JP2002079067A - 気泡流吐出装置 - Google Patents

気泡流吐出装置

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JP2002079067A
JP2002079067A JP2000274931A JP2000274931A JP2002079067A JP 2002079067 A JP2002079067 A JP 2002079067A JP 2000274931 A JP2000274931 A JP 2000274931A JP 2000274931 A JP2000274931 A JP 2000274931A JP 2002079067 A JP2002079067 A JP 2002079067A
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flow path
bubble flow
pressure reducing
bubble
flow
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JP2000274931A
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English (en)
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Masayuki Nagaishi
昌之 永石
Yukihiro Fukuda
幸弘 福田
Takeshi Takagi
健 高木
Satoshi Kitazaki
聡 北崎
Hiroyuki Usui
宏之 臼井
Hiroshi Mizukoshi
宏 水越
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄水に気泡を混入する気泡流吐出装置におい
て、複数の小孔を有する減圧板に進入する洗浄水の勢い
の強弱によって、各小孔から射出される洗浄水の勢いの
強弱を抑制し均一化すること。 【解決手段】気泡流吐出装置において、洗浄水の流速を
上げテーパ部に射出させる減圧板において、減圧板に衝
突する洗浄水の乱れによって生じる小孔から射出される
洗浄水の乱れを、減圧板上流側に設けた整流機構によっ
て洗浄水の勢いを均一化し、小孔から射出される洗浄水
の勢いも均一化することで、洗浄水の空気孔からの逆流
や空気混入率の低下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手洗装置に用いられ
る気泡流吐出装置に関するものである。本発明に係る気
泡流吐出装置は手洗装置以外の吐水装置にも適用可能で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の気泡流吐出装置においては、一般
に流量を4〜6L/分とし空気を混入させることによっ
て水はね防止等により手洗装置利用者の充足感を満たす
ものであった。また流量を2〜3L/分として空気を混
入させるものについても、少流量で流線の太さを維持し
一般的な気泡流吐出装置と同様に手洗装置利用者の充足
感を満たすものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】気泡流吐出装置におい
て、洗浄水中に空気を混入させるために小孔を通過さ
せ、洗浄水の流速を増加し空気混入を行うが、流速を増
加させる部分では使用場所の水圧などの条件において洗
浄水に勢いの強弱が生じるため、洗浄水の小孔への入り
方にばらつきが生じたり、小孔入り口において洗浄水の
勢いにより抵抗が生じるため、各小孔から射出される洗
浄水に勢いの強弱が生じ、小孔を通過した後の流線の乱
れや空気混入率の低下、空気を取り込む空気孔からの逆
流を生じてしまうという問題があった。そこで本発明
は、気泡流吐出装置内の流速を増加させる部分における
洗浄水の整流機能及び洗浄水を小孔へスムーズに送る機
能をを更に充実させることで上記問題を解決することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】前記目的
達成のために、本発明に係る気泡流吐出装置は、洗浄水
