JP2002078316A - 公転式アクチュエータ - Google Patents

公転式アクチュエータ

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JP2002078316A JP2000256984A JP2000256984A JP2002078316A JP 2002078316 A JP2002078316 A JP 2002078316A JP 2000256984 A JP2000256984 A JP 2000256984A JP 2000256984 A JP2000256984 A JP 2000256984A JP 2002078316 A JP2002078316 A JP 2002078316A
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Hitoshi Kitano
斉 北野
Katsuhiro Hirata
勝弘 平田
Tomohiro Ota
智浩 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製作できるものとする。 【解決手段】 所定半径の公転が自在とされた可動部材
3と、自転が拘束されている上記可動部材3に磁気力を
作用させて可動部材3の公転駆動を行う複数のコイル4
1〜48と、励磁するコイルもしくはコイルの励磁方向
を切り換える通電制御部とを備える。通電制御部はブラ
シと該ブラシが接触する整流子7とからなるとともに公
転運動を行う可動部材3にて上記切り換え駆動がなされ
る整流子機構である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可動部材に公転運動
を行わせる公転式アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のモータは、特公昭63−3338
2号公報に示されているステップモータのように可動部
材に自転を行わせるものであるが、特開平8−2055
15号公報や特開平6−319251号公報に示された
可変空隙型モータのように、可動部材に公転運動を行わ
せるものも存在している。磁界を移動させることで公転
自在に支持されている可動部材に公転運動を行わせるも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような公転式アク
チュエータにおいては、可動部材の公転の動きに合わせ
て磁気力の作用方向が変わるように磁界を移動させるわ
けであるが、従来は可動部材の公転位置を検出して磁界
を移動させる(励磁するコイルを切り換える)ための信
号発生器等の電気回路を用いていたことから、部品点数
が多くてコストが高くなっている。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは低コストで製作する
ことができる公転式アクチュエータを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、所定
半径の公転が自在とされた可動部材と、自転が拘束され
ている上記可動部材に磁気力を作用させて可動部材の公
転駆動を行う複数のコイルと、励磁するコイルもしくは
コイルの励磁方向を切り換える通電制御部とを備えてい
る公転式アクチュエータであって、上記通電制御部はブ
ラシと該ブラシが接触する整流子とからなるとともに公
転運動を行う可動部材にて上記切り換え駆動がなされる
整流子機構であることに特徴を有している。
【0006】この場合、可動部材に整流子片を設けて可
動部材そのものを整流子とすると、さらに部品数を削減
することができる。
【0007】この時、可動部材に各コイルに夫々電気的
接続された複数の整流子片を設けるとともに、可動部材
の支持部材側に、各コイル毎に用意した複数の給電用ブ
ラシを設けたり、可動部材に設けた整流子片とコイルと
の間の電気的接続をコイルに接続されて可動部材に接触
するブラシで行ったりすることができ、さらにコイルに
接続されたブラシは可動部材の外周面に接触させるよう
にしてもよい。また、コイルに接続されて可動部材に接
触するブラシ及び電源に接続されて可動部材に接触する
ブラシは可動部材の軸方向に付勢されて配設されて可動
部材の一面に接触させてもよい。
【0008】このほか、可動部材の外周面に整流子片を
設けるとともに、コイルに接続されて上記整流子片に接
触するブラシと、このブラシの動きを規制するストッパ
ーとを設けて、励磁するコイルもしくはコイルの励磁方
向の切り換えをストッパーとブラシとで行うようにして
もよい。
【0009】可動部材の表面に2つの同心円状の整流子
片を設けるとともに各整流子片は夫々複数の突起パター
ン部と被給電用広面積パターン部とを備えたものとし、
電源に接続されたブラシが被給電用広面積パターン部に
常時接触し、コイルに接続されたブラシが上記突起パタ
ーン部に可動部材の公転運動に応じて接触するものであ
ってもよい。
【0010】複数の給電用ブラシを備えるものでは、こ
れらブラシを一体に形成してもよい。
【0011】また、ブラシを可動部材に設けて、可動部
