JP2002080304A - 農薬固形製剤 - Google Patents

農薬固形製剤

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JP2002080304A JP2001106906A JP2001106906A JP2002080304A JP 2002080304 A JP2002080304 A JP 2002080304A JP 2001106906 A JP2001106906 A JP 2001106906A JP 2001106906 A JP2001106906 A JP 2001106906A JP 2002080304 A JP2002080304 A JP 2002080304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製剤の固結や流動性の低下、水希釈施用剤に
おける分散性の低下等の問題を防止し得る保存安定性に
優れた固形製剤を提供する。 【解決手段】 (a)0.1〜75重量%の農薬有効成
分、(b)0.3〜40重量%の分散剤、(c)0.3
〜20重量%の湿潤剤、(d)0.1〜30重量%の、
酸化ホウ素、ホウ酸及びホウ酸塩から選ばれるホウ素化
合物、(e)0.1〜95重量%の水溶性担体及び
(f)0.1〜30重量%のスメクタイトを含有する農
薬固形製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬の固形製剤に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】通常農
薬は、有効成分を容易にかつ効率的に散布するため、種
々の剤型に製剤されて使用されている。水に希釈して散
布する製剤としては、乳剤、水溶液剤、フロアブル剤等
の液剤と水和剤、水溶剤、顆粒状水和剤等の固形製剤が
ある。中でも固形製剤は紙製やフィルム製の袋に梱包さ
れており、使用後小さくたためるので、容器の取り扱い
性の点で優れる。しかしながら、固形製剤の場合、使用
する材料によっては、その吸湿性、例えば、有効成分、
担体、界面活性剤等の吸湿性のために、施用時に包装容
器等から開封され大気中で放置されたり、製剤の製造後
小分けして包装化されるまでの間に大気中で放置された
りすると、製剤の固結や、流動性の低下等の問題が生じ
る。また、水和剤や顆粒状水和剤等の水に懸濁して施用
する固形製剤においては、製剤自体は固結や流動性の減
少等が生じなくとも、水希釈時の分散性の低下が生じる
場合がある。この水希釈時の分散性の低下は、希釈液の
不均一性に由来する散布むらや希釈液中での凝集や塊状
の不溶物の発生に伴う散布時のノズル目詰まり等の原因
となり、薬剤散布において、所定の効力が発揮されない
ばかりか薬害発生の原因となる等の深刻な問題を生じ
る。さらに、粒状製剤の場合は、上記問題に加え、粒子
の硬度の低下や水中崩壊性の劣化が生じることがあり、
とりわけ水溶性担体や水溶性の有効成分を用いた製剤で
はこの現象が頻発し、問題となっていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これらの状
況に鑑み、保存性に優れる固形製剤の開発を目的として
鋭意検討を重ねた結果、農薬有効成分、分散剤、湿潤
剤、水溶性担体、スメクタイトおよびホウ素化合物を特
定量含有する固形製剤により、前記問題を解決されるこ
とを見出し、本発明に至った。すなわち本発明は、
(a)0.1〜75重量%の農薬有効成分、(b)0.
3〜40重量%の分散剤、(c)0.3〜20重量%の
湿潤剤、(d)0.1〜30重量%の、酸化ホウ素、ホ
ウ酸及びホウ酸塩から選ばれるホウ素化合物、(e)
0.1〜95重量%の水溶性担体及び(f)0.1〜3
0重量%のスメクタイトを含有する農薬固形製剤(以
下、本製剤と記す。)を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】本製剤において、用いられる有害
生物防除成分または植物成長調節の有効成分である農薬
有効成分は特に限定されない。水溶性、水不溶性、更に
は融点に関わらず用いられる。例えば、下記化合物を挙
げることができる。また、該農薬有効成分は幾何異性
体、光学異性体等の異性体の1種または2種以上の混合
物であってもよい。
【0005】O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−
ニトロフェニル)ホスホロチオエート、O,O−ジメチ
ルO−(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホ
スホロチオエート、O,O−ジエチル−O−2−イソプ
ロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオ
エート、O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリクロ
ロ−2−ピリジルホスホロチオエート、O,S−ジメチ
ルアセチルホスホラミドチオエート、S−2,3−ジヒ
ドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジ
アゾール−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジ
チオエート、O,O−ジエチルS−2−エチルチオエチ
ルホスホロジチオエート、2,2−ジクロロビニルジメ
チルホスフェート、O−エチルO−4−(メチルチオ)
フェニルS−プロピルホスホロジチオエート、O−4−
シアノフェニルO,O−ジメチルホスホロチオエート、
2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホス
ホリン−2−スルフィド、O,O−ジメチル−S−(N
−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート、エ
チル2−ジメトキシホスフィノチオイルチオ(フェニ
ル)アセテート、ジエチル(ジメトキシホスフィノチオ
イルチオ)サクシネート、ジメチル2,2,2−トリク
ロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート、S−3,4
−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジ
ン−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジチオエ
ート、ジメチル−{(E)−1−メチル−2−(メチル
カルバモイル)ビニル)ホスフェート、O,O,O′,
O′−テトラエチル−S,S′−メチレンビス(ホスホ
ロジチオエート)、O−2,6−ジクロロ−4−メチル
フェニルO,O−ジメチルホスホロチオエート等の有機
リン系化合物
【0006】2−sec−ブチルフェニルメチルカーバ
メート、エチル N−{2,3−ジヒドロ−2,2−ジ
メチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチ
ル)アミノチオ}−N−イソプロピル−β−アラニネー
ト、2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメ
ート、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベン
ゾ[b]フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチ
ルカーバメート、1−ナフチル−N−メチルカーバメー
ト、S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チ
オアセトイミデート、2−(エチルチオメチル)フェニ
ルメチルカーバメート、2−メチル−2−(メチルチ
オ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイルオ
キシム、N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオ
キシイミノ−2−(メチルチオ)アセトアミド、S−4
−フェノキシブチル−N,N−ジメチルチオカーバメー
ト等のカーバメート系化合物、
【0007】2−(4−エトキシフェニル)−2−メチ
ル−1−(3−フェノキシベンジル)オキシプロパン、
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (R
