JP2002074021A - コンテンツ評価支援方法及びコンテンツ評価支援装置並びにコンテンツ評価支援方法のプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

コンテンツ評価支援方法及びコンテンツ評価支援装置並びにコンテンツ評価支援方法のプログラムを格納した記憶媒体

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JP2002074021A
JP2002074021A JP2000256711A JP2000256711A JP2002074021A JP 2002074021 A JP2002074021 A JP 2002074021A JP 2000256711 A JP2000256711 A JP 2000256711A JP 2000256711 A JP2000256711 A JP 2000256711A JP 2002074021 A JP2002074021 A JP 2002074021A
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Osamu Ueda
理 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メディアを介して提供されるコンテンツに対
する視聴者の評価に見合った対価をコンテンツ制作者に
支払うことができるコンテンツ評価支援方法及びコンテ
ンツ評価支援装置並びにコンテンツ評価支援方法のプロ
グラムを格納した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 コンテンツ評価支援装置10は、所定の
コンテンツの識別情報とデポジットされた評価金額と視
聴者情報が相互に関連付けられて登録、蓄積される第1
のデータベースDB1(識別情報データベース12、視
聴者情報データベース13)と、当該コンテンツに対す
る視聴者30の評価に応じて、デポジットされた評価金
額の情報とコンテンツの制作者情報が関連付けられて登
録、蓄積される第2のデータベース(制作者情報データ
ベース)とを備え、当該コンテンツに対する視聴者30
の評価が、デポジットされた評価金額の支払という形
で、コンテンツ制作者40にフィードバックされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種媒体を介して
提供されるコンテンツに対する評価に応じた対価をコン
テンツ制作者に支払う事業を支援するコンテンツ評価支
援方法及びコンテンツ評価支援装置並びにコンテンツ評
価支援方法のプログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の映像・音響技術や通信技術の発展
に伴って、旧来の書籍、テレビ・ラジオ放送等の情報伝
達媒体(メディア)に加え、デジタルビデオ(バーサタ
イル)ディスク(DVD)やコンパクトディスク(C
D)、デジタル衛星放送、インターネット等の高度の情
報媒体を介して、より多種多様なコンテンツが提供され
るようになっている。
【0003】従来、このようなコンテンツ、例えば、映
画やDVDにおける映像や音楽等を含むメディアを購入
した購入者や利用者(以下、「視聴者」と記す)は、当
該メディアに含まれるコンテンツの評価に関わらず、メ
ディアを提供する配給事業者や販売事業者会社に一定の
対価を支払っていた。一方、コンテンツの制作者は、当
該コンテンツに対する視聴者の反応や評価に関わらず、
上記配給事業者や販売事業者会社に一定の販売価格で譲
渡していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、コンテンツの制作者は、自身が制作したコン
テンツに対する視聴者の反応や評価をフィードバックし
て的確に把握することができないという問題を有してい
た。そのため、視聴者が求めるコンテンツの制作が困難
となり、ひいては文化的創作活動の減退を招く可能性も
有している。
【0005】また、特定のコンテンツが視聴者に大いに
評価された場合であっても、当該コンテンツに対する配
給事業者や販売事業者会社への販売価格(対価)は固定
されていたため、コンテンツの販売価格等について適正
かつ公平に設定されていないという問題を有していた。
さらに、例えば、複数の制作者により制作されたDVD
コンテンツ等の場合においても、各コンテンツに対する
公平な対価の設定が行われていないという問題を有して
いた。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
各種媒体を介して提供されるコンテンツに対する視聴者
の評価に見合った対価をコンテンツ制作者に支払うこと
ができるコンテンツ評価支援方法及びコンテンツ評価支
援装置並びにコンテンツ評価支援方法のプログラムを格
納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係るコンテンツ評価支援方法は、所定のコンテン
ツに対する評価金額をデポジットする行為に対して識別
情報を発行する手順と、前記評価金額に関する情報と前
記識別情報と前記所定のコンテンツを入手した視聴者に
関する情報とを関連付けて登録、蓄積する手順と、前記
コンテンツに対する評価に応じて、前記デポジットされ
た評価金額に関する情報と前記所定のコンテンツの制作
者に関する情報とを関連付けて登録、蓄積する手順と、
前記評価金額に関する情報に基づいて、前記評価金額を
前記所定のコンテンツの制作者に支払う手順と、を含ん
でいることを特徴としている。
【0008】本発明に係るコンテンツ評価支援方法によ
れば、所定のコンテンツについての評価金額があらかじ
めデポジットされ、視聴者による自発的な評価に応じ
て、当該評価金額がコンテンツの作成者に支払われる。
ここで、本発明においてデポジットとは、あらかじめ定
められた一定金額を視聴者の了解の上で、徴収して一時
