JP2002074892A - テープ巻取装置 - Google Patents

テープ巻取装置

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JP2002074892A
JP2002074892A JP2000256423A JP2000256423A JP2002074892A JP 2002074892 A JP2002074892 A JP 2002074892A JP 2000256423 A JP2000256423 A JP 2000256423A JP 2000256423 A JP2000256423 A JP 2000256423A JP 2002074892 A JP2002074892 A JP 2002074892A
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Katsuyoshi Takeyama
勝悦 武山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの巻き緩みを発生させることなく
磁気テープをテープリールに高速に巻き取る。 【解決手段】 テープリール4を回転し、このテープリ
ール4に磁気テープ3を巻き取らせる巻取機構15と、
テープリール4に巻き取られる磁気テープ3の張力を制
御する張力制御機構18と、巻取機構15と張力制御機
構18との間に設けられ、テープリール4に巻き取られ
る磁気テープ3の張力を可変する張力可変機構19とを
備え、全体の張力が張力制御機構18により制御されて
いる中で張力可変機構19によって磁気テープ3に高張
力と低張力を繰り返し加えることができるようにし、エ
アフィルムの形成を防止し巻き固さを向上させ、磁気テ
ープの高速巻取を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープカセットの
内部に回転可能に収納されたテープリールに磁気テープ
等のテープ体を巻回するために用いられるテープ巻取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープを記録媒体に用いるテ
ープカセットは、上下一対のハーフを結合して形成した
カセット本体内に、磁気テープが巻回される一対のテー
プリールを収納してなる。このテープリールに巻回され
る磁気テープは、テープカセットの製造時に、次のよう
にテープリールに巻き取られる。先ず、原反から供給さ
れた磁気テープの一端が一方のテープリールにクランプ
されているリーダテープに接合され、次いで、リーダテ
ープと接合された磁気テープが、一方のテープリールが
回転されることによりこのテープリールに所定量巻き取
られ、次いで、磁気テープの他端が他方のテープリール
にクランプされているリーダテープに接合されることに
より、磁気テープは、一対のテープリールに巻回され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気テープ
をテープリールに巻き取るときには、巻回される磁気テ
ープの間にエアフィルムが形成され、磁気テープの巻き
緩みが発生する。テープリールに巻回された磁気テープ
の巻き緩みが発生すると、テープリールに巻回された磁
気テープには、テープカセットの輸送時等に発生する振
動によって、巻き崩れが特に中心側で発生してしまう。
テープリールに巻き取られた磁気テープに巻き崩れが発
生すると、磁気テープの端部がカセット本体の内面等に
接触し損傷してしまい、また、カセット本体に設けられ
た窓部からの見栄えも悪くなってしまう。
【0004】このエアフィルムは、磁気テープが高速に
走行される程形成されやすくなる。このため、磁気テー
プの巻き崩れを防止するため、従来のテープ巻取装置で
は、磁気テープを高速に走行させて磁気テープを巻き取
ることができなかった。
【0005】そこで、磁気テープの巻取時の張力を高め
た状態で磁気テープをテープリールに巻き取ることによ
り、巻き崩れの発生を防止することもできる。しかしな
がら、余りに高い張力を加えて磁気テープをテープリー
ルに巻き取ると、テープリールのハブが、中心側に撓み
変形してしまい、磁気テープにしわ等が発生してしま
う。
【0006】そこで、本発明は、テープ体の巻き緩みを
発生させることなくテープ体をテープリールに高速に巻
