JP2002073233A - 処理方法、処理システム、処理装置、処理支援装置、及び記録媒体 - Google Patents

処理方法、処理システム、処理装置、処理支援装置、及び記録媒体

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JP2002073233A
JP2002073233A JP2000259297A JP2000259297A JP2002073233A JP 2002073233 A JP2002073233 A JP 2002073233A JP 2000259297 A JP2000259297 A JP 2000259297A JP 2000259297 A JP2000259297 A JP 2000259297A JP 2002073233 A JP2002073233 A JP 2002073233A
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instruction
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Shinzo Maruo
伸三 圓尾
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PINEAPPLE Co KK
PINEAPPLE COMPANY KK
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PINEAPPLE Co KK
PINEAPPLE COMPANY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親しみやすいマンマシンインターフェースを
備え、他社との差別化が容易に行えるサービス形態を実
現する処理方法、処理システム、処理装置、処理支援装
置、及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 人物、動物、及び架空生物等のキャラク
タを示す出力情報を含むオブジェクトモジュールにより
示されるオブジェクトを処理装置10の主記憶に常駐さ
せ、知識ベース及び推論エンジンを用いたエージェント
機能と連動させて自律処理及び学習処理を行い、また入
出力処理を音声にて行い、更に処理装置10にて対応で
きない入力に対しては、自動的に処理支援装置20に接
続し、処理支援装置20又は処理支援装置20の担当者
201により対応させ、しかもこの対応は、恰もキャラ
クタが自律的に行っているかの如き画像及び音声として
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は知識ベース及び推論
エンジンを用いて、受け付けた入力に対応する処理を行
うエージェント機能を備える処理装置及び該処理装置で
行われる処理を支援する処理支援装置を用いた処理方
法、その方法を適用した処理システム、そのシステムに
用いられる処理装置及び処理支援装置、並びにそれらの
装置を実現するためのプログラムが記録された記録媒体
に関し、特にキャラクタを示す出力情報を含むオブジェ
クトモジュールにより示されるオブジェクトを、エージ
ェント機能に連動させて出力し、処理装置を操作する操
作者の操作を支援するマンマシンインターフェースを提
供する処理方法、処理システム、処理装置、処理支援装
置、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの普及に伴い、
コンピュータは、一部の専門的知識を有する技術者が操
作するという従来のイメージが払拭される傾向にあり、
誰もが操作することが可能な家庭用電化製品の一つに数
えられるまでに一般化しつつある。
【0003】このようにコンピュータが一般化した要因
の一つとして挙げられるのが、人間とコンピュータとを
結ぶ入出力装置、所謂マンマシンインターフェースの発
達である。
【0004】例えば従来では一般的には理解が困難な符
号列からなるコマンドを入力するという操作を行ってい
たのが、現在ではコマンドを示すアイコンに対し、マウ
スを操作してカーソルを重畳し、入力を行うという操
作、更には音声入力による操作というように、より人間
の感覚に近いマンマシンインターフェースが提供されて
いる。
【0005】また人物、動物、及び架空生物等のキャラ
クタを出力させ、操作及び処理に基づいてその出力情報
を変化、即ち動画処理を行い、ワンポイントアドバイス
等の情報を提供する応用ソフトウェアプログラムもあ
り、これらは親しみやすさを重視して発達したマンマシ
ンインターフェースであるといえる。
【0006】そして人間の感覚に近づいてきたのは、マ
ンマシンインターフェースだけでなくコンピュータの思
考ルーチンそのものについても、人間の思考方法を模倣
した処理形態が実現されている。
【0007】例えばエージェント機能と呼ばれる処理機
能がそれであり、コンピュータが、受け付けた入力に対
して対応する処理を行うという一連の動作を行う上で、
知識ベース及び推論エンジンを用いて、状況認識、価値
判断、及び学習等の処理により行うべき動作を自律的に
決定し、しかもその動作を決定する思考ルーチンは経験
を積んで成長するという機能である。この考え方は、新
たなマンマシンインターフェースとしても利用されてい
る。
【0008】またパーソナルコンピュータの普及は、イ
ンターネット等の通信ネットワークを利用した消費活動
の拡大にもつながっており、通信ネットワークを介して
ショッピング、各種チケットの予約、更にはコンピュー
タトラブルに対するサポート等の各種サービスが、夫々
のサービス事業体により提供されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら音声入力
等の入力方法を用いたマンマシンインターフェースで
も、機械に向かって話をするという行為に抵抗を感じる
人も多く、このような抵抗感を低減させる更なる改良が
要求されている。
【0010】さらにキャラクタの出力は、特定の応用ソ
フトウェアプログラム上だけの処理であり、コンピュー
タそのものに対して親しみやすいインターフェースを提
供しているわけではなく、また操作者に対して出力する
だけの一方的な処理であるため、十分な親しみやすさを
提供しきれていないという問題がある。
【0011】そしてマンマシンインターフェースとして
用いられるエージェント機能については、その優れた機
能を操作者の処理の学習だけに対応させるだけでなく、
更なる応用範囲を模索し、新たな産業形態に結びつける
という課題がある。
【0012】また各サービス事業体においては、各社間
の競争が激化する中、他社との差別化を行える新たなサ
ービス形態を提案するという課題がある。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、人物、動物、及び架空生物等のキャラクタを示
す出力情報を含むオブジェクトモジュールにより示され
るオブジェクトを主記憶に常駐させて、その出力情報に
基づいてオブジェクトを出力し、恰もキャラクタと会話
しているかの如くパーソナルコンピュータを用いた処理
装置に対して入力処理を行うことにより、機械に対する
入力行為についての抵抗感を払拭し、しかもオブジェク
トモジュールを様々な処理に基づいて更新することによ
り、キャラクタが成長するかのような印象を与え、より
親しみやすいマンマシンインターフェースを有する処理
方法、その方法を適用した処理システム、そのシステム
に用いられる処理装置及び処理支援装置、並びにそれら
の装置を実現するためのプログラムが記録された記録媒
体の提供することを主たる目的とする。
【0014】さらに操作者が操作する処理装置が備える
エージェント機能にて用いられる知識ベースだけでは、
対応することが困難な入力が行われた場合に、サービス
業者が管理する処理支援装置に接続し、サービス業者に
対応させた上で、知識ベースを更新し、しかもそれらの
一連の処理にオブジェクトモジュールを連動させること
により、エージェント機能の応用範囲を広げ、より親し
みやすいマンマシンインターフェースを有する処理シス
テム等の提供を他の目的とする。
【0015】またサービス事業体と契約しているタレン
ト等のキャラクタを出力情報とするオブジェクトモジュ
ールを処理装置へ送信し、送信したオブジェクトモジュ
ールを介して通信を行い、また送信先の処理装置の操作
者に関する顧客情報を管理することにより、サービス事
業体にとっては、他社との差別化が容易で新たなサービ
ス形態を提供することが可能な処理支援装置等の提供を
更に他の目的とする。
【0016】そして操作者がパーソナルコンピュータ、
携帯電話、及びPDA(Personal Digital Assistants)
等の複数の処理装置を用いる場合、夫々の処理装置にて
オブジェクトモジュールを共有化することができるよう
にすることで、操作者にとっては、処理装置に対する親
