JP2002077640A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP2002077640A
JP2002077640A JP2000260407A JP2000260407A JP2002077640A JP 2002077640 A JP2002077640 A JP 2002077640A JP 2000260407 A JP2000260407 A JP 2000260407A JP 2000260407 A JP2000260407 A JP 2000260407A JP 2002077640 A JP2002077640 A JP 2002077640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
format
memory card
image
facsimile apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000260407A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Hirai
広彦 平井
Yasushi Kida
靖志 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000260407A priority Critical patent/JP2002077640A/ja
Publication of JP2002077640A publication Critical patent/JP2002077640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、本発明は、操作性が高く、受信し
たものがカラー画像データでもモノクロ画像データでも
操作上同様に扱え、これらの画像データをメモリーカー
ドに記憶することができ、著作権保護も図れることを目
的とする。 【解決手段】 本発明のファクシミリ装置は、画像デー
タ種別の判別によりファクシミリ送受信されるデータが
メモリーカード用のデジタル画像処理可能なデータ形式
と異なっているとき、ファクシミリ送受信可能なデータ
形式とデジタル画像処理可能なデータ形式との間でデー
タのデータ形式を相互に変換できるデータフォーマット
変換手段と、TIFF形式のファイルヘッダとイメージ
ファイルディレクトリを生成し、その後にデータ記憶部
に記憶されたデータまたはデータフォーマット変換手段
によって変換された変換データを付加してTIFF形式
のデータに変換するTIFF形式変換手段をえたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データや音声
データ等の入手したいデータを回線から受信してこれを
メモリーカードに保存でき、メモリーカードに記憶され
ているカラー画像データやスキャナで読み込んだ画像デ
ータをモノクロファクシミリ装置にも送信できるファク
シミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられているファクシミリ装置
は、送信したい画像をスキャナにて操作し、イメージ情
報を取り込んで、その画像を送信したり、あるいは、そ
のようにして送られてきた画像を受信するだけのもので
あった。
【0003】ところで、近年パーソナルコンピュータへ
の画像入力機としてデジタルスチルカメラが登場し、そ
の静止画像の保存手段として各種のメモリーカードが利
用されている。そして、この静止画像が記録されたメモ
リーカードをメモリーカード入出力部に挿入し、読取処
理を行うことで、パーソナルコンピュータに画像データ
を取り込むことが広く行われるようになってきている。
【0004】しかし、せっかくメモリーカードを用いて
パーソナルコンピュータで画像処理できるようになって
も、処理された画像を遠隔地に送信する場合にはまず画
像をプリントアウトし、これをファクシミリ装置で送信
することが一般的に行われている。これは、電子データ
で保存されているものをペーパー上の可視情報とし、さ
らに再び電子データに戻していることであり、記憶媒体
を有効利用したことにはならない。
【0005】そこで、本出願人らはファクシミリ装置に
メモリーカード入出力部を設け、これにメモリーカード
を装着し、格納されているデータをカードから直接送信
することに思い至った。このファクシミリ装置はファク
シミリ装置の機能を飛躍的に向上させるものであり、フ
ァクシミリ装置の可能性を拡大するものである。
【0006】しかし、従来のファクシミリ装置は単純な
画像の通信手段にすぎず、このようなメモリーカードが
装着されたとき例えば画像内容をどうやって確認し、送
信したり印刷したりするのかなど、どのような処理を行
うのか、難問が山積みである。
【0007】また、最近インターネット経由で画像デー
タや音声データを配信し、決済なども電子的に行うとい
うサービスが、世界中で急速に進展しつつある。このよ
うな画像データや音声データを入手するのは普通パーソ
ナルコンピュータや携帯電話等の端末で行われるが、こ
れらは例えば高齢者などにとってはまだなじみが薄く、
せっかくのサービスも縁遠くなっている。現在、もっと
もポピュラーなデータ通信手段はファクシミリ装置であ
るが、今のところファクシミリ装置がこうした配信デー
タを受信する端末として考えられたことはない。
【0008】そして、配信されるデータが不法にコピー
されたりすることもあり、これらの配信データの著作権
保護をどのようにすれば図れることができるのか検討さ
れている。そして、もしファクシミリ装置で配信データ
を入手するようになった場合、著作権保護が図れるかど
うか未解決である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のファクシミリ装置は、画像が記載された原稿をスキャ
ナを介して読み取り、送信したり受信したりするだけの
ものであり、上述したデジタルスチルカメラで撮影した
画像等を直接送信することはできないものであった。
【0010】その理由は、メモリーカードに記憶されて
いるデジタルスチルカメラ等で撮影した画像データと、
ファクシミリ装置で送受信される画像データとは、画像
データの圧縮形式が異なっているからである。前者はパ
ーソナルコンピュータ等によって画像処理できるような
データ形式であり、後者はファクシミリ装置が送受信で
きるデータ形式であるが、両者別個に規格、発展してき