き取ることができるテープ巻取装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープ巻取
装置は、上述した課題を解決すべく、テープリールを回
転し、このテープリールにテープ体を巻き取らせる巻取
手段と、テープリールに巻き取られるテープ体の張力を
制御する張力制御手段と、巻取手段と張力制御手段との
間に設けられ、テープリールに巻き取られるテープ体の
張力を可変する張力可変手段とを備える。ここで、具体
的に、張力可変手段は、テープリールの直前に配設され
た上記テープ体をガイドするガイドローラである。そし
て、このガイドローラは、回転軸が偏芯した位置に設け
られ、また、断面が略楕円形をなすように形成されるこ
とで、全体の張力が張力制御手段により制御されている
中でテープ体に高張力と低張力を繰り返し加えることが
できるようにしている。また、このガイドローラは、確
実にテープ体の張力を可変することができるように、テ
ープ体の抱き角が45°〜135°となるような位置に
設けられる。
【0008】更に、張力可変手段は、テープリールが1
回転する間に1回以上テープ体の張力を可変すること
で、テープリールへの巻取時に走行するテープ体のエア
フィルムを確実に除去するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたテープ
巻取装置について、図面を参照して説明する。
【0010】この巻取装置によって磁気テープが巻き取
られるテープリールを備えたテープカセット1は、図1
に示すように、上下一対のハーフより構成される略矩形
のカセット本体2を有し、このカセット本体2内に、磁
気テープ3が巻回される一対のテープリール4,5を収
納してなる。一対のテープリール4,5に巻回された磁
気テープ3は、カセット本体2の前面側の内面に植立さ
れた複数のガイドピン6,7によって、カセット本体2
の前面に延在されている。そして、磁気テープ3が延在
されるカセット本体2の前面は、例えば磁気テープ3を
保護するため蓋体によって閉塞され、記録及び/又は再
生装置に装填されたときに限って開放されるようになっ
ている。
【0011】このようなカセット本体2に収納されるテ
ープリール4,5は、カセット本体2内に設けられた略
円弧状の仕切壁によって構成された一対のリール収納部
に回転可能な状態で収納されている。このテープリール
4,5は、図1に示すように、磁気テープ3が巻回され
る際の巻き芯となるハブ4a,5aを有する。ハブ4
a,5aは、一方の面側に、テープリール4,5を回転
させるための記録及び/又は再生装置側のリール駆動軸
が係合される駆動軸係合孔4b,5bが形成されてい
る。駆動軸係合孔4b,5bは、カセット本体2の下ハ
ーフ側の主面に形成された駆動軸挿通孔4c,5cより
外部に臨まされており、記録及び/又は再生装置側の駆
動軸が駆動軸係合孔4b,5bに係合し得るようになっ
ている。また、図示しないが、ハブ4a,5aには、透
光性のリーダテープを介して磁気テープ3が接合されて
いる。このようなテープカセット1は、記録及び/又は
再生装置に装填されると、記録及び/又は再生装置側の
駆動軸がハブ4a,5aの駆動軸係合孔4b,5bに係
合される。そして、何れか一方の駆動軸が回転駆動され
ることにより、駆動軸が回転駆動された側のテープリー
ルが回転し、これに伴って磁気テープ3が走行する。
【0012】以上のように構成されるテープカセット1
は、それぞれの端部がテープリール4,5にクランプさ
れた一本のリーダテープにより繋がった一対のテープリ
ール4,5をカセット本体2を構成する上ハーフ又は下
ハーフの何れか一方に配設し、このリーダテープをカー
トリッジ本体2の前面に延在するようにガイドピン6,
7に掛け渡し、上下一対のハーフをビス等で結合するこ
とにより組み立てられる。そして、このテープカセット
1のテープリール4,5には、本発明が適用されたテー
プ巻取装置11によりリーダテープに磁気テープ3が接
合され磁気テープが巻回される。
【0013】このテープ巻取装置11は、図2に示すよ
うに、磁気テープ3が巻回される前のテープリール4,
5がリーダテープで繋がれたテープカセット1を保持す
るカセット保持機構12と、磁気テープ3を原反3aか
ら供給するテープ供給機構13と、リーダテープと磁気
テープ3と接合する接合機構14と、ハブ4a,5aの
駆動軸係合孔4a,5aに係合されて、テープリール4
を回転させることにより、リーダテープに接合された磁
