JP2002071225A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
下げることを可能とし、冷却運転を継続しつつ圧縮機の
信頼性を確保する。 【解決手段】 チリングユニット(10)には、冷媒回路
(20)、第1回路(50)、第2回路(60)、及びコント
ローラ(80)を設ける。冷媒回路(20)には、第1蒸発
器(23)及び第2蒸発器(24)を設ける。この冷媒回路
(20)において冷凍サイクルを行い、冷却した第1及び
第2ブラインを利用側へ供給する。また、冷媒回路(2
0)には、液冷媒導入管(34)及び第3膨張弁(E3)を
設ける。圧縮機(21)の吐出冷媒温度が110℃を超え
ると、コントローラ(80)が第3膨張弁(E3)を開き、
液冷媒導入管(34)を通じて圧縮機(21)の吸入側へ冷
媒を供給する。
Description
利用側へ供給するための冷凍装置に関する。
び蒸発器が接続された冷媒回路を有し、この冷媒回路で
冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う冷凍装置が知られ
ており、広く様々な用途に利用されている。例えば、室
内空気を冷却して冷房を行うために利用される他、工場
において工作機械などの生産設備を冷却するためにも利
用されている。この場合には、蒸発器で直接対象物を冷
却するのではなく、利用側との間で熱媒体(ブライン)
を循環させ、蒸発器で冷却した熱媒体を利用側へ供給す
ることも多い。
よっては圧縮機が吐出する冷媒の温度が過剰に高くなる
場合がある。例えば、冷媒の漏洩により冷媒量が不足し
ているときは、吐出冷媒温度が過上昇するおそれがあ
る。また、冷媒漏洩といったトラブルが無くても、蒸発
器の蒸発温度を低くするために膨張弁の開度を絞った時
には、冷媒循環量が低下して吐出冷媒の温度が高くなり
すぎるおそれがある。
と、冷凍機油の劣化が進行して圧縮機の信頼性を損なう
こととなる。また、全密閉型圧縮機の場合には、圧縮機
モータのコイルの冷却が不充分となり、この点でも圧縮
機の信頼性を損なうこととなる。このため、従来、吐出
冷媒の温度がある程度以上となった場合は、圧縮機を停
止してその破損を回避している。
置において圧縮機を停止すると、対象物の冷却も行われ
ないこととなり、特に生産設備の冷却を行うような場合
には、冷却対象である生産物の損傷を招くおそれもあ
る。このため、吐出冷媒の温度が過上昇した場合であっ
ても、圧縮機の運転を継続しつつ、吐出冷媒温度の上昇
による弊害を回避することが望まれる。
であり、その目的とするところは、圧縮機の運転を続け
ながら吐出冷媒の温度を下げることを可能とし、冷却運
転を継続しつつ圧縮機の信頼性を確保することにある。
決手段は、圧縮機(21)、凝縮器(22)、膨張弁(E1,E
2)、及び蒸発器(23,24)を有して冷媒が充填される冷
媒回路(20)を備え、蒸発器(23,24)で熱媒体を冷却
して利用側へ供給する冷凍装置を対象としている。そし
て、上記冷媒回路(20)は、凝縮器(22)から出た液冷
媒を圧縮機(21)の吸入側へ導入するための液冷媒導入
管路(34)と、上記液冷媒導入管路(34)における冷媒
流量を調節するための液側調節弁(E3)と、上記圧縮機
(21)が吐出する冷媒の温度を検出するための吐出温度
検出手段(T2)と、少なくとも上記吐出温度検出手段
(T2)の検出温度が所定の上限値を超えた場合には、閉
鎖状態の液側調節弁(E3)を開き、該液側調節弁(E3)
を上記検出温度に基づいて導出した開度に調節する動作
を開始するように構成された制御手段(80)とを設ける
ものである。
1の解決手段において、圧縮機(21)が吸入する冷媒の
過熱度を検出するための過熱度検出手段(90)を備える
一方、制御手段(80)は、吐出温度検出手段(T2)の検
出温度が所定の上限値以下であり且つ上記過熱度検出手
段(90)の検出過熱度が所定の上限値を超えた場合に
は、閉鎖状態の液側調節弁(E3)を開き、該液側調節弁
(E3)を上記検出過熱度に基づいて導出した開度に調節
する動作を開始するように構成されるものである。
2の解決手段において、制御手段(80)は、吐出温度検
出手段(T2)の検出温度が所定の上限値以下であり且つ
上記過熱度検出手段(90)の検出過熱度が所定の基準値
未満となった場合には、液側調節弁(E3)を閉鎖し、該
液側調節弁(E3)の開度を調節する動作を終了するよう
に構成されるものである。
1,第2又は第3の解決手段において、制御手段(80)
は、蒸発器(23,24)での熱媒体の冷却が不要となる
と、膨張弁(E1,E2)を全閉して圧縮機(21)の運転を
