JP2002075045A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2002075045A
JP2002075045A JP2000256641A JP2000256641A JP2002075045A JP 2002075045 A JP2002075045 A JP 2002075045A JP 2000256641 A JP2000256641 A JP 2000256641A JP 2000256641 A JP2000256641 A JP 2000256641A JP 2002075045 A JP2002075045 A JP 2002075045A
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JP2000256641A
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Jun Kumagai
潤 熊谷
Akio Okude
章雄 奥出
Hiroshi Noro
浩史 野呂
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路部品の発熱による温度上昇を抑え、さらに
出力線からのノイズによる制御回路の誤動作を防ぐ。 【解決手段】比較的に発熱量の多い第1の部品群Aをプ
リント基板20の長手方向に沿った一端縁近傍の表面に
一列に並べて配置し、比較的に発熱量の少ない第2の部
品群Bをプリント基板20の長手方向に沿った他端縁近
傍の表面に配置する。プリント基板20は第1の部品群
Aが鉛直上方に位置し、第2の部品群Bが鉛直下方に位
置するとともに出力端子T3,T4の設けられた端部が
支柱3の近傍に位置するように外郭1内に立てて収容さ
れる。よって、他の回路部品の発する熱の影響を受け難
くして第1の部品群Aの温度上昇を低く抑え、さらに出
力線18から発するノイズの回路部品への影響を抑えて
制御回路15,16の誤動作を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電軌道ダクトか
ら電源供給を受けて光源を点灯する照明器具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、配電軌道ダクトから電源供給を受
けて光源を点灯する照明器具にあっては、配電軌道ダク
トの下方に配置される外郭が、配電軌道ダクトから供給
される電源を降圧して光源たる白熱灯やハロゲンランプ
等を点灯するダウントランス部を配電軌道ダクトの下面
よりも下方に位置させる大きさを有するものであった。
従って、外郭の寸法も大きくなってしまい、外観上好ま
しくないという問題を有していた。
【0003】これに対して本出願人は、ダウントランス
部を収容する外郭の少なくとも一部を配電軌道ダクトの
下面開口を含む水平面より配電軌道ダクト側に位置する
ように配設することで外観上の見栄えを良くした照明器
具を既に提案している(特開平11−111040号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成においては、ダウントランス部等の回路を構成する回
路部品の発熱による温度上昇のために小型化が難しいと
いう問題があった。
【0005】また、光源として高圧放電灯を使用する場
合、点灯回路と高圧放電灯を接続する出力線に、高圧放
電灯の始動時に高圧パルス電圧が印可されることによっ
てノイズが発生し、このノイズが点灯回路が具備する制
御回路等に影響を及ぼして誤動作するという問題があ
る。
【0006】請求項1の発明は上記前者の問題に鑑みて
為されたものであり、その目的とするところは、回路部
品の発熱による温度上昇を抑えることができる照明器具
を提供することにある。
【0007】また請求項13の発明は上記後者の問題に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
出力線からのノイズによる制御回路の誤動作を防ぐこと
ができる照明器具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、光源と、光源を点灯する点灯回
路部と、点灯回路部を構成する複数の回路部品が実装さ
れたプリント基板と、プリント基板を収容する外郭と、
外郭に設けられて点灯回路部に電気的に接続されるとと
もに配電軌道ダクトに電気的及び機械的に連結されるプ
ラグ部とを備え、複数の回路部品の内で通電中の発熱量
が比較的に多い第1の部品群が外郭内における鉛直上方
に位置し、通電中の発熱量が比較的に少ない第2の部品
群が外郭内における鉛直下方に位置するようにプリント
基板を外郭内に配置したことを特徴とし、第1及び第2
の部品群の発する熱を外郭の上方向へ逃がすことによ
り、特に第1の部品群の温度上昇を抑えることができ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、プリント基板の法線が水平面と略平行となるように
プリント基板を外郭内に配置したことを特徴とし、請求
項1の発明と同様の作用を奏する。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、複数の回路部品の内で比較的に軽量である部品を第
1の部品群とし、比較的に重量である部品を第2の部品
群としたことを特徴とし、プリント基板の鉛直方向下部
を支点としたモーメントを減少させ、製造ばらつきから
生じる外郭内でのプリント基板の傾きに因ってプリント