保留する操作処理をいう。したがって、コンテンツの制
作者は、当該コンテンツに対する評価金額の支払状況に
基づいて、当該コンテンツに対する視聴者の反応や評価
を適切に把握することが可能になるとともに、メディア
提供事業者へのコンテンツの販売(譲渡)価格に制約さ
れることなく、コンテンツに対する視聴者の評価に応じ
た適正な金額を受け取ることが可能となる。
【0009】また、本発明に係るコンテンツ評価支援装
置は、所定のコンテンツに対する評価金額をデポジット
する行為に対して識別情報を発行する識別情報制御手段
と、前記識別情報制御手段により取得される前記評価金
額に関する情報と前記識別情報とを関連付けて登録、蓄
積する識別情報登録蓄積手段と、前記所定のコンテンツ
を入手した視聴者に関する情報と前記識別情報とを関連
付けて登録、蓄積する視聴者情報登録蓄積手段と、少な
くとも前記コンテンツに対する評価に応じて、前記デポ
ジットされた評価金額に関する情報を転送制御する評価
情報制御手段と、前記転送された評価金額に関する情報
と前記所定のコンテンツの制作者に関する情報とを関連
付けて登録、蓄積する制作者情報登録蓄積手段と、前記
制作者情報登録蓄積手段に蓄積された前記評価金額に関
する情報に基づいて、前記評価金額を前記所定のコンテ
ンツの制作者に支払い可能な制作者情報制御手段と、を
備えていることを特徴としている。
【0010】本発明に係るコンテンツ評価支援装置によ
れば、所定のコンテンツの識別情報とあらかじめデポジ
ットされる評価金額と視聴者情報が相互に関連付けられ
て第1のデータベース(識別情報登録蓄積手段及び視聴
者情報登録蓄積手段)に登録、蓄積され、当該コンテン
ツに対する視聴者の評価に応じて、デポジットされた評
価金額の情報が第2のデータベース(制作者情報登録蓄
積手段)に通知されて、当該コンテンツの制作者情報に
関連付けられて登録、蓄積される。したがって、コンテ
ンツに対する評価金額、視聴者情報及び制作者情報がデ
ータベースにより一元的に管理されて、当該コンテンツ
に対する視聴者の評価が、評価金額として制作者にフィ
ードバックされるので、コンテンツ制作者は、メディア
の販売事業者への販売価格に制約されることなく、当該
コンテンツに対する視聴者の反応や評価を適切に把握す
ることが可能になる。
【0011】さらに、本発明に係るコンテンツ評価支援
方法を実行するプログラムを格納した記憶媒体は、所定
のコンテンツに対する評価金額をデポジットする行為に
対して識別情報を発行する処理と、前記評価金額に関す
る情報と前記識別情報とを関連付けて登録、蓄積する処
理と、前記所定のコンテンツを入手した視聴者に関する
情報と前記識別情報とを関連付けて登録、蓄積する処理
と、前記コンテンツに対する評価に応じて、前記デポジ
ットされた評価金額に関する情報を転送制御する処理
と、前記転送された評価金額に関する情報と前記所定の
コンテンツの制作者に関する情報とを関連付けて登録、
蓄積する処理と、前記評価金額に関する情報に基づい
て、前記評価金額を前記所定のコンテンツの制作者に支
払う処理と、を含むことを特徴としている。
【0012】本発明に係るコンテンツ評価支援方法を実
行するプログラムを格納した記憶媒体によれば、所定の
コンテンツについての評価金額を視聴者があらかじめデ
ポジットし、視聴者による当該コンテンツを視聴した際
の自発的な評価に応じて、当該評価金額をコンテンツの
作成者に支払う一連の手順が、既存又は新規に導入され
る評価支援装置に簡易に組み込み適用される。したがっ
て、当該コンテンツに対する評価金額の支払状況に基づ
いて、当該コンテンツに対する視聴者の反応や評価を適
切に把握することが可能なコンテンツ評価支援方法及び
装置を簡易に構築することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンテンツ評
価支援方法及びコンテンツ評価支援装置について、実施
の形態を示して具体的に説明する。 <第1の実施形態>まず、本発明に係るコンテンツ評価
支援装置の概略構成について説明する。図1は、本発明
に係るコンテンツ評価支援装置の第1の実施形態を示す
機能構成図である。
【0014】図1に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ評価支援装置10は、大別して、識別情報データ
ベース(図中、「識別情報DB」と表記)12及び視聴
者情報データベース(図中、「視聴者情報DB」と表
記)13からなる第1のデータベースDB1と、制作者
情報データベース(図中、「制作者情報DB」と表記)
15からなる第2のデータベースDB2と、これら第1
及び第2のデータベースにおける各情報(後述する識別
情報、視聴者情報、評価金額情報、制作者情報等)の登
録、蓄積、転送処理等を制御する識別情報制御部11、
制作者情報制御部16及び評価情報制御部14からなる
データベース制御部と、を備え、これらの構成が、例え
ば、コンテンツ評価の支援サービスを業務とするサービ
ス事業者により設置される。
【0015】以下、各構成について詳しく説明する。以
下の説明において、図2は、本実施形態に係る識別情報
データベースに登録、蓄積される識別情報と評価金額情
報との関連付けを示す概念図であり、図3は、本実施形
態に係る視聴者情報データベースに登録、蓄積される識
別情報と視聴者情報との関連付けを示す概念図であり、
図4は、本実施形態に係る制作者情報データベースに登
録、蓄積される制作者情報と評価金額情報との関連付け
を示す概念図である。
【0016】識別情報制御部(本発明における識別情報
制御手段に相当する)11は、所定のコンテンツを提供
又は販売する際に、当該コンテンツの視聴者(利用者や
購入者)30が一定の評価金額をデポジットする行為に
対して、所定の識別記号や番号等の識別情報を発行す
る。具体的には、メディア提供事業者20によって、C
DやDVD等のメディア21を介してコンテンツが視聴
者30に提供される場合には、各メディア毎(又は、各
