JP2002079564A - 貼合装置 - Google Patents

貼合装置

Info

Publication number
JP2002079564A
JP2002079564A JP2000272918A JP2000272918A JP2002079564A JP 2002079564 A JP2002079564 A JP 2002079564A JP 2000272918 A JP2000272918 A JP 2000272918A JP 2000272918 A JP2000272918 A JP 2000272918A JP 2002079564 A JP2002079564 A JP 2002079564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
bonding
tension
adherend
initial position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000272918A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Omiya
伸芳 近江谷
Katsuhide Tsukamoto
勝秀 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
Priority to JP2000272918A priority Critical patent/JP2002079564A/ja
Publication of JP2002079564A publication Critical patent/JP2002079564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用紙等の被着体にフィルム等の貼合材を
貼り付けるに際し、被着体の高速送りに十分に追従性を
発揮できる貼合装置を提供すること。 【解決手段】 印刷用紙Pを送り出す送り装置11と、
印刷用紙Pの印刷面をカバーする透明なラミネートフィ
ルムFを繰り出す原反繰出装置12と、ラミネートフィ
ルムFの繰り出し方向に沿って移動可能に設けられたス
ライダー41を含むテンション調整装置13とを備え
る。このテンション調整装置13は、ガイドレール40
上に設けられたスライダー41と、このスライダー41
上でラミネートフィルムFが掛け回されるテンションロ
ーラ43と、スライダー41を所定の初期位置に保つば
ね部材48と、スライダー41が前記初期位置から外れ
たことを検知して原反繰出装置12を駆動させるモータ
81とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貼合装置に係り、特
に、印刷用紙に印刷された面をフィルムでカバーするこ
とに適した貼合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷用紙に所定の印刷を行っ
た後に、当該印刷用紙の印刷面を透明なラミネートフィ
ルム等の貼合材でカバーする貼合装置が知られている。
この貼合装置は印刷装置の後処理装置として用いられ、
印刷装置にて所定の印刷が行われた印刷用紙を所定方向
に送出する過程で、当該印刷用紙の印刷面側にラミネー
トフィルムを供給し、これら印刷用紙とラミネートフィ
ルムとの貼り合せスピードを一致させるためのテンショ
ン調整装置としてのダンサローラ等をその繰出経路に設
けて印刷用紙とラミネートフィルムとを貼り合せローラ
間に通過させることで相互に貼り合せできるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のテンション調整装置としてのダンサローラでは、高速
化が進むにつれて、ダンサローラの移動ストロークを非
常に大きく確保しなければならず、これが、装置を大型
化するという不都合を招来する。しかも、ダンサローラ
が非常に頻繁に移動しなければならないため、貼合装置
全体に過大な振動を与える要因となって貼合精度及び装
置全体に少なからず悪影響を与える要因となり、従っ
て、小型貼合装置の場合には、近時の高速印刷装置の後
処理装置として適用することに困難がある。更に、印刷
用紙の送り速度に対してラミネートフィルムの追従速度
が不規則となることから、ラミネートフィルムに必要以
上のテンションが付与された状態で印刷用紙に貼合され
てしまい、これによって、貼合後の印刷用紙に反りを生
じさせてしまうという不都合もある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、印刷用紙等の被着
体にラミネートフィルム等の貼合材を貼り付ける際に、
被着体の送り速度に十分に追従して貼り合せることので
