JP2002079703A - 光プリントヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

光プリントヘッド及び画像形成装置

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JP2002079703A
JP2002079703A JP2000273045A JP2000273045A JP2002079703A JP 2002079703 A JP2002079703 A JP 2002079703A JP 2000273045 A JP2000273045 A JP 2000273045A JP 2000273045 A JP2000273045 A JP 2000273045A JP 2002079703 A JP2002079703 A JP 2002079703A
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和弘 藤田
Toshihiro Kanematsu
俊宏 金松
Hisashi Inada
久 稲田
Koji Masuda
浩二 増田
Masaaki Takai
雅明 高井
Kenichi Yoshimura
研一 吉村
Masayuki Kinoshita
昌幸 木下
Tomoya Osugi
友哉 大杉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小発光セグメントアレイの反りや曲がりな
どの変形を簡易な構成のアレイ支持部材によりに矯正す
る。 【解決手段】 発光セグメントアレイ16を剛性の高い
アレイ支持部材17で支持することにより、微小発光セ
グメントアレイ16に反りなどが生じたとしてもそれを
アレイ支持部材17で矯正し、このアレイ支持部材17
を他の光学部品が実装されるフレーム部材18とは独立
して形成することで、アレイ支持部材17を高精度にか
つ容易に製作することができ、さらに、微小発光セグメ
ントアレイ16をアレイ支持部材17と一体に組み立て
ることで、フレーム部材18に支持された他の部品とは
切り離して微小発光セグメントアレイ16を取り扱うこ
とを可能にし、微小発光セグメントアレイ16の交換に
際してコストを安くし、リサイクルの点においても有利
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体に静電潜像
を書き込む光プリントヘッド及び画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザープリンタ、デジタル複写機など
の電子写真方式の画像形成装置においては、感光体に静
電潜像を書き込むために、アレイ状に配列された多数の
発光部から選択的に光を発光させる微小発光セグメント
アレイを備えた自己走査型の光プリントヘッドを用いる
ことが知られている。この光プリントヘッドが備える微
小発光セグメントアレイとしては、LEDアレイや液晶
光シャッタが含まれる。前者は多数のLEDなどの発光
素子が発光部として機能し、後者は液晶セルが発光部と
して機能する。何れの場合においても発光部は画素単位
にアレイ状に配列されているこのような光プリントヘッ
ドの微小発光セグメントアレイは、A4の用紙サイズで
は210mm程度、A0の用紙サイズでは1000mm
程度の走査幅を必要とするため長手方向の反りが問題と
なる。
【0003】このようなことから、特開平5−1472
64号公報に記載されているように、微小発光セグメン
トアレイとしてのLEDアレイや、レンズアレイの基板
の底面をハウジングの基準面に当接させ、基板の反対側
の面(頂面)を、ハウジングの一部に形成した挟み込み
片により押圧することで、基板の反りを矯正することが
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】LEDアレイは、多数
のLED、ドライバIC部品、それらを配線するための
プリント配線パターン、その他の部品が実装され、その
製造段階で熱的なストレスが加わるため基板に反りを生
じているのが実状である。また、例え基板の反りをなく
した状態で完成したとしても、電子部品の実装で多用さ
れるガラスエポキシ基板などは比較的剛性に乏しい基板
であって、厚みが1mmから数mmと薄い基板であれ
ば、比較的弱い力で変形してしまう。例えば、300m
mの長さで厚みが1mm程度であれば、数gから数10
0g程度の力で簡単に変形し、反りや曲がりが発生す
