JP2002074694A - 光ディスク装置および信号記録再生装置 - Google Patents

光ディスク装置および信号記録再生装置

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JP2002074694A
JP2002074694A JP2000259370A JP2000259370A JP2002074694A JP 2002074694 A JP2002074694 A JP 2002074694A JP 2000259370 A JP2000259370 A JP 2000259370A JP 2000259370 A JP2000259370 A JP 2000259370A JP 2002074694 A JP2002074694 A JP 2002074694A
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control
signal
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Akishi Mitsube
晃史 三邊
Hideo Nishijima
英男 西島
Hiroaki Ono
裕明 小野
Kazunori Uemura
一徳 植村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク装置の安定動作に必要な各種学習処
理の回数を削減して高速起動を可能とし、また映像や音
声等の連続信号の記録再生と学習処理の競合を回避す
る。 【解決手段】電源投入時、ドライブコントローラ12は
EEPROM14から過去に学習した各制御回路の設定
値と温度を読み出し、現在の温度と比較して必要な学習
動作だけを実行する。メモリコントローラ22は、ドラ
イブコントローラ12に対しメモリ22の蓄積量が所定
量を上回ると記録開始を要求し、メモリ蓄積量が所定量
を下回ると記録停止を要求する。ドライブコントローラ
12はこれを受けて、動作状態から停止状態への遷移時
に必要に応じて学習動作を実行し停止状態に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学習制御動作を行
う光ディスク装置および信号記録再生装置に係り、特
に、学習動作の発生頻度を減らし装置の高速な起動を実
現し、また映像信号や音声信号等の記録再生動作と上記
学習動作の競合を回避する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置は、以下の要素で
構成される。 (1)ディスク媒体へ照射するレーザ光を発光するレー
ザダイオードと、このレーザダイオードの出力を記録信
号に応動して(もしくは所定の出力に)制御するレーザ
発光制御回路。 (2)レーザダイオードを所定の出力で発光させた場合
に、ディスク媒体上のピットや記録マークに応動して得
られる反射光を電気信号に変換する光電変換回路。 (3)レーザ光を集光する対物レンズと、この対物レン
ズを光軸と同方向に移動してディスク媒体面に合焦(フ
ォーカス)させると共に、媒体の半径方向に移動して媒
体上のトラックに集光スポットをトレース(トラッキン
グ)させるアクチュエータ機構とその制御回路。 (4)ディスク媒体を回転させるためのスピンドルモー
タとその制御回路、および、対物レンズとアクチュエー
タ機構をマウントした台座を可動させるスライダ機構と
その制御回路(トラッキングアクチュエータ機構だけで
は全てのトラックにアクセスすることができないた
め)。
【0003】光ディスクに信号を記録し、あるいは光デ
ィスクから信号を再生するためには、まず、上記
(3)、(4)の機構を制御して、レーザ光をディスク
媒体上のトラックへの合焦とトラッキングを行った後、
上記(1)、(2)あるいは再び(3)の回路を適正に
制御して、初めて記録再生が実行できる状態となる。
【0004】しかし、光ディスク装置は、ディスクのば
らつき、装置のばらつき、あるいは、温度に代表される
環境条件のばらつき等による影響を受けやすく、上記適
正な制御を実現することは容易ではなかった。
【0005】そこで、上記制御回路群(主としてアクチ
ュエータ制御回路とレーザ発光制御回路)に設定すべき
適正な制御値をその都度見い出す、所謂学習制御が従来
より提案されている。
【0006】例えば、特開平10−31828号公報記
載の発明によれば、フォーカスアクチュエータ制御を行
うために必要なフォーカス誤差信号の振幅が、ディスク
毎の反射率のばらつき等に起因してばらつくことを指摘
している。この結果、フォーカスアクチュエータ制御の
ループゲイン特性が変わってしまうため、安定したフォ
ーカスアクチュエータ制御ができない点を問題としてい
る。
【0007】そこで、上記発明では、フォーカスアクチ
ュエータの制御を行う前にフォーカス誤差信号の振幅を
予め測定し、その測定値に基づいてフォーカスアクチュ
エータのゲイン特性を補正する学習動作を導入して問題
の解決を図っている。
【0008】上記の問題はトラッキングアクチュエータ
制御に関しても同様である。そのため、トラッキングア
クチュエータ制御系を動作させる前にトラッキング誤差
信号の振幅を計測し、その振幅値に基づいて制御ループ
のゲイン特性を補正する学習処理が同様に必要である
(以下この種の学習動作を振幅学習と記載する)。
【0009】また、アクチュエータ制御のループゲイン
特性をばらつかせる要因として、アクチュエータ機構そ
のものの経時変化などもあげられる。そのため、例え
ば、特開平8−167160号公報記載の発明では、ア
