JP2002077151A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2002077151A
JP2002077151A JP2000257176A JP2000257176A JP2002077151A JP 2002077151 A JP2002077151 A JP 2002077151A JP 2000257176 A JP2000257176 A JP 2000257176A JP 2000257176 A JP2000257176 A JP 2000257176A JP 2002077151 A JP2002077151 A JP 2002077151A
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center
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JP2000257176A
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Kazuhisa Kobayashi
和久 小林
Yasuaki Takahara
保明 高原
Toru Nakamura
徹 仲村
Yukio Takeuchi
幸男 竹内
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Hitachi Ltd
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Xanavi Informatics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回線交換方式で通信接続を行ってから利用者情
報の認証確認等を行う必要があった為、通信接続した後
でも実サービスを開始するまでの待ち時間中にも通信料
金がかかってしまうという課題を解決し、利便性を向上
させる。 【解決手段】最初に通信起動を行う発信側通信システム
1に、通信開始を要求する通信開始操作手段と利用者情
報を通信相手に送信する利用者情報送信手段とを設け、
発信側通信システム1の通信相手となる相手側通信シス
テム2に、送信されてきた利用者情報を受信確認する利
用者情報確認手段を設け、パケット交換通信網10を介
して前記利用者情報送信手段から利用者情報を送信し、
前記利用者情報確認手段が利用者情報を確認したら、回
線交換通信網10を介して通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線交換方式及び
パケット交換方式を利用した通信網を使用する通信シス
テムに関し、特に音声通信とデータ通信とを使って通信
サービスを行う通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等によるデータ通
信サービスの普及により、屋内だけでなく屋外でも携帯
電話等の通信手段を使ってデータ通信を利用する機会が
増えてきている。携帯電話によるデータ通信も通信相手
を特定して通信回線を占有する回線交換方式を使うもの
が大半であったが、CDMA方式の携帯電話にあるよう
に、回線を論理接続するパケット交換方式も利用される
ようになってきた。
【0003】従来のデータ通信サービスも多岐にわた
り、様々なものがあるが、その中の一つに自動車の車内
において、カーナビゲーション装置を通信ターミナルと
して使用する情報提供サービスがある。本サービスは、
携帯電話の回線交換方式のみの通信網によるデータ通信
を使用して実施されているものであり、概略以下のよう
なシーケンスでサービスが提供される。
【0004】まず、車内のユーザーは、カーナビゲーシ
ョン装置に設けられている通信サービス要求用ボタンを
押すなどして、情報提供元となる情報提供サービスセン
ター(以下センターと呼ぶ)に電話をかけ、回線交換に
よるデータ通信を確立させる。通常、ユーザーは、サー
ビス利用の為にセンターとの間でユーザー登録を行って
おき、その際、ユーザー識別用のIDが発行される。し
たがって、データ通信が確立すると、まず最初はこのI
Dをセンターに送信し、センターは、受信されるIDを
チェックして正規のユーザーであるか否かの認証を行
う。ここで、認証が成功されたら、サービス開始とな
る。
【0005】認証後は、オペレータが介在するようなサ
ービスでは、音声通信を使って、車内ユーザーは、希望
する情報をセンターのオペレータに口頭で伝える。それ
を受けたセンター側では、ユーザーの要望に合う情報を
検索し、ユーザーの要望に合う情報をデータ通信で送信
する。そして、送信された情報はカーナビゲーションの
モニター上に表示され、サービスが成立する。
【0006】以上のように、センターにおいてオペレー
タが介在するような通信サービスを実現する場合は、ま
ず回線交換でデータ通信を確立してから認証を行い、そ
の後、オペレータと会話する為に、音声通信を行う。音
声通信へは、回線確立中にデータ通信に切り替えれば良
いが、通信中の音声通信とデータ通信との切り替えは、
たとえば、デジタル方式携帯電話(Personal Digital C
ellular PhoneSystem)の場合であれば、交換局におけ
る音声通信処理を行う音声コーデック手段とデータ通信
処理を行う通信アダプタ手段とを切り替えるためのネゴ
シエーションが必要である。また、一方が切り替えたこ
とは、もう一方の通信相手には伝わらないので、あらか
じめ通信利用者の双方が申し合わせて、双方から切り替
える必要がある。
【0007】他の従来の技術としては、中山及び澤井
(「PDCにおける音声/データ同時伝送アダプタの開
発」、1997年電子情報通信学会総合大会、B−5−
203、p590)が示したような通信アダプタを使用
する例がある。これは、回線交換方式の携帯電話のデー
タ通信中に音声データも混在させて、同一使用回線上で
音声・データ同時通信を可能にするものである。音声・
データ同時通信アダプタを使用すれば、音声通信とデー
タ通信を切り替える必要が無いので、車内ユーザーが必
要な操作は、センターへ電話をかける為のスイッチを一
回押すだけよく、後はハンズフリーで通話し、センター
から送信されてくる情報を待つだけである。したがっ
て、車内のユーザーは必要最小限の手間でサービスを受
けることが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術に記し
たように、従来の情報提供サービスは、回線交換方式の
みを使用する通信システムを用いていた為、まず回線交
換方式による通信確立を行ってから、利用者情報の認証
確認して、実サービスを開始する必要があった。したが
って、回線確立後においてセンター側がサービス開始準
備している時間中、利用者を待たせ、更にその時間中に
も通信料金がかかってしまうため、利用者の負担が増す
場合があるという課題がある。
【0009】また、オペレータと会話を交えて通信サー
ビスを受けるような場合、回線交換方式において音声通
信とデータ通信を切り替える方法では、双方が切り替え
操作しなければらないケースが発生し、また網内交換局
でも音声コーデック手段と通信アダプタ手段を切り替え
る処理が入るため、切り替えに時間がかかるといった課
題もあり、使い勝手がよくない。
【0010】別の手段として音声・データ同時通信アダ
プタを使用する従来技術の場合は、ユーザーが通信中に
音声通信とデータ通信とを切り替え操作する手間は必要
ない。しかし、通常の非音声データ通信中に音声データ
を多重化して通信するので同一プロトコルを有する専用
の通信アダプタが利用者の双方で必要である。また、無
線伝送区間において専用の通信フォーマットを使用する
ので網内交換局のデータ通信アダプタ手段が、非音声デ
ータでない音声データを受信したときにエラーとして落
とさないように構成されている必要がある。したがっ
て、網におけるデータ処理の仕方によっては、音声・デ
ータ同時通信できない場合が発生してしまう課題があ
る。
【0011】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、パケット交換方式のデータ通信と回線
交換方式の音声通信の両者を用いた、経済性及び利便性
の向上を図ることができる通信システム、及びそのシス
テムに含まれる通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による通信システムでは、利用者がパケット交
換方式のデータ通信を使って利用者情報を送信し、セン
