JP2002074731A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2002074731A JP2000257728A JP2000257728A JP2002074731A JP 2002074731 A JP2002074731 A JP 2002074731A JP 2000257728 A JP2000257728 A JP 2000257728A JP 2000257728 A JP2000257728 A JP 2000257728A JP 2002074731 A JP2002074731 A JP 2002074731A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折スポット径の変動を小さく押さえ、安定
したトラックサーボや情報信号の記録再生を可能とする
光ピックアップ装置を提供すること。 【解決手段】 この光ピックアップ装置は、情報記録媒
体1の記録媒質4にレーザ光10を照射し、フォーカス
制御、トランキング制御を行いながら、所望の記録層2
に対して情報の記録/再生を行う。このときに、シリン
ドリカルレンズ12を設けて半導体レーザ光源11から
でるレーザ光10の水平方向の拡がり角を広げるととも
に、対物レンズ18の瞳径をaとし、対物レンズ18に
入ってくるレーザ光10の1/e2となる強度の取り込
み範囲をwとしたときに、光軸方向変移器(コリメータ
レンズ14)の最大可動範囲をa/wが0.8以下の範
囲に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深さ方向にガイド
トラック層と複数の記録層とを有する情報記録媒体に対
して情報の記録および/または再生を行う情報記録再生
装置の光ピックアッブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光ピックアップ装置としては、
異なる二つの厚みの光ディスクの再生を可能するものが
提案されている(例えば特開平10−134400号公
報参照)。この従来の光ピックアップ装置は、光ディス
クの厚みの違いに合わせ、コリメータレンズを光軸方向
駆動させることにより収束度、発散度を調整し、収差を
打ち消すようにしたものである。
【0003】また、他の従来の光ピックアップ装置とし
ては、少なくとも2個の記録面とガイド面を備えた光記
録媒体に光学的に情報を書き込み、読取り、あるいは消
去できるものが提案されている(例えば特開平4−30
1226号公報参照)。この従来の他の光ピックアップ
装置は、対物レンズに近い側にガイドトラック層を、対
物レンズから離れる側に複数の記録層を有する情報記録
媒体に対し、ガイド用光源と記録再生用の走査用光源と
を用いて情報の記録/再生を行うもので、ガイド用光源
からのガイドビームはガイド用コリメータレンズで平行
光束に変換した後、ビーム結合素子、ガルバノミラーお
よび対物レンズを経て情報記録媒体のガイドトラック層
に集光させている。
【0004】また、走査用光源からの走査ビームは、走
査用コリメータレンズで平行光束に変換した後、光軸方
向偏移器により収束度、発散度を調整して上記ビーム結
合素子でガイドビームと結合し、上記ガルバノミラーお
よび対物レンズを経て情報記録媒体の所望の深さの記録
層に集光させるようにしている。
【0005】このようにして、情報の記録においては、
ガイドビームをガイドトラック層に集光させ、その戻り
光に基づいてフォーカス制御およびトラッキング制御を
行うととともに、対物レンズに入射する走査ビームの平
行度を光軸方向偏移器で制御しながら、走査ビームを所
望の深さの記録層に集光させて情報を記録し、また所望
の深さの記録層に記録されている情報の再生や消去にお
いては、走査ビームを所望の深さの記録層に集光させ、
その戻り光に基づいてフォーカス制御およびトラッキン
グ制御を行いながら、情報を再生あるいは消去するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の二つの光ピックアップ装置にあつては、対物レ
ンズに入射するビームの平行度をコリメータレンズまた
は光軸方向偏移器で制御するため、対物レンズヘ入射す
る光は発散光や収集光となり、半導体レーザの拡がり角
の取り込み範囲が変わってしまっていた。
【0007】このため、記録層により対物レンズの瞳径
aと、この対物レンズへ入つてくる光ビームのガウス分
布のとりこみ範囲(1/e2となる強度で定義した径