コンテンツ毎)に固有の記号や番号からなる識別情報を
付与して販売し、その販売価格に上乗せして、あるい
は、販売価格の一部を充当することにより、評価金額を
徴収、保留するデポジット行為に対して、視聴者30に
識別情報を発行する。
【0017】ここで、視聴者30とは、所定のコンテン
ツを含むメディア21を入手して、当該コンテンツを視
聴することができる利用者や購入者であって、そのコン
テンツの入手、視聴の方法は、上述したように、購入し
たDVD等の電子メディアをDVDプレーヤ31等によ
り再生する方法の他、雑誌等の紙メディア、劇場での上
演やコンサート等を介したものであってもよいし、ケー
ブルテレビシステム(CATV)やデジタル衛星放送等
の放送網を介して配信されるものや、インターネットや
電話回線等の通信回線を介して配信されものであっても
よい。また、コンテンツを含むメディア21は、その対
価が有料であっても無料であってもよい。視聴者30に
よる評価金額のデポジット行為(この場合は、メディア
の購入代金の支払行為)が行われたことに対して、識別
情報が発行されるものであればよい。
【0018】識別情報データベース(本発明における識
別情報登録蓄積手段に相当する)12は、図2に示すよ
うに、少なくとも上記発行された識別情報とデポジット
された評価金額とを関連付けて登録、蓄積する。なお、
これらの情報に関連付けてメディアに関する情報(例え
ば、メディアの種類)等をさらに登録、蓄積してもよ
い。ここで、コンテンツを含むメディア21に識別情報
が付与されている場合には、当該メディア21を視聴者
30に提供するメディア提供事業者20から、識別情報
制御部11を介して評価金額に関する情報を取得する。
【0019】また、視聴者情報データベース(本発明に
おける視聴者情報登録蓄積手段に相当する)13は、メ
ディア21を購入する等して識別情報を入手した視聴者
30の自発的な意志により所定の通信回線50等を介し
てアクセスを受けることにより、あるいは、メディア2
1を販売した店頭等からの連絡により、視聴者30に関
する情報を取得して、図3に示すように、上記発行され
た識別情報と視聴者情報とを関連付けて登録、蓄積す
る。なお、これらの情報に関連付けてメディアに関する
情報(例えば、メディアの種類)等をさらに登録、蓄積
してもよい。
【0020】したがって、上記識別情報データベース1
2及び視聴者情報データベース13に蓄積される各情報
は、図2、図3に示したように、識別情報に関連付けら
れて登録されているので、これらのデータベース12、
13を単一の記憶装置(第1のデータベースDB1)に
よって構成するようにしてもよい。また、各データベー
ス12、13における識別情報と評価金額情報あるいは
視聴者情報との関連付けの処理は、各データベース1
2、13のデータベースエンジンとしての機能を有する
識別情報制御部11により実行するものであってもよ
い。
【0021】評価情報制御部(本発明における評価情報
制御手段に相当する)14は、視聴者30が視聴したコ
ンテンツに対して一定の評価を行い、その自発的な意志
により所定の通信回線50等を介して制作者情報データ
ベース15にアクセスして、デポジットされている評価
金額の支払いを指示した場合に、当該指示を受けてコン
テンツに付与された識別情報又は視聴者情報に関連付け
られて第1のデータベースDB1に登録、蓄積されてい
る評価金額に関する情報を、制作者情報データベース1
5(第2のデータベースDB2)に転送する。
【0022】なお、視聴者30が当該コンテンツを評価
しない場合、例えば、一定のコンテンツ評価期間を設定
し、その期間経過後も視聴者30からのアクセスがなか
った場合には、第1のデータベースDB1に登録、蓄積
された評価金額に関する情報は、例えば、視聴者情報に
関連付けて保留する処理が行われ、次回、他のコンテン
ツを視聴した際の評価金額に充当するようにしてもよ
い。また、視聴者30が希望した場合には、一定の事務
手数料や送金手数料等を差し引いた後、視聴者30に評
価金額分を返納するようにしてもよい。
【0023】制作者情報データベース(本発明における
制作者情報登録蓄積手段に相当する)15は、コンテン
ツ制作者40が制作したコンテンツに対する評価金額を
受け取ることにより、視聴者30の反応や評価を把握す
ることを希望する場合に、制作者情報制御部16を介し
てコンテンツ制作者40から提供される制作者情報を登
録、蓄積する。また、視聴者30から視聴したコンテン
ツに対して評価金額の支払いの指示を受けた場合には、
図4に示すように、上記制作者情報と指示を受けた評価
金額に関する情報とを関連付けて登録、蓄積する。な
お、これらの情報に関連付けてメディア名称(コンテン
ツ名)や評価金額の支払状況(支払日)に関する情報等
をさらに登録、蓄積してもよい。
【0024】また、制作者情報データベース15に登
録、蓄積される制作者情報は、コンテンツ制作者の氏名
又は名称の他に、過去の作品や実績、現在の活動状況等
の付加情報を含んでいてもよい。これにより、視聴者3
0が所定の通信回線50等を介して制作者情報データベ
ース15にアクセスし、所定のコンテンツの制作者に関
する情報の検索操作を実行した場合に、コンテンツ制作
者に関するより詳しい情報が提供されて、視聴者30と
コンテンツ制作者40との心理的な一体感を増大させ
て、両者のコミュニケーションの形成や優れたコンテン
ツの制作に貢献することができる。なお、所定のコンテ
ンツの制作者情報の検索操作にあっては、視聴者30が
入手した識別情報をキーコードとして利用し、当該制作
者情報を直接抽出して表示や通知を行うものであっても
よい。また、制作者情報データベース15における制作
者情報と評価金額情報との関連付けの処理は、当該デー
タベース15のデータベースエンジンとしての機能を有
する制作者情報制御部16により実行するものであって
もよい。
【0025】制作者情報制御部(本発明における制作者
情報制御手段に相当する)16は、制作したコンテンツ
