JP2002075826A - 荷電粒子線露光装置 - Google Patents

荷電粒子線露光装置

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JP2002075826A
JP2002075826A JP2000256777A JP2000256777A JP2002075826A JP 2002075826 A JP2002075826 A JP 2002075826A JP 2000256777 A JP2000256777 A JP 2000256777A JP 2000256777 A JP2000256777 A JP 2000256777A JP 2002075826 A JP2002075826 A JP 2002075826A
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wafer
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Kenji Morita
憲司 守田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷電粒子線の照射状態を長期にわたって正確
に検出することができるよう改良を加えた荷電粒子線露
光装置を提供する。 【解決手段】 反射電子検出器カバー51の中心部に
は、細長い円筒部分53が存在する。円筒部分53の下
端には、円形の平板状をしたカバー板55が固定されて
いる。カバー板55の電子ビームの通路孔55aの四方
には、四角い反射電子通路孔55bが4個貫通するよう
に設けられている。反射電子検出器カバー51を駆動装
置65で回動し、反射電子通路孔55bを通過した反射
電子33が反射電子検出器22に当たるように調整し、
マーク位置の確認を行う。また、そこから約45度だけ
回動し、反射電子33が反射電子検出器22に当たらな
いように調整し、露光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路な
どのリソグラフィーに用いられる荷電粒子線露光装置に
関する。特には、荷電粒子線の照射状態を長期にわたっ
て正確に検出することができるよう改良を加えた荷電粒
子線露光装置に関する。なお、ここでいう荷電粒子線に
は電子線やイオンビーム等を含む。
【0002】
【従来の技術】現在のところ、半導体集積回路のリソグ
ラフィーにおける各ウェハ(感応基板)への露光は、紫
外線を用いるいわゆるステッパーによるものが主流であ
る。電子線露光は、ステッパーにパターン原版として装
着されるマスクの描画には用いられているが、ウェハの
量産リソグラフィー工程にはまだ用いられていない。し
かし、最近では、より高集積・超微細のパターンを露光
するため、各ウェハの露光にも電子線転写露光を用いる
との提案がなされている。
【0003】ところで、電子線露光はスループットが低
いのが欠点とされており、その欠点を解消すべく様々な
技術開発がなされてきた。現在では、セルプロジェクシ
ョン、キャラクタープロジェクションあるいはブロック
露光と呼ばれる図形部分一括露光方式が実用化されてい
る。図形部分一括露光方式では、繰り返し性のある回路
小パターン(ウェハ上で5μm 角程度)を、同様の小パ
ターンが複数種類形成されたマスクを用いて、1個の小
パターンを一単位として繰り返し転写露光を行う。しか
し、この方式でも、繰り返し性のないパターン部分につ
いては可変成形方式の描画を行う。そのため、ウェハの
量産リソグラフィー工程で望まれる程度のスループット
は得られない。
【0004】図形部分一括露光方式よりも飛躍的に高ス
ループットをねらう電子線転写露光方式として、一個の
半導体チップ全体の回路パターンを備えたマスクを準備
し、そのマスクのある範囲に電子線を照射し、その照射
範囲のパターンの像を投影レンズにより縮小転写する電
子線縮小転写装置が提案されている。
【0005】この種の装置では、マスクの全範囲に一括
して電子線を照射して一度にパターンを転写しようとす
ると、精度良くパターンを転写することができない。ま
た、原版となるマスクの製作が困難である。そこで、最
近精力的に検討されている方式は、1ダイ(ウェハ上の
チップ)又は複数ダイを一度に露光するのではなく、光
学系としては大きな光学フィールドを持つが、パターン
は小さな領域(サブフィールド)に分割して転写露光す
るという方式である(ここでは分割転写方式と呼ぶこと
とする)。この際この小領域毎に、被露光面上に結像さ
れる前記小領域の像の焦点やフィールドの歪み等の収差
等を補正しながら露光する。これにより、ダイ全体の一
括転写に比べて、光学的に広い領域にわたって解像度並
びに精度の良い露光を行うことができる。