たため形式が異なるに至っている。とくに後者はモノク
ロ画像とカラー画像でデータ形式が相違し、モノクロ画
像のデータ形式にも複数種類形式が存在するため、デー
タ形式の不整合はあちこちで生じている。
【0011】従って、これらのデータ形式の差を埋め
て、相手がモノクロファクシミリ装置であっても、メモ
リーカードに記憶されたカラーの画像データのデータ形
式を自動的に変換して、あたかもデータ形式の不整合が
ないかの如く送信できるファクシミリ装置が望まれてい
る。
【0012】この場合、カラーファクシミリ装置から送
られた画像データも、モノクロファクシミリ装置から送
られた画像データも、まったく同様に受信されることに
なるが、これをファクシミリ操作者が別々の操作をした
りするのでなく、両者のデータの違いを認識しないで扱
える高い操作性が望まれる。
【0013】また、インターネット経由で配信される画
像データや音声データを入手するファクシミリ装置は現
在のところ存在しないし、入手したデータの著作権保護
機能を果せるファクシミリ装置は存在していない。ファ
クシミリ装置がもっともポピュラーなデータ通信手段で
あることを考慮すると、ファクシミリ装置の活用はもっ
と図られてよい。
【0014】そこで、本発明は、操作性が高く、通信先
からカラー画像データが送られてきても、モノクロ画像
データが送られてきても操作上同様に扱え、データの検
索や処理が容易で、これらの画像データを画像処理可能
なメモリーカード用のデータ形式に変換してメモリーカ
ードに記憶することができ、著作権保護も図れるファク
シミリ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のファクシミリ装置は、送受信するデータをTI
FF形式で記憶できるデータ記憶部と、画像データを記
憶するメモリーカードを装着することができ、該メモリ
ーカードへのデータ書き込みと該メモリーカードからの
データの読み取りを行うことができるメモリーカード入
出力部と、相手が受信可能な画像データ種別を判別でき
るデータ変換管理手段と、画像データ種別の判別により
ファクシミリ送受信されるデータがメモリーカード用の
デジタル画像処理可能なデータ形式と異なっていると
き、ファクシミリ送受信可能なデータ形式とデジタル画
像処理可能なデータ形式との間でデータのデータ形式を
相互に変換できるデータフォーマット変換手段と、TI
FF形式のファイルヘッダとイメージファイルディレク
トリを生成し、その後に受信したデータまたはデータフ
ォーマット変換手段によって変換されたデータを付加し
てTIFF形式のデータに変換するTIFF形式変換手
段と、TIFF形式変換手段が作成したTIFF形式の
データをデータ記憶部またはメモリーカードに記憶させ
る中央制御部を備えたことを特徴とする。
【0016】これにより、操作性が高く、通信先からカ
ラー画像データが送られてきても、モノクロ画像データ
が送られてきても操作上同様に扱え、データの検索や処
理が容易で、これらの画像データを画像処理可能なメモ
リーカード用のデータ形式に変換してメモリーカードに
記憶することができ、著作権保護も図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、通信回線を介して送受信したデータを変調及び復調
するモデムと、送受信するデータをTIFF形式で記憶
できるデータ記憶部と、画像データを記憶するメモリー
カードを装着することができ、該メモリーカードへのデ
ータ書き込みと該メモリーカードからのデータの読み取
りを行うことができるメモリーカード入出力部と、相手
が受信可能な画像データ種別を判別できるデータ変換管
理手段と、画像データ種別の判別によりファクシミリ送
受信されるデータがメモリーカード用のデジタル画像処
理可能なデータ形式と異なっているとき、ファクシミリ
送受信可能なデータ形式とデジタル画像処理可能なデー
タ形式との間でデータのデータ形式を相互に変換できる
データフォーマット変換手段と、TIFF形式のファイ
ルヘッダとイメージファイルディレクトリを生成し、そ
の後に受信したデータまたはデータフォーマット変換手
段によって変換されたデータを付加してTIFF形式の
データに変換するTIFF形式変換手段と、TIFF形
式変換手段が作成したTIFF形式のデータをデータ記
憶部またはメモリーカードに記憶させる中央制御部を備
えたことを特徴とするファクシミリ装置であるから、T
IFF形式のデータとしてカラー画像データもモノクロ
画像データも同様に扱え、イメージファイルディレクト
リにデータ情報を記録できるので、通信先からカラー画
像データが送られてきても、モノクロ画像データが送ら
れてきても操作上同様に扱え、操作性が高く、データの
検索や処理が容易で、これらの画像データを画像処理可
能なメモリーカード用のデータ形式に変換してメモリー
カードに記憶することができる。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は、イメー
ジファイルディレクトリを介すことにより、通信先情報
と画像データ種別情報が読み出し可能であることを特徴
とする請求項2記載のファクシミリ装置であるから、画
像種別情報を通信先情報とともにTIFF形式のイメー
ジファイルディレクトリに書き込んでいるため、種別が
異なるあらゆる受信データがデータ受信情報の中に含め
られて同じように簡単に扱える。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、データ
変換管理手段が、デジタル識別信号または非標準機能設
定にカラー画像送信機能情報が含まれていない場合に、
画像データ種別をモノクロ画像データと判断し、非標準
機能情報にカラー画像送信機能情報が含まれている場合
に、画像データ種別をカラー画像データと判断すること
を特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ装
置であるから、非標準機能信号を利用して画像データ種
別を判定できる。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は、中央制
御部が前記データ記憶部に記憶されたTIFF形式の受
信データを読み出すことにより、表示手段が通信先情報
及び/または画像データ種別及び/または受信日時を表
示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
