JP2002072661A - 電子写真システム - Google Patents

電子写真システム

Info

Publication number
JP2002072661A
JP2002072661A JP2000259876A JP2000259876A JP2002072661A JP 2002072661 A JP2002072661 A JP 2002072661A JP 2000259876 A JP2000259876 A JP 2000259876A JP 2000259876 A JP2000259876 A JP 2000259876A JP 2002072661 A JP2002072661 A JP 2002072661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
toner density
density
toner concentration
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000259876A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kikuchi
進 菊地
Yuka Abe
由香 安部
Shinobu Yamamoto
忍 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung R&D Institute Japan Co Ltd
Original Assignee
Samsung Yokohama Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Yokohama Research Institute filed Critical Samsung Yokohama Research Institute
Priority to JP2000259876A priority Critical patent/JP2002072661A/ja
Publication of JP2002072661A publication Critical patent/JP2002072661A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部品のばらつきを補正する電子写真システ
ムを提供する。 【解決手段】 CPU9は、補正回路14に入力する入
力電圧Vcontを、トナー濃度の濃淡によってV1/V2/
V3と切換えるように制御を行っている。これによっ
て、トナー濃度の濃淡によって入力電圧すなわちVcont
を段階的に切り換え、トナー濃度が低いときでも高いと
きでも、常に、高精度にトナー濃度を検出することがで
きるように制御できる。補正回路14は、補正信号Sh
に基づいて、入力電圧Vcontの補正値εを算出し、Vco
nt+εを透磁率センサ5に出力する。ここで、εは、透
磁率センサ5内部のアナログ電圧検出回路のゲインのば
らつきを補正する値であり、ミキサユニット毎に決ま
る。これにより、アナログ電圧検出回路のゲインを補正
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタな
どの電子写真式プリンタに用いられる電子写真システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタなどの電子写真式プリン
タにおいては、感光体ドラムに帯電されたトナーを用紙
に転写して印刷処理が行われる。したがって、プリント
される文字の仕上り品質を向上させるために、感光体ド
ラムに供給されるトナー濃度が管理されている。通常、
2成分現像システムでは、非磁性又は、弱磁性トナーと
磁性キャリアを混合した2成分現像剤が用いられ、透磁
率センサによってトナー濃度が検出され、管理されてい
る。
【0003】すなわち、トナー濃度が低い時は磁性キャ
リアに付着するトナー量が少なく、現像剤の単位体積中
の磁性体量が増して、透磁率センサは高い電圧レベルを
検出し、一方、トナー濃度が高い時は磁性キャリアに付
着するトナー量が多く、現像剤の単位体積中の磁性体量
が減少するため、透磁率センサは低い電圧レベルを検出
している。したがって、透磁率センサは、これらの検出
電圧レベルを、予め定めた閾値電圧と比較してトナー濃
度情報を出力している。この情報をもとにトナー濃度を
一定に制御している。一方、トナータンク内のトナー無
し状態を検出するためには、透磁率センサとは別に、ト
ナータンクにエンプティセンサを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
濃度と検出電圧との関係は、透磁率センサの透磁率特性
(すなわち、B−H特性)に依存して、リニア領域と飽
和領域とが存在している。図7は、透磁率センサが検出
するトナー濃度とセンサの検出電圧との関係を示す特性
カーブである。すなわち、同図に示すように、トナー濃
