JP2002077168A - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JP2002077168A
JP2002077168A JP2000263186A JP2000263186A JP2002077168A JP 2002077168 A JP2002077168 A JP 2002077168A JP 2000263186 A JP2000263186 A JP 2000263186A JP 2000263186 A JP2000263186 A JP 2000263186A JP 2002077168 A JP2002077168 A JP 2002077168A
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Naoko Koizumi
直子 小泉
Yukio Hirano
幸男 平野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な構成のスイッチを用いることなく、小
さいハードウェア規模で容易にマルチキャスト機能を実
現することができるATMスイッチを提供する。 【解決手段】 1:1接続のスイッチ部2にマルチキャ
ストのセルを集中して処理するコピー処理部5を接続
し、ヘッダ情報変換部1a〜1cは入力したマルチキャ
ストのセルにコピー処理部5への出方路情報を付加する
手段を備え、スイッチ部2はスイッチング素子3により
出方路毎に転送されたセルを一時蓄積するための出力待
ちバッファ4a〜4dを備え、コピー処理部5はスイッ
チ部2から転送されたセルを一時保持するセルレジスタ
と、該セルレジスタに保持されたセルのコピー処理中は
スイッチ部2から次のセルが転送されないように制御す
る手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Async
hronous Transfer Mode;非同期
転送モード)スイッチに関わり、特に1つのセルを複数
の宛先にコピーして出力するマルチキャスト機能を備え
たATMスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ATM通信では、音声、映像、データ等
の情報を、セルと呼ばれる固定長のパケットを用いて転
送する。このセルを、セルのヘッダ部分に書き込まれた
情報(以下、「ヘッダ情報」という)に従って、所定の
宛先に交換する装置がATMスイッチである。ATMス
イッチでは、入力したセルを1つの宛先へ1:1交換す
る場合と、入力したセルを複数の宛先へ1:n交換する
場合がある。複数の宛先へセルを交換する場合、各出方
路にセルを分岐させるだけでなく、同一方路に対してセ
ルを複数コピーして送出することがある。例えば、放送
型の通信をATM網上で行う場合に、セルの分岐機能を
持たないATMスイッチが途中にあるときは、それより
上流のATMスイッチで必要な宛先数だけセルをコピー
して、分岐機能を持たないATMスイッチに向けて送出
することが考えられる。このようなセルの分岐及びコピ
ーを含めたマルチキャスト機能は、ATMスイッチにお
いて以下のように実現される。
【0003】図10は、従来のマルチキャスト機能付き
ATMスイッチの概念図である。図10において、#1
in〜#3inは入力回線、#1out〜#3outは
出力回線、1a〜1cは入力回線毎に設けられたヘッダ
変換部、2はスイッチ部、3はスイッチ部に入力したセ
ルを出方路毎に振り分けるスイッチング素子、4a〜4
dはスイッチング素子3の出方路毎に設けられたFIF
O型の出力待ちバッファ、40は入力したセルを複数の
宛先にコピーして出力するコピー処理部、6はスイッチ
部2からコピー処理部40へセルを転送する信号線、7
はコピー処理部40からスイッチ部2へセルを転送する
信号線である。
【0004】図10を参照しながら動作を説明する。入
力回線#1inから入力したマルチキャストのセルA
は、ヘッダ情報変換部1aに入力し、セルのヘッダ情報
に基づいてマルチキャスト用の出方路情報dが付加され
て、セルAdとして出力する。スイッチ部2に入力した
セルAdは、スイッチング素子3によってマルチキャス
ト用の出方路dに転送され、出力待ちバッファ4dに書
き込まれる。出力待ちバッファ4dから読み出されたセ
ルAdは、信号線6を介してコピー処理部40に入力
し、あらかじめ設定された宛先の数だけコピーされる。
コピーされたセルは、それぞれ新しい出方路情報及び宛
先情報が付加されて、セルA1〜A3としてコピー処理
部40から出力する。信号線7を介してスイッチ部2に
入力したセルA1〜A3は、それぞれの出方路情報に基
づいて転送され、セルA1及びセルA2は出力回線#2
outへ、セルA3は出力回線#3outへ出力され
る。
【0005】図11は、例えば、特開平8−33113
3号公報に基づいてコピー処理部のブロック構成図の一
例を示したものである。図11において、50はコピー
処理部に入力したセルをペイロードとヘッダ情報に分離
するヘッダ分離部、51はヘッダ分離部50から転送さ
れたペイロードを一時蓄積するペイロードバッファ、1
2は入力セルのヘッダ情報に対する複数の宛先情報及び
出方路情報、コピー数情報、セルを転送する優先順位を
示す品質優先情報が保持されたヘッダ変換テーブル、5
2はペイロードバッファ51への書き込みアドレスを管
理し、ヘッダ変換テーブル12に保持された情報に基づ
いてセルをコピー処理するためのコントローラ、53は
ペイロードバッファ51から読み出したペイロードにヘ
ッダ変換テーブル12から読み出した宛先情報及び出方
路情報を付加して出力するヘッダ付与部である。
【0006】ここで、コントローラ52の動作について
説明する。まず、ヘッダ分離部50から有効なヘッダ情
報が転送されると、そのヘッダ情報をもとにヘッダ変換
テーブル12を参照し、あらかじめ設定されたコピー数
情報及び品質優先情報を読み出す。また、書込アドレス
指定回路60では、ペイロードバッファ51への書き込
みアドレス(格納アドレス)を指定する。格納アドレス
付加回路61では、コピー数情報、品質優先情報及びヘ
ッダ情報に格納アドレスを付加して読出制御回路62へ
転送する。読み出し制御回路62では、転送された品質
優先情報に基づいて高優先[H]クラスアドレスキュー
バッファ70または低優先[L]クラスアドレスキュー
バッファ71のどちらかを選択し、ヘッダ情報、コピー
数情報及び格納アドレスを書き込む。
【0007】キューバッファからの読み出しを制御する
コントローラでは、[H]クラスアドレスキューバッフ
ァ70に処理待ち情報がある場合は[H]クラス、
[H]クラスに処理待ち情報がない場合は[L]クラス
を選択して、該クラスのキューバッファの先頭に保持さ
れている情報を読み出す。格納アドレス分離器72で
は、該キューバッファから読み出した情報を分離して、
格納アドレスはペイロードバッファ51へ転送し、ヘッ
ダ情報及びコピー数情報はヘッダ変換テーブル12へ転
送する。これにより、それぞれ保持されていたペイロー
ド、新しい宛先情報及び新しい出方路情報が読み出さ
