JP2002076872A - タッチセンサ - Google Patents

タッチセンサ

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JP2002076872A
JP2002076872A JP2000254893A JP2000254893A JP2002076872A JP 2002076872 A JP2002076872 A JP 2002076872A JP 2000254893 A JP2000254893 A JP 2000254893A JP 2000254893 A JP2000254893 A JP 2000254893A JP 2002076872 A JP2002076872 A JP 2002076872A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の制御用入力スイッチとして使用する場
合でも、小型で安価なタッチセンサを提供する。 【解決手段】 少なくとも1個の発振回路10と、レベ
ル弁別回路11と、それぞれに電極15-1、15-2、1
-3を有する複数の入力部14-1、14-2、14 -3を備
え、複数の入力部の各電極15-1、15-2、15-3は、
それぞれアナログスイッチASW1、ASW2、ASW
3を介して発振回路10に接続し、アナログスイッチA
SW1〜ASW3はチャネル切り替え回路13からの信
号により、順次選択的にオンし、電極15-1〜15-3
うち、1個の電極のみを発振回路10に接続する。複数
の入力部に対し、発振回路、弁別回路11は1個でよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人体検出に用い
られるタッチセンサに関し、特にパチスロマシンやエレ
ベータ等の複数の制御用入力スイッチに好適なタッチセ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】タッチセンサには、人体の大地間容量を
利用し、人体が電極に接触したか否かで発振回路の発振
条件が変化することにより、人体の接触を検出するもの
がある。この種の従来のタッチセンサの回路構成を図4
に示す。図4において、電源V ccは定電圧回路1で一定
電圧となり、発振回路10、検波平滑回路2、比較回路
3に電力が供給される。発振回路10と、この発振回路
10に直流カット用コンデンサC1 を介して電極15が
接続されている。また、電極15にはサージ保護用のマ
イクロギャップG(又はバリスタやツェナダイオード
等)の一端が接続され、このマイクロギャップGの他端
が電源グランドGNDに接続されている。
【0003】発振回路10の出力側には、検波平滑回路
2が接続され、発振出力が検波及び平滑される。検波平
滑回路2は比較回路3に接続されており、検波及び平滑
された出力信号が、比較回路3で比較電圧(一定値)と
比較され、それに応じた出力が出力回路12に入力され
る。出力回路12では、比較回路3の入力に応じて、人
体が電極に接触したか否かの出力信号を出力する。
【0004】大地間容量C0 を持った人体が電極へ接触
すると、発振回路10の発振条件が変化し、発振出力が
変化する。この発振出力が検波平滑回路2で検波平滑さ
れ、比較回路3に入力される。比較回路3では、比較電
圧以下の入力レベルになると出力はLレベルからHレベ
ルとなり、出力回路に入力される。そして、出力回路1
2からは人体の接触検出信号が出力される。
【0005】また、電極15から静電気等のサージがあ
ると、サージ保護用のマイクロギャップG(又はバリス
タやツェナダイオード等)によって回路が保護される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般にタッチセンサに
おいては、発振回路部や比較回路部等の構成部品が高価
である。そのため、タッチセンサを複数の制御用入力ス
イッチとして使用する場合、制御用入力スイッチと同数
のタッチセンサが必要であり、大変高価であるとともに
数が増すほどに大きくなってしまうという問題がある。
【0007】また、タッチセンサの使用に際しては、表