材の支持部材側に可動部材の公転に伴って円運動を行う
上記ブラシが接触する平面状整流子を設けたものとして
もよい。
【0012】このほか、可動部材の公転運動を受けて自
転を行う整流子を設けたものとしてもよく、この場合の
整流子は可動部材の公転軌道拘束部材を兼ねたものとす
ることができる。
【0013】可動部材の公転運動を受けて自転を行う整
流子を複数設けるとともに、これら整流子を可動部材の
異なる位置に係合させるならば、可動部材の自転拘束機
構も整流子に兼ねさせることができる。
【0014】単一の整流子の外周面に各コイルに接続さ
れたブラシが接触する正負各極用の整流子片を設けるよ
うにしたり、単一の整流子の外周面に各コイルに接続さ
れたブラシが接触する正負各極用の整流子片と、各コイ
ルに接続されたブラシ間の短絡用整流子片とを設けても
よい。
【0015】いずれにしても、ブラシは整流子との接触
部分をスリット状に形成したものが好適である。
【0016】そして本発明に係る公転式アクチュエータ
は、所定半径の公転が自在とされた可動部材と、自転が
拘束されている上記可動部材に磁気力を作用させて可動
部材の公転駆動を行わせる公転式アクチュエータであっ
て、可動部材を支持する支持部材に配設されて可動部材
の周縁部に磁束を通す磁石と、可動部材の周縁部に配設
されているとともに電源に常時接続されている導体とを
備えて、可動部材の公転による上記磁束と鎖交する上記
導体の相対位置変化で上記磁気力を得ていることに他の
特徴を有している。この場合も可動部材の公転の動きで
磁気力の作用方向の切り換えを直接行うことになる。
【0017】この時の可動部材は導体を周縁部に備えた
薄板が積層されたものとして形成されたものを好適に用
いることができる。
【0018】また、可動部材はスクロールポンプの可動
スクロール駆動用に好適に用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図1〜図3に示す公転式アクチュ
エータは、上下一対のハウジング2,5と、下部ハウジ
ング2上に固定したステータ4、そしてハウジング2,
5に対して所定半径での公転を行うように駆動される円
盤状の可動部材3とからなり、上記ステータ4は、同心
円上に等間隔で配設された複数(図示例では8個)の固
定鉄心40と、各固定鉄心40に夫々巻回されているコ
イル41〜48と、コイル41〜48への通電を切り換
える通電制御手段とからなるもので、上記可動部材3は
その公転に際して自転は行わないものとなっている。
【0020】可動部材3の支持構造について説明する
と、上記下部ハウジング2の中央部には軸20がその軸
回りの回転が自在となるように配設されているととも
に、この軸20が偏心した位置に備えている軸孔に、可
動部材3の一面から突出する軸31が回転自在に遊嵌さ
れており、これ故に、可動部材3は上記軸孔12の偏心
量を半径とする旋回(公転)が自在となっている。軸2
0は可動部材3の公転半径拘束部材として機能している
ものである。
【0021】また、下部ハウジング2と可動部材3との
間には、オルダムリング6が配設されている。可動部材
3の一面に設けたキー溝にスライド自在に係合するキー
をオルダムリング6が一面に備えているために、オルダ
ムリング6に対して可動部材3が1自由度の移動が可能
となっており、さらにオルダムリング6は他面に上記キ
ーと直交するキーを備えて該キーを下部ハウジング2に
設けたキー溝にスライド自在に係合させて、下部ハウジ
ング2に対してオルダムリング6が1自由度の移動が可
能となっている。このために、可動部材3は下部ハウジ
ング2に対してオルダムリング6を介して2自由度の移
動が可能な状態で保持されて自転について拘束されてお
り、この結果、上記軸20による案内を受けて可動部材
3が公転する時、可動部材3は自転を行うことがないも
のである。
【0022】次に通電制御手段について説明すると、こ
れは可動部材3の上面側に一体に設けた整流子7と、上
部ハウジング5に配設した正電位供給用のブラシ81〜
88及び負電位供給用(グランド接続用)のブラシ91
〜98とからなるもので、上記整流子7は、可動部材3
の上面側に放射状に並ぶ複数本(図示例では8本)の整
流子片70を備えており、これら整流子片70は夫々隣
接する位置にあるコイル41〜48の各一端に可撓リー
ド線29によって接続されている。なお、該整流子7
は、セラミックや樹脂等の絶縁材料と、銅、アルミニウ
ム、銀等の整流子片70を構成する導電材料で形成して
ある。
【0023】また、各コイル41〜48の他端は、対向
する位置にあるコイル41〜48の他端に接続されてお
り、このために図示例のものにおいては、コイル41は
コイル45と、コイル42はコイル46と短絡してお
り、固定鉄心40は8極であるものの4相となってい
る。また、コイル41〜48の巻装方向は電流が流れた
際に上記短絡されている2つのコイル(たとえばコイル
41,45)のうちの一方が巻回された固定鉄心40の
上歯がS極、下歯がN極となる時、他方が巻回された固
定鉄心40の上歯がN極、下歯がS極となるようにして
ある。
【0024】上部ハウジング5に配設しているとともに
直流電源Vに夫々接続してある正電位供給用ブラシ81