w)との比率a/wが変わってしまうため、記録層によ
りスポット径が変わってしまい、例えばグルーブによる
トラックエラーの変調度は、スポット径の変動により大
きな変動を受けてしまう欠点があった。
【0008】同様に、記録媒体から信号を読取りの方に
おいても、上述した現象が発生するという欠点があっ
た。
【0009】このような理由から、安定したトラックサ
ーボができず、また、情報信号の記録再生ができないと
いう不具合があった。
【0010】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたものであり、情報記録媒体ディスクの厚み
の変動や多層記録による記録層移動を行うことによる回
折スポット径の変動を小さく押さえ、安定したトラック
サーボや情報信号の記録再生を可能とする光ピックアッ
プ装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る光ピックアップ装置は、
記録層を持つ記録媒体と、レーザ光を発射する半導体レ
ーザ光源と、前記レーザ光について前記記録媒体の記録
層内で焦点を結ばせる対物レンズと、前記対物レンズを
少なくともフォーカス方向に駆動するアクチュエータ
と、前記対物レンズと光源の間に設けた光軸方向変移器
と、前記光軸方向変移器の変移を検出する変移検出手段
とを備え、前記光軸方向変移器を可動しディスク厚の異
なる上記記録媒体に焦点を結ぶことにより信号の記録再
生を行う情報記録再生装置において、対物レンズの瞳径
をaとし、対物レンズに入ってくるレーザ光の1/e2
となる強度の取り込み範囲をwとしたときに、前記光軸
方向変移器の最大可動範囲をa/wが0.8以下の範囲
に設定したことを特徴とする。
【0012】したがって、請求項1記載の発明によれ
ば、ディスク厚の変動や多層記録による記録層移動を行
うことによる回折スポット径の変動を、前記光軸方向変
移器の最大可動範囲をa/wが0.8以下の範囲に設定
したことにより、小さく押さえることができ、安定した
トラックサーボや情報信号の記録再生ができることにな
る。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記記録媒体は多層の記録層を持ち、サーボ用の半
導体レーザ光源と信号記録再生用の半導体レーザ光源と
を備え、前記サーボ用の半導体レーザ光源からのレーザ
光の光軸を変換する光軸方向変換器と信号記録再生用の
半導体レーザ光源からのレーザ光の光軸を変換する光軸
方向変移器とのいずれか一方のみを可動させるアクチュ
エータを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1におい
て、半導体レーザ光源の拡がり角の違いを補正するビー
ム整形手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0016】[第1の実施の形態]図1ないし図6は本
発明の第1の実施の形態に係り、以下第1の実施の形態
について説明する。図1は、本発明の第1実施の形態に
係る光ピックアップ装置の光学系の全体を示す概略構成
図である。図2は、同第1の実施の形態に係る光ピック
アップ装置の光学系の要部を示す垂直方向断面図であ
る。図3は、同第1の実施の形態に係る光ピックアップ
装置で使用するPINフォトダイオードからの信号とコ
リメータレンズ移動量との関係を示す特性図である。
【0017】これらの図において、情報記録媒体1は、
複数の記録層2と、記録層2の両面にそれぞれ設けられ
た保護層3からなる。前記記録層2は、それぞれの記録
層にグループを有するガイドトラックと、例えば相変化
記録と同じ記録/再生のための記録媒質4とを有する。
この実施の形態では、かかる情報記録媒体1の記録媒質
4にレーザ光を照射し、フォーカス制御、トランキング
制御を行いながら、所望の記録層2に対して情報の記録
/再生を行う。
【0018】図1に示すように、本実施の形態での光ピ
ックアップ装置では、半導体レーザ光源11からレーザ
光10が発散光として出射する。このレーザ光10は、
シリンドリカルレンズ12を透過し、後述する記録媒体
1からの反射光束を記録/再生及びサーボ信号を生成す
る光路へ導くための偏光ビームスプリッタ13を透過す
る。次にレーザ光10は、アクチュエータ15で保持さ
れたコリメートレンズ14を透過し、透過後に略平行と
なる。次に、ビームスプリッタ16と1/4波長板17
は一体に構成され、このビームスプリッタ16で一部を
反射し、コリメートレンズ14からの平行度を検出する
光学系へ導く。一方、ビームスプリッタ16を透過した
