JP2002074699A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2002074699A
JP2002074699A JP2000262458A JP2000262458A JP2002074699A JP 2002074699 A JP2002074699 A JP 2002074699A JP 2000262458 A JP2000262458 A JP 2000262458A JP 2000262458 A JP2000262458 A JP 2000262458A JP 2002074699 A JP2002074699 A JP 2002074699A
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signal
error signal
focus
recording
optical lens
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JP2000262458A
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English (en)
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Shunei Hamaguchi
俊英 浜口
Koji Fujiyama
晃治 藤山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シーク動作時に発生するトラッキング誤差信
号(TE信号、(A))の振幅をk倍に増幅した信号
(C)を生成し、同じくシーク動作時に発生するフォー
カス誤差信号(FE信号、(B))から差し引いた修正
フォーカス誤差信号(修正FE信号)を生成する。シー
ク動作時にはこの修正FE信号をフォーカスアクチュエ
ータ駆動回路への入力値とすることによりフォーカスサ
ーボによる光ピックアップの振動を軽減する。 【効果】 シーク動作時に発生する騒音を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディスク装置に関
し、特にたとえば、ディスク記録媒体に離散的に分布し
た複数の記録領域の各々に光ピックアップによってアク
セスする、ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスク装置では、ディスク記
録媒体から所定の信号を読み出し、もしくは所定の信号
を書き込むときには、図11に示すように光磁気ディス
ク36上に離散的に分布する記録領域〜にアクセス
する。記録領域にアクセスするときには、シーク動作に
よって光ピックアップが光磁気ディスク36の径方向
(外周方向および内周方向)に移動されて目的の記録領
域が存在するトラックに到達する。このシーク動作によ
り光ピックアップが移動するときにはトラッキングサー
ボがオフ状態で、フォーカスサーボがオン状態となって
いる。
【0003】トラッキングサーボおよびフォーカスサー
ボを制御するトラッキング誤差信号(以下、「TE信
号」と表記)およびフォーカス誤差信号(以下、「FE
信号」と表記)は、図12(A)に示すように光磁気デ
ィスク36の表面に設けられたランドトラック(図12
(A)におけるL)もしくはグルーブトラック(図12
(A)におけるG)に照射した3つのレーザ光46a、
46b、46cの反射光に基づいて生成される。光磁気
ディスク36の表面で反射したレーザ光は、光ピックア
ップの内部に設けられた図12(B)に示すような複数
の受光素子48a〜48hを備える光検出器48で受光
され光電変換される。
【0004】光磁気ディスク36に表面に照射られたレ
ーザ光46bの領域A,領域B,領域Cおよび領域Dに
相当する反射光は、A〜Dのアルファベットの対応する
受光素子48a,48b,48cおよび48dによって
それぞれ受光される。
【0005】同様に、レーザ光46aおよびレーザ光4
6cの領域E,領域F,領域Gおよび領域Hに相当する
反射光は、E〜Hのアルファベットの対応する受光素子
48e,48f,48gおよび48hによってそれぞれ
受光される。
【0006】受光素子48a〜48hからの出力をそれ
ぞれアルファベットA〜Hで表すと、TEおよびFEは
それぞれ、数1,数2に基づく演算によって算出され
る。
【0007】
【数1】TE={(A+B)―(C+D)}―α{(E
+H)―(F+G)} ただし、α≒2である。
【0008】
【数2】FE=(A+C)―(B+D)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】シーク動作時には光ピ
ックアップが複数のランドトラックおよびグルーブトラ
ックを跨いでトラックの幅方向に移動する。ランドトラ
ックおよびグルーブトラックは反射率が異なるため、レ
ーザ光46bの反射光が受光素子48a,48b,48
cおよび48dに形成するスポットには明暗が発生す
る。この明暗は光ピックアップの移動にしたがって図1
3(A)〜(B)に示すように変化する。図13(A)
〜(B)の各図に斜線を施した部分が明暗のうち暗の部
分である(図14において同じ)。