る。この傾向は基板が長尺化するほど顕著である。
【0005】一方、基板を支持するハウジング或いはフ
レーム部材などは、レンズアレイなどの結像素子、感光
体との位置決め部材、その他の機能部品を実装させる必
要があり、このことがLEDアレイやレンズアレイの基
板の反りを矯正するための制約になっている。そのため
に、ハウジングやフレーム部材は、構造自体が複雑化
し、高い強度や各部品の高い位置決め精度が要求される
など、コストが高くなる問題がある。
【0006】本発明の目的は、光プリントヘッドが具備
する微小発光セグメントアレイの反りや曲がりなどの変
形を簡易な構成のアレイ支持部材によりに矯正すること
である。
【0007】本発明の目的は、高真直性のアレイ支持部
材を容易に形成し得るようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光プリン
トヘッドは、アレイ状に配列された多数の発光部から選
択的にビームを発光させる微小発光セグメントアレイ
と、前記発光部に対向配置された結像素子と、一定以上
の剛性を有する材料により形成されて前記微小発光セグ
メントアレイを支持するアレイ支持部材と、前記結像素
子に対して前記発光部を位置決めして前記アレイ支持部
材を支持するフレーム部材と、を具備する。
【0009】したがって、微小発光セグメントアレイは
剛性の高いアレイ支持部材により支持されるため反りや
曲がりなどの変形が矯正される。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
プリントヘッドにおいて、前記結像素子は前記フレーム
部材に支持されている。
【0011】したがって、微小発光セグメントアレイと
結像素子との相対位置を容易に位置合わせすることが可
能となる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の光プリントヘッドにおいて、アレイ支持部材は、高
真直性の面で前記微小発光セグメントアレイを密着接合
させる接合面を有する。
【0013】したがって、微小発光セグメントアレイを
アレイ支持部材の接合面に密着接合させるだけで、微小
発光セグメントアレイの反りや曲がりなどの変形が矯正
される。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の光
プリントヘッドにおいて、前記接合面は、二次加工によ
り形成されている。
【0015】したがって、アレイ支持部材の接合面の真
直性を容易に高めることが可能となる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の光プリントヘッドにおいて、前記接合面は、前記ア
レイ支持部材の長手方向に沿って間隔を開けて配列され
た複数の突部の端面により形成されている。
【0017】したがって、突部の端面は面積が小さいた
め平面度の確保が容易であり、接合面は平面度の高い複
数の突部の端面により形成されるため、接合面の真直性
をさらに容易に高めることが可能となる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の光プリントヘッドにおいて、前記微小発光セグメン
トアレイは前記アレイ支持部材との間に充填された充填
物の厚さにより真直性が維持されている。
【0019】したがって、微小発光セグメントアレイの
反りや曲がりなどの変形が矯正される。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の何れか一記載の光プリントヘッドにおいて、前記アレ
イ支持部材は金属材料により形成されている。
【0021】したがって、アレイ支持部材は剛性が極め
て高く、その真直性を容易に高めることが可能である。
【0022】請求項8記載の画像形成装置は、感光体
と、前記感光体に静電潜像を書き込む請求項1ないし7
の何れか一記載の光プリントヘッドと、前記感光体に書
き込まれた静電潜像を現像する現像器と、前記感光体上
の現像画像を転写用紙に転写する転写器と、前記転写用
紙に転写された転写画像を定着する定着器と、を具備す
る。
【0023】したがって、微小発光セグメントアレイは
剛性の高いアレイ支持部材により支持されるため反りや
曲がりなどの変形が矯正されるので、画像品質の高い画
像形成装置を提供することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、本発明の光プリントヘッド
