JPH10271164A - マルチキャスト方法および装置 - Google Patents

マルチキャスト方法および装置

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JPH10271164A
JPH10271164A JP7174697A JP7174697A JPH10271164A JP H10271164 A JPH10271164 A JP H10271164A JP 7174697 A JP7174697 A JP 7174697A JP 7174697 A JP7174697 A JP 7174697A JP H10271164 A JPH10271164 A JP H10271164A
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JP7174697A
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Inventor
Akihiro Horiguchi
昭広 堀口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチキャストをおこなうために物理的な回線
を必要とせず、マルチキャスティングできるコネクショ
ン容量が制限されないマルチキャスト方法および装置を
提供する。 【解決手段】ATMスイッチ(100)を複数のモジュ
ール(1、2、3)で構成し、スイッチモジュール
(1)にルーティング機能(5)のほかにマルチキャス
ト機能ブロック(7)を具備し、このマルチキャスト機
能ブロック(7)において、入力されたATMセルをバ
ッファリングして複数の出力ポートから読み出すことで
マルチキャストを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチキャスト
方法および装置に関し、特に、マルチキャストをおこな
うために物理的な回線を必要とせず、マルチキャスティ
ングできるコネクション容量が制限されないマルチキャ
スト方法および装置に関する。
【0002】
【従来技術】回線交換モードやパケット交換モード、固
定速度通信、可変速度通信等の多様な通信形態に柔軟に
対応でき、高速な通信を行うことが可能な技術としてA
TM(Asynchronous Transfer
Mode:非同期転送モード)がある。
【0003】ATMでは、通信速度によらず同一の情報
処理転送を可能にするため、ATMセル(以下、セルと
略称する)と呼ばれる固定長のパケットを用いてデータ
通信を行い、セルのATMヘッダ(以下、ヘッダと略称
する)にはルーティング情報(宛先情報)を付与し、こ
れに基づいて情報の多重化やルーティングを行う。
【0004】この情報の多重化やルーティングを行うA
TMスイッチ(交換機)においては、1つの入力セルを
複数の出力ポートへと分配し、それぞれの宛先情報へと
交換を行うマルチキャスト機能を有することが強く望ま
れている。
【0005】図6に従来のマルチキャスト機能を有する
ATMスイッチの構成を示す。
【0006】図6において、ATMスイッチ200は、
システム全体の制御を行う制御モジュール203、回線
や端末等を収容しシステムとのインターフェースをとる
回線インターフェースモジュール202、各回線インタ
ーフェースモジュール202から入力されるATMセル
をそのヘッダに付与された宛先情報に基づき、所望の出
力先へと導くスイッチモジュール201、セルデータの
コピーを行うコピーモジュール208、スイッチモジュ
ール201と各回線インターフェイスモジュール202
およびコピーモジュール208を接続する回線204で
構成される。
【0007】ここで、各モジュールは1つのパッケージ
(基板)に収容されていてもよく、各々が別々のパッケ
ージで構成されていてもよい。
【0008】また、スイッチモジュール201はルーテ
ィング機能205を、回線インターフェースモジュール
202はヘッダ変換機能206を、コピーモジュール2
08はヘッダ変換機能206およびコピー機能209を
有している。
【0009】さて、送信元が複数の着信先とマルチキャ
スト通信を行うとき、送信元から図示しない回線、回線
インターフェイスモジュール202を経てスイッチモジ
ュール201に入力されたセルのセルデータは、そのヘ
ッダに付された宛先情報に基づき、コピーモジュール2
08にルーティングされる。
【0010】コピーモジュール208では、コピー機能
209でセルデータをマルチキャストの必要数だけコピ
ーし、コピーしたセルデータのヘッダをヘッダ変換機能
206でそれぞれ着信先の宛先情報に変換し、再びスイ
ッチモジュール201へと送信する。
【0011】スイッチモジュール201に入力されたセ
ルデータは、その宛先情報に基づき所望の回線インター
フェイスモジュール202へ送出(分配)される。
【0012】このように、従来のATMスイッチにおい