【0010】図13に示すようにスポットの形状が真円
で、かつスポットの中心が受光素子48a,48b,4
8cおよび48dの中心に一致しているのは理想的な状
態である。このようにスポットが理想的であるとシーク
動作時のFE信号の値は常に0となる。
【0011】しかし、ピックアップ光学系の組み立て誤
差などにより、光磁気ディスク36上でのビームスポッ
トが理想的に絞られた状態でもセンサ(受光素子48
a,48b,48cおよび48d)上の光分布などが理
想状態とはならない場合がある。この場合には図13に
示したシーク動作時におけるレーザ光のスポットの明暗
がフォーカス検出(フォーカス誤差信号)にも影響し、
フォーカス誤差信号が常には「0」とならない。
【0012】実際のディスク装置におけるレーザ光のス
ポットは図14に示すように、楕円形であり、その中心
はセンサ(受光素子48a,48b,48cおよび48
d)の中心からずれている。スポットの形状は図14
(A)〜(B)に示すように変化するので、数2におけ
る(A+C)と(B+D)との値が等しくならない。し
たがって、シーク動作時のFE信号には「0」でない信
号波形が現れる。また、スポットの中心がずれているた
め、(A+B)と(B+D)との値の差がさらに大きく
なり、FE信号に現れる信号波形もさらに大きくなる。
【0013】したがって、実際のディスク装置において
は、シーク動作時のFE信号には本来生じるべきでない
信号波形が含まれる。FE信号に含まれる本来生じるべ
きでないこの信号波形は「TE漏れ込み信号」と呼ばれ
る。
【0014】このようにFE信号にTE漏れ込み信号が
含まれていると、FE信号に基づくフォーカスサーボに
よって光ピックアップが上下に大きく振動して騒音が発
生する。このため、従来のディスク装置ではシーク動作
の度に騒音が発生してオペレータに不快感を与えるとい
う問題があった。
【0015】また、マイクに入力された音声を録音する
ディスク装置では、シーク動作中で音声信号が光磁気デ
ィスク36に記録されていない間にも、録音すべき音声
信号がマイクから随時出力されてバッファに蓄積されて
いる。そのため、シーク動作中に発生する騒音がマイク
に拾われ、記録すべき音声信号に雑音が混じるという問
題があった。
【0016】それゆえに、この発明の主たる目的は、シ
ーク動作時に発生するTE漏れ込み信号に起因した騒音
を低減する、ディスク装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、トラックが
形成されたディスク記録媒体の記録面にレーザ光を照射
する光学レンズ、記録面からの反射光に基づいて前記光
学レンズのトラッキング誤差信号を生成する第1生成手
段、反射光に基づいて光学レンズのフォーカス誤差信号
を生成する第2生成手段、トラックを跨ぐように光学レ
ンズを移動させる移動手段、移動手段によって光学レン
ズを移動させるときにフォーカス誤差信号からトラッキ
ング誤差信号に関連する信号成分を除去する除去手段、
および除去手段によって信号成分が除去された除去信号
に基づいて光学レンズのフォーカスを調整する調整手段
を備える、ディスク装置である。
【0018】
【作用】この発明においては、光ピックアップ(光学レ
ンズ)のシーク動作をおこなうときに、フォーカス誤差
信号からトラッキング漏れ込み信号(TE漏れ込み信
号)が除去される。つまり、第1生成手段は光学レンズ
を介してディスク記録媒体の記録面に照射されたレーザ
光の反射光に基づいてトラッキング誤差信号を生成す
る。第2生成手段は、同様の反射光に基づいてフォーカ
ス誤差信号を生成する。なお、このフォーカス誤差信号
にはトラッキング漏れ込み信号が含まれている。また、
移動手段はシーク動作時に光学レンズがトラックを跨ぐ
ように移動させる。そして、除去手段は光学レンズのシ
ーク動作時にフォーカス誤差信号からトラッキング誤差
信号に関連する信号成分を除去し、調整手段は除去手段
によって信号成分が除去された除去信号に基づいて光学
レンズのフォーカスを調整する。したがって、シーク動
作時にフォーカス信号に含まれるトラッキング漏れ込み
信号に起因して発生する光ピックアップの動作が軽減さ
れる。
【0019】この発明の好ましい実施例では、フォーカ
ス誤差信号からトラッキング誤差信号に関連する信号成
分を除去する方法として、減衰手段がトラッキング誤差
信号を減衰し、引き算手段が減衰手段によって減衰され
たトラッキング誤差信号を、フォーカス誤差信号から引
き算する方法が好ましい。
【0020】この発明の実施例における別の局面では、
トラッキング誤差信号の振幅およびフォーカス信号の振
幅に基づいてトラッキング誤差信号の減衰率が決定され
る。つまり、第1測定手段はトラッキング誤差信号の第
1振幅を測定し、第2測定手段はフォーカス誤差信号の
第2振幅を測定する。そして、減衰手段は第1振幅およ
び第2振幅の割合(たとえば、第2振幅の第1振幅に対
する割合)に基づいた減衰率でトラッキング誤差信号を
減衰させる。
【0021】この発明の実施例におけるさらに別の局面
では、減衰されたトラッキング信号の極性に基づいて最
適な減衰率が決定される。つまり、増加手段は減衰手段
の減衰率を段階的に増加させる。判別手段は、増加手段