が実装される画像形成装置の一例を図1に基づいて説明
する。図中、1は感光体である。この感光体1の周囲に
は、感光体1の表面を一様に帯電する帯電器2、感光体
1の帯電部分に光を照射して静電潜像を形成する光プリ
ントヘッド3、感光体1上の静電潜像を現像する現像器
4、感光体1上の現像画像を用紙に転写する転写器5、
感光体1から用紙を剥離させるための剥離器6、感光体
1上の残存トナーを払拭するクリーニングユニット7、
感光体1の表面を一様に除電する除電器8などが配列さ
れている。転写器5と剥離器6とは、用紙搬送ベルト9
が設けられた用紙搬送路10中に配列され、用紙搬送方
向における用紙搬送ベルト9の下流側には定着器11が
配置され、転写器5の上流側にはレジストローラ12が
配置されている。感光体1の下方には給紙カセット13
と、この給紙カセット13内の用紙を一枚ずつ給紙する
給紙ローラ14とが設けられ、給紙ローラ14とレジス
トローラ12との間には湾曲された給紙通路15が設け
られている。
【0025】次に、印刷の動作について説明する。感光
体1は時計方向に一回転駆動される過程で表面が帯電器
2により一様に帯電され、その帯電部分に光プリントヘ
ッド3から光を照射することにより静電潜像が形成され
る。その静電潜像は現像器4によりトナー画像として現
像される。この過程で、給紙カセット13内の用紙は給
紙ローラ14により給紙されてレジストローラ12のニ
ップ部に当接して先端位置が揃えられる。そして、感光
体1の回転運動に同期させてレジストローラ12を駆動
することにより用紙が感光体1の外周に搬送されるた
め、感光体1上のトナー画像が転写器5により用紙に転
写される。トナー画像が転写された用紙は剥離器6によ
り感光体1から剥離され、用紙搬送ベルト9により搬送
され、定着器11により熱と圧力とを付与されて転写さ
れたトナー画像が定着される。
【0026】次に、本発明の一実施の形態における光プ
リントヘッド3の構成について説明する。図2は光プリ
ントヘッド3の構成を示す縦断正面図である。この光プ
リントヘッド3は、微小発光セグメントアレイとしての
LEDアレイ16と、このLEDアレイ16を支持する
アレイ支持部材17と、このアレイ支持部材17を支持
するフレーム部材18と、このフレーム部材18に支持
された結像素子19とを有する。
【0027】LEDアレイ16は、ガラスエポキシ製の
基板20と、この基板20にアレイ状に配列された発光
部としての多数のLED21と、これらのLED21を
駆動部(図示せず)に電気的に接続するために基板20
に形成されたプリント配線パターン(図示せず)とを有
する。この例では、微小発光セグメントアレイとしてL
EDアレイ16を用いたが、これに代えて発光部として
多数の液晶セルをアレイ状に配列した液晶光シャッタを
用いてもかまわない。
【0028】ここで、図3ないし図5を参照し、光プリ
ントヘッド3の構成部品の詳細について説明する。図3
(a)はLEDアレイ16とアレイ支持部材17との取
付関係を示す縦断正面図、同図(b)はその縦断側面
図、図4(a)はLEDアレイ16をアレイ支持部材1
7に密着接合した状態を示す縦断正面図、同図(b)は
その縦断側面図、図5はアレイ支持部材17とフレーム
部材との取付関係を示す縦断正面図である。
【0029】アレイ支持部材17は、剛性の高いアルミ
ニウム、黄銅、鉄などの金属材料により形成されている
ため、基板20の厚さと同等以上の厚さがあれば基板2
0の反りや曲がりなどの変形を十分に矯正し得る剛性を
有するが、一側に基板20の側縁に沿う肉厚部22を形
成することによりさらに剛性が高められている。そし
て、アレイ支持部材17には、LEDアレイ16の基板
20を密着接合させる接合面23と、フレーム部材18
に対する位置合わせのための組立基準面24とが形成さ
れている。LEDアレイ16は、アレイ支持部材17を
フレーム部材18に結合する前、或いは結合した後にア
レイ支持部材17の接合面23に密着接合される。
【0030】図3(b)に示すように、基板20は長手
方向に反ったり曲がったりし易すく、仮に反りや曲がり
などの変形が生じていても、接合面23の真直性が高
く、かつ、アレイ支持部材17の剛性が高いため、図4
(b)に示すように、密着接合後には接合面23に倣っ
て変形が矯正される。なお、LEDアレイ16の基板2
0は、アレイ支持部材17の接合面23に対して接着、
ネジ止め、板ばね、クリップなどにより密着接合され
る。
【0031】フレーム部材18には、光路を確保するた