クチュエータ制御系にとって外乱となる試験信号を発生
する回路を設け、この試験信号をループの途中に重畳す
る。試験信号と、試験信号が閉ループを一巡して戻って
きた信号との位相差を調べると閉ループの位相遅れが得
られる。閉ループ回路の位相遅れが設計した値と異なれ
ば、開ループゲインがずれていることを意味するので位
相遅れ量に応じてゲイン特性を補正する。このような学
習動作の導入により、アクチュエータ制御系のゲイン特
性の適正な制御値が得られる(以下この種の学習動作を
ゲイン学習と記載する)。
【0010】なお、アクチュエータ制御系は、反射光を
電気信号に変換して得られる誤差信号に必要な補償を施
して制御信号を生成しアクチュエータの駆動回路に印加
することで実現される。しかも、これらの制御は直流を
含む帰還制御である。したがって、上記の一連の制御ル
ープ中に電気回路上のオフセットがあると正常に動作で
きない。そのため、少なくとも制御ループをオンした状
態で学習動作する上記ゲイン学習に先だって、回路オフ
セットをキャンセルする学習動作なども必要である(以
下この種の学習動作を回路オフセット学習と記載す
る)。
【0011】以上のような学習動作を経て、ディスク媒
体へのフォーカスとトラッキングが安定に動作する状態
に至ることができる。次に、この状態からディスク媒体
への記録あるいはディスク媒体からの再生を行うために
は、引き続き以下の学習動作が提案されている。
【0012】上記のアクチュエータ制御では、ゲイン特
性をどのように高くとってもサーボ制御上の制御残差が
発生する。そのため、フォーカスアクチュエータ制御系
であれば合焦点から僅かなずれを生じ、トラッキングア
クチュエータ制御系であればトッラクセンタのトレース
ラインから僅かにオフトラックしたラインをトレースす
ることになる。そのため、ディスクからの再生であれば
生成信号のエラー率が悪化し、記録であれば隣のトラッ
クに跨って記録を行ってしまうという問題を生じる。
【0013】そこで、例えば特開平11−7638号公
報記載の発明のように、アクチュエータ制御ループ内に
偏差与える回路を設け、合焦点やトレースラインを少し
ずつずらして上記誤差信号のレベルを確認したり、ある
いは、ディスク上の特定領域にあらかじめ書き込んだテ
ストデータを読み出して、そのデータエラー率を確認
し、記録再生にとって最適と見られる偏差の補正量を探
索する学習処理を導入している(以下この種の学習をオ
フセット微調整と記載する)。
【0014】しかも、上記残差によるオフセットの発生
は、温度の変化による記録媒体のごく僅かな変形によっ
て生じるため、上記発明では温度センサにより温度の変
化を監視して所定の温度変化があった場合に、上記オフ
セット微調整を動作させている。
【0015】一方、レーザ出力もまた温度変化の影響を
受けやすい。再生時のレーザ出力は固定であり、若干出
力レベルがばらついても、再生の電気回路系にAGC
(Auto Gain Control)回路などを配
置することにより対処法がある。しかし、記録時のレー
ザ出力は記録媒体の互換性等を考え厳密に管理する必要
がある。
【0016】そこで、特開平10−208247号公報
記載の発明のように、ディスク上の特定領域にレーザ光
の出力条件を変えつつ記録と再生を行い、再生信号のデ
ータエラー率が適正となる条件を見出す学習処理を導入
している(以下この種の学習動作を試し書きと記載す
る)。
【0017】以上のような、学習処理を経ることによ
り、ディスクからの再生やディスクへの記録動作が可能
となる。しかしながら、このような学習処理をディスク
装置の起動毎に毎回実施していた場合、ディスクへの記
録あるいはディスクからの再生といった本来の動作を開
始するまでに相当の時間を要してしまう。そこで、上記
オフセット微調整や試し書きといった学習処理に関する
発明では、温度センサを利用して温度変化を監視し、温
度が所定の値を超えた場合に学習処理を実行するなどの
措置がとられ、学習処理を行う頻度を限定している。
【0018】しかし、このような場合には、電源遮断す
ると学習した値は消失してしまうため、電源再投入時は
再学習が必要となる。これを回避するため、例えば特開
2000−215003号公報記載の発明では、不揮発
のメモリ手段を利用することで、一度学習した上記オフ
セット微調整(上記発明では位置補正と記載されてい
る)、レーザ発光制御回路の出力学習値については再学
習を回避している。
【0019】上記のように幾多かの学習動作が必要であ
る一方で、特開平11−110917号公報記載の発明
では、記録待機バッファメモリの蓄積量が所定量を上回
るまではディスクドライブを停止状態としたり、あるい
は、再生待機バッファメモリの蓄積量が所定量を下回る
まではディスクドライブを停止状態とすることにより、
ドライブの消費電力を極力抑制することが提案されてい
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
アクチュエータサーボ制御部が安定に動作可能となった
後の学習動作によって求めた制御値についてはこれを記
憶し、次回の起動時に環境条件を鑑みて必要がある場合
のみ学習動作を実行する構成となっているが、アクチュ
エータサーボ制御部を安定に動作させるまでに必要な学
習動作に関しては特段考慮されていなかった。
【0021】また、上記従来の技術では、記録あるいは
再生の待機バッファメモリを利用して極力ドライブを停
止させることにより電力の消費を抑制しようとしていた
が、このような間欠動作と上記学習動作のタイミングに
ついては特段考慮されてはいなかった。
【0022】本発明の目的は、アクチュエータサーボ制