に対する視聴者30の反応や評価を把握することを希望
するコンテンツ制作者40からの登録要求に対して、制
作者情報データベース15に制作者情報を登録、蓄積す
る。また、所定のコンテンツを視聴した視聴者30から
評価金額の支払い指示があった場合に、その都度、ある
いは、一定期間毎にコンテンツ制作者40に対して評価
金額を振り替え、その支払い状況を通知する。
【0026】なお、上述した構成において、視聴者30
が第1及び第2のデータベースDB1、DB2にアクセ
スする方法は、上述したように、インターネットや電話
回線に接続されたパソコン32や電話機(携帯電話、プ
ッシュホン電話等)等を利用する方法の他に、例えば、
コンビニエンスストア等に設置された情報端末等を利用
する方法であってもよい。
【0027】また、コンテンツに対する評価金額のデポ
ジット方法は、メディア21の販売価格に上乗せしてあ
らかじめ設定された一定金額を徴収するもののほか、評
価したコンテンツに対して視聴者30から任意の評価金
額を徴収するもの、あるいは、視聴者30の任意の意志
により評価金額を増額して徴収するものであってもよ
い。この場合の識別情報の発行方法は、上述したように
評価金額のデポジット行為の度に識別記号を発行するも
のであってもよいし、あらかじめ視聴者30が識別情報
を入手し、登録している場合には、識別情報データベー
ス12及び視聴者情報データベース13の識別情報に関
連付けて、デポジットされた評価金額を登録するもので
あってもよい。
【0028】このように、本実施形態に係るコンテンツ
評価支援装置10によれば、所定のコンテンツ毎(又
は、コンテンツを含むメディア毎)に付与された識別情
報と、当該コンテンツの購入時等にデポジットされる評
価金額に関する情報とが相互に関連付けられて第1のデ
ータベースDB1に登録、蓄積され、当該コンテンツを
視聴した視聴者30の評価に応じて、デポジットされた
評価金額の情報が第2のデータベースDB2に転送され
て、当該コンテンツの制作者情報に関連付けられて登
録、蓄積されるので、コンテンツに付与された識別情報
に基づいて、評価金額情報、視聴者情報及び制作者情報
が第1及び第2のデータベースDB1、DB2により一
元的に管理される。そのため、当該コンテンツに対する
視聴者30の評価を、評価金額として制作者にフィード
バックすることが容易に実現でき、コンテンツ制作者4
0は、メディア提供事業者20へのコンテンツの販売価
格に制約されることなく、当該コンテンツに対する視聴
者30の反応や評価を適切に把握することができる。
【0029】次に、本実施形態に係るコンテンツ評価支
援装置に適用されるコンテンツ評価支援方法について、
図面を参照して説明する。図5は、本実施形態に係るコ
ンテンツ評価支援方法の処理手順を示すフローチャート
である。以下の説明では、図1に示したコンテンツ評価
支援装置の構成を適宜参照しながら説明する。
【0030】(手順S101)まず、コンテンツの制作
者40は、所定のコンテンツ(映像や音響等)を作成
し、メディア提供事業者に一定の販売価格で売却する際
に、当該コンテンツに対する視聴者30の反応や評価を
把握することを望む場合には、コンテンツ評価の支援サ
ービスを行うコンテンツ評価支援事業者(コンテンツ評
価支援装置10)の制作者情報データベース15に制作
者情報の登録を申請する。これにより、制作者情報デー
タベース15の所定の領域に当該コンテンツの制作者情
報が登録、蓄積される。
【0031】(手順S102/S103)次いで、識別
情報制御部11により、メディア提供事業者20から提
供(販売)される当該コンテンツが含まれるメディア
(CDやDVD等)21毎に識別情報が発行される。こ
れにより、メディア提供事業者20は、メディアに当該
識別情報を付与するとともに、その販売価格に評価金額
としてデポジットされる金額がどれほどであるかを評価
金額情報としてコンテンツ評価支援事業者(識別情報制
御部11)に通知する。 (手順S104)次いで、識別情報制御部11により、
図2に示したように、メディア21に付与された識別情
報と、メディア提供事業者20から通知されて取得した
評価金額情報とを関連付けて、識別情報データベース1
2の所定の領域に登録、蓄積する。
【0032】(手順S105/S106)次いで、視聴
者30が当該メディア21を所定の販売価格で購入する
際、店頭等からの連絡により、あるいは、購入した後、
パソコン32や電話等を利用し、所定の通信回線50等
を介してコンテンツ評価支援装置10の視聴者情報デー
タベース13にアクセスすることにより、当該メディア
21に付与されされた識別情報と識別情報データベース
12に登録された識別情報とを照会し、視聴者に関する
情報を登録することにより、図3に示したように、識別
情報と視聴者情報と関連付けて、視聴者情報データベー
ス13に登録、蓄積する。これにより、識別情報データ
ベース12及び視聴者情報データベース13に蓄積され
た当該コンテンツに付与された識別情報とデポジットさ
れた評価金額に関する情報と視聴者に関する情報とが関
連付けられることになり、これらの情報が第1のデータ
ベースDB1により一元的に管理されることになる。
【0033】このとき、コンテンツ評価支援装置10を
備えたコンテンツ評価支援事業者は、メディア提供事業
者20から当該メディア10の販売価格に含まれるデポ
ジット分の評価金額を受け取る。このような金銭の受け
渡し方法については、周知の電子決済システムを良好に
適用することができる。なお、この場合、コンテンツ評
価支援事業者は、メディア提供事業者20から販売した
メディア21に含まれるコンテンツの評価支援業務に対
する所定の手数料を受け取るようにしても良い。
【0034】また、上記メディア21の流通過程で、メ
ディア21に付与された識別記号が盗用されることを防
ぐために、メディア21を購入した視聴者30によって
のみ容易に、取り外しができる手段、例えば、メディア
21の内容物に貼付された目隠しシール等によって、識