のファクシミリ装置であるから、表示手段に表示された
受信データ情報の一覧表示をみて操作者が操作したり、
検索したりすることができる。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、中央制
御部が前記メモリーカードに記憶されたTIFF形式の
受信データを読み出すことにより、表示手段が画像デー
タ種別及び/または通信先情報及び/または受信日時を
表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載のファクシミリ装置であるから、表示手段に表示され
たメモリーカードの画像データ種別及び/または通信先
情報及び/または受信日時の一覧表示をみて、操作者が
操作したり、検索したりすることができる。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は、メモリ
ーカードがSD(Secure Digital)メモリーカードであ
ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフ
ァクシミリ装置であるから、SDメモリーカードはセキ
ュリティの面で優れており、著作権問題に対して十分に
配慮されたファクシミリ装置を実現することができる。
【0023】(実施の形態)以下、本発明の実施例を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態
におけるファクシミリ装置の外観を示す斜視図、図2は
同実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を示すブ
ロック図である。図3は本発明の一実施の形態における
ファクシミリ装置のデータフォーマット変換部の詳細構
成を示す図である。
【0024】図1において、1はファクシミリ装置本
体、2は発呼のためのダイヤル等を行う操作部、3は、
後述するデータ受信情報等の各種表示を行ったり、当方
よりファクシミリ送信する画像情報を、送信に先立って
確認したり、受信した画像情報やメモリーカードの画像
情報を印刷するに際して、その画像のチェックをするこ
とができる液晶ディスプレー、4は通話を行うためのハ
ンドセット、5はSD(Secure Digital)メモリーカー
ド6を挿入可能で、このSDメモリーカード6との間で
画像情報のやり取りを行うSDカードリーダ・ライター
28(本発明におけるメモリーカード入出力部で、後述
する)のカード挿入スロットである。このSDメモリー
カード6は、世界の主要なソフト・コンテンツ会社から
強く求められている著作権保護機能に対応した次世代の
メモリーカードである。なお、メモリーカードとしてS
Dメモリーカードのほかパーソナルコンピュータカード
規格に準拠したメモリーカードでもよく、コンパクトフ
ラッシュ(登録商標)カード、スマートメディア等が好
ましいが、著作権保護が可能になるSDメモリーカード
6がもっとも望ましい。SDメモリーカード6には多数
の画像データが記憶されるが、希望する特定の画像を読
み出すために一覧表示をすることができるサムネイル画
像と、このサムネイル画像と対応する詳細画像がそれぞ
れ記憶されている。なお、当然ながらSDメモリーカー
ド6は、画像データのほかにも音声データ等も保存でき
る。
【0025】図2において、20は中央制御部(本発明
における制御手段)であり、この中央制御部20はファ
クシミリ装置全体の動作プログラムを格納したROMに
基づく各種演算処理を行うCPU、並びにこのCPUと
の間でデータの送受を行うRAMを備えており、ファク
シミリ装置各部の動作を制御するものである。21は通
信回線を介して受信した画像データや音声データ等の受
信データ及び送信データをいったん記憶するフラッシュ
メモリー等のデータ記憶部、22は通信インターフェー
スであり、図示していない電話回線と本ファクシミリ装
置との間の接続や各種プロトコールデータのやりとりお
よびデータの送信と受信を行う。23は相手ファクシミ
リ装置との間でのデータのやり取りに際し、変調/復調
を行うモデム、24は各種操作部であり、後述する選択
入力部31と一緒に図1における操作部2として示され
ている。各種操作部24は、SDメモリーカード6に記
憶するデータを特定のものに限るために、予め通信先情
報(電話番号等)や他の属性を登録することで自動保存
の設定をしておいたりするなどの各種入力を行うもので
ある。25はスキャナであり、原稿画像を読み取るもの
であり、本実施の形態においてはカラーイメージセンサ
を用いている。
【0026】26はデータフォーマット変換部(データ
フォーマット変換手段)であり、カラーファクシミリ装
置にて使用するITU−T T.81規格に準拠したフ
ォーマットの画像データを、SDメモリーカード6の圧
縮フォーマットであるTIFFのJFIFフォーマット
又はDCFのJPEG形式のデータに変換するものであ
る。その逆も実行される。なお、データフォーマット変
換部26は専用のデジタルシグナルプロセッサ(DS
P)を利用して構成されており、データ変換を行う際の
演算は以下述べるようにかなり複雑であるが、高速に実
行される。ITU−T T.81規格に準拠したフォー
マットとしてはL***が採用されており、また、S
Dメモリーカード6の圧縮フォーマットとしては一般に
YCbCrデータ形式が採用されているが、この場合
に、データフォーマット変換部26で行われる変換は以
下の(数1)(数2)(数3)の関係を利用して行われ
る。
【0027】
【数1】
【0028】
【数2】
【0029】
【数3】
【0030】なお、YCbCrデータはパーソナルコン
ピュータやデジタルスチルカメラ等でデジタル画像処理
ができるデータ形式であるから、SDメモリーカード6
に記憶されているデータをパーソナルコンピュータやデ
ジタルスチルカメラでそのまま処理できるものである。
【0031】CIE(国際照明学会)が定めた三原色R
GBからL***への変換は、三刺激値XYZを介し
て(数1)(数2)のように変換される。X0、Y0、Z
0は、照明光の三刺激値でY0=100である。従って、
この逆関数をとることによってL***から三原色R
GBへの変換が可能になる。また、RGBからYCbC
rへの変換は(数3)に従って行うことができる。な
お、データフォーマット変換部26の詳細な構成とその
変換管理がどのように行われるかについては後で詳述す
る。
【0032】続いて、図2において27はプリント部で