きる貼合装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、被着体を所定方向に送り出す送り装置
と、この送り装置に併設された貼合材の原反繰出装置と
を備え、前記原反繰出装置から貼合材を繰り出して所定
の貼合位置で前記被着体に貼合材を貼合する貼合装置に
おいて、前記貼合材の繰り出し方向に沿って移動可能に
設けられた移動部材を含む弛緩装置と、前記貼合材に一
定以上のテンションが加えられて前記移動部材が予め設
定された初期位置から外れたときに、前記被着体の供給
速度より速い速度で前記原反繰出装置の繰り出しを開始
させる駆動装置とを備える、という構成を採っている。
このような構成により、前記貼合材に一定以上のテンシ
ョンが加えられたときに前記移動部材が予め設定された
初期位置から外れることとなる。この時、前記駆動装置
が作動して前記被着体の送出速度よりも速い速度で原反
繰出装置が繰り出しを行い、貼合材に作用するテンショ
ンを弛緩して前記移動部材を初期位置に戻すことがで
き、安定した状態で貼合材の繰り出し速度が被着体の送
り速度に追従可能となる。従って、例えば、被着体が印
刷用紙等のように平面的なものである場合に、貼合後の
被着体に反り等が発生することも効果的に防止すること
ができる。
【0006】本発明において、前記弛緩装置は、ガイド
レールと、当該ガイドレール上に設けられるとともに、
前記貼合材に一定以上のテンションが作用したときのテ
ンション力で前記初期位置から移動するスライダーと、
当該スライダー上に位置して前記貼合材が掛け回される
テンションローラと、前記スライダーを常時は前記初期
位置に保つ張力付与部材と、前記スライダーが前記初期
位置から外れたことを検知して前記モーターを駆動させ
るセンサーとを備える、という構成を採ることが好まし
い。このような構成により、送り装置の送り速度が上昇
して貼合材側に一定のテンションが作用したときの力で
スライダーがレール上を移動できるため、前記繰出速度
の遅れを補正する動作を極めてスムースに行うことがで
きる。しかも、スライダーが初期位置にあるか否かを検
知することで、駆動装置の駆動タイミングを取ることが
できるので、被着体の送り速度に対する貼合材の繰出速
度調整の高追従性を確保することができる。
【0007】また、前記張力付与部材は、ばね部材のば
ね力の付勢で調整可能に設けられる、という構成も採用
されている。これにより、スライダーの移動抵抗を弛緩
させてスライダーを初期位置に戻すという構成を採って
いるため、円滑な運転状態を確保することが可能とな
る。
【0008】また、本発明は、前記ガイドレールの両側
に緩衝機能を備えたストッパーがそれぞれ配置される、
という構成を併せて採用するとよい。これにより、スラ
イダーの移動ストロークを規制できるとともに、当該ス
ライダーの損傷も効果的に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1には、本実施形態の概略正面図が示さ
れ、図2には、その一部平面図が示されている。これら
の図において、貼合装置10は、印刷装置から送られて
くる被着体としての印刷済みの帯状印刷用紙P(以下
「印刷用紙」という)を図1中左側から右側(矢印方
向)に送り出す印刷用紙送り装置11(以下「送り装
置」という)と、この送り装置11の上方位置に併設さ
れるとともに、前記印刷用紙Pの印刷面(図1中上面
側)に貼合材としてのラミネートフィルムFを繰り出す
原反繰出装置12と、当該原反繰出装置12から繰り出
されたラミネートフィルムFのテンションTを適正に調
整する弛緩装置としてのテンション調整装置(以下「テ
ンション調整装置」という)13と、このテンション調
整装置13と前記送り装置11との間に設けられた剥離
材巻取装置14と、ラミネートフィルムFが貼り合され
た後の印刷用紙P1をラベル形状に抜き加工するダイカ
ット装置15とを備えて構成されている。なお、本実施
形態における印刷用紙Pは、図中下面側に粘着剤層を介
して剥離材が貼付されたものが採用され、また、ラミネ
ートフィルムFは、原反繰出装置12に保持された原反
状態において、一方の面に粘着剤層が設けられて当該粘
着剤層をカバーする剥離材Sが設けられたものが採用さ
れている。
【0011】前記送り装置11は、ベース20の図1中
左側上部に位置する鉛直方向に延びるフレーム板21A
に回転可能に支持されるとともに、前記印刷用紙Pとラ
ミネートフィルムFとの貼合位置Aを決定する上下一対
の貼り合せローラ22,23と、前記ベース20の右側
上部位置に設けられた側板24に回転可能に支持される
とともに、図示しないモーターにより間欠的に回転可能
なフィードローラ25と、このフィードローラ25に対
峙した二つのピンチローラ27,28とを備えて構成さ
れている。なお、前記上下一対の貼り合せローラ22,