しみやすさが向上し、共有化すべきオブジェクトモジュ
ールを管理するサービス事業体にとっては、他社との差
別化が容易で新たなサービス形態を提供することが可能
な処理システム等の提供を更に他の目的とする。
【0017】さらに一の操作者が操作する一の処理装置
が備えるエージェント機能にて用いられる知識ベースだ
けでは、対応することが困難な入力が行われた場合に、
他の操作者が操作する他の処理装置が備えるエージェン
ト機能にて用いられる知識ベースを利用することによ
り、エージェント機能の応用範囲を広げ、操作者間にお
いて仮想的なコミュニティを形成する処理支援装置等の
提供を更に他の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る処理方法
は、知識ベース及び推論エンジンを用いて、受け付けた
入力に対応する処理を行うエージェント機能を備える処
理装置を用いた処理方法において、エージェント機能に
連動し、キャラクタを示す出力情報を含むオブジェクト
モジュールを主記憶に常駐させ、該オブジェクトモジュ
ールにより示されるオブジェクトを、前記出力情報に基
づいて出力し、対話形式で入力を要求し、受け付けた入
力に対応する処理が、知識ベースに記録されているか否
かを検索し、対応する処理が記録されている場合に対応
処理を行い、対応する処理が記録されていない場合に所
定の通信先と通信を確立し、確立した通信先からの指示
に基づく処理を行い、受け付けた入力及び処理に基づい
て知識ベースを更新し、入力の要求から対応処理の実施
までの処理に基づいて、オブジェクトの出力情報を変化
させることを特徴とする。
【0019】第1発明に係る処理方法では、人物、動
物、及び架空生物等のキャラクタを示す出力情報を含む
オブジェクトモジュールにより示されるオブジェクトを
主記憶に常駐させて、その出力情報に基づいてオブジェ
クトを出力し、恰もキャラクタと会話しているかの如く
パーソナルコンピュータを用いた処理装置に対して入力
処理を行うことにより、機械に対する入力行為について
の抵抗感を払拭し、しかもオブジェクトモジュールを様
々な処理に基づいて更新することにより、キャラクタが
成長するかのような印象を与えることが可能であり、ま
た操作者が操作する処理装置が備えるエージェント機能
にて用いられる知識ベースだけでは、対応することが困
難な入力が行われた場合に、サービス業者が管理する処
理支援装置に接続し、サービス業者に対応させた上で、
知識ベースを更新し、しかもそれらの一連の処理にオブ
ジェクトモジュールを連動させ、また特定の応用ソフト
ウェアプログラムに制限されることなくオブジェクトモ
ジュールを用いることにより、エージェント機能の応用
範囲を広げ、より親しみやすいマンマシンインターフェ
ースを提供することが可能であり、更にサービス事業体
と契約しているタレント等のキャラクタを出力情報とす
るオブジェクトモジュールを処理装置へ送信し、送信し
たオブジェクトモジュールを介して通信を行い、また送
信先の処理装置の操作者に関する顧客情報を管理するこ
とにより、サービス事業体にとっては、他社との差別化
が容易で新たなサービス形態を提供することが可能であ
る。
【0020】第2発明に係る処理システムは、知識ベー
ス及び推論エンジンを用いて、受け付けた入力に対応す
る処理を行うエージェント機能を備える処理装置と、該
処理装置と通信し、処理装置で行われる処理を支援する
処理支援装置とを備える処理システムにおいて、前記処
理装置は、対話形式で入力を要求する手段と、受け付け
た入力に基づく入力情報に対応する処理が、知識ベース
に記録されているか否かを検索する手段と、対応する処
理が記録されている場合に対応処理を行う手段と、対応
する処理が記録されていない場合に入力情報に対応する
処理の指示を要求する指示要求情報を、前記処理支援装
置へ送信する手段とを備え、前記処理支援装置は、受信
した指示要求情報に対する指示を示す指示情報を受け付
ける手段と、該指示情報を前記処理装置へ送信する手段
とを備え、前記処理装置は、更に、受信した指示情報に
基づく対応処理を行う手段と、入力の要求から対応処理
の実施までの処理に基づいて知識ベースを更新する手段
とを備えることを特徴とする。
【0021】第2発明に係る処理システムでは、操作者
が操作する処理装置が備えるエージェント機能にて用い
られる知識ベースだけでは、対応することが困難な入力
が行われた場合に、サービス業者が管理する処理支援装
置に接続し、サービス業者に対応させた上で、知識ベー
スを更新することにより、エージェント機能の応用範囲
を広げることが可能である。
【0022】第3発明に係る処理システムは、第2発明
において、前記処理装置は、更に、エージェント機能に
連動し、オブジェクトを示す出力情報を含むオブジェク
トモジュールを主記憶の常駐域に格納する手段と、前記
出力情報に基づいてオブジェクトを出力する出力手段
と、入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づい
て、オブジェクトの出力情報を変化させる手段と、入力
の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて、オブ
ジェクトモジュールを更新する手段とを備えることを特
徴とする。
【0023】第3発明では、人物、動物、及び架空生物
等のキャラクタを示す出力情報を含むオブジェクトモジ
ュールにより示されるオブジェクトを主記憶に常駐させ
て、その出力情報に基づいてオブジェクトを出力し、恰
もキャラクタと会話しているかの如くパーソナルコンピ
ュータを用いた処理装置に対して入力処理を行うことに
より、機械に対する入力行為についての抵抗感を払拭
し、しかもオブジェクトモジュールを様々な処理に基づ
いて更新することにより、キャラクタが成長するかのよ
うな印象を与えることが可能であり、また特定の応用ソ
フトウェアプログラムに制限されることなくオブジェク
トモジュールを用いることにより、エージェント機能の
応用範囲を広げ、より親しみやすいマンマシンインター
フェースを提供することが可能である。
【0024】第4発明に係る処理システムは、第2発明
又は第3発明において、前記処理装置は、複数であり、
第1の処理装置は、オブジェクトモジュールを前記処理
支援装置へ送信する手段を備え、前記処理支援装置は、
一のオブジェクトモジュールに対し一又は複数の処理装
置を夫々対応付けて記録する顧客データベースにアクセ
スする手段と、前記第1の処理装置から受信したオブジ
ェクトモジュールに基づいて、顧客データベースを更新
する手段とを備え、第2の処理装置は、オブジェクトモ
ジュールを要求するオブジェクト要求情報を、前記処理
支援装置へ送信する手段を備え、前記処理支援装置は、
更に、受信したオブジェクト要求情報の送信元である第
2の処理装置に対応付けられたオブジェクトモジュール
を、顧客データベースから抽出する手段と、抽出したオ
ブジェクトモジュールを第2の処理装置へ送信する手段
とを備えることを特徴とする。
【0025】第4発明に係る処理システムは、操作者が
パーソナルコンピュータ、携帯電話、及びPDA(Perso
nal Digital Assistants) 等の複数の処理装置を用いる
場合、夫々の処理装置にてオブジェクトモジュールを共
有化することができるようにすることで、操作者にとっ
ては、処理装置に対する親しみやすさが向上し、共有化
すべきオブジェクトモジュールを管理するサービス事業
体にとっては、他社との差別化が容易で新たなサービス
形態を提供することが可能である。
【0026】第5発明に係る処理装置は、知識ベース及
び推論エンジンを用いて、受け付けた入力に対応する処
理を行うエージェント機能を備える処理装置において、
エージェント機能に連動し、オブジェクトを示す出力情
報を含むオブジェクトモジュールを主記憶の常駐域に格
納する手段と、出力情報に基づいてオブジェクトを出力
する出力手段と、対話形式で入力を要求する手段と、受
け付けた入力に基づく入力情報に対する処理が、知識ベ
ースに記録されているか否かを検索する手段と、検索し
た結果に基づいて対応処理を行う手段と、入力の要求か
ら対応処理の実施までの処理に基づいて、オブジェクト
の出力情報を変化させる手段と、入力の要求から対応処
理の実施までの処理に基づいて、知識ベースを更新する
手段と、入力の要求から対応処理の実施までの処理に基
づいて、オブジェクトモジュールを更新する手段とを備
えることを特徴とする。
【0027】第5発明に係る処理装置では、出力情報を
含むオブジェクトモジュールにより示されるオブジェク
トを主記憶に常駐させて、その出力情報に基づいてオブ
ジェクトを出力することにより、機械に対する入力行為
についての抵抗感を払拭し、しかもオブジェクトモジュ
ールを様々な処理に基づいて更新することにより、キャ
ラクタが成長するかのような印象を与えることが可能で
あり、しかもそれらの一連の処理にオブジェクトモジュ
ールを連動させ、また特定の応用ソフトウェアプログラ