【0006】このような電子線露光装置では装置の電子
光学系のキャリブレーションやウェハのアライメントの
ために、照射した電子線により生じるウェハ面(あるい
はステージに設置したフィジシャルマーク面)からの反
射電子や2次電子を検出する検出器を、ウェハ面上方に
設置するのが一般的である。このような検出器によっ
て、ウェハ面やステージ上に設置したマークと照射ビー
ムの相対位置やビームの大きさ・傾き・形状、ビームの
ボケ具合などを検出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】露光中には、ビームの
エネルギによりレジストが蒸発して検出器の表面に付着
する。そのため、露光装置を長時間使用すると、検出器
の表面にコンタミネーションがたまってしまう。これに
より、反射電子の検出精度が低下し、パターン形成精度
が低下してしまう。また、このような汚れを取り除くた
めに、従来は露光装置を分解して汚れた部分を洗浄し、
再組立を行う方法がとられていた。しかし、特に、検出
器は分解・洗浄・再組立が容易ではない。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、荷電粒子線の照射状態を長期にわたっ
て正確に検出することができるよう改良を加えた荷電粒
子線露光装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の荷電粒子線露光装置は、 レジストを塗布
したウェハ等の感応基板に荷電粒子線を選択的に照射し
てパターンを形成する荷電粒子線露光装置であって;
前記感応基板に照射される荷電粒子線の作用により該基
板が発する物理作用を検出する検出器を備え、 該検出
器と前記感応基板との間に、開閉式の保護シャッターが
設けられていることを特徴とする。保護シャッターによ
り、検出器に付着するコンタミネーションを低減するこ
とができる。その結果、検出器の洗浄や取り替え等のメ
ンテナンスの手間を省くことができる。また、長期にわ
たって荷電粒子線の正確なコントロールが可能となる。
【0010】上記荷電粒子線露光装置においては、 前
記検出器を用いて前記荷電粒子線の調整やアライメント
を行う際には前記シャッターを開としておき、前記感応
基板にパターン形成する際には前記シャッターを閉とし
ておくことが好ましい。コンタミネーションの多い露光
中はシャッターで検出器をカバーしておき、アライメン
ト等の時のみ検出器を露出させるので検出器の汚れを低
減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。まず、分割転写方式の電子線投影露光技術の概要を
図面を参照しつつ説明する。以下では、レチクル転写露
光方式の場合で説明を進めるが、本発明の大部分の基本
的手法はレチクルを用いずに直接露光する方式にも適用
される。
【0012】図4は、分割転写方式の電子線投影露光装
置の光学系全体における結像関係及び制御系の概要を示
す図である。図5は、反射電子検出器の平面図である。
光学系の最上流に配置されている電子銃1は、下方に向
けて電子線を放射する。電子銃1の下方には2段のコン
デンサレンズ2、3が備えられており、電子線は、これ
らのコンデンサレンズ2、3によって収束されブランキ
ング開口7にクロスオーバーC.O.を結像する。
【0013】二段目のコンデンサレンズ3の下には、矩
形開口4が備えられている。この矩形開口(照明ビーム
成形開口)4は、レチクル(マスク)10の一つのサブ
フィールド(露光の1単位となるパターン小領域)を照
明する照明ビームのみを通過させる。この開口4の像
は、レンズ9によってレチクル10に結像される。
【0014】ビーム成形開口4の下方には、ブランキン
グ偏向器5が配置されている。同偏向器5は、必要時に
照明ビームを偏向させてブランキング開口7の非開口部
に当て、ビームがレチクル10に当たらないようにす
る。ブランキング開口7の下には、照明ビーム偏向器8
が配置されている。この偏向器8は、主に照明ビームを
図4の横方向(X方向)に順次走査して、照明光学系の
視野内にあるレチクル10の各サブフィールドの照明を
行う。偏向器8の下方には、照明レンズ9が配置されて
いる。照明レンズ9は、レチクル10上にビーム成形開
口4を結像させる。
【0015】レチクル10は、実際には光軸垂直面内
(X−Y面)に広がっており、多数のサブフィールドを
有する。レチクル10上には、全体として一個の半導体
デバイスチップをなすパターン(チップパターン)が形
成されている。もちろん、複数のレチクルに1個の半導
体デバイスチップをなすパターンを分割して配置しても
良い。レチクル10は移動可能なレチクルステージ11
上に載置されており、レチクル10を光軸垂直方向(X
Y方向)に動かすことにより、照明光学系の視野よりも