れ、コピー処理が行われる。また、キューバッファから
読み出されたコピー数は、1回の処理が終わると1減算
する。これにより、コピー数が0になった時点で該キュ
ーバッファの先頭セルに対するコピー処理が終了したこ
とになり、先頭セルを廃棄する。つまり、該キューバッ
ファに保持されている2番目の情報が先頭になって、次
のコピー処理対象となる。
【0008】以上の構成により、コピー処理部40で
は、入力したセルを複数の宛先にコピーして出力し、特
に、セル転送の優先順位を考慮したコピー処理を実現す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、簡単な構成の1:1接続スイッチに、マルチキャス
トのセルを集中して処理するコピー処理部を接続するこ
とによって、特殊な構成のスイッチを用いることなく、
マルチキャスト機能を実現できるという利点があった。
しかしながら、上述の例からも明らかなように、1つの
セルを複数の宛先にコピーして出力するコピー処理部に
は、コピー処理を待ち合わせるためのバッファが必要で
あり、回路規模が大きくなるという問題があった。さら
に、セル転送の優先順位を考慮したマルチキャスト機能
を実現するためには、このコピー処理待ちバッファを優
先クラス毎に設ける必要があり、バッファ量を小さくす
るために、優先クラス毎のキューバッファにはセルのペ
イロードを除く情報だけを蓄積し、ペイロード部分を蓄
積する別のペイロードバッファを設けるなど、構成が複
雑になるという問題があった。また、上記コピー処理待
ちバッファは、マルチキャスト通信の需要によって必要
な容量が変わるため、低コストでマルチキャスト機能を
実現するには、柔軟に容量を変更できるバッファ構成が
望まれた。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、特殊な構成のスイッチを用いる
ことなく、小さいハードウェア規模で容易にマルチキャ
スト機能を実現することができるATMスイッチを得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るATMス
イッチは、入力線から入力したセルを複数の出力線のい
ずれかへ出力するスイッチ部と、上記複数の出力線の内
の一の出力線と接続し、上記一の出力線から出力された
セルを入力し、入力したセルを複数コピーするコピー処
理部とを備えるATMスイッチにおいて、上記スイッチ
部は、上記入力線から入力したセルを蓄積するととも
に、上記蓄積したセルを出力することを許可する許可信
号を入力し、入力した許可信号に対応して上記蓄積した
セルを上記一の出力線へ出力するセル待機部を備え、上
記コピー処理部は、上記セル待機部が一の出力線へ出力
したセルを入力し、入力したセルをコピーするコピー処
理を行い、コピー処理が終了したときに、上記セル待機
部へ上記許可信号を出力することを特徴とする。
【0012】上記コピー処理部は、上記セル待機部から
上記一の出力線へ出力されるセルを入力し、入力したセ
ルを保持するセルレジスタと、上記セルレジスタに保持
されたセルのコピー処理が終了したことを検出し、上記
コピー処理の終了を検出したときに、上記セル待機部へ
上記許可信号を出力するセル入力制御部とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】上記セル待機部は、上記入力線から入力し
たセルを蓄積するコピー処理待ちバッファと、上記セル
入力制御部から出力された上記許可信号を入力し、入力
した許可信号に基づいて、上記コピー処理待ちバッファ
から上記セルレジスタへ上記一の出力線を介してセルを
出力することを上記コピー処理待ちバッファへ指示する
セル出力制御回路とを備え、上記コピー処理待ちバッフ
ァは、上記セル出力制御回路からの指示によって、セル
を上記セルレジスタへ出力することを特徴とする。
【0014】上記コピー処理部は、さらに、上記セルレ
ジスタに保持されたセルがコピー処理を行う有効セルで
あるかコピー処理をしない空セルであるかを判定する有
効セル判定部を備え、上記セル入力制御部は、上記有効
セル判定部が判定した結果を入力し、入力した結果が空
セルである場合、上記セル待機部へ上記許可信号を出力
することを特徴とする。
【0015】上記セルレジスタは、複数のセルレジスタ
を備え、上記セル入力制御部は、上記複数のセルレジス
タそれぞれに保持されたセルのコピー処理が終了したこ
とをそれぞれ検出し、上記コピー処理の終了を検出した
ときに、上記コピー処理の終了を検出したセルが保持さ
れていたセルレジスタへセルの出力を許可するセルレジ
スタ対応の許可信号を上記セル待機部へ出力することを
特徴とする。
【0016】上記セル待機部は、上記複数のセルレジス
タそれぞれと対応づけられ、上記入力線から入力したセ
ルのうち所定のセルを蓄積する複数のコピー処理待ちバ
ッファと、上記セル入力制御部から出力された上記セル
レジスタ対応の許可信号を入力し、上記セルレジスタ対
応の許可信号に適合するコピー処理待ちバッファから上
記コピー処理部へセルを出力することを指示するセル出
力制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0017】上記コピー処理部は、さらに、上記複数の
セルレジスタそれぞれに保持されたセルがコピー処理を
行う有効セルであるかコピー処理をしない空セルである
かを判定する上記有効セル判定部を備え、上記セル入力
制御部は、上記有効セル判定部が判定した結果を入力
し、入力した結果が空セルである場合、空セルであると
判定されたセルを保持するセルレジスタについて、上記
セル待機部へ上記セルレジスタ対応の許可信号を出力す
ることを特徴とする。
【0018】上記複数のセルレジスタは、第一のセルレ
ジスタと第二のセルレジスタとから構成され、上記セル
入力制御部は、上記第一のセルレジスタに保持されたセ
ルのコピー処理が終了したことを検出し、上記コピー処
理の終了を検出したときに、上記セル待機部へ第一の許
可信号を出力するとともに、上記第二のセルレジスタに
保持されたセルのコピー処理が終了したことを検出し、
上記コピー処理の終了を検出したときに、上記セル待機
部へ第二の許可信号を出力し、上記セル待機部は、上記
入力線から入力したセルのうち所定のセルを蓄積する第
一のコピー処理待ちバッファと、上記第一のコピー処理
待ちバッファに蓄積されたセルを除くセルを蓄積する第
二のコピー処理待ちバッファと、上記セル入力制御部か
ら出力された上記第一の許可信号と上記第二の許可信号
とのいずれかを入力し、上記第一の許可信号を入力した
場合には、上記第一のコピー処理待ちバッファから上記
第一のセルレジスタへセルを出力することを指示し、上
記第二の許可信号を入力した場合には、上記第二のコピ
ー処理待ちバッファから上記第二のセルレジスタへセル
を出力することを指示することを指示するセル出力制御
回路とを備えたことを特徴とする。
【0019】上記コピー処理部は、さらに、上記第一の
セルレジスタに保持されたセルがコピー処理をする有効
セルであるかコピー処理をしない空セルであるかを判定
する第一の有効セル判定部と、上記第二のセルレジスタ