ター側がサービス開始準備できてから回線交換接続す
る。
【0013】すなわち本発明は、回線交換方法を使用す
る回線交換通信網及びパケット交換方法を使用するパケ
ット交換通信網を介して通信する第1の通信装置及び第
2の通信装置を備えた通信システムであって、前記第1
の通信装置は最初に通信起動を行う発信側であり、通信
開始を指示するユーザの操作を受け付ける通信開始操作
手段と、利用者情報を記憶する記憶手段と、前記通信開
始操作手段で受け付けた操作に応じて前記記憶手段に記
憶されている利用者情報を通信相手に送信する利用者情
報送信手段とを備え、前記第2の通信装置は前記第1の
通信装置の通信相手となるものであり、前記第1の通信
装置から送信されてくる利用者情報の認証処理を行う利
用者情報認証手段を備え、前記第1の通信装置が前記パ
ケット交換通信網を介して前記利用者情報送信手段から
利用者情報を前記第2の通信装置へ送信し、前記第2の
通信装置の利用者情報認証手段が認証成功を確認した
後、前記第1及び第2の通信装置が前記回線交換通信網
を介して通信することを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明
は、パケット交換方法を使用するパケット交換通信網に
接続され通信データを一時受信蓄積するサーバーと、該
パケット交換通信網及び回線交換方法を使用する回線交
換網を介して通信する、最初に通信起動を行う発信側通
信装置及び前記発信側通信装置の通信相手となる相手側
通信装置とを備える通信システムであって、前記サーバ
ーは、受信時に通信データに付随する宛先の通信装置に
データ受信があったことを前記回線交換通信網を通じて
通知する手段を備え、前記発信側通信装置及び相手側通
信装置は、前記サーバーからのデータ受信通知を検出す
るデータ受信通知検出手段と、前記サーバーに受信され
たデータの読み出し要求を送信するサーバーデータ受信
要求送出手段とをそれぞれ備え、前記データ受信通知検
出手段により前記サーバーからデータ受信通知が検出さ
れた場合には、前記サーバーデータ受信要求送出手段か
らデータ読み出し要求を前記サーバーへ送信して、前記
サーバーにある受信データを取得することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0016】本発明の一実施形態における概略通信シー
ケンスを図1に示す。本実施形態における通信システム
は、発信側通信システム1と、発信側通信システム1の
通信相手となる相手側通信システム2とから構成され、
両者は、回線交換/パケット交換網10を介して通信を
行う。
【0017】発信側通信システム1は、図示するように
ユーザーからの指示等により通信開始要求(処理100
1)を受けると、まず回線交換/パケット交換網10で
パケット交換網を介したパケット交換通信(処理100
2、1003)を行う。パケット交換通信においては、
相手側通信システム2と通信を行うのに必要な利用ID
等を含む利用者情報を通信する。この利用IDは、例え
ば発信側通信システム1のユーザがあらかじめ相手側通
信システム2に利用登録しておくことにより付与されて
いるものとする。
【0018】そして、相手側通信システム2も同様に回
線交換/パケット交換網10でパケット交換網を介し
て、発信側通信システム1から送られてくる利用者情報
を受信し、その後、図示するように相手側通信システム
2は利用IDをチェックする認証処理を行う。認証処理
では、パケット交換通信で受信された利用IDとあらか
じめ登録された利用IDを比較し、一致したら認証成功
と判断する処理を行う。ここで認証成功を確認したら
(処理1004)、図示するように回線交換/パケット
交換網10において、回線交換網を介した通信を行うよ
うにする(処理1005)。回線交換網を介した通信
は、音声通話でもよいし、データ通信を行ってもよい。
本実施形態によれば、回線交換網を介した通信を行う前
に、認証データ等をパケット交換通信を送っておくこと
により、相手側通信システム2で一方的に必要な通信準
備処理をしている間の待ち時間はデータ通信が発生しな
いので、発信側通信システム1の利用者は、利用者情報
を送るのにかかるデータ量の分だけの通信料金だけで済
む。
【0019】さらに本実施形態によれば、発信側通信シ
ステム1と相手側通信システム2が1対1で通信を行う
実通信は、通信準備処理が整ってから行うので、認証等
の前通信準備も含めて回線交換通信中に行う場合に比
べ、より安い通信料金で実通信を行うことが可能であ
る。また、相手側通信システム2も、例えば利用者の現
在位置等の利用者情報をあらかじめ知った上で実通信で
きるので、より迅速な対応が可能となる。
【0020】以下、本実施形態の通信システムについ
て、パケット通信及び回線交換通信の両方を利用するこ
とが可能な通信機能を備えたカーナビゲーション装置を
通信ターミナルとする車側ユーザーと、同じパケット通
信及び回線交換通信の両方を利用することが可能な通信
機能を備えたパーソナルコンピュータ等で構成されるコ
ンピュータシステムを通信ターミナルとして利用し、要
求に応じて情報データベースを検索し、検索された情報
を要求元へ提供する情報提供センター施設(以下センタ
ーと略称する)とが通信して、通信サービスを行う場合
を例として、更に詳細を説明する。
【0021】図2、図3に本実施形態の通信システムに
おける通信シーケンスの一例を示す。図3は発信側通信
システム1に対応する車側の通信シーケンス、図2は相
手側通信システム2に対応するセンター側の通信シーケ
ンスを示す。
【0022】本例において、図3の車側通信システム
は、車側通信ターミナル101、車側通信アダプタ10
2及び携帯電話103を含み、基地局104や交換局1
05を介して回線交換/パケット交換網10と接続され
る。また、図2のセンター側通信システムは、センター
側通信ターミナル201、センター側通信アダプタ20
2及び携帯電話203を含み、基地局204や交換局2
05を介して回線交換/パケット交換網10と接続され
る。
【0023】本例において、車側通信ターミナル101
は、自車の現在位置を自車近傍の領域の地図に重畳して
表示するナビゲーション機能と、情報提供サービスを受
けるための通信機能とを備えるカーナビゲーション装置
とする。また、携帯電話103は回線交換網及びパケッ
ト交換網を使って通信するものであり、車側通信アダプ
タ102は車側通信ターミナル101と車側携帯電話1
03を接続し、車側携帯電話103を使った音声通信お
よびデータ通信の発着呼制御処理及び通信データ処理を
行うものである。
【0024】基地局104は車側携帯電話103との間
で無線回線を確立する処理を行うもので、PDCであれ
ばRCR規格に従ったTDMA通信方式の処理を行い、
無線区間でやり取りされ得るデータを交換局との間でや
り取りできるようにインターフェースの変換処理を行
う。基地局104を通った後のデータは、通信アダプタ
102からのデータになり、通信アダプタ102と交換
局105との間では再送処理によりエラーフリーのデー
タ通信を実現する。
【0025】交換局105は、通信アダプタ102との
間で規格に従ったエラー処理を無線伝送区間で通信され
るデータに対して行い、ユーザデータの抽出を行う。さ
らに、交換局105は公衆回線に接続されるため、該抽
出したユーザデータと公衆回線とのインターフェース処
理、例えば通信プロトコル処理及び回線交換/パケット
交換網10を介した通信を行う為のインターフェース処
理を行う。なお、図3において、107は回線交換/パ
ケット交換網10におけるパケット交換網に接続された
サーバーを示している。
【0026】センター側の通信ターミナル201、通信
アダプタ202における通信機能に係わる構成は、車側
通信ターミナル101、車側通信アダプタ102のそれ
ぞれの通信機能に係わる構成と、以下に説明する車側及
びセンター側のそれぞれに特有な点を除いて、同一の構
成を備えているものとする。また、センター側基地局2
04、センター側交換局205の機能構成は上記車側基
地局104、車側交換局105と同一である。
【0027】また、センター側の携帯電話203は回線
交換網を介して回線接続されるものとするが、本発明は
本例の構成に限定されるものではない。例えば、センタ
ー側は携帯電話を使った通信システムに限らず、無線又
は有線回線を使って通信する通信システムを用いた構成
としてもよい。
【0028】本実施形態において、携帯電話103、2
03を使ったパケット交換方式のデータ通信は、サーバ
ー107を使った通信となり、通信ターミナル101、
