JP2002076220A - 電子部品の放熱構造 - Google Patents

電子部品の放熱構造

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JP2002076220A
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JP
Japan
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electronic component
heat
soldering
substrate
seat
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JP2000256215A
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English (en)
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Tomoyuki Honma
智之 本間
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外気中の粉塵や水蒸気が電子部品へ付着するの
を防止すると同時に電子部品の高さ寸法の変動に対して
容易に対応できる放熱構造。 【解決手段】基板4に搭載された電子部品2の周りに半
田付用座3を形成し、略升状にしてその底面を電子部品
2の表面に接触しその外縁部12を半田付用座3に半田
付けして電子部品2を密封するようにおおう放熱部材1
を用いている。電子部品の高さが高い場合は、放熱部材
1と基板4との半田付部に放熱部材1の高さ寸法を調整
するために所定の高さ寸法のロの字型の延長枠を挟み込
んでも良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気部品の放熱構造
に関し、特に基板に搭載された半導体集積回路などの発
熱電気部品を冷却するための放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の放熱構造は、例えば図4
に示すような構造である。図4は特開平8−64732
号公報に記載された従来例の(a)斜視図,(b)断面
図である。
【0003】これらの図において、41はIC、LSI
などの電子部品、42は電子部品41を搭載する基板、
43は電子部品41に取り付けられた放熱フィン、44
は電子部品41と放熱フィン43との間に介在され、両
者間の熱伝導を確保する熱伝導性樹脂もしくは熱伝導性
油脂、45aは放熱フィン43の4つの端部のうちの一
方の側の2つの端部を下方に押え支持する熱伝導体、4
5bは放熱フィン43の4つの端部のうちの前記一方の
側に対向する他方の側の2つの端部を下方に押え支持す
る熱伝導体、46はこれらの熱伝導体45a,45bを
基板42に接合するはんだである。
【0004】熱伝導第45a,45bが放熱フィン43
を押える機構について説明する。今、電子部品41に対
してその上面に熱伝導性樹脂もしくは熱伝導性油脂44
を塗布し、さらにその上面に放熱フィン43を取り付け
る。そしてその放熱フィン43の両側方から熱伝導体4
5a及び45bを、放熱フィン43の4つの端部すべて
を押さえられるように設置する。そして、熱伝導体45
a,45bの脚部すなわち基板42と接する部分を基板
42にはんだ46で接合する。
【0005】放熱フィン43と熱伝導体45a及び45
bとで放熱部材を構成し、電子部品42で発生した熱は
熱伝導性樹脂44を介し放熱フィン41へ伝導され放熱
されると同時に熱伝導体45a及び45bを伝導し基板
42に設けられたサーマルピアからも放熱する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例にお
いては、放熱部材を放熱フィン43と熱伝導体45a及
び45bとで構成している。放熱フィン43を熱伝導体
45a及び45bの4本の柱で支える構造であるので、
柱間の開口部が広くここから外気に含まれる粉塵や水蒸
気が電子部品へ付着し易いという問題がある。特に小型
化された携帯電話基地局用装置などに使用される場合、
これら装置は放熱効率を上げるために積極的に外気を装
置内に導入する構造となっており、発熱する電子部品に
は粉塵や水蒸気が付着し易いという事情がある。そして
これら粉塵や水蒸気が長期間積み重なり付着すると電子
部品の端子部などが腐食するようになる。
【0007】また、放熱部材は放熱フィンと2つの熱伝
導体との3つの部材で構成されているので、部材点数が
多く製造、組立に手間がかかりコスト的に不利となる問
題がある。
【0008】更に、電子部品はその寸法が様々であり、
特に高さ方向が高くなる場合は、熱伝導体の柱長を長く
する必要があり、部品種類数が増加するという問題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品の放熱
構造は基板に搭載された電子部品の周りに半田付用の座
を形成し、略升状にしてその底面を前記電子部品の表面
に接触しその外縁部を前記半田付用の座に半田付けし
て、前記電子部品を密封するようにおおう放熱部材を用
いている。
【0010】前記放熱部材は、材料にアルミ含侵カーボ
ンを用い、前記半田付用の座に半田付けされる外縁部は
ニッケルメッキを施すようにしても良い。
【0011】また、前記電子部品の表面と前記放熱部材
の底面との接触部に伝熱性のシリコンを塗布するように
しても良い。
【0012】また、前記電子部品の表面と前記放熱部材
の底面との接触部に前記電子部品の高さ寸法を調整する
ために材料にアルミ含侵カーボンを用いて作られ所定の
厚みを有する平板を挟みかつこの平板の両面に伝熱性シ
リコンを塗布するようにしても良い。
【0013】また、前記放熱部材と前記基板との半田付
部に前記放熱部材の高さ寸法を調整するために所定の高
さ寸法のロの字型の延長枠を挟み込み接続部をそれぞれ
半田付するようにしても良い。
【0014】更に、前記延長枠は材料にアルミ含侵カー
ボンを用いかつ前記放熱部材側および前記基板側との接