継続するように構成されるものである。
1,第2又は第3の解決手段において、冷媒回路(20)
には、第1の熱媒体を冷却するための第1の蒸発器(2
3)と、第2の熱媒体を冷却するための第2の蒸発器(2
4)とが互いに並列に接続されると共に、第1の蒸発器
(23)の流入側に第1の膨張弁(E1)が配置され、第2
の蒸発器(24)の流入側に第2の膨張弁(E2)が配置さ
れるものである。
が相変化しつつ循環し、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行
われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒
は、凝縮器(22)で凝縮し、膨張弁(E1,E2)で減圧さ
れた後に、蒸発器(23,24)へ導入される。この蒸発器
(23,24)では、導入された冷媒が熱媒体から吸熱して
蒸発する。この吸熱によって、熱媒体が冷却される。冷
却された熱媒体は、利用側へ供給されて対象物の冷却な
どに利用される。
路(34)と液側調節弁(E3)とが設けられる。この液側
調節弁(E3)を開くと、凝縮器(22)で凝縮した冷媒の
全部又は一部が液冷媒導入管路(34)を流れ、膨張弁
(E1,E2)及び蒸発器(23,24)をバイパスして圧縮機
(21)の吸入側に送り込まれる。その際、液側調節弁
(E3)の開度を調節することにより、液冷媒導入管路
(34)を通じて圧縮機(21)の吸入側へ送られる冷媒量
が調節される。尚、通常の運転状態において、液側調節
弁(E3)は閉鎖され、液冷媒導入管路(34)を通じた冷
媒の供給は行われない。
段(T2)と制御手段(80)とが冷凍装置に設けられる。
吐出温度検出手段(T2)は、圧縮機(21)から吐出され
る冷媒の温度を検出するためのものである。吐出温度検
出手段(T2)の検出した温度が所定の上限値を上回る
と、制御手段(80)は、液側調節弁(E3)を開くと共
に、所定の動作を開始する。即ち、液側調節弁(E3)を
開いた上で、制御手段(80)は、液側調節弁(E3)の開
度を上記吐出温度検出手段(T2)の検出温度に基づいて
導出した開度に調節する動作を行う。
定量の冷媒が液冷媒導入管路(34)を通じて圧縮機(2
1)の吸入側へ導入される。このように、凝縮器(22)
からの冷媒を圧縮機(21)の吸入側へ直接供給すると、
供給された冷媒が蒸発することにより、圧縮機(21)の
吸入冷媒の温度及びエンタルピが低下する。従って、圧
縮機(21)の吐出冷媒の温度も低下する。
(90)が設けられる。この過熱度検出手段(90)は、圧
縮機(21)が吸入する冷媒の過熱度を検出するためのも
のである。本解決手段において、制御手段(80)は、吐
出温度検出手段(T2)の検出温度が所定の上限値以下で
あっても、過熱度検出手段(90)の検出過熱度が所定の
上限値を超えた時には、液側調節弁(E3)を開くと共に
所定の動作を開始する。即ち、液側調節弁(E3)を開い
た上で、制御手段(80)は、液側調節弁(E3)の開度を
上記過熱度検出手段(90)の検出過熱度に基づいて導出
した開度に調節する動作を行う。
と、液冷媒導入管路(34)を通じて、凝縮器(22)で凝
縮した冷媒が圧縮機(21)の吸入側へ直接供給される。
そして、供給された冷媒が蒸発することによって、圧縮
機(21)の吸入冷媒の過熱度が低下する。
段(T2)の検出温度が所定の上限値以下となり、過熱度
検出手段(90)の検出過熱度が所定の基準値未満となっ
た場合に、液冷媒導入管路(34)を通じた冷媒の供給が
遮断される。具体的に、この場合において、制御手段
(80)は、液側調節弁(E3)を全閉とすると共に、液側
調節弁(E3)の開度を調節する動作を終了する。即ち、
このような場合には正常な運転状態と言えることから液
冷媒導入管路(34)を通じて冷媒を供給する必要はな
く、従って、制御手段(80)が液側調節弁(E3)を閉鎖
する。
4)における熱媒体の冷却が不要となった場合、例えば
利用側での冷却負荷が無くなった場合には、制御手段
(80)が膨張弁(E1,E2)を全閉とした上で圧縮機(2
1)の運転を継続する。ここで、膨張弁(E1,E2)を閉じ
ると、蒸発器(23,24)への冷媒の流入が遮断され、蒸
発器(23,24)における熱媒体の冷却は行われない。ま
た、膨張弁(E1,E2)を閉じると、冷媒回路(20)にお
いて冷媒が循環できない状態となり、この状態で圧縮機
(21)の運転を継続すると、冷媒循環量が不足した場合
と同様に、圧縮機(21)の吐出冷媒の温度が上昇する。
そして、この吐出冷媒の温度が所定の上限値を超える