〜88は、円環状に配設しているとともにばね89によ
って整流子7側へと付勢してあり、グランドに夫々接続
してある負電位供給用ブラシ91〜98も、円環状に配
設しているとともにばね99によって整流子7側へと付
勢してあるが、これら8個のブラシ81〜88及び8個
のブラシ91〜98は、隣接位置にある最大3個が上記
整流子片70に接触するとともに、可動部材3の公転に
伴って、整流子片70と接触するものが移行していくよ
うにしてある。
【0025】すなわち、図1に示す位置に可動部材3が
ある時、正電位供給用ブラシ88,81,82が整流子
片70と接触し、負電位供給用ブラシ94,95,96
が整流子片70と接触していることから、短絡されてい
るコイル48,44と、コイル41,45と、コイル4
2,46に直流電源が供給される。この状態から可動部
材3が45°公転すれば、図3に示すように、整流子片
70には正電位供給用ブラシ81,82,83と、負電
位供給用ブラシ95,96,97が接触して、短絡され
ているコイル41,45と、コイル42,46と、コイ
ル43,47に直流電源が供給される。可動部材3の公
転に伴い、直流電源が供給されるコイル41〜48が順
次ずれていくものである。
【0026】一方、固定鉄心40の上下に対向している
上歯と下歯との間に周縁部を位置させる可動部材3は、
その周縁部がたとえば上面側がS極、下面側がN極とな
るように着磁された永久磁石で形成されており、上記コ
イル41〜48への直流電源の供給による励磁に伴い、
短絡されている対のコイルが巻回されているとともに対
向位置にある2つの固定鉄心40,40との間には、一
方側で吸引力、他方側で反発力が働くものであり、この
磁気力により可動部材3は公転駆動され、そして該公転
により、整流子7とブラシ81〜88,91〜98は励
磁されるコイル41〜48を順次切り換えていく。図1
中のばね28は、可動部材3(整流子7)をブラシ81
〜88,91〜98側に向けて軸方向付勢することで可
動部材3の軸方向位置を拘束するためのものである。
【0027】ところで、上記のものでは、公転運動を行
う可動部材3に設けた整流子7の整流子片70とコイル
41〜48との間の接続を可撓リード線29によって行
っていることから、可撓リード線29の曲げ破壊の点で
耐久性に問題を有している。図4〜図7はこの点に鑑
み、各コイル41〜48の一端に夫々2個ずつのブラシ
51,51〜58,58を接続して、可動部材3の表面
及び裏面の各全面に位置する整流子片71,72に可動
部材3の外周面において接触させることができるように
するとともに、上部ハウジング5と下部ハウジング2に
は、整流子片71,72に直流電源Vを常時接続するブ
ラシ80,90を配置し、さらには可動部材3の公転に
伴って上面側のブラシ51〜58と整流子片71及び下
面側のブラシ51〜58と整流子片72との間の接触が
切りかわるように、図5(b)に示すように、ばね59に
よる付勢でのブラシ51,51〜58,58の突出量を
制限するストッパー27を設けている。
【0028】なお、このものにおいても、対向位置にあ
るコイル同士(たとえばコイル41,45同士)を短絡
していることから、コイル41の一端に接続した2個の
ブラシ51,51のうち、一方はコイル43と同位置
に、他方は対向位置(コイル47の位置)に配設してあ
る。そして、図6に示すように、電流がブラシ80から
整流子片71とブラシ51とを通じてコイル41,45
に流れる時、さらにブラシ55から整流子片72とブラ
シ90を通じてグランドへと流れるものである。図7は
上記状態から可動部材3が45°公転した状態を示して
おり、コイル41〜48への電流供給が順次切りかわっ
ていく点では、図1〜図3に示した例と同じである。
【0029】図8に他例を示す。これは図1及び図2に
示したものと同様に放射状に配した整流子片70を有し
ている整流子7を備えたものにおいて、整流子片70を
一端を整流子7の外周面に至らせるとともに、各コイル
41〜48の一端に接続したブラシ51〜58を整流子
7の外周面に常時接触させているもので、上部ハウジン
グ5には、図1に示した配置のブラシ81〜88,91
〜98を設けてある。ブラシ81から整流子片70とブ
ラシ51を通じてコイル41に電流が流れる時、コイル
41に短絡されたコイル45を経てブラシ55から整流
子片70とブラシ95へとさらに電流が流れる。
【0030】図9及び図10に別の例を示す。これは可
動部材3に直流電源Vに接続されたブラシ80,90を
設けるとともに、下部ハウジング2上に2組の整流子
7,7を設けたもので、各整流子7は放射状に配された
複数本(図示例では8本)の整流子片70を備えた平面
状のものとなっている。そして、各コイル41〜48の
一端がこれら2組の整流子7,7の整流子片70に接続
され、コイル41〜48の他端は対向するコイル同士で
短絡されており、さらに2組の整流子7,7において、
コイル41〜48が接続された整流子70の配置が逆位
置となるようにしてあることから、2つのブラシ40,
50を有しているだけであるにもかかわらず、図10に
示すように、コイル48,41,42及びこれらに短絡