流入口と、気泡流吐出口と、洗浄水流入口と気泡流吐出
口の間で延在する流路の途中に配設された空気混入機構
と、空気混入機構の下流に配設された整流機構とを備
え、空気混入機構は、気泡流吐出口と同心の円であり且
つ気泡流吐出口よりも大径の円の周上に配設された複数
の小孔を有し流路を塞いで配設された減圧板と、減圧板
の下流の流路壁に形成された空気孔とを有し、整流機構
は空気孔の下流で漏斗状に縮径する流路のテーパ部と、
テーパ部の下流端から気泡流吐出口へ向けて延在する気
泡流吐出口と同心の流路の直進部と、テーパ部と直進部
とを連結する流路のR部と、流路の直進部を塞いで配設
された整流格子とを有し、任意の流量である洗浄水に空
気が混入された気泡流を吐出する気泡流吐出装置におい
て、該減圧板の上流側であり且つ減圧板円周側に設けら
れ減圧板の中心に向かう傾斜面を有することを特徴とす
る。かかる構成により、洗浄水流入口から流れてきた洗
浄水を円周側に設けた傾斜付のガイドにより円周方向に
向かう洗浄水を小孔方向へ集めることができ、減圧板上
流側での洗浄水をスムーズに小孔方向に送ることができ
るため、小孔への洗浄水流入のばらつきを抑制すること
ができ、小孔から射出される洗浄水の勢いの強弱を抑制
することができる。
【0005】また、請求項2記載のように、洗浄水流入
口と、気泡流吐出口と、洗浄水流入口と気泡流吐出口の
間で延在する流路の途中に配設された空気混入機構と、
空気混入機構の下流に配設された整流機構とを備え、空
気混入機構は、気泡流吐出口と同心の円であり且つ気泡
流吐出口よりも大径の円の周上に配設された複数の小孔
を有し流路を塞いで配設された減圧板と、減圧板の下流
の流路壁に形成された空気孔とを有し、整流機構は空気
孔の下流で漏斗状に縮径する流路のテーパ部と、テーパ
部の下流端から気泡流吐出口へ向けて延在する気泡流吐
出口と同心の流路の直進部と、テーパ部と直進部とを連
結する流路のR部と、流路の直進部を塞いで配設された
整流格子とを有し、任意の流量である洗浄水に空気が混
入された気泡流を吐出する気泡流吐出装置において、該
減圧板中心に、減圧板と同心円であり且つ小孔が配置さ
れた内部に底面を持つ円錐形状の整流機構を設けること
を特徴とする。かかる構成により、中心部において小孔
方向へのガイドを設けることで、減圧板中心部に流れて
くる洗浄水を小孔方向へ集めることができるため、小孔
への洗浄水流入のばらつきを抑制することができ、小孔
から射出される洗浄水の勢いの強弱を抑制することがで
きる。
【0006】また、請求項3記載のように、洗浄水流入
口と、気泡流吐出口と、洗浄水流入口と気泡流吐出口の
間で延在する流路の途中に配設された空気混入機構と、
空気混入機構の下流に配設された整流機構とを備え、空
気混入機構は、気泡流吐出口と同心の円であり且つ気泡
流吐出口よりも大径の円の周上に配設された複数の小孔
を有し流路を塞いで配設された減圧板と、減圧板の下流
の流路壁に形成された空気孔とを有し、整流機構は空気
孔の下流で漏斗状に縮径する流路のテーパ部と、テーパ
部の下流端から気泡流吐出口へ向けて延在する気泡流吐
出口と同心の流路の直進部と、テーパ部と直進部とを連
結する流路のR部と、流路の直進部を塞いで配設された
整流格子とを有し、任意の流量である洗浄水に空気が混
入された気泡流を吐出する気泡流吐出装置において、該
減圧板の上流側に、前記小孔を塞ぐこと無く減圧板に垂
直に設置した複数の突起物を設けることを特徴とする。
かかる構成により、洗浄水流入口から流れてきた洗浄水
は、まず減圧板上流側に設けられた突起物に衝突して分
散するため、洗浄水が小孔に入る前に洗浄水の勢いを分
散させ強弱を均一化することができるため、小孔への洗
浄水の流入のばらつきを抑制することができる。
【0007】また、請求項4記載のように、洗浄水流入
口と、気泡流吐出口と、洗浄水流入口と気泡流吐出口の
間で延在する流路の途中に配設された空気混入機構と、
空気混入機構の下流に配設された整流機構とを備え、空
気混入機構は、気泡流吐出口と同心の円であり且つ気泡
流吐出口よりも大径の円の周上に配設された複数の小孔
を有し流路を塞いで配設された減圧板と、減圧板の下流
の流路壁に形成された空気孔とを有し、整流機構は空気
孔の下流で漏斗状に縮径する流路のテーパ部と、テーパ