と、制御手段(80)が液側調節弁(E3)を開き、液冷媒
導入管路(34)を通じて圧縮機(21)の吸入側へ冷媒を
送り込む。従って、圧縮機(21)の吸入冷媒量が確保さ
れ、膨張弁(E1,E2)を閉じた状態であっても、圧縮機
(21)の吐出冷媒温度の上昇が抑制される。
に2つの蒸発器(23,24)が設けられる。第1及び第2
の蒸発器(23,24)は、冷媒回路(20)において互いに
並列に接続されている。また、第1の蒸発器(23)の流
入側には第1の膨張弁(E1)が設けられ、第2の蒸発器
(24)の流入側には第2の膨張弁(E2)が設けられる。
つまり、冷媒回路(20)で循環する冷媒は、二手に分流
されて、一方が第1の膨張弁(E1)で減圧された後に第
1の蒸発器(23)へ導入され、他方が第2の膨張弁(E
2)で減圧された後に第2の蒸発器(24)へ導入され
る。
送り込まれる。この第1の蒸発器(23)では、導入され
た冷媒と熱媒体とが熱交換を行い、第1の熱媒体が冷却
される。冷却された第1の熱媒体は、利用側へ供給され
る。また、第2の蒸発器(24)には、第2の熱媒体が送
り込まれる。この第2の蒸発器(24)では、導入された
冷媒と熱媒体とが熱交換を行い、第2の熱媒体が冷却さ
れる。冷却された第2の熱媒体は、利用側へ供給され
る。
を通じて圧縮機(21)の吸入側に冷媒を供給することに
よって、圧縮機(21)の吐出冷媒の温度を低下させるこ
とができる。従って、吐出冷媒温度が高くなりすぎた場
合であっても、圧縮機(21)を停止させることなく、吐
出冷媒温度を下げるための措置をとることが可能とな
る。このため、吐出冷媒温度が過上昇した状態において
も、圧縮機(21)の運転を継続しつつ、吐出冷媒温度を
低下させて圧縮機(21)の信頼性を確保できる。
温度検出手段(T2)の検出温度に基づいて制御手段(8
0)が液側調節弁(E3)を操作するため、圧縮機(21)
の吐出冷媒を確実に所定の上限値以下とすることができ
る。
出手段(90)の検出過熱度に基づいて制御手段(80)が
液側調節弁(E3)を操作している。ここで、圧縮機(2
1)の吸入冷媒の過熱度が高くなってくると、それにつ
れて圧縮機(21)の吐出冷媒の温度も上昇する。そこ
で、制御手段(80)が検出過熱度に基づいて液側調節弁
(E3)を制御することにより、圧縮機(21)の吐出冷媒
温度を一層確実に所定の上限値以下に保つことができ
る。
態において制御手段(80)が液側調節弁(E3)を全閉と
する。このため、吐出冷媒温度を下げる必要があるとき
にだけ液冷媒導入管路(34)を通じた冷媒の供給を行う
ことができ、正常な運転状態では蒸発器(23,24)への
冷媒流入量を確保して熱媒体の冷却を確実に行うことが
できる。
4)における熱媒体の冷却が不要となった場合でも、膨
張弁(E1,E2)を全閉とした上で圧縮機(21)の運転を
継続させている。ここで、例えば利用側における冷却負
荷が無くなった場合には、もはや蒸発器(23,24)熱媒
体を冷却する必要はないため、圧縮機(21)を停止する
のが通常である。ところが、例えば工場の生産設備を冷
却するようなときには、断続的に冷却負荷が生じる場合
もある。この場合には、一時的に冷却負荷が無くなった
としても、その後の冷却負荷の増大に速やかに対応でき
るよう、圧縮機(21)の運転を継続させておく必要が生
じる。その際には、熱媒体の温度が下がりすぎるのを回
避するため、膨張弁(E1,E2)を全閉して蒸発器(23,2
4)への冷媒の流入を遮断する必要がある。そこで、本
解決手段に係る制御手段(80)が所定の動作を行うこと
により、上述の要求に応えることが可能となる。
0)に2つの蒸発器(23,24)を並列に接続し、各蒸発器
(23,24)において別々の熱媒体を冷却している。この
ため、本解決手段によれば、別個の熱媒体をそれぞれ冷
却して利用側へ供給することができる。
基づいて詳細に説明する。本実施形態は、本発明に係る
冷凍装置により構成された、ブラインのチリングユニッ
トである。
(10)は、冷媒回路(20)、冷却水回路(40)、第1回
路(50)、第2回路(60)、及びコントローラ(80)を
備えている。このチリングユニット(10)は、半導体の
製造工程におけるシリコンウェハーの冷却を行うため
に、温度レベルの異なる第1ブラインと第2ブラインと
を、利用側である半導体の生産設備に供給するためのも
のである。
機(21)、凝縮器(22)、第1膨張弁(E1)、第2膨張
弁(E2)、第1蒸発器(23)、第2蒸発器(24)、及び
アキュームレータ(25)を配管接続して構成されてい
る。また、第1蒸発器(23)と第2蒸発器(24)とは、
冷媒回路(20)において並列接続されている。この冷媒