面直出しの電極部に人体が接触する。ところが、人体は
化繊や毛織物の衣服を着用したり、絨毯上を歩行したり
する等により、常に静電気を帯びている。特に冬は、こ
の静電気は数万Vにも達し、電極に対して高電圧の静電
気放電が常に繰り返されている。そのため、従来のタッ
チセンサでは、次のような問題点がある。
【0008】(1)静電気等により、部品が破壊され
る。
【0009】(2)高エネルギー耐量(数万Vの静電気
に耐える)のサージ保護用素子は大きいため、サージ保
護用素子を除いた回路部をHIC化し、サージ保護用素
子は外部接続されており、タッチセンサ全体の小型化
(HIC化等)ができない。
【0010】(3)マイクロギャップを応用したサージ
保護用素子を用いたものでは、放電による金属磨耗でマ
イクロギャップが大きくなり、放電電圧が上昇してしま
うため、寿命が短い。
【0011】(4)バリスタやツェナダイオード等の半
導体のサージ保護用素子を用いると、検出容量C4 (1
00pF程度に設定される)より、はるかに大きなサー
ジ保護用素子の静電容量(バリスタ数百〜数千pF、ツ
ェナダイオード数十〜数百pF)が検出容量の一部とし
て接続されたことになり、発振回路の発振ゲインと電極
に係る静電容量との関係は、検出容量付近においては、
図3に示すように、緩やかな傾斜を持つ近似直線にな
る。この場合、少しの検出容量の変化で検出出力がON
/OFFされてしまう。従って、サージ保護用素子の静
電容量のバラツキや温度変化等の環境変化により、動作
が不安定になる。
【0012】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、次の項目a〜eを達成するタッチセンサ
を提供することを目的としている。
【0013】a)複数の制御用入力スイッチとして使用
する場合でも、小型で安価なものを提供する。
【0014】b)静電気等による部品破壊を防止する。
【0015】c)小型で、HIC化等を可能とする。
【0016】d)エネルギー耐量の低いサージ保護用素
子の使用が可能で、安価なものを提供する。
【0017】e)長寿命、高信頼性である。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のタッチセンサは、発振回路
と、この発振回路に接続した少なくとも電極を有する入
力部とからなり、前記電極への人体の接触又は接近で、
前記発振回路の発振条件が変化することにより、人体の
接触又は接近を検出するタッチセンサにおいて、前記入
力部は複数個備えており、各入力部は切り替え用のスイ
ッチを介して発振回路に接続し、チャネル切り替え回路
からの信号で前記スイッチを切り替えることにより、各
入力部を切り替えて発振回路に接続している。
【0019】このタッチセンサでは、複数の入力部を切
り替えて発振回路に接続するので、入力部と出力部以外
の回路部は1つでよく、小型で安価にできる。
【0020】また、請求項2、請求項3記載のタッチセ
ンサは、前記スイッチをアナログマルチプレクサ、又は
複数のアナログスイッチで構成している。
【0021】このタッチセンサでは、スイッチとしてロ
ータリスイッチ等を使用した場合に、操作者が必要であ
るのに比べ、デジタル制御信号で自動切り替えできる。
【0022】また、請求項4、請求項5記載のタッチセ
ンサは、前記電極と前記ライン間にサージ保護用素子又
はマイクロギャップを設けている。
【0023】また、請求項6記載のタッチセンサは、前
記マイクロギャップは、回路部品を実装する基板上に、
前記電極と電源ライン間に回路パターンでノイズ保護用
のギャップ部を少なくとも1ヶ所以上形成している。
【0024】このタッチセンサでは、電極に手が接触し
て静電気が放電された場合、サージ保護用素子又はマイ
クロギャップから電源ラインに放電されるため、静電気
による回路破壊を防止できる。また、マイクロギャップ
を回路パターンで形成するため、小型で安価にできる。
【0025】また、請求項7記載のタッチセンサは、前
記電極を、抵抗器を介してスイッチに接続し、前記抵抗
器のスイッチ側と電源ラインとの間に、サージ保護用素
子を設けている。
【0026】また、請求項8記載のタッチセンサは、前