別記号を隠蔽する構成を適用することが望ましい。さら
に、視聴者情報データベース13に識別情報に関連付け
て視聴者情報を登録した視聴者30に対して、パスワー
ド等を付与することにより、当該メディア21の所有者
である視聴者30以外の第三者によって、当該識別記号
に関連付けられた評価金額や視聴者情報等が盗用や悪用
されることを防止するセキュリティ対策を講じることが
望ましい。
【0035】(手順S107/S108/S109)次
いで、視聴者30は、入手したメディア21を視聴する
ことにより、当該メディア21に含まれるコンテンツに
対して一定の評価を行う場合には、パソコン32等を利
用し、所定の通信回線50等を介して制作者情報データ
ベース15にアクセスして、評価する対象となっている
コンテンツの権利所有者(著作権及び工業所有権を含む
知的所有権者)であるコンテンツ制作者に関する情報を
検索、照会し、当該メディア21の購入時にあらかじめ
デポジットした評価金額を当該コンテンツの制作者40
に支払う指示を行う。これにより、評価情報制御部14
は、当該コンテンツの識別情報に関連付けられ、識別情
報データベース12に登録されている評価金額に関する
情報を制作者情報データベース15に転送し、図4に示
したように、当該コンテンツの制作者情報と評価金額情
報とを関連付けて制作者情報データベース15の所定の
領域に登録、蓄積する。
【0036】なお、視聴者30による評価金額の支払い
の指示は、上述したように、あらかじめデポジットした
評価金額を全額支払うように指示するものであってもよ
いし、視聴者30による独自の判断によりコンテンツの
評価に見合った一部の金額、あるいは、一旦デポジット
された評価金額に対して通信回線50等を介してさらに
増額して任意の金額を支払うように指示するものであっ
てもよい。
【0037】(手順S110)そして、コンテンツ評価
支払事業者(制作者情報制御部16)は、視聴者30か
ら特定のコンテンツを評価して、その制作者に評価金額
を支払う指示を受けた場合には、その指示を受け次第、
あるいは、一定期間分の評価金額を合計して、コンテン
ツ制作者40に該当する評価金額を振り替えて支払いの
通知をする。なお、この場合、コンテンツ評価支援事業
者は、コンテンツ制作者40からコンテンツの評価金額
の徴収代行業務に対する所定の手数料を受け取るように
しても良い。
【0038】このように、本実施形態に係る一連のコン
テンツ評価支援方法によれば、所定のコンテンツ毎(又
は、コンテンツを含むメディア毎)に付与された識別情
報と、当該コンテンツの購入時に自動的にデポジットさ
れる評価金額に関する情報とが相互に関連付けられ、視
聴者30による当該コンテンツの評価に応じて、メディ
ア提供事業者20へのコンテンツの販売価格に制約され
ることなく、デポジットされた評価金額がコンテンツの
作成者40に支払われるので、コンテンツの制作者40
は、コンテンツに対する評価金額に基づいて、制作した
コンテンツに対する視聴者30の反応や評価の状況を適
切に把握することができ、視聴者30が求めるより優れ
たコンテンツの制作を喚起することができる。
【0039】<第2の実施形態>次に、本発明に係るコ
ンテンツ評価支援装置の第2の実施形態について、図面
を参照して説明する。図6は、本発明に係るコンテンツ
評価支援装置の第2の実施形態を示す機能構成図であ
る。ここで、上述した実施形態と同一の構成について
は、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略化す
る。
【0040】本実施形態に係るコンテンツ評価支援装置
は、コンテンツの制作者が作成したコンテンツを含むメ
ディアに対して、上述したような識別情報が付与できな
い場合(例えば、CATV等により配信されるコンテン
ツ等の場合)や購入したメディアに識別情報が付与され
ていない場合に、視聴者の自発的な意志により所定の評
価金額をデポジットし、そのデポジット行為に対して識
別情報を発行する構成を有している。すなわち、図6に
示すように、本実施形態に係る識別情報制御部11は、
メディア提供事業者20により提供された、又は、提供
されるメディア(コンテンツ)を視聴する視聴者30
が、当該メディアに含まれるコンテンツに対して任意の
評価金額をデポジットする行為に対して識別情報を発行
する。
【0041】ここで、視聴者30による評価金額のデポ
ジット方法は、パソコン32や電話機等を利用し、所定
の通信回線50等を介してコンテンツ評価支援装置10
の識別情報制御部11及び識別情報データベース12に
アクセスし、クレジットカード等により評価金額をデポ
ジットする行為に対して識別情報を発行する。そして、
識別情報データベース12は、図2に示したように、上
記発行された識別情報とデポジットされた任意の評価金
額とを関連付けて登録、蓄積する。ここで、視聴者情報
データベース13は、視聴者30による評価金額のデポ
ジット行為と同時に、視聴者30に関する情報を取得す
ることにより、図3に示したように、上記発行された識
別情報と視聴者情報とを関連付けて登録、蓄積すること
ができる。なお、他の構成は上述した第1の実施形態と
略同等であるので、詳しい説明を省略する。
【0042】次に、本実施形態に係るコンテンツ評価支
援装置に適用されるコンテンツ評価支援方法について、
図面を参照して説明する。図7は、本実施形態に係るコ
ンテンツ評価支援方法の処理手順を示すフローチャート
である。以下の説明では、図6に示したコンテンツ評価
支援装置の構成を適宜参照しながら説明し、図5に示し
たフローチャートと同等の処理手順については、その説
明を簡略化する。
【0043】(手順S201)まず、上述した手順S1
01と同様に、コンテンツの制作者40による所定のコ
ンテンツの作成に際し、コンテンツ評価支援装置10の
制作者情報データベース15に当該コンテンツの制作者
情報を登録、蓄積する。 (手順S202/S203/S204)次いで、視聴者
30は、メディア提供事業者20から提供されるメディ