に保持されたセルがコピー処理をする有効セルであるか
コピー処理をしない空セルであるかを判定する第二の有
効セル判定部とを備え、上記セル入力制御部は、上記第
一の有効セル判定部と上記第二の有効セル判定部とのい
ずれかが判定した結果それぞれを入力し、入力した結果
が空セルである場合、上記出力制御回路へ上記第一の許
可信号と上記第二の許可信号とのいずれかを出力するこ
とを特徴とする。
【0020】上記スイッチ部に入力されるセルは、転送
する優先順位を指定する優先順位情報を有し、上記複数
のセルレジスタは、上記優先順位情報に基づいてセルを
複数のセルレジスタそれぞれへ蓄積することを特徴とす
る。
【0021】この発明に係るATMスイッチは、入力線
から入力したセルを複数の出力線のいずれかへ出力する
スイッチ部と、上記複数の出力線の内の一の出力線と接
続し、上記一の出力線から出力されたセルを入力し、入
力したセルを複数コピーするコピー処理部とを備えるA
TMスイッチにおいて、上記スイッチ部は、上記入力線
から入力したセルを蓄積する出力待ちバッファと、上記
出力待ちバッファへ蓄積したセルを出力することを許可
する許可信号を入力し、入力した許可信号に対応して上
記蓄積したセルを上記一の出力線へ出力するセル出力制
御回路とを備え、上記コピー処理部は、上記セル待機部
が一の出力線へ出力したセルを入力し、入力したセルを
コピーするコピー処理を行い、コピー処理が終了したと
きに、上記セル出力制御回路へ上記許可信号を出力する
ことを特徴とする。
【0022】上記コピー処理部は、上記出力待ちバッフ
ァから上記一の出力線へ出力されるセルを入力し、入力
したセルを保持するセルレジスタと、上記セルレジスタ
に保持されたセルのコピー処理が終了したことを検出
し、上記コピー処理の終了を検出したときに、上記セル
出力制御回路へ上記許可信号を出力するセル入力制御部
とを備えたことを特徴とする。
【0023】上記出力待ちバッファは、複数の出力線そ
れぞれに対応して複数の出力待ちバッファが備えられる
ことを特徴とする。
【0024】上記出力待ちバッファは、複数の出力線そ
れぞれに出力されるセルを蓄積し、蓄積したセルを出力
する出力線を識別する出力線指定情報を記憶することを
特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1について図面に基づき説明する。図1は、本
発明の実施の形態1を示す概念図である。図1におい
て、#1in〜#3inは入力回線(入力線)、#1o
ut〜#3outは出力回線(出力線)、1a〜1cは
入力回線毎に設けられ、入力したセルに該セルを転送す
べき出方路情報を付加すると共に、ヘッダ情報を書き換
えて出力するヘッダ情報変換部、2は前記出方路情報に
基づいて複数の入力回路及び複数の出力回路を1:1に
接続するスイッチ部、3はスイッチ部2に入力したセル
を出方路毎(この実施の形態ではa〜d)に振り分ける
スイッチング素子、4a〜4dはスイッチング素子3の
出方路毎に設けられたFIFO型の出力待ちバッファ、
5は入力したセルを複数の宛先にコピーして出力するコ
ピー処理部、6はスイッチ部2からコピー処理部5へセ
ルを転送するための信号線、7はコピー処理部5からス
イッチ部2へセルを転送するための信号線、8はコピー
処理部5がセル受け入れ可能であることをスイッチ部2
に知らせるための許可信号である。出力待ちバッファ4
dは、コピー処理部5へ出力するセルを待機させるバッ
ファであることから「コピー処理待ちバッファ」ともい
う。以下の説明では、出力待ちバッファ4dを用いて説
明するが、出力待ちバッファ4dは、「コピー処理待ち
バッファ」と一致するものである。15dは、入力した
セルを出力待ちバッファ4dへ蓄積するとともに、上記
許可信号を入力し、入力した許可信号に対応して出力待
ちバッファ4dに蓄積されたセルを出力するセル待機部
である。
【0026】スイッチ部2に接続された複数の出力回線
の一つの出力回線である上記信号線6は、一方をセル待
機部15dの出力端と接続し、他方をコピー処理部5の
入力端と接続する。また、上記信号線7は、一方をコピ
ー処理部5の出力端と接続し、他方をスイッチング素子
3と接続する。また、以下の説明において、ヘッダ情報
変換部1は、ヘッダ情報変換部1a〜1dのいずれか、
あるいは、全部を示す。また、出力待ちバッファ4につ
いても同様に、出力待ちバッファ4a〜4dのいずれ
か、あるいは全部を示すものとする。
【0027】セルのヘッダ部分には、ヘッダ情報が書き
込まれている。ヘッダ情報変換部1に入力されるセルの
ヘッダ情報は、コネクションを識別するための情報を含
む。マルチキャストのセルの場合は、ヘッダ情報は、コ
ネクションを識別するための情報としてマルチキャスト
の種類を識別する識別情報を含む。ヘッダ情報変換部1
は、コネクションを識別するための情報に基づいて、コ
ネクションがユニキャストか、マルチキャストかを判別
する情報と、コネクションがユニキャストの場合、対応
する宛先を示す宛先情報とを予め設定したテーブルに備
えている。ヘッダ情報変換部1は、上記コネクションを
識別するための情報を、ヘッダ情報変換部1に備える上
記テーブルで設定されている宛先情報またはマルチキャ
ストの識別情報へ変換する。
【0028】実際には、ヘッダ情報変換部1に入力され
る段階のヘッダ情報には、コネクションを識別するため
の情報が付けられている。これは、ユニキャストのセル
でもマルチキャストのセルでも同じである。ヘッダ情報
変換部1では、このコネクションを識別するための情報
をもとに、予め設定されたテーブルからそのコネクショ
ンがユニキャストか、マルチキャストかを判別し、ユニ
キャストであれば、宛先を示す宛先情報に変換する。マ
ルチキャストの場合は、ヘッダ情報変換部1において、
このコネクションを識別するための情報を装置内だけで
使用するマルチキャスト用の識別情報に変換する。従っ
て、スイッチ部2に入力されるセルのヘッダ情報は、宛
先情報またはマルチキャストの識別情報を含むことにな
る。
【0029】図1を参照しながら、マルチキャストのセ
ルを転送する動作を説明する。入力回線#1inから入
力したマルチキャストのセルAは、ヘッダ情報変換部1
aにおいて、マルチキャスト用の出方路情報dが付加さ
れると共に、ヘッダ部分がマルチキャスト用の識別情報
セルAdとして出力される。スイッチ部2に入力したセ
ルAdは、スイッチング素子3によってマルチキャスト
用の出方路dに転送され、出力待ちバッファ4dに書き
込まれる。出力待ちバッファ4dからの読み出しは、コ
ピー処理部5からの許可信号8に従って行われる。コピ
ー処理部5がセル受け入れ可能な時のみ、セルが読み出
されてコピー処理部5へ出力する。信号線6を介してコ
ピー処理部5に入力したセルAdは、そのヘッダ情報に
基づいて、それぞれの出方路情報及びそれぞれの宛先情
報を持つ3つのセルA1〜A3にコピーされ、コピー処
理部5から出力する。信号線7を介してスイッチ部2に
入力したセルA1〜A3は、それぞれの出方路情報に基
づいて転送され、セルA1及びセルA2は出力回線#2
outへ、セルA3は出力回線#3outへ出力する。
【0030】図1は、ユニキャストのセルが交換される