23の上流側には、印刷用紙Pを吸着するバキュームグ
リッド29とバキュームポンプ30が配置され、バキュ
ームグリッド29の更に上流側には固定ガイドローラ3
2が配置されている。
【0012】前記原反繰出装置12は、前記ベース20
の上部に配設された水平方向に延びる横行フレーム21
Bに片持ち姿勢で支持されるとともに、外周にラミネー
トフィルムFを巻装してなる原反軸36と、この原反軸
36を図1中時計方向に間欠的に回転駆動させる駆動装
置としてのモーター37(図2参照)とを備えて構成さ
れている。
【0013】前記テンション調整装置13は、図3及び
図4に示されるように、前記横行フレーム21Bに固定
された支柱35に支持されて前記横行フレーム21Bと
略平行に延びるガイドレール受け39に取り付けられた
ガイドレール40と、このガイドレール40上の移動部
材としてのスライダー41と、当該スライダー41上に
設けられるとともに、前記原反繰出装置12から繰り出
されたラミネートフィルムFが掛け回されるテンション
ローラ43と、前記スライダー41の移動ストロークを
規制する一対のストッパブロック45,46に支持さ
れ、ばね57A,57Bに付勢されたストッパー56
A,56Bと、スライダー41が図中右側のストッパブ
ロック45側に当接するように引っ張り力を付与するば
ね部材48と、ストッパー56A,56Aに対してスラ
イダー41上に組付けされた板状部材60との当接状態
を検出するセンサー50(図2参照)とを備えて構成さ
れている。なお、本実施形態では、スライダー41上の
板状部材60がストッパー56A,56Aに接した位置
を初期位置Nとして設定されている。
【0014】前記ガイドレール受け39は、その長手方
向に沿って延びるスリット孔52を備えており、このス
リット孔52に沿って前記ストッパブロック45,46
の位置調整が可能に設けられている。ここで、各ストッ
パブロック45,46は、ガイドレール受け39の上面
側を跨ぐコ字状に形成され、前記スリット孔52を貫通
するとともに、ボルト54を介してコ字状の両端を固定
されるフラットな板材55と、前記コ字状に形成された
ストッパブロック45,46の上部を図4中左右方向二
列に貫通して脱落不能に保持されたストッパー56A,
56Bと、このストッパー56A,56Bの外周に装着
されたコイルばね57A,57Bとを含んで構成され、
このストッパー56A,56Bは、コイルばね57A,5
7Bにより、前記スライダー41に取り付けられた板状
部材60,61に突き当たっても衝撃が緩和されるよう
になっている。なお、図4において、ストッパブロック
46側のストッパー56B,56Bは、通常の動作時に
おいては板状部材61との接触は全くない、単に装置暴
走時の安全対策として設けられている。
【0015】前記スライダー41の左右両端に位置する
板状部材60,61の片側の板状部材60の面を貫通す
る第1のばね掛け軸63(図3,図4参照)が軸方向移
動可能に装着され、当該第1のばね掛け軸63に前記ば
ね部材48の一端が引っ掛けられるようになっている。
この一方、ばね部材48の他端は、第1のばね掛け軸6
3と相対する位置に設けられた第2のばね掛け軸65に
引っ掛けられ、これにより、スライダー41は、当該ス
ライダー41の右側に設けられた板状部材60がストッ
パブロック45の両側のストッパー56A,56Aに対
して常時は接触した初期位置Nを保持するように設定さ
れている。この際、第1及び第2のばね掛け軸63,6
5は、ガイドレール40の軸方向に沿って位置調整可能
に設けられており、これにより、ばね部材48の引っ張
り力を必要に応じて調整できるようになっている。
【0016】前記テンションローラ43は、スライダー
41の上面に固定された軸受部67に片持ち姿勢で回転
可能に軸42を介して支持されており、ラミネートフィ
ルムFとの接触抵抗によって自由に回転可能なフリーロ
ーラとして構成されている。
【0017】前記原反繰出装置12から繰り出されてテ
ンションローラ43に掛け回されたラミネートフィルム
Fは、図1及び図2に示されるように、前記横行フレー
ム21Bに立設された支柱70に支持された上下二つの
ガイドローラ71,72に掛け回され、更に、前記側板
21Aに支持されたフリーガイドローラ74〜77及び
剥離用ローラ78に順次掛け回されるようになってい
る。なお、ラミネートフィルムFは、剥離材Sを剥離し
たときに、ラミネートフィルムFの粘着剤層が印刷用紙
Pの表面側に位置するように掛け回されている。
【0018】前記剥離材巻取装置14は、前記横行フレ
ーム21Bに片持ち姿勢で支持された巻取支持軸80
と、この巻取支持軸80を回転駆動させる巻取り用モー
ター81とを備えて構成され、この巻取支持軸80が図
1中時計方向に回転することで、前記剥離用ローラ78
