JP2002080614A - 熱可塑性樹脂フィルム、液晶表示素子基板用熱可塑性樹脂フィルム、液晶表示素子基板、および熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルム、液晶表示素子基板用熱可塑性樹脂フィルム、液晶表示素子基板、および熱可塑性樹脂フィルムの製造方法

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JP2002080614A
JP2002080614A JP2001134913A JP2001134913A JP2002080614A JP 2002080614 A JP2002080614 A JP 2002080614A JP 2001134913 A JP2001134913 A JP 2001134913A JP 2001134913 A JP2001134913 A JP 2001134913A JP 2002080614 A JP2002080614 A JP 2002080614A
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film
resin film
liquid crystal
crystal display
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JP2001134913A
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English (en)
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Iwao Okazaki
巌 岡崎
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Yutaka Harada
裕 原田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶表示素子基板として好適な平面性、光学特
性、耐熱性を有する液晶表示素子基板用に好適な熱可塑
性樹脂フィルムを提供する。 【解決手段】ガラス転移点が150℃以上の熱可塑性樹
脂Aからなるフィルムであって、そのフィルム厚さが1
00μm以上、レターデーションが20nm以下であ
り、エンタルピー緩和温度が140〜200℃、エンタ
ルピー緩和量が0.01〜2.0kJ/molであるこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂フィ
ルム、液晶表示素子基板用熱可塑性樹脂フィルム、液晶
表示素子基板および熱可塑性樹脂フィルムの製造方法に
関し、詳しくは、本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、表
面が平滑でかつ液晶表示素子基板として用いる際の欠陥
が少ない液晶表示素子基板用に好適な熱可塑性樹脂フィ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス転移温度が高く、光学特性
に優れる熱可塑性樹脂が工業的に様々な分野に応用展開
され、特に最近、光学特性を生かした液晶表示素子、特
に液晶表示素子基板への展開が検討されている。昨今、
軽い、割れないという特性を生かし携帯型の情報端末の
液晶表示素子への展開がなされており、カラー表示でき
る液晶表示素子基板が求められている。
【0003】このような熱可塑性樹脂を液晶表示素子基
板に用いる場合、従来用いられているガラスの特長と同
様の特性が要求される。すなわち、無色透明、高光線透
過率などの光学特性、透明電極や配向膜の積層などの工
程に耐えることができる耐熱性、さらには熱寸法安定性
などである。これらの特性は、樹脂本来の特性に起因す
るものが多く、光学特性、耐熱性、熱寸法安定性に優れ
る樹脂が種々開発されてきた。それらは、例えば、ノル
ボルネン系ポリマー(米国特許第2883372号明細
書、特開平1−14738号公報等)やジシクロペンタ
ジエンの開環重合体(特公昭58−43412号公報、
特開平63−218727号公報等)の脂環式ポリオレ
フィンである。これらの樹脂は、ガラス転移点も高く無
色透明で高光線透過率であるため液晶表示素子基板とし
ては好適である。
【0004】しかしながら、カラー表示する際は、液晶
表示素子基板上に形成される透明電極の低抵抗化が必要
であり、そのための熱寸法安定性が必要である。つま
り、熱寸法安定性が不足すると、これらの樹脂を溶融製
膜した厚さ100μm以上のフィルムを液晶表示素子基
板として用いる場合、透明電極形成後に透明電極が剥離
したり、低抵抗化が実現されないという問題が生じてい