あり、受信したファクシミリ画像データをカラー印刷や
モノクロ印刷する。28はSDメモリーカード6との間
でデータのやり取りを行うSDカードリーダ・ライター
である。29は音声出力部であり、送られてくる音声デ
ータをD/A変換し増幅して出力するものであり、図1
におけるハンドセット4もこれに含まれる。30は液晶
ディスプレー3にデータ受信情報やサムネイル画像、詳
細画像等の多くの表示を行う表示手段である。また、3
1は、受信したデータがモノクロ画像データの場合に、
SDメモリーカード6に保存すべきデータを選択して、
SDメモリーカード6への保存指示を出したり、送信時
画像チェックのため、サムネイル画像の番号を入力でき
る選択入力部である。図1に示す操作部2はこの選択入
力部31と各種操作部24で構成される。
【0033】表示手段30は、ファクシミリ装置が画像
を送信したり、印刷したりする場合に、画像の特定を行
うため、サムネイル画像を一覧表示する。これをみて操
作者が選択入力部31によってサムネイル番号入力を行
うと、この表示手段30と中央制御部20は、このサム
ネイル番号と関係付けられた詳細画像をSDカードリー
ダ・ライター28を介してSDメモリーカード6へ読み
出しにいく。読み出された詳細画像データは、SDカー
ドリーダ・ライター28を介して、表示手段30によっ
て、液晶ディスプレー3上に拡大された詳細画像として
ひらかれる。このほか受信処理に関し、表示手段30
は、通信回線から受信した各種データを一覧表示して、
受信したすべてのデータの受信情報表示を行う。これに
よって受信データの選択が可能になり、直接SDメモリ
ーカード6へ保存したもの以外で、データとして保存す
るか、プリントアウトするか、データ廃棄するか、など
の処理を行うことができる。
【0034】32はデータ記憶部21に記憶されている
データを管理するメモリー管理部である。33は通信イ
ンターフェース22を介して得られるデジタル識別信号
(DIS信号)または非標準機能(NSF信号)を利用
して、相手(受信先)のファクシミリ装置が受信可能な
データがカラーかモノクロかを判別し、データフォーマ
ット変換部26に対して、こちらから送信するデータを
相手が受信できるようなデータ形式に変換するよう指令
するとともに、同じくデジタル命令信号(DCS信号)
または非標準機能設定(NSS信号)を利用して、逆
に、送られてきた実際の画像データがカラーかモノクロ
かをチェックし、データフォーマット変換部26にデー
タ形式の変換を指令するデータ変換管理手段である。
【0035】データ変換管理手段33は、スキャナ読み
取りかメモリーカード送信かで、変換前のデータ形式を
把握すると、「変換前形式」フラグの中の「RGB」フ
ラグ、「YCbCr」フラグをたて、また、変換後の目
的形式を認識すると「変換後形式」フラグの中の「カラ
ー」フラグまたは「モノクロ」フラグをセットするもの
である。また、データに付けられた各種ヘッダの処理
(分離や付与)を管理、実行する。34はデータ記憶部
21やSDメモリーカード6に記憶するデータをTIF
F形式に変換するTIFF形式変換手段である。TIF
F形式変換手段34はTIFFファイルヘッダとイメー
ジファイルディレクトリ(IFD)を生成して、その後
に通信先情報やNSS、TSI、DCS信号の情報、セ
ルの縦横長さ、解像度情報、さらに受信データを付加し
て1つのファイルを作り、データ記憶部21やSDメモ
リーカード6に記憶するものである。
【0036】まず、データフォーマット変換部26の詳
細な構成について説明する。図3において、35はスキ
ャナ25により読み取られたRGBデータをL***
形式データに符号化する(RGB→L***)変換部
である。(数1)(数2)に従ってL***データに
変換する。次に、36はこの(RGB→L***)変
換部35によって変換されたL***データの中から
*成分のデータを抽出するL*成分抽出部である。L*
成分は輝度を示し、a**成分は色差成分を示すから、
*成分を抽出すればモノクロ画像を作り出すことがで
きる。37はL*成分抽出部36で抽出されたL*成分に
γ補正を施し、得られる二値データに歪が出ないように
するγ補正部、38はγ補正部37ら出力された二値デ
ータを圧縮符号化するためのMH変換部である。γ補正
を施さないと二値データに歪が生じるので、変換後のモ
ノクロ画像の画質を上げるためにγ補正部37は必要で
ある。MH変換部38はMH(Modified Hu
ffman)符号化を行うもので、ランレングス符号化
を基本とする。39はSDメモリーカード6に記憶され
ているカラー画像データを一旦RGBデータに復号化
し、これを(RGB→L***)変換部35に入力す
る(YCbCr→RGB)変換部である。(数3)に従
って、デジタル画像をカラー表現するのに使用されるY
CbCrデータをRGBデータに戻すものである。
【0037】このように、データ変換管理手段33がこ
ちらから画像を送る相手(受信先)がモノクロファクシ
ミリ装置で、モノクロ画像を送信すべきだと判断する
と、「変換後形式」フラグにおいて「モノクロ」フラグ
をセットし、MHデータを出力するようにデータフォー
マット変換部26に指令するから、データフォーマット
変換部26のRGBの入力ポートにRGBデータを入力
しても、あるいは、YCbCrの入力ポートにYCbC
rデータを入力してもMHの出力ポートからMHデータ
が出力される。この2つのデータ変換のどちらが行われ
るかは、操作者からの入力によるのであり、原稿の読み
取りとメモリーカード送信のどちらが選択されたかで
「変換前形式」フラグがセットされ決定される。原稿の
読み取りの場合は「RGB」フラグ、メモリーカード送
信の場合は「YCbCr」フラグがセットされる。
【0038】これに対し、データ変換管理手段33がカ
ラー画像データを送信しなければならないと判断する
と、「カラー」フラグをたてて、L***データを出
力するようにデータフォーマット変換部26に指令する
から、データフォーマット変換部26のRGBの入力ポ
ートにRGBデータを入力しても、あるいは、YCbC
rの入力ポートにYCbCrデータを入力してもL**
*出力ポートからL* **データが出力される。この
2つのデータ変換のどちらが行われるかは、モノクロ画
像の場合と同じで操作者からの入力でデータ変換管理手
段33にどの「変換前形式」フラグがセットされたかに
よって決定される。このように相手先がモノクロファク