によって前回増加された減衰率に対応する除去信号と今
回増加した減衰率に対応する除去信号との極性が反転し
たかどうかを順次判別し、確定手段は極性が反転したと
きに前回の減衰率を最適減衰率として決定する。そし
て、調整手段は最適減衰率に対応する除去信号に基づい
て光学レンズのフォーカスを調整する。
【0022】この発明のその他の実施例では、ディスク
装置はディスク記録媒体に音声信号を記録するディスク
装置である。つまり、ディスク記録媒体には複数の空き
領域が離散的に分布している。取り込み手段は、記録す
る音声信号を外部から取り込み、メモリ手段(バッフ
ァ)は取り込み手段によって取り込まれた音声信号を一
時的に格納する。そして、移動手段は、メモリ手段に格
納された音声信号をディスク記録媒体に離散的に分布し
ている各々の空き領域に移動させ、記録手段は前記メモ
リ手段によって格納された音声信号をディスク記録媒体
に所定量ずつ記録する。したがって、トラッキング漏れ
込み信号に起因する光ピックアップの動作による騒音が
音声信号に含まれることを防止できる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、シーク動作時にはフ
ォーカス誤差信号に含まれるトラッキング漏れ込み信号
が除去されるので、トラッキング漏れ込み信号に起因す
る光ピックアップの振動が軽減される。したがって、シ
ーク動作時に光ピックアップの振動により発生する騒音
を低減することができる。
【0024】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0025】
【実施例】[実施例1]図1を参照して、この実施例の
ディジタルカメラ10は、フォーカスレンズ12および
マイク30を含む。フォーカスレンズ12を経た被写体
の光像はCCDイメージャ14の受光面に入射される。
受光面では、入射された光像に対応するカメラ信号(映
像信号)が光電変換によって生成される。
【0026】タイミングジェネレータ(TG)24は、
システムコントローラ26から処理命令が与えられたと
き、CCDイメージャ14から所定のフレームレートで
カメラ信号を繰り返し読み出す。読み出されたカメラ信
号は、CDS/AGC回路16における周知のノイズ除
去およびレベル調整を経て、A/D変換器18でディジ
タル信号に変換される。
【0027】一方、信号処理回路32は、システムコン
トローラ26から処理命令が与えられたとき、マイク3
0から音声信号を取得する。取得された音声信号は周知
の信号処理を経て、A/D変換器34でディジタル信号
に変換される。
【0028】A/D変換器18およびA/D変換器34
によってディジタル信号に変換されたカメラ信号および
音声信号は信号処理回路20にそれぞれ入力される。入
力されたカメラ信号および音声信号は、所定の信号処理
が施されてバッファメモリ22に出力される。バッファ
メモリ22に蓄積されたカメラ信号および音声信号(以
下、「記録信号」と呼ぶ)は、ディスク駆動系を制御す
るDSP(Digital Signal Processor)56によって適
宜に読み出される。
【0029】システムコントローラ26は、シャッタボ
タン28bからのシャッタ信号を受けてタイミングジェ
ネレータ(TG)24および信号処理回路32に処理命
令を与える。シャッタ信号はシステムコントローラ26
によってDSP56にも与えられる。
【0030】ディスク駆動系は、光ピックアップ42を
含む。光ピックアップ42は光学レンズ(対物レンズ)
50を含み、対物レンズ50はアクチュエータ44によ
って支持される。アクチュエータ44にはトラッキング
アクチュエータおよびフォーカスアクチュエータが含ま
れている。レーザダイオード46から出力されたレーザ
光が対物レンズ50によって収束され、AS−MO(Ad
vanced Storage Magneto Optical)ディスクのような光
磁気ディスク(MOディスク)36の記録面に照射され
る。このことにより、所望の記録信号が光磁気ディスク
36の記録面に記録され、また所望の記録信号(カメラ
信号および音声信号)が記録面から読み出される。
【0031】光磁気ディスク36に記録信号が記録され
るときには、まずDSP56は、空き領域の空き容量に
応じた記録信号をバッファメモリ22から取得する。そ
して、取得した記録信号に応じた制御信号を生成して光
ピックアップ42内のレーザドライブ(図示せず)に与
える。制御信号を受け取ったレーザドライブによって駆
動されるレーザダイオード46は、記録信号を記録する
ためのレーザ光を発振する。
【0032】なお、光磁気ディスク36は、ランドトラ
ックおよびグルーブトラックに記録可能なディスクであ
る。また、光ピックアップ42は、たとえばラックピニ
オン40によってスレッドモータ38に連結されてお
り、その位置が光磁気ディスク36の径方向(外周方向
および内周方向)に移動される(シーク動作)。
【0033】光磁気ディスク36の記録面で反射したレ
ーザ光の反射光は、同じ対物レンズ50を通過して光検
出器48に照射される。光検出器48の出力は、FE信
号検出回路52およびTE信号検出回路54に入力さ
れ、FE信号検出回路52ではフォーカス誤差信号(F