されたコイル44,45,46に電流が供給されている
状態から、可動部材3が90°公転すれば、コイル4
2,43,44とコイル46,47,48に電流が供給
される状態となり、可動部材3の公転に伴い、コイル4
1〜48への電流供給は順次切りかわっていく。
【0031】図11に示すものでは、整流子7として、
上部ハウジング5によって軸回り回転が自在とされた2
つのものを用いている。これら整流子7,7は、可動部
材3から突設された軸37,37を受ける偏心孔を備え
ているために、可動部材3が1回の公転を行う時に1回
の自転を行うものであり、直流電源Vに接続されたブラ
シ80,90が常時接触するリング状の整流子片71
(または72)と、この整流子片71(72)に接続さ
れた円弧状の整流子片70とを外周面に備えている。そ
してこれら整流子7,7の各外周には、各コイル41〜
48の一端に接続されているブラシ51〜58,51〜
58が夫々等間隔で配設されている。なお、2つの整流
子7,7では、整流子片70,70の配置位置を180
°ずらしてある。(整流子片70,70の配置位置は同
じとし、コイルの一端に接続した2つのブラシ51〜5
8,51〜58の配置位置を逆としてもよい。)可動部
材3の公転に伴って整流子7,7が自転を行うものであ
り、この自転により、整流子片70に接触するブラシ5
1〜58,51〜58が順次変化していくことから、コ
イル41〜48への電流供給が順次切りかわり、これに
よって可動部材3の公転駆動がなされるものである。こ
の場合の整流子7は、信頼性の高い回転式アクチュエー
タで用いられている整流子機構とほぼ同じ構造となって
いることから、高い信頼性及び寿命向上を容易に得るこ
とができる。
【0032】ここにおいて、可動部材3の公転を受けて
整流子7に自転を行わせるための構成であるが、これは
可動部材3の公転軌道の拘束を行うための前記軸20と
可動部材3との間の構成と全く同じであり、このため
に、軸20が無くとも整流子7,7によって可動部材3
の公転軌道拘束を行うことができる。図13はこの点に
着目して、可動部材3の上下に夫々配した整流子7に公
転軌道拘束部材としての役割も持たせることで、軸20
を排除したものである。
【0033】また、図11に示したもののように、可動
部材3の異なるところに係合して可動部材3の公転で自
転を行う2つの整流子7,7を配置する時、これら整流
子7,7は可動部材3の自転を防ぐ機能も果たすことに
なる。このために、図14に示すように、軸20だけで
なく、オルダムリング6も無くしたものとすることがで
きる。
【0034】図15及び図16に他例を示す。これは可
動部材3の公転を受けて整流子7が自転を行うようにし
ている点で上記の例と同じであるが、ここでは整流子7
を一つだけとし、該整流子7の外周面に、ブラシ80が
常時接触するリング状の整流子片71と、ブラシ90が
常時接触するリング状の整流子片72と、これら2つの
整流子片71,72に夫々電気的に接続されているとと
もに、同一外周上で周方向位置をずらしたところに位置
する2つの円弧状の整流子片70,70を設けて、各コ
イル41〜48の一端が接続されたブラシ51〜58
を、整流子片70,70の外周位置に等間隔で配置して
ある。なお、各コイル41〜48の他端は対向位置にあ
るもの同士を接続してある。
【0035】図16は、一方の整流子片70にブラシ5
2,53,54が接触するとともに他方の整流子片70
にブラシ56,57,58が接触してコイル42,4
3,44とこれらの対向位置にあるコイル46,47,
48とに夫々電流が流れている状態から、可動部材3が
90°、180°及び270°公転した時の各コイル4
1〜48(ブラシ51〜58)と整流子片70,70の
接触切換状態を示している。一つの整流子7だけで各コ
イル41〜48への電流供給を制御することができるた
めに、部品点数を少なくすることができるものである。
【0036】図17〜図19に示すものは、基本的構成
は上記図15及び図16に示したものと同じであるが、
ここでは整流子7として、整流子71,72と2つの円
弧状整流子片70,70に加えて、整流子片70,70
と同一円周上に位置する整流子片73を設けたもので、
整流子片70は隣接位置にある2つのブラシ51〜58
に同時に接触する長さを有し、整流子片73は隣接位置
にある3つのブラシ51〜58に同時に接触する長さを
有するものとして、ブラシ52,53に一方の整流子片
70が接触している時、ブラシ57,58に他方の整流
子片70が接触し、さらにブラシ54,55,56に整
流子片73が接触してこれらブラシ54,55,56間
を整流子片73が短絡するようにしてある。なお、この
状態では、一方の整流子片70にブラシ52を介してコ
イル42とこれに短絡されたコイル46とに電流i1が
流れるとともに、ブラシ56と整流子片73とブラシ5
4、そしてブラシ58と他方の整流子片70を通じて、
コイル54とこれに短絡されたコイル58にも電流i1
が流れ、一方の整流子片70にブラシ53を接触させた
コイル43に流れる電流i2はコイル43に短絡された
コイル47にも流れる。
【0037】コイル間の短絡用の整流子片73を設ける