様子も示している。入力回線#2inから入力したユニ
キャストのセルBは、ヘッダ情報変換部1bにおいて、
出方路情報aが付加されると共に、ヘッダ部分が宛先情
報に変換され、セルBaとして出力する。スイッチ部2
に入力したセルBaは、スイッチング素子3によって出
方路aに転送され、出力待ちバッファ4aに書き込まれ
る。出力待ちバッファ4aから読み出されたセルBa
は、そのまま出力回線#1outに出力される。
【0031】次に、セルをコピーする動作の詳細を説明
する。図2は、コピー処理部5とセル待機部15とのブ
ロック構成図である。図2において、10はスイッチ部
2からコピー処理部5に転送されたセルを保持するため
の1セル分のセルレジスタ、11はセルレジスタ10に
保持されたセルが有効セルかどうか(空セルであるか否
か)、即ち、コピー処理を行う対象となる有効セルであ
るか、コピー処理をしない空セルであるかを判断する有
効セル判定部、12はマルチキャストの種類を識別する
識別情報に対応して、セルを転送する宛先を示す複数の
宛先情報及び宛先情報に対応して複数の出方路から1つ
の出方路を指定する出方路情報が予め設定されているヘ
ッダ変換テーブル、13はセルレジスタ10に保持され
たセルが有効セルである場合に、該セルのヘッダ情報の
宛先情報及びヘッダ情報変換部1で付加された出方路情
報をヘッダ変換テーブル12から読み出した情報に変換
して出力するヘッダ変換部、14はセルレジスタ10に
保持された有効セルに対する宛先数分のコピー処理が終
了すると、次のセル受け入れ可能であることをスイッチ
部2に知らせるための許可信号8を生成するセル入力制
御部である。上記セル待機部15dは、上記出力待ちバ
ッファ4dに加え、セル入力制御部14から出力された
許可信号を入力し、入力した許可信号に基づいて、出力
待ちバッファ4dからセルをコピー処理部5へ出力する
ことを指示するセル出力制御回路16を含む。
【0032】図3は、ヘッダ変換部13におけるコピー
処理を説明するためのフローチャート、図4は、ヘッダ
変換テーブル12の構成例である。ヘッダ変換テーブル
12は、識別情報と、宛先情報と、出方路情報と、コピ
ー終了フラグとを構成要素として含む。識別情報は、マ
ルチキャストの種類を識別する。識別情報に基づいて、
ヘッダ変換テーブルに格納される情報を検索することが
できる。また、宛先情報は、識別情報に対応づけてヘッ
ダ変換テーブル12へ格納される。宛先情報は、セルを
転送する宛先である。出方路情報は、スイッチ2にある
複数の出方路のうち、どの出方路にセルを出力するかを
指定する。出方路情報は、宛先情報に対応して指定され
る。コピー終了フラグは、コピー処理部5で実施するコ
ピー処理の終了を示すフラグである。
【0033】図2を参照しながら、セルをコピーする動
作を説明する。スイッチ部2からコピー処理部5に転送
されたセルデータは、セルレジスタ10に保持される。
有効セル判定部11では、セルレジスタ10に保持され
たセルのヘッダ部分から該セルが有効セルかどうかを判
定する(S1)。有効セルが保持されていない場合は、
空セルを生成して出力する(S2)。有効セルが保持さ
れていると判定された場合、ヘッダ変換部13におい
て、該セルのコピー処理が行われる。ヘッダ変換部13
では、該セルをコピー対象セルとし、まず、該セルの情
報に含まれるマルチキャストの識別情報に基づいてヘッ
ダ変換テーブル12を検索し、予め設定されている宛先
情報及び出方路情報を読み出す(S3)。この宛先情報
及び出方路情報と、セルレジスタ10に保持されている
それ以外のセルデータを組み合わせ、コピーセルとして
信号線7へ出力する(S4)。
【0034】ヘッダ変換テーブル12には、コピー先の
宛先情報及び出方路情報と共に、該対象セルに対する最
後のコピー先であることを示すコピー終了フラグが設定
されており、該対象セルに対するコピー処理が終了した
かどうかを判断することができる(S5)。コピー終了
フラグが“0”の場合は、該対象セルに対するコピー処
理が終了していないため、再びヘッダ変換テーブル12
から宛先情報及び出方路情報を読み出して、次のコピー
処理を行う。コピー終了フラグが“1”の場合は、該対
象セルに対するコピー処理が終了したため、セル入力制
御部14に対してコピー終了を通知する(S6)。
【0035】セル入力制御部14では、ヘッダ変換部1
3からコピー終了が通知されると、許可信号8をセル受
け入れ可“1”にしてスイッチ部2の出力制御回路16
に出力する。また、有効セル判定部11において、次の
有効セルが検出されると、この許可信号8はセル受け入
れ不可“0”にする。スイッチ部2では、この許可信号
8がセル受け入れ可“1”の間だけ、コピー処理部5に
向けてセルを出力するので、セルレジスタ10に保持さ
れている有効セルのコピー処理中は、スイッチ部2から
新しいセルが転送されないことになる。セルレジスタ1
0では、許可信号8がセル受け入れ可“1”の間だけ、
スイッチ部2から転送されたセルをレジスタに取り込
む。
【0036】以上のように、本発明の実施の形態1で
は、コピー処理部5で有効セルのコピー処理を行ってい
る間は、スイッチ部2から次のセルが転送されないよう
に構成したので、コピー処理部5には1セル分のセルレ
ジスタ10があればよく、複数のセルを保持するバッフ
ァは必要ない。また、面倒なバッファ制御が必要ないの
で、容易にコピー処理を実現することができる。
【0037】また、図1では省略しているが、スイッチ
部2より下流にあるDMUX(Demultiple
x)部またはインタフェース部で発生するセル輻輳を回
避するため、DMUX部は、スイッチ部2の各出力線に
対応して、それぞれセルの出力を制限するための制御信
号を出力している。出力待ちバッファ4は、上記制御信
号を入力し、入力した制御信号に基づいてセルの出力を
制御する機能を備えている。従って、コピー処理部5を
接続した出力線6に対しては、上記制御信号の替わりに
コピー処理部5からの許可信号8を入力すればよく、ス
イッチ部2に特殊な構成を備えなくともこの発明を実現
することができる。
【0038】また、マルチキャスト用の出力待ちバッフ
ァ4dは、コピー処理部5におけるコピー処理を待ち合
わせるためのバッファとしても利用されるが、コピー処
理後にコピー処理部5から出力する信号線7の速度は、
スイッチ部2への入力線、すなわち出力線#1out〜
#3outの速度と同じであり、マルチキャスト用の出
力待ちバッファ4dに要求されるバッファ量は、他の出
力待ちバッファ4a〜4cに要求されるバッファ量と同
程度であると考えられる。従って、マルチキャスト用に
特別なバッファを備える必要はない。
【0039】以上のように、この実施の形態のATMス
イッチは、入力したセルに該セルを転送すべき出方路情
報を付加すると共に、ヘッダ情報を書き換えて出力する
ヘッダ情報変換部1a〜1cと、前記出方路情報に基づ
いて複数の入力線及び複数の出力線を1:1に接続する
スイッチ部2と、入力した1つのセルを同一のデータと
別々の出方路情報と別々の宛先情報とを持つ複数のセル
にコピーして出力するコピー処理部5を備え、前記スイ