S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレ
ート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチ
レート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカル
ボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシ
ベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレート、3−フェノキシベンジル (1R
S)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,
3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレート、(S)−α−シ
アノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3−
(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3
−フェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−
1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキ
シレート、α−シアノ−3−フェノキシベンジル N−
(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリ
ル)−D−バリネート、2−メチル−3−フェニルベン
ジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−
3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2−(4
−ブロモジフルオロメトキシフェニル)−2−メチル−
1−(3−フェノキシベンジル)メチルプロパン、
(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
R)−シス−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト、(4−エトキシフェニル)−{3−(4−フルオロ
−3−フェノキシフェニル)プロピル}ジメチルシラ
ン、3−フェノキシベンジル(1R)−シス,トランス
−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニ
ル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス,ト
ランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プ
ロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−ベン
ジル−3−フリルメチル (1R)−シス,トランス−
2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニ
ル)シクロプロパンカルボキシレート、(S)−α−シ
アノ−3−フェノキシベンジル (1R,3Z)−シス
−(2,2−ジメチル−3−{3−オキソ−3−(1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)
プロペニル}シクロプロパンカルボキシレート、(R
S)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベン
ジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6
−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1RS,3
Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフル
オロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオ
ロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレート、3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミ
ドメチル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメ
チル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロ
パンカルボキシレート、(RS)−2−メチル−4−オ
キソ−3−(2−プロペニル)−2−シクロペンテン−
1−イル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメ
チル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロ
パンカルボキシレート、(S)−2−メチル−4−オキ
ソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテン−1
−イル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル
−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパン
カルボキシレート、(RS)−1−エチニル−2−メチ
ル−2−ペンテニル (1R)−シス,トランス−2,
2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シ
クロプロパンカルボキシレート、2,5−ジオキソ−3
−(2−プロピニル)イミダゾリジン−1−イルメチル
(1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−
(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボ
キシレート、5−(2−プロピニル)フルフリル(1
R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−
メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート、5−(2−プロピニル)フルフリル2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート等の
ピレスロイド系化合物、
【0008】N−(ホスホノメチル)グリシンおよび農
学的に許容されるその塩、4−ヒドロキシメチルホスフ
ィノイル−L−ホモアラニル−L−アラニン等のアミノ
酸系化合物3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベン
ゾチアジアジン−4(3H)−オン2,2−ジオキサイ
ド、2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−
5−フェニル−1,3,5−チアジアジン−4−オン等
のチアジアジン誘導体、ニトロイミダゾリジン誘導体、
S,S′−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス
(チオカーバメート)、N,N−ジメチル−1,2,3
−トリチアン−5−イルアミン、S,S′−2−ジメチ
ルアミノトリメチレンジ(ベンゼンチオスルフォネー
ト)等のネライストキシン誘導体、N−シアノ−N′−
メチル−N′−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)ア
セトアミジン等のN−シアノアミジン誘導体、6,7,
8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,
6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,
4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイド、1,2,
3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン、1,1