めの通孔25と、アレイ支持部材17との位置決めをす
るための組立基準面26とが形成されている。アレイ支
持部材17の組立基準面24は、フレーム部材18の組
立基準面26に対して接着、ネジ止め、板ばね、クリッ
プなどにより密着接合される。フレーム部材18に支持
される結像素子19は、等倍結像素子であればどのよう
なものでもよく、分布屈折率型集光ファイバーアレイや
ルーフミラーレンズアレイが適している。この例ではル
ーフミラーレンズアレイを用いている。また、フレーム
部材18には、感光体1との位置決め部材(図示せず)
やその他の機能部品(図示せず)が実装されている。
【0032】このような光プリントヘッド3は、LED
21を選択的に駆動することにより、LED21からの
光が感光体1に照射されるため、感光体1に静電潜像が
形成される。
【0033】以上のように、LEDアレイ16は剛性の
高いアレイ支持部材17により支持されるため反りや曲
がりなどの変形が生じていたとしても、その変形を矯正
することができる。また、アレイ支持部材17は結像素
子19や他の部品が実装されるフレーム部材18とは独
立して形成可能であるため、高精度にかつ容易に製作す
ることができる。さらに、LEDアレイ16はアレイ支
持部材17と一体に組み立てられているため、フレーム
部材18に支持された他の部品とは切り離して取り扱う
ことができ、したがって、LEDアレイ16の交換に際
してもコストが安く、リサイクルの点においても有利で
ある。
【0034】なお、アレイ支持部材17は、上述のよう
に金属材料により形成されているが、アルミニウムを使
用する場合は、押し出し、或いは引き抜き工法により製
作することが、量産性、コストの面で優れている。
【0035】次に、図6ないし図9を参照し、剛性を高
めるための手段が異なるアレイ支持部材の変形例につい
て説明する。
【0036】図6はアレイ支持部材27の第一の変形例
をLEDアレイ16とともに示す斜視図である。この例
は、板金製のアレイ支持部材27であり、両側縁に屈曲
片27aを形成することにより剛性を高く定めた例であ
る。
【0037】図7はアレイ支持部材28の第二の変形例
をLEDアレイ16とともに示す正面図である。この例
は、板金製のアレイ支持部材28であり、両側縁と中央
部とに屈曲片28a,28bを形成することにより、図
6の例よりさらに剛性を高く定めた例である。
【0038】図8はアレイ支持部材29の第三の変形例
をLEDアレイ16とともに示す正面図である。この例
は、アレイ支持部材29の厚さをLEDアレイ16の基
板20の厚さに対して数倍に定めることにより剛性を高
めた例である。アレイ支持部材17の長手方向と直交す
る方向の幅をW、厚さをhとする長方形の断面形状を想
定した場合、アレイ支持部材17の長手方向の両端を自
由端にし、中央に荷重したときの撓み量は、W×h3
反比例する。すなわち、厚さhの3乗に比例した強度が
得られることになる。このような結果と同等の強度を得
るために、厚さを厚くする部分は一部でもよいとする例
が図9の例である。
【0039】図9はアレイ支持部材30の第四の変形例
をLEDアレイ16とともに示す正面図である。この例
は、アレイ支持部材30にリブ30aを形成することに
より剛性を高めた例である。なお、リブ30aは一つで
もかまわない。
【0040】図8及び図9に示すアレイ支持部材29,
30は、金属材料により形成してもよいが、断面形状の
上からみれば樹脂成型品が量産性の点で優れている。こ
の場合、剛性の高い樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリ
カーボネート、ナイロン、ポリアセタール、ポリブチレ
ンテレフタレートなどが含まれるエンジニアリングプラ
スチックが挙げられる。また、ガラス繊維、炭素繊維な
どの添加物を補強材にしてさらに強度を増すこともでき
る。特に、ガラス繊維入りのポリカーボネートなどは量
産性に富む成型材料であり、形状寸法の精度も高いので
好ましい。
【0041】なお、図6ないし図9に示すアレイ支持部
材27〜30の下面の一側には、図2〜図5において示
した場合と同様に、フレーム部材18の組立基準面26
に位置決めされて密着接合される組立基準面24が形成
されている。
【0042】アレイ支持部材17,27,28,29,
30は剛性を高くしてもLEDアレイ16の基板20が
接合される面の真直性が保たれていなければ基板20の
変形を矯正できないので意味がない。そこで、アレイ支