続部に対しニッケルメッキを施し、それぞれ半田付けす
るようにしても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の
形態側を示す(a)分解斜視図(b)断面図である。
【0016】図1において、本放熱構造は、基板4に搭
載された電子部品2の周りに半田付用座3を形成し、略
升状にしてその底面内側を電子部品2の表面に接触しそ
の外縁部12を半田付用座3に半田付けして電子部品2
を密封するようにおおう放熱部材1を用いている。
【0017】そして、電子部品2の表面と放熱部材1の
底面内側との接触部に伝熱性のシリコン5が塗布されて
いる。 また、放熱部材1は、材料に熱伝導の良好な含
侵カーボンを用いて作られ、半田付用座3に半田付けさ
れる外縁部12は半田接着性の良いニッケルメッキが施
されている。
【0018】放熱部材1は升状の底面表側に放熱フィン
11が設けられており、図1(a)に示すように基板4
に搭載された電子部品2をおおうように取付けられる。
そして基板4側の半田付用座3とその外縁部12とが半
田付けされて固定される。この組立てに先立って、あら
かじめ電子部品2の表面あるいは放熱部材1の底面内側
に伝熱性のシリコーン5が塗布されるので、接触面の伝
熱性が確保される。
【0019】電子部品2から発生する熱は放熱部材1へ
伝導して放熱フィン11から大部分放熱されるが、一部
は外縁部12から基板4へ伝導して基板側からも放熱さ
れる。特に本放熱部材1は基板側との接触面積が広いの
で、基板側がサーマルピアなど放熱対策が施されたもの
であれば効果的な放熱が可能である。
【0020】図2は本発明の第2の実施の形態例を示す
断面図である。本例は2つの電子部品6を1つの放熱部
材1で放熱する場合で、特に高さの異なる電子部品6
a,6bの場合に示すものである。高さの低い電子部品
6bに対して電子部品6bの表面と放熱部材1との接触
部に電子部品の高さ寸法を調整するために、材料にアル
ミ含侵カーボン用いて所定の厚みを有するスペーサ7を
挟み、かつこのスペーサ7の両面に伝熱性のシリコン5
が塗布されている。このようにして電子部品6a,6b
の高さを揃えて、共通の放熱部材1への熱伝導を確保し
ている。
【0021】図3は本発明の第3の実施の形態例を示す
断面図である。本例は電子部品8の高さが高く標準の放
熱部材では対応できない場合に適用するものである。即
ち、放熱部材1と基板4との半田付部に放熱部材1の高
さ寸法を調整するために所定の高さ寸法のロの字型の延
長枠9を挟み込みそれぞれ接続部を半田付している。
【0022】そして延長枠9は材料に放熱部材1と同じ
熱伝導の良好なアルミ含侵カーボンを用い、かつ放熱部
材側および基板側との接続部に対し半田接着性の良いニ
ッケルメッキを施し、それぞれ半田付けして固定してい
る。本例は標準の高さの放熱部材に対し、延長枠9を付
加することにより高さ方向を延長するためのもので、あ
らかじめ高さ寸法の異なる延長枠を必要種類用意してお
くことにより、電子部品2の高さの変化に対して容易に
対応することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子部品の
放熱構造は、電子部品を密封するようにおおう放熱部材
を用いているので、外部からの粉塵や水蒸気が電子部品
に付着することがなく、従って電子部品が腐食すること
がないという効果がある。また、放熱部材は一体構造で
あり、製造組立が容易であり低コストにできるという効
果がある。更に電子部品の高さは寸法の変化に対しても
スペーサあるいは延長枠を用いて容易に対応することが
でき、放熱部材が標準化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す(a)分解斜視
図、(b)断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す(a)斜視図,(b)断面図であ
る。
【符号の説明】
1 放熱部材 2、6、8 電子部品 3 半田付用座 4 基板 5 シリコン 7 スペーサ 9 延長枠 11 放熱フィン 12 外縁部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に搭載された電子部品の周りに半田
    付用の座を形成し、略升状にしてその底面内側を前記電
    子部品の表面に接触しその外縁部を前記半田付用の座に
    半田付けして前記電子部品を密封するようにおおう放熱
    部材を用いることを特徴とする電子部品の放熱構造。
  2. 【請求項2】 前記放熱部材は、材料にアルミ含侵カー
    ボンを用い、前記半田付用の座に半田付される外縁部は
    ニッケルメッキを施すことを特徴とする請求項1記載の
    電子部品の放熱構造。
  3. 【請求項3】 前記電子部品の表面と前記放熱部材の底
    面との接触部に伝熱性のシリコンを塗布することを特徴
    とする請求項1あるいは2記載の電子部品放熱構造。
  4. 【請求項4】 前記電子部品の表面と前記放熱部材の底
    面との接触部に前記電子部品の高さ寸法を調整するため
    に材料にアルミ含侵カーボン用いて作られ所定の厚みを
    有する平板を挟みかつこの平板の両面に電熱性シリコン
    を塗布することを特徴とする請求項1記載の電子部品の
    放熱構造。
  5. 【請求項5】 前記放熱部材と前記基板との半田付部に
    前記放熱部材の高さ寸法を調整するために所定の高さ寸
    法のロの字型の延長枠を挟み込み接続部をそれぞれ半田
    付することを特徴とする請求項1記載の電子部品の放熱
    構造。
  6. 【請求項6】 前記延長枠は材料にアルミ含侵カーボン
    を用い、かつ前記放熱部材側および前記基板側との接続
    部に対しニッケルメッキを施し、それぞれ半田付けする
    ことを特徴とする請求項5記載の電子部品の放熱構造。
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Effective date: 20030311