ムに制限されることなくオブジェクトモジュールを用い
ることにより、エージェント機能の応用範囲を広げ、よ
り親しみやすいマンマシンインターフェースを提供する
ことが可能である。
【0028】第6発明に係る処理装置は、第5発明にお
いて、音声による入力を受け付ける入力手段を更に備
え、前記出力情報は、キャラクタを示す動画及びキャラ
クタの声としてオブジェクトを出力する情報であること
を特徴とする。
【0029】第6発明に係る処理装置では、音声による
入力を可能とし、人物、動物、及び架空生物等のキャラ
クタを示す出力情報を用いることにより、操作者に対
し、キャラクタと会話しているかの如き印象を与えなが
ら、入出力処理を行うことができるので、より親しみや
すいマンマシンインターフェースを提供することが可能
である。
【0030】第7発明に係る処理装置は、第5発明又は
第6発明において、前記知識ベースに、受け付けた入力
に基づく入力情報に対する処理が記録されていない場合
に、所定の通信先との通信を確立する手段と、入力情報
に対応する処理の指示を要求する指示要求情報を、確立
した通信先へ送信する手段と、受信した指示要求情報に
対する指示を示す指示情報を受け付ける手段と、受信し
た指示情報に基づく対応処理を行う手段とを更に備える
ことを特徴とする。
【0031】第7発明に係る処理装置では、備えている
エージェント機能にて用いられる知識ベースだけでは、
対応することが困難な入力が行われた場合に、サービス
業者が管理する処理支援装置等の通信先に接続し、サー
ビス業者に対応させた上で、知識ベースを更新すること
により、エージェント機能の応用範囲を広げることが可
能でありサービス事業体にとっては、他社との差別化が
容易で新たなサービス形態を提供することが可能であ
る。
【0032】第8発明に係る処理支援装置は、各種処理
を行う処理装置と通信する通信手段を備え、前記処理装
置にて行われる処理を支援する処理支援装置において、
前記処理装置が有する知識ベース及び推論エンジンを用
いて処理を行うエージェント機能により送信された入力
に対する処理の指示を要求する指示要求情報を受信する
手段と、受信した指示要求情報を出力する手段と、出力
した指示要求情報に対する指示を示す指示情報を受け付
ける入力手段と、該指示情報を前記処理装置へ送信する
手段とを備えることを特徴とする。
【0033】第8発明に係る処理支援装置では、エージ
ェント機能を備えた処理装置から指示要求情報を受信し
た場合に、該指示要求情報に対する対応を行うことによ
り、処理装置が備えるエージェント機能の応用範囲を広
げ、他社との差別化が容易で新たなサービス形態を提供
することが可能である。
【0034】第9発明に係る処理支援装置は、第8発明
において、前記入力手段は音声による入力を受け付ける
べくなしてあり、入力された音声を指示情報に変換する
手段を更に備えることを特徴とする。
【0035】第9発明に係る処理支援装置では、音声に
よる入力を行ない、その音声を例えば処理装置が備える
エージェント機能に連動したオブジェクトの音声を模倣
した指示情報に変換することにより、処理装置の操作者
に対し、オブジェクトと会話をしているかの如き印象を
与え、機械に対する入力行為についての抵抗感を払拭
し、より親しみやすいマンマシンインターフェースを提
供することが可能である。
【0036】第10発明に係る処理支援装置は、第8発
明又は第9発明において、前記処理装置に関する顧客情
報を記録する顧客データベースにアクセスする手段と、
前記処理装置から指示要求情報を受信した場合に、顧客
データベースから当該処理装置に該当する顧客情報を抽
出する手段と、該顧客情報を出力する手段と、受信した
指示要求情報に基づいて、顧客データベースを更新する
手段とを更に備えることを特徴とする。
【0037】第10発明に係る処理支援装置では、顧客
情報を管理することにより、操作者の状況に応じたきめ
細かいサービスを提供することが可能である。
【0038】第11発明に係る処理支援装置は、第8発
明乃至第10発明のいずれかにおいて、前記処理装置か
ら受信した指示要求情報に対応する指示情報を記録する
処理支援装置用知識ベースにアクセスする手段と、前記
処理装置から受信した指示要求情報に対応する指示情報
が、処理支援装置用知識ベースに記録されているか否か
を検索する手段と、対応する指示情報が記録されている
場合に、前記入力手段により受け付けられる指示情報よ
り優先して、記録されている指示情報を前記処理装置へ
送信する手段と、対応する指示情報が記録されていない
場合に、受信した指示要求情報及び前記入力手段により
受け付けられた指示情報に基づいて処理支援装置用知識
ベースを更新する手段とを更に備えることを特徴とす
る。
【0039】第11発明に係る処理支援装置では、状況
に応じて指示要求情報に対して自動対応と、担当者によ
る手動応答とを切り替えることにより、操作者の指示要
求情報に応じたきめ細かいサービスを提供することが可
能であり、また都度処理支援装置用知識ベースを更新す
ることにより、自動応答の精度を高めることが可能であ
る。
【0040】第12発明に係る処理支援装置は、第8発
明乃至第11発明のいずれかにおいて、複数の知識ベー
スに関する情報を記録する知識ベースデータベースにア
クセスする手段と、前記処理装置から受信した指示要求
情報が示す入力情報に対応する処理を記録している知識
ベースを示す情報が、知識ベースデータベースに記録さ
れているか否かを検索する手段と、対応する処理を記録
する知識ベースを示す情報が記録されている場合に、前
記入力手段により受け付けられる指示情報より優先し
て、当該知識ベースに記録されている該当する処理を、
指示情報として送信させる手段とを更に備えることを特
徴とする。
【0041】第12発明に係る処理支援装置では、複数
の処理装置が備える夫々の知識ベースに関する情報を知
識ベースデータベースとして記録しておくことで、一の
処理装置が備えるエージェント機能にて用いられる知識
ベースだけでは、対応することが困難な入力が行われた
場合に、他の操作者が操作する他の処理装置が備えるエ
ージェント機能にて用いられる知識ベースを利用するこ
とができるので、エージェント機能の応用範囲を広げ、
更には複数の操作者間において仮想的なコミュニティを
形成することが可能である。
【0042】第13発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体は、出力手段を備えるコンピュータ
に、知識ベース及び推論エンジンを用いて、受け付けた
入力に対応する処理を行わせるエージェント機能を含む
プログラムを記録してある、コンピュータでの読み取り
が可能な記録媒体において、コンピュータに、エージェ
ント機能に連動し、オブジェクトを示す出力情報を含む
オブジェクトモジュールを主記憶の常駐域に格納させる
プログラムコード手段と、コンピュータに、前記出力情
報に基づいてオブジェクトを出力手段から出力させるプ
ログラムコード手段と、コンピュータに、対話形式で入
力を要求させるプログラムコード手段と、コンピュータ
に、受け付けた入力に基づく入力情報に対する処理が、
知識ベースに記録されているか否かを検索させるプログ
ラムコード手段と、コンピュータに、検索した結果に基
づいて対応処理を行わせるプログラムコード手段と、コ
ンピュータに、入力の要求から対応処理の実施までの処
理に基づいて、知識ベースを更新させるプログラムコー
ド手段と、コンピュータに、入力の要求から対応処理の
実施までの処理に基づいて、オブジェクトモジュールを
更新させるプログラムコード手段とを含むコンピュータ
プログラムを記録してあることを特徴とする。
【0043】第13発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体では、記録されているプログラム
を、パーソナルコンピュータ等のコンピュータにて実行
することで、パーソナルコンピュータが、処理装置とし
て動作するので、出力情報を含むオブジェクトモジュー
ルにより示されるオブジェクトを主記憶に常駐させて、
その出力情報に基づいてオブジェクトを出力することに
より、機械に対する入力行為についての抵抗感を払拭
し、しかもオブジェクトモジュールを様々な処理に基づ
いて更新することにより、キャラクタが成長するかのよ
うな印象を与えることが可能であり、しかもそれらの一
連の処理にオブジェクトモジュールを連動させ、また特
定の応用ソフトウェアプログラムに制限されることなく
オブジェクトモジュールを用いることにより、エージェ
ント機能の応用範囲を広げ、より親しみやすいマンマシ
ンインターフェースを提供することが可能である。
【0044】第14発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体は、各種処理を行う処理装置と通信
する通信手段を備えるコンピュータに、前記処理装置に
行われる処理を支援させるプログラムを記録してある、
コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
コンピュータに、前記処理装置が有する知識ベース及び
推論エンジンを用いて処理を行うエージェント機能によ
り送信された入力に対する処理の指示を要求する指示要
求情報を受信した場合に、該指示要求情報を出力させる
プログラムコード手段と、コンピュータに、出力した指
示要求情報に対する指示を示す指示情報を受け付けさせ
るプログラムコード手段と、コンピュータに、受け付け
た指示情報を前記処理装置へ送信させるプログラムコー
ド手段とを含むコンピュータプログラムを記録してある
ことを特徴とする。
【0045】第14発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体では、記録されているプログラム
を、サーバコンピュータにて実行することで、サーバコ
ンピュータが処理支援装置として動作するので、エージ
ェント機能を備えた処理装置から指示要求情報を受信し
た場合に、該指示要求情報に対する対応を行うことによ
り、処理装置が備えるエージェント機能の応用範囲を広
げ、他社との差別化が容易で新たなサービス形態を提供
することが可能である。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明の処理シス
テムの概念を示す説明図、図2は本発明の処理システム
の構成を示すブロック図、そして図3は本発明の処理シ
ステムにて用いられる装置を実現するためのコンピュー
タプログラムが記録された記録媒体を概念的に示す説明
図であり、図3(a)が本発明の処理装置を実現するた
めのコンピュータプログラムが記録された記録媒体を示
し、図3(b)が本発明の処理支援装置を実現するため
のコンピュータプログラムが記録された記録媒体を示
す。
【0047】図中10はパーソナルコンピュータ、携帯
電話、及びPDA等のコンピュータを用いた本発明の処
理装置であり、処理装置10は操作者100により管理
されており、インターネット等の通信ネットワークNW
に接続する。なお操作者100は複数の処理装置10,
10,…を一人で管理する場合もある。
【0048】通信ネットワークNWには、ショッピン
グ、各種チケットの予約、コンピュータサポート等のサ
ービスを提供するサービス事業体200が管理するサー
バコンピュータを用いた処理支援装置20が接続されて
おり、処理支援装置20はサービス事業体200の担当
者201が操作する。
【0049】処理装置10は、図3(a)に示す本発明
の処理装置用のプログラム及びデータ等の情報を記録し
たCD−ROM等の記録媒体31からプログラム及びデ
ータ等の情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助
記憶手段12、並びに補助記憶手段12により読み取ら
れたプログラム及びデータ等の情報を記録するハードデ
ィスク等の記録手段13を備えている。
【0050】そして記録手段13からプログラム及びデ
ータ等の情報を読み取り、情報を記憶する主記憶手段1
4に記憶してCPU11により実行することで、コンピ
ュータは本発明の処理装置10として動作する。
【0051】記録手段13に記録される本発明のプログ
ラム及びデータ等の情報の一部としては、事実、常識、
経験則、及び対処法等の推論を行うための規則をデータ
ベース化した知識ベース、並びに知識ベースを用いて推
論を行う推論エンジンがあり、知識ベース及び推論エン
ジンを用いて、受け付けた入力に対応する処理を行わせ
るエージェント機能を実現する。
【0052】また記録手段13には本発明のプログラム
及びデータ等の情報以外にも、基本ソフトウェアプログ
ラム(以下OS:Operating Systemという)、並びにO
S上で処理される電子メール用ソフトウェアプログラム
及び閲覧用ソフトウェアプログラム等の応用ソフトウェ
アプログラム(以下アプリケーションプログラムとい
う)等の各種情報が記録されている。
【0053】主記憶手段14には、本発明のプログラム
の一部でありオブジェクトを示す出力情報を含むオブジ
ェクトモジュール等の特に重要なプログラムを格納し、
OS上に常駐させるための常駐域14a、及び各種アプ
リケーションプログラムを必要に応じて格納する非常駐
域14bが確保されている。
【0054】ここでいうオブジェクトモジュールとは、
エージェント機能と連動し、音声処理、画像処理、及び
学習処理等の各種の処理を行うプログラムを示し、人
物、動物、及び仮想生物等のキャラクタの画像(動画)
及び音声を示すオブジェクトを出力情報として含んでい
る。
【0055】例えばタレント及び恋人等の人物の画像を
オブジェクトとして出力し、そして受け付けた音声入力
に対応する処理を行うエージェント機能と連動させるこ
とにより、恰も人物と会話しているかの如く入力処理を
行うことができ、またオブジェクトモジュールは、主記
憶手段14に常駐しているため、アプリケーションプロ
グラムを限定しない優れたマンマシンインターフェース
となる。
【0056】さらに処理装置10は、キーボード、マウ
ス、及びマイク等の入力手段15、モニタ及びスピーカ
等の出力手段16、通信ネットワークNWに接続するモ
デム及びターミナルアダプタ等の通信手段17、並びに
スキャナ及びデジタルスチルカメラ等の画像入力装置4
0と接続する接続手段18を備えている。
【0057】処理支援装置20は、CPU21、図3
(b)に示す本発明の処理支援装置用のプログラム及び
データ等の情報を記録したCD−ROM等の記録媒体3
2からプログラム及びデータ等の情報を読み取る補助記
憶手段22、補助記憶手段22により読み取られたプロ
グラム及びデータ等の情報を記録する記録手段23を備
え、記録手段23からプログラム及びデータ等の情報を
読み取り、情報を記憶する主記憶手段24に記憶してC
PU21により実行することで、サーバコンピュータは
本発明の処理支援装置20として動作する。
【0058】記録手段23には、処理装置10と同様に
処理支援装置用知識ベース及び推論エンジンが記録され
ており、処理支援装置用知識ベース及び推論エンジンを
用いて処理装置10における処理を支援するためのエー
ジェント機能を実現する。
【0059】さらに記録手段23の記録領域の一部は、
処理装置10を管理する操作者100に関する顧客情報
を記録する顧客データベース20a、及び処理装置10
が備える知識ベースに関する情報を記録する知識ベース
データベース20b等の各種データベースとして用いら
れており、必要に応じて各種データベースにアクセス
し、情報の記録/読取処理が行われる。
【0060】なお記録手段23の記録領域の一部を各種
データベースとして用いるのではなく、記録手段を備え
る他の装置を処理支援装置20に接続し、各種データベ
ースとして用いてもよい。
【0061】また処理支援装置20は、入力手段24、
出力手段25、及び通信手段26を備えている。
【0062】次に本発明の処理システムにて用いられる
処理装置10のオブジェクト登録処理を図4に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。操作者100は、処理装
置10の入力手段15を用いて、出力情報としてのオブ
ジェクトを登録するオブジェクト登録処理を開始する入
力を、処理装置10に対して行う。
【0063】処理装置10では、入力を受け付けてオブ
ジェクト登録処理を開始し、予め記録されているオブジ
ェクトの画像を示す出力情報の一覧を出力手段16から
出力する(S101)。
【0064】操作者100は、出力された出力情報の一
覧を確認し、所望する出力情報を選択する入力を行う。
なおこのとき、出力された一覧の中から選択するのでは
なく、操作者100が所望する人物の画像を画像入力装
置40により取り込み、取り込んだ画像を一覧の中の一
つとして記録し、記録した画像をオブジェクトの出力情
報として選択してもよい。
【0065】処理装置10では、オブジェクトの出力情
報を選択する入力を受け付け(S102)、受け付けた
オブジェクトに対する名前の入力を要求する(S10
3)。
【0066】操作者100は、名前の入力要求を確認
し、入力手段15を用いて好みの名前を入力する。
【0067】なお入力手段15としては、キーボードを
用いた文字列の入力だけでなく、マイクを用いて音声と
して入力してもよく、また入力を省略してデフォルト設
定されている名前を登録するようにしてもよい。
【0068】処理装置10では、名前の入力を受け付け
(S104)、名付けられたオブジェクトの性格を示す
性格パラメータの入力を要求する(S105)。性格パ
ラメータとは、オブジェクトの仮想的な性格を特徴付け
るためのパラメータであり、例えば知性を示すパラメー
タに大きな値を入力することにより、学習処理の頻度を
向上させ、頭のいいオブジェクトを演出することができ
る。
【0069】なお操作者100に対する性格パラメータ