ことで、可動部材3の45°毎の公転につれて、直列に
接続された4つのコイルに電流が流れる状態と、直列に
接続された2つのコイルに電流が流れる状態、電流が流
れない状態が漸次切りかわっていくようにしているとと
もに、この時、任意の1相のコイルに印加される電圧
が、図18(b)に示すように、正弦波状にステップ変化
するようにしていることから、高い効率を得ることがで
きるものである。
【0038】図20は、図8に示したものの他例を示す
もので、各コイル41〜48の一端に接続されたブラシ
51〜58と、直流電源Vに接続されたブラシ81〜8
8,91〜98のすべてを下部ハウジング2の上面側に
配置して、可動部材3の下面側に設けた整流子7に摺動
接触させている。上記の各ブラシを付勢するばね59,
89,99が図1等に示したばね28を兼ねるようにし
たものである。
【0039】なお、整流子7における整流子片70は、
ブラシ81〜88,91〜98との間で電路の開閉を行
うことから、ここではブラシ51〜58が接触する付近
を他の部分よりも大きくして、可動部材3の公転位置に
かかわらず、整流子片70とブラシ51〜58とが常時
接触するようにしている。ブラシ51〜58側を大きく
することで、常時接触状態を得るようにしてもよい。
【0040】また、ここでのブラシ81〜88及びブラ
シ91〜98は、図21に示すように、夫々リング状導
電部材から軸方向に突出する突部として設けることによ
り、複数のブラシ81〜88及びブラシ91〜98を夫
々1部品として形成することができ、部品点数の削減を
図ることができる。
【0041】さらには、可動部材3上に設ける整流子7
として、図22に示すように、リング状であって、外周
側に複数本の突部を突出させた整流子片71と、該整流
子片71の外周側に位置するリング状であって、内周側
に複数本の突部を突出させた整流子片72とを備えたも
のとして、各整流子片71,72に直流電源Vに接続さ
れたブラシ80,90が常時接触する広面積部75,7
6を設け、さらにコイル41〜48の各一端に接続され
たブラシ51〜58と上記整流子片71,72の突部と
の接触状態が可動部材3の公転につれて切り換えられる
ようにすることでも、直流電源Vに接続したブラシに関
する部品数を少なくすることができる。ちなみに、図2
2(a)に示す状態では、ブラシ58,51,52が整流
子片71に接触し、ブラシ54,55,56が整流子片
72に接触しており、この状態から可動部材3が45°
公転した図22(b)に示す状態では、ブラシ51,5
2,53が整流子片71に接触し、ブラシ55,56,
57が整流子片72に接触している。
【0042】以上の各例では、可動部材3として、その
周縁部に永久磁石を備えたものを用いたが、図23に示
すように、ハウジング2,5側に永久磁石M1,M2を
配置して、この永久磁石M1,M2間の磁束が可動部材
3の周縁部を通るようにするとともに、可動部材3の表
面に歯車状の導体パターンを有する電気回路33を設
け、この電気回路33にブラシ80,90を通じて直流
電源Vを常時供給するようにしてもよい。無端環状をな
す電気回路33の対向する2箇所には、給電部34,3
4を設けて、ブラシ80,90は可動部材3の公転位置
に拘わらず給電部34,34に接触しているようにして
ある。
【0043】ハウジング2,5に設けた永久磁石M1,
M2はリング状であり、図24に示すように、周方向に
おいてN極とS極とが交互に並ぶように着磁してあると
ともに、導体のパターンが歯車状となっている電気回路
33は、可動部材3の公転位置に応じて永久磁石M1,
M2間の磁束を横切る部位の位置を相対変化させていく
とともに、フレミングの左手の法則に従って発生する公
転駆動力Fの方向を変化させて可動部材3を公転させる
ために、このものにおいても、可動部材3の公転動作自
体によって駆動力Fの方向が切り換えられていく。
【0044】この場合の可動部材3は、図25に示すよ
うに、夫々電気回路33を有している薄板35を積層し
たものとしておくとともに、各薄板35上の電気回路3
3を導電性のピン36で電気的に接続したものとしてお
くと、より効率の高いものを得ることができる。
【0045】なお、上記の各例におけるブラシ51〜5
8またはブラシ80〜88またはブラシ90〜98は、
図26に示すように、複数本のスリットを備えた多点接
触型のものとしておくことで、接触抵抗を低減させるこ
とができる。
【0046】図27は上記構成のアクチュエータをスク
ロールポンプの駆動源として用いた場合を示しており、
ここでは上部ハウジング(固定スクロール)5に設けた
渦巻き状のラップ26が形成された面に対向する可動部
材3の表面に渦巻き状態のラップ34を形成して、可動
部材3自体が可動スクロールを構成するものとし、両ラ
ップ26,34が重なるように両者を組み合わせて、公
転運動を所定の回転方向において可動部材3が行う時、
上部ハウジング(固定スクロール)5のラップ26と可
動部材3のラップ34とによって閉じられた空間が外周
側から中心側へとその容積を漸次小さくしつつ移動させ
るために、上部ハウジング5の外周側に設けた吸い込み
口(図示せず)から吸い込んだ流体を、中心部に設けた