持部材17を例に挙げ、図10ないし図14を参照し、
アレイ支持部材17に真直性の高い接合面23を形成す
る方法について説明する。
【0043】まず、第一の方法について説明する。図1
0(a)は接合面を形成する前の状態におけるアレイ支
持部材17の側面図、同図(b)は二次加工により接合
面23を形成した状態のアレイ支持部材17の側面図、
同図(c)はアレイ支持部材17の接合面23にLED
アレイ16を接合した状態の側面図である。
【0044】図10(a)に示すように、アレイ支持部
材17が長手方向に反っている場合は、凸面側又は凹面
側を二次加工により平坦に切削する。この例では凸面側
を切削することにより、真直性の高い接合面23を形成
する。図10(b)に示す二点鎖線は切削前のアレイ支
持部材17の凸面の形状を示している。このようにして
形成された接合面23に、図10(c)に示すようにL
EDアレイ16の基板20を密着接合する。なお、二次
加工としては、フライス加工や研磨加工が挙げられる
が、これに限られるものではない。
【0045】次に、接合面23を形成する第二の方法に
ついて説明する。図11はアレイ支持部材17を示す側
面図である。図11に示す例は、アレイ支持部材17に
その長手方向にある間隔を開けて複数の突部17a形成
し、これらの突部17aの端面により接合面23を形成
する。なお、突部17aの形成は、突部17aを形成す
る部分を残して溝17bを彫ることによって形成しても
かまわない。
【0046】したがって、突部17aの端面は面積が小
さいため平面度の確保が容易であり、接合面23は平面
度の高い複数の突部17aの端面により形成されるた
め、接合面23の真直性をさらに容易に高めることが可
能となる。
【0047】このように複数の突部17aの端面により
接合面23を形成する場合でも、図10(a)において
説明した場合のようにアレイ支持部材17の素材に反り
が生じている場合は、突部17aの端面を二次加工によ
り切削することで、接合面23の真直性を高める。図1
1に示す点線は切削前の突部17aの端面を示す。
【0048】次に、接合面23を形成する第三の方法に
ついて説明する。図12はアレイ支持部材17を示す縦
断側面図である。図12に示す例は、アレイ支持部材1
7にその長手方向にある間隔を開けて複数の突部17c
を形成し、これらの突部17cの端面により接合面23
を形成する。ただし、この例における突部17cは、ア
レイ支持部材17の素材に別部材のピンを打ち込むこと
により形成されている。
【0049】本実施の形態においても、突部17cの端
面は面積が小さいため平面度の確保が容易であり、接合
面23は平面度の高い複数の突部17cの端面により形
成されるため、接合面23の真直性をさらに容易に高め
ることが可能となる。
【0050】このように複数の突部17cの端面により
接合面23を形成する場合でも、図10(a)において
説明した場合のようにアレイ支持部材17の素材に反り
が生じている場合は、アレイ支持部材17に打ち込むピ
ンの深さを調整して突部17cの突出高さを揃えるか、
或いは突部17cの端面を二次加工により切削すること
により、接合面23の真直性を維持することができる。
【0051】次に、LEDアレイ16の真直性を調整す
る第一の方法を説明する。図13はアレイ支持部材17
とLEDアレイ16との接合状態を示す側面図である。
図13に示す例は、アレイ支持部材17とLEDアレイ
16の基板20との間に充填される充填物としての接着
剤31の厚さを調整することにより、LEDアレイ16
の基板20の真直性を維持する例である。
【0052】さらに、LEDアレイ16の真直性を調整
する第二の方法を説明する。図14はアレイ支持部材1
7とLEDアレイ16との接合状態を示す側面図であ
る。図14に示す例は、アレイ支持部材17とLEDア
レイ16の基板20との間に充填物として複数のスペー
サ32を挿入し、このときに挿入するスペーサ32の厚
さを調整することにより、LEDアレイ16の基板20
の真直性を維持する例である。この場合、各スペーサ3
2の上端を圧入、ネジ込み或いは接着などの手段により
アレイ支持部材17に結合し、下端をネジ或いは接着な
どの手段により基板20に結合する。
【0053】図13及び図14に示す方法は、図10
(a)に示すように、アレイ支持部材17が反っている
場合に有効な方法で、図13における接着剤31の厚
さ、図14におけるスペーサ32の厚さはアレイ支持部