E信号)、TE信号検出回路54ではトラッキング誤差
信号(TE信号)がそれぞれ検出される。検出されたF
E信号およびTE信号はDSP56に設けられたA/D
変換器(図示せず)を介してマイコン56のコア(図示
せず)にそれぞれ与えられる。
【0034】光検出器48は具体的には、図12(B)
に示したように構成されている。光検出器48は、中央
に設けられた4つの領域A〜Dおよびその上下に設けら
れた領域F,Eおよび領域G,Hを有し、各領域A〜H
は光検出素子48a〜48hによって形成される。レー
ザダイオード46から発せられるレーザ光は、図示しな
い回折格子で回折され、3つのレーザ光46aから46
cが対物レンズ50を通して光磁気ディスク36の記録
面に照射される。つまり、図12(A)に示すように、
光磁気ディスク36の回転方向(タンジェンシャル方
向)に対し、領域A〜Dに対応するレーザ光46bを中
心にして、その左右に領域EおよびFに対応するレーザ
光46aおよび領域GおよびHに対応するレーザ光46
cが照射される。なお、領域A〜Dに対応するレーザ光
46bがメインビームであり、領域E,Fおよび領域
G,Hに対応するレーザ光46aおよびレーザ光46c
がサブビームである。また、再生信号(カメラ信号およ
び音声信号)およびFE信号は、メインビームから取り
出される。また、TE信号はメインビームおよびサブビ
ームから取り出される。
【0035】メインビームおよびサブビームから取り出
されたFE信号およびTE信号は、それぞれDSP56
に与えられる。DSP56では、与えられたFE信号お
よびTE信号に所定の処理が施され、FE信号からはフ
ォーカスアクチュエータ制御信号を、TE信号からはト
ラッキングアクチュエータ制御信号およびスレッド制御
信号を生成する。生成された各制御信号は、DSP56
が備えるD/A変換器(図示せず)によってアナログ変
換され、変換されたフォーカスアクチュエータ制御信
号,トラッキングアクチュエータ制御信号およびスレッ
ド制御信号が、フォーカスアクチュエータ(FACT)駆動
回路60,フォーカスアクチュエータ(TACT)駆動回路
62およびスレッド(SLED)駆動回路64にそれぞれ与
えられる。
【0036】フォーカスアクチュエータ駆動回路60
は、対物レンズ50の位置を光軸方向に移動させてフォ
ーカスを調整する。トラッキングアクチュエータ駆動回
路62は、対物レンズ50の位置を光磁気ディスク36
の径方向(外周方向および内周方向)に移動させて、レ
ーザ光をランドトラックもしくはグルーブトラックに追
従させる。また、スレッド駆動回路64はシーク動作時
に光ピックアップ42の位置を光磁気ディスク36の径
方向に移動させる。
【0037】ここで、フォーカスアクチュエータ制御信
号はFE信号に基づいて生成されるが、上述したように
シーク動作時のFE信号にはTE漏れ込み信号が含まれ
ている。このTE漏れ込み信号のために、シーク動作時
のFE信号の振幅は本来あるべき振幅よりも大きくなっ
ている。そのためシーク動作時に生成されるフォーカス
アクチュエータ制御信号は、対物レンズ50の位置を必
要以上に光軸方向に動作させる信号となる。このような
シーク動作時の必要以上のフォーカス制御動作により、
光ピックアップ42が大きく振動し、騒音が発生する。
【0038】この実施例のディジタルカメラ10では、
FE信号に含まれるTE漏れ込み信号を低減してシーク
動作時に発生する騒音を軽減させる。TE漏れ込み信号
を低減する方法を、図2を用いて具体的に説明する。図
2(B)に示すFE信号にはTE漏れ込み信号が含まれ
ており(振幅が本来の振幅よりも大きくなっている)、
その位相は図2(A)に示すTE信号と同じである。そ
こで、漏れ込みの原因であるTE信号の振幅を係数k倍
した図2(C)に示す信号を生成し、図2(B)の信号
から図2(C)の信号を差し引くことによって図2
(D)に示すような信号を生成する。係数kの値は、図
2(D)の信号が図2(B)の信号と同位相となり、か
つ振幅が最小となるような値である。
【0039】ディジタルカメラ10では、図3のフロー
図に示す手順に従ってDSP56が処理を実行すること
により上述の処理が行われる。なお、図3および図4の
フロー図はディジタルカメラ10において、カメラ信号
および音声信号を光磁気ディスク36に記録するときの
処理を示している。
【0040】ディジタルカメラ10の電源(図示せず)
が投入されると、システムコントローラ26からDSP
56に起動信号が与えられる。DSP56は起動信号を
受け取ると、まずステップS1でDRAM58に設けら
れたワークエリアkに「0」を設定する。そして、ステ
ップS3でフォーカスアクチュエータ(FACT)駆動回路
60をオン状態にする。このときフォーカスアクチュエ
ータ駆動回路60への入力値Trは数3によって決定さ
れる。
【0041】
【数3】Tr=FE−k×TE FEはフォーカス誤差信号(FE信号)であり、TEは
トラッキング誤差信号(TE信号)であり、係数kはワ
ークエリアkに設定された減衰率である。このため、ワ
ークエリアkに設定される係数kによってフォーカスア
クチュエータ駆動回路60への入力値Trが変更され
る。このときのFE信号は図2(B)に示す信号であ