た。さらに、樹脂を連続製膜し巻き取った際にフィルム
厚みが厚い場合には、巻き癖がつく、つまりフィルムが
カールするという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、液晶
表示素子基板として好適な平面性、光学特性、耐熱性を
有する液晶表示素子基板用に好適な熱可塑性樹脂フィル
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の熱可
塑性樹脂フィルムは、ガラス転移点が150℃以上の熱
可塑性樹脂Aからなるフィルムであって、該フィルム厚
さが100μm以上、レターデーションが20nm以下
であり、エンタルピー緩和温度が140〜200℃、エ
ンタルピー緩和量が0.01〜2.0kJ/molであ
ることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムである。
【0007】さらに、本発明は、ガラス転移点が150
℃以上の熱可塑性樹脂Aの少なくとも片面に熱可塑性樹
脂Bを剥離可能な状態で溶融共押出により積層した後、
該熱可塑性樹脂Bを剥離することにより、フィルム厚さ
が100μm以上、レターデーションが20nm以下で
あり、エンタルピー緩和温度が140〜200℃、エン
タルピー緩和量が0.01〜2.0kJ/molのフィ
ルムとすることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製
造方法であり、また、本発明は、熱可塑性樹脂Aの少な
くとも片面にガスバリア層、および/または、ハードコ
ート層をこの順に設けた後、シート状に切断し、ガラス
転移点以下でエージングすることを特徴とする液晶表示
素子基板用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法である。
【0008】本発明の上記熱可塑性樹脂フィルムは、液
晶表示素子基板用として好適であり、当該熱可塑性樹脂
フィルムを用いて液晶表示素子基板を得ることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における熱可塑性樹脂A
は、主として、液晶表示素子基板として用いられるため
に、ガラス転移点が150℃以上であることが必要であ
り、好ましくは170℃以上、さらに好ましくは230
℃以上である。熱可塑性樹脂の場合、構造にもよるが、
通常、およそ300℃くらいが上限である。ガラス転移
温度が150℃未満では液晶表示素子の製造工程内、例
えば、透明電極や配向膜の作成工程でフィルムが変形す
る問題が生ずる。
【0010】熱可塑性樹脂Aとしては、脂環ポリオレフ
ィン、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリエーテルサ
ルホン、ポリカーボネートなどが用いられるが、光学特
性の点で脂環式ポリオレフィンが好ましい。脂環式ポリ
オレフィンの具体例としては、下記一般式[化1]およ
び/または一般式[化2]で表される構成単位を有する
ポリマーを挙げることができる。 [化1]
【0011】
【化1】 (ただし、式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、水素、炭
化水素残基またはハロゲン、エステル、ニトリル、ピリ
ジルなどの極性基でそれぞれ同一または異なっていても
よく、R1 、R2 とR3 、R4 は互いに環を形成しても
よい。mは正の整数である。n、qは0または正の整数
である。) [化2]
【0012】
【化2】 (ただし、式中、R5 、R6 、R7 、R8 は、水素、炭
化水素残基またはハロゲン、エステル、ニトリル、ピリ
ジルなどの極性基でそれぞれ同一または異なっていても
よく、R5、R6とR7、R8は互いに環を形成しても
よい。kは正の整数である。l、pは0または正の整数
である。) 上記一般式[化1]で表される構成単位を有するポリマ
ーは、単量体としては、例えば、ノルボルネン、および
そのアルキルおよび/またはアルキリデン置換体、例え
ば、5−メチル−2−ノルボルネン、5、6ジメチル−
2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、5
−ブチル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン等:ジシクロペンタジエン、2、3−ジヒド
ロジシクロペンタジエン、これらのメチル、エチル、プ
ロピル、ブチル等のアルキル置換体、およびハロゲン等
の極性基置換体:ジメタノオクタヒドロナフタレン、そ
のアルキルおよび/またはアルキリデン置換体、および
ハロゲン等極性基置換体、例えば、6−メチル−1、
4:5、8−ジメタノ−1、4、4a、5、6、7、