シミリ装置で、こちらからSDメモリーカード6に記憶
したカラー画像や、スキャナ25で読み込んだカラー画
像を送る場合であっても、データフォーマット変換部2
6の作用によってデータ形式の不整合をまったく感じさ
せないで直ちに送信することができる。
【0039】また、データフォーマット変換部26は画
像データ受信用に以下の構成を備えている。図3におい
て、40はモノクロ圧縮形式変換部、41は(L**
*→RGB)変換部、42は(RGB→YCbCr)変
換部である。モノクロ画像を示すMHデータを受信した
場合、MH入力ポートからMHデータはモノクロ圧縮形
式変換部40に入力される。モノクロ圧縮形式変換部4
0は、選択入力部31からMH形式(デフォルト)以外
の他の圧縮データ形式に変換せよとの設定が入力されて
いない限り、MHポートからMHデータを無変換で出力
する。もし、他の圧縮データ形式(MR形式、MMR形
式等)への変換の設定がなされていれば他方のポートか
ら変換後のデータ形式で出力される。その理由は、TI
FF形式がMHデータ形式をサポートしているので、S
Dメモリーカード6用にTIFF形式を採用すれば、M
HデータをそのままSDメモリーカード6に記憶でき、
非常に処理が簡単になるからである。しかし、圧縮率を
さらに上げたいなどといった理由があれば他のデータ形
式に変換する必要があるからである。
【0040】カラー画像を示すL***データを受信
した場合には、L***入力ポートからL***デー
タが(L***→RGB)変換部41に入力される。
(数1)(数2)に従い、ITU−T T.81規格に
準拠した圧縮データはいったん復号化されRGBデータ
とされる。次いでこのRGBデータは(RGB→YCb
Cr)変換部42に送られ、再びデジタル画像のカラー
表現であるYCbCrデータに圧縮符号化され、YCb
Cr出力ポートから出力され、SDメモリーカード6等
に保存される。
【0041】なお、音声データの配信を受ける場合に
は、MP3(MPEG AudioLayer3)フォ
ーマットかAAC(Advanced Audio C
oding)フォーマットの音声圧縮形式データをSD
メモリーカード6用のデータフォーマットへ変換すれば
よい。データフォーマット変換部26にこのような変換
機能をもたせることによりSDメモリーカード6に格納
されたデータは、パーソナルコンピュータや再生装置で
直ちに再生することができる。
【0042】本実施の形態のデータ変換管理手段33
は、変換前のデータ形式を認識して「変換前形式」フラ
グをたて、また、変換後の目的形式を認識して「変換後
形式」フラグをたてて、データフォーマット変換部26
にデータ形式の変換を命じる。これにより、必要なデー
タ形式を変換することが可能になる。TIFF形式変換
手段34は、データ変換管理手段33の管理下でTIF
F形式のファイルを作り、中央制御部20がデータ記憶
部21やSDメモリーカード6に記憶するのを可能にす
る。
【0043】以上のように構成された、ファクシミリ装
置の動作について、図4、図5の動作フローチャート
と、図6の信号シーケンスを参照して説明する。図5は
本発明の一実施の形態におけるファクシミリ装置の送信
処理の流れを示すフローチャート、図4は本発明の一実
施の形態におけるファクシミリ装置の処理の流れを示す
フローチャート、図6は本発明の一実施の形態における
ファクシミリ装置の送受信信号のシーケンスを示す図で
ある。
【0044】まず、本ファクシミリ装置にてデータを受
信する際の動作について説明する。
【0045】データを受信する場合は、CNG信号を受
けると図4と図6に示すようにSTEP1よりSTEP
2へ移行し、NSF信号、CSI信号、DIS信号を通
信先のファクシミリ装置へ送信する。これにより相手か
らNSS信号、TSI信号、DCS信号を受信し、CF
R信号を送った後、画像データ等のデータを受信する
(STEP3)。
【0046】通信用のヘッダが除去された後、TIFF
形式変換手段34はTIFF形式ファイルヘッダとイメ
ージファイルディレクトリ(IFD)に続けて、通信先
情報やNSS信号の情報、セルの縦横長さ、著作権保護
情報、受信データを付加したTIFFファイルを1つ作
り、フラッシュメモリーからなるデータ記憶部21に記
憶する(STEP4)。
【0047】その後、データ変換管理手段がデジタル命
令信号(DCS信号)または非標準機能設定(NSS信
号)を利用してカラー画像データか、モノクロ画像デー
タかを判断する(STEP5)。モノクロ画像の場合
は、中央制御部20はデータ受信情報であるこのデータ
のタイトル(ファイル名)、または通信先情報等を、
「モノクロ画像データです。保存しますか?」などのメ
ッセージとともに液晶ディスプレー3に表示する(ST
EP6)。受信したデータに著作権保護機能をもたせる
「セキュリティ」フラグがたっているときには、あわせ
てこの情報もデータ受信情報として表示する。なお、こ
のデータ受信情報はデータ記憶部21のIFDから読み
出され、一覧表示される。
【0048】もし、データ変換管理手段33が、受信し
たデータをカラー画像データと判断した場合はSTEP
7に移り、選択入力部31により予め「自動保存」フラ
グがたっているかどうか、データ変換管理手段33がチ
ェックする。「自動保存」フラグがたっていれば、中央
制御部20はこのデータのタイトル(ファイル名)、通
信先名等を、自動保存を行うため表示の必要はないが確
認のため「この受信データはメモリーカードに自動保存
します。」等のメッセージとともに液晶ディスプレー3
に表示する(STEP8)。なお、このデータ受信情報
もデータ記憶部21のIFDから読み出され、一覧表示
されたものである。
【0049】続いて、データ変換管理手段33は、デー
タフォーマット変換部26にデータ記憶部21に記憶さ
れたカラー画像データをL***データからSDメモ
リーカード6の圧縮フォーマットとしてのYCbCrデ
ータにデータ形式変換を命じる(STEP9)。データ
フォーマット変換部26は、(L***→RGB)変
換部と(RGB→YCbCr)変換部の2つの変換要素
で2段の変換を行い、データをYCbCrデータ形式に
変換後、データ変換管理手段33はこのYCbCrデー
タをTIFF形式変換手段34によりTIFF形式デー
タに変換して、SDメモリーカード6に記憶させ(ST
EP10)、END処理する(STEP35)。
【0050】STEP7で、「自動保存」フラグがたっ
ていないときには、中央制御部20はデータ受信情報と