回路(20)には、R407Cが冷媒として充填されてい
る。冷媒回路(20)では、この冷媒が相変化しつつ循環
し、冷凍サイクルが行われる。
1)の吐出側は、吐出ガス配管(31)を介して凝縮器(2
2)における冷媒流路(22a)の上端に接続されている。
この凝縮器(22)については、後述する。凝縮器(22)
における冷媒流路(22a)の下端には、液配管(32)の
一端が接続されている。液配管(32)は、他端側で2つ
の分岐管に分岐されている。液配管(32)の第1分岐管
(32a)は、第1膨張弁(E1)を介して、第1蒸発器(2
3)における1次側流路(23a)の上端に接続されてい
る。一方、液配管(32)の第2分岐管(32b)は、第2
膨張弁(E2)を介して、第2蒸発器(24)における1次
側流路(24a)の上端に接続されている。尚、第1蒸発
器(23)及び第2蒸発器(24)については、後述する。
は、吸入ガス配管(33)を介して圧縮機(21)の吸入側
に接続されている。具体的に、吸入ガス配管(33)は、
一端側で2つの分岐管に分岐されている。そして、吸入
ガス配管(33)は、その第1分岐管(33a)が第1蒸発
器(23)における1次側流路(23a)の下端に接続さ
れ、その第2分岐管(33b)が第2蒸発器(24)におけ
る1次側流路(24a)の下端に接続されている。また、
吸入ガス配管(33)の他端は、アキュームレータ(25)
を介して圧縮機(21)の吸入側に接続されている。
2)としては、共に、モータで駆動されて開度が変更可
能に構成された、いわゆる電子膨張弁が用いられてい
る。
熱交換器により構成されている。凝縮器(22)には、冷
媒流路(22a)と冷却水流路(22b)とが区画形成されて
いる。この凝縮器(22)は、冷媒流路(22a)の冷媒と
冷却水流路(22b)の冷却水とを熱交換させ、この熱交
換によって冷媒を凝縮させるためのものである。
ト式熱交換器により構成されている。第1蒸発器(23)
には、1次側流路(23a)と2次側流路(23b)とが区画
形成されている。この第1蒸発器(23)は、1次側流路
(23a)の冷媒と2次側流路(23b)のブラインとを熱交
換させ、この熱交換によってブラインを冷却するための
ものである。
ト式熱交換器により構成されている。第2蒸発器(24)
には、1次側流路(24a)と2次側流路(24b)とが区画
形成されている。この第2蒸発器(24)は、1次側流路
(24a)の冷媒と2次側流路(24b)のブラインとを熱交
換させ、この熱交換によってブラインを冷却するための
ものである。
ル圧縮機(21)によって構成されている。この圧縮機
(21)の電動機には、図外のインバータを介して電力が
供給される。そして、インバータの出力周波数を調節し
て電動機の回転数を変更することにより、圧縮機(21)
の容量が変更される。即ち、上記圧縮機(21)は、容量
可変に構成されている。
入管(34)、ガス冷媒導入管(35)、第3膨張弁(E
3)、及び第4膨張弁(E4)が設けられている。
配管(32)における第1及び第2膨張弁(E1,E2)の上
流側に接続されている。また、液冷媒導入管(34)の他
端は、上記吸入ガス配管(33)におけるアキュームレー
タ(25)の上流側に接続されている。この液冷媒導入管
(34)は、凝縮器(22)で凝縮した冷媒を圧縮機(21)
の吸入側へ導入するための液冷媒導入管路を構成してい
る。液冷媒導入管(34)には、第3膨張弁(E3)が液側
調節弁として設けられている。この第3膨張弁(E3)
は、上述の電子膨張弁によって構成されている。
吐出ガス配管(31)に接続されている。また、ガス冷媒
導入管(35)の他端は、上記吸入ガス配管(33)におけ
るアキュームレータ(25)の上流側に接続されている。
この液冷媒導入管(34)は、圧縮機(21)から吐出され
たガス冷媒を圧縮機(21)の吸入側へ導入するためのガ
ス冷媒導入管路を構成している。ガス冷媒導入管(35)
には、第4膨張弁(E4)がガス側調節弁として設けられ
ている。この第4膨張弁(E4)は、上述の電子膨張弁に
よって構成されている。
流入配管(42)及び流出配管(43)を備えている。ま
た、冷却水回路(40)には、冷却熱交換器(41)が接続
されている。この冷却水回路(40)では、上記凝縮器
(22)及び冷却熱交換器(41)と、図外の冷却塔との間
で冷却水が循環する。
プを介して冷却塔に接続されている。また、流入配管
(42)は、他端側で2つの分岐管に分岐されている。流
入配管(42)の第1分岐管(42a)は、第1電動弁(S
1)を介して冷却熱交換器(41)における冷却水流路(4