201はユーザーデータに通信相手を特定する宛先を付
加してサーバー107に送信する。サーバー107は、
各通信ターミナルから受信されたデータを蓄積してお
き、付加された宛先に該当する通信相手から読み出し要
求を受信したら、該当するユーザーデータを相手先の通
信ターミナルへ送出する。したがって、車側とセンター
側との間のユーザーデータの通信は、サーバー107を
介した通信となる。一方、音声通信の場合は、回線交換
網を介して、電話機(携帯電話)同士が通話を行う。
【0029】車側通信ターミナル101、車側通信アダ
プタ102のハードウェア構成例を、図4、図5を参照
して説明する。なお、図4及び図5において、図1と同
一構成要素には同一符号を付している。
【0030】車側通信ターミナル101は、例えば図4
に示すように、当該車側通信ターミナル(カーナビゲー
ション装置)101の全体動作を制御する全体制御部3
01、ROM、RAM等のデータ記憶手段からなるメモ
リ302、通信開始スイッチ304を備えたユーザ入力
部303、ユーザ入力I/F部305、表示部306、
表示I/F部307、外部通信I/F部308、GPS
I/F部310、GPS受信部311、及び地図情報記
憶部312を備える。なお、ナビゲーション機能を実現
する構成について本例では特に限定されるものではな
く、移動体の現在位置を決定することができるものであ
れば、図4に示す以外の周知のナビゲーション装置の構
成を用いてもよい。
【0031】全体制御部301はメモリ302からプロ
グラムを読み出し実行することで、GPS受信部311
からのデータ等を用いて自車の現在位置を決定するナビ
ゲーション機能や以下に説明する通信機能などを実現し
て全体制御を行う。ユーザー入力部303は、当該通信
ターミナル全般をユーザーが操作制御する際に使用する
スイッチ等からなる。本例においてユーザー入力部30
3に追加されている通信開始スイッチ304は、図1に
示した通信シーケンスを起動し、センターと通信サービ
スを開始する為の操作スイッチである。表示部306
は、通信による受信情報を含め、ユーザーの通信ターミ
ナル操作による操作結果、ナビゲーション機能によって
得られた自車の現在位置を重畳した地図の表示等、各種
情報表示を行う。
【0032】さらに、ユーザー入力I/F部305、表
示I/F部307はそれぞれ、ユーザー入力部303、
表示部306との間の信号レベル変換、使用する信号の
タイミング合わせ等を行うインターフェース手段であ
る。外部通信I/F部308は、例えばRS232Cの
規格にしたがってシリアル通信を行い、また信号のレベ
ル変換も行うものである。本実施形態では、外部通信I
/F部308に車側通信アダプタ102を接続して、車
側通信ターミナル101と車側通信アダプタ102間で
データの送受信を行う。
【0033】さらに、GPS I/F部310、地図情
報記憶部312はそれぞれ、本通信ターミナル101の
ナビゲーション機能を実現するためのGPSデータをG
PS受信部311取得するためのインターフェース手
段、地図情報を記憶したDVDやCD等の記憶媒体及び
その読出装置から構成される記憶手段である。
【0034】車側通信アダプタ102は、例えば図5に
示すような構成を備えている。ここで、401は通信ア
ダプタ全体制御部、402は車側通信ターミナル101
と車側通信アダプタ102間で物理的にデータ送受信を
可能とするためのインターフェース処理を行う通信ター
ミナルI/F部、403は車側携帯電話103と車側通
信アダプタ102間で物理的にデータ送受信を可能とす
るインタフェース処理を行う電話I/F部である。車側
携帯電話103と車側通信アダプタ102間は、上りシ
リアル、下りシリアルと呼ばれる携帯電話の発着呼制御
コマンド信号と、通信確立中に送受信される音声信号お
よびデータ信号が通る。
【0035】さらに図5において、404は通信アダプ
タ機能を実現するソフトウェア、固定データを格納する
ROM、405はソフトウェア処理でバッファあるいは
ワーク用として使用するRAM等のメモリである。通信
アダプタ全体制御処理部301は、ROM404に格納
されるソフトウェアに従って車側通信アダプタ102全
体の動作制御を行う。
【0036】以下、図3、4、5、6及び7を用いて、
車側通信シーケンスを説明する。
【0037】図6は車側通信ターミナル101が通信サ
ービス開始するときのフローチャートである。車側通信
ターミナル101は、初期状態では、ユーザー入力部3
03からのユーザー操作入力待ち状態となっている。
【0038】サービス開始処理では、まず、ユーザー入
力部303から入力があると、図6の処理501におい
て、通信開始スイッチ304が押されたものであるか否
かをチェックする。図3に示すように、車側ユーザー
が、センターに通信サービスを要求する為に、通信開始
スイッチ304を操作して、サービス要求を車側通信タ
ーミナル101に指示すると、処理501が通信開始ス
イッチONを検出する。
【0039】通信開始スイッチONが検出されると、車
側通信ターミナル101は、次の処理502によって、
車側通信アダプタ102にパケット発呼要求コマンドを
送出する。但し、例えば車両のエンジンをかけた段階で
自動的にパケット回線の自動接続が行われる場合など、
先にパケット回線が確立している状態であれば、ここで
のパケット発呼処理は不要である。パケット発呼要求コ
マンドは、外部通信I/F部308を介して車側通信ア
ダプタ102へ送出される。車側通信ターミナル101
はパケット発呼要求コマンドを送出すると、処理503
において車側通信アダプタ102から受信される接続通
知コマンドを待つ。
【0040】一方、図7は車側通信アダプタ102のパ
ケット発呼処理のフローチャートである。車側通信アダ
プタ102においても、初期状態では、車側通信ターミ
ナル101からのアダプタ制御用コマンドの入力待ち状
態となっている。図7の処理601において、通信ター
ミナルI/F部402を介して、車側通信ターミナル1
01からのコマンドを受信すると、パケット発呼要求コ
マンドであるか否かチェックし、発呼要求コマンドであ
ったら処理602のパケット発呼ネゴシエーション処理
を実行する。
【0041】パケット発呼ネゴシエーション処理は、電
話I/F部403を介して、車側携帯電話103と上り
シリアル、下りシリアルコマンドを使って規定のパケッ
ト発呼シーケンス処理を行う。規定のパケット発呼シー
ケンス処理を実行すると車側携帯電話103は基地局1
02と無線回線を確立する無線リンクネゴシエーション
を行い、無線回線が確立すると、車側通信アダプタ10
2に無線リンク確立を示す下りシリアルコマンドを送出
する。
【0042】車側通信アダプタ102は、処理602を
実行後、処理603で携帯電話103から受信される下
りシリアルコマンドをチェックし、無線リンク確立コマ
ンドを受信したか否かをチェックする。本コマンドを受
信すると無線リンク確立とし、処理604にて車側通信
ターミナル101に接続通知を示す接続通知コマンドを
送出する。接続通知コマンドは通信ターミナルI/F部
402を介して、車側通信ターミナル101へ送出され
る。
【0043】網の状況により無線リンク確立コマンドが
受信できなかった場合は、処理605において無線リン
ク失敗と判断されるので、処理606において、車側通
信ターミナル101に発呼失敗を示すコマンドを送出し
て本処理を終了する。そして、図6の車側通信ターミナ
ル101の処理では、車側通信アダプタ102から発呼
失敗コマンドを受信すると処理504で発呼失敗コマン
ドの受信を認識して、サービス開始処理は終了し、処理
503で接続成功の接続通知コマンドを受信すると処理
505のPPP(Point to Point Protocol)リンクネ
ゴシエーション処理を実行する。
【0044】PPPはインターネット接続などで一般的
に使われている通信プロトコルであり、通信ユーザーデ
ータに混在を許可する制御コード等の通信条件を決める
プロトコル、サーバー107の使用を許可する認証プロ
トコル、通信ターミナル101及びサーバー107がイ
ンターネット網を介して1対1で通信する為に使用する
IP(Internet Protocol)アドレスを決定するプロト
コル、他上位レイヤーであってユーザー通信データのエ
ラー処理等を行う上位プロトコル処理等があり、これら
のプロトコルをPPP規定のフレームフォーマットにし
たがってパケット化(以下本パケットをPPPフレーム
と呼ぶ)する。
【0045】PPPネゴシエーションは、各プロトコル
において、設定要求フレームを送信し、通信相手から設