広い範囲に広がるレチクル上の各サブフィールドを照明
することができる。レチクルステージ11には、レーザ
干渉計を用いた位置検出器12が付設されており、レチ
クルステージ11の位置をリアルタイムで正確に把握す
ることができる。
【0016】レチクル10の下方には投影レンズ15及
び19並びに偏向器16が設けられている。レチクル1
0の1つのサブフィールドを通過した電子線は、投影レ
ンズ15、19、偏向器16によってウェハ23上の所
定の位置に結像される。ウェハ23上には、適当なレジ
ストが塗布されており、レジストに電子線のドーズが与
えられ、レチクル上のパターンが縮小されてウェハ23
上に転写される。
【0017】レチクル10とウェハ23の間を縮小率比
で内分する点にクロスオーバーC.O.が形成され、同クロ
スオーバー位置にはコントラスト開口18が設けられて
いる。同開口18は、レチクル10の非パターン部で散
乱された電子線がウェハ23に到達しないよう遮断す
る。
【0018】ウェハ23の直上には反射電子検出器22
が配置されている。反射電子検出器22は、図5に示す
ように、電子ビームの通路孔21の周りの図の上下左右
に計4個配置されている。この反射電子検出器22は、
ウェハ23の被露光面やステージ上のマークで反射され
る電子の量を検出する。例えばレチクル10上のマーク
パターンを通過したビームでウェハ23上のマークを走
査し、その際のマークからの反射電子を検出することに
より、レチクル10と23の相対的位置関係を知ること
ができる。
【0019】ウェハ23は、静電チャック(図示され
ず)を介して、XY方向に移動可能なウェハステージ2
4上に載置されている。上記レチクルステージ11とウ
ェハステージ24とを、互いに逆の方向に同期走査する
ことにより、投影光学系の視野を越えて広がるチップパ
ターン内の各部を順次露光することができる。なお、ウ
ェハステージ24にも、上述のレチクルステージ11と
同様の位置検出器25が装備されている。
【0020】上記各レンズ2、3、9、15、19及び
各偏向器5、8、16は、各々のコイル電源制御部2
a、3a、9a、15a、19a及び5a、8a、16
aを介してコントローラ31によりコントロールされ
る。また、レチクルステージ11及びウェハステージ2
4も、ステージ制御部11a、24aを介して、コント
ローラ31により制御される。ステージ位置検出器1
2、25は、アンプやA/D変換器等を含むインターフ
ェース12a、25aを介してコントローラ31に信号
を送る。また、反射電子検出器22も同様のインターフ
ェース22aを介してコントローラ31に信号を送る。
【0021】コントローラ31は、ステージ位置の制御
誤差を把握し、その誤差を像位置調整偏向器16で補正
する。これにより、レチクル10上のサブフィールドの
縮小像がウェハ23上の目標位置に正確に転写される。
そして、ウェハ23上で各サブフィールド像が繋ぎ合わ
されて、レチクル上のチップパターン全体がウェハ上に
転写される。
【0022】電子ビームを照射したウェハから発せられ
る反射電子を反射電子検出器により検出する様子につい
て説明する。図6(A)は、電子ビームを照射したウェ
ハから発せられる反射電子を反射電子検出器により検出
する様子を示す模式図であり、図6(B)は、図6
(A)に示す反射電子検出器によって検出された反射電
子の信号強度とビーム照射位置との関係を示すグラフで
ある。
【0023】図6(A)の上方には、2つの反射電子検
出器22が示されている。反射電子検出器22として
は、pn接合やpin接合の半導体を使用した半導体反
射電子検出器を用いるのが一般的である。この反射電子
検出器22は、荷電粒子線露光装置に内蔵される。
【0024】反射電子検出器22の下方には、シリコン
等の軽元素からなるウェハ23が示されている。ウェハ
23上には、金、タンタル等の重元素からなるマーク3
5が形成されている。ウェハ23表面に電子ビームEB
を入射し、このEBを矢印37のようにスキャンする。
マーク35に入射した電子は、反射電子(後方散乱電
子)33を発生させる。この反射電子33は反射電子検
出器22により検出される。
【0025】反射電子検出器22の内部において、入射
された反射電子33がそのエネルギに応じた増幅率で増
幅され、図6(B)に示すように、それに応じた検出信
号が発生する。ここで、反射電子33の強度は、ウェハ
23上の物質によって異なる。つまり、ウェハ23上を
電子ビームでスキャンした際、電子ビームで照射される
物質が変化すると、そこから発生する反射電子の強度も
変化することとなる。この性質を利用することにより、
ウェハ23上のマークを検出することができる。これに
より、荷電粒子線露光を行う前に、ウェハ23上のマー
ク35を反射電子検出器22によって検出することによ