−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロ
ロエタノ−ル等の塩素化炭化水素化合物、1−{3,5
−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチ
ルピリジン−2−イルオキシ)フェニル}−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−(3,5−ジ
クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6
−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−{4−(2−ク
ロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フル
オロフェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、
N,N′−{(メチルイミノ)ジメチリジン}−ジ−
2,4−キシリジン、N′−(4−クロロ−2−メチル
フェニル)−N,N−ジメチルメチニミダミド等のホル
ムアミジン誘導体、N−(2,6−ジイソプロピル−4
−フェノキシフェニル)−N′−t−ブチルカルボジイ
ミド等のチオ尿素誘導体、N−フェニルピラゾール系化
合物、
【0009】5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)−
オン、イソプロピル4,4′−ジブロモベンジレート、
4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロフェニル
スルホン、S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−
ジイルジチオカルボネート、2−(4−tert−ブチ
ルフェノキシ)シクロヘキシルプロピ−2−イルスルフ
ァイト、ビス{トリス(2−メチル−2−フェニルプロ
ピル)ティン}オキシド、(4RS,5RS)−5−
(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メ
チル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボ
キサミド、3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,
2,4,5−テトラジン、2−tert−ブチル−5−
(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピ
リダジン−3(2H)−オン、tert−ブチル
(E)−4−[(1,3−ジメチル−5−フェノキシピ
ラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル]ベ
ンゾエート、N−4−tert−ブチルベンジル)−4
−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカ
ルボキサミド、テトラナクチン、ジナクチン、トリナク
チン、5−クロロ−N−[2−{4−(2−エトキシエ
チル)−2,3−ジメチルフェノキシ}エチル]−6−
エチルピリミジン−4−アミン]、ミルベメクチン、ア
バメクチン、イバーメクチン、アザジラクチン[AZA
D]、5−メチル[1,2,4]トリアゾロ[3,4−
b]ベンゾチアゾール、メチル 1−(ブチルカルバモ
イル)ベンズイミダゾール−2−カーバメート、6−
(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2
H)−ピリダジノン、1−(4−クロロフェノキシ)−
3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)ブタノン、(E)−4−クロロ−2−
(トリフルオロメチル)−N−〔1−(イミダゾール−
1−イル)−2−プロポキシエチリデン〕アニリン、1
−〔N−プロピル−N−〔2−(2,4,6−トリクロ
ロフェノキシ)エチル〕カルバモイル〕イミダゾール、
(E)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチ
ル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−1−ペンテン−3−オール、1−(4−クロロフ
ェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール、
(E)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−
ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)−1−ペンテン−3−オール、1−(2,4−
ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−
オール、4−〔3−(4−tert−ブチルフェニル)−2
−メチルプロピル〕−2,6−ジメチルモルホリン、2
−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ヘキサン−2−オー
ル、O,O−ジエチル O−2−キノキサリニル ホス
ホロチオエート、O−(6−エトキシ−2−エチル−4
−ピリミジニル) O,O−ジメチル ホスホロチオエ
ート、2−ジエチルアミノ−5,6−ジメチルピリミジ
ン−4−イル ジメチルカーバメート、4−(2,4−
ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾ
リル p−トルエンスルホナート、4−アミノ−6−
(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルチオ−1,
2,4−トリアジン−5(4H)−オン、2−クロロ−
N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリ
アジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホ
ンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−
ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕
ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N
−〔(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカ
ルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,
3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベ
ンゼンスルホンアミド、2−エトキシカルボニル−N−
〔(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)
アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−(2
−クロロエトキシ)−N−〔(4−メトキシ−6−メチ
ル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボ
ニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニ
ル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
ル)アミノカルボニル〕フェニルメタンスルホンアミ
ド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−
6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミ
ノカルボニル〕チオフェン−3−スルホンアミド、4−
エトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−1−メチルピ
ラゾール−5−スルホンアミド、2−〔4,5−ジヒド
ロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキ
ソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−3−キノリンカ
ルボン酸、5−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ
[1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−7−カ
ルボン酸、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−
(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾー
ル−2−イル〕−5−エチル−3−ピリジンカルボン
酸、メチル 6−(4−イソプロピル−4−メチル−5
−オキソイミダゾリン−2−イル)−m−トルエート、
メチル 2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−p−トルエート、2−
(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾ
リン−2−イル)ニコチン酸、N−(4−クロロフェニ
ル)メチル−N−シクロペンチル−N’−フェニルウレ
ア、(RS)−2−シアノ−N−[(R)−1(2,4
−ジクロロフェニル)エチル]−3,3−ジメチルブチ
ルアミド、N−(1,3−ジヒドロ−1,1,3−トリ
メチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−クロロ−
1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシアミド、
N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフルオロメトキ
シ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフルオロメチ
ル)−5−チアゾ−ルカルボキシアミド、2,2−ジク
ロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]−3
−メチルシクロプロパンカルボキシアミド、メチル
(E)−2−2−6−(2−シアノフェノキシ)ピリミ
ジン−4−イルオキシ−フェニル−3−メトキシアクリ
レイト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4
−b]ベンゾチアゾール、3−アリルオキシ−1,2−
ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド、ジイソプ
ロピル=1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネー
ト、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオプェニル
ホスフェート等。
【0010】農薬有効成分の含有量は本製剤中に0.1
〜75重量%、通常3〜60重量%、好ましくは5〜4
0重量%である。
【0011】本製剤における分散剤としては、リグニン
スルホン酸;ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物;
i)マレイン酸もしくは無水マレイン酸と、ii)イソブチ
レンもしくはジイソブチレンとの共重合物;ポリカルボ
ン酸; iii)スチレン、スチレンスルホン酸もしくは酢
酸ビニルと、iv)アクリル酸、メタクリル酸もしくは無
水マレイン酸との共重合物等を挙げることができ、さら
に前記化合物のアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウ
ム塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネ
シウム塩等)、アンモニウム塩、有機アンモニウム塩
(トリエタノールアミン塩等)等を挙げることができ
る。また、本製剤中には分散剤として、1種または2種
以上を含有し得る。分散剤は、本製剤中に0.3〜40
重量%含有される。通常は3〜30重量%、好ましくは
5〜20重量%含有される。
【0012】本製剤における湿潤剤としては、以下のも
のがあげられる。ジアルキルスルホカルボン酸エステ
ル;アルキル及びジアルキルナフタレンスルホン酸;ア
ルキルサルフェート;アルキルフォスフェート;スルホ
アルキルアミド;カルボキシレート;アルファオレフィ
ンスルホネート;ジアルキルスルホサクシネート;アル
キルエーテル硫酸エステル;アルキルフェニルエーテル
硫酸エステル;スチリルフェニルエーテル硫酸エステ
ル、ジスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、トリス
チリルフェニルエーテル硫酸エステル等のアリールフェ
ニルエーテル硫酸エステル;アルキルエーテルりん酸エ
ステル;アルキルフェニルエーテルりん酸エステル;ス
チリルフェニルエーテルりん酸エステル、ジスチリルフ
ェニルエーテルりん酸エステル、トリスチリルフェニル
エーテルりん酸エステル等のアリールフェニルエーテル
りん酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸エステル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸エステル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル硫酸エステル等のポリオキシアルキレンアルキル
フェニルエーテル硫酸エステル;ポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチ
レンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオ
キシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸エステ
ル等のポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテル
硫酸エステル;ポリオキシエチレンノニルエーテルりん
酸エステル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル
りん酸エステル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテルりん酸エステル等のポリオキシアルキレンアルキ
ルフェニルエーテルりん酸エステル;ポリオキシエチレ
ンスチリルフェニルエーテルりん酸エステル、ポリオキ
シエチレンジスチリルフェニルエーテルりん酸エステ
ル、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル
りん酸エステル等のポリオキシアルキレンアリールフェ
ニルエーテルりん酸エステル等を挙げることができ、さ
らにこれらの化合物のアルカリ金属塩(ナトリウム塩、
カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、
マグネシウム塩等)、アンモニウム塩、アミン塩(トリ
エタノールアミン等)等を挙げることができる。
【0013】更に、エトキシレーテドアセチレンジオー
ル、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシア
ルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキ
レンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルアリールエーテル、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステルアルコキシレート、ひ
まし油アルコキシレート、ポリオキシエチレンカルボン
酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロック共重合体、ポリオキシエチレンアルキルアミン
等を挙げることができる。本製剤中には湿潤剤として1
種または2種以上を含有し得る。湿潤剤は、本製剤中に
0.3〜20重量%含有される。好ましくは1〜20重
量%である。
【0014】これら湿潤剤のうち、好ましくは、アルキ
ルおよびジアルキルナフタレンスルホン酸、アルキルサ
ルフェート、アルキルフォスフェート、カルボキシレー
ト、アルファオレフィンスルホネート、ジアルキルスル