1b)の下端に接続されている。一方、流入配管(42)の
第2分岐管(42b)は、第2電動弁(S2)を介して凝縮
器(22)における冷却水流路(22b)の下端に接続され
ている。尚、冷却熱交換器(41)については、後述す
る。
は、流出配管(43)を介して冷却塔に接続されている。
具体的に、流出配管(43)は、その一端側で2つの分岐
管に分岐されている。流出配管(43)の第1分岐管(43
a)は、冷却熱交換器(41)における冷却水流路(41b)
の上端に接続されている。一方、流入配管(42)の第2
分岐管(43b)は、凝縮器(22)における冷却水流路(2
2b)の上端に接続されている。また、流入配管(42)
は、その他端が図外の冷却塔に接続されている。
ート式熱交換器により構成されている。冷却熱交換器
(41)には、冷却水流路(41b)とブライン流路(41a)
とが区画形成されている。この冷却熱交換器(41)は、
冷却水流路(41b)の冷却水とブライン流路(41a)のブ
ラインとを熱交換させ、この熱交換によってブラインを
冷却するためのものである。
0)は、冷却熱交換器(41)、第1蒸発器(23)、第1
ヒータ(52)、及び第1タンク(53)を順に配管接続し
て構成された閉回路である。この第1回路(50)には、
第1の熱媒体である第1ブラインが充填されている。そ
して、第1回路(50)では、冷却熱交換器(41)及び第
1蒸発器(23)と利用側との間で第1ブラインが循環
し、第1設定温度とされた第1ブラインが利用側へ供給
される。尚、第1ブラインとしては、フッ素系不活性液
体である3M社のフロリナート(商標)が用いられてい
る。また、第1設定温度は、例えば30℃〜120℃の
範囲内の所定値に設定される。
延びるブラインの戻り管(51)は、冷却熱交換器(41)
におけるブライン流路(41a)の下端に接続されてい
る。冷却熱交換器(41)におけるブライン流路(41a)
の上端は、第1蒸発器(23)における2次側流路(23
b)の下端と配管接続されている。第1蒸発器(23)に
おける2次側流路(23b)の上端は、第1ヒータ(52)
を介して第1タンク(53)の下部と配管接続されてい
る。
ラインポンプ(54)が設置されている。この第1ブライ
ンポンプ(54)には、利用側へ延びるブラインの送出管
(55)が接続されている。第1ブラインポンプ(54)
は、第1タンク(53)内の第1ブラインを吸入し、送出
管(55)を通じて利用側へ送り出すためのものである。
また、送出管(55)には、第1逆止弁(CV1)が設けら
れている。この第1逆止弁(CV1)は、第1タンク(5
3)から利用側へ向かう第1ブラインの流通のみを許容
する。
4)、第2ヒータ(62)、及び第2タンク(63)を順に
配管接続して構成された閉回路である。この第2回路
(60)には、第2の熱媒体である第2ブラインが充填さ
れている。そして、第2回路(60)では、第2蒸発器
(24)と利用側との間で第2ブラインが循環し、第2設
定温度とされた第2ブラインが利用側へ供給される。
尚、第2ブラインとしては、上記フロリナートが用いら
れている。また、第2設定温度は、例えば−30℃〜6
0℃の範囲内の所定値に設定される。ただし、第2設定
温度は、上記第1設定温度よりも低い値に設定される。
延びるブラインの戻り管(61)は、第2蒸発器(24)に
おける2次側流路(24b)の下端に接続されている。第
2蒸発器(24)における2次側流路(24b)の上端は、
第2ヒータ(62)を介して第2タンク(63)の下部と配
管接続されている。
ラインポンプ(64)が設置されている。この第2ブライ
ンポンプ(64)には、利用側へ延びるブラインの送出管
(65)が接続されている。第2ブラインポンプ(64)
は、第2タンク(63)内の第2ブラインを吸入し、送出
管(65)を通じて利用側へ送り出すためのものである。
また、送出管(65)には、第2逆止弁(CV2)が設けら
れている。この第2逆止弁(CV2)は、第2タンク(6
3)から利用側へ向かう第2ブラインの流通のみを許容
する。
ク(53)は、直方体形状の容器で構成されている。この
第1タンク(53)の大きさは、概ね一斗缶程度とされて
いる。第1タンク(53)には、第1ヒータ(52)を通過
した第1ブラインが貯留されている。つまり、第1タン
ク(53)には、第1設定温度とされた第1ブラインが貯
留されている。
センサ(56)が設けられている。上記液面センサ(56)
は、下限検知部(56a)と、上限検知部(56b)とを備え
ている。下限検知部(56a)は、第1タンク(53)にお
ける液面の下限位置に設けられている。この液面の下限