アを映像音響機器33等により視聴する際、あるいは、
視聴した後、パソコン32等を利用し、所定の通信回線
50等を介してコンテンツ評価支援装置10の識別情報
制御部11及び識別情報データベース12にアクセスす
ることにより、当該コンテンツに対する任意の評価金額
をデポジットする指示を行う。これにより、識別情報制
御部11は、当該コンテンツに対して識別情報を発行す
るとともに、図2に示したように、当該識別情報と評価
金額に関する情報との関連付けを行って識別情報データ
ベース12に登録、蓄積する。
【0044】(手順S205/S206)また、上記ア
クセスと同時に、視聴者30に関する情報を取得して、
図3に示したように、上記識別情報と視聴者情報とを関
連付けて視聴者情報データベース13に登録、蓄積す
る。これにより、発行された識別情報とデポジットされ
た評価金額に関する情報と視聴者に関する情報とが相互
に関連付けられて、識別情報データベース12及び視聴
者情報データベース13(第1のデータベースDB1)
により一元的に管理される。
【0045】(手順S207/S208/S209)次
いで、上述した手順S107〜S109と同様に、視聴
者30が当該コンテンツに対して一定の評価を行う場合
には、所定の通信回線50等を介して制作者情報データ
ベース15にアクセスして、当該コンテンツの制作者に
関する情報を検索、照会し、上記手順S202において
あらかじめデポジットされた評価金額を当該コンテンツ
制作者40に支払う指示を行う。これにより、図4に示
したように、識別情報データベース12に登録されてい
る評価金額情報と当該制作者情報とが関連付けられて制
作者情報データベース15の所定の領域に登録、蓄積さ
れる。
【0046】(手順S210)そして、上述した手順S
110と同様に、制作者情報制御部16は、視聴者30
から特定のコンテンツを評価して、その制作者に評価金
額を支払う指示を受けた場合には、コンテンツ制作者4
0に該当する評価金額を振り替えて支払の通知をする。
したがって、本実施形態によれば、評価の対象となるコ
ンテンツの全てに対して、個別に識別情報を発行、付与
し、かつ、当該コンテンツの販売価格に含まれる評価金
額に関する情報をメディア提供事業者20から個別に取
得する必要がないので、コンテンツ評価の支援業務の一
部を省略して効率的かつ円滑に実行することができる。
【0047】また、視聴者30毎のコンテンツに対する
評価に見合った金額が支払われることになるので、上述
したメディアの販売価格に一定金額を上乗せする方法
や、販売価格の一部を充当する方法に比較して、コンテ
ンツに対する視聴者の評価がより適正に反映されること
になり、コンテンツ制作者は、視聴者の反応をより適切
に把握して、より優れたコンテンツの制作を喚起するこ
とができる。
【0048】なお、上述したような各実施形態に示した
コンテンツ評価支援方法の処理手順は、これを実行する
プログラムを記憶媒体に格納し、既存あるいは新規の導
入される上記コンテンツ評価支援装置を構成する各デー
タベースを制御するデータベース制御部等に組み込むこ
とにより、本発明に係るコンテンツ評価支援システムを
容易に構築して、上述したコンテンツ評価支援方法を実
現することができる。ここで、記憶媒体とは、一般的な
記憶媒体であるフロッピィディスクやCD−ROM、メ
モリカード、ROMチップ等の可搬性のものに限定され
るものではなく、固定型の記憶装置(ハードディスク)
にあらかじめ上記コンテンツ評価支援方法を実現するた
めのプログラムをインストールして提供するものであっ
てもよい。さらに、ネットワークや汎用又は専用の通信
回線を介してプログラムを配布する場合にあっては、配
布元の記憶装置も上記記憶媒体に含まれる。
【0049】したがって、上述した記憶媒体に記憶され
たプログラムは、コンテンツ評価支援装置に備えられた
ホストコンピュータやデータベース制御部等に内蔵又は
付設されたハードウェアシステムに実行可能な形式でロ
ードされ、上記プログラムを実行することにより、特定
のコンテンツに対する評価金額の徴収や支払を支援する
制御処理をソフトウェア制御により自動的に実現するこ
とができる。
【0050】次に、上述した各実施形態に適用可能なコ
ンテンツ評価支援サービスの具体例について説明する。 <適用例1>上述した実施形態に適用可能なコンテンツ
評価支援サービスの一例としては、例えば、複数の作家
による短編映像集を収納したDVDメディアへの対応が
考えられる。
【0051】すなわち、上述したように、DVDの販売
価格に一定金額を上乗せ、あるいは、視聴者による自発
的な判断による金額を評価金額としてあらかじめデポジ
ットするとともに、当該デポジット行為に対して固有の
識別情報を付与し、当該識別情報に関連付けて評価金額
情報や視聴者情報を登録、蓄積する。そして、当該DV
Dに含まれるコンテンツに対する視聴者の評価を、評価
金額の形で各作家に振り分ける。
【0052】これにより、特定のコンテンツ(この場合
は、特定の映像)に限らず、DVDメディアに収納され
た全てのコンテンツの評価として、視聴者からの評価金
額を受け取ることにより、視聴者の当該DVDメディア
に対する反応や評価を、メディア提供事業者やコンテン
ツ制作者が把握することができ、視聴者が求めるより優
れたコンテンツやメディアの制作を喚起することができ
る。また、複数のコンテンツ制作者(作家)により制作
されたメディアであっても、視聴者から支払われた評価
金額に基づいて、各制作者に対する評価を公平に決定す
ることができる。
【0053】なお、本適用例のように、大記憶容量のメ
ディア(DVD等)にコンテンツを収納する場合には、
上記映像集の収納領域とは別の領域に、コンピュータ等
により読み出しが可能なナビゲーションプログラム(例
えば、HTML文書等)を記憶することにより、視聴者
による制作者データベースに登録、蓄積された所望の制
作者情報へのアクセスを自動的又は簡易にガイドするよ
うに構成することができる。このような機能は、DVD