8、8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチル−1、
4:5、8−ジメタノ1、4、4a、5、6、7、8、
8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリデン−1、
4:5、8−ジメタノ−1、4、4a、5、6、7、
8、8a−オクタヒドロナフタレン、6−クロロ−1、
4:5、8−ジメタノ−1、4、4a、5、6、7、
8、8a−オクタヒドロナフタレン、6−シアノ−1、
4:5、8−ジメタノ−1、4、4a、5、6、7、
8、8a−オクタヒドロナフタレン、6−ピリジル−
1、4:5、8−ジメタノ−1、4、4a、5、6、
7、8、8a−オクタヒドロナフタレン、6−メトキシ
カルボニル−1、4:5、8−ジメタノ−1、4、4
a、5、6、7、8、8a−オクタヒドロナフタレン
等:シクロペンタジエンの3〜4量体、例えば、4、
9:5、8−ジメタノ−3a、4、4a、5、8、8
a、9、9a−オクタヒドロ−1H−ベンゾインデン、
4、11:5、10:6、9−トリメタノ−3a、4、
4a、5、5a、6、9、9a、10、10a、11、
11a−ドデカヒドロ−1H−シクロペンタアントラセ
ン等を1種または2種以上使用し、公知の開環重合方法
により重合して得られる開環重合体を通常の水素添加方
法により水素添加して製造されるポリマーである。
【0013】目的とする開環重合体水素添加物(飽和ポ
リマー)のガラス転移温度を150℃とするには、これ
らのノルボルネン系モノマーの中でも4量体または5量
体のものを使用するか、これらを主成分とし、2環体や
3環体のモノマーと併用することが好ましい。特に複屈
折の点で、4環体の低級アルキル置換体またはアルケニ
ル置換体を主成分とすることが好ましい。
【0014】また、上記一般式[化2]で表される構造
単位を有するポリマーは、単量体として、前記のごとき
ノルボルネン系モノマーの1種以上と、エチレンを公知
の方法により付加重合して得られるポリマーおよび/ま
たはその水素添加物であって、いずれも飽和ポリマーで
ある。
【0015】また、脂環式ポリオレフィンは、上記一般
式[化1]および/または一般式[化2]で表される構
成単位を有するポリマーの製造工程で、分子量調節剤と
して、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンなどの
α−オレフィンを介在させたり、あるいはシクロプロペ
ン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロへプテン、
シクロオクテン、5、6−ジヒドロシクロペンタジエン
等のシクロオレフィンなどの他のモノマー成分を少量成
分として添加することにより共重合したポリマーであっ
てもよい。これら脂環式ポリオレフィンとしては、JS
R(株)のアートン(商品名)、日本ゼオン(株)のゼ
オノアおよびゼオネックス(商品名)、三井化学(株)
のアペル(登録商標)などが好ましく例示される。
【0016】これら脂環式ポリオレフィンの分子量の範
囲は、シクロヘキサンを溶媒とするGPC(ゲル・パー
ミエーション・クロマトグラフィー)分析により測定し
た数平均分子量が1〜30万、好ましくは2〜20万で
ある。また、分子鎖中に残留する不飽和結合を水素添加
により飽和させる場合には、水添率は90%以上が好ま
しく、95%以上がより好ましく、99%以上がさらに
好ましい。飽和重合体であることにより、熱寸法安定性
が改良される。
【0017】本発明における脂環式ポリオレフィンの好
適な溶融粘度としては、剪断速度100(sec-1)、2
80℃の条件で好ましくは1.5×104poise以下、よ
り好ましくは1.0×104poise以下、さらに好ましく
は0.8×104poise以下の場合の特に特性が良好とな
る。
【0018】本発明で用いられる脂環式ポリオレフィン
は、1種のみを用いてもよく、また2種以上を用いても
よい。また、同一種でも分子量が異なるものをブレンド
してもよい。また本発明で用いられる脂環式ポリオレフ
ィンには、酸化防止剤や帯電防止剤、滑剤、界面活性剤
あるいは紫外線吸収剤等を添加してもよい。
【0019】本発明においては、熱可塑性樹脂Aからな
るフィルムの厚さは100μm以上である。100μm
未満であると、フィルムの剛性が小さいために液晶表示
素子の製造工程でフィルムが変形し、熱寸法安定性が得
られず、液晶表示素子の製造が困難になる。フィルム厚
さは、品質上問題なく、通常、工業的に作成できる上限
としておよそ2000μmくらいである。フィルム厚み
を制御する方法としては、種々公知の方法を用いること
ができるが、ポリマー配管途中に計量ポンプ(具体的に