記電極を、電気的に直列となるように設けた抵抗器及び
コンデンサを介してスイッチに接続し、前記スイッチの
前記コンデンサ側と電源ラインとの間に、サージ保護用
素子を設けている。
【0027】また、請求項9記載のタッチセンサは、前
記電極を、電極側が抵抗器となるように直列に設けた抵
抗器及びコンデンサを介してスイッチに接続し、前記コ
ンデンサの両端と電源ラインとの間に、それぞれサージ
保護用素子を設けている。
【0028】これらのタッチセンサでは、電極に手等が
接触して静電気が放電された場合、抵抗器を介してサー
ジ保護用素子から電源ラインに放電されるため、サージ
保護用素子は低いエネルギー耐量のものでよく、小型で
安価にできる。
【0029】また、抵抗器を介してサージ保護用素子が
接続されるため、サージ保護用素子の静電容量は発振回
路の一部となる。従って、サージ保護用素子の静電容量
は、検出容量の一部ではないため、サージ保護用素子の
静電容量のバラツキや温度変化等の環境変化による誤動
作が防止される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1はこの発明の一実施形
態に係るタッチセンサの回路構成を示すブロック図であ
る。この実施形態タッチセンサは、1個の発振回路1
0、レベル弁別回路11に、それぞれ電極15-1、15
-2、15-3を有する3個の入力部14-1、14-2、14
-3と、3個の出力部12-1、12-2、12-3と、チャネ
ル切り替え回路13を有し、チャネル切り替え回路13
よりの信号で入力部14-1、14-2、14-3の1つを選
択して、発振回路10に接続するとともに、選択した入
力部に対応する出力部に、レベル弁別回路11の出力を
加えるようにしたことが特徴である。
【0031】この実施形態タッチセンサにおいて、Vcc
に印加された電源電圧は、抵抗R3を介してトランジス
タTR1 にバイアス電流を流し、発振コイルLとコンデ
ンサC2 、C3 の定数による定まる一定の周波数F≒1
/{2π(LC)1/2 }で発振回路10が発振する。こ
の発振強度はトランジスタTR1 のエミッタに接続され
る抵抗R2 の値によって制御される。ここにトランジス
タTR2 はトランジスタTR1 のパラメータが温度等に
より変化するのを補正するため、ベース−エミッタ間を
利用する補正トランジスタである。
【0032】発振回路10が発振すると、発振回路10
の見掛け上のインピーダンスは極めて小さくなり、トラ
ンジスタTR1 に流れる高周波発振電流は大きくなる。
この高周波発振電流は、コンデンサC4 により平滑され
るため、電流Is は大きな電流となる。この電流Is
値は、レベル弁別回路11で弁別される。
【0033】発振回路10には、アナログスイッチAS
W1、ASW2、ASW3の一端がそれぞれ接続され、
アナログスイッチASW1、ASW2、ASW3の他端
が直列に接続された直流カット用コンデンサC1-1 と抵
抗R1-1 、直流カット用コンデンサC1-2 と抵抗
1-2 、直流カット用コンデンサC1-3 と抵抗R1-3
介して、電極15-1、電極15-2、電極15-3がそれぞ
れ接続され、その電極15-1、電極15-2、電極15-3
の発振回路10側と電源グランドGNDとの間には数十
〜数百μmの静電気放電用ギャップG1 、G2 、G3
設けられて入力部14 -1、14-2、14-3(チャネルC
H1、CH2、CH3)が構成されている。
【0034】ギャップG1 、G2 、G3 は発振回路10
を含む回路等が設けられた同一のプリント基板上に、少
なくともそれぞれ1ヶ所、しかも先端が鋭利なパターン
が形成されている。従って、極めて小さなスペースであ
り、コストもかからず、低コストでHICとしての小型
化の目的も達成できる。
【0035】アナログスイッチASW1、ASW2、A
SW3は、チャネル制御信号により制御されたチャネル
切り替え回路13からの切り替え信号Vc1、Vc2、Vc3
によって、電極15-1、電極15-2、電極15-3からの
入力信号を切り替えて発振回路10に接続するように構
成されている。チャネル制御信号は、一定周期の切り替