吐出口(図示せず)から吐出する。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明においては、所定半
径の公転が自在とされた可動部材と、自転が拘束されて
いる上記可動部材に磁気力を作用させて可動部材の公転
駆動を行う複数のコイルと、励磁するコイルもしくはコ
イルの励磁方向を切り換える通電制御部とを備えている
公転式アクチュエータにおいて、上記通電制御部はブラ
シと該ブラシが接触する整流子とからなるとともに公転
運動を行う可動部材にて上記切り換え駆動がなされる整
流子機構であるために、低コストで磁気力の作用方向を
漸次切り換えて可動部材を公転させることができる。
【0048】この場合、可動部材に整流子片を設けて可
動部材そのものを整流子とすると、さらに部品数を削減
することができる。
【0049】この時、可動部材に各コイルに夫々電気的
接続された複数の整流子片を設けるとともに、可動部材
の支持部材側に、各コイル毎に用意した複数の給電用ブ
ラシを設けることができる。
【0050】また、可動部材に設けた整流子片とコイル
との間の電気的接続をコイルに接続されて可動部材に接
触するブラシで行うと、公転を行う可動部材上の整流子
片とコイルとの間の電気的接続について耐久性の高いも
のを得ることができる。
【0051】さらにコイルに接続されたブラシは可動部
材の外周面に接触させることで、ブラシと可動部材の整
流子片との常時接触状態を簡便に得ることができるとと
もに、ブラシが可動部材から離れてしまうことによる放
電現象を少なくすることができる。
【0052】コイルに接続されて可動部材に接触するブ
ラシ及び電源に接続されて可動部材に接触するブラシは
可動部材の軸方向に付勢されて配設されて可動部材の一
面に接触させると、可動部材を軸方向に付勢する軸方向
拘束機構を代用させることができる。
【0053】このほか、可動部材の外周面に整流子片を
設けるとともに、コイルに接続されて上記整流子片に接
触するブラシと、このブラシの動きを規制するストッパ
ーとを設けて、励磁するコイルもしくはコイルの励磁方
向の切り換えをストッパーとブラシとで行うようにして
も、簡単に通電するコイルの切り換えを行うことができ
る。
【0054】可動部材の表面に2つの同心円状の整流子
片を設けるとともに各整流子片は夫々複数の突起パター
ン部と被給電用広面積パターン部とを備えたものとし、
電源に接続されたブラシが被給電用広面積パターン部に
常時接触し、コイルに接続されたブラシが上記突起パタ
ーン部に可動部材の公転運動に応じて接触するものであ
ってもよい。電源に接続されたブラシの数を最小にする
ことができる。
【0055】複数の給電用ブラシを備えるものでは、こ
れらブラシを一体に形成することで、部品点数を減らす
ことができる。
【0056】また、ブラシを可動部材に設けて、可動部
材の支持部材側に可動部材の公転に伴って円運動を行う
上記ブラシが接触する平面状整流子を設けたものとして
も、ブラシの本数を少なくすることができ、低コストで
磁気力の作用方向を漸次切り換えて可動部材を公転させ
ることができる。
【0057】このほか、可動部材の公転運動を受けて自
転を行う整流子を設けたものとすれば、回転式アクチュ
エータで実績の高い整流子機構とほぼ同じ構造を用いる
ことができるために、信頼性及び寿命を高めることがで
きる。
【0058】この場合の整流子は可動部材の公転軌道拘
束部材を兼ねたものとすることで、さらに部品点数を少
なくすることができる。
【0059】可動部材の公転運動を受けて自転を行う整
流子を複数設けるとともに、これら整流子を可動部材の
異なる位置に係合させるならば、可動部材の自転拘束機
構も整流子に兼ねさせることができるために、さらに部
品点数を少なくすることができる。
【0060】単一の整流子の外周面に各コイルに接続さ
れたブラシが接触する正負各極用の整流子片を設けるな
らば、整流子の数を少なくすることができて、部品点数
を削減することができ、さらに単一の整流子の外周面に
各コイルに接続されたブラシが接触する正負各極用の整
流子片と、各コイルに接続されたブラシ間の短絡用整流
子片とを設ければ、コイルに負荷する電圧を多段に切り
換えることが可能となり、正弦波状の電圧供給が可能と
なって効率を良くすることができる。
【0061】いずれにしても、ブラシは整流子との接触
部分をスリット状に形成したものが接触抵抗の軽減の点
で好適である。
【0062】そして本発明に係る公転式アクチュエータ
は、所定半径の公転が自在とされた可動部材と、自転が
拘束されている上記可動部材に磁気力を作用させて可動
部材の公転駆動を行わせる公転式アクチュエータであっ
て、可動部材を支持する支持部材に配設されて可動部材
の周縁部に磁束を通す磁石と、可動部材の周縁部に配設
されているとともに電源に常時接続されている導体とを
備えて、可動部材の公転による上記磁束と鎖交する上記
導体の相対位置変化で上記磁気力を得ていることに他の
特徴を有している。この場合も可動部材の公転の動きで
磁気力の作用方向の切り換えを直接行うことができて、
低コストで提供することができる。
【0063】この時の可動部材は導体を周縁部に備えた