ッチ部2の1つの出力線に前記コピー処理部5の入力線
を接続し、前記コピー処理部5の出力線に前記スイッチ
部の1つの入力線を接続したマルチキャスト機能を備え
たATMスイッチである。前記ヘッダ情報変換部1a〜
1cは、マルチキャストのセルを識別して該セルに前記
コピー処理部5への出方路情報を付加する手段を備え、
前記スイッチ部2は、スイッチング素子により出方路毎
に転送されたセルを一時蓄積するための出力待ちバッフ
ァを備え、前記コピー処理部5は、前記スイッチ部2か
ら転送されたセルを一時保持するセルレジスタと、該セ
ルレジスタに保持したセルのコピー処理中は、前記スイ
ッチ部から次のセルが転送されないように制御する手段
を備えたことを特徴とする。
【0040】実施の形態2.図5は、本発明の実施の形
態2を示す概念図である。図1と同じ符号のものは、同
様の構成要素であるため説明を省略する。この実施の形
態のセル情報は、宛先情報またはマルチキャストの識別
情報のいずれかに加え、優先クラス情報を含むものとす
る。図5において、20a〜20d及び21a〜21d
はスイッチング素子3の出方路毎に設けられたFIFO
型の出力待ちバッファであり、20a〜20dは高優先
[H]クラスのセルを選択して蓄積する[H]クラス出
力待ちバッファ(第1の出力待ちバッファ)、21a〜
21dは低優先[L]クラスのセルを選択して蓄積する
[L]クラス出力待ちバッファ(第2の出力待ちバッフ
ァ)である。また、22a〜22dは、それぞれ2つの
優先クラスの出力待ちバッファから優先順位に基づいて
セルを読み出し出力する出力制御部であり、通常は
[H]クラス出力待ちバッファにセルがあれば[H]ク
ラス、[H]クラス出力待ちバッファにセルがなく、
[L]クラス出力待ちバッファにセルがあれば[L]ク
ラスを選択して、バッファの先頭に保持されているセル
を読み出し出力する。[H]クラス出力待ちバッファ
(第1の出力待ちバッファ)20dは、コピー処理部5
へ出力するセルを待機させるバッファであることから
「[H]クラスコピー処理待ちバッファ(第1のコピー
処理待ちバッファ)」ともいう。また、[L]クラス出
力待ちバッファ(第2の出力待ちバッファ)21dは、
コピー処理部5へ出力するセルを待機させるバッファで
あることから「[L]クラスコピー処理待ちバッファ
(第2のコピー処理待ちバッファ)」ともいう。
【0041】23はコピー処理部5がセル受け入れ可能
である優先クラスをスイッチ部2に知らせるための許可
信号であり、許可信号は、優先クラスに対応する種類が
定義されている。コピー処理部5に接続された出力制御
部22dでは、この優先クラス対応の許可信号23によ
り2つの出力待ちバッファ20d及び21dからのセル
読み出しを制御する。つまり、[H]クラス出力待ちバ
ッファ20dにセルがあっても、許可信号23の[H]
クラスがセル受け入れ不可“0”である場合は、[H]
クラスを選択しない。このとき、[L]クラス出力待ち
バッファ21dにセルがあり、許可信号23の[L]ク
ラスがセル受け入れ可“1”であれば、[L]クラスを
選択してセルを出力する。また、許可信号23の[H]
クラス及び[L]クラスともにセル受け入れ不可“0”
である場合は、[H]クラス及び[L]クラスともに選
択せず、セルを出力しない。32dはセル待機部であ
り、実施の形態1のセル待機部15dと同様である。
【0042】図6は、コピー処理部5のブロック構成図
である。図2と同じ符号のものは、同様の構成要素であ
るため説明を省略する。図6において、10a及び10
bは優先クラス対応の許可信号23に対応してスイッチ
部2から転送されたセルを保持するための[H]クラス
セルレジスタ(第1のセルレジスタ)及び[L]クラス
セルレジスタ(第2のセルレジスタ)、11aは[H]
クラスセルレジスタ10aに保持されたセルが[H]ク
ラスの有効セルかどうかを判断する[H]クラス有効セ
ル判定部(第1の有効セル判定部)、11bは[L]ク
ラスセルレジスタ10bに保持されたセルが[L]クラ
スの有効セルかどうかを判断する[L]クラス有効セル
判定部(第2の有効セル判定部)である。また、30は
[H]クラスセルレジスタ10aまたは[L]クラスセ
ルレジスタ10bに有効セルが保持されている場合に、
その優先順位に基づいてセルのコピー処理を行うヘッダ
変換部、31は[H]クラスセルレジスタ10aまたは
[L]クラスセルレジスタ10bに保持された有効セル
に対するコピー処理が終了すると、該優先クラスのセル
受け入れ可能であることをスイッチ部2に知らせるため
の許可信号23を生成するセル入力制御部である。
【0043】このセル入力制御部31では、ヘッダ変換
部30からコピー終了及びその優先クラスが通知される
と、許可信号23の該優先クラスをセル受け入れ可
“1”にして、スイッチ部2に出力する。また、[H]
クラス有効セル判定部11aまたは[L]クラス有効セ
ル判定部11bにおいて、[H]クラスまたは[L]ク
ラスの有効セルが検出されると、許可信号23の該優先
クラスをセル受け入れ不可“0”にする。[H]クラス
セルレジスタ10aでは、許可信号23の[H]クラス
がセル受け入れ可“1”の間だけ、スイッチ部2から転
送されたセルをレジスタに取り込む。また、[L]クラ
スセルレジスタ10bでは、許可信号23の[L]クラ
スがセル受け入れ可“1”の間だけ、スイッチ部2から
転送されたセルをレジスタに取り込む。
【0044】図7は、ヘッダ変換部30におけるコピー
処理を説明するためのフローチャートである。図8は、
ヘッダ変換テーブル12の構成例である。構成要素は、
図4と同様である。図5〜図8を参照しながら、セル転
送の動作を説明する。入力回線#1inから入力した
[L]クラスのマルチキャストセルAは、ヘッダ情報変
換部1aにおいて、マルチキャスト用の出方路情報dが
付加されると共に、ヘッダ部分がマルチキャスト用の識
別情報に変換され、セルAdとして出力する。同様に、
入力回線#3inから入力した[H]クラスのマルチキ
ャストセルCは、ヘッダ情報変換部1cからセルCdと
して出力する。スイッチ部2に入力したセルAd及びC
dは、スイッチング素子3によってマルチキャスト用の
出方路dに転送され、それぞれ[L]クラス出力待ちバ
ッファ21d、[H]クラス出力待ちバッファ20dに
書き込まれる。
【0045】ヘッダ変換部30では、有効セル判定部1
1a及び11bの判定結果より、[H]クラスセルレジ
スタ10aまたは[L]クラスセルレジスタ10bに有
効セルが保持されているかどうかを判断し(S10)、
有効セルが保持されていない場合は、空セルを生成して
出力する(S2)。有効セルが保持されている場合は、
[H]クラスの有効セルがあれば[H]クラスを選択
し、[H]クラスの有効セルがなく、[L]クラスの有
効セルがあれば[L]クラスを選択し、コピー処理を行
う対象となるコピー対象セルとする(S11)。こうし
て選択した対象セルに対してヘッダ変換テーブル12か
ら1つ目の宛先情報及び出方路情報を読み出し(S
3)、コピーセルを組み立てて出力する(S4)。
【0046】ヘッダ変換テーブル12に設定されたコピ
ー終了フラグより、該対象セルに対してコピー処理が終