位置は、第1タンク(53)内に設けられた第1ブライン
ポンプ(54)が空気を吸い込まないように、第1ブライ
ンポンプ(54)の吸入口の位置に対応して定められてい
る。また、上限検知部(56b)は、第1タンク(53)に
おける液面の上限位置に設けられている。この液面の上
限位置は、第1タンク(53)から第1ブラインがオーバ
ーフローしないように定められている。そして、上記液
面センサ(56)は、下限検知部(56a)が第1ブライン
の液面を検知すると検出信号として下限信号を出力し、
上限検知部(56b)が第1ブラインの液面を検知すると
検出信号として上限信号を出力する。
器で構成されている。この第2タンク(63)の大きさ
は、概ね一斗缶程度とされている。第2タンク(63)に
は、第2ヒータ(62)を通過した第2ブラインが貯留さ
れている。つまり、第2タンク(63)には、第2設定温
度とされた第2ブラインが貯留されている。
センサ(66)が設けられている。上記液面センサ(66)
は、下限検知部(66a)と、上限検知部(66b)とを備え
ている。下限検知部(66a)は、第2タンク(63)にお
ける液面の下限位置に設けられている。この液面の下限
位置は、第2タンク(63)内に設けられた第2ブライン
ポンプ(64)が空気を吸い込まないように、第2ブライ
ンポンプ(64)の吸入口の位置に対応して定められてい
る。また、上限検知部(66b)は、第2タンク(63)に
おける液面の上限位置に設けられている。この液面の上
限位置は、第2タンク(63)から第2ブラインがオーバ
ーフローしないように定められている。そして、上記液
面センサ(66)は、下限検知部(66a)が第2ブライン
の液面を検知すると検出信号として下限信号を出力し、
上限検知部(66b)が第2ブラインの液面を検知すると
検出信号として上限信号を出力する。
3)には、それぞれドレンポート(71)が1つずつ設け
られている。このドレンポート(71)は、第1,第2タ
ンク(53,63)の底部に接続している。また、各ドレン
ポート(71)には、ドレン弁(72)が1つずつ設けられ
ている。このドレンポート(71)は、第1,第2タンク
(53,63)からブラインを抜き取る際に用いられる。
路(50)、及び第2回路(60)には、各種のセンサが設
けられている。
圧力センサ(P1)、第2圧力センサ(P2)、第1サーミ
スタ(T1)、第2サーミスタ(T2)、及び第3サーミス
タ(T3)が設けられている。第1圧力センサ(P1)は、
吸入ガス配管(33)に接続され、圧縮機(21)が吸入す
る冷媒の圧力を検出する。第2圧力センサ(P2)は、吐
出ガス配管(31)に接続され、圧縮機(21)が吐出する
冷媒の圧力を検出する。第1サーミスタ(T1)は、吸入
ガス配管(33)に取り付けられ、この吸入ガス配管(3
3)の温度を検出することによって、圧縮機(21)が吸
入する冷媒の温度を検出する。第2サーミスタ(T2)
は、吐出ガス配管(31)に取り付けられ、この吐出ガス
配管(31)の温度を検出することによって、圧縮機(2
1)が吐出する冷媒の温度を検出する。この第2サーミ
スタ(T2)は、吐出温度検出手段を構成している。第3
サーミスタ(T3)は、吸入ガス配管(33)の第2分岐管
(33b)に設けられ、この第2分岐管(33b)の温度を検
出することによって、第2蒸発器(24)から流出した冷
媒の温度を検出する。
(Pt1)、第2白金温度計(Pt2)、第4白金温度計(Pt
4)、及び第3圧力センサ(P3)が設けられている。第
1白金温度計(Pt1)は、第1回路(50)の戻り管(5
1)に設けられ、利用側から戻ってきた第1ブラインの
温度を検出する。第2白金温度計(Pt2)は、第1回路
(50)における冷却熱交換器(41)の出口付近に設けら
れ、冷却熱交換器(41)から流出する第1ブラインの温
度を検出する。第4白金温度計(Pt4)は、第1回路(5
0)における第1ヒータ(52)の出口付近に設けられ、
第1ヒータ(52)から流出する第1ブラインの温度を検
出する。第3圧力センサ(P3)は、第1回路(50)の送
出管(55)に接続され、第1ブラインポンプ(54)から
吐出された第1ブラインの圧力を検出する。
(Pt5)、第7白金温度計(Pt7)、及び第4圧力センサ
(P4)が設けられている。第5白金温度計(Pt5)は、
第2回路(60)の戻り管(61)に設けられ、利用側から
戻ってきた第2ブラインの温度を検出する。第7白金温
度計(Pt7)は、第2回路(60)における第2ヒータ(6
2)の出口付近に設けられ、第2ヒータ(62)から流出
する第2ブラインの温度を検出する。第4圧力センサ
