JP2002076719A - インピーダンス整合方法及びインピーダンス整合回路並びに広帯域アンテナ - Google Patents

インピーダンス整合方法及びインピーダンス整合回路並びに広帯域アンテナ

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Shizuo Akiyama
鎮男 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの高さ寸法が制限された中で、より
広帯域でインピーダンス整合をとることができるインピ
ーダンス整合方法及びインピーダンス整合回路並びに広
帯域アンテナを提供する。 【解決手段】 広帯域アンテナ1の給電点に第1同軸ケ
ーブル4の一端を接続し、該第1同軸ケーブル4の他端
に、先端が短絡された所定長の第2同軸ケーブル7から
なるスタブ回路6と50Ω負荷回路10とを接続し、第
1同軸ケーブル4の線路長を変化させるとともに使用周
波数を変化させたとき、使用周波数帯全域にわたって5
0Ω負荷回路10の特性インピーダンスに対する不整合
損失が極小となる極小点を検索し、検索された極小点に
基づいて第1同軸ケーブル4の線路長を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広帯域アンテナと
受信回路との間でインピーダンス整合をとるインピーダ
ンス整合方法及びインピーダンス整合回路、並びに広い
周波数範囲にわたって1つのアンテナで受信する無指向
性の広帯域アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、広帯域アンテナとして、下端を
接地するモノポールアンテナが用いられている。このモ
ノポールアンテナは、円柱状をなし、直径を大きくした
り、径大に合わせて整合回路を用いることにより、広帯
域化を図っている。
【0003】しかし、このモノポールアンテナでは、ア
ンテナの設置場所の制約により、アンテナの高さが使用
周波数帯の下限周波数に対する波長の20分の1程度の
場合で、使用周波数帯の上限と下限との比が10倍以上
(例えば50MHz〜500MHz)の場合には、下限
周波数付近での不整合損失を抑えようとすると、より高
い周波数での特性が劣化する。
【0004】また、広帯域化を図る方法として、周波数
によって整合回路を切り替えるという方法、あるいは電
子的に整合回路の同調周波数を制御する方法もある。し
かし、広い周波数範囲を複数の受信機が異なる周波数で
同時に受信する必要がある場合には前記方法は採用でき
ない。
【0005】一方、広帯域アンテナの代表として、図7
に示すようなディスコーンアンテナがある。図7に示す
ディスコーンアンテナは、同軸線路(以下、同軸ケーブ
ルと称する。)で給電したモノポールの内部導体53に
円板(ディスク)51を付け、外部導体にコーン(円錐
形)52を付けたアンテナであり、主として、VHF,
UHF帯における垂直偏波用広帯域アンテナとして用い
られている。角度θは例えば30°である。
【0006】このアンテナは、下限周波数fに対する
波長をλmax、上部円板51の直径Dを0.14×λma
x、ディスコーン形状の高さLを0.2×λmaxとしたと
き、周波数範囲f〜8fにわたる広帯域性を持たせ
ることができる。例えば、周波数fを50MHzとす
れば、アンテナの高さLが1.2mだけ必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アンテ
ナの設置場所の制約により、アンテナの高さが例えば
0.3m以下と制約がある場合には、上述したような広
帯域性のアンテナを実現することができないという課題
を有していた。
【0008】本発明の目的は、上述した事情を鑑みてな
されたものであり、アンテナの高さ寸法が制限された中
で、より広帯域でインピーダンス整合をとることができ
るインピーダンス整合方法及びインピーダンス整合回路