「本データは自動保存の設定がなされておりませんが、
カラー画像です。メモリーカードに保存しますか?」と
の表示を液晶ディスプレー3に表示し(STEP1
1)、選択入力部31により保存するとの選択入力が行
われるのを待機する(STEP12)。選択入力部31
から入力があればSTEP9に移行し、データフォーマ
ット変換部26によってYCbCrデータ形式に変換す
る。待機後所定時間内に入力がない場合、中央制御部2
0はメモリー管理部32に選択されなかった旨の通知を
行って(STEP13)、END処理される(STEP
35)。メモリー管理部32はこのデータを消去可能な
優先度の低いデータと認識してその後処理する。
【0051】STEP6において、データ受信情報を
「モノクロ画像データです。保存しますか?」などのメ
ッセージとともに液晶ディスプレー3に表示すると、S
TEP14に進み、選択入力部31によりモノクロ画像
データをSDメモリーカード6に保存するとの入力が行
われるのを待機する。なお、このデータ受信情報はIF
Dから読み出され、一覧表示される。この表示をみて選
択入力部31から入力があればSTEP15に移行し、
MHデータからデータ形式を変換するか否かをデータフ
ォーマット変換部26がチェックする。MH符号のまま
記憶するとの設定がなされていれば、SDメモリーカー
ド6にそのままMHデータを記憶する(STEP1
6)。もし、MHデータから他の形式にするとの設定が
なされていればデータフォーマット変換部26が変換後
SDメモリーカード6に記憶する(STEP17)。待
機後所定時間内に入力がない場合、中央制御部20はメ
モリー管理部32に選択されなかった旨の通知を行う
(STEP18)。その後END処理される(STEP
35)。メモリー管理部32はこのデータを消去可能な
優先度の低いデータと認識してその後処理する。
【0052】次に、送信処理について説明する。
【0053】図5に示すように送信の場合は、STEP
1よりSTEP19へ移行し、送信がSDメモリーカー
ド6に記憶されているデジタルカメラにて撮影した画像
を送信するのか、あるいは、一般のファクシミリ装置の
ように原稿を送信するのかを、操作者が各種操作部24
を操作することで設定する。これにより、「変換前形
式」フラグとして、原稿の送信の場合は「RGB」フラ
グ、メモリーカード送信の場合は「YCbCr」フラグ
がたてられる。
【0054】SDメモリーカード6からの送信ではない
場合、STEP20へ移行し、ファクシミリ装置本体1
に原稿がセットされているか否かが判断される。
【0055】原稿がセットされていない場合は、STE
P21へ移行し、「原稿がセットされていません」など
のメッセージを液晶ディスプレー3に表示するなどのエ
ラー処理が行われる。一方、原稿がセットされている場
合は、STEP22へ移行し、カラー画像送信するのか
モノクロ画像送信するのかを、操作者が各種操作部24
から入力するのを待ち、入力があればデータ変換管理手
段33が「カラー」フラグか「モノクロ」フラグをセッ
トするとともにこれを把握する(STEP22)。
【0056】もし、「RGB」フラグがセットされ「カ
ラー」フラグがたっていれば、データ変換管理手段33
はデータフォーマット変換部26にRGBデータからL
***のデータ形式への変換を指令する(STEP2
3)。このSTEP23では、スキャナ25にて読み取
られた原稿の画像は、データフォーマット変換部26の
RGB→L***)変換部35でカラーファクシミリ
の標準規格であるITU−T T.81の規格に準拠し
たJPEGフォーマット形式(L***データ形式)
の画像データに変換される。
【0057】これに対して、「RGB」フラグと「モノ
クロ」フラグがセットされていれば、データ変換管理手
段33はこれをMHデータに変化する(STEP2
4)。すなわち、モノクロ画像の場合は、(RGB→L
***)変換部35によってL***データに変換
し、L*成分抽出部36でL*成分を抽出してγ補正し、
MH変換部38でMHデータに変換されることになる。
【0058】この後、通信インターフェース22からC
NG信号を送出するとともに、NSF信号、CSI信
号、DIS信号を受信する(STEP25)。データ変
換管理手段33は、通信インターフェース22を介して
得られたデジタル識別信号(DIS信号)または非標準
機能設定(NSF信号)を利用し、受信先のファクシミ
リ装置が受信可能なデータがカラー画像データかモノク
ロ画像データを認識する(STEP26)。既に操作者
から入力された「変換後形式」フラグがここで得られた
「カラー」フラグまたは「モノクロ」フラグと一致して
いれば(STEP27)、そのまま送信処理される。し
かし、操作者から入力された「変換後形式」フラグと異
なっているときには、「変換後形式」フラグの一部変更
が行われる。すなわち、「カラー」フラグがセットされ
ている状態で、モノクロ画像送信と判断されたときに
は、この判断が優先され、「カラー」フラグが強制的に
「モノクロ」フラグに変更され(STEP28)、一旦
STEP24に戻って、L*成分抽出部36でL*成分を
抽出してγ補正し、MH変換部38でMHデータに変換
する。この後、再び送信処理される(STEP25)。
【0059】一方、STEP19にてSDメモリーカー
ド6からの送信が設定された場合は、STEP30へ移
行し、中央制御部20はSDカードリーダ・ライター2
8を制御し、SDメモリーカード6に記憶されているデ
ータの一覧リストを液晶ディスプレー3へ表示する。操
作者は選択入力部31を操作することで、表示されてい
る一覧リストから送信したい画像を入力する(STEP
31)。すると、指定された番号の詳細画像が、液晶デ
ィスプレー3へ表示される(STEP32)。STEP
33では操作者は、この画像を見て、本当にこの画像を
送信するか否かを決定し、送信する場合は、STEP3
4へ進む。送信しない場合はSTEP30に戻る。ST
EP34では、データ変換管理手段33がデータフォー
マット変換部26にYCbCrデータからL***
データ形式の変換を命じる。データ形式を変換した後、
送信処理される(STEP25)。
【0060】もし、相手がモノクロファクシミリ装置で
あった場合は、「変換後形式」フラグの一部変更が行わ
れる。すなわち、「カラー」フラグを強制的に「モノク
ロ」フラグに変更し(STEP28)、STEP24に
進んでL***データをMH変換部38でMHデータ