ては、コピーモジュール208でセルデータをコピー
し、宛先情報を付したヘッダを変換することでマルチキ
ャストを実現している。
【0013】このような構成では、コピーモジュール2
08が独立しているため、ATMスイッチを構築する上
で機能としてマルチキャストをサポートしない、あるい
はマルチキャスト機能の追加といったことが自由におこ
なえ、柔軟にシステムを構成することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のAT
Mスイッチにおいては、マルチキャスト機能をサポート
する際に、コピーモジュールを実装し、このコピーモジ
ュールとスイッチモジュールの間に物理的な回線(配
線)を配設する必要がある。
【0015】コピーモジュールでコピーされたセルはこ
の回線を通して1つずつ転送され、スイッチモジュール
でルーティングされるので回線インターフェイスモジュ
ールに対する同時性が損なわれるとともに、この回線の
帯域とコピーするセルの数からマルチキャスティングで
きるコネクション容量が制限されてしまう等の問題が生
じる。
【0016】また、コピーモジュールにもヘッダ変換機
能を持たせているため、ヘッダ変換のためのテーブル
(メモリ)が必要となり、コストが増大する等の問題も
生じる。
【0017】そこで、この発明は、マルチキャストをお
こなうために物理的な回線を必要とせず、マルチキャス
ティングできるコネクション容量が制限されないマルチ
キャスト方法および装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明では、パケットに付与された宛先情報に
基づき前記パケットを所望の出力端子に出力するように
ルーティングをおこなうスイッチにおいて、前記スイッ
チをルーティング機能を有するスイッチモジュールを含
む複数のモジュールで構成するとともに、前記スイッチ
モジュールに入力された前記パケットをバッファリング
し、該バッファリングしたパケットを複数の出力端子か
ら読み出すことにより、前記パケットを分配して出力す
るマルチキャストをおこなうことを特徴とする。
【0019】ここで、前記スイッチモジュールは、ヘッ
ダ変換機能を有し、該スイッチモジュール内でマルチキ
ャストされるパケットを含む前記パケットのヘッダ変換
をおこなうように構成することができる。
【0020】また、前記スイッチモジュールは、前記パ
ケットが入力された入力端子番号と該パケットのヘッダ
により演算される第1のテーブルアドレスで検索する第
1のヘッダ変換テーブルを具備し、該第1のヘッダ変換
テーブルに出力端子と1対1で対応するフラグを配置
し、ルーティングおよびヘッダ変換の際にフラグの立っ
ている出力端子を用いて前記パケットを出力することで
前記ルーティング機能および前記ヘッダ変換機能を同時
に実現するように構成することができる。
【0021】ここで、前記スイッチモジュールは、前記
パケットのバッファリングを行うバッファと前記出力端
子に各々アドレスキューを具備し、前記パケットを前記
バッファに格納するとともに、該パケットのヘッダと前
記入力端子の番号により前記変換テーブルの検索を行う
ことで該パケットの出力端子番号を判定し、該パケット
の格納されているバッファアドレスを該当する前記出力
端子のアドレスキューへ分配し、前記パケットの出力の
際には該出力端子のアドレスキューに格納された前記バ
ッファアドレスを用いて前記バッファからの読み出しを
行うことにより所望のヘッダと前記パケットを出力して
マルチキャストを行うように構成することができる。
【0022】また、前記バッファは、前記第1のテーブ
ルアドレスまたは該第1のテーブルアドレスを示す値を
格納し、前記出力端子が該出力端子のアドレスキュー内
の前記バッファアドレスにより前記バッファから前記パ
ケットを読み出す際に、前記出力端子番号と前記テーブ
ルアドレスまたは前記テーブルアドレスを示す値により
演算される第2のテーブルアドレスで検索する第2のヘ
ッダ変換テーブルから所望のヘッダへ前記パケットのヘ
ッダ変換を行うように構成することができる。
【0023】さらに、前記パケットは、ATMセルを含
むように構成することができる。
【0024】また、この発明では、パケットに付与され
た宛先情報に基づき前記パケットを所望の出力端子に出
力するようにルーティングをおこなうスイッチにおい
て、前記スイッチをルーティング機能を有するスイッチ
モジュールを含む複数のモジュールで構成するととも
に、前記スイッチモジュールに入力された前記パケット
をバッファリングする手段と、該バッファリングしたパ
ケットを複数の出力端子から読み出す手段を具備し、前
記パケットを分配して出力するマルチキャストをおこな
うことを特徴とする。
【0025】ここで、前記スイッチモジュールは、ヘッ
ダ変換機能を有し、該スイッチモジュール内でマルチキ
ャストされるパケットを含む前記パケットのヘッダ変換