並びに広帯域アンテナを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために以下の構成とした。本発明のインピーダンス
整合方法は、広帯域アンテナの給電点にインピーダンス
整合回路を接続して整合をとるインピーダンス整合方法
であって、前記広帯域アンテナの給電点に第1同軸線路
の一端を接続し、該第1同軸線路の他端に、先端が短絡
された所定長の第2同軸線路と受信回路とを接続し、前
記第1同軸線路の線路長を変化させるとともに使用周波
数を変化させたとき、使用周波数帯全域にわたって前記
受信回路の特性インピーダンスに対する不整合損失が極
小となる極小点を検索し、検索された極小点に基づいて
前記第1同軸線路の線路長を決定することを特徴とす
る。
【0010】この発明によれば、第1同軸線路の線路長
を変化させるとともに使用周波数を変化させたとき、使
用周波数帯全域にわたって受信回路の特性インピーダン
スに対する不整合損失が極小となる極小点を検索し、検
索された極小点に基づいて第1同軸線路の線路長を決定
するので、決定された線路長の第1同軸線路と所定長の
第2同軸線路とにより使用周波数帯全域にわたって不整
合損失が極小となる。従って、アンテナの高さ寸法が制
限された中で、より広帯域でインピーダンス整合をとる
ことができる。
【0011】また、本発明の広帯域アンテナは、1以上
のアンテナ素子により略逆円錐形を構成するとともに前
記逆円錐形の底面に相当する面を閉じ、前記逆円錐形の
頂点部を接地し、給電点を前記頂点部の近傍としたこと
を特徴とする。
【0012】この発明によれば、広帯域アンテナが1以
上のアンテナ素子により略逆円錐形を構成するとともに
逆円錐形の底面に相当する面を閉じ、逆円錐形の頂点部
を接地し、給電点を頂点部の近傍とした。すなわち、1
以上のアンテナ素子により逆円錐形の底面に相当する面
を閉じることで、アンテナ素子が長くなり、長いアンテ
ナ素子には電流分布が形成されやすくなるため、下限周
波数に対する不整合損失がより小さくなる。従って、ア
ンテナの高さ寸法が制限された中で、より広帯域でイン
ピーダンス整合をとることができる広帯域アンテナを提
供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインピーダン
ス整合方法及びインピーダンス整合回路並びに広帯域ア
ンテナの実施の形態について説明する。
【0014】図1は実施の形態のインピーダンス整合回
路の構成図である。図2及び図3は実施の形態の広帯域
アンテナの斜視図である。
【0015】まず、インピーダンス整合回路の説明に先
立って、図2及び図3を用いて各種の広帯域アンテナの
構成及びその特性について説明する。
【0016】図2(a)に示すアンテナは、基本型であ
る円柱状(直径が例えば1cmで高さが30cm)のモ
ノポールアンテナ11であり、給電点を下端11aとす
る。この基本型のアンテナに対して、広帯域化のために
図2(b)乃至図3(c)に示すようなアンテナ形状と
した。なお、図2(b)乃至図3(c)に示す各アンテ
ナの高さも全て30cmとする。
【0017】図2(b)に示すアンテナは、直径を例え
ば5cmとすることにより、円柱を太くしたものであ
り、4つの長方形のワイヤ12a〜12dのそれぞれを
等角度おきに配置し且つ点O,Oで4つのワイヤ1
2a〜12dを結合させたものである。
【0018】図2(c)に示すアンテナは、図2(b)
に示すアンテナの点Oに、さらにトップローディング
ワイヤ(キャパシタンスローディングワイヤ)13a〜
13dを付加させたものである。
【0019】図3(a)に示すアンテナは、8つの棒状
のワイヤ15a〜15hのそれぞれを等角度おき(45
度おき)に配置して略逆円錐形を形成し逆円錐の底面に
おける半径を15cmとしたものである。図3(b)に
示すアンテナは、図3(a)に示すアンテナに対して、
高さを変えずに広がりすなわち逆円錐の底面における半
径を30cmとしたものである。
【0020】図3(c)に示すアンテナは、図1に示す
広帯域アンテナ1であり、この広帯域アンテナ1は、4