ホサクシネート、アルキルエーテル硫酸エステル、アル
キルフェニルエーテル硫酸エステル、アルキルエーテル
りん酸エステル、アルキルフェニルエーテルりん酸エス
テル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エス
テル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル
硫酸エステル、ポリオキシアルキレンアリールフェニル
エーテル硫酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテルりん酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキ
ルフェニルエーテルりん酸エステル、ポリオキシアルキ
レンアリールフェニルエーテルりん酸エステル、および
それらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、アミン塩を、さらにアセチレンジオール、ポ
リオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸
アルコキシレート、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テル、ソルビタン脂肪酸エステルアルコキシレート、ひ
まし油アルコキシレート等を挙げることができる。
【0015】本製剤を顆粒状水和剤や錠剤タイプの水和
剤としたときには、前記の好ましい湿潤剤のうち、以下
に挙げる成分(1)と成分(2)の湿潤剤を組み合せる
ことにより、製造性と水中での製剤の崩壊性が向上する
ので、更に効果的である。
【0016】成分(1) アルキルおよびジアルキルナフタレンスルホン酸、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル、ポリ
オキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステ
ル、ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテル硫
酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルり
ん酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニル
エーテルりん酸エステル、ポリオキシアルキレンアリー
ルフェニルエーテルりん酸エステル、およびそれらのア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩及
びアミン塩。
【0017】成分(2) アルキルサルフェート、アルキルフォスフェート、カル
ボキシレート、アルファオレフィンスルホネート、ジア
ルキルスルホサクシネート、アルキルエーテル硫酸エス
テル、アルキルフェニルエーテル硫酸エステル、アルキ
ルエーテルりん酸エステル、アルキルフェニルエーテル
りん酸エステル、およびそれらのアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩及びアミン塩、アセチ
レンジオール、ポリオキシアルキレンアルキルフェニル
エーテル、脂肪酸アルコキシレート、ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステルアル
コキシレート及びひまし油アルコキシレート
【0018】本製剤中の分散剤と湿潤剤の重量比率は
1:9〜9:1が好ましく、分散剤及び湿潤剤の本製剤
中の含有量の合計は、通常0.6〜50重量%であり、
好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは3〜20
重量%である。
【0019】本製剤におけるホウ素化合物は、酸化ホウ
素、ホウ酸、ホウ酸塩またはこれらの混合物である。酸
化ホウ素の代表的な例としては、三酸化二ホウ素を挙げ
ることができる。ホウ酸としては、オルトホウ酸(H3
BO3)、テトラホウ酸(H247)、メタホウ酸(H
BO2)、ピロホウ酸などの縮合ホウ酸等を挙げること
ができる。ホウ酸塩としては、オルトホウ酸ナトリウム
や硼砂などのホウ酸アルカリ金属塩、オルトホウ酸マグ
ネシウムなどのホウ酸アルカリ土類金属塩、オルトホウ
酸アンモニウムなどのホウ酸アンモニウム等を挙げるこ
とができる。本発明においてホウ素化合物として好まし
く用いられるのは、結晶水を持たないものであり、本明
細書においては、この結晶水を持たないものを、化合物
名の後に(無水物)として明記する場合がある。さら
に、これらの中でも特に、酸化ホウ素(無水物)、メタ
ホウ酸(無水物)、四ホウ酸(無水物)、ピロホウ酸
(無水物)、ホウ酸アルカリ金属塩(無水物)が特に好
ましい。
【0020】本製剤において用いられる本化合物の粒径
や形伏は使用目的に応じて設定又は選択すれぱよい。例
えば、液体の場合は、合成含水珪酸のようなものに吸着
させたり、塊状のものは適当な大きさに粉砕して用いれ
ばよく、通常、粉末状にして用いられる。本製剤が水希
釈後スプレーする製剤に適用される場合には、散布時ノ
ズルつまりを起こさない程度に微細化されたものがよ
く、通常は300μm以下、好ましくは100μm以下、
更に好ましくは40μm以下である。
【0021】さらに工場製造時の吸湿、密封された本製
剤の開封後の製剤物性の安定性を考慮すると、非潮解性
のものが好ましい。
【0022】水溶性担体としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールと
ポリプロピレングリコールの共重合体等の水溶性高分
子;乳糖、蔗糖、でんぷん、改質でんぷん等の糖質;硫
酸、塩酸、硝酸、炭酸、燐酸、ピロリン酸、乳酸、酒石
酸、琥珀酸、酪酸、リンゴ酸等の無機酸、有機酸のアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩等の塩類;尿素等を挙げることができる。これら
は単独で、あるいは2種以上が適宜組み合わされて使用
され得る。本製剤中の水溶性担体の含有量は0.1〜9
5重量%、好ましくは1〜75重量%、更に好ましくは
1〜55重量%である。スメクタイトは粘土鉱物であ
り、通常は二8面体構造及び三8面体構造を有する。ス
メクタイトとしては、モンモリロナイト、サポナイト、
バイデライト、ヘクトライト、ソーコナイト、ノントロ
ナイト等を挙げることができる。ベントナイトはモンモ
リロナイトを主成分として含有する粘土鉱物であり、好
ましく用いられる。本製剤におけるスメクタイトの含有
量は0.1〜30重量%であり、好ましくは0.1〜2
0重量%である。
【0023】本製剤には、必要に応じ、溶剤等が含有さ
れていても良い。溶剤としては、パラフィン系溶剤、芳
香族系溶剤、極性溶剤、動植物油類等を挙げることがで
きる。パラフィン系溶剤としては、ノルマルパラフィ
ン、イソパラフィン、シクロパラフィン、流動パラフィ
ン、ナフテン等が挙げられる。
【0024】芳香族系溶剤としては、キシレン、アルキ
ルベンゼン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエ
タン、ジフェニルキシリルエタン等を挙げることがで
き、極性溶剤としては、シクロヘキサノン、ヘプタノ
ン、オクタノン、ノナノン、N―メチル2―ピロリド
ン、アセトフェノン等のケトン類、酢酸ヘキシル、酢酸
ベンジル、酢酸フェニルエチル、ベンジルベンゾエー
ト、メチルベンゾエート、オレイン酸イソブチル、サリ
チル酸ベンジル、酢酸ブチルシクロヘキシル、酢酸メチ
ルベンジル、オレイン酸メチル、ラウリン酸メチル、や
エチレン基数2から4の二塩基酸エステル、フタル酸ジ
イソデシル、フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジイソデ
シル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸イソブチル
等のアルキレンジカルボン酸のモノおよびジエステル等
のエステル類、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコー
ル、ブチルシクロヘキサノール、フェニルオキシエタノ
ール等のアルコール類、カプロン酸、カプリル酸、ペラ
ルゴン酸等の通常は炭素数6から9の脂肪酸、オレイル
アルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコー
ル、シリコーンオイルおよびその誘導体等等を挙げるこ
とができ、動植物油類としては、菜種油、大豆油、アマ
ニ油等を挙げることができる。
【0025】溶剤は単独で、あるいは2種以上の混合物
で使用することができる。中でも引火点が100℃以上
の溶剤が好ましく、150℃以上の溶剤がさらに好まし
い。溶剤の含有量は、製造時の取り扱い性、低温保存時
の結晶析出防止、効力調整等その目的により適宜決める
ことができる。
【0026】農薬有効成分が常温で固体である場合、本
製剤中の溶剤の含有量は通常50重量%以下、好ましく
は30重量%以下、更に好ましくは20重量%以下であ
る。農薬有効成分が常温で液体または半固体である場
合、例えば製造時の取り扱い性、農薬有効成分の粘度調
整、低温保存時の結晶析出防止、効力調整等その目的に
より適宜決めれば良く、溶剤の含有量は本製剤中、通常
40重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ま
しくは20重量%以下である。
【0027】また、本製剤が溶剤を含有する場合や、本
製剤に使用される農薬有効成分が常温で液体である場合
等においては、前記した湿式法シリカ、乾式法シリカ、
アタパルジャイト等の水不溶性担体を含有させると該水
不溶性担体が本製剤中の液体分の支持体として作用する
ので好ましい。中でもシリカのような吸油能力の高い水
不溶性担体が好都合である。この場合の水不溶性担体の
含有量は、全液体分(例えば溶剤および溶剤に溶解した
成分の合計)100重量部に対し、通常10〜300重
量部、好ましくは20〜170重量部である。
【0028】また、本製剤を粒状とする場合、本製剤の
水への添加時における水中での沈降性の軽減や分散速度
向上の目的で、疎水性物質や撥水性物質(以下、両者を
総称して疎水・撥水性物質と記す)を含有させることも
できる。疎水・撥水性物質として具体的には、例えばカ
プリン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の
通常は炭素数10以上の脂肪酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バ
リウム等の脂肪酸金属塩、粉末状パラフィン、各種ワッ
クス類、日本アエロジル製アエロジルR972、アエロ
ジルR974、アエロジルR976等の疎水性シリカ等
の固体物質を挙げることができる。
【0029】疎水・撥水性物質の本製剤中の含有量は例
えば、通常10%以下である。疎水・撥水性物質の本製
剤への添加は通常、他の成分と混合することにより行う
ことができるが、疎水・撥水性物質が液体である場合に
は、例えば水膨潤性物質や水不溶性担体等の粉末に吸着
させた後、該疎水・撥水性物質吸着粉末を他の成分と混
合する方法が実用的に有利である。
【0030】本発明の固形製剤中には、必要に応じ、防
腐剤、結合剤、安定化剤、4級アンモニウムイオン等の
効力増強剤、ローダミン、アシッドブルー等の着色料、
香料、滑り剤等の添加剤を適宜加えることもできる。
【0031】本製剤は固形の製剤であり、粉剤、水和剤
等の粉末製剤、粒剤、顆粒水和剤、錠剤のような造粒型
製剤を挙げることができるが、組成上は水和剤、顆粒水
和剤、錠剤等の水希釈して施用する製剤が好ましい。
尚、取り扱いの面、安全面、環境面等から粉末製剤より
も顆粒状または錠剤にして使用することが望ましい。顆
粒剤は、例えば粉末状の本製剤を顆粒状に造粒すること
により得られるものであり、その形状は造粒法により異
なり、円柱状、球状を呈するものから不定形のものまで
種々存在する。また、錠剤とは粉末状または顆粒状の本
製剤を一定の形に圧縮して調製したものであり、その形
状は円盤型で縁取りの無いもの、隅角のもの、隅丸のも
の、レンズ型でその曲率の浅いものから深いものまで、
ピロウ型、アーモンド型、フィンガー型、三角形、四角
形、五角形、コーン型のもの等種々存在する。
【0032】粉末状の本製剤の製造法として下記の方法
が挙げられる。本製剤は、農薬有効成分が固体の場合に
は、農薬有効成分を、例えばピンミル、ハンマーミル、
衝撃式粉砕機、ボールミル、ジェットオーマイザー等の
乾式粉砕機で粉砕し、得られた粉砕物に、界面活性剤、
担体および本化合物、必要に応じ、溶剤、界面活性剤、
水不溶性担体、その他の添加剤を加えて、例えばリボン
ミキサー、ナウタミキサー等の混合機で混合し、製造す
ることができる。農薬有効成分以外の成分のうち一部ま
たは全部を前記粉砕前に農薬有効成分と予め混合してお
いてもよい。
【0033】農薬有効成分が液体の場合、農薬有効成分
単独または必要に応じて溶剤を添加して溶液とし、該農
薬有効成分単独液または該溶液と担体とを、例えばリボ
ンミキサー、ナウタミキサー等の混合機で混合し、ピン
ミル、ハンマーミル等の乾式粉砕機で粉砕する。添加す
る担体の量は該農薬有効成分単独または該溶液100重
量部に対し通常、10重量部〜500重量部、好ましく
は20〜300重量部である。得られた粉砕物に界面活
性剤、担体、本化合物、必要に応じ、溶剤、界面活性
剤、その他の添加剤を加えて前記混合機で混合し、製造
することができる。前記した粉砕前に混合する成分以外
の成分の全部または一部を前記粉砕前に予め混合してお
いてもよい。農薬有効成分が半固体の場合、農薬有効成
分に溶剤を添加したり、加温したりして液体状とし、該
液体状物を農薬有効成分が液体の場合と同様に処理する
ことにより本製剤とすることができる。
【0034】粒状の本製剤の造粒方法としては下記のも
のが挙げられる。造粒方法は特別なものではなく、例え
ば乾式造粒法、湿式押出し造粒法、噴霧乾燥法、流動層
造粒法等の通常の造粒方法で製造することができる。乾
式造粒法の具体例としては、例えば前記した方法で作製
した粉末状の本製剤をローラーコンパクター、ブリケッ
ティングマシン等の乾式造粒機またはスラッグマシン等
を用いてシート状、ピロウ状造粒物またはスラッグと
し、これを整粒機等で解砕または破壊して得ることがで
きる。尚、この粒状の本製剤は、そのまま用いてもよい
が、輸送時およぴ使用時の粉立ち防止の面からマルメラ
イザー(不二パウダル社製)等を用いて球形化処理を行
なっても良い。乾式造粒機を使用するときは、回転ロー
ル間に粉末組成物を入れ、通常30kg/cm2以上、
好ましくは50kg/cm2以上の圧力をかける。上記
頼粒剤の粒径は通常、約10000〜100μm、好ま
しくは約4000〜297μmの範囲内である。
【0035】湿式押出し造粒法の具体例として、以下の
方法を挙げることができる。例えば前記した方法で作製
した粉末状の本製剤に、該粉末状の本製剤に対し、通常
5〜50重量%程度の水を加え、例えば乳鉢、ナウター
ミキサー、ニーダー等を用いて混練し、混練物を作製す
る。該混練物を、例えばバスケット型押出し機、横型押
し出し機、ツインドームグラン(不二パウダル社製)等
の押出し造粒機を用いて造粒し、顆粒状物を作製する。
造粒時に用いられるスクリーンの開口径は通常約0.3
〜2mm程度であり、工業的生産の点からは0.5〜
1.5mm程度が好ましい。この場合得られる顆粒状物
は円柱状となり、直径は、通常0.01〜3mm程度、
長さは0.3mm〜10mm程度である。次いで、該顆
粒状物を、例えば流動層乾燥機などの乾燥機を用いて室
温〜150℃で乾燥することによって本製剤が製造でき
る。尚、本製剤中に液体や揮発性物質を含有する場合、
それらの物性に合わせ、乾燥温度や風量等の乾燥条件を
適宜調節すれば良い。
【0036】この場合、本化合物と水の接触時間はでき
るだけ短い方が良く、加水後3時間以内に造粒後乾燥ま
で終了するのが良い。2時間以内に造粒後乾燥まで終了
することが好ましく、1時間以内に加水後乾燥まで終了
することがさらに好ましい。また、本化合物を除く成分
に加水し、造粒前に本化合物を混合してもよい。この場
合でも、本化合物を混合してから造粒して乾燥するまで
の時間は、3時間以内が良く、好ましくは、2時間以
内、更に好ましくは1時間以内である。
【0037】錠剤は、粉末状の本製剤を一定量ずつ臼に
入れて打錠することにより得られるが、工業的に、上記
の粉末状または頼粒状の本製剤を使用してタブレッティ
ングマシンまたはブリケッティングマシン等で打錠する
ことにより、一定重量の錠剤を連続的に得ることができ
る。錠剤の大きさは、その施用される方法に応じて適し
たものにすればよいが、通常は直径約7〜60mm、厚
さ約1〜40mmであり、一錠当りの重量は通常約0.