はギアポンプ等)を設置するのが一般的である。
【0020】また、熱可塑性樹脂Aからなるフィルムの
レターデーションは20nm以下である。レターデーシ
ョンは好ましくは15nm以下、より好ましくは10n
m以下、さらに好ましくは5nm以下である。レターデ
ーションを上記範囲にすることにより、カラー表示でき
る液晶表示素子基板として用いた場合でも、無色透明性
が維持できるので好ましい。レターデーションの下限は
0nmであり、これが目標である。レターデーションの
意味するところは、屈折率の面内異方性であり、面内で
直交する方向の屈折率の差とフィルム厚みの積で定義さ
れる。
【0021】上記の低レターデーション化は、フィルム
を作成した後、エージング処理することでも達成するこ
とができる。エージング条件としては、例えば、好まし
くは(ガラス転移点−50℃)〜ガラス転移温度の範
囲、より好ましくは(ガラス転移温度−30℃)〜(ガ
ラス転移点−5℃)の範囲で、好ましくは30分以上、
より好ましくは2時間以上120時間以下、さらに好ま
しくは2時間以上96時間以下を例示することができ
る。
【0022】このエージング処理は、低レターデーショ
ン化だけでなく、ロール状に巻いたときにつく巻き癖を
緩和するためにも有効である。
【0023】本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造過程
において、熱可塑性樹脂Aからなるフィルムの少なくと
も片面に熱可塑性樹脂Bからなるフィルムが剥離可能な
状態で積層されていることが好ましい。熱可塑性樹脂A
は、溶融時の粘度が高いため溶融製膜で厚いフィルムを
製膜するとレターデーションが大きくなり易いが、溶融
時の流れ解析から熱可塑性樹脂Bからなるフィルムを積
層することによりレターデーションを小さくすることが
できる。さらに、口金スジやゴミの付着などの表面欠点
も防止することができる。 熱可塑性樹脂Aからなるフ
ィルムと熱可塑性樹脂Bからなるフィルムを積層する方
法は、溶融時に口金内、またはアダプター内で積層し、
共押出しすることが好ましい。溶融共押出ししたポリマ
ーを安定してキャストするために、フィルム端部を除い
て熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Bは幅方向に均一に積
層されていることが好ましい。熱可塑性樹脂Bからなる
フィルムの厚さは、レターデーションと低抵抗化の点か
ら、2μm以上が好ましく、10μm以上がより好まし
い。通常用いられる厚さとしては、フィルムの剛性等々
を勘案して、100μmが上限である。
【0024】上述のとおり、本発明では、熱可塑性樹脂
Aと熱可塑性樹脂Bからなるフィルムが剥離可能な状態
で積層されていることが好ましい。そのため、熱可塑性
樹脂Bと熱可塑性樹脂Aのフィルムの剥離力は100g
/cm未満、0.05g/cm以上が好ましく、50g
/cm未満、0.2g/cm以上がより好ましい。剥離
力が100g/cm以上では、熱可塑性樹脂Bを容易に
剥離することができず、一方0.05g/cm未満では
製膜行程で剥離してしまう。剥離力は、用いた積層部樹
脂の結晶性や結晶化度により異なる。
【0025】本発明で用いられる熱可塑性樹脂Bは特に
限定されないが、熱可塑性樹脂Aとの剥離性の点でポリ
エステルが好ましく用いられる。ポリエステルの中で
も、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリエチレンイソフタレート、ポリプロピレン
テレフタレートを主要成分としているポリエステルがよ
り好ましく、ポリエチレンテレフタレートを主要成分と
していることが最も好ましい。
【0026】主要成分とは80重量%以上であることを
示し、20重量%未満であれば第3成分が共重合されて
いても、ブレンドされていても良い。共重合成分として
用いられるジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、2、6−ナフタレンジカルボン酸、アジ
ピン酸、トリメチルアジピン酸、セバシン酸、マロン
酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタール酸、ピメ
リン酸、2、2−ジメチルグルタール酸、アゼライン
酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、1、3−シ
クロペンタンジカルボン酸、1、2−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1、4−シクロヘキサンジカルボン酸、
1、4−ナフタール酸、ジフェニン酸、4、4’−オキ
シ安息香酸および2、5−ナフタレンジカルボン酸など