に変換し、送信処理される(STEP25)。これによ
り、受信側のファクシミリ装置がモノクロであっても、
本発明のファクシミリ装置は自動的にSDメモリーカー
ド6のカラー画像をモノクロ画像として送信できるもの
である。
【0061】以上説明したように本実施の形態のファク
シミリ装置は、操作性が高く、通信先からカラー画像デ
ータが送られてきても、モノクロ画像データが送られて
きても操作上同様に扱える。TIFFファイルを利用す
るから、データの検索や処理がきわめて容易である。ま
た、受信側のファクシミリ装置がモノクロ画像しか受信
できない場合に、SDメモリーカードに記録されたカラ
ー画像や、スキャナで読み込んだカラー画像を、自動的
にモノクロ画像に変換して送信できるものである。ま
た、通信回線から配信されたどのような画像データで
も、デジタル処理可能なメモリーカード用のデータ形式
に自動的に変換してメモリーカードに記憶することがで
き、また、ペーパーを用いることなく、SDメモリーカ
ードから直接良好な画質で容易に送信することが可能で
ある。そして、SDメモリーカードは著作権保護に最も
適した記憶手段であるから、通信回線を介して入手され
るデータであっても、安心して回線上を流通させること
ができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明のファクシミ
リ装置は、TIFF形式のデータとしてカラー画像デー
タもモノクロ画像データも同様に扱え、イメージファイ
ルディレクトリにデータ情報を記録できるので、通信先
からカラー画像データが送られてきても、モノクロ画像
データが送られてきても操作上同様に扱え、操作性が高
く、TIFFファイルを利用するからデータの検索や処
理がきわめて容易で、これらの画像データを画像処理可
能なメモリーカード用のデータ形式に変換してメモリー
カードに記憶することができる。
【0063】本発明のファクシミリ装置は、画像種別情
報を通信先情報とともにTIFF形式のイメージファイ
ルディレクトリに書き込んでいるため、種別が異なるあ
らゆる受信データがデータ受信情報の中に含められて同
じように簡単に扱える。
【0064】本発明のファクシミリ装置は、非標準機能
信号を利用して画像データ種別を判定でき、表示手段に
表示された受信データ情報の一覧表示をみて操作者が操
作したり、検索したりすることができし、メモリーカー
ドの画像データ種別及び/または通信先情報及び/また
は受信日時の一覧表示をみて、操作者が操作したり、検
索したりすることができる。
【0065】さらに、本発明のファクシミリ装置は、S
Dメモリーカードに自動的にデータを記憶できるためセ
キュリティの面で優れており、著作権問題に対して十分
に配慮されたファクシミリ装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるファクシミリ装
置の外観を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態におけるファクシミリ装
置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態におけるファクシミリ装
置のデータフォーマット変換部の詳細構成を示す図
【図4】本発明の一実施の形態におけるファクシミリ装
置の処理の流れを示すフローチャート
【図5】本発明の一実施の形態におけるファクシミリ装
置の送信処理の流れを示すフローチャート
【図6】本発明の一実施の形態におけるファクシミリ装
置の送受信信号のシーケンスを示す図
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置本体 2 操作部 3 液晶ディスプレー 4 ハンドセット 5 SDカード挿入スロット 6 SDメモリーカード 20 中央制御部 21 データ記憶部 22 通信インターフェース 23 モデム 24 各種操作部 25 スキャナ 26 データフォーマット変換部 27 プリント部 28 SDカードリーダ・ライター 29 音声出力部 30 表示手段 31 選択入力部 32 メモリー管理部 33 データ変換管理手段 34 TIFF形式変換手段 35 (RGB→L***)変換部 36 L*成分抽出部 37 γ補正部 38 MH変換部 39 (YCbCr→RGB)変換部 40 モノクロ圧縮形式変換部 41 (L***→RGB)変換部 42 (RGB→YCbCr)変換部 43 TIFFファイルヘッダ 44 イメージファイルディレクトリ(IFD) 45 データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C075 BA08 CD22 CD25 FF02 5C077 LL14 MP08 PP65 PP66 PQ08 PQ11 PQ22 SS06 5C079 HA02 HA11 LA01 LA03 LA31 MA02 MA17 NA00 NA17 NA27 PA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して送受信したデータを変調
    及び復調するモデムと、 送受信するデータを記憶できるデータ記憶部と、 画像データを記憶するメモリーカードを装着することが
    でき、該メモリーカードへのデータ書き込みと該メモリ
    ーカードからのデータの読み取りを行うことができるメ
    モリーカード入出力部と、 相手が受信可能な画像データ種別を判別できるデータ変
    換管理手段と、 前記画像データ種別の判別によりファクシミリ送受信さ
    れるデータがメモリーカード用のデジタル画像処理可能
    なデータ形式と異なっているとき、ファクシミリ送受信
    可能なデータ形式とデジタル画像処理可能なデータ形式
    との間でデータのデータ形式を相互に変換できるデータ
    フォーマット変換手段と、 TIFF形式のファイルヘッダとイメージファイルディ
    レクトリを生成し、その後に受信したデータまたは前記
    データフォーマット変換手段によって変換されたデータ
    を付加してTIFF形式のデータに変換するTIFF形
    式変換手段と、 前記TIFF形式変換手段が作成したTIFF形式のデ
    ータを前記データ記憶部または前記メモリーカードに記
    憶させる中央制御部を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  2. 【請求項2】前記イメージファイルディレクトリを介す