え信号であったり、マイコンからの制御信号であった
り、手動での切り替え信号等である。
【0036】レベル弁別回路11の出力は、アンド回路
AND1、AND2、AND3のそれぞれの入力端子に
入力され、チャネル切り替え回路13の切り替え信号
は、アンド回路AND1、AND2、AND3のそれぞ
れ他方の入力端子に入力されている。アンド回路AND
1、AND2、AND3の出力は、それぞれ出力回路1
-1、12-2、12-3に入力されている。従って、切り
替え信号により選択された入力部チャネルの信号に応じ
て、出力信号OUT1、OUT2、OUT3のどれかが
出力され、切り替え信号により選択されていない入力チ
ャネルは、人体が電極に接触しても非接触時と同様に動
作しない。
【0037】ここではチャネルをCH1、CH2、CH
3の3個としたが、必要に応じて増減して使用される。
また、アナログスイッチに替えて、アナログマルチプレ
クサやロータリースイッチ等を用いてもよい。
【0038】発振回路10が発振し、大きな電流Is
流れており、チャネル切り替え回路13の切り替え信号
c1がHレベルにより、アナログスイッチASW1がO
N状態で、入力チャネルがCH1に切り替えられている
とき(このとき、切り替え信号Vc2、Vc3がLレベル
で、アナログスイッチASW2、ASW3はOFF)、
人が電極15-1に接触すると、人体容量C0 が発生す
る。すると、今まで浮いていた抵抗R1-1 が人体容量C
0 と直列になり、人体容量C0 が発信コイルLの両端に
接続されるため、発振回路10の選択度Qは大きく低下
し、その結果、発振は停止する。
【0039】発振が停止すると、発振回路10のインピ
ーダンスは大きくなり、電流Is は極めて小さくなる。
この小さくなった電極Is がレベル弁別回路11で弁別
され、Hレベルの信号となる。このとき、チャネル切り
替え回路13の切り替え信号Vc1はHレベルのため、ア
ンド回路AND1の入力は2入力ともHレベルになり、
出力回路12-1にHレベルの信号が出力され、出力回路
12-1が駆動される。つまり、電流Is が一定値以上で
ある場合を人体の非検出時、電流Is が一定値よりも小
さい場合を人体の検出時として、出力回路12-1より信
号が出力される。この場合、レベル弁別回路11に波形
整形回路(シュミット回路)等を用いると、立ち上がり
・立ち下がりの鋭い出力を得ることができるのは勿論で
ある。
【0040】また、出力信号OUT1、OUT2、OU
T3は、チャネル切り替え信号Vc1、Vc2、Vc3と同期
したパルス状の出力であるが、用途に応じて出力保持回
路及びリセット回路等(図示しない)を用いることによ
り、出力を必要時間保持することが可能である。
【0041】また、抵抗R2 により検出感度を高くして
おけば、人体の電極への接触だけでなく、人体の電極へ
の接近も検出することが可能となる。
【0042】静電気が電極に印加された場合、電極15
-1、電極15-2、電極15-3と電源グランドGNDの間
には、極めて狭いギャップGが設けられているため、ギ
ャップG間で放電が開始し、印加電圧は瞬時に低電圧に
なり、回路が保護される。
【0043】次に、入力部の別の実施形態について説明
する。図2の(a)の入力部の変更例を示す部分回路図
では、抵抗器R1-1 のアナログスイッチASW1側と、
電源グランドGNDとの間にツェナダイオードZ
1-1 、ZD1-2 が極性を逆にして直列に接続されてい
る。ツェナダイオードZD1-1 、ZD1-2 が極性を逆に
して直列に接続されているのは、抵抗器R1-1 のアナロ
グスイッチASW1側との接続点の正負両極の発振波形
に影響を与えないためである。このとき、電極15-1
静電気が放電されると、抵抗器R1-1 を介してツェナダ
イオードZD1-1 、ZD1-2 からGNDに電流が流れ、
回路が保護される。ここでは、ツェナダイオードを2個
用いているが、バリスタ等のサージ保護用素子(1個で
よい)を用いても、同様の効果を得ることができる。
【0044】また、図2の(b)の入力部の変更例を示
す部分回路図では、直流カット用コンデンサC1-1 とア
ナログスイッチASW1との接続点と、電源グランドG