基板や回路部品にかかるストレスを抑制することができ
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、第1の部品群に放熱板を取り付けたこ
とを特徴とし、第1の部品群の発する熱を放熱板により
放熱して第1の部品群の温度上昇をさらに抑えることが
できる。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、放熱板をプリント基板に固定したことを特徴とし、
放熱板をプリント基板に固定することでプリント基板の
撓みを防ぐことができる。
【0013】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、外郭内の鉛直方向において第1の部品
群と第2の部品群との間に遮熱部材を設けたことを特徴
とし、第2の部品群の発する熱を遮熱部材で遮熱するこ
とで第1の部品群の温度上昇をさらに抑えることができ
る。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、遮熱部材として第2のプリント基板を用い、この第
2のプリント基板上に回路部品の一部を実装したことを
特徴とし、プリント配線の引き回しを簡略化することが
できる。
【0015】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、点灯回路部は配電軌道ダクトから供給される電源を
スイッチングする1乃至複数のスイッチング素子と、ス
イッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路
とを少なくとも具備し、この制御回路を構成する集積回
路を第2のプリント基板の鉛直上方の面に実装したこと
を特徴とし、発熱部品である集積回路の発する熱を上方
へ逃がして温度上昇を抑えることができる。
【0016】請求項9の発明は、請求項1又は2の発明
において、複数の回路部品の内で比較的に重量である部
品を第1の部品群とし、比較的に軽量である部品を第2
の部品群としたことを特徴とし、請求項1又は2の発明
と同様の作用を奏する。
【0017】請求項10の発明は、請求項1〜8の何れ
かの発明において、第1の部品群は点灯回路部を構成す
る半導体部品からなることを特徴とし、請求項1〜8の
何れかの発明と同様の作用を奏する。
【0018】請求項11の発明は、請求項1〜8の何れ
かの発明において、第2の部品群は点灯回路部を構成す
る磁気回路部品からなることを特徴とし、請求項1〜8
の何れかの発明と同様の作用を奏する。
【0019】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかの発明において、光源は高圧放電灯からなり、点灯
回路部は少なくとも限流要素及び始動用の高圧パルス電
圧を発生する高圧パルス電圧発生回路を含む電子安定器
からなることを特徴とし、白熱灯やハロゲンランプ等を
光源とする従来例に比較して、長寿命で経済的に優れる
とともに高効率且つ高演色性の照明器具が実現できる。
【0020】請求項13の発明は、上記目的を達成する
ために、高圧放電灯と、高圧放電灯を点灯する点灯回路
部と、点灯回路部を構成する複数の回路部品が実装され
たプリント基板と、プリント基板を収容する外郭と、外
郭に設けられて点灯回路部に電気的に接続されるととも
に配電軌道ダクトに電気的及び機械的に連結されるプラ
グ部とを備え、点灯回路部は、配電軌道ダクトから供給
される電源をスイッチングする1乃至複数のスイッチン
グ素子、スイッチング素子のスイッチング動作を制御す
る制御回路並びに始動用の高圧パルス電圧を発生する高
圧パルス電圧発生回路を少なくとも具備してなり、点灯
回路部から高圧放電灯への出力線を、制御回路の近傍を
通らないように外郭内に配線したことを特徴とし、始動
時に高電圧が印加される出力線が制御回路の近傍を通ら
ないようにしているから、出力線のノイズによる影響を
受け難くして制御回路の誤動作を防ぐことができる。
【0021】請求項14の発明は、請求項12又は13
の発明において、高圧放電灯を電気的且つ機械的に保持
する灯具をプリント基板における出力線の引き出し部近
傍に設けたことを特徴とし、出力線の長さを短くしてノ
イズを低減することができる。
【0022】請求項15の発明は、請求項12又は13
又は14の発明において、出力線からのノイズを遮蔽す
る遮蔽部材を外郭内に設けたことを特徴とし、出力線の
ノイズによる影響をさらに受け難くして制御回路の誤動
作をより確実に防ぐことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を実
施形態により詳細に説明する。
【0024】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
の概略構成を示す断面図である。この図1に示すように
本実施形態の照明器具は、配電軌道ダクト30に着脱自
在に取り付けて給電される、所謂ダクト取付型の照明器
具であって、水銀ランプ、高圧ナトリウムランプ、メタ
ルハライドランプ等のHIDランプ(高輝度放電ラン
プ)からなる高圧放電灯(図示せず)と、高圧放電灯を
点灯する点灯回路部10と、点灯回路部10を構成する
複数の回路部品が実装されたプリント基板20と、プリ
ント基板20を収容する外郭1と、外郭1の上部に設け
られて点灯回路部10に電気的に接続されるとともに配
電軌道ダクト30に電気的及び機械的に連結されるプラ