薄板が積層されたものとして形成されたものを用いる
と、より効率の高いものを得ることができる。
【0064】また、可動部材はスクロールポンプの可動
スクロール駆動用に用いると、可動部材に可動スクロー
ルを一体化させることができるために小型のスクロール
ポンプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)
は平面図、(b)は断面図である。
【図2】(a)は同上の部分拡大断面図、(b)は整流子の平
面図である。
【図3】同上の可動部材が45°公転した状態を示す平
面図である。
【図4】他例の平面図である。
【図5】(a)は同上の断面図、(b)は同上の部分拡大断面
図である。
【図6】(a)(b)は同上の動作を示す平面図と底面図であ
る。
【図7】(a)(b)は同上の45°公転した状態の動作を示
す平面図と底面図である。
【図8】さらに他例の断面図である。
【図9】別の例を示すもので、(a)は断面図、(b)は部分
拡大断面図である。
【図10】(a)(b)は同上の整流子機構の動作を示す説明
図である。
【図11】他の実施の形態の一例を示すもので、(a)は
断面図、(b)は部分平面図、(c)は整流子片とブラシの配
置を示す斜視図である。
【図12】(a)(b)は同上の整流子機構の動作を示す説明
図である。
【図13】同上の他例の断面図である。
【図14】同上の更に他例の断面図である。
【図15】同上の別の例を示すもので、(a)は断面図、
(b)は整流子片とブラシの配置を示す斜視図である。
【図16】同上の整流子機構の動作を示す説明図であ
る。
【図17】同上のさらに別の例を示すもので、(a)は整
流子機構の水平断面図、(b)はA−A線断面図、(c)はB
−B線断面図である。
【図18】(a)は同上の整流子片とブラシの配置を示す
斜視図、(b)はコイルに印加される電圧の変化を示すタ
イムチャートである。
【図19】同上の整流子機構の動作を示す説明図であ
る。
【図20】他例を示すもので、(a)は断面図、(b)は底面
図である。
【図21】(a)(b)は夫々ブラシの他例の斜視図である。
【図22】更に他例を示すもので、(a)は可動部材上の
整流子片とブラシとを示す底面図、(b)は同上の可動部
材が45°公転した状態を示す底面図である。
【図23】さらに他の実施の形態の一例を示しており、
(a)は断面図、(b)は可動部材上の電解回路を示す平面図
である。
【図24】同上の動作説明図である。
【図25】同上の可動部材の他例の断面図である。
【図26】ブラシの具体構造の一例を示すもので、(a)
は断面図、(b)は平面図である。
【図27】可動スクロールポンプの断面図である。
【符号の説明】
3 可動部材 7 整流子 81〜88 ブラシ 91〜98 ブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 勝弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 太田 智浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3H044 CC14 CC19 DD05 DD18 DD28 5H607 AA00 BB01 BB04 BB13 CC01 CC05 CC07 DD01 DD02 DD03 DD16 FF06 5H613 BB04 BB14 GA02 GA09 PP04 PP05 PP06 PP07 PP08 5H641 BB02 BB17 GG02 GG04 GG08 GG12 GG15 GG19 GG20 GG26 HH03 JA09 JA15

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定半径の公転が自在とされた可動部材
    と、自転が拘束されている上記可動部材に磁気力を作用
    させて可動部材の公転駆動を行う複数のコイルと、励磁
    するコイルもしくはコイルの励磁方向を切り換える通電
    制御部とを備えている公転式アクチュエータであって、
    上記通電制御部はブラシと該ブラシが接触する整流子と
    からなるとともに公転運動を行う可動部材にて上記切り
    換え駆動がなされる整流子機構であることを特徴とする
    公転式アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 可動部材に整流子片を設けて可動部材そ
    のものを整流子としていることを特徴とする請求項1記
    載の公転式アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 可動部材に各コイルに夫々電気的接続さ
    れた複数の整流子片を設けるとともに、可動部材の支持
    部材側に、各コイル毎に用意した複数の給電用ブラシを
    設けていることを特徴とする請求項2記載の公転式アク
    チュエータ。
  4. 【請求項4】 可動部材に設けた整流子片とコイルとの
    間の電気的接続をコイルに接続されて可動部材に接触す
    るブラシで行っていることを特徴とする請求項2または