レーザ光10は、1/4波長板を透過して対物レンズ1
8により情報記録媒体1の記録層2へ集光する。記録層
2から反射したレーザ光10は、対物レンズ10で再度
平行ビームとなり、1/4波長板17、ビームスプリッ
タ16、コリメータ14を透過後、偏光ビームスプリッ
タ13で反射される。反射後のレーザ光10は、シリン
ドリカルレンズ21で集光される記録媒体からの光束を
記録/再生及びサーボ用の電気信号に変換するPINフ
ォトダイオード22上に集光する。
【0019】一方、偏光ビームスプリッタ16で一部反
射したレーザ光10は、臨海角プリズム19へ入り、こ
の反射光を電気信号へ変換するPINフォトダイオード
22を備えている。
【0020】また、少なくとも対物レンズ18は図示し
ないボイスモータ付きの可動部にのっており、情報記録
媒体1の半径方向に移動可能となっており、移動部位の
軽量化により光速シークを可能としている。
【0021】以下、作用の詳細を説明する。半導体レー
ザ光源11からのレーザ光10は、その構造上、断面が
楕円なレーザ光10を出射する。その楕円の短軸方向に
直線偏光をしている。また、一般に、上記楕円の短軸方
向の拡がり角はたとえば9度前後、長軸方向の拡がり角
は20度前後である。図1において偏光面は紙面と水平
方向である。
【0022】このレーザ光10は、シリンドリカルレン
ズ12を透過することで楕円強度分布をほぼ円の強度分
布へ変換する。すなわち、このシリンドリカルレンズ1
2は、紙面方向のみの光線を凸レンズ機能により拡げ、
一方紙面方向と垂直方向はパワーをもたせず、そのまま
透過させる構成となっている。図2は、この部分につい
て、図1の垂直方向の断面を示す図である。
【0023】次にレーザ光10は、P偏光100%透
過、S偏光100%反射の特性を持つ偏光ビームスプリ
ッタ13の入射面にP偏光で入り、この面をほぼ100
%透過していく。続いてレーザ光10は、アクチュエー
タ15で保持されたコリメータレンズ14を透過し、略
平行光となる。この時情報記録媒体1の記録層2におい
て、図示した中央の記録層に集光するようにする。
【0024】続いてレーザ光10は、P偏光70%透
過、S偏光70%反射の特性を持つ偏光ビームスプリッ
タ13の入射面にP偏光で入り70%が透過し、30%
が反射する。
【0025】偏光ビームスプリッタ16と透過したレー
ザ光10は、1/4波長板を透過した円偏光となり、対
物レンズ18により、情報記録媒体1の所望の記録層2
の情報トラック上に集光させる。
【0026】一方、偏光ビームスプリッタ16を反射し
たレーザ光10は、P偏光で臨海角プリズム19を反射
し、光検出器20で受光される。光検出器20は、2分
割フォトダイオードからなり、半導体レーザ光源11か
らの光量を検出する。光検出器20の和信号を対物レン
ズ18から出射されるレーザ光10の光量の光量制御を
行うために使用するとともに、差信号をコリメートレン
ズ14の位置制御に使用する。
【0027】また、情報記録媒体1で反射された反射レ
ーザ光は、往路とは、逆の経路をたどって、対物レンズ
18、1/4波長板17を透過する。この反射レーザ光
は、往路と復路とで1/4波長板17を2回透過するの
でS偏光状態となり,偏光ビームスプリッタ16を、例
えばTs≧70[%]として透過させる。この偏光ビー
ムスプリッタ16を透過した反射レーザ光は、コリメー
タレンズ14を経て偏光ビームスプリッタ13に入射す
る。このビームスプリッタ13に入射された反射レーザ
光は、偏光ビームスプリッタ13の反射面で反射され
る。この偏光ビームスプリッタ13で反射される反射レ
ーザ光は、シリンドリカルレンズ20を通つて、PIN
フォトダイオード22に集光される。このPINフォト
ダイオード22で集光された反射レーザ光は電気信号に
変換されて信号処理回路に送られる。
【0028】この信号処理回路では、PINフォトダイ
オード22からの電気信号を基に、公知の非点収差法に
よリフォーカスエラー信号を出力し、記録層2にあらか
じめ付けられたトラッキング用のグループにより、トラ
ックエラー信号を出力する。一方、情報記録媒体1の所
望の記録層2(図1の深い層、中央の層、浅い層)に記
録されている情報信号を出力する。
【0029】ところで、本発明に係る光ピックアップ装
置では、光軸方向変換器であるコリメータレンズ14
は、アクチュエータ15により光軸方向に駆動可能にな
っており、記録層2,2,…を移動するとき情報記録媒
体1のディスク厚、すなわち情報記録媒体1のディスク