グ部2と、外郭1の下面より垂設された支柱3と、支柱
3の下端部に回動自在に設けられ、高圧放電灯が装着さ
れるソケット4a並びに反射鏡4bが内側に配設された
灯具4とを備えている。なお、配電軌道ダクト30は天
井面に固定して配設され、内側に配設されている導体3
1に商用交流電源が給電されるものである。
【0025】外郭1は長尺の矩形箱形であって、長手方
向に対向する一端側の上部にプラグ部2が設けられ、同
じ一端側の下部から支柱3が垂設されている。なお、プ
ラグ部2と支柱3とは鉛直方向における同軸上に配置し
てある。また、プラグ部2は配電軌道ダクト30の導体
31と電気的に接続する接続片2aを備えており、配電
軌道ダクト30と連結されたときに接続片2aが導体3
1と接続されるようになっている。なお、外郭1の長手
方向に対向する他端側の上面には、配電軌道ダクト30
の下面に当接して外郭1のがたつきを抑える当接部5が
突設されている。
【0026】一方、図3は点灯回路部10の基本的な回
路構成を示す回路構成図であり、まず、図3を参照して
本実施形態の点灯回路部10について説明する。
【0027】この点灯回路部10は少なくとも限流要素
及び始動用の高圧パルス電圧を発生する高圧パルス電圧
発生回路14を含む電子安定器からなり、昇圧チョッパ
で構成された直流電源回路11と、限流要素に相当する
降圧チョッパ回路12と、極性反転回路13と、高圧パ
ルス電圧発生回路14と、降圧チョッパ回路12のスイ
ッチング素子Q2の駆動制御を行うための制御回路15
と、直流電源回路11のスイッチング素子Q1の駆動制
御を行うための制御回路6とを備える。
【0028】直流電源回路11は、配電軌道ダクト30
を介して供給される商用交流電源ACを全波整流器DB
で全波整流して得られる脈流電圧をインダクタンス素子
L1、ダイオードD1、コンデンサC1、MOSFET
などのスイッチング素子Q1により構成される所謂昇圧
チョッパ回路により直流電圧に変換するようになってい
る。
【0029】降圧チョッパ回路12は数10kHzでオ
ン・オフするMOSFETなどのスイッチング素子Q
2、ダイオードD2、インダクタンス素子L2で構成さ
れ、その出力電流I3は三角波状となる。そのインダク
タンス素子L2の2次巻線に発生する電圧は直列接続さ
れている抵抗R4を介して出力電流I3の検出出力とし
て制御回路5へ送られ、制御回路5を通じ降圧チョッパ
回路12のスイッチング素子Q2をゼロクロススイッチ
ング駆動制御するためのフィードバック信号となる。ま
た、コンデンサC2は、降圧チョッパ回路12の出力電
流から高周波成分を除去するものである。
【0030】極性反転回路13は前段の降圧チョッパ回
路12からの直流出力を、MOSFETのようなスイッ
チング素子Q3〜Q6で構成されるフルブリッジ回路に
より、低周波の矩形波交流電圧に変換し、数100Hz
の低周波の矩形波交流電流を高圧放電灯LAに供給す
る。なお、スイッチング素子Q3〜Q6は制御回路15
によって駆動制御される。また、高圧パルス電圧発生回
路14は、パルストランスPTを介して始動時に高圧放
電灯LAを絶縁破壊させるための高圧パルス電圧を発生
させ、高圧放電灯LAの点灯後は動作を停止する。
【0031】制御回路15は、降圧チョッパ回路12の
インダクタンス素子L2の2次巻線電圧を検出し、イン
ダクタンス素子L2に流れる電流が略ゼロとなったとき
にトリガパルスを発生させ、このトリガパルスに応じて
スイッチング素子Q2を駆動させるための所定の信号
(PWM信号)を発生させてスイッチング素子Q2をP
WM制御することによって高圧放電灯LAに供給する電
力を調整している。
【0032】また、制御回路16は出力電圧(コンデン
サC1の両端電圧)を検出し、出力電圧が所望のレベル
となるようにスイッチング素子Q1のスイッチング制御
を行っている。
【0033】ここで、上記回路説明を踏まえて電源投入
から高圧放電灯LAの安定点灯までの動作を説明する。
商用交流電源ACが投入されると、直流電源回路11、
降圧チョッパ回路12、極性反転回路13と制御回路1
5,16が動作を開始する。これに伴い、点灯回路部1
0の出力端子T3−T4間に、降圧チョッパ回路12の
出力電圧を極性反転回路13により極性反転させた矩形
波交流電圧に、高圧パルス電圧発生回路14より発生さ
れる高圧パルス電圧が重畳された電圧が発生する。そし
て、この高圧パルス電圧により高圧放電灯LAが絶縁破
壊され、絶縁破壊直後、高圧放電灯LAはほぼ短絡状態
となり、出力端子T3−T4間には高圧放電灯LAの短
絡電流が流れる。その後、高圧放電灯LAが徐々に安定
点灯に移行し、やがて高圧放電灯LAのランプ電流が定
格電流まで減少し、ランプ電圧が定格電圧まで上昇す
る。
【0034】上述のような点灯回路部10を構成するス
イッチング素子Q1〜Q6やインダクタンス素子L1,
L1等の複数の回路部品が図2に示すように長尺の矩形
板状に形成されたプリント基板20に実装される。ここ
で、複数の回路部品の内で比較的に発熱量の多い部品で
ある半導体部品、例えばスイッチング素子Q1〜Q6、
ダイオードブリッジDB、ダイオードD1,D2の部品
群(これを第1の部品群と呼ぶ)Aを、プリント基板2
0の長手方向に沿った一端縁近傍の表面(実装面)に一
列に並べて配置するとともに、比較的に発熱量の少ない
部品であるトランスやチョークコイル等の磁気回路部
品、例えばインダクタンス素子L1,L2の部品群(こ
れを第2の部品群と呼ぶ)Bをプリント基板20の長手
方向に沿った他端縁近傍の表面に配置している。なお、