の入力要求は、このように数値としてのパラメータの入
力を要求するだけでなく、予めいくつかのパターンを準
備しておき、準備したパターンに夫々「陽気」及び「寂
しがり屋」等の意味付けを行い、意味付けされたパター
ンの中から選択する入力を要求するようにしてもよい。
【0070】そして操作者100は、性格パラメータの
入力要求に対する入力を行う。
【0071】処理装置10では、性格パラメータの入力
を受け付け(S106)、ステップS102で受け付け
た出力情報、ステップS104で受け付けた名前、及び
ステップS106で受け付けた性格パラメータを記録し
(S107)、記録した内容でオブジェクト登録処理を
完了するか否かの確認を要求する完了確認要求を行う
(S108)。
【0072】操作者100は、完了確認要求を確認し、
オブジェクト登録処理を完了するか否かを示す登録可否
指示を入力する。
【0073】処理装置10では、登録可否指示の入力を
受け付け(S109)、受け付けた登録可否指示が登録
可である場合(S110:Y)、オブジェクト登録処理
を完了し、登録可否指示が登録否である場合(S11
0:N)、ステップS101に戻り、以降の処理を繰り
返す。
【0074】なお使用するオブジェクトモジュールは、
サービス事業体200が管理する処理支援装置20から
受信し、登録するようにしてもよく、これによりサービ
ス事業体200側は、オブジェクトモジュールを用いて
提供するサービスに関する顧客を確保することができ、
またオブジェクトを示す出力情報を、契約しているタレ
ント等のキャラクタにすることにより、他社との差別化
を行うことができる。
【0075】次に本発明の処理システムにて用いられる
処理装置10のオブジェクト呼び出し処理を図5に示す
フローチャートを用いて説明する。操作者100は、登
録したオブジェクトを呼び出す場合、入力手段15を用
いてオブジェクトを要求する入力を行う。なおここで用
いられる入力手段15は、マウス又はキーボードでもよ
いが、マイクを用いて、「○○(名前)さん」という音
声入力を行うことにより、親しみやすさを演出すること
ができる。
【0076】処理装置10では、音声によるオブジェク
ト呼び出し入力を受け付け(S201)、受け付けた音
声情報に対して、音声認識処理を行い(S202)、入
力された名前に該当する名前が登録されているオブジェ
クトモジュールを抽出し(S203)、抽出したオブジ
ェクトモジュールを主記憶手段14の常駐域14aに格
納することにより、OS上にオブジェクトモジュールを
常駐させ(S204)、オブジェクトモジュールにより
示されるオブジェクトを、その出力情報に基づいて出力
する(S205)。
【0077】このとき出力される出力情報は、キャラク
タを示す画像と共に、「はーい」という音声を出力させ
ることにより、親しみやすさを演出することができる。
なお実際に音声を出力させる以外に、「はーい」という
文字が表示された吹き出しを表示するようにしてもよ
い。
【0078】図6は本発明の処理装置10が備える出力
手段16の出力画面を示す説明図である。図6に示すよ
うに画面上には、出力情報が女性を示す画像であるオブ
ジェクトが表示されており、出力情報は必要に応じて変
化、例えば入力を要求する態度を示す動画に変化し、ま
たそれに伴う音声を出力する。このようにして入力され
た入力情報を受け付け、例えば後方に表示されているア
プリケーションプログラムに対する処理を行う。
【0079】次に本発明の処理システムにて用いられる
処理装置10のエージェント処理を図7に示すフローチ
ャートを用いて説明する。処理装置10では、主記憶手
段14の常駐域14aに常駐したオブジェクトモジュー
ルの出力情報により、操作者100に対し対話形式で入
力を要求する(S301)。
【0080】操作者100は、入力の要求に対し、メー
ル用ソフトウェアプログラムの起動及び閲覧用ソフトウ
ェアプログラムを用いた特定のウェブページへのアクセ
ス等の処理を要求する入力を行う。なお処理を要求する
入力とは、このようなアプリケーションプログラムを操
作する実務的な処理要求だけでなく、「おはよう」等の
オブジェクトに対する会話を模倣した処理の要求でもよ
い。また以降の説明では、音声により入力を行う形態を
示すが、キーボードによる文字の入力でもよい。
【0081】処理装置10では、音声情報として入力を
受け付け(S302)、受け付けた入力に対して音声認
識処理を行い(S303)、受け付けた入力を示す入力
情報に変換する。そして入力情報に対応する処理が、知
識ベースに記録されているか否かの検索を行い(S30
4)、対応する処理が記録されている場合(S305:
Y)、記録されている対応処理を行う(S306)。こ
のように知識ベースに処理が記録されている場合には、
エージェント機能により自律的に処理がなされる。
【0082】ステップS305にて、対応する処理が記
録されていない場合(S305:N)、処理支援装置2
0へ、入力に対する処理の指示を要求する指示要求情報
を送信し、送信した指示要求情報に対する指示を示す指
示情報を受信して、受信した指示情報に基づく対応処理
を行う支援処理がなされる(S307)。
【0083】ステップS301の入力の要求からステッ
プS306又はS307の対応処理実施までの処理に基
づいて知識ベースを更新し(S308)、更にオブジェ
クトモジュールを更新する(S309)。
【0084】知識ベースを更新することにより、エージ
ェント機能を強化する学習処理がなされ、オブジェクト
モジュールを更新することにより、オブジェクトの成長
を演出することができる。
【0085】またステップS301の入力の要求からス
テップS306又はS307の対応処理の実施まで処理
に基づき、オブジェクトの出力情報を変化させる(S3
10)。即ち、入力間隔、入力内容、及び処理結果に応
じてオブジェクトの画像及び音声を変化させる。
【0086】次に本発明の処理システムにて用いられる
処理装置10及び処理支援装置20の支援処理を図8に
示すフローチャートを用いて説明する。図7におけるス
テップS307において、支援処理を行う処理支援装置
20は、予めオブジェクトモジュールに登録されてお
り、特にサービス事業体200が管理する処理支援装置
20から受信したオブジェクトモジュールを用いている
場合、オブジェクトモジュールの送信元である処理支援
装置20又は当該サービス事業体200が管理する他の
処理支援装置20が支援処理を行う。
【0087】この形態を応用したサービス形態の例とし
ては、サービス事業体200であるコンピュータ関連会
社からオブジェクトモジュールを受信し、コンピュータ
にトラブルが発生した場合に、オブジェクトモジュール
を介してサービス事業体200に、トラブル解消のサポ
ート支援を要求する形態がある。
【0088】処理装置10では、エージェント処理中の
ステップS307の処理として、予め設定されている処
理支援装置20との通信を確立し(S401)、ステッ
プS302にて受け付けた入力を示す入力情報に対応す
る処理の指示を要求する指示要求情報を、処理支援装置
20へ送信する(S402)。
【0089】処理支援装置20では、指示要求情報を受
信し(S403)、受信した指示要求情報に対応する指
示情報が、処理支援装置用知識ベースに記録されている
か否かの検索を行い(S404)、対応する指示情報が
記録されている場合(S405:Y)、記録されている
指示情報を処理装置10へ送信する(S406)。
【0090】ステップS405において、対応する指示
情報が記録されていない場合(S405:N)、担当者
201の操作により、送信すべき指示情報を作成する担
当者処理がなされる(S407)。
【0091】処理装置10では、指示情報を受信し(S
408)、受信した指示情報に基づいて対応処理が行わ
れる(S409)。なおステップS409での対応処理
は、指示情報に基づいて自動的に行われるようにして
も、操作者100に対して適切な操作を示す音声等の指
示情報を出力し、出力した指示情報に基づく操作者10
0の操作の入力を受け付けて対応処理を行うようにして
もよい。
【0092】また処理支援装置20では、指示要求情報
及び指示情報に基づいて、処理支援装置用知識ベースを
更新する(S410)。特に処理支援装置用知識ベース
に記録されていない指示要求情報を受信し、担当者処理
により生成した指示情報を送信した場合、ステップS4
10での更新処理により、以降には同様の指示要求情報
に対して、自律的な処理より、同様の指示情報を送信す
ることができるようになる。
【0093】即ち、サービス事業体200にとっては、
サービス開始当初は、担当者処理が中心に行われるが、
処理支援装置用知識ベースに指示情報が記録されている
場合には、処理支援装置用知識ベースを用いた自動処理
が優先されるため、処理支援装置用知識ベースの更新を
繰り返すことにより、担当者処理を低減することがで
き、最終的には完全な自動化を目標とすることができ
る。