度がA領域のときは、トナー濃度に比例した検出電圧が
出力されるが、トナー濃度の低いB領域やトナー濃度の
高いC領域においては、トナー濃度が変化しても殆ど検
出電圧は変化しないため、トナー濃度の検出精度は極め
て悪くなる。このため、従来の検出方法では、トナー濃
度の高い状態や低い状態の検出、とりわけトナー濃度の
低いエンプティの状態を検出することはできないので、
通常の濃度検出センサとは別にエンプティセンサを設け
なければならない。
【0005】また、通常の電子写真感光体システムにお
いては、トナータンクからミキシング領域にトナーが補
給されて、トナーとキャリアが攪拌された状態におい
て、トナー濃度が検出されている。このため、従来の検
出方法においては、高速または高濃度でプリントしたた
めに、一時的にトナーの補給が間に合わなくてミキシン
グ領域のトナー濃度が低下したのか、トナータンクにト
ナー量が不足したために、恒久的にミキシング領域のト
ナー濃度が低下したのかの判別を行うことができない。
【0006】また、電子写真システムを構成する各部品
は、完全に同一ではなく、多少のばらつきがある。透磁
率センサにおいては、内部のコイルの中にフェライトで
できたコアを入れ、このばらつきを補正していた。ま
た、他の部品にも補正回路が設けられ、各電子写真シス
テム毎の個々のばらつき制御は、製造時のボリューム調
整で行われていた。これらの調整は、作業員の手により
行われていたので、その労力は相当なものであり、その
上、微少なばらつきは残ってしまう。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、各部品のばらつきを補正す
る電子写真システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、感光ドラムに供給されるトナーの濃度
を検出するトナー濃度検出手段を有し、前記トナー濃度
検出手段は、入力信号のレベルに応じて出力信号のレベ
ルが変化する電子写真システムにおいて、前記トナー濃
度検出手段のゲインが所定の値からどれだけずれている
かを記憶している記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
ている該トナー濃度検出手段のゲインのずれを読み込
み、該ずれに基づいて、該トナー濃度検出手段に入力す
る信号を補正する補正手段とを有することを特徴とする
電子写真システムである。上記の構成とすることによ
り、ユニット部毎のばらつきを自動で補正することがで
きる。
【0009】また、本発明は、前記トナー濃度検出手
段,前記記憶手段を有するユニット部と、前記補正手段
を有する本体部とに分離可能であることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、上記電子写真システムに
おいて、前記トナー濃度検出手段により検出されたトナ
ー濃度が、所定の値以下となっている時間をカウントす
る継続時間カウント手段と、前記継続時間カウント手段
によりカウントされた時間が所定の時間以上である場
合、前記トナー濃度検出手段に入力する信号を変化させ
る切換手段とをさらに有することを特徴とする。上記の
構成とすることにより、トナーがエンプティ状態からフ
ル状態までに亘って、高い精度で濃度検出を行うことが
でき、一次的に濃度低下が生じたものか、トナータンク
にトナーがなくなって恒久的に濃度低下が生じたものか
を自動的に判断でき、エンプティセンサが不要になるた
め、コストを低減できる。
【0011】また、前記切換手段が、前記トナー濃度検
出手段に入力する信号のレベルを、3つ以上に切り換え
る構成とすることにより、トナー濃度の検出をより高い
精度で行うことができる。
【0012】なお、前記トナー濃度検出手段としては、
例えば、透磁率センサが適用される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明におけ
る電子写真システムの実施の形態を詳細に説明する。図
1は、本発明の実施の形態に適用される電子写真システ
ムを説明図するためのトナー供給部分の概略構成図であ
る。すなわち、同図においては、電子写真プリンタ全体
の構成は公知の技術であるので省略してある。したがっ
て、電子写真システムの現像ユニット1とトナー濃度セ
ンサユニット4の部分のみが表示されている。
【0014】すなわち、現像ユニット1は、トナータン
ク2とミキシング領域3とから構成されている。また、
トナー濃度センサユニット4は、ミキシング領域3のト
ナー濃度を検出するための透磁率センサ5とセンサコン
トローラ6とによって構成されている。さらに、ミキシ
ング領域3のトナー濃度が下がったときに、モータ7に
よってトナーフィーダ8を駆動して、トナータンク2か
らミキシング領域3にトナーを供給するように構成され
ている。また、ミキシング領域で回転するミキサ10の
外周部には、ミキサクリーナ10'が図1の例では1個