気テープ3をテープリール4に巻き取らせるための巻取
機構15と、テープリール4に巻き取られる磁気テープ
5のガイドを行う複数のガイドローラ16aから構成さ
れるテープガイド機構16とを備える。
【0014】このテープ巻取装置11は、先ず、カセッ
ト本体2の前面よりリーダテープを引き出し、次いで、
リーダテープとテープ供給機構13よりテープガイド機
構16によってガイドされた磁気テープ3とを接合する
接合機構14のカッターによりリーダテープをテープリ
ール4,5間で切断し、次いで、接合機構14によって
切断したテープリール4側のリーダテープの一端部と磁
気テープ3の一端部とを粘着テープ等で接合し、次い
で、巻取機構15によって一方のテープリール4を回転
させることにより、テープリール4に磁気テープを所定
長さ巻回し、次いで、上記接合機構14のカッターで磁
気テープ3を切断し、接合機構14によって切断したテ
ープリール5側のリーダテープの他端部と磁気テープ3
の他端部とを粘着テープ等で接合し、次いで、磁気テー
プ3の弛み等を無くすため、巻取機構15によってテー
プリール4を僅かに回転することにより、磁気テープ3
をカセット本体2に回転可能に収納されているテープリ
ール4,5に巻回する。
【0015】なお、テープ巻取装置11には、磁気テー
プ3の巻取量、すなわち長さを検出するため、長さ検出
機構17が設けられている。
【0016】更に、テープ巻取装置11は、図2に示す
ように、以上のように原反3aからの磁気テープ3をテ
ープリール4に巻回する際に、磁気テープ3の巻き緩み
を防止するため、テープリール4に巻回される張力を制
御する張力制御機構18と、テープリール4に巻き取ら
れる磁気テープ3の張力を可変する張力可変機構19と
を備える。
【0017】張力制御機構18は、走行する磁気テープ
3をガイドする一対のガイドローラ18a,18bと、
ガイドローラ18a,18bの間に設けられ、磁気テー
プ3の張力を制御する張力制御ローラ18cとから構成
されている。張力制御ローラ18cは、一対のガイドロ
ーラ18a,18bの間を磁気テープ3の走行方向であ
る図2中矢印A方向に対して略直交する図2中矢印B方
向に移動可能に設けられている。この張力制御ローラ1
8cは、一対のガイドローラ18a,18bから離間す
る方向に移動する程、磁気テープ3の張力を高めること
ができるようになっている。具体的に、磁気テープ3が
テープリール4に巻き取られる際の磁気テープ3の張力
は、磁気テープ3の巻き取られる長さや幅等によって定
められ、例えば磁気テープ3の巻取長が516mのとき
には、張力制御ローラ18cを図2中B方向に移動させ
ることによって、磁気テープ3に60gfの張力が加え
られる。
【0018】また、磁気テープ3の張力を可変する張力
可変機構19は、図2に示すように、上述した張力制御
機構18により張力が制御されている磁気テープ3の張
力を更に可変するものであり、カセット保持機構12に
保持されているテープカセット1のテープリール4と張
力制御機構18との間に設けられている。具体的には、
張力可変機構19は、テープリール4の直前に設けられ
る最終段のガイドローラ21により構成されている。す
なわち、ガイドローラ21は、磁気テープ3をテープリ
ール4に巻回する際のガイドを行うとともに、磁気テー
プ3の巻取時の張力を可変する機能を有する。
【0019】このガイドローラ21は、図3に示すよう
に、略円筒状に形成され、走行する磁気テープ3が当接
されることにより磁気テープ3をガイドするガイド部2
1aと、このガイド部21aの両端にフランジ状に設け
られ、走行する磁気テープ3の幅方向のズレを規制する
規制部21b,21cとから構成されている。また、こ
のガイドローラ21の回転軸22は、中心OよりX分偏
芯させた位置に設けられている。この偏芯量Xは、例え
ば0.1mmである。このような回転軸22が偏芯した
位置に設けられたガイドローラ21は、回転軸22を中
心として回転することにより、磁気テープ3の張力を高
めたり弱めたりし、磁気テープ3の巻取位置を往復移動
させるように振動させる。これによって、磁気テープ3
の張力は、高張力と低張力とが繰り返されることにな
り、磁気テープ3間のエアフィルムが形成されることが
無くなり、磁気テープ3は、高張力時に巻き締まること
になる。
【0020】また、このガイドローラ21は、図4に示
すように、走行する磁気テープ3の張力を確実に可変す