部の下流端から気泡流吐出口へ向けて延在する気泡流吐
出口と同心の流路の直進部と、テーパ部と直進部とを連
結する流路のR部と、流路の直進部を塞いで配設された
整流格子とを有し、任意の流量である洗浄水に空気が混
入された気泡流を吐出する気泡流吐出装置において、該
減圧板の上流側に、前記小孔を塞ぐこと無く減圧板に垂
直に設置した複数の平面板を設けることを特徴とする。
かかる構成により、洗浄水流入口から流れてきた洗浄水
は、まず減圧板上流側に設けられた平面板に衝突して分
散し、平面板によって区切られた各小孔毎のスペースに
入るため、他の平面板によって分散された洗浄水の流れ
による乱れを抑制することができ、小孔へ流入する洗浄
水を均一化することができる。
【0008】また、請求項5記載のように、洗浄水流入
口と、気泡流吐出口と、洗浄水流入口と気泡流吐出口の
間で延在する流路の途中に配設された空気混入機構と、
空気混入機構の下流に配設された整流機構とを備え、空
気混入機構は、気泡流吐出口と同心の円であり且つ気泡
流吐出口よりも大径の円の周上に配設された複数の小孔
を有し流路を塞いで配設された減圧板と、減圧板の下流
の流路壁に形成された空気孔とを有し、整流機構は空気
孔の下流で漏斗状に縮径する流路のテーパ部と、テーパ
部の下流端から気泡流吐出口へ向けて延在する気泡流吐
出口と同心の流路の直進部と、テーパ部と直進部とを連
結する流路のR部と、流路の直進部を塞いで配設された
整流格子とを有し、任意の流量である洗浄水に空気が混
入された気泡流を吐出する気泡流吐出装置において、該
減圧板に設けられた小孔の下流側に、小孔の出口径と同
じ径を持つ直管部を設けることを特徴とする。かかる構
成により、減圧板上流側で洗浄水の乱れが生じた状態に
おいて小孔へ洗浄水が流入したとき、減圧板下流側に直
管部を設けることで小孔の流路が長くなることと同様に
なり、小孔内部において洗浄水の流れが均一化するの
で、小孔通過後の流線の乱れを低減することができる。
【0009】また、請求項6記載のように、洗浄水流入
口と、気泡流吐出口と、洗浄水流入口と気泡流吐出口の
間で延在する流路の途中に配設された空気混入機構と、
空気混入機構の下流に配設された整流機構とを備え、空
気混入機構は、気泡流吐出口と同心の円であり且つ気泡
流吐出口よりも大径の円の周上に配設された複数の小孔
を有し流路を塞いで配設された減圧板と、減圧板の下流
の流路壁に形成された空気孔とを有し、整流機構は空気
孔の下流で漏斗状に縮径する流路のテーパ部と、テーパ
部の下流端から気泡流吐出口へ向けて延在する気泡流吐
出口と同心の流路の直進部と、テーパ部と直進部とを連
結する流路のR部と、流路の直進部を塞いで配設された
整流格子とを有し、任意の流量である洗浄水に空気が混
入された気泡流を吐出する気泡流吐出装置において、該
減圧板に設けられた小孔は、減圧板上流側の面より下流
側に掘り下げた面に設置することを特徴とする。かかる
構成により、減圧板に設置した小孔は減圧板上流側面よ
り一段低い場所に開けられているため、洗浄水はこの低
くなった場所に流れ込み小孔に流れ込み、洗浄水は一旦
貯水された状態となるので洗浄水の流れの勢いは低減
し、洗浄水を小孔へ均一に流入させることができる。
【0010】また、請求項7記載のように、前記減圧板
の中心部に、減圧板と同心円であり且つ小孔が配置され
た内部に底面を持つ円錐形状の整流機構を設けることを
特徴とする。かかる構成により、円周側と中心部に洗浄
水を小孔に集める整流機構を設けているため、各々に整
流機構を設けるよりも効果的に整流効果を得ることがで
きる。
【0011】また、請求項8記載のように、前記減圧板
に設けられた小孔の下流側に小孔の出口径と同じ径を持
つ直管部をもうけることを特徴とする。かかる構成によ
り、上流側に整流機構を設けるだけでなく下流側にも整
流機構を設けることにより、各々に整流機構を設けるよ
りも効果的に整流効果を得ることができる。
【0012】また、請求項9記載のように、洗浄水流入
口の上流部の給水管路内に管路内の洗浄水の速度を均一
化する構造を有することを特徴とする。かかる構成によ
り、気泡流吐出装置に流入してくる洗浄水が管路内の各
場所において流速が異なり、気泡流吐出装置内に洗浄水