を用いることができる。
【0027】これらのうちイソフタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ジフェニル
エタンジカルボン酸が好ましい。共重合として用いられ
るジオール成分としては、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、1、3−プロ
パンジオール、1、3−ブタンジオール、1、4−ブタ
ンジオール、1、5−ペンタンジオール、1、6−ヘキ
サンジオール、1、7−ヘプタンジオール、1、8−オ
クタンジオール、1、9−ノナンジオール、1、10−
デカンジオール、2、4−ジメチル−2−エチルヘキサ
ン−1、3−ジオール、ネオペンチルグリコール、2−
エチル−2−ブチル−1、3−プロパンジオール、2−
エチル−2−イソブチル−1、3−プロパンジオール、
3−メチル−1、5−ペンタンジオール、2、2、4−
トリメチル−1、6−ヘキサンジオール、1、2−シク
ロヘキサンジメタノール、1、3−シクロヘキサンジメ
タノール、1、4−シクロヘキサンジメタノール、2、
2、4、4−テトラメチル−1、3−シクロブタンジオ
ール、4、4’−チオジフェノール、ビスフェノール
A、4、4’−メチレンジフェノール、4、4’−(2
−ノルボルニリデン)ジフェノール、4、4’−ジヒド
ロキシビフェノール、o−、m−、およびp−ジヒドロ
キシベンゼン、4、4’−イソプロピリデンフェノー
ル、4、4’−イソプロピリデンビス(2、6−ジクロ
ロフェノール)、2、5−ナフタレンジオール、p−キ
シレンジオール、シクロペンタン−1、2−ジオール、
シクロヘキサン−1、2−ジオール、シクロヘキサン−
1、4−ジオールなどを用いることができる。これらの
うち、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノールが好ましく用いられ
る。
【0028】また、ジカルボン酸成分、ジオール成分の
他にp−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等が共重
合されていても良く、さらに、これらは線状構造である
が、3価以上のエステル形成成分を用いて分枝状ポリエ
ステルとすることもできる。さらにブレンド物として
は、上記ポリエステル、共重合ポリエステル、ポリカー
ボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂等を
挙げることができる。
【0029】本発明において熱可塑性樹脂Bとして用い
られるポリエステルの固有粘度は、好ましくは0.65
dl/g以上、より好ましくは0.7dl/g以上であ
る。この範囲で溶融時の流れ性が改良されレターデーシ
ョンが小さくなり、またフィルム端部への回り込みが押
さえられ均一な積層フィルムが得られる。固有粘度の通
常の上限は1.8dl/g程度である。
【0030】本発明に用いる熱可塑性樹脂Bには、不活
性粒子を添加してもよく、不活性粒子としては、シリ
カ、アルミナ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫
酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン
などの無機粒子および有機高分子粒子(例えば架橋ポリ
スチレン粒子、アクリル粒子)などが挙げられる。さら
に必要に応じて難燃剤、熱安定剤、可塑剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステ
ル、ワックス等の有機滑剤等を配合しても良く、これら
2種以上を併用しても良い。
【0031】本発明で用いられる熱可塑性樹脂Aは、エ
ンタルピー緩和温度が140〜200℃、好ましくは1
45〜190℃で、エンタルピー緩和量が0.01〜
2.0kJ/mol、好ましくは0.02〜1.5kJ
/mol、さらに好ましくは0.05〜1.0kJ/m
olである。熱可塑性樹脂Aは、ガラス転移温度以下の
温度でポリマー中の非晶部が緩和現象を起こすが、エン
タルピー緩和量が0.01kJ/mol未満では非晶構
造の緩和現象が不足するため、熱寸法安定性が得られな
い。また、緩和量が1.0kJ/molを超える量を達
成するためには、実際上、エージング処理等が必要以上
に長時間化する問題がある。エントロピー緩和について
は、エージング温度がガラス転移温度に接近しているほ
ど、高速緩和する。
【0032】次に、本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製
造方法について述べるが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0033】熱可塑性樹脂Aから、水分、揮発物、分解