ることができるように、中心Oと磁気テープ3の巻付開
始位置と巻付終わり位置とがなす角である磁気テープ3
の抱き角θが45°〜135°となる位置に設けられて
いる。
【0021】更に、ガイドローラ21は、テープリール
4が1回転する間に1回以上張力を可変することができ
るように形成されている。具体的に、ガイドローラ21
は、ガイド部21aの直径がテープリール4の巻き芯と
なるハブ4aの直径より小さくなるように形成されてい
る。これによって、少なくとも磁気テープ3の巻取開始
時、すなわち、磁気テープ3の巻き径がハブ4aの直径
とほぼ一致しているような状態においても、張力を少な
くとも1回は可変しながら磁気テープ3をテープリール
4に巻き取ることができる。そして、磁気テープ3が徐
々にテープリール4に巻き取られて行くに連れて、テー
プリール4における磁気テープ3の巻き径が大きくなる
ことから、テープリール4が1回転する間の張力を可変
することができる回数を2回、3回、4回・・・と順番
に増やすことができる。したがって、テープリール4に
巻き取られた磁気テープ3の巻き量に拘わらず、テープ
リール4に巻き取られる磁気テープ3のエアフィルムを
確実に除去することができる。
【0022】以上のようなテープ巻取装置11は、一対
のテープリール4,5を繋いだリーダテープを接合機構
14のカッターによって切断した後、磁気テープ3の巻
取側のテープリール4のリーダテープの一端部とテープ
供給機構13からテープガイド機構16によってガイド
されて供給されている磁気テープ3の一端とを粘着テー
プ等によって接合する。次いで、テープリール4側のリ
ーダテープに接合された磁気テープ3は、巻取機構15
によってテープリール4が回転されることによって、テ
ープリール4に巻き取られる。
【0023】このとき、張力制御機構18は、張力制御
ローラ18cを図2中矢印B方向に移動させることによ
り、磁気テープ3の幅や長さ等にあった最適な張力を走
行する磁気テープ3に加える。
【0024】そして、張力制御機構18より磁気テープ
3の下流側に設けられている張力可変機構19は、走行
する磁気テープ3の張力を可変する。すなわち、張力可
変機構19のガイドローラ21は、回転軸22が中心O
からX分偏芯した位置に設けられていることから、磁気
テープ3に高張力と低張力を交互に加えながら、磁気テ
ープ3を走行させ、テープリール4に巻き取らせる。こ
のとき、ガイドローラ21は、磁気テープ3の抱き角θ
が45°〜135°の範囲にあることから、確実に張力
を可変することができる。また、ガイドローラ21は、
テープリール4のハブ4aの直径よりガイド部21aの
直径が小さくなるように形成されていることから、磁気
テープ3の巻き初めからテープリール4が1回転する間
に少なくとも1回以上張力を可変することができる。こ
れによって、エアフィルムは、走行する磁気テープ3か
ら除去され、テープ巻取装置11は、テープリール4に
巻回された磁気テープ3の巻き固さを向上させることが
できる。よって、テープ巻取装置11は、高速に磁気テ
ープ3を走行させることができる。
【0025】なお、以上のような本発明が適用されたテ
ープ巻取装置11の効果を確認するため上記図2に示す
テープ巻取装置11を用い、張力可変機構19を設けた
場合と設けていない場合とで、巻き締まり効果の比較を
行った。この結果を、下記表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】従来型は、上記張力可変機構19を設けて
いない装置であり、本発明型は、張力可変機構19を設
けたものである。そして、両型とも、磁気テープ3の巻
取長は516mであり、巻取張力は、60gfであり、
磁気テープ3の引出張力は、2gfである。ここで、巻
取張力は、上記張力制御機構18によって走行する磁気
テープ3に加えられる張力の値である。また、引出張力
は、図5に示すように、磁気テープ3が巻回されたテー
プリール4を、テープリール4に巻回された磁気テープ
3の先端部に係止される係止部材30aと張力を測定す
るためのゲージ部30bとを備える測定装置30によっ
て2gfに設定される。そして、テープリール4への巻
き締まりは、測定装置30によって2gfの張力が加え
られたときのテープリール4からの磁気テープ3の引出
量(mm)によって確認した。
【0028】表1より明らかなように、従来型の引出量
は、平均が507.5mmであり、本発明は、285.