が片寄って流入し、減圧板の各小孔にばらつきを生じて
流入するのを防ぐことができる。
【0013】また、請求項10記載のように、前記給水
管路内において、管路内壁面に複数の突起物を有するこ
とを特徴とする。かかる構成により、管路内に設けた複
数の突起物が洗浄水の流れの抵抗となるため、流速が早
い場所において流速を低減させることができるため、洗
浄水流入口において洗浄水の流速はどの場所においても
ある程度均一化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】手洗装置に適用した本発明の実施
例を、図面を用いて以下に説明する。図1に本発明にお
ける気泡流吐出装置の断面図、図2に気泡流吐出装置の
減圧板に傾斜を設けた整流部を設置した断面図、図3に
減圧板下流側に直管路を設けた断面図、図4に減圧板上
流側に減圧板と垂直に平面板を設けた上面図、図5に減
圧板上流側の小孔付近を一段掘り下げた断面図、図6に
洗浄水流入口の上流側にある給水管路内に洗浄水の流速
を均一化する構造を設けた図を示す。
【0015】図1において、流入口1から流れてきた洗
浄水は減圧板2に到達すると、洗浄水は小孔3に入り流
速を増加させて射出されテーパ部4に衝突させ空気を混
入して吐水するものである。ここで、減圧板2の上流側
において、洗浄水は小孔3へ均一に分散して進入するよ
うに整流された状態になっていない場合もあるため、小
孔3の各孔から出る洗浄水には勢いに強弱が付いてしま
う。
【0016】そこで、図2には洗浄水を小孔3に均一に
進入させるために、減圧板2の上流側に整流機構を設け
た図を示している。整流機構は、減圧板2の中心部に減
圧板2と同心円上で且つ小孔3の内側に底面を持つ円錐
整流機構5と、減圧板2の円周側に設け且つ内側向きに
傾斜を設けた円周整流機構6の二つの整流機構である。
【0017】ここで、整流機構のうち中心部に設けた円
錐整流機構5は、中心部に流れてくる洗浄水(洗浄水軌
跡7a)を小孔3方向に分散すると共に円周側から流れ
てきた洗浄水(洗浄水軌跡7b)を小孔3方向へ押し戻
すものである。よって、円錐整流部5は中心部に流れて
くる洗浄水を、小孔3の設置されている円周方向に溜め
ることができるため、小孔3から射出される洗浄水の勢
いはある程度均一化されたものとなる。
【0018】また、円周整流機構6は円周側に流れてく
る洗浄水(洗浄水軌跡7b)を小孔3方向に送ると共に
中心部から流れてきた洗浄水(洗浄水軌跡7a)を再度
中心部方向に押し戻すため、洗浄水は小孔3近傍に集ま
り小孔3から射出される洗浄水の勢いはある程度均一化
されたものとなる。以上の整流機構を設けることによ
り、洗浄水を小孔3近傍に溜めることができ、それに伴
ない小孔3から射出される洗浄水の勢いを均一化するこ
とができるものである。
【0019】また、図3に減圧板の下流側に直管路を設
けた断面図を示す。ここで、減圧板2の下流側の設けた
直管路8は小孔3と同径のものである。小孔3に流入し
た洗浄水は小孔3を通り、直管路8内を通って射出され
るが、直管路8を設けることで小孔3内で整流されなか
った洗浄水が直管路8の流路の長さにより流れが均一化
され、最終的に洗浄水は整流された形となって射出され
るため洗浄水の逆流などを防ぐことができる。
【0020】ここで、直管路8は吐水口径を小孔3の径
より小さくすることで洗浄水の射出速度を更に増加させ
ることができ、空気混入率を増加させることができる。
しかし、直管路8の吐水口径を小孔3の径より大きくす
ると洗浄水の射出速度が減少すると共に、射出される洗
浄水に乱れが生じるため空気混入率の低減や逆流の恐れ
がある。上記より、直管路8の吐水口径は小孔3の径以
下の直径にすることが望ましい。
【0021】また図4には、減圧板2上流側に減圧板2
と垂直に平面板を設けた上面図を示す。ここで、減圧板
2に垂直に設置された平面板9は小孔3の間に等間隔に
設置している。上流から流れてくる洗浄水はこの平面板
9に衝突すると各小孔方向に分散され平面板9に仕切ら
れた貯留スペース10に流れ込む。流れ込んだ洗浄水は
貯留スペース10に一旦貯留されて小孔3へ流れ込むた
め、洗浄水の流れの勢いが抑制され各小孔3へ流れ込む
洗浄水の勢いが均一化される。このことにより、小孔3