図1に示すように、プリント基板20の長手方向に対向
する一端部にはプラグ部2と直流電源回路11との電気
的な接続のための電線(入力線)17が接続される入力
端子T1,T2が設けられ、他端部には極性反転回路1
3との電気的な接続のための電線(出力線)18が接続
される出力端子T3,T4が設けられている。
【0035】また、プリント基板20は図1に示すよう
に外郭1内に立てて、すなわち、配電軌道ダクト30に
プラグ部2を連結した状態でプリント基板20の法線が
水平面と略平行となるように収容される。ここで、本実
施形態においては、図1に示すように第1の部品群Aが
鉛直上方に位置し、第2の部品群Bが鉛直下方に位置す
るようにプリント基板20を外郭1内に配置している。
而して、配電軌道ダクト30を介して点灯回路部10に
通電したときに第1及び第2の部品群A,Bが発する熱
を外郭1の上方向へ逃がすことができ(図2参照)、し
かも、発熱量の多い第1の部品群Aが第2の部品群Bを
含む他の回路部品よりも鉛直上方に位置しているため、
他の回路部品の発する熱の影響を受け難くして第1の部
品群Aの温度上昇を低く(例えば、各回路部品の温度許
容値内に)抑えることができる。また、高圧放電灯LA
からの輻射熱の影響が第1の部品群Aに及び難いという
利点もある。
【0036】ところで、上述のようにプリント基板20
を外郭1内に立てて収容した場合、製造ばらつきから生
じる外郭内でのプリント基板の傾きに因って、プリント
基板20に実装された回路部品にプリント基板20の鉛
直方向下部を支点としたモーメントがはたらき、このモ
ーメントによってプリント基板20や回路部品(特に回
路部品とプリント基板20の半田接合部)にストレスが
かかってしまう虞がある。しかしながら、本実施形態で
は比較的軽量である半導体部品を第1の部品群Aとして
プリント基板20の上端縁近傍に配置しているため、比
較的重量である磁気回路部品を含む第2の部品群Bをプ
リント基板20の上端縁近傍に配置する場合に比較し
て、プリント基板20の長手方向に沿った下端縁を支点
としてプリント基板20の上端縁近傍に配置された第1
の部品群Aに作用するモーメントM2(図4(b)参
照)を、第2の部品群Bに作用するモーメントM1(図
4(a)参照)よりも減少させることができる。その結
果、製造ばらつきから生じる外郭1内でのプリント基板
20の傾きに因ってプリント基板20や回路部品にかか
るストレスを抑制することができるという利点がある。
【0037】ところで、高圧放電灯LAを点灯する点灯
回路部10を外郭1内に収容する場合、点灯回路部10
と灯具4のソケット4aとを電気的に接続する出力線1
8の引き回し(配線)に注意する必要がある。すなわ
ち、高圧放電灯LAの始動時には高圧パルス電圧発生回
路14で発生させた数kVの高圧パルス電圧が出力線1
8を介して高圧放電灯LAに印加されるため、高圧パル
ス電圧に起因して出力線18から発するノイズによって
制御回路15,16等が誤動作する虞がある。そこで、
本実施形態では点灯回路部10の出力端子T3,T4を
プリント基板20の長手方向に対向する一端部に設け、
外郭1内において支柱3の近傍に出力端子T3,T4の
設けられた端部が位置するようにプリント基板20を配
置している。このため、出力端子T3,T4とソケット
4aを接続する出力線18を外郭1内で引き回す距離、
ひいては出力線18がプリント基板20の近傍を通る距
離が短くなり、出力線18から発するノイズの回路部品
への影響を抑えて制御回路15,16の誤動作を防ぐこ
とができる。なお、プラグ部2と点灯回路部10の入力
端子T1,T2とを接続する入力線17には高圧パルス
電圧が印可されないから、図1に示すように外郭1内を
引き回して配線すればよい。
【0038】而して、高圧放電灯LAを光源とした本実
施形態では、白熱灯やハロゲンランプ等を光源とする従
来例に比較して、長寿命で経済的に優れるとともに高効
率且つ高演色性の照明器具が実現できるという利点があ
る。しかも、高圧放電灯LAを光源としたことに伴って
点灯回路部10の回路部品点数が増加したり、回路部品
の発熱を考慮してプリント基板20があまり小型化でき
ないといった新たな課題が生じるが、第1の部品群Aが
鉛直上方に位置し、第2の部品群Bが鉛直下方に位置す
るようにプリント基板20を外郭1内に配置しているた
め、第1及び第2の部品群A,Bが発する熱を外郭1の
上方向へ逃がすことができ、他の回路部品の発する熱の
影響を受け難くして第1の部品群Aの温度上昇を低く抑
えることができる。その結果、プリント基板20の寸法
を小さくすることが可能となり、高圧放電灯LAを光源
としながらも小型で見栄えの良い照明器具が実現でき
る。
【0039】(実施形態2)本実施形態の基本構成は実
施形態1と共通であるから、共通する構成には同一の符
号を付して図示並びに説明を省略し、本実施形態の特徴
となる構成についてのみ説明する。
【0040】本実施形態は、図5に示すように外郭1内
の鉛直方向において第1の部品群Aと第2の部品群Bと
の間に板状の遮熱部材6を設けた点に特徴がある。この
遮熱部材6は熱伝導度の低い材料(例えば、セラミック
スなど)からなり、長手方向に沿った一端縁においてプ
リント基板20の実装面に固定される。
【0041】而して、第1の部品群Aと第2の部品群B
との間に遮熱部材6を設けたので、第2の部品群Bの発
する熱を遮熱部材6で遮熱することで第1の部品群Aの
温度上昇をさらに抑えることができる。