設けられており、ミキサ10が回転して、ミキサクリー
ナ10'が透磁率センサ5上を通過する毎に透磁率セン
サ5上のトナーを排除する構成とされている。
【0015】なお、透磁率センサ5,ミキサ10,ミキ
サクリーナ10',メモリ12から構成されるミキサユ
ニット13は、取り外すことができる。ここで、このメ
モリ12は、透磁率センサ5内部のアナログ電圧検出回
路のゲインが、本来のゲインよりどれだけずれているか
を記憶し、また、そのずれに相当するレベルの信号を補
正信号Shとして補正回路14に出力する。
【0016】また、ミキシング領域3のトナー濃度は、
透磁率センサ5によってアナログ電圧(以下、Vanaと
いう)として検出された後、予め定められた閾値電圧と
比較され、Vanaが閾値電圧以下になったときに、パル
ス状のデジタル電圧(以下、Vdigという)をセンサコ
ントローラ6のCPU9に出力している。そして、CP
U9は、入力されたVdigによって所定の信号波形を生
成して、トナー濃度の濃淡を定量的に判断している。さ
らに、CPU9は、トナー濃度が低くなったときにモー
タ7に信号を送信し、トナーフィーダ8を駆動してトナ
ータンク2よりミキシング領域3へトナーを補給するよ
うに制御を行っている。
【0017】また、CPU9は、補正回路14に入力す
る入力電圧(以下、Vcontという)を、トナー濃度の濃
淡によってV1/V2/V3と切換えるように制御を行っ
ている。これによって、トナー濃度の濃淡によって入力
電圧すなわちVcontを段階的に切り換え、トナー濃度が
低いときでも高いときでも、常に、高精度にトナー濃度
を検出することができるように制御できる。なお、Vco
ntの切換電圧の段数は、任意に切り替えることができ
る。また、センサコントローラ6内のVccは、センサコ
ントローラ6及び透磁率センサ5の電源電圧である。
【0018】補正回路14は、補正信号Shに基づい
て、入力電圧Vcontの補正値εを算出し、Vcont+εを
透磁率センサ5に出力する。ここで、εは、透磁率セン
サ5内部のアナログ電圧検出回路21のゲインのばらつ
きを補正する値であり、ミキサユニット毎に決まる。こ
れにより、透磁率センサ5内部のアナログ電圧検出回路
21のゲインを補正することができる。
【0019】ここで、図4は、電子写真システムのドラ
イブ信号Vmと、トナー検知動作開始タイミング波形V
nとの関係を示す波形である。すなわち、同図に示すよ
うに、ドライブ信号Vmによって電子写真システムが駆
動してトナーの補給を開始してから、一定期間の間はト
ナー検知不可能期間iとして、検出機能を停止させる。
そして、期間iの後にトナー検知動作開始タイミング波
形Vnを立ち上げてトナー濃度の検出を開始する。これ
は、図1におけるミキシング領域3のミキサ10が少な
くとも1回転してトナーの攪拌を行ってから濃度を検出
することにより、正確な濃度検出を行うためである。
【0020】次に、トナー濃度センサの制御ブロック図
と各部の波形を用いて、トナー濃度の検出及び制御動作
を詳細に説明する。図2は、トナー濃度センサの制御ブ
ロック図である。また図3は、図2のブロック図におけ
る各部の電圧信号波形である。したがって、図2と図3
を用いて説明する。
【0021】先ず、トナー濃度は、トランス等によって
構成されているアナログ電圧検出回路21によって検出
されてVanaに変換され、比較回路22に入力される。
さらに、図3(a)の波形に示すように、比較回路22
によって、Vanaは、比較回路22によって、予め定め
られた閾値電圧Vsと比較される。ここで、Vanaが正弦
波状の波形を示しているのは、図1のミキシング領域3
で回転しているミキサ10のミキサクリーナ10'によ
って、透磁率センサ5上のトナーが、回転周期に同期し
て排除されるためである。
【0022】次に、比較回路22で比較された波形は、
図3(b)の波形に示すように、VanaがVsより低い期
間において、Vanaのピーク値に同期してパルス状のデ
ジタル電圧Vdigが生成される。さらに、このVdigはO
R回路23に入力され、図3(c)の各波形に示すよう
に、各周期のVdigパルスの立ち上がり波形に同期して
立ち上がり、次のVdigパルスの立下り波形に同期して
立ち下がる各々の波形1,2…nの、highレベルのORを取
ったOR波形が生成される。この結果、OR回路23の
出力には、図3(d)に示すように、Vdig・Hsigの波
形が出力される。すなわち、Vdig・Hsigが「high」の期
間がトナー濃度の低下している期間である。
【0023】そして、Vdig・Hsigの信号はモータ制御
回路24に入力され、図1のトナー補給用のモータ7の
ドライブ信号TFsigを生成する。尚、モータ制御回路2
4は、図1に示すCPU9が備えている回路である。す
なわち、図3(e)の波形に示すように、TFsigが「hig
h」の期間gによってモータ7が駆動してトナーが補給さ
れる。そして、Vdig・Hsigが「high」の期間中、すなわ