位置にてラミネートフィルムFに積層されている剥離材
Sを剥離し、剥離された剥離材Sを順次巻き取り可能と
なっている。
【0019】前記ダイカット装置15は下型85及び上
型86とにより構成され、上型86が予め設定されたタ
イミングで昇降することで、連続した貼付完了印刷用紙
P1に所定のラベル形状に対応した抜き加工が行われ
る。
【0020】次に、本実施形態における貼合装置10の
作用について説明する。
【0021】まず、詳細を略した上流に位置する印刷装
置からの帯状の印刷用紙Pを前記フィードローラ25と
これに対峙するピンチローラ27,28間に挟み込む。
同時に、原反繰出装置12からラミネートフィルムFを
引き出してテンションローラ43に掛け回すとともに、
複数のガイドローラ71〜77に順次掛け回した後、ラ
ミネートフィルムFから剥離材Sを剥離して剥離材巻取
装置14に掛け回す一方、剥離材Sが剥離されたラミネ
ートフィルムFを前記印刷用紙Pと同様にフィードロー
ラ25及びピンチローラ27,28間に挟み込む。
【0022】ここで、ダイカット装置15に対応してフ
ィードローラ25が間欠的に駆動すると、印刷用紙Pが
所定ストローク分送り出され、同時に、ラミネートフィ
ルムFも前記貼合位置Aの貼り合せローラ22,23に
て印刷用紙Pの表面に貼合されながら所定ストローク分
繰り出されることとなる。この際、剥離材巻取装置14
は、フィードローラ25の回転に略同期して回転し、ラ
ミネートフィルムFから剥離された剥離材Sを順次巻き
取るように作用する。
【0023】印刷用紙PにラミネートフィルムFが貼合
され間欠的に送り出される貼付完了印刷用紙P1は、ダ
イカット装置15位置で、印刷領域を囲む所定の抜き加
工が行われ、以後、同様のサイクルで順次抜き加工を行
うこととなる。このようにラミネートフィルムFが貼付
され抜き加工が施された貼付済印刷用紙P1は、次工
程、例えば、抜き加工による外側のラミネートフィルム
部分をカスとして剥離する剥離工程等に付されることと
なる。なお、ダイカット装置15が作動するときは、前
記バキュームグリッド29によって帯状の印刷用紙Pに
連続して吸引力が付与され、フィードローラ25との間
の印刷用紙P及び貼付済印刷用紙P1に弛みが生じない
よう前記ラミネートフィルムFの貼合位置Aで一定の張
力が付与されるように保たれている。
【0024】テンション調整装置13において、印刷用
紙Pの送り速度に追従するラミネートフィルムFの状態
では、前記スライダー41はストッパー56Aに板状部
材60が接した状態、すなわち初期位置Nに保たれる。
ここで、ラミネートフィルムFの繰り出す速度が印刷用
紙Pの送り速度に追従できない状態では、ラミネートフ
ィルムFに作用するテンションTとコイルばね48の相
対バランスが崩れ、スライダー41は、前記初期位置N
から図中左側に離れる。つまり、初期位置Nから離間す
る方向に移動してこれがセンサー50から外れることに
よって原反繰出装置12のモーター37が駆動して原反
軸36を回転させて印刷用紙Pの送出速度より速い速度
でラミネートフィルムFを原反ロールRから繰り出すこ
とになる。この印刷用紙Pの送出速度より速い速度でラ
ミネートフィルムFを繰り出すことにより、テンション
Tの張力の値が急速に下がる。つまり、ラミネートフィ
ルムFのテンションTが弛緩状態となり、それにより、
ばね部材48のばね力によってスライダー41が再び初
期位置Nに復帰する。そして、以後同様にして、スライ
ダー41の位置検出のON−OFFによりテンション調
整装置13が作動し、ラミネートフィルムFの張力が調
整されるようになる。
【0025】従って、このような実施例によれば、印刷
用紙Pの送り速度が高速であってもラミネートフィルム
Fに過大なテンションTを与えることなくスムースに繰
り出すことができ、小型化した貼合装置10を提供する
ことが可能となる。しかも、ラミネートフィルムFに過
大なテンションが加えられることなく貼合できるので、
印刷用紙PにラミネートフィルムFを貼合した後に、当
該印刷用紙Pと貼り合わせたラミネートフィルムFの張
力により発生する貼付済印刷用紙P1の反りも確実に解
消することができる。
【0026】なお、前記実施例では、スライダー41を
初期位置Nに復帰させるためにばね部材48を用いた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、実質的
に、ばね部材48と同等の作用を奏する機構、例えば、
トルクモーター又は分銅などであってもよい。また、ス
トッパー56A,56Bにコイルばね57A,57Bを用
いた構造を採用したが、オイルダンパ等を採用してもよ
い。
【0027】更に、前記実施例では、印刷用紙Pを被着
体とする一方、ラミネートフィルムFを貼合材とした場