定肯定確認フレームが受信されるとそのプロトコルのネ
ゴシエーションが完了する。
【0046】車側通信アダプタ102が、図7の処理6
03で無線リンク確立コマンドを受信検出し、処理60
4で車側通信ターミナル101に接続通知コマンドを送
出すると、車側通信ターミナル101では、図6の処理
505でPPPリンクネゴシエーション処理が実行開始
される。処理505が実行されると車側通信ターミナル
101は車側通信アダプタ102にPPPフレームを送
出し始め、車側通信アダプタ102では、処理607の
PPPネゴシエーション仲介処理を行う。
【0047】このPPPネゴシエーション仲介処理60
7は、車側通信ターミナル101から受信されるPPP
フレームの各プロトコルの設定要求フレームの内容をも
って、交換局105とPPPネゴシエーションを行う処
理である。交換局105と、上述した通信条件、認証、
IPアドレスの各プロトコルにおいて、サーバー107
から設定肯定確認を受信したら、車側通信アダプタ10
2はネゴシエーション結果を内部に保持すると共に、そ
の結果を車側通信ターミナル101へPPP設定肯定確
認として送出する。
【0048】車側通信ターミナル101では、図6の処
理506において、上記すべてプロトコルが確定したこ
とをもって、PPPリンク確立と認識し、車側通信ター
ミナル101及びサーバー107を特定するIPアドレ
スを使って、サーバー107とユーザーデータの通信を
開始する。
【0049】PPPネゴシエーションにおいて、設定要
求がサーバー107側で受け付け不能で設定肯定確認が
受信できない場合は、図6の処理507においてPPP
リンク失敗と判断し、図6の通信サービス開始処理を終
了する。
【0050】図6の処理508は、センターと接続して
サービスを受けるためにあらかじめ登録しておいたセン
ター利用ID及び利用者情報を送信する処理であり、車
側通信ターミナル101は、例えばセンター側で使用さ
れる携帯電話番号に特化する宛て先を示すデータをサー
バー107に送信する。利用者情報としては、例えばユ
ーザ氏名、使用しているカーナビゲーション装置で得ら
れた自車の現在位置、使用している車側携帯電話103
の電話番号等を送信する。
【0051】車側通信ターミナル101からは、前記P
PPネゴシエーション後に送られるユーザーデータは上
位プロトコルとなって通信される。したがって、車側通
信アダプタ102では、上位プロトコルを示すPPPフ
レームを受信した場合は、図7の処理608においてデ
ータ転送処理を行う。
【0052】図7の上位レイヤーデータ転送処理608
では、通信ターミナルI/F部402を介して通信ター
ミナル101から受信されたデータは電話I/F部40
3を介して車側携帯電話103に転送し、逆に電話I/
F部403を介して車側携帯電話103から受信された
データは通信ターミナルI/F部402を介して、通信
ターミナル101へ送出する処理を行う。このようにし
て、車側通信ターミナル101から送信されたセンター
利用IDは、車側通信アダプタ102、車側携帯電話1
03を介して、サーバー107まで転送される。
【0053】図2のセンター側の通信シーケンスについ
ては後述するが、センター側では、サーバー107を介
して、車側からのセンター利用IDを受信したら、登録
された利用者であることを認証し、正規のユーザーであ
れば、サービスの利用を許可する認証成功の認証結果デ
ータを返信する。この認証結果データは、センター側通
信ターミナル201からサーバー107に送信される。
車側では、サーバー107における自分宛てのセンター
側からのデータの有無をチェックし、あれば図3に示す
ようにサーバーデータ受信要求を送出する。
【0054】サーバー107における自分宛てデータの
有無は、センター利用ID送出後、定期的にセンター側
通信ターミナル201からサーバーデータ受信要求をサ
ーバー107に送信してチェックしても良いし、図3に
示したようにサーバー107から知らされるデータ受信
通知を使っても良い。
【0055】例えばCDMA方式の携帯電話であれば、
電話番号に特化した着信通知用アドレスをあらかじめ登
録しておくことにより、登録されたアドレス宛てのデー
タ(メッセージ)がサーバーに受信された時に、サーバ
ーから携帯電話にデータ受信を通知するサービスが知ら
れている。これは、ARIB STD−T53規格に記
載されるSMS(Short Message Service)を使って知
らされる。
【0056】図1に示した本実施形態の通信シーケンス
はこれを使ったものである。本実施形態では、車側通信
アダプタ102にSMSによるデータ受信通知検出手段
を設けるものとする。データ受信通知検出手段は、例え
ば図7の処理609から処理611によって実現する。
【0057】車側携帯電話103はサーバー107から
SMSによるデータ受信通知を受けると内部のメモリに
通知情報を記憶するものとし、車側通信アダプタ102
は、センター利用ID及び利用者情報を送信したら、処
理609によって、SMS読み出し用の上りシリアルコ
マンドを使ってこれを読み出す処理を行う。また、図示
していないが、車側携帯電話103にSMSによるデー
タ受信通知をサーバー107から受けたら、下りシリア
ルコマンド等を使って、車側通信アダプタ102にこれ
を通知する手段を設け、車側通信アダプタ102はこの
通知を検出してからSMSデータの読み出しを行うよう
に構成してもよい。
【0058】図7の処理610で下りシリアルコマンド
でSMSデータを受信したら、処理611にて、データ
受信通知コマンドとして車側通信ターミナル101へ転
送し、サーバー107に受信データがあることを車側通
信ターミナル101に知らせる。
【0059】一方、車側通信ターミナル101の処理に
おいても、上記データ受信通知を検出する処理手段を設
ける。図6の処理509が本データ受信検出処理であ
り、車側通信アダプタ102から受信されるデータから
データ受信通知コマンドを検出し、検出したらサーバー
107上の受信データを読み出すために処理510でサ
ーバーデータ受信要求を送出する。
【0060】本受信要求データは図1に示すようにサー
バー107に送信し、サーバー107に蓄積されたデー
タから該当する受信データを読み出す。そして、車側通
信ターミナル101では、サーバー107から読み出し
たデータを受信すると、処理511において先に処理5
08で送信したセンター利用IDに対する認証結果であ
るか否かと認証成功か否かをチェックする。認証成功な
らば処理512において通信サービスが成立する。サー
ビス成立後は、ユーザー入力部303からパケット通信
終了要求が入力されたかどうかを処理513で検出し、
検出されたら終了する。
【0061】パケット交換方式で通信を行っている場
合、通信サービス成立中であっても、車側通信ターミナ
ル101とサーバー107間でしばらく通信されていな
い期間があると車側携帯電話103は一度基地局104
との無線リンクを開放する。しかし、交換局105及び
サーバー107との接続はPPPネゴシエーションで決
められたIPアドレスをもって、論理的になされてお
り、パケット回線は切断されない。そして、音声回線と
パケット回線は網では別回線となるので、上記無線リン
クが開放されたパケット通信中では、回線交換網から音
声着呼を受信すると、車側携帯電話103と基地局10
4間で無線リンクが確立され、相手の電話と車側携帯電
話103が音声回線で結ばれる。すなわち、着呼応答す
ることにより、パケット回線接続中でも車側携帯電話1
03を使って通話することが可能である。
【0062】したがって、図3中段に示すように、セン
ター認証結果受信後は、センター側電話203から音声
通信で電話をかければ、車側携帯電話103が着呼し、
車側通信アダプタ102に着信通知が受信される。車側
通信アダプタ102では、処理612において、着信通
知を受信したら自動着呼で応答して、着呼ネゴシエーシ
ョン処理を起動し、これが完了すれば通話可能となる。
【0063】パケット交換方式の場合はサーバー107
相手に通信するので、基本的には発呼主体であるが、網
の状況によっては、サーバー107側からパケット通信
の着呼を受信することもある。したがって本実施形態で
は、車側通信アダプタ102において、車側携帯電話1
03から着信通知を受信したときに、音声の着呼なのか
データ通信による着呼なのかを判定する音声/データ着
呼識別手段を設ける。
【0064】本音声/データ着呼識別手段は、図7の処
理612によって実現するもので、例えば、センター側