ちトナー濃度が低下している期間中、インターバルhの
サイクルでドライブ信号TFsigをg期間毎に発生させて
モータ7を駆動し、トナーの補給を行っている。トナー
補給の期間gやインターバルhは、図1に示すCPU9
によって任意に設定することができる。
【0024】次に、図2のブロック図に戻って、入力電
圧切り換え回路25について説明する。入力電圧切り換
え回路25は、スイッチSWによって、入力電圧Vcont
を異なる電圧V1/V2/V3に切り換えることによ
り、比較回路22に供給されるアナログ電圧Vanaを変
化させている。なお、この切り換えは、トナー濃度に応
じて行われる。すなわち、トナー濃度に応じて、アナロ
グ電圧Vanaのレベルを変化させている。これによっ
て、トナーが低濃度の状態から高濃度の状態までに亘っ
て高精度にトナー濃度を検出することができる。また、
上述したように、補正回路14は、メモリ12から入力
された補正信号Shに基づいて、Vcontの値を+εだけ
変える。これらのことについてさらに詳しく説明する。
【0025】図5は、本発明の実施の形態で実現される
トナー濃度と検出電圧の関係を示す特性図である。同図
は、横軸にトナー濃度をとり、縦軸に透磁率センサの検
出電圧すなわちVanaをとり、入力電圧Vcontを変化さ
せたときの特性図を示している。
【0026】トナー濃度が標準程度の場合、入力電圧切
り換え回路25は、スイッチSWを切り換えて、中間の
電圧V2を入力電圧Vcontとして、補正回路14に出力
する。補正回路14は、入力された電圧V2を補正して
V2+εとし、アナログ電圧検出回路21に供給する。
これによってVanaのレベルは中間の高さとなり、特性
カーブは、図5のVcont2のようになる。
【0027】トナー濃度が標準より高くなった場合、入
力電圧切り換え回路25は、スイッチSWを切り換え
て、電圧V1を入力電圧Vcontとして、補正回路14に
出力する。補正回路14は、入力された電圧V1を補正
してV1+εとし、アナログ電圧検出回路21に供給す
る。これによってVanaのレベルは高くなり、特性カー
ブは、図5のVcont1のように、図の右方にシフトす
る。
【0028】トナー濃度が標準より低くなった場合、入
力電圧切り換え回路25は、スイッチSWを切り換え
て、電圧V3を入力電圧Vcontとして、補正回路14に
出力する。補正回路14は、入力された電圧V3を補正
してV3+εとし、アナログ電圧検出回路21に供給す
る。これによってVanaのレベルは低くなり、特性カー
ブは、図5のVcont3のように、図の左方にシフトす
る。
【0029】この結果、図5の特性図に示すように、ト
ナー濃度の高いC領域においては、Vcont1の特性のリ
ニア領域で検出電圧すなわちVanaが出力され、また、
トナー濃度が標準のA領域においては、Vcont2の特性
のリニア領域でVanaが出力され、さらに、トナー濃度
の低いB領域においては、Vcont3の特性のリニア領域
でVanaが出力される。したがって、トナー濃度の低い
B領域からトナー濃度の高いC領域まで、検出電圧すな
わちVanaは高い検出精度を保つことができ、さらに、
ミキサユニット毎のばらつきを補正することができる。
【0030】この実施の形態の例では、Vcontを3段階
に切り換える場合について述べたが、トナー濃度の全検
出範囲に亘ってリニア特性が得られるように、透磁率セ
ンサのリニア領域特性の幅に応じて、Vcontを任意の段
数に切り替えるように構成することができる。
【0031】図6は、本発明の実施の形態におけるトナ
ー濃度センサユニット4の検知制御の処理の流れを示す
フローチャートである。したがって、この図を用いてト
ナー濃度センサユニット4の検知制御の処理の流れを説
明する。先ず、第1段階としてトナーの通常補給モード
が行われる。このモードにおいては、プリンタ本体は通
常印字が行われ、トナーの補給は透磁率センサ5の検出
電圧Vanaに基づいて行われる。さらに、入力電圧は標
準レベルのVcont2が供給される(ステップS1)。
【0032】そして、トナー濃度の判定動作を行い、ト
ナー濃度が判定値以下であるか否かを検知する(ステッ
プS2)。ここで、図3(d)に示すVdig・Hsigが連
続してa1(sec)以上、例えば5秒以上であれば(ス
テップS2、YES)、次のステップS3に進むが、V
dig・Hsigの連続時間がa1(sec)以下、例えば5秒
以下であるならば(ステップS2、NO)、トナー濃度
の低下は一次的なものと判断して、ステップS1に戻
り、前述の第1段階の動作を継続して行う。
【0033】すなわち、Vdig・Hsig>a1であれば
(ステップS2、YES)、第2−1段階のトナー濃度
復帰モード1が行われる。このモードでは、プリンタ本
体の印字は中止し、モータ7を駆動し最大補給モードで
トナーを補給する。そして、入力電圧は低レベルのVco
nt3に切り替え、低いトナー濃度で高精度な検出が得ら