材17の反り具合によって調整する。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の光プリントヘッドによれ
ば、微小発光セグメントアレイは剛性の高いアレイ支持
部材により支持されるため、反りや曲がりなどの変形が
生じていたとしても、その変形をアレイ支持部材により
矯正することができる。この場合、アレイ支持部材は他
の光学部品が実装されるフレーム部材とは独立して形成
可能であるため、高精度にかつ容易に製作することがで
きる。さらに、微小発光セグメントアレイはアレイ支持
部材と一体に組み立てられているため、フレーム部材に
支持された他の部品とは切り離して取り扱うことがで
き、したがって、微小発光セグメントアレイの交換に際
してもコストが安く、リサイクルの点においても有利で
ある。
【0055】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光プリントヘッドにおいて、結像素子はフレーム部
材に支持されているので、微小発光セグメントアレイと
結像素子との相対位置を容易に位置合わせすることがで
きる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の光プリントヘッドにおいて、アレイ支持部材
は、高真直性の面で微小発光セグメントアレイを密着接
合させる接合面を有するので、微小発光セグメントアレ
イをアレイ支持部材の接合面に密着接合させるだけで、
微小発光セグメントアレイの反りや曲がりなどの変形を
矯正することができる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の光プリントヘッドにおいて、接合面は二次加工によ
り形成されているので、アレイ支持部材の接合面の真直
性を容易に高めることができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、請求項3又
は4記載の光プリントヘッドにおいて、接合面はアレイ
支持部材の長手方向に沿って間隔を開けて配列された複
数の突部の端面により形成されているので、突部の端面
は面積が小さいため平面度の確保が容易であり、接合面
は平面度の高い複数の突部の端面により形成されるた
め、接合面の真直性をさらに容易に高めることができ
る。
【0059】請求項6記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の光プリントヘッドにおいて、微小発光セグメ
ントアレイはアレイ支持部材との間に充填された充填物
の厚さにより真直性が維持されているので、微小発光セ
グメントアレイの反りや曲がりなどの変形を矯正するこ
とができる。
【0060】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし6の何れか一記載の光プリントヘッドにおいて、ア
レイ支持部材は金属材料により形成されているので、ア
レイ支持部材は剛性が極めて高く、その真直性を容易に
高めることができる。
【0061】請求項8記載の画像形成装置によれば、請
求項1ないし7の何れか一記載の光プリントヘッドを具
備するので、微小発光セグメントアレイの反り曲がりな
どの変形を剛性の高いアレイ支持部材により矯正するこ
とができ、これにより、画像品質の高い画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光プリントヘッドが実装される画像形
成装置の概略構成を正面から示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態における光プリントヘッ
ドを示す縦断正面図である。
【図3】(a)はLEDアレイとアレイ支持部材との取
付関係を示す縦断正面図、(b)はその縦断側面図であ
る。
【図4】(a)はLEDアレイをアレイ支持部材に密着
接合した状態を示す縦断正面図、(b)はその縦断側面
図である。
【図5】アレイ支持部材17とフレーム部材との取付関
係を示す縦断正面図である。
【図6】アレイ支持部材の第一の変形例をLEDアレイ
とともに示す斜視図である。
【図7】アレイ支持部材の第二の変形例をLEDアレイ
とともに示す正面図である。
【図8】アレイ支持部材の第三の変形例をLEDアレイ
とともに示す正面図である。
【図9】アレイ支持部材の第四の変形例をLEDアレイ
とともに示す正面図である。
【図10】接合面を形成する第一の方法を説明するもの
で、(a)は接合面を形成する前の状態におけるアレイ