    3記載の公転式アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 コイルに接続されたブラシは可動部材の
    外周面に接触していることを特徴とする請求項4記載の
    公転式アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 コイルに接続されて可動部材に接触する
    ブラシ及び電源に接続されて可動部材に接触するブラシ
    が可動部材の軸方向に付勢されて配設されて可動部材の
    一面に接触していることを特徴とする請求項2〜4のい
    ずれかの項に記載の公転式アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 可動部材の外周面に整流子片を設けると
    ともに、コイルに接続されて上記整流子片に接触するブ
    ラシと、このブラシの動きを規制するストッパーとを設
    けて、励磁するコイルもしくはコイルの励磁方向の切り
    換えをストッパーとブラシとで行っていることを特徴と
    する請求項2記載の公転式アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 可動部材はその表面に2つの同心円状の
    整流子片を備えるとともに各整流子片は夫々複数の突起
    パターン部と被給電用広面積パターン部とを備えて、電
    源に接続されたブラシが被給電用広面積パターン部に常
    時接触しており、コイルに接続されたブラシが上記突起
    パターン部に可動部材の公転運動に応じて接触している
    ことを特徴とする請求項2記載の公転式アクチュエー
    タ。
  9. 【請求項9】 複数の給電用ブラシを一体に形成してい
    ることを特徴とする請求項3記載の公転式アクチュエー
    タ。
  10. 【請求項10】 ブラシが可動部材に設けられており、
    可動部材の支持部材側に可動部材の公転に伴って円運動
    を行うブラシが接触する平面状整流子が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の公転式アクチュエー
    タ。
  11. 【請求項11】 整流子は可動部材の公転運動を受けて
    自転を行うものであることを特徴とする請求項1記載の
    公転式アクチュエータ。
  12. 【請求項12】 整流子は可動部材の公転軌道拘束部材
    を兼ねていることを特徴とする請求項11記載の公転式
    アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 可動部材の公転運動を受けて自転を行
    う整流子が複数設けられており、これら整流子が可動部
    材の異なる位置に係合していることを特徴とする請求項
    11または12記載の公転式アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 単一の整流子の外周面に各コイルに接
    続されたブラシが接触する正負各極用の整流子片を設け
    ていることを特徴とする請求項11または12記載の公
    転式アクチュエータ。
  15. 【請求項15】 単一の整流子の外周面に各コイルに接
    続されたブラシが接触する正負各極用の整流子片と、各
    コイルに接続されたブラシ間の短絡用整流子片とを設け
    ていることを特徴とする請求項11または12または1
    4記載の公転式アクチュエータ。
  16. 【請求項16】 ブラシは整流子との接触部分がスリッ
    ト状に形成されていることを特徴とする請求項1〜15
    のいずれかの項に記載の公転式アクチュエータ。
  17. 【請求項17】 所定半径の公転が自在とされた可動部
    材と、自転が拘束されている上記可動部材に磁気力を作
    用させて可動部材の公転駆動を行わせる公転式アクチュ
    エータであって、可動部材を支持する支持部材に配設さ
    れて可動部材の周縁部に磁束を通す磁石と、可動部材の
    周縁部に配設されているとともに電源に常時接続されて
    いる導体とを備えて、可動部材の公転による上記磁束と
    鎖交する上記導体の相対位置変化で上記磁気力を得てい
    ることを特徴とする公転式アクチュエータ。
  18. 【請求項18】 可動部材は導体を周縁部に備えた薄板
    が積層されたものとして形成されていることを特徴とす
    る請求項16記載の公転式アクチュエータ。
  19. 【請求項19】 可動部材がスクロールポンプの可動ス
    クロール駆動用であることを特徴とする請求項1〜18
    のいずれかの項に記載の公転式アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007120421A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Daikin Ind Ltd スクロール圧縮機

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