へ流入する洗浄水の勢いが均一化されるため、小孔3か
ら射出された洗浄水の勢いも均一化される。
【0022】また、本実施例では洗浄水の勢いを抑制さ
せるものとして減圧板2に対して垂直に平面板9を設置
したが、それ以外にも、減圧板2の上流側に小孔3を塞
がないように複数の突起物を設置して、この突起物に洗
浄水が衝突することにより、洗浄水の勢いを分散させて
小孔3へ流入する洗浄水の勢いを均一化させる方法もあ
る。以上のように。洗浄水の勢いを分散させ小孔3へ流
入する洗浄水の勢いを均一化することにより小孔3から
射出された洗浄水に乱れを生じさせず、逆流や空気混入
率の低下を防止することができる。
【0023】図5には、減圧板上流側において一段掘り
下げた場所に小孔を設けた減圧板の断面図を示してい
る。ここで、洗浄水は減圧板2に到達すると減圧板2に
衝突し小孔3方向へ流れる(洗浄水軌跡11)。ここ
で、小孔3は一段掘り下げた場所に設けられているた
め、小孔3近傍には洗浄水が一旦貯留されるような溝1
2ができる。洗浄水はこの溝12に一旦貯留され随時小
孔3から射出されることになり、洗浄水の勢いを抑制し
洗浄水の勢いを均一化することができるため、小孔3か
ら射出された洗浄水に乱れを生じさせず、逆流や空気混
入率の低下を防止することができる。
【0024】また、図6には洗浄水流入口1の上流側の
給水管路13内に設けた洗浄水の速度を均一化させる構
造の断面図を示している。通常、給水管路13は管路が
曲がっている部分が多数存在するため、洗浄水速度にば
らつきが生じてしまうものであり、このばらつきが気泡
流吐出装置にそのまま影響する場合もある。ここで、洗
浄水の速度を均一化させるために給水管13路に洗浄水
の抵抗となるような複数の突起物14を設けている。こ
の複数の突起物14により、給水管路13内の洗浄水
で、流速の速いもの(流水:15a)に関しては遅いも
の(流水:15b)に比べて突起物14が大きな抵抗と
なり速度が低減するために、気泡流吐出装置の洗浄水流
入口1においての洗浄水の流速はある程度均一化したも
のとなり、減圧板2に設けられた小孔3に流入する洗浄
水の勢いのばらつきを防ぐことができる。
【0025】ここでは、給水管路13内の流速を均一化
するために管路13内壁面に複数の突起物14を設けた
場合を示したが、それ以外にも給水管路13の流路に細
かい網目状の板を数枚挿入することにより、この網目状
が洗浄水の抵抗となり流速をある程度均一化することが
できる。
【0026】上記にに示した減圧板2における洗浄水の
整流機構をいくつか組み合わせることにより、小孔3へ
流入する洗浄水の流れの勢いを均一化するこができ、小
孔3から射出される洗浄水の勢いの均一化や、それに伴
なう逆流や空気混入率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における気泡流吐出装置の断面図。
【図2】 本発明における気泡流吐出装置の減圧板に傾
斜を設けた整流部を設置した断面図。
【図3】 本発明における気泡流吐出装置の減圧板下流
側に直管路を設けた断面図。
【図4】 本発明における気泡流吐出装置の減圧板上流
側に減圧板と垂直に平面板を設けた上面図。
【図5】 本発明における気泡流吐出装置の減圧板上流
側の小孔付近を一段掘り下げた断面図。
【図6】 本発明における給水管路内に設けた洗浄水の
速度を均一化させる構造の断面図。
【符号の説明】
1:流入口 2:減圧板 3:小孔 4:テーパ
部 5:円錐整流部 6:円周整流部 7a、7b:洗浄水軌跡 8:直
管路 9:平面板 10:貯留スペース 11:洗浄水軌跡 12:溝
13:
フロントページの続き (72)発明者 北崎 聡 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 臼井 宏之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 水越 宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 CC12 4F033 AA09 BA02 BA03 CA04 DA01 EA05 LA06 QA06 QB02X QB03Y QB12X QB15Y QC05 QD04 QD16 QE01 QE14 QE24 4G035 AB16 AB26 AE13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水流入口と、気泡流吐出口と、洗浄