合を図示、説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、被着体が立体形状を備えたものであ
ってもよく、貼合材はラベル等とすることも可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、被着体の送り速度が高速であっても貼合材
の繰出速度を被着体の送出速度より速くし、移動部材が
初期位置から外れたことを駆動タイミングとして原反繰
出し用モーターを作動して貼合材を弛緩させることによ
りテンション力を解消することができる。従って、従来
のダンサローラ方式のような過大なテンション及び異常
な機械的振動等を発生することなく適正に戻した状態で
被着体の所定位置に貼合することができる。また、貼合
材の供給速度が被着体の送り速度に柔軟に追従可能とな
ることから、例えば、被着体が印刷用紙等のように平面
的なものである場合に、貼合後の被着体に反り等が発生
することも効果的に防止することができる。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、送り
装置の送り速度が上昇して貼合材側に一定のテンション
が作用したときのテンション力でスライダーがレール上
を移動できるため、前記貼合材の供給速度の遅れを補正
する動作を極めてスムースに行うことができる。しか
も、スライダーが初期位置にあるか否かを検知すること
で、原反繰出し用モーターの駆動タイミングを取ること
ができるので、被着体の送り速度に対する高追従性を得
ることができる。
【0030】更に、請求項3記載の発明によれば、テン
ション力によるスライダーの移動抵抗をモーターにより
弛緩した後、スライダーを初期位置に戻す調整が可能と
なり、円滑な運転状態を確保することができる。
【0031】また、請求項4記載の発明によれば、スラ
イダーの移動ストロークを規制できるとともに、当該ス
ライダーの損傷及び貼合材に作用する衝撃を効果的に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る貼合装置の概略正面図。
【図2】テンション調整装置の要部平面図。
【図3】図2の要部拡大正面図。
【図4】図2の要部拡大平面図。
【符号の説明】
10 貼合装置 11 送り装置 12 原反繰出装置 13 テンション調整装置(弛緩装置) 37 モーター(駆動装置) 40 ガイドレール 41 スライダー(移動部材) 43 テンションローラ 48 ばね部材(張力付与部材) 50 センサー 56A,56B ストッパー 57A,57B ばね A 貼合位置 F ラミネートフィルム(貼合材) P 印刷用紙(被着体) P1 貼付済印刷用紙 N 初期位置 R 原反ロール S 剥離材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H113 AA04 AA05 FA48 FA52 FA53 3F108 GA05 GB01 HA04 HA12 4F100 AK01 AR00B BA02 BA07 EJ19 EJ192 GB90 HB31 HB31A JL11 JL11B 4F207 AG03 AH81 4F211 AC03 AD05 AD08 AG01 AG03 AP06 AR08 SA08 SJ13 SJ15 SJ16 SJ26 SP43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着体を所定方向に送り出す送り装置
    と、この送り装置に併設された貼合材の原反繰出装置と
    を備え、前記原反繰出装置から貼合材を繰り出して所定
    の貼合位置で前記被着体に貼合材を貼合する貼合装置に
    おいて、 前記貼合材の繰り出し方向に沿って移動可能に設けられ
    た移動部材を含む弛緩装置と、前記貼合材に一定以上の
    テンションが加えられて前記移動部材が予め設定された
    初期位置から外れたときに、前記被着体の供給速度より
    速い速度で前記原反繰出装置の繰り出しを開始させる駆
    動装置とを備えたことを特徴とする貼合装置。
  2. 【請求項2】 前記弛緩装置は、ガイドレールと、当該
    ガイドレール上に設けられるとともに、前記貼合材に一
    定以上のテンションが作用したときのテンション力で前
    記初期位置から移動するスライダーと、当該スライダー
    上に位置して前記貼合材が掛け回されるテンションロー
    ラと、前記スライダーを常時は前記初期位置に保つ張力
    付与部材と、前記スライダーが前記初期位置から外れた
    ことを検知して前記モーターを駆動させるセンサーとを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の貼合装置。
  3. 【請求項3】 前記張力付与部材は、ばね部材のばね力