了したかどうかを判断する(S5)。該対象セルに対す
るコピー処理が終了した場合は、セル入力制御部31に
対してコピー終了及び該対象セルの優先クラスを通知す
る(S12)。該対象セルに対するコピー処理が終了し
ていない場合は、再びコピー対象セルの選択に戻り、そ
の時点でセルレジスタ10a及び10bに保持されてい
る有効セルのうち、優先順位に基づいてコピー対象セル
を選択する(S11)。
【0047】このように、出力待ちバッファからの読み
出しは、セルの優先順位及びコピー処理部5からの許可
信号23に基づいて行われるが、図5では、許可信号2
3の[H]クラス、[L]クラスともにセル受け入れ可
“1”であり、先にスイッチ部2に到着したセルAdが
そのまま先に読み出される場合を示している。スイッチ
部2から出力したセルAd及びCdは、信号線6を介し
てコピー処理部5に入力する。
【0048】先にコピー処理部5に入力した[L]クラ
スのセルAdは、許可信号23の[H]クラス及び
[L]クラスともにセル受け入れ可“1”であるため、
[H]クラスセルレジスタ10a及び[L]クラスセル
レジスタ10bに取り込まれる。ただし、[H]クラス
有効セル判定部11aでは有効セルと判定されず、
[L]クラス有効セル判定部11bで[L]クラスの有
効セルと判定される。これにより、セル入力制御部31
において、許可信号23の[L]クラスがセル受け入れ
不可“0”となる。さて、この時点では[H]クラスの
有効セルがなく、[L]クラスの有効セルがあるで、ヘ
ッダ変換部30では[L]クラスを選択し、[L]クラ
スセルレジスタ10bに保持されているセルAdをコピ
ー対象セルとする。そして、セルAdに付加されたマル
チキャストの識別情報Aをもとにヘッダ変換テーブル1
2を検索し、1つ目の宛先情報及び出方路情報を読み出
して、コピーセルA1を組み立て出力する。このとき、
ヘッダ変換テーブル12に設定されているコピー終了フ
ラグは“0”であり、[L]クラスのセルAdに対する
コピー処理はまだ終了していない。
【0049】次に、コピー処理部5には[H]クラスの
セルCdが入力する。このとき、許可信号23の[H]
クラスのみセル受け入れ可“1”であるため、入力した
セルCdは[H]クラスセルレジスタ10aに取り込ま
れ、[H]クラス有効セル判定部11aで[H]クラス
の有効セルと判定される。これにより、セル入力制御部
31において、許可信号23の[H]クラスがセル受け
入れ不可“0”となる。ヘッダ変換部30では、[H]
クラス及び[L]クラスの有効セルがあるので[H]ク
ラスを選択し、[H]クラスセルレジスタ10aに保持
されているセルCdをコピー対象セルとする。ヘッダ変
換部30では、[H]クラスの有効セルがあれば常に
[H]クラスを選択するため、セルCdに対するコピー
処理は、コピー終了フラグが“1”になるまで繰り返さ
れる。従って、セルCdに対する2つのコピーセルC1
及びC2が出力する。コピーセルC2が出力すると、セ
ル入力制御部31に対して、[H]クラスのコピー終了
が通知される。
【0050】さて、[H]クラスのセルCdに対するコ
ピー処理が終了すると、許可信号23の[H]クラスが
セル受け入れ可“1”になるため、セルレジスタ10a
では次にスイッチ部2から転送されるセルを取り込む。
ここでは、スイッチ部2から空セルが転送されるため、
[H]クラス有効セル判定部11aで有効セルと判定さ
れない。これにより、[H]クラスの有効セルがなく
[L]クラスの有効セルがあるので、ヘッダ変換部30
では再び[L]クラスを選択し、セルAdをコピー対象
セルとする。こうして、セルAdに対する残りのコピー
セルA2及びA3が出力する。コピー処理部5から出力
した各セルは、信号線7を介してスイッチ部2に入力
し、それぞれの宛先へと転送される。
【0051】このように、本発明の実施の形態2では、
低優先[L]クラスのセルに対するコピー処理中であっ
ても、高優先[H]クラスのセルが入力すると優先して
コピー処理を行うように構成したので、セル転送の優先
順位に基づいたマルチキャスト機能を実現することがで
きる。
【0052】以上のように、この実施の形態のATMス
イッチにおいて、前記コピー処理部5のセルレジスタ
は、セル転送の優先クラス別に設けられ、その優先順位
に基づいて次にコピー処理するセルを選択する手段と、
ある優先クラスのセルに対するコピー処理中は、その優
先クラスのセルが前記スイッチ部から転送されないよう
に制御する手段を備えたことを特徴とする。
【0053】実施の形態3.本発明の実施の形態1及び
実施の形態2では、スイッチ部2として出方路毎に一定
容量の出力待ちバッファを備えた出力バッファ型スイッ
チを示しているが、スイッチ部2として全出方路に対す
る共通のセルバッファと、出力線を識別する出力線指定
情報と各出方路毎のセルの出力順序とを管理するセル出
力管理テーブルとから構成される共通バッファ型スイッ
チを用いてもよい。該セル出力管理テーブルの容量が十
分に大きい共通バッファ型スイッチでは、全ての出方路
が1つのセルバッファを共有することが可能であり、特
定の出方路がセルバッファを使用しないときは、他の出
方路がその分を使用することができる。従って、マルチ
キャスト通信の需要が変化した場合でも、スイッチ部2
のバッファを柔軟に利用することができる。
【0054】図9に、この実施の形態のATMスイッチ
の概念図の一例を示している。図9では、出力線指定情
報と出力順序とは、セル出力管理テーブル17に記憶さ
れる。セル出力管理テーブル17は、出力するセルの順
序を指定する情報を出方路毎に保持し、各出方路へ順番
にセルを出力するようにしてもよい。この場合、セル出
力管理テーブル17は、保持する場所で出力線を管理し
ているので、セルの出力順序を記憶しておけばよい。
【0055】以上のように、この実施の形態のATMス
イッチにおいて、前記スイッチ部の出力待ちバッファ
は、全出方路に対する共通のセルバッファと各出方路へ
の出力順序を記憶するセル出力管理テーブルから構成さ
れることを特徴とする。
【0056】実施の形態4.また、本発明の実施の形態
1及び実施の形態2では、ヘッダ変換テーブル12にコ
ピー終了フラグを設けることで、入力セルに対する複数
セル分のコピー処理が終了したことを判断しているが、
ヘッダ変換テーブル12に入力セルに対するコピー数を
設定しておき、1セル分のコピー処理が終わると該コピ
ー数を1減算するように構成し、該コピー数が“0”に
なった時点でコピー処理が終了したことを判断すること
も可能である。
【0057】実施の形態5.さらに、本発明の実施の形
態2では、優先クラス毎に設けた出力待ちバッファ20
a〜20d及び21a〜21d、またはセルレジスタ1
0a及び10bからの読み出しにおいて、常に優先順位
の高いクラスからセルを読み出すように構成している
が、優先クラス毎にセルを読み出す割合を設定してお
き、その割合に従ってセルを読み出すように構成しても
よい。
【0058】実施の形態6.上記実施の形態2では、そ
れぞれ二つのセルレジスタ、有効セル判定部、出力待ち
バッファとを備える場合を説明した。しかしながら、上
記構成要素はそれぞれ二つに限られることなく、二つ以