【0042】(実施形態3)本実施形態の基本構成は実
施形態1及び実施形態2と共通であるから、共通する構
成には同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の
特徴となる構成についてのみ説明する。
【0043】本実施形態は、図6及び図7に示すように
遮熱部材6をプリント基板とし、遮熱部材(第2のプリ
ント基板)6の上面に回路部品の一部を実装した点に特
徴がある。遮熱部材6はセラミック基板のような断熱性
に優れた基板材料で矩形板状に形成され、表面には配線
パターン(図示せず)が印刷されている。そして、遮熱
部材6の上面には集積回路からなる制御回路15,16
が実装され、長手方向に沿った一端縁側でプリント基板
20の実装面に固定される。すなわち、本実施形態にお
いては、遮熱部材6をHIC(ハイブリッドIC)とし
て用いている。
【0044】而して、第1の部品群Aと第2の部品群B
との間に遮熱部材6として第2のプリント基板を配設
し、遮熱部材6の上面に制御回路15,16を実装した
ので、制御回路15,16と制御回路15,16によっ
て制御されるスイッチング素子Q1〜Q6(第1の部品
群A)との距離が短くなり、プリント基板20のプリン
ト配線の引き回しを簡略化することができるという利点
がある。また、遮熱部材6に実装した制御回路15,1
6の発する熱を外郭1の上方向へ逃がすことができ、制
御回路15,16の温度上昇を抑えることが可能であ
る。
【0045】(実施形態4)本実施形態の基本構成は実
施形態1及び実施形態2と共通であるから、共通する構
成には同一の符号を付して図示並びに説明を省略し、本
実施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0046】本実施形態は、図8に示すように第1の部
品群Aに放熱板7を取り付けた点に特徴がある。放熱板
7は熱伝導度の高い金属板等からなり、第1の部品群A
に含まれるスイッチング素子Q1〜Q6やダイオードD
1,D2等のパッケージに密接して取り付けられる。
【0047】而して、本実施形態は第1の部品群Aに放
熱板7を取り付けたので、第1の部品群Aの発する熱を
放熱板7により放熱して第1の部品群Aの温度上昇をさ
らに抑えることができるという利点がある。
【0048】(実施形態5)本実施形態の基本構成は実
施形態1、実施形態2並びに実施形態4と共通であるか
ら、共通する構成には同一の符号を付して図示並びに説
明を省略し、本実施形態の特徴となる構成についてのみ
説明する。
【0049】本実施形態は、図9に示すように第1の部
品群Aに取り付けた放熱板7をプリント基板20に固定
した点に特徴がある。すなわち、放熱板7の長手方向の
寸法をプリント基板20の長手方向の寸法と略一致さ
せ、放熱板7の長手方向両端部に一体に設けた固定片7
a,7aをプリント基板20に適宜の方法で固定してあ
る。
【0050】而して、本実施形態は第1の部品群Aに取
り付けた放熱板7をプリント基板20に固定しているの
で、長尺の矩形状に形成されているプリント基板20の
長手方向の撓みを防ぐことができ、さらにプリント基板
20の撓みに起因する回路部品(特にチップ部品)にク
ラックが生じるのを防ぐことができるという利点があ
る。
【0051】(実施形態6)ところで、点灯回路部10
を構成する半導体部品、特にスイッチング素子Q1〜Q
6としてのFET(電界効果トランジスタ)にオン抵抗
の低い高価な素子を用いた場合、オン抵抗の高い安価な
素子に比較して発熱量が減少し、インダクタンス素子L
1,L2のような磁気回路部品の発熱量の方が多くなる
場合がある。
【0052】そこで、本実施形態ではインダクタンス素
子L1,L2のような磁気回路部品を第1の部品群
A’、スイッチング素子Q1〜Q6等の半導体部品を第
2の部品群B’とし、図10に示すように第1の部品群
A’が鉛直上方に位置し、第2の部品群B’が鉛直下方
に位置するようにプリント基板20を外郭1内に配置し
ている。
【0053】一方、比較的重量である磁気回路部品を第
1の部品群A’として鉛直上方に配置した場合、実施形
態1で説明したようにプリント基板20を外郭1内に立
てて収容すると、製造ばらつきから生じる外郭1内での
プリント基板20の傾きに因って、プリント基板20に
実装された第1の部品群A’にプリント基板20の鉛直
方向下部を支点としたモーメントがはたらき、このモー
メントによってプリント基板20や回路部品(特に回路
部品とプリント基板20の半田接合部)にストレスがか
かってしまう虞がある。そのため本実施形態では、図1
0に示すようにプリント基板20の端部を支持する支持
部8と、プリント基板20に実装された第1の部品群
A’(インダクタンス素子L1,L2)に先端部が当接
して支持する支持片9とが外郭1内に設けてあり、支持
部8及び支持片9で支持することによって重量である第
1の部品群A’に働くモーメントを小さくし、プリント
基板20や回路部品にストレスがかかってしまうことを
防ぐようにしている。なお、これ以外の構成や動作は実
施形態1と共通であり、共通する構成には同一の符号を
付して図面及び説明は省略する。
【0054】(実施形態7)本実施形態の基本構成は実
施形態1と共通であるから、共通する構成には同一の符
号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成
についてのみ説明する。
【0055】本実施形態は、図11に示すように外郭1
の長手方向略中央部を通る同軸上にプラグ部2並びに支