御を含めた学習動作の発生頻度を減らし高速起動を実現
するとともに、記録再生の間欠動作と学習動作の競合を
回避する光ディスク装置および信号記録再生装置を提供
することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では以下の手段を講じた。まず、起動処理の
高速化に関しては以下の手段を講じた。ディスク記録媒
体にレーザ光を照射するレーザ発光制御手段と、該レー
ザ光を集光するレンズと、該レンズ位置を制御するアク
チュエータサーボ制御手段とを具備する光ディスク装置
において、上記アクチュエータサーボ制御手段および上
記レーザ発光制御手段の制御値を得る複数の学習手段
と、該複数の学習手段により得られた複数の制御値を記
憶する記憶手段とを具備し、上記アクチュエータサーボ
制御手段および上記レーザ発光制御手段が非動作状態か
ら動作状態に移行する起動処理において、上記記憶手段
の記憶する複数の制御値のいずれも使用せず新たに学習
動作を行う第1のモードと、上記記憶手段の記憶する複
数の制御値の一部を使用し、使用しない制御値について
は新たに学習動作を行なう第2のモードと、上記記憶手
段の記憶する複数の制御値の全てを使用し、新たな学習
動作を行なわない第3のモードとを有する構成とした。
【0024】ここで、具体的には、複数の学習手段は、
比較的温度変化に対して許容範囲の広いアクチュエータ
サーボ制御手段を安定に動作させる制御値の学習手段群
と、比較的温度変化に敏感な最適な再生あるいは記録動
作のための学習手段群とに分類される。
【0025】また、上記学習値を二次的な電源手段バッ
クアップ保持するか、もしくは不揮発の記憶手段で記憶
することにより、主電源の投入直後の起動から上記起動
モードの選択の判定が可能となる構成とした。
【0026】また、二次的な電源により主電源がオフさ
れている場合であってもディスク挿抜を監視し、上記起
動モード選択の判定が主電源オフ中にディスク挿抜がな
い場合に限定した。これにより記憶した学習値と媒体の
組み合わせが異なることを回避し誤動作を防止した。
【0027】時間の計測手段を具備して所定の時間を経
過した学習値が記憶されている場合にはこれを利用しな
い構成とした。これにより、経時変化により記憶した学
習値と現在の状況とのミスマッチを防止した。
【0028】一方、間欠制御と学習動作との競合の回避
に関しては以下の手段を講じた。記録すべき信号を記録
待機メモリ手段へ蓄積し、該記録待機メモリ手段から間
欠的に信号を出力し、該信号に応動させてディスク記録
媒体にレーザ光を照射して間欠記録動作を実行する間欠
記録制御手段、あるいはディスク記録媒体に間欠的にレ
ーザ光を照射して記録マークに応動した間欠再生信号を
得て再生待機メモリ手段に蓄積し、該再生待機メモリ手
段から信号を連続的に出力する間欠再生制御手段を具備
した信号記録再生装置において、上記ディスク記録媒体
に照射するレーザ光量を制御するレーザ発光制御手段
と、該レーザ光を集光するレンズと、該レンズ位置を制
御するアクチュエータサーボ制御手段と、該アクチュエ
ータサーボ制御手段および上記レーザ発光制御手段の制
御値を得る学習手段を具備し、該学習手段の実行を上記
間欠記録制御の記録動作あるいは上記間欠再生制御の再
生動作のタイミングに同期して実行する構成とした。
【0029】これにより、間欠動作中の決まったタイミ
ングで学習動作が実行される。すなわち、例えば、間欠
動作の記録もしくは再生動作の開始前に学習を実行する
のであれば待機メモリは上記条件より少し早めに動作停
止状態を解除すればよいことになり、動作の競合を避け
られる。
【0030】このとき、装置の実使用条件として、一回
の間欠動作周期では極端な温度変化がないことを前提に
できる場合は、間欠制御の動作状態から停止状態へ遷移
する際に学習動作を実行すれば、上記のような早めの動
作停止状態解除を必要としないため、より確実に間欠動
作、学習動作の競合回避が実現される。
【0031】また、学習動作が記録媒体の内周あるいは
外周に設けられた試験領域を利用して学習処理を実行す
る項目が含まれていれば、間欠制御の一回の間欠周期に
おいて内周かもしくは外周の一方で学習動作を実行し、
次の間欠周期で残りの他周の学習動作をすること構成と
した。これにより、一回の学習動作を短くすることがで
き、一間欠周期内で学習動作が終了しないといった問題
を回避できる。
【0032】間欠制御を実行しておらず、当該装置が待
機状態にある状態から、間欠制御に遷移する場合に、動
作開始前に上記学習手段を実行する構成とした。これに
より、待機状態ある間に前回学習した時点より温度等が
変換した場合であっても、温度変化があれば学習動作が
実行されるので安定な記録再生が行える。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施
形態を示し、撮像部で撮像された映像信号または音声信
号を光磁気ディスク媒体に記録し、またはこれから再生
するビデオカメラ装置のブロック図である。
【0034】まずディスクの挿抜手段の構成について説
明する。光ディスク3の格納される筐体の蓋1の開閉は
スイッチ2で検知され、システムコントローラ25に伝
達される。システムコントローラ25は、シリーズレギ
ュレータ回路36およびスイッチ35を通じてメインバ
ッテリ32もしくはバックアップバッテリ33により駆
動されるマイクロプロセッサである。これにより、蓋ス
イッチ2はメインバッテリ32からの通電がメイン電源
スイッチ34によって遮断された状態であっても、蓋1
の開閉を検知し、これによりディスクが挿抜された可能