り、TE漏れ込み信号が含まれている。
【0042】つぎに、ステップS5でトラッキングアク
チュエータ(TACT)駆動回路62をオン状態とする。ト
ラッキングアクチュエータ駆動回路62への入力値は通
常の入力値である。このTE信号は図2(A)に示す信
号である。
【0043】ステップS7ではディスク駆動系が記録モ
ードであるかどうかを判断する。ディジタルカメラ10
のオペレータがモード切替ボタン28aを記録モードに
設定するとシステムコントローラ26から記録モードへ
のモード切り替え信号がDSP56に与えられてディス
ク駆動系が記録モードに移行する。ディスク駆動系が記
録モードに移行するとステップS7で記録モードである
と判断される。
【0044】ステップS9では、光磁気ディスク36か
らTOC(Table of Contents)を読み出して図10に
示すような空き領域テーブルをDRAM(Dynamic rand
om access memory)58に作成する。この空き領域テー
ブルは、図11に示した光磁気ディスク36の空き領域
〜に対応しており、各空き領域の先頭アドレスおよ
び記録容量が保持されている。
【0045】記録モードにおいてオペレータがシャッタ
ボタン28bを押し下げると、シャッタ信号がシステム
コントローラ26を介してDSP56に与えられ、ステ
ップS11でシャッタボタン28bがオン状態であると
判断される。
【0046】つぎに、DSP56はステップS13でバ
ッファメモリ22が空であるかどうか、つまり記録すべ
きデータ(カメラ信号および音声信号)がバッファメモ
リ22内にいまだ存在するかどうかを判断する。バッフ
ァメモリ22内にデータが存在しないことが、データ記
録の終了条件となる。バッファメモリ22に記録すべき
データが存在すると判断すると、ステップS17で、デ
ータを記録する空き領域をDRAM58に記録された空
き領域テーブル(図10参照)に基づいて決定する。空
き領域を決定する方法としては、空き容量の大きい空き
領域から選択する方法などが考えられる。
【0047】ステップS19ではバッファメモリ22に
蓄積されているデータ量が所定の閾値以上であるかどう
かを判断する。ここで、所定の閾値は、たとえばバッフ
ァメモリ22へのデータの蓄積速度,データを記録する
空き領域の容量,書込み速度などに基づいて、バッファ
メモリ22のデータの溢れもしくはデータの枯渇が起こ
らないように決定される値である。バッファメモリ22
に蓄積されたデータ量が閾値以上であると判断すると、
ステップS23でトラッキングアクチュエータ駆動回路
62をオフにする。
【0048】そして、ステップS25で、フォーカスア
クチュエータ駆動回路60への入力をTE漏れ込み信号
の含まれない信号とするためにワークエリアkに「0」
以外の“所定の値”を設定、つまり数3における係数k
の値(減衰率)を「0」以外に変更する。
【0049】ここで、係数kに「0」以外の値が設定さ
れると、数3によって求まる値は図2(D)に示したよ
うに、図2(B)のFE信号と同位相で周期的に変化す
る信号となる。この信号を「修正FE信号」と呼ぶこと
にする。また、係数kの値は上述したように、修正FE
信号が本来のFE信号と同位相で最小となるように予め
設定された値である。なお、係数kの値を決定するとき
は、標準的なFE信号およびTE信号に基づいて、修正
FE信号が本来のFE信号と同位相であるという条件を
満たすように決定する。
【0050】フォーカスアクチュエータ駆動回路60へ
の入力値が設定されると、ステップS27でスレッド
(SLED)駆動回路64をオン状態にして、空き領域
(ステップS17で決定)が存在するトラックに向けて
光ピックアップ42をスレッドさせる(シーク動作)。
ステップS29では光ピックアップ42が目標トラック
に到達したかどうかを判断する。到達したと判断すると
ステップS31でスレッド(SLED)駆動回路64を
オフ状態にしてシーク動作を終了させ、ステップS33
でトラッキングアクチュエータ駆動回路62をオン状態
にする。
【0051】さらに、ステップS35でワークエリアk
に再び「0」を設定し、フォーカスアクチュエータ駆動
回路60への入力値を本来のFE信号(図2(B))に
戻す。
【0052】そして、ステップS37でDSP56はバ
ッファメモリ22から記録領域の空き容量に相当する記
録データを取得して空き領域に記録する。当該空き領域
への記録が終了すると、DRAM58に記録された空き
領域テーブル(図10参照)の更新をステップS39で
行う。空き領域テーブルの更新が終了すると、ステップ
S13に戻って再びバッファメモリ22が空であるかど
うかを判断する。バッファメモリ22に記録すべきデー
タが残っているときには、ステップS17で再び空き領
域を決定し、ステップS19からステップS39の処理
を繰り返して残りの記録データの記録を行う。
【0053】なお、ステップS19でバッファメモリ2
2に蓄積されているデータ量が所定の閾値より少ないと
判断すると、ステップS21でシャッタボタンがオフ状
態であるかどうかを判断する。このとき、シャッタボタ
ンがオフ状態であれば、バッファメモリ22にこれ以上
記録データが蓄積されることはないので、バッファメモ
リ22に蓄積されている残りデータを記録するためにス