表面から集光点までの厚さが変わるため、記録層2から
合わせてコリメータレンズ14の位置を変え、球面収差
を補正している。
【0030】すなわち、深い記録層を記録再生する場合
は、記録層の厚さが暑くなるため記録層2に集光したス
ポットにはオーバー側の球面収差が発生する。この収差
を補正するため、アクチュエータ15によりコリメート
レンズ14を半導体レーザ光源11側に近づけてコリメ
ートレンズ14からのレーザ光10を発散光とし、対物
レンズ18に発散光を入れてアンダー側の球面収差を発
生させる。これにより対物レンズ18を透過し記録層2
に集光したスポットは、球面収差をキャンセルした良好
なスポットをつくる。浅い層を記録再生する場合は、逆
にコリメートレンズ14を半導体レーザ光源11から遠
ざけて、レーザ光10を収束光束とする。
【0031】レーザ光10を集光してできる情報記録媒
体1のディスク内のスポットは、対物レンズ18を対物
レンズ駆動手段により情報記録媒体1のディスクに対し
てフォーカス方向および可動ユニットをボイスコイルモ
ーターによりトラッキング方向(ディスク半径方向)に
駆動して相対位置を制御している。
【0032】また、コリメータレンズ14の位置制御
や、レーザ光10の光量制御は臨界角プリズム19およ
び光検出器20aを用いた臨界角法により行っている。
【0033】さらに、コリメータレンズ14が移動する
とき、レーザ光10の平行度が変化して収束または発散
する。したがって、光検出器20aの2分割フォトダイ
オードの差をとり差信号を得ることにより、図3に示す
特性の位置制御信号Dが得られる。この位置制御信号D
を用いて、コリメータレンズ14の位置制御を行えばよ
い。
【0034】また、コリメータレンズ14を移動させる
ことにより平行度の変化が生じると、対物レンズ18上
でケラレが生じるため、光量変化が生じる。この場合、
臨界角プリズム19がない場合、光検出器20aで受光
する光量は、対物レンズ出射の光量変化に関係なくほぼ
一定のため、正確な光量制御ができなくなる。
【0035】そこで、臨界角プリズム19による臨界角
法を用いた場合、平行度の変化を検知できるので、これ
を使用して光量制御を行えばよい。すなわち、図3に示
すように、上記エラー信号を基に、コリメータレンンズ
14の位置制御信号Dと、光検出器20aの検出信号の
和信号Kの変動をコリメータレンズ14の位置がゼロ点
を境に極性を反転させ、係数倍することにより、変動す
る対物レンズ18からの出射光量を補正すればよい。
【0036】(ディスク内のスポット径について)とこ
ろで、ディスク内のスポット径はどうなっているのか
を、以下の条件を仮定して計算を行う。なお、図4
(a)は本発明に係る光ピックアップ装置による場合の
ディスク内のスポットの位置とスポット径の関係を示す
特性図、図4(b)は本発明に係る光ピックアップ装置
において、凹レンズを外した場合のディスク内のスポッ
トの位置とスポット径の関係を示す特性図である。図5
(a)は本発明に係る光ピックアップ装置による場合の
ディスク内のスポットの位置とa/wとの関係を示す特
性図、図5(b)は本発明に係る光ピックアップ装置に
おいて、凹レンズを外した場合のディスク内のスポット
の位置とa/wとの関係を示す特性図である。図6は本
発明に係る光ピックアップ装置において、a/wとスポ
ット径の関係を示す図であり、横軸にa/wを、縦軸に
スポット径をそれぞれとったものである。
【0037】次に、スポット径を計算するための条件を
述べると、例えばコリメータレンズ14の焦点距離を1
2.2[mm]、対物レンズ18の焦点距離を2.6
[mm]とし、NA数値を0.6とし、対物レンズの瞳
径を3.12[mm]とし、対物レンズ18からコリメ
ータレンズ14までの距離を88[mm]とする。な
お、少なくとも対物レンズ18はその他の光学系と分離
してディスク半径方向へ移動可能な可動部(図示せず)
に載っており、この位置から30[mm]短くなる位置
へ移動する(ディスク外周部に相当する)ことで、ディ
スク外周部にトラックすることができる。また、半導体
レーザ光源11の拡がり角の半値全幅は、上述したよう
に垂直方向に9[度]、水平方向に20[度]であり、
水平方向の拡がり角のみ凹レンズ12によって水平方向
20[度]と同じ角度になるように広げられたレーザ光
10に変換されている。
【0038】上記コリメータレンズ14で平行光とされ
たあとの1/e2となる強度での直径wと、対物レンズ
18の瞳径aと直径wとの比(a/w)とはそれぞれ以
下のようになる。