性の有無を認識する。
【0035】次に、スピンドルモータの制御手段の構成
について説明する。ディスク3の回転を駆動するスピン
ドルモータ4は、自身の回転速度比例信号を発生しスピ
ンドルモータ制御回路11に与える。スピンドルモータ
制御回路11は回転速度比例信号の周期や位相を計測
し、目標の周期とのズレから速度誤差信号や位相誤差信
号を生成して、スイッチ44を経てスピンドルモータに
印加して回転速度の制御を行う(第1の回転制御)。
【0036】また、光電変換回路17,電流電圧変換回
路18は、反射光に含まれるディスク媒体のトラックに
予め刻まれた信号を検出しスピンドルモータ制御回路1
1に与える。スピンドルモータ制御回路11は、このデ
ィスクフォーマット上の信号が所定の回転速度となるべ
き制御信号を生成して、スイッチ44を経てスピンドル
モータ44に印加して回転速度の制御を行う(第2の回
転制御)。
【0037】また、D/A変換回路6によりスピンドル
モータ制御回路5が印加していた電圧を代理出力し、ス
イッチ44を経てスピンドルモータ4の回転の継続を行
う(第3の継続制御)。
【0038】ここで、第1の回転制御は主として再生時
に使用され、第2の回転制御は記録時に使用され、第3
の回転継続は記録間欠制御の記録停止状態の際に使用さ
れる。これにより間欠駆動時の停止状態(以下Slee
p状態と記載する)は、スピンドルモータ制御回路の通
電を遮断できるため不要な電力消費を抑制する。また、
これら制御方法の切替やスピンドルモータ制御回路への
目標値設定はドライブコントローラ12が行う。
【0039】次に、スライダモータ制御手段の構成につ
いて説明する。対物レンズ7とアクチュエータ機構8は
スライダ機構9にマウントされ、スライダを移動するス
ライダモータ10は、マイクロステップモータなどで構
成する。スライダモータ制御回路11は、ドライブコン
トローラ12から設定値の供給を受けて、マイクロステ
ップモータ10への2相矩形波あるいは正弦波の駆動信
号を発生する。スライダをどの程度移動させるかはこの
駆動波形の波数で制御される。
【0040】次に、アクチュエータ制御手段の構成につ
いて説明する。対物レンズ7はアクチュエータ機構8に
より駆動され、アクチュエータサーボ制御回路19から
の制御信号により光軸方向およびディスク半径方向にそ
れぞれ移動する。アクチュエータサーボ制御回路19
は、ディスクからの反射光を光電変換回路17,電流電
圧変換回路18を経て得られる信号を基にフォーカス、
トラッキングのそれぞれの誤差信号を生成し、適当な制
御補償を行い制御信号を生成する。ここに、振幅補正学
習値、ゲイン学習値、あるいは、オフセット微調整のそ
れぞれの学習値が反映される回路が納められている。
【0041】次に、信号の記録再生手段の構成について
説明する。レーザダイオード15から発光されたレーザ
光は、ライトガイド45、46を伝って、対物レンズ7
に入光する。レーザダイオード15は、レーザドライバ
16によってその出力が制御される。レーザドライバ1
6は、再生時は所定の値でレーザ出力を制御し、記録時
は変復調回路20から与えられる変調信号に応動したレ
ーザ出力となるべくレーザダイオード15を制御する。
この種の記録再生切替もドライブコントローラ12によ
って実行される。
【0042】一方、ディスク面からの反射光は、光電変
換回路17、電流電圧変換回路18を経て変復調回路2
0に入力され復調処理が行われる。変復調回路20の変
調復調などのモード切替もドライブコントローラ12に
よって行われる。
【0043】次に、図1に示したビデオカメラ装置の各
部の動作を、図2から図5により説明する。初めに、メ
イン電源スイッチ34が遮断されている状態から説明を
始める。上述したように、メイン電源スイッチ34が遮
断されている場合は電源切替スイッチ35がバックアッ
プバッテリ33側を選択している。この状態では、安定
化電源回路36を経て、システムコントローラ25によ
る蓋スイッチ2の監視と、時間計測回路24とが動作し
ている。この状態からメイン電源スイッチ34が投入さ
れると、電源切替スイッチ35はメインバッテリ32側
に電源を切り替える。この切替信号に基づいて、リセッ
ト信号発生回路48がシステムコントローラ25をバッ
クアップバッテリ用の低消費電力状態から通常動作モー
ドに切り替える。
【0044】この状態で、システムコントローラ25
は、電源回路29に対して各部への通電開始と各部への
リセット信号(38)配信の指示を行う。これに基づ
き、ドライブコントローラ12はドライブ各部の初期化
を行って、パケットインタフェース回路21を通じた上
位部からの指令待ちの準備(図2の符号A:Setu
p)を行う。
【0045】ついで、システムコントローラ25は、メ
イン電源オフ中に蓋スイッチ2が一度も開閉していない
場合でかつ過去に全学習の起動指令を出してから所定日
数経過していなければ、メモリコントローラ23に指示
して、インターフェース回路21を介してドライブに対
し高速起動の指令を発行させる。また、上記条件が満た
されていない場合は全学習起動の指令を発行させる。
【0046】ドライブコントローラ12は、インタフェ
ース回路21を介して起動命令を受け取ると、図4記載
のアルゴリズムで起動処理の判定を行う。即ち、上位か
ら全学習指令がきていれば全学習を行う。一方、高速起
動要求があればEEPROM14に記憶されている学習
値を読み出し、過去の学習値があれば、更に温度センサ
41により現在の温度を取得する。過去の全学習時の温
度と現在の温度差が第1の所定値を越えていれば全学習
を行う判定をし、過去の記録再生に関する学習の温度と