をおこなう手段を具備するように構成することができ
る。
【0026】また、前記スイッチモジュールは、前記パ
ケットが入力された入力端子番号と該パケットのヘッダ
により演算される第1のテーブルアドレスで検索する第
1のヘッダ変換テーブルを具備し、該第1のヘッダ変換
テーブルに出力端子と1対1で対応するフラグを配置
し、ルーティングおよびヘッダ変換の際にフラグの立っ
ている出力端子を用いて前記パケットを出力する手段を
具備し、前記ルーティング機能および前記ヘッダ変換機
能を同時に実現するように構成することができる。
【0027】ここで、前記スイッチモジュールは、前記
パケットのバッファリングを行うバッファと前記出力端
子に各々アドレスキューを具備し、前記パケットを前記
バッファに格納するとともに、該パケットのヘッダと前
記入力端子の番号により前記変換テーブルの検索を行う
手段と、該パケットの出力端子番号を判定する手段と、
該パケットの格納されているバッファアドレスを該当す
る前記出力端子のアドレスキューへ分配する手段を具備
し、前記パケットの出力の際には該出力端子のアドレス
キューに格納された前記バッファアドレスを用いて前記
バッファからの読み出しを行うことにより所望のヘッダ
と前記パケットを出力してマルチキャストを行うように
構成することができる。
【0028】また、前記バッファは、前記第1のテーブ
ルアドレスまたは該第1のテーブルアドレスを示す値を
格納し、前記出力端子が該出力端子のアドレスキュー内
の前記バッファアドレスにより前記バッファから前記パ
ケットを読み出す際に、前記出力端子番号と前記テーブ
ルアドレスまたは前記テーブルアドレスを示す値により
演算される第2のテーブルアドレスで検索する第2のヘ
ッダ変換テーブルから所望のヘッダへ前記パケットのヘ
ッダ変換を行う手段を具備するように構成することがで
きる。
【0029】さらに、前記パケットは、ATMセルを含
むように構成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるの一実施
例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は、この発明に係わるマルチキャスト
方法および装置の一実施例を適用したATMスイッチを
示した図である。
【0032】なお、説明の便宜上、この発明の適用をA
TMセルをベースとした交換機(スイッチ)とするが、
パケットや固定長パケット等をベースとした交換機への
適用も可能である。
【0033】図1において、ATMスイッチ100は、
入力ポート数N、出力ポート数NのN×Nchスイッチ
ングをサポートし、システム全体の制御を行う制御モジ
ュール3、回線や端末等を収容しシステムとのインター
フェースをとる回線インターフェースモジュール2、各
回線インターフェースモジュール2から入力されるAT
Mセルをそのヘッダに付与された宛先情報に基づき、所
望の出力先へと導くスイッチモジュール1、スイッチモ
ジュール1と各回線インターフェイスモジュール2を接
続する回線4で構成される。
【0034】スイッチモジュール1はルーティング機能
5およびマルチキャスト機能7を有している。マルチキ
ャスト機能7にはヘッダ変換機能6を含んでおり、従来
各回線インターフェイスモジュール202が実装してい
たヘッダ変換機能206(図6参照)をスイッチモジュ
ール1に実装することで、一元的にヘッダの変換を行う
とともにマルチキャストを行う際にも各出力ポートに対
するヘッダ変換処理が行えるようにしている。
【0035】図2は、図1のスイッチモジュール1の一
構成例を示すブロック図である。
【0036】スイッチモジュール1は、各回線インター
フェースモジュール2から送られてくるセルを入力する
入力ポート18、各入力ポート18から入力されたセル
を多重化するマルチプレクサ11、セルのヘッダの変換
をコントロールするヘッダ変換コントローラ12、セル
データを一時的に記憶するセルバッファ13、ヘッダ変
換の情報を記憶しているテーブル15、出力するセルデ
ータを一時記憶する出力キュー16、出力キューへのセ
ルデータ分配を制御するキューコントローラ14、セル
を各回線インターフェイスモジュール2へ出力する出力
ポート17で構成される。
【0037】さて、各入力ポート18から入力されたセ
ルはマルチプレクサ11で多重化される。この多重化を
行うことによって、以降のセル処理を共通に行うことが
できる。
【0038】マルチプレクサ11で多重化されたセルデ
ータは、ヘッダ変換コントローラ12でペイロード部分
のみ(セルデータ全てでもよい)が、セルバッファ13
に入力され記憶される。このとき、セルバッファ13の
アドレスはキューコントローラ14により与えられる。
【0039】また、ヘッダ変換コントローラ12では、
入力されたセルをどこに出力し、どのようなヘッダに付
け替えるのかを判定する。実際には、分離したヘッダと