【0039】すなわち、直径wについては、 w=2×12.2[mm]×sin(20[度]/2×1.699) =7.13[mm] a/w=0.44 となる。
【0040】ここで、情報記録媒体1の屈折率をポリカ
ーボネートの値である1.56とおき、上記値を用いて
媒体内で±40[um]の距離の中でスポットを動かし
た場合に、スポット径は、図4(a)により、光路長変
動を含めてレンジで2[%]のレベル変動に納まってい
る。
【0041】また、この条件におけるa/wは、図5
(a)に示すように、0.28〜0.55の間の変動と
なっている。
【0042】比較のため、図示水平方向(図1の紙面方
向)のみを拡げる凹レンズ12を外した場合の水平方向
のスポット径図は、図4(b)よリ、レンジで14
[%]の値を示し、大きな変動となることがわかる。
【0043】また、この条件におけるa/wは、図5
(b)に示すように、0.65〜1.28の間で大きく
変動することとなる。
【0044】一方、本発明の実施の形態に係る光ピック
アップ装置において、a/wとスポット径の関係を調べ
てみると、図6に示すように、a/wの値が、例えば
0.8境に大きくなればなるほどスポット径も大きくな
ることかわかる。したがって、コリメータレンズ14を
大きく変移させた場合の最大のa/w値を0.8以下に
設定することにより、a/wの変化に対しスポット径変
化の少ない領域(図6において、a/w=0.8〜0.
33の領域)を使用することができる。
【0045】以上説明したように本発明の実施の形態に
係る光ピックアップ装置では、シリンドリカルレンズ1
2を設けて、水平方向の拡がり角を大きくとり、かつ、
コリメータレンズ14を大きく変移させた場合の最大で
もa/w値を 0.8以下に設定することにより、ディス
ク厚の変動や多層記録による記録層移動を行うことによ
る回折スポット径の変動を小さく押さえることができ、
安定したトラックサーボや情報信号の記録再生を可能と
することができる。
【0046】[第2の実施の形態]図7は、本発明の第
2実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系全体を
示す概略構成図である。図8は、同第2の実施の形態に
おいて光検出器で得られた検出信号の差を取った差信号
の特性図で、横軸にコリメータレンズの移動量を、縦軸
に差信号の値をとった図である。図9は、同第2の実施
の形態において光検出器から得られた検出信号の特性図
であって、横軸にコリメータレンズの移動量を、縦軸に
検出信号の値をとった図である。
【0047】この第2の実施の形態が第1実施の形態と
異なる部分のみを以下では説明する。なお、第2の実施
の形態において、第1の実施の形態と同一構成要素には
同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】図7に示す第2実施の形態において、情報
記録媒体1は、グルーブを有するガイドトラック層5
と、該ガイドトラック層5上に記録/再生用レーザ光の
吸収層6を介して設けられた記録媒質4が分割されて,
複数の記録層2を形成するようになつている。
【0049】この第2の実施の形態では、この情報記録
媒体1に、ガイドトラック層5からフォーカス制御およ
びトラッキング制御を行うためにサーボ用レーザ光(第
1のビーム)40を照射するとともに、記録/再生用レ
ーザ光(第2のビーム)10とを照射して所望の記録層
に対して情報の記録/再生を行うことを特徴としてい
る。
【0050】この第2の実施の形態では、第1の実施の
形態における偏光ビームスプリッタ16に代えてダイク
ロイックプリズム23を使用している。当該ダイクロイ
ックプリズム23と対物レンズ18との間にビームスプ
リッタ24を設けている。
【0051】1/4波長板17は、コリメータレンズ1
4とダイクロイックプリズム23の間に配置される。な
お、サーボ用レーザ光40の波長は、記録/再生用レー
ザ10の波長よりも長くする。
【0052】また、サーボ用レーザ光40および記録/
再生用レーザ光10は、ビームスプリッタ24で反射さ
せ、対物レンズ18に入射する。
【0053】一方、ビームスプリッタ24を透過したサ
ーボ用レーザ光40は、集光レンズ25およびシリンド
リカルレンズ26を通つて、光検出器20bに集光され
る。集光レンズ25は、対物レンズ18と同じ径の絞り
27が配置されている(対物レンズの絞りは省略されて
いる)。光検出器20bは4分割フォトダイオードであ
る。また、ビームスプリンタ24および対物レンズ18
の検出系は、分離光学系の可動部28に配置されてい