現在の温度差が第2の所定値を越えていれば(ただし、
第1の所定値>第2の所定値)、記録再生動作に関わる
学習だけを行う判定をし、第1,第2の所定値よりも温
度差が小さければ学習動作を一切行わない判定をする。
【0047】以下、この判定に基づき実行すべき学習を
動作させながら、図4のフローにしたがって立ち上げ処
理が行われる(図2の符号B:Study)。
【0048】次に、この状態でシステムコントローラ2
5に接続される記録トリガ釦30が押されると、システ
ムコントローラ25はメモリコントローラ23に指示を
行い次の動作を行う。撮像回路26で撮像、およびマイ
ク42で集音された音声は映像音声圧縮伸長回路27に
入力されて、時間軸方向圧縮の符号化が行われる。圧縮
された信号は、記録時には記録待機バッファとして動作
するメモリ回路22に蓄積される。ここでメモリコント
ローラ23は、メモリ回路22の記録データ蓄積量が所
定値を上回ると、パケットインタフェース回路21を経
由して、ドライブの起動命令の発行に続いて記録データ
パケットをドライブに送り込む。また、メモリコントロ
ーラ23は、メモリ回路22の記録データ蓄積量が所定
値を下回ると、パケットインタフェース回路21を経由
して、記録データパケットの送信を終了すると共に、ド
ライブに対して記録の停止動作を指令する。これに基づ
いて、ドライブは各制御回路の停止設定を行った後、ス
イッチ47を遮断して、停止状態に不要な回路の通電を
抑止し電力浪費を抑える。ただし、記録時の間欠駆動で
は、D/Aコンバータ6の電圧によりスイッチ44を経
由してスピンドルモータ4の回転を継続させる。これ
は、スピンドルモータ4の起動停止音が筐体内を伝わっ
てマイク42に集音されてしまうことを防止するためで
ある。
【0049】以上の間欠動作は、ユーザが記録トリガ釦
30を再度押すまで繰り返される。ユーザが記録トリガ
釦30を再度押すと、システムコントローラ25はメモ
リコントローラ23にこれ以上の記録データ蓄積を行わ
ないように指令する。これに基づいて、メモリコントロ
ーラ23はメモリ22に残っている記録蓄積データの書
き出しをパケットインタフェース回路21を経由して行
い、その後ドライブに対して間欠駆動の停止を指令して
RECポーズ状態に至る(図2の符号C〜F期間)。
【0050】ただし、間欠動作中では、ドライブコント
ローラ12は記録間欠動作状態から記録間欠停止状態に
遷移するタイミングにて温度変化を毎回チェックする。
もし、ここで温度変化があれば、記録を最適に行うため
に必要な学習処理(試し書き)を実行した後に、記録間
欠停止状態に至る。ここで、試し書きなどはディスクの
最内外周に設けらたテスト領域を使用するため、スライ
ダ移動動作など更に多くの時間を必要とする。そこで、
図5のフローに示すように、過去の記録に関わる学習終
了時点の温度と現在の温度とが再学習を必要とする温度
差の場合は、内外周の学習リクエストを行い、初めに現
在の記録位置から何れか近い周の学習を実行する。そし
て、実行し終わった周の学習リクエストを取り下げる。
【0051】この学習リクエストを立てる動作よりも学
習リクエストをチェックする条件を優先しておけば、次
回の間欠制御の動作状態から停止状態への遷移過程で他
周の学習が実行される(図2の符号D〜E期間)。尚、
間欠駆動の終了時点でリクエストが立たないように、上
位から間欠駆動を継続するための停止コマンドと間欠駆
動を終了するための停止コマンドとを明確に分けて指令
させる(図2の符号F)。
【0052】一方、システムコントロ−ラ25に接続さ
れているPB要求釦31が押されると、システムコント
ローラ25は、メモリコントローラ23に対し、丁度、
記録時と逆の再生動作の指示を行う。即ち、メモリコン
トローラ23は、パケットインターフェース回路21を
介してドライブコントローラ12に起動要求を行う。続
いて、メモリコントローラ23はドライブコントローラ
12対し再生要求を行う。そして、ドライブコントロー
ラ12はこの指令に基づいて、パケットインターフェー
ス回路21に再生データを転送する。メモリコントロー
ラ23は、パケットインタフェース回路21からデータ
を読み出しメモリ回路22に順次蓄積する。そして、圧
縮伸長回路27でメモリ回路22のデータを少しずつ読
み出して復号し、映像表示回路28あるいはスピーカ4
3に出力する。ここで、端子49,50は外部表示機器
あるいはスピーカへの出力端子である。
【0053】メモリコントロール23は上記状態を継続
し、メモリ回路22の再生データ蓄積量が所定量を上回
るとパケットインタフェース回路21を介して再生間欠
停止要求を行う。
【0054】以上、再生も記録と同様にユーザから再生
停止要求があるまでは上記状態を継続する。なお、再生
間欠駆動時の温度変化があった場合も同様に、間欠停止
移行時に学習動作を行わせる。ただし、再生時の学習は
試し書きを実行しないしスピンドルの回転継続も必要が
ないのでスピンドルモータを停止して更に一層の省電力
化を図る(図3の符号I,H)。
【0055】また、間欠動作を実行していない状態、即
ち、待機状態から間欠駆動を実行する場合は、間欠途中
の立ち上がりと異なり、どの程度温度が変化しているか
不明であるため、必ず温度変化の有無を判定し、必要に
応じて学習を実行する。
【0056】このため上位は、待機状態から間欠状態へ
の移行の際は、メモリ蓄積量に関係なくユーザの要求に
対して速やかにドライブの立ち上げ指令を発行する。こ
れにより記録時は、記録待機データが所定量に達するま
での間に学習動作を実行できる。また再生時であれば、
先読み分のデータが尽きる前に学習を完了できる。