NDとの間にツェナダイオードZD1 が接続されてい
る。このとき、電極15-1に静電気が放電されると、抵
抗器R1-1 及び直流カット用コンデンサC1-1 を介して
ツェナダイオードZD1 から電源グランドGNDに電流
が流れ、回路が保護される。
【0045】また、図2の(c)の入力部の変更例を示
す部分回路図では、直流カット用コンデンサC1-1 の両
端には、それぞれサージ保護用素子のバリスタVA及び
ツェナダイオードZD1 が電源グランドGNDに接続さ
れている。なお通常は、バリスタVA又はツェナダイオ
ードZD1 のどちらかが設けられていればよいが、サー
ジ保護用のバリスタVAは高電流のサージを受けた場
合、バリスタVAにバリスタ電圧以上の電圧が加わるた
め、更に安全を見込んでツェナダイオードZD1でサー
ジから保護するために設けている。このとき、電極15
-1に静電気が放電されると、抵抗器R1-1 を介してバリ
スタVA及びツェナダイオードZD1 から電源グランド
GNDに電流が流れ、回路が保護される。
【0046】これら図2の(a)、(b)、(c)で
は、静電気放電用ギャップGとサージ保護用素子の両方
を設けている。通常は、静電気放電用ギャップGが設け
られていればよいが、繰り返しの静電気放電による磨耗
でギャップが大きくなり、放電電圧が上昇してしまった
時を考慮して、更に安全を見込んで設けたものである。
特に、アナログスイッチやマルチプレクサは静電気放電
に弱いため、安全を見込む必要がある。
【0047】また、抵抗器R1-1 を介してサージ保護用
素子のバリスタVA及びツェナダイオードZD1 、ZD
1-1 、ZD1-2 が接続されるため、サージ保護用素子の
静電容量は発振回路10の一部となっている。このと
き、サージ保護用素子のバリスタVA及びツェナダイオ
ードの静電容量は、発振回路10の他のコンデンサ
2、C3 の静電容量に比べて小さいため、発振回路1
0に与える影響は小さい。発振回路10の発振ゲインと
電極に係る静電容量との関係は、検出容量付近において
は、図3に示すように大きな傾斜を持つ近似直線にな
る。この場合、少しの検出容量の変化では、検出出力が
ON/OFFされてしまわない。従って、サージ保護用
素子のバリスタVA及びツェナダイオードZD1 、ZD
1-1 、ZD1-2 の静電容量のバラツキや温度変化等の環
境変化があっても、検出動作が安定している。
【0048】また、電極15-1に静電気が放電されたと
き、抵抗器1-1 によって電流が小さく制限される(放電
エネルギーが消費される)ため、バリスタVA及びツェ
ナダイオードZD1 はエネルギー耐量の低いもので十分
耐えることができる。低いエネルギー耐量になると、バ
リスタ及びツェナダイオードは、面実装可能なチップタ
イプやメリフ(リードレス)タイプのものが使用でき、
タッチセンサの小型化(HIC化等)が可能となる。
【0049】なお、上記実施形態では、発振回路にコル
ピッツ型を採用しているが、本発明において、発振回路
はコルピッツ型に限定されるものではなく、ハートレー
型等の他の発振形式の回路でもよい。
【0050】また、このタッチセンサは、パチスロマシ
ンやエレベータ等の複数の制御用入力スイッチだけでは
なく、電子機器のON/OFFスイッチ、ドアノブスイ
ッチ等、人体の接触を検出するものであれば、あらゆる
ものに用いることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明のタッチセンサは、以上説明した
ように構成されるので、次の効果を有する。
【0052】(1)複数の入力部を切り替えて発振回路
に接続するので、入力部と出力部以外の回路部は1つで
よく、小型で安価にできる。
【0053】(2)サージ保護用素子で静電気等のサー
ジを吸収すれば、部品の破壊を防止できる。
【0054】(3)抵抗器を介してサージ保護用素子で
静電気等のサージを吸収すれば、サージ保護用素子のエ
ネルギー耐量を低くでき、小型で安価にすることができ
る。
【0055】(4)サージ保護用素子を使用すれば、こ
の素子が小型のため、HIC化が可能である。
【0056】(5)サージ保護用素子はエネルギー耐量
が低くてよいため、これを使用すれば、半導体のサージ