(P4)は、第2回路(60)の送出管(65)に接続され、
第2ブラインポンプ(64)から吐出された第2ブライン
の圧力を検出する。尚、上記の各白金温度計は、白金測
温抵抗体を用いた温度センサである。
は、チリングユニット(10)の運転制御を行うものであ
り、制御手段を構成している。図2に示すように、コン
トローラ(80)には、過熱度導出部(81)、第3膨張弁
制御部(82)、及び第1,第2膨張弁制御部(83)が設
けられている。また、コントローラ(80)には、上記の
サーミスタ(T1,…)、圧力センサ(P1,…)、白金温度
計(Pt1,…)、液面センサ(56,66)の検出信号が入力
されている。
ンサ(P1)の検出圧力と、第1サーミスタ(T1)の検出
温度とが入力されている。この過熱度導出部(81)は、
入力された検出圧力及び検出温度に基づき、圧縮機(2
1)が吸入する冷媒の過熱度を導出するように構成され
ている。そして、過熱度導出部(81)は、第1圧力セン
サ(P1)及び第1サーミスタ(T1)と共に、過熱度検出
手段(90)を構成している。
ーミスタ(T2)の検出温度が入力されている。また、第
3膨張弁制御部(82)には、過熱度検出手段(90)を構
成する過熱度導出部(81)で導出された過熱度、即ち検
出過熱度が入力されている。この第3膨張弁制御部(8
2)は、入力された検出温度や検出過熱度に基づき、第
3膨張弁(E3)の開度制御を行うように構成されてい
る。
(83)には、第4白金温度計(Pt4)の検出温度と第7
白金温度計(Pt7)の検出温度とが入力されている。こ
の第1,第2膨張弁制御部(83)は、入力された検出温
度に基づき、第1膨張弁(E1)と第2膨張弁(E2)の開
度制御を行うように構成されている。
れた信号に基づき、第4膨張弁(E4)の開度調節、第
1,第2電動弁(S1,S2)の開度調節、圧縮機(21)の
容量調節、第1,第2ヒータ(52,62)の出力調節をも
行うように構成されている。
回路(60)には、窒素導入管(77)が接続されている。
窒素導入管(77)は、その一端に開閉弁(79)が設けら
れている。この窒素導入管(77)の一端は、窒素ボンベ
が接続する接続ポート(78)を構成している。
管に分岐されている。窒素導入管(77)の第1分岐管
(77a)は、第1回路(50)の送出管(55)における第
1逆止弁(CV1)の下流側に接続されている。この第1
分岐管(77a)には、該送出管(55)に向かって順に、
第1電磁弁(SV1)と第3逆止弁(CV3)とが設けられて
いる。第3逆止弁(CV3)は、接続ポート(78)から該
送出管(55)に向かう窒素ガスの流通のみを許容する。
一方、窒素導入管(77)の第2分岐管(77b)は、第2
回路(60)の送出管(65)における第2逆止弁(CV2)
の下流側に接続されている。この第2分岐管(77b)に
は、該送出管(65)に向かって順に、第2電磁弁(SV
2)と第4逆止弁(CV4)とが設けられている。第4逆止
弁(CV4)は、接続ポート(78)から該送出管(65)に
向かう窒素ガスの流通のみを許容する。
る。
媒回路(20)において、圧縮機(21)を運転すると、圧
縮されたガス冷媒が圧縮機(21)から吐出される。この
ガス冷媒は、吐出ガス配管(31)を通って凝縮器(22)
の冷媒流路(22a)に導入される。凝縮器(22)の冷媒
流路(22a)では、導入された冷媒が冷却水流路(22b)
の冷却水に放熱して凝縮する。凝縮した冷媒は、凝縮器
(22)から出て液配管(32)を流れる。その後、液配管
(32)の冷媒は、二手に分流されて、一方が第1分岐管
(32a)に流入し、他方が第2分岐管(32b)に流入す
る。
した冷媒は、第1膨張弁(E1)で減圧された後に、第1
蒸発器(23)の1次側流路(23a)に導入される。この
1次側流路(23a)では、導入された冷媒が2次側流路
(23b)の第1ブラインから吸熱して蒸発する。蒸発し
た冷媒は、第1蒸発器(23)から出て吸入ガス配管(3
3)の第1分岐管(33a)に流入する。
に流入した冷媒は、第2膨張弁(E2)で減圧された後
に、第2蒸発器(24)の1次側流路(24a)に導入され
る。この1次側流路(24a)では、導入された冷媒が2
次側流路(24b)の第2ブラインから吸熱して蒸発す
る。蒸発した冷媒は、第2蒸発器(24)から出て吸入ガ
ス配管(33)の第2分岐管(33b)に流入する。
(33a)の冷媒と第2分岐管(33b)の冷媒とが合流す
る。この合流後の冷媒は、アキュームレータ(25)を通
って圧縮機(21)に吸入される。圧縮機(21)は、吸入
した冷媒を圧縮して再び吐出する。冷媒回路(20)で