【0094】また処理支援装置20にて支援処理が行わ
れている間、出力情報を考え込んでいる画像に変化させ
ることにより、操作者100に対して、支援処理に要す
る時間を原因とする不満の発生を抑制することが可能と
なる。
【0095】次に本発明の処理システムにて用いられる
処理支援装置20の担当者処理を図9に示すフローチャ
ートを用いて説明する。図8におけるステップS407
において、担当者処理を行う場合、処理支援装置20で
は、ステップS403で受信した指示要求情報を出力し
(S501)、更に顧客データベース20aから当該処
理装置10に該当する顧客情報、例えば以前の処理支援
の履歴を抽出し(S502)、抽出した顧客情報を出力
する(S503)。
【0096】担当者201は、出力された指示要求情報
及び顧客情報を確認し、指示情報を処理支援装置20に
入力する。この指示情報は、例えば「メールアドレスを
確認して下さい」といった音声により行われる。
【0097】処理支援装置20は、指示情報の入力を受
け付け(S504)、受け付けた指示情報を、処理装置
が備えるオブジェクトのキャラクタの音声に変換する音
声変換処理を行い(S505)、音声変化した指示情報
を図8に示すステップS406の処理により処理装置1
0へ送信する。そして受信した指示要求情報に基づいて
顧客データベース20aを更新する(S506)。
【0098】処理装置10では、受信した指示情報を出
力し、またその画像を、話をしている出力情報に変化さ
せることにより、操作者100に対して、オブジェクト
が対応方法を話しているかの如き印象を与えることがで
き、例えばコンピュータトラブルに対して、操作者10
0が意識することなく、サービス事業体200の担当者
201のサポートを受けることができる。
【0099】次に本発明の処理システムにて用いられる
処理装置10及び処理支援装置20のオブジェクトモジ
ュール共有処理を図10に示すフローチャートを用いて
説明する。本発明の処理システムでは、操作者100が
複数の処理装置10を管理する場合に、一つのオブジェ
クトモジュールを複数の処理装置10で共有することが
できる。
【0100】消費者100が、第1処理装置10を用い
て各種の処理を行った場合、第1処理装置では、オブジ
ェクトモジュールの更新を行い、その都度、オブジェク
トモジュールを処理支援装置20へ送信する(S60
1)。
【0101】処理支援装置20では、オブジェクトモジ
ュールを受信し(S602)、受信したオブジェクトモ
ジュールに基づいて、顧客データベース20bを更新す
る(S603)。
【0102】サービス事業体200では、このようなオ
ブジェクトモジュールの共有サービスを提供する場合、
顧客データベース20bには、一つのオブジェクトモジ
ュールに対応付けて、複数の処理装置10,10,…を
示す情報を記録しておく。
【0103】そして消費者200が、第2処理装置10
を用いてオブジェクト呼び出し処理を行った場合、第2
処理装置10は、オブジェクトモジュールの送信を要求
するオブジェクト要求情報を、処理支援装置20へ送信
する(S604)。
【0104】処理支援装置20では、オブジェクト要求
情報を受信し(S605)、受信したオブジェクト要求
情報の送信元である第2処理装置10に対応付けられた
オブジェクトモジュールを顧客データベース20aから
抽出し(S606)、抽出したオブジェクトモジュール
を第2処理装置10へ送信する(S607)。
【0105】そして第2処理装置10では、オブジェク
トモジュールを受信し(S608)、受信したオブジェ
クトモジュールに基づいて、記録しているオブジェクト
モジュールを更新することにより、共有処理が行われ
る。
【0106】次に本発明の処理システムにて用いられる
処理装置10及び処理支援装置20の知識ベース共有処
理を図11に示すフローチャートを用いて説明する。本
発明の処理システムでは、複数の処理装置10,10,
…が夫々備える知識ベースに関する情報を、例えば目次
情報として知識ベースデータベース20bに記録し、管
理することにより、複数の処理装置10,10,…間
で、知識ベースを共有する仮想的なコミュニティを形成
することができる。
【0107】ただし操作者100は、知識ベースデータ
ベース20bに自らが操作する処理装置10が備える知
識ベースの情報を記録するか否かは、任意に選択するこ
とができ、また知識ベースの情報を記録する場合でも、
その情報の更新周期は自由に設定することができる。即
ち、知識ベースには個人に関する情報も含まれているの
で、知識ベースデータベース20bに情報を記録するこ
とを拒否することにより、秘匿性を維持することが可能
であり、逆に更新周期の短縮又は知識ベースを更新する
都度、知識ベースデータベース20bに記録するという
設定にすることで、処理装置10が備える知識ベースを
幅広く利用することが可能となる。
【0108】第1処理装置10にて、入力情報に対応す
る処理が記録されていない場合、図8におけるステップ
S401〜S403の処理が行われ、処理支援装置20
は、指示要求情報を受信する。
【0109】処理支援装置10では、受信した指示要求
情報が示す入力情報に対応する処理を記録している知識
ベースを示す情報が、知識ベースデータベース20bに
記録されているか否かの検索を行い(S701)、対応
する処理を記録する知識ベースを示す情報が記録されて
いる場合(S702:Y)、当該知識ベースを備える第
2処理装置20へ、指示要求情報を送信する(S70
3)。
【0110】ステップS702にて、対応する処理を記
録する知識ベースを示す情報が記録されていない場合
(S702:N)、図8におけるステップS407(図
9におけるステップS501〜S506)と同様に担当
者処理が行われる。
【0111】第2処理装置10では、指示要求情報を受
信し(S704)、知識ベースに記録されている受信し
た指示要求情報に対応する処理を指示情報として、処理
支援装置20へ送信する(S705)。
【0112】処理支援装置20では、指示情報を受信し
(S706)、受信した指示情報を第1処理装置10へ
送信する(S707)。
【0113】第1処理装置10では、指示情報を受信し
(S708)、受信した指示情報に基づいて対応処理が
行われる(S709)。
【0114】なお指示要求情報に対して、処理支援装置
用知識ベースを用いて対応する処理と、知識ベースデー
タベース20bを用いて対応する処理とのどちらを優先
するかについては自由に設定することが可能である。即
ち、指示要求情報に対して処理支援装置用知識ベースの
利用を優先すれば、処理支援装置20だけで処理が完結
するので、対応する処理を返すまでの応答速度を速くす
ることが可能であり、知識ベースデータベース20bの
利用を優先すれば、後述する仮想的なコミュニティを形
成し易くすることが可能である。また指示情報を送信す
る場合に、処理支援装置20にて中継を行うのではな
く、直接第2処理装置10から第1処理装置10へ送信
するようにしてもよい。
【0115】さらに指示情報とともに、オブジェクトを
送信し、第2処理装置10のオブジェクトが、第1処理
装置10を操作する操作者100又は第1処理装置10
のオブジェクトに対応方法を教えるかの如き演出を行っ
てもよく、このような演出を行うことにより、複数の操
作者100,100,…間で仮想的なコミュニティを形
成することができる。そして複数の処理装置10,1
0,…間で、知識ベースに関する情報を交換し、処理装
置10が知識ベースデータベースを備えることにより、
処理支援装置20を必要としなくとも、特定の処理装置
10,10,…間で仮想的なコミュニティを形成するこ
とができるようになる。
【0116】前記実施の形態では、知識ベースに、受け
付けた入力に対応する処理が記録されていない場合、処
理支援装置20と通信して処理支援を受ける形態を示し
たが、本発明はこれに限らず、対応処理を操作者100
が入力するようにしてもよく、これにより、本発明の処
理システムは、通信ネットワークNWに接続しないスタ
ンドアローンの形態でも実施することが可能となる。
【0117】さらにオブジェクトモジュールの自律的な
処理により、操作者100の好みを学習し、例えば操作
者100からの要求が無くとも、毎日定時に通信ネット
ワークNWに接続して、スポーツ結果を示すウェブペー
ジに自動的に接続し、その結果を出力させるという処理
を行うようにしてもよく、また毎日のニュースの概要を
出力し、詳細を要求するニュースがないかを確認すると
いう処理を行うようにしてもよい。
【0118】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る処理方
法、処理システム、処理装置、処理支援装置、及び記録
媒体では、人物、動物、及び架空生物等のキャラクタを
示す出力情報を含むオブジェクトモジュールにより示さ
れるオブジェクトを主記憶手段に常駐させて、その出力
情報に基づいてオブジェクトを出力し、恰もキャラクタ
