ
とができ、また締め付けトルクの低減を図ることがで
き、作業性を向上させることができる。さらに、ネジ孔
3b’をあらかじめ形成しておいた場合には、ネジ1の
先端部1gと先ネジ部1fのネジ山1f’とに切削性を
付与する必要がなくなり、ネジ1の着脱を繰り返し行っ
たときのネジ穴3b’のネジ溝の磨耗を低減することも
できる。
【0043】なお、本実施の形態においては、ネジ1の
頭部1aに形成された係合部がプラスドライバと係合す
るための十字穴1bとされているが、係合部としてマイ
ナスドライバと係合するためのすりわりが形成されてい
ても、六角レンチと係合するための六角穴が形成されて
いてもよいし、スパナと係合するために頭部1aの外周
が六角形とされていてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、木レンガ等を使用せず
に壁面材を位置調整のうえスタッドに正確にかつ強固に
締結できるので、雨や大気の湿度変化等の外部の影響に
より壁面材同士の隣接面が不揃いとなってしまったり位
置がずれてしまったりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る締結部材を示す二面
図である。
【図2】図1に示す締結部材を用いた締結方法を説明す
る図であって、内壁固定ピースとスタッドの締結の様子
を示す図である。
【図3】内壁固定ピースとスタッドとの締結の様子を詳
細に示す詳細拡大図である。
【図4】本発明に係る締結方法を説明するフローチャー
トである。
【図5】本発明に係る締結方法を説明する断面図であ
り、(a)はネジを内壁固定ピースの長孔に挿入した様
子を示し、(b)はネジをさらにスタッドにねじ込んだ
様子を示し、(c)はネジをスタッドに螺合させ仮止め
状態とした様子を示し、(d)は締結が完了した様子を
示す。
【図6】内壁固定ピースの長孔に、ネジ溝が形成された
様子を示す図である。
【図7】本発明に係る締結部材の他の実施の形態を示す
側面図である。
【図8】本発明に係る締結方法の他の実施の形態を示す
断面図であり、あらかじめスタッドにネジ孔が形成され
ている場合を示す図である。
【図9】従来の壁面材の締結構造を示す水平方向断面図
である。
【符号の説明】
1…ネジ(締結部材) 1a…頭部 1b…十字穴(係合部) 1c…底面 1d…軸部 1e…元ネジ部(第1の螺合部) 1f…先ネジ部(第2の螺合部) 1e’,1f’…ネジ山 1g…先端部 1h…連接部分 2…内壁固定ピース(第1の被締結部材) 2a…スタッド取付け面 2b…長孔 2c…壁面材取付け面 3,11…スタッド(第2の被締結部材) 3a…側面 3b,3b’…ネジ孔 14,21…スクリュー釘 15…木レンガ 19…内壁面材 20…内壁用桟木 22…空間部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】締結工具を係合するための係合部が形成さ
    れた頭部から、該頭部よりも小径とされかつその外周表
    面に円周方向のネジ山が形成された軸部が突出したネジ
    状の締結部材において、 前記軸部が、第1の螺合部と、該第1の螺合部よりも小
    径でかつ前記頭部から遠い側に配された第2の螺合部と
    を有して段付形状とされていることを特徴とする締結部
    材。
  2. 【請求項2】前記第1の螺合部の外周表面に形成された
    ネジ山のピッチと前記第2の螺合部の外周表面に形成さ
    れたネジ山のピッチとが、異なるピッチであることを特
    徴とする請求項1に記載の締結部材。
  3. 【請求項3】前記第1の螺合部の外周表面に形成された
    ネジ山のピッチよりも前記第2の螺合部の外周表面に形
    成されたネジ山のピッチの方が大きいことを特徴とする
    請求項2に記載の締結部材。
  4. 【請求項4】第1の被締結部材に、短辺の寸法が前記第
    1の螺合部の径寸法よりも小さくかつ前記第2の螺合部
    の径寸法以上とされて前記締結部材が挿入される長孔が
    形成され、 前記締結部材の前記第2の螺合部を前記第1の被締結部
    材の前記長孔に挿入しつつ第2の被締結部材に螺合さ
    せ、 前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材とを位置
    調整したうえで前記締結部材を締め込んで前記第1の螺
    合部を前記第1の被締結部材及び前記第2の被締結部材
    と螺合させて締結することを特徴とする請求項1乃至請
    求項3に記載の締結部材を用いた締結方法。
  5. 【請求項5】前記第1の被締結部材が壁面固定部材であ
    って、前記第2の被締結部材がスタッドであることを特
    徴とする請求項4に記載の締結方法。
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