    水流入口と気泡流吐出口の間で延在する流路の途中に配
    設された空気混入機構と、空気混入機構の下流に配設さ
    れた整流機構とを備え、空気混入機構は、気泡流吐出口
    と同心の円であり且つ気泡流吐出口よりも大径の円の周
    上に配設された複数の小孔を有し流路を塞いで配設され
    た減圧板と、減圧板の下流の流路壁に形成された空気孔
    とを有し、整流機構は空気孔の下流で漏斗状に縮径する
    流路のテーパ部と、テーパ部の下流端から気泡流吐出口
    へ向けて延在する気泡流吐出口と同心の流路の直進部
    と、テーパ部と直進部とを連結する流路のR部と、流路
    の直進部を塞いで配設された整流格子とを有し、任意の
    流量である洗浄水に空気が混入された気泡流を吐出する
    気泡流吐出装置において、該減圧板の上流側であり且つ
    減圧板円周側に設けられ減圧板の中心に向かう傾斜面を
    有することを特徴とする気泡流吐出装置。
  2. 【請求項2】 洗浄水流入口と、気泡流吐出口と、洗浄
    水流入口と気泡流吐出口の間で延在する流路の途中に配
    設された空気混入機構と、空気混入機構の下流に配設さ
    れた整流機構とを備え、空気混入機構は、気泡流吐出口
    と同心の円であり且つ気泡流吐出口よりも大径の円の周
    上に配設された複数の小孔を有し流路を塞いで配設され
    た減圧板と、減圧板の下流の流路壁に形成された空気孔
    とを有し、整流機構は空気孔の下流で漏斗状に縮径する
    流路のテーパ部と、テーパ部の下流端から気泡流吐出口
    へ向けて延在する気泡流吐出口と同心の流路の直進部
    と、テーパ部と直進部とを連結する流路のR部と、流路
    の直進部を塞いで配設された整流格子とを有し、任意の
    流量である洗浄水に空気が混入された気泡流を吐出する
    気泡流吐出装置において、該減圧板中心に、減圧板と同
    心円であり且つ小孔が配置された内部に底面を持つ円錐
    形状の整流機構を設けることを特徴とする気泡流吐出装
    置。
  3. 【請求項3】 洗浄水流入口と、気泡流吐出口と、洗浄
    水流入口と気泡流吐出口の間で延在する流路の途中に配
    設された空気混入機構と、空気混入機構の下流に配設さ
    れた整流機構とを備え、空気混入機構は、気泡流吐出口
    と同心の円であり且つ気泡流吐出口よりも大径の円の周
    上に配設された複数の小孔を有し流路を塞いで配設され
    た減圧板と、減圧板の下流の流路壁に形成された空気孔
    とを有し、整流機構は空気孔の下流で漏斗状に縮径する
    流路のテーパ部と、テーパ部の下流端から気泡流吐出口
    へ向けて延在する気泡流吐出口と同心の流路の直進部
    と、テーパ部と直進部とを連結する流路のR部と、流路
    の直進部を塞いで配設された整流格子とを有し、任意の
    流量である洗浄水に空気が混入された気泡流を吐出する
    気泡流吐出装置において、該減圧板の上流側に、前記小
    孔を塞ぐこと無く減圧板に垂直に設置した複数の突起物
    を設けることを特徴とする気泡流吐出装置。
  4. 【請求項4】 洗浄水流入口と、気泡流吐出口と、洗浄
    水流入口と気泡流吐出口の間で延在する流路の途中に配
    設された空気混入機構と、空気混入機構の下流に配設さ
    れた整流機構とを備え、空気混入機構は、気泡流吐出口
    と同心の円であり且つ気泡流吐出口よりも大径の円の周
    上に配設された複数の小孔を有し流路を塞いで配設され
    た減圧板と、減圧板の下流の流路壁に形成された空気孔
    とを有し、整流機構は空気孔の下流で漏斗状に縮径する
    流路のテーパ部と、テーパ部の下流端から気泡流吐出口
    へ向けて延在する気泡流吐出口と同心の流路の直進部
    と、テーパ部と直進部とを連結する流路のR部と、流路