    の付勢で調整可能に設けられていることを特徴とする請
    求項2記載の貼合装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドレールの両側に緩衝機能を備
    えたストッパーがそれぞれ配置されていることを特徴と
    する請求項2又は3記載の貼合装置。
JP2000272918A 2000-09-08 2000-09-08 貼合装置 Pending JP2002079564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272918A JP2002079564A (ja) 2000-09-08 2000-09-08 貼合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272918A JP2002079564A (ja) 2000-09-08 2000-09-08 貼合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002079564A true JP2002079564A (ja) 2002-03-19

Family

ID=18758960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000272918A Pending JP2002079564A (ja) 2000-09-08 2000-09-08 貼合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002079564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203467A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Sanjo Machine Works Ltd 印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203467A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Sanjo Machine Works Ltd 印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4468884B2 (ja) テープ貼付装置、マウント装置及びマウント方法
TWI433206B (zh) Fit the device
KR101300494B1 (ko) 테이프 첩부 장치 및 첩부 방법
US8196632B2 (en) Mounting apparatus and mounting method
KR20060050253A (ko) 라벨 첩부장치 및 첩부방법
JP2007062321A (ja) 積層フィルム貼合せ装置
JP4861917B2 (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP5722370B2 (ja) 光学表示パネルの連続製造システムおよび光学表示パネルの連続製造方法
JPH03147833A (ja) 薄膜張付方法及びその実施装置
JP4922140B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP4791174B2 (ja) ラベル貼付装置及びラベル貼付方法
JP5324399B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP6539523B2 (ja) シート供給装置および供給方法
JP2009280316A (ja) 張力付与装置及びシート貼付装置
JP2002079564A (ja) 貼合装置
JP6543118B2 (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP3905645B2 (ja) フィルム張付装置
JP2000190389A (ja) フィルムのラミネ―ト装置
JP2000190442A (ja) フィルムのラミネ―ト装置
JP5893500B2 (ja) シート貼付装置
JP3225039U (ja) 巻取装置
JP2022172811A (ja) 印字装置
JP2017216343A (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP2003118900A (ja) ラミネート装置及び間欠印刷機
JPH05154918A (ja) 基板にフィルムをラミネートする方法およびラミネータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051101