上複数備える場合であっても構わない。また、複数のセ
ルレジスタそれぞれに対応する複数の出力待ちバッファ
を備える場合であってもよいし、一の出力待ちバッファ
に蓄積されたセルを複数のセルレジスタそれぞれに対応
する仕組み、例えば、キューファイル等によって実現し
てもよい。
【0059】さらに、有効セル判定部は、複数のセルレ
ジスタそれぞれに対応して複数の有効セル判定部を備え
ていてもよいし、一の有効セル判定部が複数のセルレジ
スタに保持されるセルを判定してもよい。コピー処理部
に保持するセルの数を最小限にし、コピー処理部からの
許可信号によって、出力待ちバッファからコピー処理部
へセルが出力される機構であれば、その他の機構であっ
ても構わない。
【0060】また、実施の形態2では、セル情報とし
て、セルを転送する優先順位を指定する優先順位情報を
有し、上記優先順位情報に基づいて、セルを蓄積する出
力待ちバッファを区別する場合を説明した。しかし、優
先順位情報に基づく場合でなくとも、その他の情報に基
づいてセルを蓄積する出力待ちバッファを指定する場合
であってもかまわない。例えば、マルチキャストの識別
情報に基づいてセルを蓄積する出力待ちバッファを指定
してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1:1接続スイッチにおける出力待ちバッファを利用し
てセルのコピー処理を行うように構成したので、特殊な
構成のスイッチを用いることなく、小さいハードウェア
規模で容易にマルチキャスト機能を実現することができ
る。
【0062】また、本発明によれば、セルの優先順位に
基づいてコピー処理が行なわれるように構成したので、
セル転送の優先順位に基づいたマルチキャスト機能を実
現することもできる。
【0063】また、本発明によれば、スイッチ部におけ
る出力待ちバッファは、全出方路に対する共通のセルバ
ッファと各出方路への出力順序を記憶したセル出力管理
テーブルとで構成することにより、マルチキャスト通信
の需要に応じて柔軟に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるマルチキャスト
機能を備えたATMスイッチの概念図の一例である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるコピー処理部5
とセル待機部とのブロック構成図の一例である。
【図3】 本発明の実施の形態1によるヘッダ変換部1
3の動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1によるヘッダ変換テー
ブル12の構成例を表す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2によるマルチキャスト
機能を備えたATMスイッチの概念図の一例である。
【図6】 本発明の実施の形態2によるコピー処理部5
とセル待機部とのブロック構成図の一例である。
【図7】 本発明の実施の形態2によるヘッダ変換部3
0の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態2によるヘッダ変換テー
ブル12の構成例である。
【図9】 本発明の実施の形態3によるマルチキャスト
機能を備えたATMスイッチの概念図の一例である。
【図10】 従来のマルチキャスト機能を備えたATM
スイッチの概念図である。
【図11】 従来のコピー処理部40のブロック構成図
である。
【符号の説明】
1,1a〜1d ヘッダ情報変換部、2 スイッチ部、
3 スイッチング素子、4,4a〜4e 出力待ちバッ
ファ、5 コピー処理部、8,23 許可信号、10
セルレジスタ、10a [H]クラスセルレジスタ、1
0b [L]クラスセルレジスタ、11 有効セル判定
部、11a [H]クラス有効セル判定部、11b
[L]クラス有効セル判定部、12 ヘッダ変換テーブ
ル、13,30 ヘッダ変換部、14,31 セル入力
制御部、15d,32d セル待機部、16d セル出
力制御回路、17 セル出力管理テーブル、18 セル
バッファ、20a〜20d [H]クラス出力待ちバッ
ファ、21a〜21d [L]クラス出力待ちバッフ
ァ、22a〜22d 出力制御部、41 集線部、42
分配部。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力線から入力したセルを複数の出力線
    のいずれかへ出力するスイッチ部と、上記複数の出力線
    の内の一の出力線と接続し、上記一の出力線から出力さ
    れたセルを入力し、入力したセルを複数コピーするコピ
    ー処理部とを備えるATM(Asynchronous
    Transfer Mode)スイッチにおいて、 上記スイッチ部は、上記入力線から入力したセルを蓄積
    するとともに、上記蓄積したセルを出力することを許可
    する許可信号を入力し、入力した許可信号に対応して上
    記蓄積したセルを上記一の出力線へ出力するセル待機部
    を備え、 上記コピー処理部は、上記セル待機部が一の出力線へ出
    力したセルを入力し、入力したセルをコピーするコピー
    処理を行い、コピー処理が終了したときに、上記セル待
    機部へ上記許可信号を出力することを特徴とするATM
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 上記コピー処理部は、 上記セル待機部から上記一の出力線へ出力されるセルを
    入力し、入力したセルを保持するセルレジスタと、 上記セルレジスタに保持されたセルのコピー処理が終了
    したことを検出し、上記コピー処理の終了を検出したと
    きに、上記セル待機部へ上記許可信号を出力するセル入
    力制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のA
    TMスイッチ。
  3. 【請求項3】 上記セル待機部は、上記入力線から入力
    したセルを蓄積するコピー処理待ちバッファと、 上記セル入力制御部から出力された上記許可信号を入力
    し、入力した許可信号に基づいて、上記コピー処理待ち
    バッファから上記セルレジスタへ上記一の出力線を介し
    てセルを出力することを上記コピー処理待ちバッファへ
    指示するセル出力制御回路とを備え、 上記コピー処理待ちバッファは、上記セル出力制御回路
    からの指示によって、セルを上記セルレジスタへ出力す
    ることを特徴とする請求項2記載のATMスイッチ。
  4. 【請求項4】 上記コピー処理部は、さらに、 上記セルレジスタに保持されたセルがコピー処理を行う
    有効セルであるかコピー処理をしない空セルであるかを
    判定する有効セル判定部を備え、 上記セル入力制御部は、上記有効セル判定部が判定した
    結果を入力し、入力した結果が空セルである場合、上記
    セル待機部へ上記許可信号を出力することを特徴とする
    請求項2または3記載のATMスイッチ。
  5. 【請求項5】 上記セルレジスタは、複数のセルレジス