つの三角形のワイヤ2a〜2dのそれぞれを等角度おき
に配置して略逆円錐形を構成している。各ワイヤ2a〜
2dは、一対の円錐ワイヤ部2a〜2dと1つの底
面ワイヤ部2a〜2dとで構成され、底面ワイヤ部
2a〜2dにより逆円錐形の底面3に相当する面を
閉じている。
【0021】また、逆円錐形の頂点部Oを接地し、給
電点20を頂点部Oの近傍としている。ワイヤ2a〜
2dのそれぞれは、本発明のアンテナ素子に対応し、銅
線等の導体線からなる。
【0022】次に以上説明した各アンテナの特性につい
て説明する。図5は各形状のアンテナのVSWR特性を
示す図である。図5で、横軸は使用周波数を示し、縦軸
はVSWRを示している。図5において、高さ30cm
直径1cmパイプのアンテナ(図2(a))を‘□’
で、直径5cm円柱のアンテナ(図2(b))を‘●’
で、直径5cmトップローディング付きのアンテナ(図
2(c))を‘△’で、逆円錐半径15cm(図3
(a))を‘■’で、逆円錐半径30cm(図3
(b))を‘▲’で、逆円錐半径30cm蓋付き(図3
(c))を‘×’で示した。
【0023】図5に示すように、図1(図3(c))に
示す広帯域アンテナ1は、その他のアンテナよりも、使
用周波数(30MHz〜310MHz)に対するVSW
R(電圧定在波比)が最も小さい。このため、図1に示
す広帯域アンテナ1は、アンテナの高さ寸法が制限され
た中で、より広帯域でインピーダンス整合をとることが
できる。
【0024】これは、底面ワイヤ部2a〜2dを設
けることにより、一対の円錐ワイヤ部2a〜2d
みよりもワイヤを長くし、長いワイヤには電流分布が形
成されやすくなるため、下限周波数に対するVSWRが
より小さくなったと考えられる。このため、実施の形態
のインピーダンス整合回路では、アンテナとして広帯域
アンテナ1を用いている。
【0025】次に図1に示すインピーダンス整合回路に
ついて説明する。図1に示す広帯域アンテナ1の給電点
には第1同軸ケーブル4(本発明の第1同軸線路に対
応)の一端が接続され、該第1同軸ケーブル4の他端に
は、結合回路5が接続されている。この結合回路5には
スタブ回路6と第3同軸ケーブル9を介する50Ω負荷
回路10(本発明の受信回路に対応)とが接続されてい
る。ここで、広帯域アンテナ1の給電点は、広帯域アン
テナ1の頂点部Oとし、第1同軸ケーブル4の信号線
側を給電点に接続し、第1同軸ケーブル4のアース線側
を接地する。
【0026】スタブ回路6は、第2同軸ケーブル7(本
発明の第2同軸線路に対応)とこの第2同軸ケーブル7
の先端を短絡したショート部8とから構成されている。
第2同軸ケーブル7の長さL´は、第1同軸ケーブル4
の長さを零としたときに、使用周波数帯全域にわたって
50Ω負荷回路10の特性インピーダンスに対する不整
合損失が極小となる極小点を検索し、検索された極小点
に基づいて決定されるようになっている。前記特性イン
ピーダンスは、50Ωである。
【0027】また、第1同軸ケーブル4の長さLは、第
2同軸ケーブル7の長さL´が決定されたとき、第1同
軸ケーブル4の線路長を変化させるとともに使用周波数
を変化させたとき、使用周波数帯全域にわたって前記不
整合損失が極小となる極小点に基づいて決定されるよう
になっている。
【0028】図4はスタブ回路の接続位置によるVSW
Rの変化を示す図である。図4で、横軸はスタブの位置
(スタブ回路6が第1同軸ケーブル4に接続される位
置)、すなわち第1同軸ケーブル4の長さ(電気長)を
示し、縦軸はVSWRを示している。VSWRの測定周
波数ポイントは、30MHzから20MHzおきに31
0MHzまでの15ポイントの周波数とした。
【0029】図4に示す例では、第1同軸ケーブル4の
長さを零としたときに、使用周波数帯全域にわたって5
0Ω負荷回路10の特性インピーダンスに対する不整合
損失が極小となる極小点を検索し、検索された極小点に
基づいて第2同軸ケーブル7の長さL´を決定する。こ
のときの第2同軸ケーブル7の長さL´を例えば28.