柱3を設けるとともに、出力線18からのノイズを遮蔽
する遮蔽部材22をプリント基板20と出力線18との
間に設けた点に特徴がある。すなわち、プラグ部2並び
に支柱3を外郭1の長手方向略中央部を通る同軸上に設
けることで配電軌道ダクト30にプラグ部2を連結した
ときのバランスが保ちやすくなるが、実施形態1に比較
して出力線18が長くなり回路部品へのノイズの影響が
大きくなってしまうので、プリント基板20と出力線1
8との間に遮蔽部材22を設けることで回路部品へのノ
イズの影響を低減しているものである。
【0056】遮蔽部材22は導電性を有する金属板等で
長尺の矩形板状に形成されており、長手方向の一端部に
おいて外郭1に固定されている。なお、外郭1を金属な
どの導電性部材で形成し、遮蔽部材22を外郭1と電気
的に接続すれば、ノイズの遮蔽効果をより一層高めるこ
とができる。
【0057】而して、本実施形態は外郭1内においてプ
リント基板20と出力線18との間に遮蔽部材22を設
けているので、出力線18のノイズによる影響をさらに
受け難くして制御回路15,16の誤動作をより確実に
防ぐことができるという利点がある。
【0058】(実施形態8)ところで、回路部品の発熱
の影響を特に考慮する必要がなければ、図12に示すよ
うにプリント基板20を外郭1内に寝かせて、すなわ
ち、配電軌道ダクト30にプラグ部2を連結した状態で
プリント基板20の法線が水平面と略直交するように収
容しても良い。但し、この場合においても点灯回路部1
0と灯具4のソケット4aとを電気的に接続する出力線
18の引き回し(配線)に注意する必要がある点は実施
形態1〜7と変わりがない。
【0059】而して、本実施形態においてもプリント基
板20の長手方向に対向する一端部に設けた点灯回路部
10の出力端子T3,T4が外郭1内において支柱3の
近傍に位置するようにプリント基板20を外郭1内に配
置し、出力端子T3,T4とソケット4aを接続する出
力線18を外郭1内で引き回す距離、ひいては出力線1
8がプリント基板20の近傍を通る距離が短くなるよう
にしている。これにより、出力線18から発するノイズ
の回路部品への影響を抑えて制御回路15,16の誤動
作を防ぐことができる。なお、プラグ部2と点灯回路部
10の入力端子T1,T2とを接続する入力線17には
高圧パルス電圧が印可されないから、図12に示すよう
に外郭1内を引き回して配線すればよい。
【0060】ところで、本実施形態ではプラグ部2と支
柱3とが外郭1に対して鉛直方向における同軸上に配置
されている場合を例示したが、必ずしも同軸上に配置す
る必要はなく、プラグ部2と支柱3とを同軸上に配置し
ない構成としても良い。但し、このような構成を採用す
る場合においても、上述の出力線18のノイズを考慮し
てプリント基板20の出力端子T3,T4と支柱3との
距離を可能な限り近づけるようにプリント基板20を外
郭1内に配置することが望ましいが、出力端子T3,T
4と支柱3との距離がある程度長くなってしまう場合に
は、実施形態7と同様に出力線18からのノイズを遮蔽
する遮蔽部材22’をプリント基板20と出力線18と
の間に設ければ良い(図12参照)。遮蔽部材22’は
導電性を有する金属板等で板状に形成されており、一端
部において外郭1の下部に固定される。なお、外郭1を
金属などの導電性部材で形成し、遮蔽部材22’を外郭
1と電気的に接続すれば、ノイズの遮蔽効果をより一層
高めることができる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明は、光源と、光源を点灯
する点灯回路部と、点灯回路部を構成する複数の回路部
品が実装されたプリント基板と、プリント基板を収容す
る外郭と、外郭に設けられて点灯回路部に電気的に接続
されるとともに配電軌道ダクトに電気的及び機械的に連
結されるプラグ部とを備え、複数の回路部品の内で通電
中の発熱量が比較的に多い第1の部品群が外郭内におけ
る鉛直上方に位置し、通電中の発熱量が比較的に少ない
第2の部品群が外郭内における鉛直下方に位置するよう
にプリント基板を外郭内に配置したので、第1及び第2
の部品群の発する熱を外郭の上方向へ逃がすことによ
り、特に第1の部品群の温度上昇を抑えることができる
という効果がある。
【0062】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、プリント基板の法線が水平面と略平行となるように
プリント基板を外郭内に配置したので、請求項1の発明
と同様の効果を奏する。
【0063】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、複数の回路部品の内で比較的に軽量である部品を第
1の部品群とし、比較的に重量である部品を第2の部品
群としたので、プリント基板の鉛直方向下部を支点とし
たモーメントを減少させ、製造ばらつきから生じる外郭
内でのプリント基板の傾きに因ってプリント基板や回路
部品にかかるストレスを抑制することができるという効
果がある。
【0064】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、第1の部品群に放熱板を取り付けたの
で、第1の部品群の発する熱を放熱板により放熱して第
1の部品群の温度上昇をさらに抑えることができるとい
う効果がある。
【0065】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、放熱板をプリント基板に固定したので、放熱板をプ