れるようにする(ステップS3)。
【0034】そして、ステップS3において、入力電圧
Vcont3の電圧切り換えからc1(sec)後に、例えば
25秒後にステップS4に進み、第2−2段階のトナー
濃度復帰モード2が行われる。このモードでも継続して
プリンタ本体の印字は中止し、モータ7を駆動し最大補
給モードでトナーの補給が行われている(ステップS
4)。そして、低レベルの入力電圧Vcont3において、
トナー濃度が通常の値に復帰したか否かが検知される
(ステップS5)。
【0035】そして、判定動作の結果、トナー濃度が復
帰しなくて最低値以下になっている場合、最低値以下の
継続時間が、すなわち、図3(d)に示すVdig・Hsig
が連続してa2(sec)未満、例えば10秒未満であれ
ば(ステップS5、YES)、濃度低下は一次的なもの
と判断して、ステップS6の第2−3段階のトナー濃度
復帰モード3に移行する。
【0036】すなわち、ステップS6における2−3段
階のトナー濃度復帰モード3においては、ステップS4
のモード2から継続してプリンタ本体の印字は中止して
いる。また、モータ7を停止してトナーの補給を中止す
る。そして、入力電圧を低レベルのVcont3から通常レ
ベルの入力電圧のVcont2に切り替え、切換時間c2
(sec)後、例えば25秒後にステップS1の第1段階
のモード1へ戻り、前述と同様の通常動作に移行する
(ステップS6)。
【0037】一方、ステップS5で、トナー濃度が最低
値以下になっている時間、すなわち、図3(d)に示す
Vdig・Hsigが連続してa2(sec)以上、例えば10
秒以上であれば(ステップS5、NO)、ステップS7
の第3段階の動作モードであるトナーエンプティ検知モ
ードに移行する。このモードでは、印字は継続して中止
し、モータ7を駆動して最大補給モードでトナーを補給
する。また、入力電圧は低レベルのVcont3の状態にお
いて低濃度領域での濃度検出動作を行う(ステップS
7)。
【0038】そして、低レベルの入力電圧Vcont3にお
いて、トナー濃度が最低値以下、すなわちエンプティ状
態になっているか否かを判定する(ステップS8)。そ
して、トナー濃度が最低値以下になっている時間が、す
なわち、図3(d)に示すVdig・Hsigが連続してa3
(sec)未満、例えば15秒未満であれば(ステップS
8、NO)、ステップS4の第2−2段階のトナー濃度
復帰モード2に移行し、前述のステップ4以降の処理を
繰り返す。
【0039】一方、ステップS8において、トナー濃度
が最低値以下になっている時間、すなわち、図3(d)
に示すVdig・Hsigが連続してa3(sec)以上、例え
ば15秒以上であれば(ステップS8、YES)、トナ
ーコンテナにトナーがないと判断して、ステップS9の
第4段階のトナーエンプティ復帰モードに進む。すなわ
ち、このモードにおいては、印字は継続して中止し、モ
ータ7の駆動を停止してトナーの補給を中止する。そし
て、入力電圧は低レベルのVcont3で濃度判定を行いな
がら、トナーがエンプティである旨のエラーメッセージ
を出力し、トナーコンテナの交換信号を待つ(ステップ
S9)。
【0040】そして、トナーがトナーコンテナに補給さ
れたか否かを判断し(ステップS10)、補給されなけ
れば(ステップS10、NO)、エラーメッセージを継
続し、補給されていれば(ステップS10、YES)、
ステップS4の第2−2段階のトナー濃度復帰モード2
に移行し前述のステップS4以降の処理を繰り返す。
【0041】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可
能である。例えば、濃度検知センサは透磁率センサに限
ることはなく、常にリニア領域が検出領域となるように
シフトする制御であれば、どのようなセンサを用いても
構わない。また、実施の形態で述べたモータ駆動開始か
らのセンサ検知不可能期間はミキサの回転周期だけでな
く、その他の機械的状態やトナー雰囲気の湿度などを考
慮して任意に設定することもできる。さらに、ミキサク
リーナのクリーング周期より長い周期で入力電圧を切り
替えるのは、検出状況に応じて任意に可変することがで
きる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子写真システムにおいて、本体部から分離可能なユニ
ット部を有し、ユニット部は本体部からの入力により制
御され、本体部に出力する電子写真システムにおいて、
ユニット部に設けられ、ユニット部のゲインが所定の値
からどれだけずれているかを記憶しているメモリと、本
体部に設けられ、メモリに記憶されているユニット部の
ゲインのずれに基づいて、ユニット部に入力する信号を
補正する補正手段とを設けたので、ユニット部毎のばら
つきを自動で補正できる効果が得られる。
【0043】また、本発明によれば、電子写真システム
において、トナー濃度検出手段により検出されたトナー