    ことにより、通信先情報と画像データ種別情報が読み出
    し可能であることを特徴とする請求項2記載のファクシ
    ミリ装置。
  3. 【請求項3】前記データ変換管理手段が、デジタル識別
    信号または非標準機能設定にカラー画像送信機能情報が
    含まれていない場合に、画像データ種別をモノクロ画像
    データと判断し、前記非標準機能情報にカラー画像送信
    機能情報が含まれている場合に、画像データ種別をカラ
    ー画像データと判断することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記中央制御部が前記データ記憶部に記憶
    されたTIFF形式の受信データを読み出すことによ
    り、表示手段が通信先情報及び/または画像データ種別
    及び/または受信日時を表示することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記中央制御部が前記メモリーカードに記
    憶されたTIFF形式の受信データを読み出すことによ
    り、表示手段が画像データ種別及び/または通信先情報
    及び/または受信日時を表示することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】前記メモリーカードがSD(Secure Digit
    al)メモリーカードであることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のファクシミリ装置。
JP2000260407A 2000-08-30 2000-08-30 ファクシミリ装置 Pending JP2002077640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260407A JP2002077640A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260407A JP2002077640A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 ファクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002077640A true JP2002077640A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18748422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000260407A Pending JP2002077640A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002077640A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008098977A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Seiko Epson Corp 複合機及び画像保存方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008098977A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Seiko Epson Corp 複合機及び画像保存方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7113976B2 (en) Communication apparatus and control method of the same
US6288799B1 (en) Image communicating apparatus
JP4086393B2 (ja) 通信システム、通信装置及びそれらの制御方法
US7046394B2 (en) Facsimile apparatus
JP4532717B2 (ja) 画像通信装置、電子メール送信制御方法、及び記憶媒体
US6785017B1 (en) Facsimile apparatus and facsimile system
US20020089702A1 (en) Image processing apparatus and method
US7304756B2 (en) Image information processing apparatus, and computer-readable recording medium
US20020051227A1 (en) Communication terminal and facsimile
JP2002077640A (ja) ファクシミリ装置
JP2002140276A (ja) 画像通信装置、通信システム、電子メール送信制御方法及び記憶媒体
US7226142B2 (en) Image communication apparatus, communication control method and image communication method
JP2002077551A (ja) ファクシミリ装置
JP2002010049A (ja) ファクシミリ装置
JP2011223074A (ja) 画像処理装置
JP2002009996A (ja) ファクシミリ装置
JP2002010046A (ja) ファクシミリ装置
JP3809358B2 (ja) 画像通信装置、送信画像制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2002142064A (ja) 画像通信装置、通信システム、画像通信方法及び記憶媒体
JPH11187170A (ja) ファクシミリ装置
JP2002142063A (ja) 画像通信装置、通信システム、送信画像処理方法及び記憶媒体
JP2008109579A (ja) ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の制御方法
JP3340491B2 (ja) 画像管理方法
JP2003087444A (ja) 画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置
JP2002010045A (ja) ファクシミリ装置