    タを備え、 上記セル入力制御部は、上記複数のセルレジスタそれぞ
    れに保持されたセルのコピー処理が終了したことをそれ
    ぞれ検出し、上記コピー処理の終了を検出したときに、
    上記コピー処理の終了を検出したセルが保持されていた
    セルレジスタへセルの出力を許可するセルレジスタ対応
    の許可信号を上記セル待機部へ出力することを特徴とす
    る請求項2記載のATMスイッチ。
  6. 【請求項6】 上記セル待機部は、 上記複数のセルレジスタそれぞれと対応づけられ、上記
    入力線から入力したセルのうち所定のセルを蓄積する複
    数のコピー処理待ちバッファと、 上記セル入力制御部から出力された上記セルレジスタ対
    応の許可信号を入力し、上記セルレジスタ対応の許可信
    号に適合するコピー処理待ちバッファから上記コピー処
    理部へセルを出力することを指示するセル出力制御回路
    とを備えたことを特徴とする請求項5記載のATMスイ
    ッチ。
  7. 【請求項7】 上記コピー処理部は、さらに、 上記複数のセルレジスタそれぞれに保持されたセルがコ
    ピー処理を行う有効セルであるかコピー処理をしない空
    セルであるかを判定する上記有効セル判定部を備え、 上記セル入力制御部は、上記有効セル判定部が判定した
    結果を入力し、入力した結果が空セルである場合、空セ
    ルであると判定されたセルを保持するセルレジスタにつ
    いて、上記セル待機部へ上記セルレジスタ対応の許可信
    号を出力することを特徴とする請求項5または6記載の
    ATMスイッチ。
  8. 【請求項8】 上記複数のセルレジスタは、第一のセル
    レジスタと第二のセルレジスタとから構成され、 上記セル入力制御部は、上記第一のセルレジスタに保持
    されたセルのコピー処理が終了したことを検出し、上記
    コピー処理の終了を検出したときに、上記セル待機部へ
    第一の許可信号を出力するとともに、上記第二のセルレ
    ジスタに保持されたセルのコピー処理が終了したことを
    検出し、上記コピー処理の終了を検出したときに、上記
    セル待機部へ第二の許可信号を出力し、 上記セル待機部は、 上記入力線から入力したセルのうち所定のセルを蓄積す
    る第一のコピー処理待ちバッファと、 上記第一のコピー処理待ちバッファに蓄積されたセルを
    除くセルを蓄積する第二のコピー処理待ちバッファと、 上記セル入力制御部から出力された上記第一の許可信号
    と上記第二の許可信号とのいずれかを入力し、上記第一
    の許可信号を入力した場合には、上記第一のコピー処理
    待ちバッファから上記第一のセルレジスタへセルを出力
    することを指示し、上記第二の許可信号を入力した場合
    には、上記第二のコピー処理待ちバッファから上記第二
    のセルレジスタへセルを出力することを指示することを
    指示するセル出力制御回路とを備えたことを特徴とする
    請求項5記載のATMスイッチ。
  9. 【請求項9】 上記コピー処理部は、さらに、 上記第一のセルレジスタに保持されたセルがコピー処理
    をする有効セルであるかコピー処理をしない空セルであ
    るかを判定する第一の有効セル判定部と、 上記第二のセルレジスタに保持されたセルがコピー処理
    をする有効セルであるかコピー処理をしない空セルであ
    るかを判定する第二の有効セル判定部とを備え、 上記セル入力制御部は、上記第一の有効セル判定部と上
    記第二の有効セル判定部とのいずれかが判定した結果そ
    れぞれを入力し、入力した結果が空セルである場合、上
    記出力制御回路へ上記第一の許可信号と上記第二の許可
    信号とのいずれかを出力することを特徴とする請求項8
    記載のATMスイッチ。
  10. 【請求項10】 上記スイッチ部に入力されるセルは、
    転送する優先順位を指定する優先順位情報を有し、 上記複数のセルレジスタは、上記優先順位情報に基づい
    てセルを複数のセルレジスタそれぞれへ蓄積することを
    特徴とする請求項5記載のATMスイッチ。
  11. 【請求項11】 入力線から入力したセルを複数の出力
    線のいずれかへ出力するスイッチ部と、上記複数の出力
    線の内の一の出力線と接続し、上記一の出力線から出力
    されたセルを入力し、入力したセルを複数コピーするコ
    ピー処理部とを備えるATM(Asynchronou
    s Transfer Mode)スイッチにおいて、 上記スイッチ部は、 上記入力線から入力したセルを蓄積する出力待ちバッフ
    ァと、 上記出力待ちバッファへ蓄積したセルを出力することを
    許可する許可信号を入力し、入力した許可信号に対応し
    て上記蓄積したセルを上記一の出力線へ出力するセル出
    力制御回路とを備え、 上記コピー処理部は、上記セル待機部が一の出力線へ出
    力したセルを入力し、入力したセルをコピーするコピー
    処理を行い、コピー処理が終了したときに、上記セル出
    力制御回路へ上記許可信号を出力することを特徴とする
    ATMスイッチ。
  12. 【請求項12】 上記コピー処理部は、 上記出力待ちバッファから上記一の出力線へ出力される
    セルを入力し、入力したセルを保持するセルレジスタ
    と、 上記セルレジスタに保持されたセルのコピー処理が終了
    したことを検出し、上記コピー処理の終了を検出したと
    きに、上記セル出力制御回路へ上記許可信号を出力する
    セル入力制御部とを備えたことを特徴とする請求項11
    記載のATMスイッチ。
  13. 【請求項13】 上記出力待ちバッファは、複数の出力
    線それぞれに対応して複数の出力待ちバッファが備えら
    れることを特徴とする請求項11記載のATMスイッ
    チ。
  14. 【請求項14】 上記出力待ちバッファは、複数の出力
    線それぞれに出力されるセルを蓄積し、蓄積したセルを
    出力する出力線を識別する出力線指定情報を記憶するこ
    とを特徴とする請求項11記載のATMスイッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323531C (zh) * 2003-07-02 2007-06-27 华为技术有限公司 一种在异步转移模式传输网络上实现多播的方法
US7643507B2 (en) 2005-01-31 2010-01-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Multicast packet processing apparatus and method
US7912054B2 (en) 2004-03-19 2011-03-22 Fujitsu Limited Method and apparatus for multicast packet readout control

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