保護用素子が使用できることになり、長寿命、高信頼性
である。
【0057】(6)サージ保護用素子を用いれば、サー
ジ保護用素子の持つ静電容量による発振回路への影響が
微少で、安定した検出動作となり、回路の信頼性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るタッチセンサの回路構成を示
すブロック図である。
【図2】図1における入力部の変更例を示すチャネルC
H1についての部分回路(a)、更に別の変更例を示す
チャネルCH1についての部分回路(b)、更に別の変
更例を示すチャネルCH1についての部分回路(c)を
示す回路図である。
【図3】電極に係る静電容量C0 と発振ゲインとの関係
を示すグラフである。
【図4】従来のタッチセンサの回路構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 発振回路 11 レベル弁別回路 12-1、12-2、12-3 出力回路 13 チャネル切り替え回路 14-1、14-2、14-3 入力部 15-1、15-2、15-3 電極 ASW1、ASW2、ASW3 アナログスイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振回路と、この発振回路に接続した少な
    くとも電極を有する入力部とからなり、前記電極への人
    体の接触又は接近で、前記発振回路の発振条件が変化す
    ることにより、人体の接触又は接近を検出するタッチセ
    ンサにおいて、 前記入力部は複数個備えており、各入力部は切り替え用
    のスイッチを介して発振回路に接続し、チャネル切り替
    え回路からの信号で前記スイッチを切り替えることによ
    り、各入力部を切り替えて発振回路に接続することを特
    徴とするタッチセンサ。
  2. 【請求項2】前記スイッチは、アナログマルチプレクサ
    であることを特徴とする請求項1記載のタッチセンサ。
  3. 【請求項3】前記スイッチは、複数のアナログスイッチ
    であることを特徴とする請求項1記載のタッチセンサ。
  4. 【請求項4】前記電極と電源ライン間にサージ保護用素
    子を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3記載のタッチセンサ。
  5. 【請求項5】前記電極と電源ライン間にマイクロギャッ
    プを設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3記載のタッチセンサ。
  6. 【請求項6】前記マイクロギャップは、回路部品を実装
    する基板上に、前記電極と電源ライン間に回路パターン
    でノイズ保護用のギャップ部を少なくとも1ヶ所以上形
    成していることを特徴とする請求項5記載のタッチセン
    サ。
  7. 【請求項7】前記電極は、抵抗器を介してスイッチに接
    続し、前記抵抗器のスイッチ側と電源ラインとの間に、
    サージ保護用素子を設けたことを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3記載のタッチセンサ。
  8. 【請求項8】前記電極は、電気的に直列となるように設
    けた抵抗器及びコンデンサを介してスイッチに接続し、
    前記スイッチの前記コンデンサ側と電源ラインとの間
    に、サージ保護用素子を設けたことを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3記載のタッチセンサ。
  9. 【請求項9】前記電極は、電極側が抵抗器となるように
    直列に設けた抵抗器及びコンデンサを介してスイッチに
    接続し、前記コンデンサの両端と電源ラインとの間に、
    それぞれサージ保護用素子を設けたことを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項3記載のタッチセンサ。
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