支持部材の側面図、(b)は二次加工により接合面を形
成した状態のアレイ支持部材の側面図、(c)はアレイ
支持部材の接合面にLEDアレイを接合した状態の側面
図である。
【図11】接合面を形成する第二の方法を説明するもの
で、アレイ支持部材を示す側面図である。
【図12】接合面を形成する第三の方法を説明するもの
で、アレイ支持部材とLEDアレイとの接合状態を示す
縦断側面図である。
【図13】LEDアレイの真直性を調整する第一の方法
を説明するもので、アレイ支持部材とLEDアレイとの
接合状態を示す側面図である。
【図14】LEDアレイの真直性を調整する第二の方法
を説明するもので、アレイ支持部材とLEDアレイとの
接合状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 感光体 3 光プリントヘッド 4 現像器 5 転写器 11 定着器 16 微小発光セグメントアレイ 17 アレイ支持部材 17a,17c 突部 18 フレーム部材 19 結像素子 21 発光部 23 接合面 27〜30 アレイ支持部材 31,32 充填物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 増田 浩二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高井 雅明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉村 研一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木下 昌幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大杉 友哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C162 FA04 FA17 FA23 FA44 FA50

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイ状に配列された多数の発光部から
    選択的にビームを発光させる微小発光セグメントアレイ
    と、 前記発光部に対向配置された結像素子と、 一定以上の剛性を有する材料により形成されて前記微小
    発光セグメントアレイを支持するアレイ支持部材と、 前記結像素子に対して前記発光部を位置決めして前記ア
    レイ支持部材を支持するフレーム部材と、を具備する光
    プリントヘッド。
  2. 【請求項2】 前記結像素子は前記フレーム部材に支持
    されている請求項1記載の光プリントヘッド。
  3. 【請求項3】 アレイ支持部材は、高真直性の面で前記
    微小発光セグメントアレイを密着接合させる接合面を有
    する請求項1又は2記載の光プリントヘッド。
  4. 【請求項4】 前記接合面は、二次加工により形成され
    ている請求項3記載の光プリントヘッド。
  5. 【請求項5】 前記接合面は、前記アレイ支持部材の長
    手方向に沿って間隔を開けて配列された複数の突部の端
    面により形成されている請求項3又は4記載の光プリン
    トヘッド。
  6. 【請求項6】 前記微小発光セグメントアレイは前記ア
    レイ支持部材との間に充填された充填物の厚さにより真
    直性が維持されている請求項1又は2記載の光プリント
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記アレイ支持部材は金属材料により形
    成されている請求項1ないし6の何れか一記載の光プリ
    ントヘッド。
  8. 【請求項8】 感光体と、 前記感光体に静電潜像を書き込む請求項1ないし7の何
    れか一記載の光プリントヘッドと、 前記感光体に書き込まれた静電潜像を現像する現像器
    と、 前記感光体上の現像画像を転写用紙に転写する転写器
    と、 前記転写用紙に転写された転写画像を定着する定着器
    と、を具備する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119677A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Suzuka Fuji Xerox Co Ltd Ledプリントヘッドの製造方法

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