物などの分子量100未満の低分子量物の含有量を好ま
しくは0.05重量%以下にした後、押出機に供給して
溶融する。一方、熱可塑性樹脂Bも水分などの低分子量
物を除外した後、別の押出機に供給して溶融し、上記熱
可塑性樹脂A融体と複合口金内またはアダプター内で積
層する。この際、溶融時の流れ解析からレターデーショ
ンを小さくするために、熱可塑性樹脂Aの両面に熱可塑
性樹脂Bを積層することが好ましい。熱可塑性樹脂口金
リップより溶融シートを吐出させ、冷却ドラムに密着さ
せてキャストシートを得る。キャスト方式はニップロー
ル方式、カレンダー方式、静電印加密着方式、エアーナ
イフ方式、エアーチャンバー方式などを用いることがで
き、本発明の場合、ニップロール方式が好ましい。ま
た、ドラム材質はクロムメッキ、またはステンレスから
なる表面粗さRmaxが0.2μm以下のドラムを用いる
ことが好ましい。また、ドラムの表面温度は特に限定し
ないが熱可塑性樹脂Bの結晶性とドラムとの密着性、さ
らには熱可塑性樹脂Aの光学特性によるが、20〜18
0℃、好ましくは40〜150℃のものがよく用いられ
る。また、ドラフト比(口金吐出間隙/固化フィルム厚
み比)は20以下好ましくは10以下と小さい方が光学
的に等方なフィルムとなるので好ましい。
【0034】本発明で得られた熱可塑性樹脂フィルム上
に、必要に応じ、公知の方法でガスバリア層、ハードコ
ート層、易接着層を形成した後、透明電極を形成し、液
晶表示素子基板として用いる。
【0035】ガスバリア層としては、特に限定されない
が、ポリビニルアルコール膜やシリカ膜、アルミナ膜な
どの透明蒸着層をコーティングしてもよいが、なかで
も、ガスバリア性は耐湿性、耐アルカリ性、耐酸性等の
特性が必要なために、有機高分子化合物に平均粒径5〜
25nm程度のシリカなどの無機物を大量に添加し、し
かもその有機高分子層を熱や電子線で架橋処理したり、
透明蒸着層の上に該有機高分子架橋層を積層することが
好ましい。なお、微粒子としては特に限定されないが、
シリカゾル、酸化アンチモンゾル、チタニアゾル、アル
ミナゾル、ジルコニアゾル、酸化タングステンゾルなど
が好ましく例示され、その粒子の平均粒径としては、透
明性の求められる用途では1〜300nm、好ましくは
5〜100nm、さらに好ましくは10〜50nmであ
る。これら粒子の添加含有量としては、10〜85重量
%、好ましくは35〜70重量%の範囲が好ましい。こ
れらの層に界面活性剤を添加してもよい。
【0036】次いで、このガスバリア膜の上にハードコ
ート膜をコーティングする。その場合、有機高分子化合
物としては、特に限定されないが、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、お
よびそれらの変性体などが好ましく例示され、それに平
均粒径10〜50nm程度のシリカなどの無機酸化物を
50〜85重量%程度添加したものに、必要に応じ架橋
剤としてアルミニウムキレート化合物で代表される触媒
などを添加した水/アルコール分散液をコーティング
後、熱や電子線、放射線などで架橋させ、3H以上のハ
ードコート層を形成する。
【0037】これらの層を設けた後、シート状(例え
ば、正方形30cm×30cm)に切断し、上記方法で
ガラス転移点以下で適当な荷重をかけた状態でエージン
グすることは、巻き癖の解消や分子配向の緩和、または
耐熱性向上のために特に好ましい。かくして、本発明の
液晶表示素子基板用熱可塑性樹脂フィルムを得る。
【0038】[特性の評価方法]本発明における特性値
の測定方法、並びに評価方法は次のとおりである。
(1)レターデーション ナトリウムD線(589nm)を光源として直交ニコルを
備えた偏光顕微鏡に試料フィルム面が光軸と垂直になる
ように置き、試料フィルムの複屈折nにより生じたレタ
ーデーションRdをコンペンセーターの補償値から求め
た。
【0039】(2)表面粗さ 小坂研究所製3次元微細形状測定器(ET−30HK)
を用いて、中心線平均粗さRa、Rmaxを測定した。
測定条件は下記のとおりである。20回の測定の平均値
をもって値とした。 触針先端半径:2μm 触針加重 :16mg 測定面積 :0.3mm2 カットオフ :0.25mm (3)積層厚さ、フィルム厚さ 積層フィルムを剥離した後、それぞれの厚さをダイヤル
ゲージで測定した。
【0040】(4)固有粘度 オルトクロロフェノール中、25℃で測定した溶融粘度
から次式で計算される値を用いた。すなわち、ηsp/C
=[η]+2K[η]C(ここで、ηsp=(溶液粘度/
溶媒粘度)−1、Cは溶媒100mlあたりの溶解ポリ
マー重量(g/100ml)、Kはハギンス定数(0.