8cmとする。
【0030】そして、この第2同軸ケーブル7の長さL
´(28.8cm)を固定しておいて、第1同軸ケーブ
ル4の長さを変化させるとともに、使用周波数(30M
Hz〜310MHz)を変化させたときのVSWR(不
整合損失に対応)を測定した。図4から使用周波数帯
(30MHz〜310MHz)にわたってVSWRが極
小となる極小点が存在することがわかる。この極小点か
ら第1同軸ケーブル4の長さが、約6.6mであること
がわかる。
【0031】従って、第1同軸ケーブル4の長さを約
6.6mとし、第2同軸ケーブル7の長さを28.8c
mとすることで、VSWRが使用周波数帯全域にわたっ
て小さくなるので、アンテナの高さ寸法が30cmと制
限された中で、より広帯域でインピーダンス整合をとる
ことができる。
【0032】図5に示すVSWR特性によれば、広帯域
アンテナ1にインピーダンス整合回路を付加したもの
(逆円錐半径30cm整合器付き)のVSWR特性が最
も良好であることがわかる。特に下限周波数でのVSW
Rが非常に小さくなり、周波数が約50MHz以上にお
いて受信アンテナとして実用的になる。
【0033】なお、図5の例では、VSWRが使用周波
数30MHz〜310MHzまでしか示していないが、
実際の特性では800MHz以上においてVSWRを3
以下としている。
【0034】また、図5から、インピーダンス整合回路
をアンテナへ付加することで、下限周波数でのVSWR
が大きく改善されていることがわかる。すなわち、イン
ピーダンス整合回路の下限周波数でのVSWR改善度が
大きい。
【0035】このため、広帯域アンテナ1(逆円錐半径
30cm蓋付き)の代わりに、例えば広帯域アンテナ
(逆円錐半径30cm)あるいは広帯域アンテナ(逆円
錐半径15cm)等をインピーダンス整合回路に接続し
ても良い。このように構成しても下限周波数でのVSW
Rを改善することができる。
【0036】このように実施の形態のインピーダンス整
合回路によれば、広帯域アンテナ1の給電点に第1同軸
ケーブル4の一端を接続し、第1同軸ケーブル4の他端
に、先端が短絡された所定長の第2同軸ケーブル7と5
0Ω負荷回路10とを接続し、第1同軸ケーブル4の線
路長を変化させるとともに使用周波数を変化させたと
き、使用周波数帯全域にわたって50Ω負荷回路10の
特性インピーダンスに対する不整合損失が極小となる極
小点を検索し、検索された極小点に基づいて第1同軸ケ
ーブル4の線路長を決定するので、アンテナの高さ寸法
が制限された中で、より広帯域でインピーダンス整合を
とることができる。
【0037】また、第1同軸ケーブル4の長さを零とし
たときに、使用周波数帯全域にわたって不整合損失が極
小となる極小点を検索し、検索された極小点に基づいて
第2同軸ケーブル7の所定長を決定するので、アンテナ
の高さ寸法が制限された中で、より広帯域でインピーダ
ンス整合をとることができる。
【0038】また、広帯域アンテナ1が複数のワイヤ2
a〜2dにより略逆円錐形を構成するとともに逆円錐形
の底面3に相当する面を閉じ、逆円錐形の頂点部O
接地し、給電点20を頂点部Oの近傍とした。すなわ
ち、複数のワイヤ2a〜2dにより逆円錐形の底面3に
相当する面を閉じることで、ワイヤ2a〜2dが長くな
り、長いワイヤ2a〜2dには電流分布が形成されやす
くなるため、下限周波数に対するVSWRがより小さく
なる。従って、アンテナの高さ寸法が制限された中で、
より広帯域でインピーダンス整合をとることができる広
帯域アンテナ1を提供することができる。
【0039】また、実施の形態の広帯域アンテナ1で
は、1つのアンテナを用いたが、例えば、図6に示すよ
うな広帯域アンテナであっても良い。図6に示す広帯域
アンテナは、第1広帯域アンテナ2−1とこの第1広帯
域アンテナ2−1と対向して配置された第2広帯域アン
テナ2−2とからなり、第1広帯域アンテナ2−1の頂
点部Oを給電部21の一端に接続し、第2広帯域アン
テナ2−2の頂点部O′を給電部21の他端に接続し
たものである。このような広帯域アンテナをインピーダ
ンス整合回路に接続して、広帯域化を図ることもでき
る。
【0040】なお、本発明は前述した実施の形態のイン
ピーダンス整合方法及びインピーダンス整合回路並びに
広帯域アンテナに限定されるものではない。実施の形態
の広帯域アンテナでは、複数のワイヤを用いて逆円錐形
を構成するとともに逆円錐形の底面に相当する面を閉じ
て1つのアンテナを構成したが、例えば、モノポールア
ンテナを逆円錐形にするとともに逆円錐形の底面に相当
する面を閉じて1つのアンテナを構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のインピー
ダンス整合方法及びインピーダンス整合回路によれば、