テップS23に進む。一方、シャッタボタンがオフ状態
でないときにはステップS19に戻って閾値以上の記録
データがバッファメモリ22に蓄積されるまで待機す
る。
【0054】記録すべきすべてのデータが記録されると
ステップS13でバッファメモリ22が空であると判断
し、ステップS15でDRAM58に記録されている空
き領域テーブルに基づいて光磁気ディスク36のTOC
の更新を行い、ステップS7に戻ってデータの記録処理
を終了する。
【0055】この実施例のディジタルカメラ10では光
磁気ディスク36に信号(カメラ信号および音声信号)
を記録するためのシーク動作時に、フォーカスアクチュ
エータ駆動回路60への入力値であるFE信号からTE
漏れ込み信号を除去する。したがって、TE漏れ込み信
号に起因するシーク動作時の光ピックアップ42の振動
による騒音を低減し、記録音声にノイズが発生すること
を防ぐことができる。
【0056】なお、上述の例では、カメラ信号および音
声信号を光磁気ディスク36に記録するときの処理につ
いてのみ説明したが、ディジタルカメラ10では光磁気
ディスク36からカメラ信号および音声信号を読み出す
ためのシーク動作時にも、記録処理と同様に修正FE信
号をフォーカスアクチュエータ駆動回路60への入力値
とする(以下の実施例においても同じである)。したが
って、記録動作時に限らず、読み出し動作時において発
生する騒音をも低減することができる。
【0057】[実施例2]この発明のその他の実施例で
は、シーク動作時にフォーカスアクチュエータ駆動回路
60に設定する入力値を光磁気ディスク36毎に決定す
る。つまり、数3における係数kの値をシーク動作時に
得られるFE信号(TE漏れ込み信号を含む)およびT
E信号に基づいて決定する。
【0058】実施例2のディジタルカメラは、図1に示
した実施例1のディジタルカメラ10の構成と同じであ
る。実施例2のディジタルカメラ10のDSP56は図
5および図6のフロー図に示す手順に従って処理を実行
する。実施例2のDSP56が処理する図5および図6
のフロー図は、実施例1の図3および図4のフロー図に
比べ、数3の係数kの算出方法のみが異なる。したがっ
て、係数kの算出方法についてのみ説明する。だたし、
実施例1ではフォーカスアクチュエータ駆動回路60へ
の入力値を決定(係数kの値を決定)した後に、スレッ
ド駆動回路64をオン状態とした(図4のステップS2
7)が、実施例2ではフォーカスアクチュエータ駆動回
路60への入力値を決定(係数kの値を決定)する前に
スレッド駆動回路64をオン状態にする。これは、フォ
ーカスアクチュエータ駆動回路60への入力値の決定、
つまり係数kの値の決定に、スレッド動作時のTE信号
およびFE信号が必要となるからである。
【0059】図6のステップS67において、ワークエ
リアArにFE信号の振幅値を設定し、ステップS69
でワークエリアAtにTE信号の振幅値を設定する。ワ
ークエリアArおよびワークエリアAtはDSP56の
内部に確保されたレジスタ(Register)である(以下に
おいて同じ)。ワークエリアArに設定されている値を
Ar、ワークエリアAtに設定されている値をAtとそ
れぞれ表記する(以下において同じ)。なお、ワークエ
リアArおよびワークエリアAtには、同じタイミング
で取得された、つまり同位相におけるFE信号およびA
t信号の振幅が設定される。ステップS71ではワーク
エリアkにAr/Atを設定する。これにより、ワーク
エリアkに設定された値を数3に適用して得られる修正
FE信号(図2(D)の信号波形)がフォーカスアクチ
ュエータ駆動回路60への入力値として設定される。
【0060】この実施例のディジタルカメラ10では、
シーク動作時にカメラ信号および音声信号を実際に記録
する光磁気ディスク36からFE信号およびTE信号が
取得され、取得したFE信号およびTE信号に基づいて
修正FE信号が生成される。したがって、個別の光磁気
ディスク36毎に修正FE信号が得られるので、別個の
光磁気ディスク36であっても、光ピックアップ42の
振動により発生する騒音をより適切に低減することがで
きる。
【0061】[実施例3]この発明のさらにその他の実
施例では、シーク動作時にフォーカスアクチュエータ駆
動回路60に設定する最も適切な入力値を、光磁気ディ
スク36毎に決定する。つまり、シーク動作時に得られ
るFE信号(TE漏れ込み信号を含む)およびTE信号
に基づいて数3を計算し、数3の値(修正FE信号の振
幅)が最小となる係数kの値を求める。
【0062】実施例3のディジタルカメラは、図1に示
した実施例1および実施例2のディジタルカメラ10の
構成と同じである。実施例3のDSP56は図7から図
9のフロー図に示す手順に従って処理を実行する。図7
から図9のフロー図は、実施例2のフロー図(図5およ
び図6のフロー図)に比べ、数3の係数kの算出方法の
みが異なる(主に、図8のステップS117(図9)の
部分)。しがたって、その点についてのみ説明する。
【0063】図7のステップS115でスレッド駆動回
路64をオン状態にした後、ステップS117において
修正FE信号(図2(D)参照)の振幅が最も小さくな
るようなkの値を決定する(「FE−k×TEの最小値