る。このとき、ビームスプリッタ24から対物レンズ1
8までの距離と、ビームスプリッタ24から集光レンズ
25までの光学距離は同距離であるため、発散、収東に
よる対物レンズ18の透過光と同じ光量の変動を光検出
器20bで検出することができる。
【0054】サーボ用レーザ光40は、光源ユニット4
1から出射される。この光源ユニット41は、半導体レ
ーザ光源42と、光検出器43と、ホログラム44とか
ら構成されている。この光源ユニット41とコリメータ
レンズ45との間には、水平方向(図1の紙面方向)の
拡がり角のみ大きく変換するシリンドリカルレンズ46
が配置されている。この光源ユニット41からのサーボ
用レーザ光40は、シリンドリカルレンズ46で水平方
向(図1の紙面方向)の拡がり角のみ大きく変換された
後、コリメータレンズ45で略平行光にされ、しかる後
に、ダイクロイックプリズム23、ビームスプリッタ2
4で反射され、対物レンズ18により情報記録媒体1の
ガイドトラック5に集光される。なお、凹レンズ46
は、半導体レーザ光源41の拡がり角の違いを補正する
ビーム整形手段を構成している。
【0055】また、情報記録媒体1で反射されるサーボ
用レーザ光40は、往路とは逆の経路をたどつて、対物
レンズ18、ビームスプリッタ24、ダイクロイックプ
リズム23、コリメータレンズ45および凹レンズ46
を介して光源ユニット41のホログラム44に入射させ
て回折させ、その回折光を光検出器43で受光して、公
知のビームサイズ法やフーコー法などによリフォーカス
エラー信号を検出し、プッシュプル法などによりトラッ
キングエラー信号を検出する。
【0056】なお、光検出器43からの検出信号の差を
取ると、図8に示すような検出差信号Dが得られるの
で、この検出差信号Dによりコリメータレンズ45を駆
動すればよい。
【0057】また、光検出器43からの検出信号Sa,
Sbは、図9に示すように、コリメータレンズ45を透
過したレーザ光が収束光となるように移動すればするほ
ど高くなり(出射光量が大きくなり)、コリメータレン
ズ45を透過したレーザ光が発散光となるように移動す
ればするほど低くなる(出射光量が小さくなる)。ま
た、光検出器43からの検出信号の特性は、図9に示す
ように、内周側の検出信号Saのほうが変化率が大き
く、外周側の検出信号Sbほうが変化率が小さい。した
がって、この光検出器43の検出信号SaまたはSbの
特性を使用し、コリメータレンズ43の位置に対する半
導体レーザ光源42の出射光量を制御すればよい。
【0058】なお、サーボ用レーザ光40側のコリメー
タレンズ45の駆動に応じて、対物レンズ18の位置を
動かすことにより、相対的に記録/再生用レーザ光10
の情報記録媒体1のディスク内のスポット位置を移動さ
せることができる。
【0059】この場合も、サーボ用光源側のコリメータ
レンズ45を大きく変移させた場合の最大のa/w値を
0.8以下に設定することにより、a/wの変化に対し
スポット径変化の少ない領域(図6において、a/w=
0.8〜0.33の領域)を使用することができる。
【0060】以上説明したように本発明の第2の実施の
形態に係る光ピックアップ装置では、シリンドリカルレ
ンズ46を設けて、水平方向の拡がり角を大きくとり、
かつ、コリメータレンズ45を大きく変移させた場合の
最大でもa/w値を 0.8以下に設定することにより、
ディスク厚の変動や多層記録による記録層移動を行うこ
とによる回折スポット径の変動を小さく押さえることが
でき、安定したトラックサーボや情報信号の記録再生を
可能とすることができる。
【0061】また、第2の実施の形態に特有の効果とし
ては、2波長により、記録再生専用のレーザ光10のス
ポットとサーボ専用のレーザ光40のスポットとに分
け、記録再生用のレーザ光10のスポットのa/wは変
動させないようにすることで、記録再生の性能変動を抑
えることができるとともに、サーボ用として可動部に光
量検出手段を設けることで、光路長が変わるときの対物
レンズ18からの出射パワー変動も同時に抑えることが
できる。
【0062】なお、第2の実施の形態では、前記サーボ
用の光源ユニット41からのサーボ用レーザ光40の光
軸を変換するコリメータレンズ(光軸方向変換器)45
をアクチュエータ15で移動させるようにしたが、信号
記録再生用の半導体レーザ光源11からのレーザ光10
の光軸を変換するコリメータレンズ(光軸方向変移器)
14をアクチュエータで移動させるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、情