リント基板に固定することでプリント基板の撓みを防ぐ
ことができるという効果がある。
【0066】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、外郭内の鉛直方向において第1の部品
群と第2の部品群との間に遮熱部材を設けたので、第2
の部品群の発する熱を遮熱部材で遮熱することで第1の
部品群の温度上昇をさらに抑えることができるという効
果がある。
【0067】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、遮熱部材として第2のプリント基板を用い、この第
2のプリント基板上に回路部品の一部を実装したので、
プリント配線の引き回しを簡略化することができるとい
う効果がある。
【0068】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、点灯回路部は配電軌道ダクトから供給される電源を
スイッチングする1乃至複数のスイッチング素子と、ス
イッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路
とを少なくとも具備し、この制御回路を構成する集積回
路を第2のプリント基板の鉛直上方の面に実装したの
で、発熱部品である集積回路の発する熱を上方へ逃がし
て温度上昇を抑えることができるという効果がある。
【0069】請求項9の発明は、請求項1又は2の発明
において、複数の回路部品の内で比較的に重量である部
品を第1の部品群とし、比較的に軽量である部品を第2
の部品群としたので、請求項1又は2の発明と同様の効
果を奏する。
【0070】請求項10の発明は、請求項1〜8の何れ
かの発明において、第1の部品群は点灯回路部を構成す
る半導体部品からなるので、請求項1〜8の何れかの発
明と同様の効果を奏する。
【0071】請求項11の発明は、請求項1〜8の何れ
かの発明において、第2の部品群は点灯回路部を構成す
る磁気回路部品からなるので、請求項1〜8の何れかの
発明と同様の効果を奏する。
【0072】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかの発明において、光源は高圧放電灯からなり、点灯
回路部は少なくとも限流要素及び始動用の高圧パルス電
圧を発生する高圧パルス電圧発生回路を含む電子安定器
からなるので、白熱灯やハロゲンランプ等を光源とする
従来例に比較して、長寿命で経済的に優れるとともに高
効率且つ高演色性の照明器具が実現できるという効果が
ある。
【0073】請求項13の発明は、高圧放電灯と、高圧
放電灯を点灯する点灯回路部と、点灯回路部を構成する
複数の回路部品が実装されたプリント基板と、プリント
基板を収容する外郭と、外郭に設けられて点灯回路部に
電気的に接続されるとともに配電軌道ダクトに電気的及
び機械的に連結されるプラグ部とを備え、点灯回路部
は、配電軌道ダクトから供給される電源をスイッチング
する1乃至複数のスイッチング素子、スイッチング素子
のスイッチング動作を制御する制御回路並びに始動用の
高圧パルス電圧を発生する高圧パルス電圧発生回路を少
なくとも具備してなり、点灯回路部から高圧放電灯への
出力線を、制御回路の近傍を通らないように外郭内に配
線したので、始動時に高電圧が印加される出力線が制御
回路の近傍を通らないようにしているから、出力線のノ
イズによる影響を受け難くして制御回路の誤動作を防ぐ
ことができるという効果がある。
【0074】請求項14の発明は、請求項12又は13
の発明において、高圧放電灯を電気的且つ機械的に保持
する灯具をプリント基板における出力線の引き出し部近
傍に設けたので、出力線の長さを短くしてノイズを低減
することができるという効果がある。
【0075】請求項15の発明は、請求項12又は13
又は14の発明において、出力線からのノイズを遮蔽す
る遮蔽部材を外郭内に設けたので、出力線のノイズによ
る影響をさらに受け難くして制御回路の誤動作をより確
実に防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の概略構成を示す断面図である。
【図2】同上におけるプリント基板の平面図である。
【図3】同上における点灯回路部の概略回路構成図であ
る。
【図4】同上の説明図である。
【図5】実施形態2におけるプリント基板の平面図であ
る。
【図6】実施形態3の概略構成を示す断面図である。
【図7】同上におけるプリント基板の平面図である。
【図8】実施形態4におけるプリント基板の平面図であ
る。
【図9】実施形態5におけるプリント基板の平面図であ
る。
【図10】実施形態6の要部断面図である。
【図11】実施形態7の概略構成を示す断面図である。
【図12】実施形態8の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 外郭 2 プラグ部 3 支柱 4 灯具 10 点灯回路部 17 入力線 18 出力線 20 プリント基板 30 配電軌道ダクト A 第1の部品群 B 第2の部品群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 浩史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K014 AA01 DA05 EA01 EA04 3K072 AA11 BA05 BB01 DD06 FA04 FA08 FA09 GA02 GB18 GC04 HA09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、光源を点灯する点灯回路部と、