第1同軸線路の線路長を変化させるとともに使用周波数
を変化させたとき、使用周波数帯全域にわたって受信回
路の特性インピーダンスに対する不整合損失が極小とな
る極小点を検索し、検索された極小点に基づいて第1同
軸線路の線路長を決定するので、決定された線路長の第
1同軸線路と所定長の第2同軸線路とにより使用周波数
帯全域にわたって不整合損失が極小となる。従って、ア
ンテナの高さ寸法が制限された中で、より広帯域でイン
ピーダンス整合をとることができる。
【0042】また、本発明の広帯域アンテナによれば、
1以上のアンテナ素子により逆円錐形の底面に相当する
面を閉じることで、アンテナ素子が長くなり、長いアン
テナ素子には電流分布が形成されやすくなるため、下限
周波数に対する不整合損失がより小さくなる。従って、
アンテナの高さ寸法が制限された中で、より広帯域でイ
ンピーダンス整合をとることができる広帯域アンテナを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のインピーダンス整合回路の構成図
である。
【図2】実施の形態の広帯域アンテナの斜視図である。
【図3】実施の形態の広帯域アンテナの斜視図である。
【図4】スタブ回路の接続位置によるVSWRの変化を
示す図である。
【図5】各形状のアンテナのVSWR特性を示す図であ
る。
【図6】実施の形態の広帯域アンテナの他の例を示す図
である。
【図7】従来のディスコーンアンテナの斜視図である。
【符号の説明】
1 広帯域アンテナ 2a〜2d ワイヤ 3 底面 4 第1同軸ケーブル 5 結合回路 6 スタブ回路 7 第2同軸ケーブル 8 ショート部 9 第3同軸ケーブル 10 50Ω負荷回路 11 モノポールアンテナ 21 給電部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広帯域アンテナの給電点にインピーダン
    ス整合回路を接続して整合をとるインピーダンス整合方
    法であって、 前記広帯域アンテナの給電点に第1同軸線路の一端を接
    続し、該第1同軸線路の他端に、先端が短絡された所定
    長の第2同軸線路と受信回路とを接続し、前記第1同軸
    線路の線路長を変化させるとともに使用周波数を変化さ
    せたとき、使用周波数帯全域にわたって前記受信回路の
    特性インピーダンスに対する不整合損失が極小となる極
    小点を検索し、検索された極小点に基づいて前記第1同
    軸線路の線路長を決定することを特徴とするインピーダ
    ンス整合方法。
  2. 【請求項2】 前記第1同軸線路の長さを零としたとき
    に、前記使用周波数帯全域にわたって前記不整合損失が
    極小となる極小点を検索し、検索された極小点に基づい
    て前記第2同軸線路の所定長を決定することを特徴とす
    る請求項1記載のインピーダンス整合方法。
  3. 【請求項3】 広帯域アンテナの給電点に接続されるイ
    ンピーダンス整合回路であって、 前記広帯域アンテナの給電点に一端が接続され且つ他端
    が受信回路に接続された第1同軸線路と、 前記第1同軸線路の他端に接続され且つ先端が短絡され
    た所定長の第2同軸線路とを備え、 前記第1同軸線路の線路長は、前記第1同軸線路の線路
    長を変化させるとともに使用周波数を変化させたとき、
    使用周波数帯全域にわたって前記受信回路の特性インピ
    ーダンスに対する不整合損失が極小となる極小点に基づ
    いて決定されることを特徴とするインピーダンス整合回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第2同軸線路の所定長は、前記第1
    同軸線路の長さを零としたときに、前記使用周波数帯全
    域にわたって前記不整合損失が極小となる極小点に基づ
    いて決定されることを特徴とする請求項3記載のインピ
    ーダンス整合回路。
  5. 【請求項5】 前記広帯域アンテナは、1以上のアンテ
    ナ素子により略逆円錐形を構成するとともに前記逆円錐
    形の底面に相当する面を閉じ、前記逆円錐形の頂点部を
    接地し、給電点を前記頂点部の近傍としたことを特徴と
    する請求項3または請求項4記載のインピーダンス整合
    回路。
  6. 【請求項6】 1以上のアンテナ素子により略逆円錐形
    を構成するとともに前記逆円錐形の底面に相当する面を
    閉じ、前記逆円錐形の頂点部を接地し、給電点を前記頂
    点部の近傍としたことを特徴とする広帯域アンテナ。
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