濃度が、所定の値以下となっている時間をカウントする
継続時間カウント手段と、継続時間カウント手段により
カウントされた時間が所定の時間以上である場合、トナ
ー濃度検出手段に入力する信号を変化させる切換手段と
をさらに設けたので、トナーがエンプティ状態からフル
状態までに亘って、高い精度で濃度検出を行うことがで
き、一次的に濃度低下が生じたものか、トナータンクに
トナーがなくなって恒久的に濃度低下が生じたものかを
自動的に判断できる効果、エンプティセンサが不要にな
るため、コストを低減できる効果が得られる。
【0044】また、本発明によれば、効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に適用される電子写真
感光体を説明図するためのトナー供給部分の概略構成図
である。
【図2】 トナー濃度センサの制御ブロック図であ
る。
【図3】 図2のブロック図における各部の電圧信号
波形である。
【図4】 モータ7のドライブ信号Vmと、トナー検
知動作開始タイミング波形Vnとの関係を示す波形であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態で実現されるトナー濃
度と検出電圧の関係を示す特性図である。
【図6】 本発明の実施の形態におけるトナー濃度セ
ンサの検知制御の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】 トナー濃度と透磁率センサが検出する検出
電圧との関係を示す特性カーブである。
【符号の説明】
1 現像ユニット 2 トナータンク 3 ミキシング領域 4 トナー濃度センサユニット 5 透磁率センサ 6 センサコントローラ 7 モータ 8 トナーフィーダ 9 CPU 10、11 ミキサ 10' ミキサクリーナ 12 メモリ 13 ミキサユニット 14 補正回路 21 アナログ電圧検出回路 22 比較回路 23 OR回路 24 モータ制御回路 25 入力電圧切り換え回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 忍 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町2−7 株式 会社サムスン横浜研究所電子研究所内 Fターム(参考) 2G053 AA29 AB07 BA05 CA03 CB13 2H027 DA38 DD07 DE04 DE07 EA06 EC06 EC10 EF09 2H077 AA15 BA09 DA10 DA16 DA42 DA51 DA54 DA86 DB01 EA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光ドラムに供給されるトナーの濃度を
    検出するトナー濃度検出手段を有し、前記トナー濃度検
    出手段は、入力信号のレベルに応じて出力信号のレベル
    が変化する電子写真システムにおいて、 前記トナー濃度検出手段のゲインが所定の値からどれだ
    けずれているかを記憶している記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている該トナー濃度検出手段の
    ゲインのずれを読み込み、該ずれに基づいて、該トナー
    濃度検出手段に入力する信号を補正する補正手段と、 を有することを特徴とする電子写真システム。
  2. 【請求項2】 前記トナー濃度検出手段,前記記憶手段
    を有するユニット部と、前記補正手段を有する本体部と
    に分離可能であることを特徴とする請求項1に記載の電
    子写真システム。
  3. 【請求項3】 前記トナー濃度検出手段により検出され
    たトナー濃度が、所定の値以下となっている時間をカウ
    ントする継続時間カウント手段と、 前記継続時間カウント手段によりカウントされた時間が
    所定の時間以上である場合、前記トナー濃度検出手段に
    入力する信号を変化させる切換手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記
    載の電子写真システム。
JP2000259876A 2000-08-29 2000-08-29 電子写真システム Withdrawn JP2002072661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000259876A JP2002072661A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 電子写真システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000259876A JP2002072661A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 電子写真システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002072661A true JP2002072661A (ja) 2002-03-12