1〜100g、好ましくは約1〜50gである。
【0038】尚、これらの製剤の内、微粉状製剤や乾式
造粒法による製剤の場合、担体や界面活性剤等からの持
込み水分が存在するので、湿式造粒法のように乾燥工程
を経る製剤に比べ本化合物の含有量を比較的大きくする
のが好ましい。
【0039】また湿式造粒法の中では転動造粒法、押出
し造粒法が好ましい。また流動層造粒法の場合、粉状の
本製剤を粉のままで造粒機内に入れておき、上から固結
剤を含んだ水溶液もしくは水を吹き付けて造粒するのが
望ましい。尚、実製造を考慮すると、界面活性剤や担体
由来の水分を含む、乾式造粒法よりも、水とは接触する
ものの、比較的接触時間が短く、かつ製造過程で乾燥工
程を経る湿式造粒法による製造法の方が好ましい。
【0040】本製剤は、有害生物の防除、植物生長の調
節等に用いられる。その施用方法としては、そのまま湛
水下水田、川、池、畑地、芝生、果樹園、非農耕地など
に施用するか、水で適当な希釈倍率に希釈した後、スプ
レーヤー等で作物や土壌等に施用する方法を挙げること
ができる。本製剤を湛水下水田に施用する場合、その施
用量は活性成分の種類や量により異なるが、通常10ア
ール当り約1〜2000g、好ましくは約10〜100
0gである。本製剤をそのまま湛水下水田に施用する場
合は、通常なんら特殊な器具を必要としない。例えば、
施用者が水田に入り、均一にまたは水田の1ケ所以上の
地点に本製剤を施用したり、水田に入ることなく畦の辺
や水田の水口に施用したり、畦から投入してもよい。ま
た、畦から動力散布機(散粒機)で散布したり、さら
に、へリコプター、飛行機、ラジコンの飛行機等を用い
て空中から散布することもできる。
【0041】また、その施用時期は活性成分の種類によ
り異なるが、通常代掻き直後から出穂後2週間程度まで
の間である。特に除草活性成分を含有する本製剤の施用
時期は、一般に代掻き直後から田植え後約15日までの
間である。一方、本製剤を川、池、畑地、芝生、果樹
園、非農耕地に施用する場合、そのまま湛水下水田に施
用する場合と同様、通常なんら特殊な器具を必要としな
い。例えば、施用者が川、池、畑地、芝生、果樹園、非
農耕地に入り、均一に本製剤を施用したり、川岸や池の
脇から投入してもよい。また、動力散布機(散粒機)で
散布したり、さらに、へリコプター、飛行機、ラジコン
の飛行機等を用いて空中から散布することもできる。
【0042】水で希釈して施用する場合、水への希釈倍
率は、本剤中の農薬有効成分の種類や含有量、対象有害
生物の種類や施用場面にもよるが、通常は2〜1000
0倍程度、好ましくは50〜8000倍程度、さらに好
ましくは500〜4000倍程度である。施用形態とし
ては、背負い式の動力散布機、ブームスプレーヤーやス
ピードスプレーヤーのような散布機で散布したり、さら
に、へリコプター、飛行機、ラジコンの飛行機等を用い
て空中から散布することもできる。
【0043】本製剤の包装形態として、アルミ袋、紙
袋、紙パック等通常の粒剤や水和剤で使用可能な容器を
使用することができる。保存時の吸湿を避けるために
は、アルミ袋や内装がアルミコーティングされた紙袋、
ポリ袋等が好ましい。また水溶性パックに梱包したもの
を、これらの袋に充填することにより、保存時の吸湿防
止、安全性の向上、希釈時の使用性の向上等も期待でき
る。
【0044】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 (RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト9.2重量部およびハイゾールSAS−296(フェ
ニリルキシリルエタン:日本石油化学製有機溶剤)10
重量部を約50℃に加温して混合溶液とした。SIPE
RNAT 50S(Degussa製ホワイトカーボ
ン)10重量部に該混合溶液を添加してジューサーミキ
サーで均一混合および解砕して微粉末を得た。該微粉末
にジイソブチレンと無水マレイン酸共重合体およびポリ
オキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル
のカリウム塩(ローディア日華製界面活性剤Gerop
on SC−213)12重量部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム2重量部、ベントナイト10重量
部、メタホウ酸(関東化学製試薬)5重量部、 および
蔗糖を添加して100重量部とし、ジューサーミキサー
で混合および解砕して混合粉末200gを得た。該混合
粉末を乳鉢に入れ、粉末重量100重量部に対し10重
量部のイオン交換水を入れて混合、混練した。混練物を
0.5mm径スクリーンを付けたシングルドームグラン
(不二パウダル製押出し造粒機)にて造粒した後、60
℃で20分間乾燥、篩別し、粒径が300〜710μm
の顆粒状水和剤を得た。
【0045】実施例2 実施例1のSIPERNAT 50S(Degussa
製ホワイトカーボン)10重量部をカープレックス 8
0D(シオノギ製ホワイトカーボン)14重量部に、メ
タホウ酸(関東化学製試薬)5重量部を2.5重量部に
変更した以外は比較例1と同様の操作を行い、粒径が3
00〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0046】実施例3 実施例2のメタホウ酸(関東化学製試薬)を酸化ホウ素
(和光純薬製一級試薬)に変更した以外は実施例2と同
様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水
和剤を得た。
【0047】実施例4 実施例3の酸化ホウ素含量を2.5重量部から5重量部
に変更した以外は実施例3と同様の操作を行い、粒径が
300〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0048】実施例5 シングルドームグラン(不二パウダル製押出し造粒機)
のスクリーンを0.5mm径から0.6mm径に変更し
た以外は実施例3と同様の操作を行い、粒径が300〜
850μmの顆粒状水和剤を得た。
【0049】実施例6 実施例5の酸化ホウ素含量を2.5重量部から5重量部
に変更した以外は実施例5と同様の操作を行い、粒径が
300〜850μmの顆粒状水和剤を得た。
【0050】比較例1 (RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト9.3重量部およびハイゾールSAS−296(フェ
ニリルキシリルエタン:日本石油化学製有機溶剤)10
重量部を約50℃に加温して混合溶液とした。SIPE
RNAT 50S(Degussa製ホワイトカーボ
ン)10重量部に該混合溶液を添加してジューサーミキ
サーで均一混合および解砕して微粉末とする。該微粉末
にジイソブチレンと無水マレイン酸共重合体およびポリ
オキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル
のカリウム塩(ローディア日華製界面活性剤Gerop
on SC−213)12重量部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム2重量部、ベントナイト10重量
部、ステアリン酸カルシウム2重量部および蔗糖を添加
して100重量部とし、ジューサーミキサーで混合およ
び解砕して混合粉末200gを得た。該混合粉末を乳鉢
に入れ、粉末重量100重量部に対し12重量部のイオ
ン交換水を入れて混合、混練した。混練物を0.5mm
径スクリーンを付けたシングルドームグラン(不二パウ
ダル製押出し造粒機)にて造粒した後、50℃で20分
間乾燥、篩別し、粒径が300〜710μmの顆粒状水
和剤を得た。
【0051】試験例 実施例3で得られた顆粒状水和剤の試料約2gをガラス
シャーレ上に薄く広げ、室温(25℃、相対湿度約50
%)で開放状態で1時間放置した。上記した室温で開放
保存したサンプル(サンプル1)と、製造後直ちに密閉
状態で保存したサンプル(サンプル2)を、各々アルミ
ニウム袋中に密閉し、54℃の恒温器中で2週間虐待保
存した。このサンプル1の虐待保存後のサンプル(サン
プル11)及びサンプル2の虐待保存後のサンプル(サ
ンプル21)の水中崩壊性を評価した。また、併せてサ
ンプル21の虐待保存試験を行う前のサンプルであるサ
ンプル2についても水中崩壊性を評価した。同様にして
実施例4及び比較例1で得られた顆粒状水和剤について
も水中崩壊性を評価した。
【0052】水中崩壊性試験 250ml容共栓付シリンダー中に342ppm硬水を
250ml入れ、恒温水槽中で20℃にする。該シリン
ダー内に500mgの顆粒状水和剤を入れて1秒に1回
の割合でシリンダーの反転を繰り返し、顆粒状水和剤が
完全に崩壊、分散するのに要した回数を測定し、以下に
従い評価した。表示方法(括弧内には実際の転倒回数を
併せて表示した。)
【0053】転倒回数 表示 10〜17回 ◎ 18〜25回 ○ 26〜33回 △ 34〜41回 × 42回以上 ××
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、製剤の固結や流動性の
低下、顆粒状水和剤などの水希釈施用剤における分散性
の低下等の問題を防止し得る極めて保存安定性に優れた
固形製剤を提供できる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)0.1〜75重量%の農薬有効成
    分、(b)0.3〜40重量%の分散剤、(c)0.3
    〜20重量%の湿潤剤、(d)0.1〜30重量%の、
    酸化ホウ素、ホウ酸及びホウ酸塩から選ばれるホウ素化
    合物、(e)0.1〜95重量%の水溶性担体及び
    (f)0.1〜30重量%のスメクタイトを含有する農
    薬固形製剤。
  2. 【請求項2】分散剤と湿潤剤の比率が1:9〜9:1で
    あり、かつ分散剤及び湿潤剤の含有量の合計が0.6〜
    50重量%である請求項1に記載の農薬固形製剤。
  3. 【請求項3】分散剤が下記(b1)または(b2)から
    選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に記載
    の農薬固形製剤。 (b1)リグニンスルホン酸;ナフタレンスルホン酸ホ
    ルマリン縮合物;i)マレイン酸もしくは無水マレイン酸
    と、ii)イソブチレンもしくはジイソブチレンとの共重
    合物;ポリカルボン酸;iii)スチレン、スチレンスルホ
    ン酸もしくは酢酸ビニルと、iv)アクリル酸、メタクリ
    ル酸もしくは無水マレイン酸との共重合物 (b2)(b1)に記載の化合物のアルカリ金属塩、ア
    ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、またはアミン塩
  4. 【請求項4】固形製剤が顆粒状水和剤である請求項1〜
    3のいずれかに記載の農薬固形製剤。
  5. 【請求項5】ホウ素化合物が、三酸化二ホウ素、オルト
    ホウ酸、メタホウ酸、オルトホウ酸アルカリ金属塩、オ
    ルトホウ酸アルカリ土類金属塩またはオルトホウ酸アン
    モニウム塩である請求項1〜4のいずれかに記載の農薬
    固形製剤。
  6. 【請求項6】水溶性担体が糖質である請求項1〜5のい
    ずれかに記載の農薬固形製剤。
  7. 【請求項7】スメクタイトがベントナイトである請求項
    1〜6のいずれかに記載の農薬固形製剤。
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