    の直進部を塞いで配設された整流格子とを有し、任意の
    流量である洗浄水に空気が混入された気泡流を吐出する
    気泡流吐出装置において、該減圧板の上流側に、前記小
    孔を塞ぐこと無く減圧板に垂直に設置した複数の平面板
    を設けることを特徴とする気泡流吐出装置。
  5. 【請求項5】 洗浄水流入口と、気泡流吐出口と、洗浄
    水流入口と気泡流吐出口の間で延在する流路の途中に配
    設された空気混入機構と、空気混入機構の下流に配設さ
    れた整流機構とを備え、空気混入機構は、気泡流吐出口
    と同心の円であり且つ気泡流吐出口よりも大径の円の周
    上に配設された複数の小孔を有し流路を塞いで配設され
    た減圧板と、減圧板の下流の流路壁に形成された空気孔
    とを有し、整流機構は空気孔の下流で漏斗状に縮径する
    流路のテーパ部と、テーパ部の下流端から気泡流吐出口
    へ向けて延在する気泡流吐出口と同心の流路の直進部
    と、テーパ部と直進部とを連結する流路のR部と、流路
    の直進部を塞いで配設された整流格子とを有し、任意の
    流量である洗浄水に空気が混入された気泡流を吐出する
    気泡流吐出装置において、該減圧板に設けられた小孔の
    下流側に、小孔の出口径と同じ径を持つ直管部を設ける
    ことを特徴とする気泡流吐出装置。
  6. 【請求項6】 洗浄水流入口と、気泡流吐出口と、洗浄
    水流入口と気泡流吐出口の間で延在する流路の途中に配
    設された空気混入機構と、空気混入機構の下流に配設さ
    れた整流機構とを備え、空気混入機構は、気泡流吐出口
    と同心の円であり且つ気泡流吐出口よりも大径の円の周
    上に配設された複数の小孔を有し流路を塞いで配設され
    た減圧板と、減圧板の下流の流路壁に形成された空気孔
    とを有し、整流機構は空気孔の下流で漏斗状に縮径する
    流路のテーパ部と、テーパ部の下流端から気泡流吐出口
    へ向けて延在する気泡流吐出口と同心の流路の直進部
    と、テーパ部と直進部とを連結する流路のR部と、流路
    の直進部を塞いで配設された整流格子とを有し、任意の
    流量である洗浄水に空気が混入された気泡流を吐出する
    気泡流吐出装置において、該減圧板に設けられた小孔
    は、減圧板上流側の面より下流側に掘り下げた面に設置
    することを特徴とする気泡流吐出装置。
  7. 【請求項7】 前記減圧板の中心部に、減圧板と同心円
    であり且つ小孔が配置された内部に底面を持つ円錐形状
    の整流機構を設けることを特徴とする請求項1記載の気
    泡流吐出装置。
  8. 【請求項8】 前記減圧板に設けられた小孔の下流側
    に、小孔の出口径と同じ径を持つ直管部を設けることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、6、7記載の気泡流
    吐出装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄水流入口の上流部の給水管路内
    に管路内の洗浄水の速度を均一化する構造を有すること
    を特徴とする請求項1乃至9記載の気泡流吐出装置。
  10. 【請求項10】前記給水管路内において管路内壁面に複
    数の突起物を有することを特徴とする請求項9記載の気
    泡流吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9328491B2 (en) 2010-03-31 2016-05-03 Toto Ltd. Water spouting device
CN116061199A (zh) * 2021-11-04 2023-05-05 Abb瑞士股份有限公司 涂装机器人

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US9328491B2 (en) 2010-03-31 2016-05-03 Toto Ltd. Water spouting device
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