と会話しているかの如く処理装置に対して入力処理を行
うことにより、機械に対する入力行為についての抵抗感
を払拭し、しかもオブジェクトモジュールを様々な処理
に基づいて更新することにより、キャラクタが成長する
かのような印象を与えることが可能であり、また操作者
が操作する処理装置が備えるエージェント機能にて用い
られる知識ベースだけでは、対応することが困難な入力
が行われた場合に、サービス業者が管理する処理支援装
置に接続し、サービス業者に対応させた上で、知識ベー
スを更新し、しかもそれらの一連の処理にオブジェクト
モジュールを連動させ、また特定の応用ソフトウェアプ
ログラムに制限されることなくオブジェクトモジュール
を用いることにより、エージェント機能の応用範囲を広
げ、より親しみやすいマンマシンインターフェースを提
供することが可能であり、更にサービス事業体と契約し
ているタレント等のキャラクタを出力情報とするオブジ
ェクトモジュールを処理装置へ送信し、送信したオブジ
ェクトモジュールを介して通信を行い、また送信先の処
理装置の操作者に関する顧客情報を管理することによ
り、サービス事業体にとっては、他社との差別化が容易
で新たなサービス形態を提供することが可能である等、
優れた効果を奏する。
【0119】また本発明では、操作者がパーソナルコン
ピュータ、携帯電話、及びPDA(Personal Digital As
sistants) 等の複数の処理装置を用いる場合、夫々の処
理装置にてオブジェクトモジュールを共有化することが
できるようにすることで、操作者にとっては、処理装置
に対する親しみやすさが向上し、共有化すべきオブジェ
クトモジュールを管理するサービス事業体にとっては、
他社との差別化が容易で新たなサービス形態を提供する
ことが可能である等、優れた効果を奏する。
【0120】さらに本発明では、複数の処理装置が備え
る夫々の知識ベースに関する情報を知識ベースデータベ
ースとして記録しておくことで、一の処理装置からが備
えるエージェント機能にて用いられる知識ベースだけで
は、対応することが困難な入力が行われた場合に、他の
操作者が操作する他の処理装置が備えるエージェント機
能にて用いられる知識ベースを利用することができるの
で、エージェント機能の応用範囲を広げ、更には複数の
操作者間において仮想的なコミュニティを形成すること
が可能である等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理システムの概念を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の処理システムの構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の処理システムにて用いられる装置を実
現するためのコンピュータプログラムが記録された記録
媒体を概念的に示す説明図である。
【図4】本発明の処理システムにて用いられる処理装置
のオブジェクト登録処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の処理システムにて用いられる処理装置
のオブジェクト呼び出し処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の処理装置が備える出力手段の出力画面
を示す説明図である。
【図7】本発明の処理システムにて用いられる処理装置
のエージェント処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の処理システムにて用いられる処理装置
及び処理支援装置の支援処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の処理システムにて用いられる処理支援
装置の担当者処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の処理システムにて用いられる処理装
置及び処理支援装置のオブジェクトモジュール共有処理
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の処理システムにて用いられる処理装
置及び処理支援装置の知識ベース共有処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 処理装置(第1処理装置・第2処理装置) 20 処理支援装置 31 記録媒体 32 記録媒体 40 画像入力装置 100 操作者 200 サービス事業体 NW 通信ネットワーク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 知識ベース及び推論エンジンを用いて、
    受け付けた入力に対応する処理を行うエージェント機能
    を備える処理装置を用いた処理方法において、 エージェント機能に連動し、キャラクタを示す出力情報
    を含むオブジェクトモジュールを主記憶に常駐させ、 該オブジェクトモジュールにより示されるオブジェクト
    を、前記出力情報に基づいて出力し、 対話形式で入力を要求し、 受け付けた入力に対応する処理が、知識ベースに記録さ
    れているか否かを検索し、 対応する処理が記録されている場合に対応処理を行い、 対応する処理が記録されていない場合に所定の通信先と
    通信を確立し、 確立した通信先からの指示に基づく処理を行い、 受け付けた入力及び処理に基づいて知識ベースを更新
    し、 入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて、
    オブジェクトの出力情報を変化させることを特徴とする
    処理方法。
  2. 【請求項2】 知識ベース及び推論エンジンを用いて、
    受け付けた入力に対応する処理を行うエージェント機能
    を備える処理装置と、該処理装置と通信し、処理装置で
    行われる処理を支援する処理支援装置とを備える処理シ
    ステムにおいて、 前記処理装置は、 対話形式で入力を要求する手段と、 受け付けた入力に基づく入力情報に対応する処理が、知
    識ベースに記録されているか否かを検索する手段と、 対応する処理が記録されている場合に対応処理を行う手
    段と、 対応する処理が記録されていない場合に入力情報に対応
    する処理の指示を要求する指示要求情報を、前記処理支
    援装置へ送信する手段とを備え、 前記処理支援装置は、 受信した指示要求情報に対する指示を示す指示情報を受
    け付ける手段と、 該指示情報を前記処理装置へ送信する手段とを備え、 前記処理装置は、更に、 受信した指示情報に基づく対応処理を行う手段と、 入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて知
    識ベースを更新する手段とを備えることを特徴とする処
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記処理装置は、更に、 エージェント機能に連動し、オブジェクトを示す出力情
    報を含むオブジェクトモジュールを主記憶の常駐域に格
    納する手段と、 前記出力情報に基づいてオブジェクトを出力する出力手
    段と、 入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて、
    オブジェクトの出力情報を変化させる手段と、 入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて、
    オブジェクトモジュールを更新する手段とを備えること
    を特徴とする請求項2に記載の処理システム。
  4. 【請求項4】 前記処理装置は、複数であり、 第1の処理装置は、 オブジェクトモジュールを前記処理支援装置へ送信する
    手段を備え、 前記処理支援装置は、 一のオブジェクトモジュールに対し一又は複数の処理装
    置を夫々対応付けて記録する顧客データベースにアクセ
    スする手段と、 前記第1の処理装置から受信したオブジェクトモジュー
    ルに基づいて、顧客データベースを更新する手段とを備
    え、 第2の処理装置は、 オブジェクトモジュールを要求するオブジェクト要求情
    報を、前記処理支援装置へ送信する手段を備え、 前記処理支援装置は、更に、 受信したオブジェクト要求情報の送信元である第2の処
    理装置に対応付けられたオブジェクトモジュールを、顧
    客データベースから抽出する手段と、 抽出したオブジェクトモジュールを第2の処理装置へ送
    信する手段とを備えることを特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載の処理システム。
  5. 【請求項5】 知識ベース及び推論エンジンを用いて、
    受け付けた入力に対応する処理を行うエージェント機能