【0057】以上、本実施の形態では撮像手段による映
像信号の記録再生について説明してきたが、本発明はこ
れに限定されない。例えば、撮像部を電波信号の受信回
路等に置き換えることにより、テレビ信号の記録再生装
置への展開が容易に行えることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上、本発明によれば、アクチュエータ
サーボ制御を含めた学習動作の発生頻度を減らし高速起
動を実現するとともに、記録再生の間欠動作と学習動作
の競合を回避する光ディスク装置および信号記録再生装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態としてビデオカメラ装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の全体動作を説明するための第1のタイミ
ングチャートである。
【図3】図1の全体動作を説明するための第2のタイミ
ングチャートである。
【図4】図1のドライブコントローラ12の動作を説明
するための第1のPAD図である。
【図5】図1のドライブコントローラ12の動作を説明
するための第2のPAD図である。
【符号の説明】
2…蓋開閉検出スイッチ、3…光ディスク、4…スピン
ドルモータ、5…スピンドルモータ制御回路、7…対物
レンズ、8…アクチュエータ機構、9…スライダ機構、
10…スライダモータ、11…スライダ制御回路、12
…ドライブコントローラ、13…SRAM回路、14…
EEPROM回路、15…レーザダイオード、16…レ
ーザドライバ、17…光電変換回路、19…アクチュエ
ータ制御回路、20…変復調回路、21…パケットイン
ターフェース回路、22…記録再生バッファメモリ回
路、23…メモリコントローラ、24…時間計測回路、
25…システムコントローラ、26…撮像回路、27…
映像音声圧縮伸長回路、29…安定化電源回路、32…
メインバッテリ、33…バックアップバッテリ、34…
メイン電源スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 小野 裕明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 植村 一徳 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB04 CC02 DD02 EE02 FF02 FF05 FF10 KK03 5D118 AA16 AA20 BA01 CA02 CA11 CA13 CB01 CB06 CB07 CD02 CD03 CD14 5D119 AA23 BA01 BB03 DA01 HA45

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク記録媒体にレーザ光を照射するレ
    ーザ発光制御手段と、該レーザ光を集光するレンズと、
    該レンズ位置を制御するアクチュエータサーボ制御手段
    とを具備する光ディスク装置において、 上記アクチュエータサーボ制御手段および上記レーザ発
    光制御手段の制御値を得る複数の学習手段と、該複数の
    学習手段により得られた複数の制御値を記憶する記憶手
    段とを具備し、 上記アクチュエータサーボ制御手段および上記レーザ発
    光制御手段が非動作状態から動作状態に移行する起動処
    理において、上記記憶手段の記憶する複数の制御値のい
    ずれも使用せず新たに学習動作を行う第1のモードと、
    上記記憶手段の記憶する複数の制御値の一部を使用し、
    使用しない制御値については新たに学習動作を行なう第
    2のモードと、上記記憶手段の記憶する複数の制御値の
    全てを使用し、新たな学習動作を行なわない第3のモー
    ドとを有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】ディスク記録媒体にレーザ光を照射するレ
    ーザ発光制御手段と、該レーザ光を集光するレンズと、
    該レンズ位置を制御するアクチュエータサーボ制御手段
    とを具備する光ディスク装置において、 上記アクチュエータサーボ制御手段および上記レーザ発
    光制御手段の制御値を得る複数の学習手段と、環境条件
    の検出手段と、上記複数の学習手段が得た制御値を該制
    御値を得た時点の上記環境条件の検出値と共に記憶する
    記憶手段とを具備し、 上記アクチュエータサーボ制御手段および上記レーザ発
    光制御手段が非動作状態から動作状態に移行する起動処
    理において、上記記憶手段の記憶する環境条件検出値と
    現在の環境条件検出値とを比較して、その比較結果に応
    じて、上記複数の学習手段を全て再実行する第1のモー
    ドと、一部の学習手段を再実行し他の学習手段は上記記
    憶手段に記憶された制御値を使用する第2のモードと、
    いずれの学習手段も再実行せず上記記憶手段に記憶され
    た制御値を使用する第3のモードとを切り換えることを
    特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の光ディスク装置
    において、 前記複数の学習手段は、前記アクチュエータサーボ制御
    手段を動作させるための制御値を得る第1の学習手段群
    と、上記アクチュエータサーボ制御手段が動作した後に
    前記ディスク記録媒体に信号を記録あるいは再生させる
    ための制御値を得る第2の学習手段群とを含むことを特
    徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光ディスク装置において、 前記記憶手段に記憶された前記環境条件検出値と現在の
    環境条件検出値とを比較し、その比較結果に応じて、前
    記第1,第2の学習手段群共に再実行する第1のモード
    と、前記第2の学習群についてのみ再実行する第2のモ
    ードと、前記第1,2のいずれの学習手段群も再実行し
    ない第3のモードとを切り換えることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の光ディ
    スク装置において、 該ディスク装置への主たる電源を供給する第1の電源手
    段と、該第1の電源手段が投入されたことを認識する電
    源投入検出手段とを具備すると共に、 前記記憶手段は不揮発の記憶手段であるか、もしくは、
    上記第1の電源手段とは別の二次的な第2の電源手段を
    具備し、上記第1の電源手段が遮断されている場合も上
    記第2の電源手段で上記記憶手段の記憶値が保持される
    構成であって、 前記アクチュエータサーボ制御手段および前記レーザ発
    光制御手段が非動作状態から動作状態に移行する起動処
    理とは、該光ディスク装置への上記第1の電源手段が投
    入された後の最初の起動処理であることを特徴とする光
    ディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の光ディスク装置において、 少なくとも前記第2の電源手段を具備すると共に、当該
    ディスク装置のディスク記録媒体の交換は前記第1の電
    源手段の投入を必要としない機械的ディスク挿抜手段に
    よって構成され、該機械的ディスク挿抜手段の作動の有
    無を監視するディスク挿抜監視手段を具備し、上記第1
    の電源手段が遮断されている場合も上記第2の電源手段
    によって上記ディスク挿抜監視手段を動作させて上記デ
    ィスク記録媒体の挿抜を監視し、上記第1の電源遮断中
    にディスク記録媒体の挿抜が無かった場合に、上記第1
    の電源投入後、前記現在の環境条件検出値に応じた起動
    モードの選択が実行されることを特徴とする光ディスク
    装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の光ディスク装置お
    いて、 少なくとも前記第2の電源手段を具備すると共に、前記
    第1の電源手段遮断中も上記第2の電源手段で計測が可
    能な時刻計測手段と、上記第1の電源手段遮断中も上記
    第2の電源手段で記憶が保持されるかもしくは不揮発の
    時刻記憶手段とを具備し、 前記複数の学習が実行された日時を上記時刻計測手段に
    記憶し、次回上記第1の電源手段が投入された際に、上
    記記憶された日時から所定の日数もしくは時間経過して
    いた場合には、上記起動モードの選択は実行せず、上記
    複数の学習を全て再実行することを特徴とする光ディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】請求項2乃至7のいずれかに記載の光ディ
    スク装置において、 前記環境条件の検出手段とは、温度もしくは温度と相関
    のある物理量の検出手段であること特徴とする光ディス
    ク装置。
  9. 【請求項9】記録すべき信号を記録待機メモリ手段へ蓄
    積し、該記録待機メモリ手段から間欠的に信号を出力
    し、該信号に応動させてディスク記録媒体にレーザ光を
    照射して間欠記録動作を実行する間欠記録制御手段、あ
    るいはディスク記録媒体に間欠的にレーザ光を照射して
    記録マークに応動した間欠再生信号を得て再生待機メモ
    リ手段に蓄積し、該再生待機メモリ手段から信号を連続
    的に出力する間欠再生制御手段を具備した信号記録再生
    装置において、 上記ディスク記録媒体に照射するレーザ光量を制御する
    レーザ発光制御手段と、該レーザ光を集光するレンズ
    と、該レンズ位置を制御するアクチュエータサーボ制御
    手段と、該アクチュエータサーボ制御手段および上記レ
    ーザ発光制御手段の制御値を得る学習手段を具備し、 該学習手段の実行を上記間欠記録制御の記録動作あるい
    は上記間欠再生制御の再生動作のタイミングに同期して
    実行することを特徴とする信号記録再生装置。
  10. 【請求項10】記録すべき信号を蓄積する記録待機メモ
    リ手段と、該記録待機メモリ手段の出力信号を記録変調
    信号に変換する変調手段と、該変調信号に応動する出力
    にてディスク記録媒体にレーザ光を照射して記録する記
    録信号処理手段群、もしくは、所定の出力にてディスク
    記録媒体にレーザ光を照射して記録マークに応動した再
    生反射光を得るレーザ発光制御手段と、該再生反射光を
    再生変調信号に変換する光電変換手段と、該再生変調信
    号を復調する復調手段と、該再生された信号を蓄積する
    再生待機メモリ手段と、該再生待機メモリ手段の出力信
    号を連続した信号に処理する再生信号処理手段群と、 上記レーザ光を集光するレンズと、該レンズ位置を制御
    するアクチュエータ機構および該アクチュエータサーボ
    制御手段と、上記レンズおよびアクチュエータ機構を上
    記ディスク記録媒体半径方向に可動するスライダ機構お
    よび該スライダ制御手段と、上記ディスク記録媒体を回