そのセルの入力された入力ポート番号に基づく演算を行
い、その演算結果をアドレスとして、テーブル15に記
憶されている内容に従って処理を行う。
【0040】ここで、テーブル15は記憶素子で構成さ
れ、制御モジュール3(図1参照)により設定可能なも
のである。少なくとも“呼”を張る場合において、この
テーブル15へは制御モジュール3によりどのような処
理を行うかあらかじめ設定されている。
【0041】このテーブル15は2段構成をとってお
り、一次テーブルには出力ポートの数と同じNビットの
“コピータグ”と二次テーブルを引くための“二次テー
ブルアドレスインデックス”を設定し、二次テーブルに
は“変換後のヘッダ”を設定しておく。
【0042】一次テーブルに設定されている“二次テー
ブルアドレスインデックス”はテーブル15より読み出
され、セルバッファ13のペイロードと同じアドレス領
域に格納され、“コピータグ”はキューコントローラ1
4へ送られる。
【0043】“コピータグ”は、そのビット位置と出力
ポート17が一対一で対応し、フラグを立てる
(“1”)ことで入力されたセルをどの出力ポート17
へ出力すれば良いかを示しており、この判定はキューコ
ントローラ14で行う。
【0044】“コピータグ”のフラグの立っている位置
に対応する出力ポート17に対しては、“ペイロードと
二次テーブルアドレスインデックスを格納しているセル
バッファ13のアドレス”をその出力キュー16に分配
する。
【0045】このように“コピータグ”に従って任意の
出力キュー16へセルバッファアドレスを分配すること
により、同一のセルデータ(ペイロード)を読み出させ
て任意の出力ポート17へセルデータの出力を行う。
【0046】各出力ポート17では出力のタイミング、
例えばキューコントローラ14が与えるタイミングで出
力キュー16に格納されているセルバッファアドレスを
読み出す。
【0047】このとき、1つのセルバッファに複数の出
力キュー16から同時にアクセスすることはできないの
で、キューコントローラ14は各出力キュー16の読み
出し順序を制御する制御機能を有する。
【0048】この読み出しが行われた“出力ポートの番
号”とセルバッファアドレスに基づきセルバッファ13
から読み出される“二次テーブルアドレスインデック
ス”の両者により、二次テーブル(テーブル15内)を
検索するためのアドレスをヘッダ変換コントローラ12
で演算する。
【0049】出力キュー16は、この演算により得られ
たアドレスにより、二次テーブルに記録されている“変
更後のヘッダ”を読み出し、セルバッファ13から読み
出されたペイロードとマージしてセルデータを形成し、
出力ポート17へと送出する。
【0050】この方式によりマルチキャストの際に各出
力キュー16へ読み出される同一ペイロードに対し、各
々出力ポート17毎に異なるヘッダ変換を行うことが可
能となり、ATMスイッチモジュール内でのセルのマル
チキャストが行える。
【0051】図3は、図2に示すテーブル15の一構成
例を示した図である。
【0052】図3において、テーブル15は一次テーブ
ルと二次テーブルから構成され、一次テーブルには“コ
ピータグ”と“二次テーブルアドレスインデックス”
が、二次テーブルには“変換後のヘッダ”が格納されて
いる。
【0053】一次テーブルと二次テーブルは同一の記憶
素子(メモリ)であっても良いが、この場合には互いに
アドレスがぶつからないように設定する必要がある。ま
た、一次テーブルと二次テーブルの両者は、制御モジュ
ール3によって設定可能であり、少なくとも“呼”を張
る場合において、二次テーブルへはこのテーブルを検索
するセルの出力に対してどのようなヘッダに変換するの
か予め設定しておく必要がある。
【0054】また、図3に示すテーブル15の構成は一
例であり、一次テーブルは入力セルのヘッダおよび入力
ポート番号により一意に決まるアドレスに基づき読み出
せ、二次テーブルは“二次テーブルアドレスインデック
ス”および出力ポート番号により一意に決まるアドレス
に基づき読み出せればどのように構成しても良い。
【0055】図4は、図2に示すセルバッファ13の一
構成例を示した図である。
【0056】図4において、対応する“二次テーブルア
ドレスインデックス#1”と“セルデータ#1”は同じ
アドレス領域に格納され、アドレス領域は「Xword
×Ybit」で構成され、“二次テーブルアドレスイン
デックス”は、「スイッチの最大コネクション数×出力
ポート数N」を表記できるビット数で構成されている。
【0057】ここで、図4に示すセルバッファ13の構
成は一例であり、各セル単位毎にアドレス領域が認識で
きればどうのような形態で、“二次テーブルアドレスイ
ンデックス”と“セルデータ”を格納しても良い。
【0058】図5は、コピータグと出力ポートキュー1
6の関係を示した図である。
【0059】図5において、“コピータグ”は#1と#