の電話機203が音声発呼した時に通知される発番号通
知を検出し、車側通信システムではパケット通信中の着
信において、発番号通知を検出したら音声通信の着呼で
あると識別する。パケット通信中のデータ着呼は、先に
述べたようにサーバー107側からになるので、発番号
通知が検出されることはない。したがって、発番号通知
の有無で回線交換による音声着呼と識別することが可能
である。
【0065】以上のように本実施形態では、利用者認証
をパケット通信で行ってから音声通信を確立し、音声通
話によって車側ユーザーが要求するサービスをセンター
に告げ終わったら、センター側は音声通話を終了する。
センターが音声通話を終了すると、車側でも通話切断さ
れる。ここで、通話切断されると先の車側システムでは
パケット回線は接続されているので、そのままパケット
交換方式によるデータ通信に戻る。
【0066】センター側では、車側ユーザーが音声通話
で告げたサービス要求に該当するデータを検索し、サー
バー107へデータを送信する。ここで、従来、回線交
換方式で通信していた場合は、センターでの検索中の待
ち時間中でも通信料金が課金されてしまうが、本実施形
態のようにパケット交換方式を使用すれば、検索待ち時
間中はデータのやりとりが発生しないので課金されるこ
とはない。
【0067】また、本実施形態では、センター側から車
側ユーザーへ電話をかける構成としている。このため、
予め音声通話用の電話機を登録しておき、該登録した電
話機を用いることにより、なりすまし等の不正利用を防
止することができる。
【0068】サーバー107に受信されたデータの受信
は前述と同様にサーバー107からのデータ受信通知を
きっかけデータを読み出し、車側通信ターミナル101
の表示部I/F307を介して、表示部306にデータ
表示を行う。
【0069】そして、サービス終了時は、図7の処理6
13以降の処理となる。処理613は、車側携帯電話1
03あるいは車側通信ターミナル101から受信される
PPP終了要求フレームを検出するもので、これを受信
したら車側通信アダプタ102は、処理614で通信タ
ーミナル101及び携帯電話103の通信を終了させる
ネゴシエーション処理を行う。本ネゴシエーション処理
は、PPP終了要求フレームに対するPPP終了肯定確
認フレームがやりとりされることにより成立する。
【0070】以上のように、本実施形態における車側の
通信シーケンスがなされる。
【0071】次に、図2に示したセンター側の通信シー
ケンスについて詳細説明する。
【0072】図2において、201はセンター側通信タ
ーミナル、202はセンター側通信アダプタ、203は
センター側携帯電話、204はセンター側携帯電話20
3と無線回線を確立する基地局、205は同交換局であ
る。センター側通信ターミナル201は、例えば図8に
示すように、当該通信ターミナル201の全体動作を制
御するCPU1101、CPU1101で実行される処
理プログラムを記憶するROM1102及びRAM11
03、センターの情報提供に係わる処理を実現するため
の各種プログラムを記憶するセンター処理ソフト記憶部
1104、センターのオペレータからの操作指示を受け
付ける入力部1105及び入力I/F部1106、セン
ター側処理で必要とされる情報や提供すべき情報等の表
示を行う表示部1107及び表示I/F部1108、セ
ンター側通信アダプタ202との接続を行う外部通信I
/F部1109、及び提供可能な各種情報を記憶する情
報記憶部1110とを備えている。また、センター側通
信アダプタ202の通信機能にかかわるハードウェア構
成及び機能は、図5に示す車側通信アダプタ102と同
一とする。
【0073】なお、センター処理ソフト記憶部1104
には、例えば通信処理、地図情報表示処理、あるいは情
報検索処理などの処理プログラムが記憶されている。本
例では、CPU1101がこれらの処理プログラムを読
み出して実行することにより、車側通信ターミナル10
1から送信されてくる車両の現在位置を検出し、該検出
した現在位置に対応する周辺地図を表示させ、該周辺地
図領域における様々なサービスに関する情報をユーザへ
提供する。
【0074】センター側の通信シーケンスは、車側ユー
ザーからのサービス要求を受信してから開始する。図2
はあらかじめパケット回線が確立している場合の通信シ
ーケンスを示している。パケット回線が確立していない
場合は図3上方に示した通信シーケンスと同様にパケッ
ト発呼処理を行う。
【0075】図2に示すように、車側通信システムから
前述のようにサービス要求としてセンター利用ID及び
利用者情報がサーバー107に受信されると、センター
側通信システムも前述同様、サーバー107からのデー
タ受信通知を見て、受信データを読み出すように動作す
る。
【0076】データ受信通知は、前述に説明したのと同
様の処理を行って、センター側携帯電話203、センタ
ー側通信アダプタ202を介してセンター側通信ターミ
ナル201へ転送される。これを受けたセンター側通信
ターミナル201は、サーバー107から受信データを
読み出す為に自動応答211を実行して、サーバーデー
タ受信要求をセンター側通信アダプタ202へ送信す
る。
【0077】ここで、センター側通信アダプタ202
は、無線リンクが確立中の状態であれば、入力されたサ
ーバーデータ受信要求を即時センター側携帯電話203
に転送し、サーバー107へ送信する。
【0078】無線リンクが開放されてパケット回線が論
理接続状態である場合は、サーバーデータ受信要求をセ
ンター側携帯電話203に転送する前に、無線リンクを
再確立させる処理を行う。これは、パケット再発呼ネゴ
シエーション処理であり、センター側携帯電話203と
センター側通信アダプタ202間で規定のシーケンス処
理を実行する。本パケット再発呼ネゴシエーション処理
を行うことにより、センター側携帯電話203と基地局
204間が無線リンクを再確立する。
【0079】無線リンクが再確立すると、センター側通
信アダプタ202はセンター側携帯電話203から無線
リンク確立を示す下りシリアルコマンドを受信し、パケ
ット再発呼ネゴシエーション処理を完了する。
【0080】そして、センター側通信アダプタ202
は、先にセンター側通信ターミナル201が送信しよう
としていたサーバーデータ受信要求を読み出して、セン
ター側携帯電話203を介して、サーバー107へ送信
する。サーバー107ではセンター側通信ターミナル2
01からサーバーデータ受信要求を受信したら、該当す
る受信データをセンター側通信システムに送信する。
【0081】図2に示すように、サーバー107からの
データがセンター側通信ターミナル201に受信された
ら、センター側通信ターミナル201では、受信データ
が車側からのセンター利用IDであることを確認し、登
録ユーザーであるか否かをチェックする利用者認証処理
212を行う。ここで、正規の利用者であることを確認
したら認証成功を示す認証結果をサーバー107へ送信
する。
【0082】認証成功の場合は、センター利用IDと一
緒に前記利用者情報が車側から送られるので、これを確
認し、例えば、センター側通信ターミナル201におい
て、車側ユーザーの走行位置周辺の地図を表示してサー
ビスを提供する為の準備を行う。そして、準備が完了し
たら車側ユーザーのサービス要求を聞くために音声通信
で発呼する。もし認証に失敗したら認証失敗の認証結果
を送信し、音声通信の発呼は行わずにサービスを中断さ
せればよい。
【0083】音声通信での発呼は、まず、センター側通
信ターミナル201がセンター側通信アダプタ202に
音声発呼コマンドを送出する。発呼する電話番号は、例
えば利用者情報に車側携帯電話103の電話番号をいれ
ておいて、これを検出しておくか、あるいはセンター利
用IDと共に予め登録しておいた電話番号を用いる。
【0084】センター側通信アダプタ202では、音声
発呼コマンドを受けたらセンター側携帯電話203の間
で音声発呼ネゴシエーション処理を開始する。この音声
発呼ネゴシエーション処理により、再びセンター側携帯
電話203と基地局204間で無線リンクネゴシエーシ
ョンが行われ、これが完了すると回線交換網を介して、
車側携帯電話103と音声回線が接続される。音声回線
が接続されると、通話確立を示すコマンドがセンター側
携帯電話203からセンター側通信アダプタ202に送
出され、通話が可能となる。
【0085】その後、センターでは車側ユーザーとの会
話で要望を聞き、要望が聞き終わったら、センター側通
信ターミナル201のユーザー入力部303を操作する
などして音声通話を切断する。