0mmであり、本発明を適用したテープ巻取装置11の
方が磁気テープ3の巻き緩みが無いことを確認すること
ができる。
【0029】なお、以上、張力可変機構19として、回
転軸22を中心OからX分偏芯した位置に設けたガイド
ローラ21を例にとり説明したが、このガイドローラ2
1は、図6に示すように、断面略楕円状に設けてもよ
い。このガイドローラ23は、図6に示すように、断面
略楕円状に形成され、走行する磁気テープ3をガイドす
るガイド部23aと、このガイド部23aの両端にフラ
ンジ状に形成され、走行する磁気テープ3の幅方向のズ
レをガイドする規制部23b,23cとを有する。この
ガイドローラ23の回転軸24は、中心Oに設けられて
いる。このようなガイドローラ23は、長軸と短軸を有
することから、上述したガイドローラ21と同様に、磁
気テープ3の巻取位置を往復移動させるように振動させ
ることができる。このように、ガイドローラ23は、ガ
イド部23aが断面略楕円状に形成されていることか
ら、磁気テープ3に高張力と低張力を交互に加えなが
ら、磁気テープ3を走行させ、テープリール4に巻き取
らせる。これによって、エアフィルムは、走行する磁気
テープ3から除去され、テープ巻取装置11は、テープ
リール4に巻回された磁気テープ3の巻き固さを向上さ
せることができる。よって、テープ巻取装置11は、高
速に磁気テープ3を走行させることができる。なお、こ
のガイドローラ23もガイド部23aの直径がテープリ
ール4の巻き芯となるハブ4aの直径より小さくなるよ
うに形成し、テープリール4が1回転する間に1回以上
張力を可変することができるようにしてもよい。
【0030】なお、磁気テープ3の張力を可変させる手
段として、上述のガイドローラ21,23のようなロー
ラを用いたとき、ガイドローラ21の偏芯量Xやガイド
ローラ23の長軸と短軸の差を大きくすると、ローラの
回転追従性が低下することがあるが、このようなときに
は、ローラに回転駆動部を設け、ローラを回転させるよ
うにすればよい。
【0031】更に、張力可変機構19のガイドローラの
代わりとしては、張力制御機構18と同様な構成として
もよい。すなわち、ここで用いるガイドローラは、磁気
テープ3が当接されるガイド部が略円筒状に形成されて
おり回転軸が中心に設けられた通常のローラとし、駆動
機構により、矢印B方向に振動させるように移動させる
ようにする。これによって、磁気テープ3に高張力と低
張力を交互に加えることができることから、上述した張
力可変機構19と同様な効果を得ることができる。
【0032】また、以上、テープ巻取装置11は、カセ
ット本体2に収納したテープリール4,5に磁気テープ
3を巻回する装置であったが、本発明は、カセット本体
2にテープリール4,5を収納する前に、テープリール
4,5に磁気テープ3を巻回し、磁気テープ3を巻回し
たテープリール4,5をカセット本体2に収納する装置
に適用することもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るテープ巻取装置によれば、
全体の張力が張力制御手段により制御されている中で張
力可変手段によりテープ体の張力か可変されながらテー
プリールにテープ体を巻き取ることから、テープ体から
エアフィルムを除去することができ、巻き固さを高める
ことができる。したがって、高速でテープ体をテープリ
ールに巻き取ることができ、テープカセットの製造効率
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセットの構成を説明する図である。
【図2】本発明が適用されたテープ巻取装置の構成を説
明する図である。
【図3】上記テープ巻取装置の張力可変機構のガイドロ
ーラを説明する斜視図である。
【図4】磁気テープの抱き角を説明する図である。
【図5】テープリールに巻回された磁気テープの巻き締
まりを測定する測定装置を説明する図である。
【図6】上記張力可変機構のガイドローラの他の例を説
明する図である。
【符号の説明】
1 テープカセット、4,5 テープリール、11 テ
ープ巻取装置、18 張力制御機構、18c 張力制御
ローラ、19 張力可変機構、21 ガイドローラ、2
2 回転軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープリールを回転し、該テープリール
    にテープ体を巻き取らせる巻取手段と、 上記テープリールに巻き取られるテープ体の張力を制御
    する張力制御手段と、 上記巻取手段と上記張力制御手段との間に設けられ、上
    記テープリールに巻き取られるテープ体の張力を可変す
    る張力可変手段とを備えるテープ巻取装置。
  2. 【請求項2】 上記張力可変手段は、上記テープリール
    の直前に配設された上記テープ体をガイドするガイドロ
    ーラであることを特徴とする請求項1記載のテープ巻取
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ガイドローラは、回転軸が偏芯した
    位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    テープ巻取装置。
  4. 【請求項4】 上記ガイドローラは、断面が略楕円形を
    なすように形成されていることを特徴とする請求項2記
    載のテープ巻取装置。
  5. 【請求項5】 上記ガイドローラは、上記テープ体の抱
    き角が45°〜135°となる位置に設けられることを
    特徴とする請求項2記載のテープ巻取装置。
  6. 【請求項6】 上記張力可変手段は、上記テープリール
    が上記巻取手段によって1回転する間に、1回以上上記
    テープ体の張力を可変することを特徴とする請求項1記
    載のテープ巻取装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213633A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Hitachi Maxell Ltd リーダーテープをリールハブに連結する装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007213633A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Hitachi Maxell Ltd リーダーテープをリールハブに連結する装置

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