やCD等の大記憶容量のメディアに限定されるものでは
なく、コンテンツをインターネット等からダウンロード
する場合であっても、コンテンツと同時に、上述したよ
うなナビゲーションプログラムをダウンロードさせるよ
うに設定することにより簡易に構成することができる。
【0054】<適用例2>上述した実施形態に適用可能
なコンテンツ評価支援サービスの他の例としては、例え
ば、メディア提供事業者が提供するメディアに識別情報
を付加することができない場合への対応が考えられる。
すなわち、映画や舞台公演、コンサート、放送番組のよ
うに、特定のコンテンツを収納した物としてのメディア
(情報伝達媒体)が存在しない場合にあっては、当該コ
ンテンツを含む作品の上映中や上演中、放送中に、当該
コンテンツの制作者(例えば、映像作家やプロデューサ
等)を紹介することにより、視聴者による当該コンテン
ツへの評価及びそれに応じた金額の支払いを受けること
もできる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、所定のコ
ンテンツについての評価金額があらかじめデポジットさ
れ、視聴者による自発的な評価に応じて、当該評価金額
がコンテンツの作成者に支払われるので、コンテンツの
制作者は、当該コンテンツに対する評価金額の支払状況
に基づいて、当該コンテンツに対する視聴者の反応や評
価を適切に把握することができるとともに、メディア販
売事業者へのコンテンツの販売価格に制約されることな
く、コンテンツに対する視聴者の評価に応じた適正な金
額を受け取ることができる。したがって、このようなコ
ンテンツの評価が適正に行われることにより、コンテン
ツ制作者の制作意欲の促進を図りつつ、視聴者との一体
感を増進させ、より優れたコンテンツの制作に貢献する
ことができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、上記識別情
報が、所定のコンテンツを含むメディアに付加して視聴
者に提供されるので、コンテンツの評価のためにあらか
じめデポジットされた評価金額や視聴者情報との関連付
けを容易に行って、データベースに適切に登録、蓄積す
ることができる。請求項3記載の発明によれば、上記メ
ディアの提供金額(販売価格)に、あらかじめ所定のコ
ンテンツに対する評価金額を含んでいるので、視聴者が
当該コンテンツに対して一定の評価をした場合に、デポ
ジットされている評価金額を支払う指示をするだけで、
視聴したコンテンツの評価を評価金額の形で簡易に反映
することができる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、視聴者によ
る所定のコンテンツの評価を、所定の通信回線を介して
受け入れ可能であるので、インターネットや電話回線等
の汎用の通信回線を介してアクセスし、あらかじめデポ
ジットされた評価金額を支払う指示を行うだけで、極め
て簡易に所定のコンテンツの評価を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、視聴者に関する情報と識
別情報との関連付けを、所定の通信回線を介して受け入
れ可能であるので、インターネットや電話回線等の汎用
の通信回線を介してアクセスし、簡易に視聴者に関する
情報や識別情報、評価金額に関する情報を相互に関連付
けてデータベースにより一元的に管理することができ
る。
【0058】請求項6記載の発明によれば、所定のコン
テンツに対する評価金額のデポジットを、所定の通信回
線を介して受け入れ可能であるので、メディアの販売価
格に評価金額を含まない場合であっても、視聴者の自発
的な意志に基づいて、インターネットや電話回線等の汎
用の通信回線を介して、評価金額のデポジット、あるい
は、すでにデポジットされた評価金額の増額等を極めて
簡易に行うことができる。請求項7記載の発明によれ
ば、所定のコンテンツの制作者に関する情報を、所定の
通信回線を介して視聴者に提供可能であるので、所定の
コンテンツを評価する場合に、該制作者に関連する情報
を簡易に検索、照会して、該制作者にデポジットされた
評価金額を支払う指示を確実に行うことができる。
【0059】請求項8記載の発明によれば、所定のコン
テンツの識別情報とあらかじめデポジットされる評価金
額と視聴者情報が相互に関連付けられて第1のデータベ
ースに登録、蓄積され、当該コンテンツに対する視聴者
の評価に応じて、デポジットされた評価金額の情報が第
2のデータベースに通知されて、当該コンテンツの制作
者情報に関連付けられて登録、蓄積されるので、コンテ
ンツに対する評価金額、視聴者情報及び制作者情報がデ
ータベースにより一元的に管理され、当該コンテンツに
対する視聴者の評価が、評価金額として制作者にフィー
ドバックされて、コンテンツ制作者は、メディアの販売
事業者への販売価格に制約されることなく、当該コンテ
ンツに対する視聴者の反応や評価を適切に把握すること
ができる。したがって、このようなコンテンツへの評価
が適正に行われることにより、コンテンツ制作者の制作
意欲の促進を図りつつ、視聴者との一体感を増進させ、
より優れたコンテンツの制作に貢献することができる。
【0060】請求項9記載の発明によれば、所定のコン
テンツについての評価金額を視聴者があらかじめデポジ
ットし、視聴者による当該コンテンツを視聴した際の自
発的な評価に応じて、当該評価金額をコンテンツの作成
者に支払う一連の手順が、既存又は新規に導入される評
価支援装置に簡易に組み込み適用されるので、当該コン
テンツに対する評価金額の支払状況に基づいて、当該コ
ンテンツに対する視聴者の反応や評価を適切に把握する
ことが可能なコンテンツ評価支援方法及び装置を簡易に
構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテンツ評価支援装置の第1の
実施形態を示す機能構成図である。
【図2】第1の実施形態に適用される識別情報データベ