4、#6、#Nにフラグが立っている。このフラグがマ
ルチキャストの対象を示しており、これに該当する出力
ポートキュー16にセルバッファアドレスが入力され
る。
【0060】また、キューコントローラ14はフラグの
数、つまり、コピー数をカウントしてセルバッファアド
レスの管理を行う機能を持っている。例えば、キューコ
ントローラ14は、図5に示すようにダウンカウンタ1
41を具備しており、“コピータグ”のフラグ立ってい
る数を読み込み、出力キュー16がセルバッファアドレ
スを読み込む毎にカウントダウンを行い、ダウンカウン
タ141の値が0になったときにセルバッファアドレス
を解放する。
【0061】ところで、通常の1対1通信(マルチキャ
ストではない)では、フラグを該当する出力キューに対
応した一カ所にのみ立てるだけである。
【0062】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ATMセルやパケットなどのルーティングをおこなうス
イッチを複数のモジュールで構成し、ルーティング機能
を有するスイッチモジュールに入力されたATMセルま
たはパケットをバッファリングし、複数の出力ポートか
ら読み出すことで、マルチキャストのために物理的な回
線を必要とすることなく、マルチキャスティングできる
コネクション容量に制限がないマルチキャスト機能を有
するスイッチを実現できる。
【0063】また、マルチキャストをおこなった際に、
各回線インターフェイスモジュールに対する出力データ
の同時性を改善することができる。
【0064】さらに、スイッチモジュールにヘッダ変換
機能を持たせることで、ヘッダ変換を一元的に処理で
き、ヘッダ変換に必要なメモリの容量低減や処理時間の
低減等に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるマルチキャスト方法および装
置の一実施例を適用したATMスイッチを示した図。
【図2】図1のスイッチモジュール1の一構成例を示す
ブロック図。
【図3】図2に示すテーブル15の一構成例を示した
図。
【図4】図2に示すセルバッファ13の一構成例を示し
た図。
【図5】コピータグと出力ポートキュー16の関係を示
した図。
【図6】従来のマルチキャスト機能を有するATMスイ
ッチの構成を示す図。
【符号の説明】
1 スイッチモジュール 2 回線インターフェイスモジュール 3 制御モジュール 4 物理的回線 5 ルーティング機能部 6 ヘッダ変換機能部 7 マルチキャスト機能ブロック 11 マルチプレクサ 12 ヘッダ変換コントローラ 13 セルバッファ 14 キューコントローラ 15 テーブル 16 出力キュー 17 出力ポート 18 入力ポート 100 ATMスイッチ 141 ダウンカウンタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットに付与された宛先情報に基づき
    前記パケットを所望の出力端子に出力するようにルーテ
    ィングをおこなうスイッチにおいて、 前記スイッチをルーティング機能を有するスイッチモジ
    ュールを含む複数のモジュールで構成するとともに、 前記スイッチモジュールに入力された前記パケットをバ
    ッファリングし、該バッファリングしたパケットを複数
    の出力端子から読み出すことにより、前記パケットを分
    配して出力するマルチキャストをおこなうことを特徴と
    するマルチキャスト方法。
  2. 【請求項2】 前記スイッチモジュールは、 ヘッダ変換機能を有し、該スイッチモジュール内でマル
    チキャストされるパケットを含む前記パケットのヘッダ
    変換をおこなうことを特徴とする請求項1記載のマルチ
    キャスト方法。
  3. 【請求項3】 前記スイッチモジュールは、 前記パケットが入力された入力端子番号と該パケットの
    ヘッダにより演算される第1のテーブルアドレスで検索
    する第1のヘッダ変換テーブルを具備し、 該第1のヘッダ変換テーブルに出力端子と1対1で対応
    するフラグを配置し、ルーティングおよびヘッダ変換の
    際にフラグの立っている出力端子を用いて前記パケット
    を出力することで前記ルーティング機能および前記ヘッ
    ダ変換機能を同時に実現することを特徴とする請求項2
    記載のマルチキャスト方法。
  4. 【請求項4】 前記スイッチモジュールは、 前記パケットのバッファリングを行うバッファと前記出
    力端子に各々アドレスキューを具備し、前記パケットを
    前記バッファに格納するとともに、該パケットのヘッダ
    と前記入力端子の番号により前記変換テーブルの検索を
    行うことで該パケットの出力端子番号を判定し、該パケ
    ットの格納されているバッファアドレスを該当する前記
    出力端子のアドレスキューへ分配し、前記パケットの出