    点灯回路部を構成する複数の回路部品が実装されたプリ
    ント基板と、プリント基板を収容する外郭と、外郭に設
    けられて点灯回路部に電気的に接続されるとともに配電
    軌道ダクトに電気的及び機械的に連結されるプラグ部と
    を備え、複数の回路部品の内で通電中の発熱量が比較的
    に多い第1の部品群が外郭内における鉛直上方に位置
    し、通電中の発熱量が比較的に少ない第2の部品群が外
    郭内における鉛直下方に位置するようにプリント基板を
    外郭内に配置したことを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】 プリント基板の法線が水平面と略平行と
    なるようにプリント基板を外郭内に配置したことを特徴
    とする請求項1記載の照明器具。
  3. 【請求項3】 複数の回路部品の内で比較的に軽量であ
    る部品を第1の部品群とし、比較的に重量である部品を
    第2の部品群としたことを特徴とする請求項2記載の照
    明器具。
  4. 【請求項4】 第1の部品群に放熱板を取り付けたこと
    を特徴とする請求項1又は2又は3記載の照明器具。
  5. 【請求項5】 放熱板をプリント基板に固定したことを
    特徴とする請求項4記載の照明器具。
  6. 【請求項6】 外郭内の鉛直方向において第1の部品群
    と第2の部品群との間に遮熱部材を設けたことを特徴と
    する請求項1〜5の何れかに記載の照明器具。
  7. 【請求項7】 遮熱部材として第2のプリント基板を用
    い、この第2のプリント基板上に回路部品の一部を実装
    したことを特徴とする請求項6記載の照明器具。
  8. 【請求項8】 点灯回路部は配電軌道ダクトから供給さ
    れる電源をスイッチングする1乃至複数のスイッチング
    素子と、スイッチング素子のスイッチング動作を制御す
    る制御回路とを少なくとも具備し、この制御回路を構成
    する集積回路を第2のプリント基板の鉛直上方の面に実
    装したことを特徴とする請求項7記載の照明器具。
  9. 【請求項9】 複数の回路部品の内で比較的に重量であ
    る部品を第1の部品群とし、比較的に軽量である部品を
    第2の部品群としたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の照明器具。
  10. 【請求項10】 第1の部品群は点灯回路部を構成する
    半導体部品からなることを特徴とする請求項1〜8の何
    れかに記載の照明器具
  11. 【請求項11】 第2の部品群は点灯回路部を構成する
    磁気回路部品からなることを特徴とする請求項1〜8の
    何れかに記載の照明器具。
  12. 【請求項12】 光源は高圧放電灯からなり、点灯回路
    部は少なくとも限流要素及び始動用の高圧パルス電圧を
    発生する高圧パルス電圧発生回路を含む電子安定器から
    なることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の
    照明器具。
  13. 【請求項13】 高圧放電灯と、高圧放電灯を点灯する
    点灯回路部と、点灯回路部を構成する複数の回路部品が
    実装されたプリント基板と、プリント基板を収容する外
    郭と、外郭に設けられて点灯回路部に電気的に接続され
    るとともに配電軌道ダクトに電気的及び機械的に連結さ
    れるプラグ部とを備え、点灯回路部は、配電軌道ダクト
    から供給される電源をスイッチングする1乃至複数のス
    イッチング素子、スイッチング素子のスイッチング動作
    を制御する制御回路並びに始動用の高圧パルス電圧を発
    生する高圧パルス電圧発生回路を少なくとも具備してな
    り、点灯回路部から高圧放電灯への出力線を、制御回路
    の近傍を通らないように外郭内に配線したことを特徴と
    する照明器具。
  14. 【請求項14】 高圧放電灯を電気的且つ機械的に保持
    する灯具をプリント基板における出力線の引き出し部近
    傍に設けたことを特徴とする請求項12又は13記載の
    照明器具。
  15. 【請求項15】 出力線からのノイズを遮蔽する遮蔽部
    材を外郭内に設けたことを特徴とする請求項12又は1
    3又は14記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008084540A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ用点灯装置および照明器具
JP2010027565A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2017062946A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 東芝ライテック株式会社 照明器具
JP2018148613A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 日本電産株式会社 電源装置及び冷蔵庫

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