FEminとなるkの決定」処理)処理を行う。この処理
は図9のフロー図に示す手順に従って実行される。
【0064】まず、ステップS131で、スレッド動作
中に得られるFE信号(図2(B))の振幅をワークエ
リアFEに設定する。ステップS133では、同様にス
レッド動作中に得られるTE信号(図2(A))の振幅
をワークエリアTEに設定する。だだし、ワークエリア
FEおよびワークエリアTEにそれぞれ設定される振幅
は互いに同期した、つまり同位相におけるFE信号およ
びTE信号から取得した振幅値である。
【0065】ステップS135でワークエリアkを初期
化し、ステップS137でワークエリアFEminを初期
化する。ワークエリアkは係数kの値を保持するための
エリアであり、ワークエリアFEminは修正FE信号の
振幅の最小値を保持するためのワークエリアである。ス
テップS139ではワークエリアk0に初期値を設定す
る。k0の値は以降のステップにおいて次第に増加され
るため、k0の初期値としては「0」などが適当であ
る。
【0066】そして、ステップS141ではワークエリ
アFEminに以下の数4によって求まる値を設定する。
【0067】
【数4】Ts=|FE|−k0×|TE| ただし、|FE|はFE信号の振幅値でワークエリアF
Eに設定されている値であり、|TE|はTE信号の振
幅値でワークエリアTEに設定されている値である。つ
ぎに、ステップS143で、数4によって求まる値をワ
ークエリアFE 0にも設定する。
【0068】そして、ステップS145では、FEmin
の値とFE0の値とを比較し、FE0の値とFEminの値
との極性が反転したかどうかを判断する。両者の極性が
反転していないときは、ステップS147でワークエリ
アFE0に設定されている値をワークエリアFEminに複
写し、ステップS149でワークエリアk0に設定され
ている値をワークエリアkに複写する。そしてさらに、
ステップS151でk 0の値をΔkだけ増加させて、ス
テップS143に戻る。
【0069】ステップS143では、Δkだけ増加され
たk0の値を用いて数4で示される値を算出し、ワーク
エリアFE0に設定する。そしてステップS145で再
びFEminの値とFE0の値とを比較し、両者の値の極性
が反転したかどうかを判断する。極性が反転していなけ
れば、さらにステップS147以降の処理を実行する。
このような処理をステップS145でFE0の値とFE
minの値との極性が反転したと判断するまで繰り返す。
【0070】そして、両者の極性が反転したと判断する
と「FE−k×TEの最小値FEmi nの決定」処理を終
了する。「FE−k×TEの最小値FEminの決定」が
終了したとき、ワークエリアkにはFEminの値を当初
ワークエリアFEminに設定されていた振幅値と極性が
同じで最小の振幅とする係数kの値が設定されている。
【0071】したがって、ステップS117の(「FE
−k×TEの最小値FEminとなるkの決定」処理)が
終了すると、フォーカスアクチュエータ駆動回路60へ
の入力値は最適な係数kによって数3から算出される修
正FE信号(図2の(D))となっている。
【0072】この実施例のディジタルカメラ10では、
シーク動作時にカメラ信号および音声信号を実際に記録
する光磁気ディスク36からFE信号およびTE信号が
取得され、取得したFE信号およびTE信号に基づいて
振幅が最も小さくなる修正FE信号が生成される。
【0073】したがって、個別の光磁気ディスク36毎
に最適な修正FE信号が得られるので、別個の光磁気デ
ィスク36であっても、光ピックアップ42の振動によ
り発生する騒音をより適切に低減することができる。
【0074】なお、この発明の実施例は上述の例に限ら
ず種々に変更して実施してもよく、たとえば、ディスク
装置としては所定の信号をディスクに記録するものに限
らず、ディスクから所定の信号を読み出すものであって
もよい。
【0075】また、ディスク装置はディジタルカメラ1
0に限らず、記録領域が離散的に分布したディスクから
所定の信号を読み出す、もしくは所定の信号を書き込む
装置であればどのようなものであってもよい。
【0076】さらに、修正FE信号を生成する方法とし
て実施例1から実施例3の3つの方法を示したが、修正
FE信号を生成する方法はこれらの方法に限らず、本来
のFE信号と極性が同じである修正FE信号が得られる
方法であれば、その他の方法であってもよい。
【0077】また、上述の例では修正FE信号を生成す
る方法として、係数kを用いたが、係数kの値を決定す
る方法も実施例1から実施例3の3つの方法に限らず、
所望の修正FE信号が生成できる係数kが得られる方法
であれば、その他の方法であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるディジタルカメラの
全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例における修正FE信号の生成を説
明する図解図である。
【図3】実施例1における処理の一部を示すフロー図で
ある。
【図4】実施例1における処理のその他の一部を示すフ
ロー図である。
【図5】実施例2における処理の一部を示すフロー図で