    力の際には該出力端子のアドレスキューに格納された前
    記バッファアドレスを用いて前記バッファからの読み出
    しを行うことにより所望のヘッダと前記パケットを出力
    してマルチキャストを行うことを特徴とする請求項3記
    載のマルチキャスト方法。
  5. 【請求項5】 前記バッファは、 前記第1のテーブルアドレスまたは該第1のテーブルア
    ドレスを示す値を格納し、前記出力端子が該出力端子の
    アドレスキュー内の前記バッファアドレスにより前記バ
    ッファから前記パケットを読み出す際に、前記出力端子
    番号と前記テーブルアドレスまたは前記テーブルアドレ
    スを示す値により演算される第2のテーブルアドレスで
    検索する第2のヘッダ変換テーブルから所望のヘッダへ
    前記パケットのヘッダ変換を行うことを特徴とする請求
    項3記載のマルチキャスト方法。
  6. 【請求項6】 前記パケットは、 ATMセルを含むことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5記載のマルチキャスト方法。
  7. 【請求項7】 パケットに付与された宛先情報に基づき
    前記パケットを所望の出力端子に出力するようにルーテ
    ィングをおこなうスイッチにおいて、 前記スイッチをルーティング機能を有するスイッチモジ
    ュールを含む複数のモジュールで構成するとともに、 前記スイッチモジュールに入力された前記パケットをバ
    ッファリングする手段と、該バッファリングしたパケッ
    トを複数の出力端子から読み出す手段を具備し、前記パ
    ケットを分配して出力するマルチキャストをおこなうこ
    とを特徴とするマルチキャスト装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチモジュールは、 ヘッダ変換機能を有し、該スイッチモジュール内でマル
    チキャストされるパケットを含む前記パケットのヘッダ
    変換をおこなう手段を具備することを特徴とする請求項
    7記載のマルチキャスト装置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチモジュールは、 前記パケットが入力された入力端子番号と該パケットの
    ヘッダにより演算される第1のテーブルアドレスで検索
    する第1のヘッダ変換テーブルを具備し、 該第1のヘッダ変換テーブルに出力端子と1対1で対応
    するフラグを配置し、ルーティングおよびヘッダ変換の
    際にフラグの立っている出力端子を用いて前記パケット
    を出力する手段を具備し、前記ルーティング機能および
    前記ヘッダ変換機能を同時に実現することを特徴とする
    請求項8記載のマルチキャスト装置。
  10. 【請求項10】 前記スイッチモジュールは、 前記パケットのバッファリングを行うバッファと前記出
    力端子に各々アドレスキューを具備し、前記パケットを
    前記バッファに格納するとともに、該パケットのヘッダ
    と前記入力端子の番号により前記変換テーブルの検索を
    行う手段と、該パケットの出力端子番号を判定する手段
    と、該パケットの格納されているバッファアドレスを該
    当する前記出力端子のアドレスキューへ分配する手段を
    具備し、前記パケットの出力の際には該出力端子のアド
    レスキューに格納された前記バッファアドレスを用いて
    前記バッファからの読み出しを行うことにより所望のヘ
    ッダと前記パケットを出力してマルチキャストを行うこ
    とを特徴とする請求項9記載のマルチキャスト装置。
  11. 【請求項11】 前記バッファは、 前記第1のテーブルアドレスまたは該第1のテーブルア
    ドレスを示す値を格納し、前記出力端子が該出力端子の
    アドレスキュー内の前記バッファアドレスにより前記バ
    ッファから前記パケットを読み出す際に、前記出力端子
    番号と前記テーブルアドレスまたは前記テーブルアドレ
    スを示す値により演算される第2のテーブルアドレスで
    検索する第2のヘッダ変換テーブルから所望のヘッダへ
    前記パケットのヘッダ変換を行う手段を具備することを
    特徴とする請求項9記載のマルチキャスト装置。
  12. 【請求項12】 前記パケットは、 ATMセルを含むことを特徴とする請求項7、8、9、
    10、11記載のマルチキャスト装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001345845A (ja) * 2000-05-30 2001-12-14 Hitachi Ltd IPv4−IPv6マルチキャスト通信方法および装置

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