りウェハ23の位置合わせを行うことができる。
【0026】次に、本発明の実施の形態に係る荷電粒子
線露光装置について説明する。図1は、本発明の第1の
実施の形態に係る荷電粒子線露光装置の概略を示す全体
構成図である。図2は、同露光装置に用いる反射電子検
出器カバーの全体構成を示す斜視図である。図1には、
本発明の第1の実施の形態に係る荷電粒子線露光装置4
1が示されている。荷電粒子線露光装置41には、上方
から順に、電子銃1、コンデンサレンズ2、3、レチク
ル10、投影レンズ15、19等が示されている。荷電
粒子線露光装置41の下部には、ウェハチャンバー43
が設けられている。ウェハチャンバー43の下部には、
ウェハステージ24が設置されており、ウェハ23が載
置されている。ウェハ23上には、マーク35が形成さ
れている。ウェハ23の上方には、反射電子検出器22
が設けられている。ウェハ23からの反射電子33が反
射電子検出器22により検出される。
【0027】この実施の形態においては、レチクル10
の下方からウェハ23の上方にかけて、反射電子検出器
カバー51が設けられている。反射電子検出器カバー5
1は、磁気レンズ等に影響の無い非磁性体であるリン青
銅等からなる。なお、反射電子検出器カバー51は、図
示せぬベアリング等により露光装置41内に回動可能に
固定されている。
【0028】図2に詳しく示すように、反射電子検出器
カバー51の中心部には、細長い円筒部分53が存在す
る。円筒部分53の下端には、円板状をしたカバー板5
5が固定されている。カバー板55の中央部には、円形
の電子ビームの通路孔55aが貫通するように開けられ
ている。円筒部分53及び電子ビームの通路孔55a内
を電子ビームが通過する。カバー板55の電子ビームの
通路孔55aの四方には、四角い反射電子通路孔55b
が4個貫通するように設けられている。反射電子通路孔
55bは、反射電子検出器カバー51をある角度だけ回
転した際に、そこを通過した反射電子33が反射電子検
出器22に当たるような位置に配置されている。円筒部
分53の上方には、ギア57が設けられている。
【0029】ギア57の図の左方には、ギア61が配置
されており、ギア57と噛み合っている。ギア61に
は、軸63を介して、光学系のチャンバー室の外部に設
けられたモータ等の駆動装置65が接続されている。軸
63の光学系のチャンバー室を貫通する部分には、シー
ル63aが施されており、チャンバー室内を高真空に保
っている。
【0030】反射電子検出器カバー51の動作について
説明する。図3は、反射電子検出器カバー51のカバー
板55を下方から見た図である。図3(A)はマーク検
出時の状態を示し、図3(B)は露光時の状態を示す。
図3には、円形のカバー板55の下面が示されている。
カバー板55には、中央に電子ビームの通路孔55a、
その周りに反射電子通路孔55bが示されている。ま
た、カバー板55の上方に存在する4個の反射電子検出
器22が示されている。
【0031】図3(A)においては、反射電子検出器カ
バー51を駆動装置65で回動し、反射電子通路孔55
bを通過した反射電子33が反射電子検出器22に当た
るように調整されている。この状態でマーク位置の確認
を行うことができる。図3(B)においては、図3
(A)の状態から反射電子検出器カバー51を駆動装置
65で約45度だけ回動し、反射電子通路孔55bを通
過した反射電子33が反射電子検出器22に当たらない
ように調整されている。この状態で露光を行えば、レジ
スト蒸発物等のコンタミネーションが反射電子検出器2
2に付着するのを防ぐことができる。
【0032】この実施の形態においては、4個の反射電
子検出器22を用いたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、その数や位置関係等において様々な変更を
加えることができる。それに応じて、反射電子検出器カ
バー51の形状や反射電子通路孔55bの数や位置関係
等、並びに、反射電子検出器カバー51の回動角度等に
おいて様々な変更を加えることができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態に係る反
射電子検出器カバーについて説明する。図7は、本発明
の第2の実施の形態に係る反射電子検出器カバーを示す
図である。この実施の形態の特徴は、反射電子検出器カ
バーの駆動装置を露光装置内に配置したことである。
【0034】図7には、本発明の第2の実施の形態に係
る反射電子検出器カバー71が示されている。反射電子
検出器カバー71は、第1の実施の形態と同じように、
円筒部分73とカバー板75を有する。この実施の形態
においては、カバー板75の側面は、ギアとなってい
る。また、円筒部分73の中央付近にXY平面に広がる