    転駆動するスピンドル制御手段とを有する光ディスク制
    御手段群とを具備した信号記録再生装置において、 記録時に上記記録待機メモリ手段への蓄積を連続的に行
    い、上記記録待機メモリ手段の蓄積量が所定量を上回っ
    た段階で上記ディスク記録媒体への記録動作を実行し、
    上記記録待機メモリ手段の蓄積量が所定量を下回った段
    階で記録動作を停止する間欠記録制御手段、あるいは再
    生時に上記再生待機メモリ手段から信号を連続的に読み
    出して映像あるいは音声信号を再生し、上記再生待機メ
    モリ手段の蓄積量が所定値を下回った段階で上記ディス
    ク記録媒体からの再生動作を実行し、上記再生待機メモ
    リ手段の蓄積量が所定値を上回った段階で上記ディスク
    記録媒体からの再生動作を停止する間欠再生制御手段の
    少なくとも何れかを具備すると共に、 記録あるいは再生を最適に動作させるための上記アクチ
    ュエータサーボ制御手段および上記レーザ発光制御手段
    の制御値を得る学習手段を具備し、該学習手段の実行を
    上記間欠記録制御の記録動作あるいは上記間欠再生制御
    の再生動作タイミングに同期して実行することを特徴と
    する信号記録再生装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の信号記録再生装置にお
    いて、 前記間欠記録制御の記録動作あるいは間欠再生制御の再
    生動作タイミングに同期した前記学習手段の実行とは、
    上記間欠記録制御の記録動作状態から記録停止状態への
    遷移時、あるいは、上記間欠再生制御の再生動作状態か
    ら再生停止状態への遷移時での上記学習手段の実行であ
    ることを特徴とする信号記録再生装置。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載の信号記録再
    生装置において、 前記間欠記録制御あるいは前記間欠再生制御による記録
    動作あるいは再生動作を行っていない場合には、前記記
    録あるいは再生信号処理手段群および光ディスク制御手
    段群の少なくとも一部の手段の通電を抑止して電力消費
    を抑止する通電制御手段を具することを特徴とする信号
    記録再生装置。
  13. 【請求項13】請求項10乃至12のいずれかに記載の
    信号記録再生装置において、 環境条件の検出手段と、該検出値の記憶手段とを具備
    し、前記学習手段を実行した際に、上記環境条件の検出
    手段の検出値を上記記憶手段にて記憶し、前記間欠記録
    制御あるいは間欠再生制御のタイミングに同期して、上
    記記憶手段に記憶した環境条件と現在の環境条件とを比
    較し、比較結果に応じて上記学習手段を実行することを
    特徴とする信号記録再生装置。
  14. 【請求項14】請求項10乃至13のいずれかに記載の
    信号記録再生装置において、 前記学習手段には複数の項目が存在し、前記間欠記録制
    御時と前記間欠再生制御時とで、上記学習手段の実行項
    目が異なることを特徴とする信号記録再生装置。
  15. 【請求項15】請求項10乃至13のいずれかに記載の
    信号記録再生装置おいて、 前記スピンドル制御手段は、少なくとも前記間記録欠制
    御の記録停止状態にあっても前記ディスク記録媒体の回
    転を継続するための最小限の回路が動作可能であって、
    間欠記録制御の記録停止状態でも回転を継続することを
    特徴とする信号記録再生装置。
  16. 【請求項16】請求項10乃至15のいずれかに記載の
    信号記録再生装置において、 前記学習手段には、前記ディスク記録媒体の内周あるい
    は外周に設けられた試験領域を利用して学習処理を実行
    する項目が含まれていて、前記間欠記録制御あるいは前
    記間欠再生制御の一回の間欠周期において上記内周かも
    しくは外周の一方で学習動作を実行し、次の間欠周期で
    残りの他周の学習動作をすることを特徴とする信号記録
    再生装置。
  17. 【請求項17】請求項10乃至16のいずれかに記載の
    信号記録再生装置において、 前記間欠記録制御あるいは前記間欠再生制御の何れも実
    行しておらず、該信号記録再生装置が記録待機状態もし
    くは再生待機状態にある状態から、上記間欠記録制御あ
    るいは上記間欠再生制御に遷移する場合に、記録動作開
    始前あるいは再生動作開始前に前記学習手段が実行され
    ることを特徴とする信号記録再生装置。
  18. 【請求項18】請求項13乃至17のいずれかに記載の
    信号記録再生装置において、 前記環境条件の検出手段とは、温度もしくは温度と相関
    のある物理量の検出手段であること特徴とする信号記録
    再生装置。
  19. 【請求項19】請求項10乃至18のいずれかに記載の
    信号記録再生装置において、 前記信号とは、撮像素子から得られた映像信号あるいは
    音声信号であることを特徴とする信号記録再生装置。
  20. 【請求項20】請求項10乃至18のいずれかに記載の
    信号記録再生装置において、 前記信号は、受信手段から得られた映像信号あるいは音
    声信号であることを特徴とする信号記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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