【0086】以降、センター側ではオペレータが車側ユ
ーザーからの要望に該当する情報を検索する検索処理2
13を実施し、該当するものが確定したら、車側ユーザ
ーに送信する。センター側通信ターミナル201から送
信された情報データは、センター側通信アダプタ202
で受信し、再度、前述のパケット回線を確立させる処理
を行って、サーバー107へ送信する。そして、図3の
通信シーケンスのように車側通信ターミナル101はセ
ンターからの情報データをサーバー107を介して受信
し、表示部306へ出力する。
【0087】以上、上記図2及び図3に示した通信シー
ケンスを行うことにより、車側ユーザーとセンターとが
パケット交換方式によるデータ通信に加えて、回線交換
方式による音声通信を使った、利用者の経済的負担を軽
減し、ユーザの利便性を高めることができる通信サービ
スが実現できる。
【0088】すなわち、車側通信システムがパケット交
換方式のデータ通信を行うことにより、センター側通信
システムが回線交換方式の音声通信の発呼を行い、車側
通信システムが音声着信を認識して自動着呼すれば、回
線交換方式による音声通信が行え、センター側通信シス
テムが音声通信を終了すれば、車側通信システムはパケ
ット交換方式のデータ通信状態に戻るので車側ユーザー
が切替え操作を行わなくても、音声通信及びデータ通信
の双方を使った通信サービスが実現できる。
【0089】さらに、回線交換方式による音声通話を開
始する前に、パケット交換方式のデータ通信でセンター
利用ID及び現在位置情報などの利用者情報を送信して
おくことにより、センター側では、受信した位置情報の
周辺地図をセンター側通信ターミナル上に表示させてお
く等のサービス受け入れ準備ができた上で、ユーザーの
要望を聞くことができる。このため、従来、回線交換方
式で接続した後の準備にかかる待ち時間も短縮でき、セ
ンター側オペレータの作業効率の向上にもなる。
【0090】さらに、パケット交換方式のデータ通信を
使用することにより、車側ユーザーはセンター側が行う
前記認証及びサービス受け入れ準備が終わるまでの待ち
時間のデータ通信を行わない期間は、通信料金がかから
なくてすむ。また、ユーザーからの要望に応じて、セン
ター側で情報検索している間の待ち時間も、通信料金が
かからなくてすむといった効果がある。
【0091】さらに、携帯電話と基地局の間における無
線伝送区間においては特別な通信フォーマットを使用す
るわけではないので、網内交換局の処理に依存して通信
できなくなることも無い。
【0092】本発明による通信システムの他の実施形態
について説明する。
【0093】上述した実施形態では、利用者情報の認証
確認を行った後の音声発呼をセンター側通信システムか
ら行う例を示したが、逆に、車側通信システムから発呼
する構成としても良い。図9及び図10に音声発呼を車
側通信システムから行う場合の車側及びセンター側の通
信シーケンスを示している。図中、前述と同一構成要素
には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0094】図9は車側通信ターミナル101からサー
ビス要求を行い、パケット回線が確立した状態でセンタ
ー利用ID及び利用者情報を送信するところからの通信
シーケンスである。図10はセンター側通信ターミナル
201がサーバー107を介して車側からのセンター利
用ID及び利用者情報を受信するところからの通信シー
ケンスである。
【0095】センター側通信ターミナル201では、前
述したように車側通信ターミナル101からセンター利
用IDを受信したら利用者認証処理を行い、認証結果を
返信する。なお、認証成功が確認できた場合には、認証
成功の結果と音声発呼時に使用する電話機の電話番号と
を、車側通信システムへ送信する。
【0096】ここで、センター側において音声通信に使
用する電話機は、図示したセンター側携帯電話203で
もよいし、あるいは他の電話機でもよい。例えば、音声
通信用に電話機を複数用意しておいて、その時点で通信
していない電話機あるいは当該通話のために利用予約し
た電話機の電話番号を、車側通信システムに送信するよ
うにする。
【0097】一方、車側通信システムでは、図9に示す
ようにセンター側から認証結果を受信したら認証結果を
検出し、これをチェックする処理を行う。ここで認証失
敗ならば、通信シーケンスを終了させ、認証成功なら
ば、続いて受信される音声発呼用電話番号を検出し、音
声発呼処理を起動する。
【0098】音声発呼処理では、車側通信ターミナル1
01は、音声発呼用電話番号を使って音声発呼用コマン
ドを車側通信アダプタ102に送出し、以降、図2で説
明したのと同様に車側通信システムが音声発呼用のネゴ
シエーションを行う。これを受けてセンター側通信シス
テムにおいて、図10に示すように回線交換網を介して
着呼が届き、センター側通信ターミナル201がこれに
応答して着呼ネゴシエーションが完了すると通話が可能
となる。
【0099】上記の構成によれば、車側通信システムか
らの音声発呼でもセンター側通信システムとの音声通信
が確立できる。また、車側通信システムは、センターか
ら指示された電話番号で電話をかけるので、センター側
で使用する電話機が話中でつながらないといったことも
なく、より確実に音声通信を開始させることが可能とな
る。
【0100】図9及び図10では、音声発呼用電話番号
をセンター側通信ターミナルから送出する例を記した
が、あらかじめ使用する電話番号を決めておき、車側通
信ターミナル101のメモリ302に記憶させておいて
もよい。この場合で有れば、センター側通信ターミナル
201から認証結果を受信し、認証成功であれば、この
決められた電話番号をメモリ302から読み出して音声
発呼すれば実施可能である。
【0101】また、他の実施形態として、例えば、車側
通信ターミナル101のメモリ302にあらかじめセン
ター側へ音声通信可能な電話番号を全て記憶しておい
て、センター側から音声通信で使用する電話識別情報を
送るようにしてもよい。
【0102】ここで、電話番号識別情報は、車側通信タ
ーミナル101が記憶している電話番号のどれを使うか
を示す指示データであり、例えば、電話番号と対応づけ
てシリアルに識別番号を決めておき、この識別番号のみ
を送信する。そして、車側通信ターミナル101では、
電話識別情報を受信したらこれに対応する電話番号をメ
モリ302から読み出し、その電話番号に音声発呼すれ
ばよい。
【0103】このような構成によれば、電話番号をデー
タとしてそのまま送信するのに比べて、より少ないデー
タ量で電話番号を車側通信ターミナル101に指示する
ことができるので、データ量で課金されるパケット交換
方式のデータ通信では、より安価な通信料金ですむメリ
ットがある。
【0104】本実施形態では、センター側が音声通話の
着呼を行う場合、先に認証を済ませた相手なのか、ある
いは、他の利用者なのかを確認する必要がある。そこ
で、自分の認証した車側通信システムからの音声着呼の
みに応答する為、着呼相手を確認するセンター側音声着
呼処理を設ける。このセンター側音声着呼処理に対応す
るセンター側通信ターミナル201の着信応答時の処理
シーケンスを図11のフローチャートを示す。図11は
車側携帯電話103の電話番号を用いて、着信相手を確
認する処理例である。
【0105】なお、本実施形態では、車側通信ターミナ
ル101は、先に述べたように利用者情報を送信するの
で、この利用者情報の中に車側携帯電話103の電話番
号も入れておくものとする。
【0106】センター側通信ターミナル201では、車
側通信システムの認証が終わり、認証結果等を送信し終
わったら、まず、図11の処理901で受信した利用者
情報における車側携帯電話の電話番号を検出する。ここ
で電話番号を検出したら処理902において、これを記
憶する処理を行う。そして、処理903において着信を
待つ。
【0107】センター側通信ターミナル201では、セ
ンター側通信アダプタ202から受信される着信通知コ
マンドを検出し、これが検出されたら、次に処理904
において車側携帯電話103から知らされる発番号通知
を検出する。ここで発番号通知がない場合は、処理90
5において、センター側通信ターミナル201から着信
拒否を行うコマンドをセンター側通信アダプタ202に
送信し、センター側通信アダプタ202は着信拒否の上
りシリアルコマンドをセンター側携帯電話203に送信
して回線を切断する。
【0108】処理904にて発番号通知が検出された
ら、通知された電話番号を読み取り、処理906でこれ
を記憶する処理を行う。そして、処理907において、