円板状のベース板74が設けられている。ベース板74
は、端部に設けられたベアリング72を介して、露光装
置に回動可能に固定されている。ベース板74の図の右
方には、後述する軸83を通すための円弧状の孔74a
が貫通するように開けられている。
【0035】円筒部分73の図の右方には、駆動装置8
5が示されている。駆動装置85は、ブラケット86を
介して、露光装置に固定されている。駆動装置85の下
方には、軸83を介して、ギア81が設けられている。
ギア81は、カバー板75と噛み合っている。
【0036】この実施の形態においては、駆動装置85
によりギア81が回動すると、カバー板75と円筒部分
73及びベース板74が一体となって回動する。これに
より、図3(A)の状態と図3(B)の状態の切り替え
を行うことができる。
【0037】以上図1〜図7を参照しつつ、本発明の実
施の形態に係る荷電粒子線露光装置について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な変
更を加えることができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、荷電粒子線の反射電子を長期にわたって正確
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る荷電粒子線露
光装置の概略を示す全体構成図である。
【図2】同露光装置に用いる反射電子検出器カバーの全
体構成を示す斜視図である。
【図3】反射電子検出器カバー51のカバー板55を下
方から見た図である。図3(A)はマーク検出時の状態
を示し、図3(B)は露光時の状態を示す。
【図4】分割転写方式の電子線投影露光装置の光学系全
体における結像関係及び制御系の概要を示す図である。
【図5】図5は、反射電子検出器の平面図である。
【図6】図6(A)は、電子ビームを照射したウェハか
ら発せられる反射電子を反射電子検出器により検出する
様子を示す模式図であり、図6(B)は、図6(A)に
示す反射電子検出器によって検出された反射電子の信号
強度とビーム照射位置との関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る反射電子検出
器カバーを示す図である。
【符号の説明】
1 電子銃 2,3 コンデ
ンサレンズ 4 照明ビーム成形開口 5 ブランキ
ング偏向器 7 ブランキング開口 8 照明ビー
ム偏向器 9 コンデンサレンズ 10 レチクル
(マスク) 11 レチクルステージ 12 レチクル
ステージ位置検出器 15 第1投影レンズ 16 像位置調
整偏向器 18 コントラスト開口 19 第2投影
レンズ 21 電子ビームの通路孔 22 反射電子
検出器 23 ウェハ 24 ウェハス
テージ 25 ウェハステージ位置検出器 31 コントロ
ーラ 33 反射電子 35 マーク 37 スキャン方向 41 荷電粒子線露光装置 43 ウェハチ
ャンバー 51 反射電子検出器カバー 53 円筒部分 55 カバー 55a 電子ビ
ームの通路孔 55b 反射電子通路孔 57 ギア 61 ギア 63 軸 65 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 37/305 H01L 21/30 541U

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジストを塗布したウェハ等の感応基板
    に荷電粒子線を選択的に照射してパターンを形成する荷
    電粒子線露光装置であって; 前記感応基板に照射される荷電粒子線の作用により該基
    板が発する物理作用を検出する検出器を備え、 該検出器と前記感応基板との間に、開閉式の保護シャッ
    ターが設けられていることを特徴とする荷電粒子線露光
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出器を用いて前記荷電粒子線の調
    整やアライメントを行う際には前記シャッターを開とし
    ておき、前記感応基板にパターン形成する際には前記シ
    ャッターを閉としておくことを特徴とする請求項1記載
    の荷電粒子線露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3306646A4 (en) * 2015-06-08 2019-01-23 Nikon Corporation DEVICE FOR IRRADIATION WITH LOADED PARTICLE BEAM AND DEVICE MANUFACTURING METHOD

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