343))。また、溶液粘度と溶媒粘度は、オストワル
ド粘度計にて測定した。
【0041】(5)ガラス転移温度、エンタルピー緩和
温度 示差走査熱量計として、セイコー電子工業(株)製DS
C(RDC220)、データ解析装置として同社製ディ
スクステーション(SSC/5200)を用いて、約5
mgをアルミパンに装着したサンプルを、300℃で5
分間保持し液体窒素で急冷した後、昇温速度20℃/m
inで測定した。
【0042】ガラス転移温度は、ガラス転移の中点の温
度を、エンタルピー緩和温度はエンタルピー緩和ピーク
の温度とした。また、エンタルピー緩和量はエンタルピ
ー緩和ピーク面積から求めた。
【0043】(6)熱寸法安定性(熱的寸法変化開始温
度) TMAを用い、30℃から300℃まで20℃/分で昇
温し、横軸に温度、縦軸に寸法変化をプロットしたと
き、ガラス転移温度以下の直線からずれる点を熱的寸法
変化開始温度として求めた。
【0044】(7)巻き癖量 フィルムサンプルサイズ300mm×300mm、厚み
0.4μmでそり1mm以下を○、それを超えるものを
×とした。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。
【0046】(実施例1)熱可塑性樹脂Aとして脂環式
ポリオレフィン(日本ゼオン(株)製「ゼオノア」(商
品名)、ガラス転移点163℃)を用い、130℃で4
時間真空乾燥した後、押出機Aに供給し280℃で溶融
させた。
【0047】一方、熱可塑性樹脂Bとして、ポリエチレ
ンテレフタレート(固有粘度1.4dl/g)を用い、
180℃で6時間真空乾燥した後、押出機Bに供給し2
80℃で溶融し、押出機Aから供給される熱可塑性樹脂
Aとアダプター内にて3層積層(熱可塑性樹脂B/熱可
塑性樹脂A/熱可塑性樹脂B)させた後、口金より吐出
し溶融シートを得た。該溶融シートを70℃に保ったク
ロムメッキロール上に密着させ冷却固化し、積層厚さ比
率B/A/B=50/400/50の積層フィルムを得
た。次いで、熱可塑性樹脂Bを剥離(剥離力10g/c
m)させ、145℃で24時間エージングした。得られ
た熱可塑性樹脂Aからなるフィルムの特性を表1に示
す。
【0048】(実施例2)積層比を表1のとおり変更
し、熱可塑性樹脂Bの固有粘度を1.0dl/gに変更
し、145℃で48時間エージングしたこと以外は、実
施例1と同様にして熱可塑性樹脂Aからなるフィルムを
得た。得られた熱可塑性樹脂Aからなるフィルムの特性
を表1に示す。
【0049】(比較例1)実施例1と同様にして、但
し、エージングを施さず得られた熱可塑性樹脂Aからな
るフィルムの特性を表1に示す。
【0050】(実施例3)熱可塑性樹脂Aとして脂環式
ポリオレフィン(日本ゼオン(株)製「ゼオノア」(商
品名)、ガラス転移点163℃)を用い、130℃で4
時間真空乾燥した後、押出機Aに供給し280℃で溶融
させた。一方、熱可塑性樹脂Bとして、ポリエチレンテ
レフタレート(固有粘度1.4dl/g)を用い、18
0℃で6時間真空乾燥した後、押出機Bに供給し280
℃で溶融し、押出機Aから供給される熱可塑性樹脂Aと
アダプター内にて3層積層(熱可塑性樹脂B/熱可塑性
樹脂A/熱可塑性樹脂B)させた後、口金より吐出し溶
融シートを得た。該溶融シートを70℃に保ったクロム
メッキロール上に密着させ冷却固化し、積層厚さ比率B
/A/B=50/400/50の積層フィルムを得た。
【0051】この積層フィルムから片面のB層を剥離
し、その剥離した熱可塑性樹脂Aのフィルム面にコロナ
放電処理を行ない、透明蒸着層としてアルミナからなる
反応性蒸着を付け、さらにこの蒸着層の上にポリビニル
アルコール45重量%、平均粒径13nmの球形コロイ
ダルシリカゾル55重量%(シリカ固形分10重量
%)、架橋剤としてアルミニウムアセチルアセトネート
からなる水/メタノール分散液を用いたガスバリアコー
トを行ない、150℃で硬化させ、厚さ1μmにコート
し、ロールに巻き取った。
【0052】このガスバリア層をコートした面にさらに
ハードコート層を設けた。つまり、アクリル樹脂30重
量%、平均粒径45nmの球状コロイダルシリカ70重
量%をUVで硬化させて、厚さ2μmとした。反対面に
ついても、同様にして、B層を剥離した後にガスバリア
層とハードコート層を設け、ハードコート層/ガスバリ
ア層/熱可塑性樹脂A/ガスバリア層/ハードコート層
からなる5層構成を得、これを300×300mmに枚