処理902で記憶した電話番号と処理906で記憶した
発番号通知による電話番号とを比較する処理を行い、こ
れが一致しない場合は、認証したユーザーではないとこ
ろからの着信と判断し、処理905にて着信拒否コマン
ドを送出して処理を終了する。
【0109】処理907にて、電話番号が一致すれば、
認証を行った車側通信システムからの電話であることが
確定するので、処理908にて着呼応答のコマンドをセ
ンター側通信アダプタ202へ送出する。以降、図2で
示したように音声着呼のネゴシエーションが開始され
る。処理909は音声通話が確立するのを待つ処理であ
る。
【0110】音声着呼ネゴシエーションが完了すると、
センター側携帯電話203、センター側通信アダプタ2
02を介して、センター側通信ターミナル201に通話
確立を示すコマンドが受信されるので、これが検出され
たら通話確立となる。処理910は終話時の通話断を示
すコマンドを検出する処理で有り、これが検出されるま
での間は通話中ということになり、通話断を示す通知が
受信されたら音声通話終了となる。
【0111】以上のように処理することで、センター側
通信システムは音声着呼に応答する前に先に認証を行っ
た車側通信システムからの着呼であるか否かの確認がで
きる。このため、サービス途中に他の電話による割り込
みを除外することが可能であり、パケット通信から音声
通信へ切り替わる時も途中で他の電話機からの割り込み
による着呼を識別できるので、認証を行った通信相手と
のみサービスを継続させることが可能となる。
【0112】なお、上記各実施形態では、車両に搭載さ
れたナビゲーション装置の通信機能を通信ターミナルと
して利用し、該通信ターミナルを通信アダプタを介して
携帯電話と接続することで、センター側との通信を行う
構成としたが、本発明での実施形態はこれらに限定され
るものではない。
【0113】例えば、ナビゲーション装置の通信機能や
通信アダプタを利用する代わりに、携帯電話自身に、図
4の通信ターミナル及び図5の通信アダプタで実現され
る各機能を実現するための構成を追加して一体化する構
成としてもよい。このような構成によれば、携帯電話だ
けで、音声による情報提供だけでなく、目的する場所の
地図等のより詳細なデータの提供を受けることも可能と
なる。
【0114】また、上述したような各実施形態での通信
制御処理を記憶媒体を記憶させておき、該記憶媒体から
通信制御処理を読み出して、動作制御可能な通信ターミ
ナル及び通信アダプタを接続したコンピュータに、読み
出した通信制御処理を実行させる構成としても良い。こ
のような構成によれば、網を介して任意の情報提供サー
ビスを受ける際に、情報提供側との音声会話が可能とな
るため、必要な情報を短い時間で効率的に取得する事が
可能となる。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、車側通信システムは、
回線交換方式による通信を開始する前にパケット交換方
式の通信によってセンター側通信システムにサービス利
用ID及び利用者情報を送信しておくので、センター側
が利用者情報の認証確認している待ち時間中はデータ送
受信が行われず、通信料金がかからなくてすむ。
【0116】さらに本発明によれば、前もってサービス
利用IDと共にセンター側通信システムへ送る利用者情
報に車側ユーザーの位置情報等も含めておくことで、セ
ンター側では、車側ユーザーの位置周辺の地図を通信タ
ーミナル上表示させておく等のサービス受け入れ準備を
した上で音声通信によるサービスが開始できる。したが
って、センター側ではより迅速にユーザーからの要望に
対応できるのでサービス性の向上が図れる。
【0117】さらに本発明によれば、車側通信システム
又はセンター側通信システムがパケット交換方式のデー
タ通信を行うことにより、相手側通信システムにおいて
のみ音声通信の開始、切断を行えば、他方の通信システ
ムでは、音声通信とデータ通信の切り替え操作を行わず
に、音声通話とデータ通信を使用した通信サービスが実
現できる。
【0118】さらに本発明によれば、無線伝送区間にお
いて、本サービス専用フォーマットの通信フレームを使
用するわけではないので、網内交換局の処理に依存して
通信できなくなるということがない。
【0119】さらに本発明によれば、データ通信でパケ
ット交換方式のデータ通信を使用することにより、セン
ター側で情報検索している間の時間は、通信料金がかか
らないといった効果もある。
【0120】さらに本発明によれば、センター側からの
発呼指示で電話番号を送信し、これに基いて、車側通信
システムから音声発呼することにより、話中になること
なく確実に音声通話を開始することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体通信シーケンス図。
【図2】本発明の一実施形態における情報サービス提供
センター側通信シーケンス図。
【図3】本発明の一実施形態における車側通信シーケン
ス図。
【図4】図3の実施形態における車側通信ターミナルの
ハードウェア構成図。
【図5】図2、3の実施形態における通信アダプタのハ
ードウェア構成図。
【図6】図4の通信ターミナルにおける処理手順のフロ
ーチャート。
【図7】図5の通信アダプタにおける処理手順のフロー
チャート。
【図8】図2の実施形態におけるセンター側通信ターミ
ナルのハードウェア構成図。
【図9】本発明の他の実施形態において、車側から音声
発呼する時の車側通信シーケンス図。
【図10】図9の車側通信シーケンスに対応するセンタ
ー側通信シーケンス図。
【図11】図9の実施形態におけるセンター側通信ター
ミナルの音声着呼時処理のフローチャート。
【符号の説明】
1………発信側通信システム 2………相手側通信システム 10……回線交換/パケット交換網 101…車側通信ターミナル 102…車側通信アダプタ 103…車側携帯電話 104…車側基地局 105…車側交換局 107…サーバー 201…センター側通信ターミナル 202…センター側通信アダプタ 203…センター側携帯電話 204…センター側基地局 205…センター側交換局 301…通信ターミナル全体制御部 302…メモリ 303…ユーザー入力部 304…通信開始スイッチ 305…ユーザー入力I/F部 306…表示部 307…表示I/F部 308…外部通信I/F部 401…通信アダプタ全体制御部 402…通信ターミナルI/F部 403…電話I/F部 404…ROM 405…RAM 501…通信開始スイッチON検出処理 502…パケット発呼要求コマンド送出処理 503…接続通知コマンド受信検出処理 508…センター利用ID送出処理 509…データ受信検出処理 510…サーバーデータ受信要求送出処理 601…パケット発呼要求コマンド検出処理 602…パケット発呼シーケンス処理 604…接続通知コマンド送出処理 609…SMS読み出し処理 610…SMS受信検出処理 611…SMSデータ送出処理 902…車側電話番号記憶処理 906…発番号記憶処理 907…車側電話番号、受信発番号比較処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高原 保明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 仲村 徹 神奈川県座間市広野台二丁目6番35号 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 (72)発明者 竹内 幸男 神奈川県座間市広野台二丁目6番35号 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 Fターム(参考) 5K030 GA15 GA17 GA20 HA01 HA08 HB01 HC09 JA05 JL01 JT01 JT09 KA05 LB02 LB03 LB13 5K034 AA05 AA14 DD03 EE03 EE11 EE12 FF04 HH01 HH04 HH06 HH63 JJ11 KK21 LL01 NN04 5K067 AA15 BB02 DD17 DD23 EE02 EE10 EE16 FF07 GG01 GG11 HH05 HH12 HH22 HH23 HH24 5K101 KK16 LL02 LL12 MM07 PP04 QQ08 QQ11 RR04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線交換方法を使用する回線交換通信網及
    びパケット交換方法を使用するパケット交換通信網を介