ある。
【図6】実施例2における処理のその他の一部を示すフ
ロー図である。
【図7】実施例3における処理の一部を示すフロー図で
ある。
【図8】実施例3における処理のその他の一部を示すフ
ロー図である。
【図9】実施例3における処理のその他の一部を示すフ
ロー図である。
【図10】光磁気ディスクの空き領域テーブルの一例を
示す図解図である。
【図11】光磁気ディスクに離散的に分布する空き領域
の一例を示す図解図である。
【図12】光磁気ディスクに照射されるレーザ光とその
反射光を検出する光検出器(受光素子)との関係を示す
図解図である。
【図13】理想状態においてメインビームが受光素子に
形成するスポットを示す図解図である。
【図14】図1の実施例においてシーク動作時にメイン
ビームが受光素子に形成するスポットを示す図解図であ
る。
【符号の説明】
10 …ディジタルカメラ 14 …CCDイメージャ 22 …バッファメモリ 26 …システムコントローラ 28a …モード切替ボタン 28b …シャッタボタン 30 …マイク 36 …光磁気ディスク(MOディスク) 38 …スレッドモータ 42 …光ピックアップ 44 …アクチュエータ 46 …レーザダイオード 48 …光検出器(受光素子) 50 …対物レンズ 56 …DSP(Digital Signal Processor) 52 …FE信号検出回路 54 …TE信号検出回路 60 …フォーカスアクチュエータ(FACT)駆動回路 62 …トラッキングアクチュエータ(TACT)駆動回路 64 …スレッド(SLED)駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB04 BB10 CC01 CC16 DD03 FF02 FF05 FF30 5D118 AA18 AA23 BA01 CA11 CD02 CD03 CD11 CF06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックが形成されたディスク記録媒体の
    記録面にレーザ光を照射する光学レンズ、 前記記録面からの反射光に基づいて前記光学レンズのト
    ラッキング誤差信号を生成する第1生成手段、 前記反射光に基づいて前記光学レンズのフォーカス誤差
    信号を生成する第2生成手段、 前記トラックを跨ぐように前記光学レンズを移動させる
    移動手段、 前記移動手段によって前記光学レンズを移動させるとき
    に前記フォーカス誤差信号から前記トラッキング誤差信
    号に関連する信号成分を除去する除去手段、および前記
    除去手段によって前記信号成分が除去された除去信号に
    基づいて前記光学レンズのフォーカスを調整する調整手
    段を備える、ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記除去手段は、前記トラッキング誤差信
    号を減衰させる減衰手段、前記減衰手段による減衰信号
    を前記フォーカス誤差信号から引き算して前記除去信号
    を生成する引き算手段を含む、請求項1記載のディスク
    装置。
  3. 【請求項3】前記トラッキング誤差信号の第1振幅を測
    定する第1測定手段、および前記フォーカス誤差信号の
    第2振幅を測定する第2測定手段をさらに備え、 前記減衰手段は、前記第1振幅および前記第2振幅の割
    合に基づいて前記トラッキング誤差信号を減衰させる、
    請求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】前記減衰手段の減衰率を段階的に増加させ
    る増加手段、 前回の前記減衰率に対応する前記除去信号と今回の前記
    減衰率に対応する前記除去信号の間で極性が反転したか
    どうかを判別する判別手段、および前記極性が反転した
    とき前記前回の減衰率を最適減衰率として確定させる確
    定手段をさらに備え、 前記調整手段は前記最適減衰率に対応する前記除去信号
    に基づいて前記光学レンズのフォーカスを調整する、請
    求項2記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】外部から音声信号を連続的に取り込む取り
    込み手段、および前記取り込み手段によって取り込まれ
    た前記音声信号を一時的に格納するメモリ手段、および
    前記メモリ手段によって格納された前記音声信号を前記
    ディスク記録媒体に記録する記録手段をさらに備え、 前記ディスク記録媒体には複数の空き領域が離散的に分
    布し、 前記移動手段は前記メモリ手段に格納された前記音声信
    号を各々の前記空き領域に所定量ずつ記録するときに前
    記光学レンズを移動させる、請求項1ないし4のいずれ
    かに記載のディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101901606A (zh) * 2009-05-29 2010-12-01 日立乐金资料储存股份有限公司 光盘装置和程序
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