葉に切断し、この枚葉シート500枚を重ねた積層体に
適度な荷重をかけ、145℃で12時間エージングし
た。得られたフィルムの特性を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、表面平坦性、低レター
デーション、耐熱性に優れた熱可塑性樹脂フィルムが得
られ、この熱可塑性樹脂フィルムは液晶表示素子基板と
して好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 9:00 B29L 9:00 C08L 45:00 C08L 45:00 Fターム(参考) 2H090 JA07 JA09 JB03 JB13 JC07 JC08 4F071 AA21 AA86 AF35Y AF43Y AF45 AH16 BB06 BC01 BC12 4F100 AA19 AA19H AA20 AA20H AK02A AK12C AK21 AK25 AR00B AR00C BA03 BA07 BA10A BA10C EH201 EH462 EH662 EJ082 EJ301 EJ413 GB41 JA05A JD02B JJ03 JK14 JM01 JN00 4F201 AA03A AA03C AA24 AG01 AR06 AR11 BA04 BN01 BN50 4F207 AA03A AA03C AA24 AG01 AR06 AR11 KA01 KA17 KB26 KW50

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移点が150℃以上の熱可塑性
    樹脂Aからなるフィルムであって、該フィルム厚さが1
    00μm以上、レターデーションが20nm以下であ
    り、エンタルピー緩和温度が140〜200℃、エンタ
    ルピー緩和量が0.01〜2.0kJ/molであるこ
    とを特徴とする熱可塑性樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂Aが脂環式ポリオレフィン
    であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の熱可塑性樹脂フ
    ィルムが、液晶表示素子基板に用いられる液晶表示素子
    基板用熱可塑性樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の液晶表示素子基板用熱
    可塑性樹脂フィルムを用いてなる液晶表示素子基板。
  5. 【請求項5】 ガラス転移点が150℃以上の熱可塑性
    樹脂Aの少なくとも片面に熱可塑性樹脂Bを剥離可能な
    状態で溶融共押出により積層した後、該熱可塑性樹脂B
    を剥離することにより、フィルム厚さが100μm以
    上、レターデーションが20nm以下であり、エンタル
    ピー緩和温度が140〜200℃、エンタルピー緩和量
    が0.01〜2.0kJ/molのフィルムとすること
    を特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂Bを剥離して得られた熱可
    塑性樹脂Aからなるフィルムをエージングすることを特
    徴とする請求項5記載の熱可塑性樹脂フィルムの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 エージング条件が(ガラス転移点−50
    ℃)〜(ガラス転移点)で0.5〜120時間である請
    求項6記載の熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂Aの少なくとも片面にガス
    バリア層および/またはハードコート層を設けた後、シ
    ート状に切断し、ガラス転移点以下でエージングするこ
    とを特徴とする請求項3記載の液晶表示素子基板用熱可
    塑性樹脂フィルムの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026751A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Mitsubishi Plastics, Inc. ガスバリア性積層フィルム
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