    して通信する、第1の通信装置及び第2の通信装置を備
    えた通信システムであって、 前記第1の通信装置は、最初に通信起動を行う発信側で
    あり、 通信開始を指示するユーザの操作を受け付ける通信開始
    操作手段と、 利用者情報を記憶する記憶手段と、 前記通信開始操作手段で受け付けた操作に応じて、前記
    記憶手段に記憶されている利用者情報を通信相手に送信
    する利用者情報送信手段とを備え、 前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置の通信相手
    となるものであり、 前記第1の通信装置から送信されてくる利用者情報の認
    証処理を行う利用者情報認証手段を備え、 前記第1の通信装置が前記パケット交換通信網を介して
    前記利用者情報送信手段から利用者情報を前記第2の通
    信装置へ送信し、前記第2の通信装置の利用者情報認証
    手段が認証成功を確認した後、前記第1及び第2の通信
    装置が前記回線交換通信網を介して通信することを特徴
    とする通信システム。
  2. 【請求項2】前記第2の通信装置は、前記回線交換通信
    網を介した通信を発呼によって確立させる回線交換発呼
    手段をさらに備え、 前記回線交換発呼手段は、前記利用者情報認証手段が認
    証成功を確認したら、前記回線交換通信網を介した通信
    を確立することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記第2の通信装置は、利用者情報の認証
    結果を前記第1の通信装置へ送出する認証結果送出手段
    をさらに備え、 前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置の認証結果
    送出手段から送信されてきた認証結果の成功又は失敗を
    検出する認証結果検出手段と、前記回線交換通信網を介
    した前記第2の通信装置との通信接続時に使用すべき電
    話番号を記憶する電話番号記憶手段とをさらに備え、 前記第1の通信装置は、認証結果の成功を検出したら前
    記電話番号記憶手段に記憶された電話番号を使用して前
    記回線交通信網を介した通信を確立することを特徴とす
    る請求項1記載の通信システム。
  4. 【請求項4】前記第1の通信装置は、前記回線交換通信
    網を介した前記第2の通信装置との通信接続時に使用可
    能な電話番号を複数記憶する電話番号記憶手段をさらに
    備え、 前記第2の通信装置は、前記電話番号記憶手段に記憶さ
    れる複数の電話番号の内、その時点で使用すべき電話番
    号を指示する電話識別情報を送信する電話識別情報送出
    手段をさらに備え、 前記第2の通信装置は、前記利用者情報認証手段が認証
    成功を確認した場合、前記電話識別情報送出手段が電話
    識別情報を送信し、 前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置から送信さ
    れてくる前記電話識別情報に基いて前記電話番号記憶手
    段から使用すべき電話番号を読み出し、該読み出した電
    話番号を使用して前記回線交換通信網を介した通信を確
    立することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  5. 【請求項5】前記第2の通信装置は、前記利用者情報認
    証手段の認証結果と、前記回線交換通信網を介した通信
    接続時に前記第1の通信装置が使用すべき前記第2の通
    信装置の電話番号とを送出する認証結果送出手段をさら
    に備え、 前記第1の通信装置は、前記認証結果送出手段から送信
    されてきた認証結果の成功と失敗を検出する認証結果検
    出手段をさらに備え、 前記第1の通信装置は、前記認証結果検出手段により認
    証結果の成功が検出された場合には、前記認証結果と共
    に送信されてきた電話番号を使用して前記回線交換通信
    網を介した通信を確立することを特徴とする請求項1記
    載の通信システム。
  6. 【請求項6】前記第1の通信装置は、前記回線交換通信
    網を介した通信接続時に使用する当該第1の通信装置の
    電話番号を記憶する電話番号記憶手段をさらに備え、 前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から送信さ
    れてくる利用者情報に含まれている電話番号と、前記回
    線交換通信網を介して通知される発番号通知の電話番号
    とを比較する電話番号比較手段をさらに備え、 前記第1の通信装置の前記利用者情報送信手段が、前記
    電話番号記憶手段に記憶されている電話番号を含む利用
    者情報を前記第2の通信装置へ送信し、前記第2の通信
    装置の前記電話番号比較手段が、両電話番号の一致を検
    出した場合、前記回線交換通信網を介した通信を確立す
    ることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  7. 【請求項7】パケット交換方法を使用するパケット交換
    通信網に接続され、通信データを一時受信蓄積するサー
    バーと、該パケット交換通信網及び回線交換方法を使用
    する回線交換網を介して通信する、最初に通信起動を行
    う発信側通信装置及び前記発信側通信装置の通信相手と
    なる相手側通信装置とを備える通信システムであって、 前記サーバーは、受信時に通信データに付随する宛先の
    通信装置にデータ受信があったことを前記回線交換通信
    網を通じて通知する手段を備え、 前記発信側通信装置及び相手側通信装置は、前記サーバ
    ーからのデータ受信通知を検出するデータ受信通知検出
    手段と、前記サーバーに受信されたデータの読み出し要
    求を送信するサーバーデータ受信要求送出手段とをそれ
    ぞれ備え、 前記データ受信通知検出手段により前記サーバーからデ
    ータ受信通知が検出された場合には、前記サーバーデー
    タ受信要求送出手段からデータ読み出し要求を前記サー
    バーへ送信して、前記サーバーにある受信データを取得
    することを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】回線交換方法を使用する回線交換通信網及
    びパケット交換方法を使用するパケット交換通信網を介
    して通信する通信システムに含まれる、最初に通信起動
    を行う発信側通信装置において、 通信開始を指示するユーザの操作を受け付ける通信開始
    操作手段と、 利用者情報を記憶する記憶手段と、 前記通信開始操作手段で受け付けた操作に応じて、前記
    記憶手段に記憶されている利用者情報を前記パケット交
    換通信網を介して通信相手に送信する利用者情報送信手
    段とを備え、 前記利用者情報送信手段から通信相手側へ送信した利用
    者情報についての認証成功が確認された後、該通信相手
    と前記回線交換通信網を介して通信することを特徴とす
    る通信装置。
  9. 【請求項9】回線交換方法を使用する回線交換通信網及
    びパケット交換方法を使用するパケット交換通信網を介
    して通信する通信システムに含まれる、最初に通信起動
    を行う発信側通信装置の通信相手となる相手側通信装置
    において、 前記発信側通信装置から前記パケット交換通信網を介し
    て送信されてくる利用者情報の認証処理を行う利用者情
    報認証手段を備え、 前記利用者情報認証手段が認証成功が確認された後、前
    記発信側通信装置と前記回線交換通信網を介して通信す
    ることを特徴とする通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8176182B2 (en) 2005-05-30 2012-05-08 Kyocera Corporation Portable terminal, program installed therein, communication method, and communication apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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