報記録媒体ディスクの厚みの変動や多層記録による記録
層移動を行うことによる回折スポット径の変動を小さく
押さえたので、安定したトラックサーボや情報信号の記
録再生を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る光ピックアップ
装置の光学系の全体を示す概略構成図である。
【図2】同第1の実施の形態に係る光ピックアップ装置
の光学系の要部を示す垂直方向断面図である。
【図3】同第1の実施の形態に係る光ピックアップ装置
で使用するPINフォトダイオードからの信号とコリメ
ータレンズ移動量との関係を示す特性図である。
【図4】図4(a)は同第1の実施の形態に係る光ピッ
クアップ装置による場合のディスク内のスポットの位置
とスポット径の関係を示す特性図、図4(b)は本発明
の第1の実施の形態に係る光ピックアップ装置におい
て、凹レンズを外した場合のディスク内のスポットの位
置とスポット径の関係を示す特性図である。
【図5】図5(a)は同第1の実施の形態に係る光ピッ
クアップ装置による場合のディスク内のスポットの位置
とa/wとの関係を示す特性図、図5(b)は同第1の
実施の形態に係る光ピックアップ装置において、凹レン
ズを外した場合のディスク内のスポットの位置とa/w
との関係を示す特性図である。
【図6】同第1の実施の形態に係る光ピックアップ装置
において、a/wとスポット径の関係を示す図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る光ピックアップ
装置の光学系全体を示す概略構成図である。
【図8】同第2の実施の形態において光検出器で得られ
た検出信号の差を取った差信号の特性図である。
【図9】同第2の実施の形態において光検出器から得ら
れた検出信号の特性図である。
【符号の説明】
1 情報記録媒体 2 記録層 3 保護層 4 記録媒質 5 ガイドトラック層 6 吸収層 8 サーボ駆動系 10,40 レーザ光 11 半導体レーザ光源 12,46 シリンドリカルレンズ(ビーム整形手段
9) 13 偏光ビームスプリッタ 14,45 コリメータレンズ(光軸方向変移器) 15 アクチュエータ 16 偏光ビームスプリッタ 17 1/4波長板 18 対物レンズ 19 臨界角プリズム 20a,20b 光検出器 21 シリンドルカルレンズ 22 PINフォトダイオード 23 ダイクロイックプリズム 24 ビームスプリッタ 25 集光レンズ 41 光源ユニット 42 半導体レーザ光源 43 光検出器 44 ホログラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録層を持つ記録媒体と、レーザ光を発
    射する半導体レーザ光源と、前記レーザ光について前記
    記録媒体の記録層内で焦点を結ばせる対物レンズと、前
    記対物レンズを少なくともフォーカス方向に駆動するア
    クチュエータと、前記対物レンズと光源の間に設けた光
    軸方向変移器と、前記光軸方向変移器の変移を検出する
    変移検出手段とを備え、前記光軸方向変移器を可動しデ
    ィスク厚の異なる上記記録媒体に焦点を結ぶことにより
    信号の記録再生を行う情報記録再生装置において、 対物レンズの瞳径をaとし、対物レンズに入ってくるレ
    ーザ光の1/e2となる強度の取り込み範囲をwとした
    ときに、前記光軸方向変移器の最大可動範囲をa/wが
    0.8以下の範囲に設定したことを特徴とする光ピック
    アップ装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体は多層の記録層を持ち、サ
    ーボ用の半導体レーザ光源と信号記録再生用の半導体レ
    ーザ光源とを備え、前記サーボ用の半導体レーザ光源か
    らのレーザ光の光軸を変換する光軸方向変換器と信号記
    録再生用の半導体レーザ光源からのレーザ光の光軸を変
    換する光軸方向変移器とのいずれか一方のみを可動させ
    るアクチュエータを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザ光源の拡がり角の違いを補
    正するビーム整形手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の光ピックアップ装置。
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