Family

ID=18747985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000259876A Withdrawn JP2002072661A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 電子写真システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002072661A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175698A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Panasonic Corp 2成分現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2011232390A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Sharp Corp 画像形成装置及びこれを用いた画像形成方法
JP2018205767A (ja) * 2018-08-21 2018-12-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175698A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Panasonic Corp 2成分現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2011232390A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Sharp Corp 画像形成装置及びこれを用いた画像形成方法
US8634730B2 (en) 2010-04-23 2014-01-21 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method using the same
JP2018205767A (ja) * 2018-08-21 2018-12-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4734737A (en) Control of toner concentration in a developer
US6173134B1 (en) Image forming system having toner consumption predicting device
JP4355636B2 (ja) 画像形成装置
JPH0310100B2 (ja)
US7542689B2 (en) Charging device, image forming apparatus, computer readable medium storing charging control program and method for charging control
JP2002072661A (ja) 電子写真システム
JP2625017B2 (ja) トナー濃度制御装置の調整方法
JPH10161416A (ja) トナー濃度測定機能付き画像形成装置
JPH11174909A (ja) 画像形成装置
JP2002072660A (ja) 電子写真システム
JP2010204519A (ja) 画像濃度制御方法及び画像形成装置
JPH0520750B2 (ja)
JP2002072582A (ja) 電子写真システム
JP2006133535A (ja) 画像形成装置及びトナー濃度調整方法
JP2002072659A (ja) 電子写真システム
US5065190A (en) Toner density control method
JP2001296732A (ja) 画像形成装置
JPH05107924A (ja) 画像記録装置のトナー濃度制御方法
JPH07271174A (ja) トナー濃度の制御装置
JP3391627B2 (ja) トナー濃度制御方法
JP2646147B2 (ja) 2成分現像法を用いる現像装置のトナー濃度安定構造設定方法
JPS60178474A (ja) トナ−残量表示装置
JP2009014856A (ja) 画像形成装置
JPH05341654A (ja) 画像形成装置
JP2555559B2 (ja) 現像剤供給量制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060206

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106