ースに登録される各情報の関連付けの例を示す概念図で
ある。
【図3】第1の実施形態に適用される視聴者情報データ
ベースに登録される各情報の関連付けの例を示す概念図
である。
【図4】第1の実施形態に適用される制作者情報データ
ベースに登録される各情報の関連付けの例を示す概念図
である。
【図5】第1の実施形態に係るコンテンツ評価支援装置
に適用されるコンテンツ評価支援方法の処理手順を示す
フローチャートである。
【図6】本発明に係るコンテンツ評価支援装置の第2の
実施形態を示す機能構成図である。
【図7】第2の実施形態に係るコンテンツ評価支援装置
に適用されるコンテンツ評価支援方法の処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10……コンテンツ評価支援装置、11……識別情報制
御部、12……識別情報データベース、13……視聴者
情報データベース、14……評価情報制御部、15……
制作者情報データベース、16……制作者情報制御部、
20……メディア提供事業者、30……視聴者、40…
…コンテンツ制作者、50……通信回線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のコンテンツに対する評価金額をデ
    ポジットする行為に対して識別情報を発行する手順と、 前記評価金額に関する情報と前記識別情報と前記所定の
    コンテンツを入手した視聴者に関する情報とを関連付け
    て登録、蓄積する手順と、 前記コンテンツに対する評価に応じて、前記デポジット
    された評価金額に関する情報と前記所定のコンテンツの
    制作者に関する情報とを関連付けて登録、蓄積する手順
    と、 前記評価金額に関する情報に基づいて、前記評価金額を
    前記所定のコンテンツの制作者に支払う手順と、を含ん
    でいることを特徴とするコンテンツ評価支援方法。
  2. 【請求項2】 前記識別情報は、前記所定のコンテンツ
    を含むメディアに付与して前記視聴者に提供可能である
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ評価支援方
    法。
  3. 【請求項3】 前記メディアの提供金額に、あらかじめ
    前記所定のコンテンツに対する評価金額を含むことが可
    能であることを特徴とする請求項2記載のコンテンツ評
    価支援方法。
  4. 【請求項4】 前記視聴者による前記所定のコンテンツ
    の評価を、所定の通信回線を介して受け入れ可能である
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ評価支援方
    法。
  5. 【請求項5】 前記視聴者に関する情報と前記識別情報
    との関連付けを、所定の通信回線を介して受け入れ可能
    であることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ評価
    支援方法。
  6. 【請求項6】 所定のコンテンツに対する前記評価金額
    のデポジットを、所定の通信回線を介して受け入れ可能
    であることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ評価
    支援方法。
  7. 【請求項7】 前記所定のコンテンツの制作者に関する
    情報を、所定の通信回線を介して前記視聴者に提供可能
    であることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ評価
    支援方法。
  8. 【請求項8】 所定のコンテンツに対する評価金額をデ
    ポジットする行為に対して識別情報を発行する識別情報
    制御手段と、 前記識別情報制御手段により取得される前記評価金額に
    関する情報と前記識別情報とを関連付けて登録、蓄積す
    る識別情報登録蓄積手段と、 前記所定のコンテンツを入手した視聴者に関する情報と
    前記識別情報とを関連付けて登録、蓄積する視聴者情報
    登録蓄積手段と、 少なくとも前記コンテンツに対する評価に応じて、前記
    デポジットされた評価金額に関する情報を転送制御する
    評価情報制御手段と、 前記転送された評価金額に関する情報と前記所定のコン
    テンツの制作者に関する情報とを関連付けて登録、蓄積
    する制作者情報登録蓄積手段と、 前記制作者情報登録蓄積手段に蓄積された前記評価金額
    に関する情報に基づいて、前記評価金額を前記所定のコ
    ンテンツの制作者に支払い可能な制作者情報制御手段
    と、を備えていることを特徴とするコンテンツ評価支援
    装置。
  9. 【請求項9】 所定のコンテンツに対する評価金額をデ
    ポジットする行為に対して識別情報を発行する処理と、 前記評価金額に関する情報と前記識別情報とを関連付け
    て登録、蓄積する処理と、 前記所定のコンテンツを入手した視聴者に関する情報と
    前記識別情報とを関連付けて登録、蓄積する処理と、 前記コンテンツに対する評価に応じて、前記デポジット
    された評価金額に関する情報を転送制御する処理と、 前記転送された評価金額に関する情報と前記所定のコン
    テンツの制作者に関する情報とを関連付けて登録、蓄積
    する処理と、 前記評価金額に関する情報に基づいて、前記評価金額を
    前記所定のコンテンツの制作者に支払う処理と、 を含むコンテンツ評価支援方法を実行するプログラムを
    格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140038359A (ko) * 2011-01-04 2014-03-28 톰슨 라이센싱 대응하는 컨텐트 창작자를 나타내는 미디어 자산 용법 데이터 보고

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