    を備える処理装置において、 エージェント機能に連動し、オブジェクトを示す出力情
    報を含むオブジェクトモジュールを主記憶の常駐域に格
    納する手段と、 出力情報に基づいてオブジェクトを出力する出力手段
    と、 対話形式で入力を要求する手段と、 受け付けた入力に基づく入力情報に対する処理が、知識
    ベースに記録されているか否かを検索する手段と、 検索した結果に基づいて対応処理を行う手段と、 入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて、
    オブジェクトの出力情報を変化させる手段と、 入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて、
    知識ベースを更新する手段と、 入力の要求から対応処理の実施までの処理に基づいて、
    オブジェクトモジュールを更新する手段とを備えること
    を特徴とする処理装置。
  6. 【請求項6】 音声による入力を受け付ける入力手段を
    更に備え、 前記出力情報は、キャラクタを示す動画及びキャラクタ
    の声としてオブジェクトを出力する情報であることを特
    徴とする請求項5に記載の処理装置。
  7. 【請求項7】 前記知識ベースに、受け付けた入力に基
    づく入力情報に対する処理が記録されていない場合に、 所定の通信先との通信を確立する手段と、 入力情報に対応する処理の指示を要求する指示要求情報
    を、確立した通信先へ送信する手段と、 受信した指示要求情報に対する指示を示す指示情報を受
    け付ける手段と、 受信した指示情報に基づく対応処理を行う手段とを更に
    備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の
    処理装置。
  8. 【請求項8】 各種処理を行う処理装置と通信する通信
    手段を備え、前記処理装置にて行われる処理を支援する
    処理支援装置において、 前記処理装置が有する知識ベース及び推論エンジンを用
    いて処理を行うエージェント機能により送信された入力
    に対する処理の指示を要求する指示要求情報を受信する
    手段と、 受信した指示要求情報を出力する手段と、 出力した指示要求情報に対する指示を示す指示情報を受
    け付ける入力手段と、 該指示情報を前記処理装置へ送信する手段とを備えるこ
    とを特徴とする処理支援装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は音声による入力を受け付
    けるべくなしてあり、 入力された音声を指示情報に変換する手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の処理支援装置。
  10. 【請求項10】 前記処理装置に関する顧客情報を記録
    する顧客データベースにアクセスする手段と、 前記処理装置から指示要求情報を受信した場合に、顧客
    データベースから当該処理装置に該当する顧客情報を抽
    出する手段と、 該顧客情報を出力する手段と、 受信した指示要求情報に基づいて、顧客データベースを
    更新する手段とを更に備えることを特徴とする請求項8
    又は請求項9に記載の処理支援装置。
  11. 【請求項11】 前記処理装置から受信した指示要求情
    報に対応する指示情報を記録する処理支援装置用知識ベ
    ースにアクセスする手段と、 前記処理装置から受信した指示要求情報に対応する指示
    情報が、処理支援装置用知識ベースに記録されているか
    否かを検索する手段と、 対応する指示情報が記録されている場合に、前記入力手
    段により受け付けられる指示情報より優先して、記録さ
    れている指示情報を前記処理装置へ送信する手段と、 対応する指示情報が記録されていない場合に、受信した
    指示要求情報及び前記入力手段により受け付けられた指
    示情報に基づいて処理支援装置用知識ベースを更新する
    手段とを更に備えることを特徴とする請求項8乃至請求
    項10のいずれかに記載の処理支援装置。
  12. 【請求項12】 複数の知識ベースに関する情報を記録
    する知識ベースデータベースにアクセスする手段と、 前記処理装置から受信した指示要求情報が示す入力情報
    に対応する処理を記録している知識ベースを示す情報
    が、知識ベースデータベースに記録されているか否かを
    検索する手段と、 対応する処理を記録する知識ベースを示す情報が記録さ
    れている場合に、前記入力手段により受け付けられる指
    示情報より優先して、当該知識ベースに記録されている
    該当する処理を、指示情報として送信させる手段とを更
    に備えることを特徴とする請求項8乃至請求項11のい
    ずれかに記載の処理支援装置。
  13. 【請求項13】 出力手段を備えるコンピュータに、知
    識ベース及び推論エンジンを用いて、受け付けた入力に
    対応する処理を行わせるエージェント機能を含むプログ
    ラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能
    な記録媒体において、 コンピュータに、エージェント機能に連動し、オブジェ
    クトを示す出力情報を含むオブジェクトモジュールを主
    記憶の常駐域に格納させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、前記出力情報に基づいてオブジェクト
    を出力手段から出力させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、対話形式で入力を要求させるプログラ
    ムコード手段と、 コンピュータに、受け付けた入力に基づく入力情報に対
    する処理が、知識ベースに記録されているか否かを検索
    させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、検索した結果に基づいて対応処理を行
    わせるプログラムコード手段と、 コンピュータに、入力の要求から対応処理の実施までの
    処理に基づいて、知識ベースを更新させるプログラムコ
    ード手段と、 コンピュータに、入力の要求から対応処理の実施までの
    処理に基づいて、オブジェクトモジュールを更新させる
    プログラムコード手段とを含むコンピュータプログラム
    を記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み
    取りが可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 各種処理を行う処理装置と通信する通
    信手段を備えるコンピュータに、前記処理装置に行われ
    る処理を支援させるプログラムを記録してある、コンピ
    ュータでの読み取りが可能な記録媒体において、 コンピュータに、前記処理装置が有する知識ベース及び
    推論エンジンを用いて処理を行うエージェント機能によ
    り送信された入力に対する処理の指示を要求する指示要
    求情報を受信した場合に、該指示要求情報を出力させる
    プログラムコード手段と、 コンピュータに、出力した指示要求情報に対する指示を
    示す指示情報を受け付けさせるプログラムコード手段
    と、 コンピュータに、受け付けた指示情報を前記処理装置へ
    送信させるプログラムコード手段とを含むコンピュータ
    プログラムを記録してあることを特徴とするコンピュー
    タでの読み取りが可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004005143A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 D M L:Kk ユーザインターフェースシステム
JP2005085274A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Samsung Electronics Co Ltd 感情あるエージェントを有するプロアクティブユーザインターフェース
JP2005085256A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Samsung Electronics Co Ltd プロアクティブユーザインターフェース
US7725419B2 (en) 2003-09-05 2010-05-25 Samsung Electronics Co., Ltd Proactive user interface including emotional agent

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