は、以上のように冷媒が循環して、冷凍サイクルが行わ
れる。尚、通常の運転状態において、第3膨張弁(E3)
及び第4膨張弁(E4)は、閉鎖されている。
外)を運転すると、冷却塔(図外)で冷却された冷却水
が、流入配管(42)を通じて送り込まれる。流入配管
(42)を流れる冷却水は、二手に分流され、一方が第1
分岐管(42a)に流入し、他方が第2分岐管(42b)に流
入する。
った冷却水は、第1電動弁(S1)を通過して冷却熱交換
器(41)の冷却水流路(41b)に導入される。冷却熱交
換器(41)では、導入された冷却水がブライン流路(41
a)の第1ブラインから吸熱する。吸熱後の冷却水は、
冷却熱交換器(41)から出て流出配管(43)の第1分岐
管(43a)を流れる。
b)に入った冷却水は、第2電動弁(S2)を通過して凝
縮器(22)の冷却水流路(22b)に導入される。凝縮器
(22)では、導入された冷却水が冷媒流路(22a)の冷
媒から吸熱する。吸熱後の冷却水は、凝縮器(22)から
出て流出配管(43)の第2分岐管(43b)を流れる。
a)の冷却水と第2分岐管(43b)の冷却水とが合流す
る。この合流後の冷却水は、冷却塔(図外)に送られて
冷却され、再び流入配管(42)を通じて送り込まれる。
回路(50)において、第1ブラインポンプ(54)を運転
すると、第1ブラインが循環する。利用側で対象物から
吸熱した第1ブラインは、戻り管(51)を流れて冷却熱
交換器(41)のブライン流路(41a)に導入される。冷
却熱交換器(41)では、ブライン流路(41a)の第1ブ
ラインが冷却水流路(41b)の冷却水と熱交換する。こ
の熱交換により、第1ブラインは、冷却水に放熱して冷
却される。冷却熱交換器(41)で冷却された第1ブライ
ンは、第1蒸発器(23)の2次側流路(23b)に導入さ
れる。第1蒸発器(23)では、2次側流路(23b)の第
1ブラインが1次側流路(23a)の冷媒と熱交換する。
この熱交換により、第1ブラインは、冷媒に放熱して更
に冷却される。
は、第1ヒータ(52)に導入される。第1ヒータ(52)
は、第1ブラインの温度が第1設定温度となるように、
第1ブラインに適当な熱量を付与する。つまり、第1蒸
発器(23)の出口において第1ブラインの温度が第1設
定温度よりも低くなった場合には、第1ヒータ(52)で
の加熱によって第1ブラインの温度を第1設定温度に合
わせる。
なった第1ブラインは、第1タンク(53)に流入して貯
留される。第1タンク(53)に貯留された第1設定温度
の第1ブラインは、第1ブラインポンプ(54)に吸入さ
れ、送出管(55)に送り出される。送出管(55)を通じ
て供給された第1ブラインは、利用側において対象物の
冷却に利用される。利用側で対象物から吸熱した第1ブ
ラインは、戻り管(51)を通じて再び冷却熱交換器(4
1)へ送り込まれる。
ンプ(64)を運転すると、第2ブラインが循環する。利
用側で対象物から吸熱した第2ブラインは、戻り管(6
1)を流れて第2蒸発器(24)の2次側流路(24b)に導
入される。第2蒸発器(24)では、2次側流路(24b)
の第2ブラインが1次側流路(24a)の冷媒と熱交換す
る。この熱交換により、第2ブラインは、冷媒に放熱し
て冷却される。
は、第2ヒータ(62)に導入される。第2ヒータ(62)
は、第2ブラインの温度が第2設定温度となるように、
第2ブラインに適当な熱量を付与する。つまり、第2蒸
発器(24)の出口において第2ブラインの温度が第2設
定温度よりも低くなった場合には、第2ヒータ(62)で
の加熱によって第2ブラインの温度を第2設定温度に合
わせる。
なった第2ブラインは、第2タンク(63)に流入して貯
留される。第2タンク(63)に貯留された第2設定温度
の第2ブラインは、第2ブラインポンプ(64)に吸入さ
れ、送出管(65)に送り出される。送出管(65)を通じ
て供給された第2ブラインは、利用側において対象物の
冷却に利用される。利用側で対象物から吸熱した第2ブ
ラインは、戻り管(61)を通じて再び第2蒸発器(24)
へ送り込まれる。
に、上記コントローラ(80)は、チリングユニット(1
0)の運転制御を行う。ここでは、その内容について説
明する。
(41)における熱交換量の調節を行う。つまり、第1電
動弁(S1)の開度を調節し、冷却熱交換器(41)に対す
る冷却水の供給量を変更することによって、冷却熱交換
器(41)における第1ブラインからの放熱量を調節す
る。
(23)及び第2蒸発器(24)における熱交換量の調節を
行う。この動作は、第1,第2膨張弁制御部(83)によ
る第1,第2膨張弁(E1,E2)の開度制御動作によって
行われる。
は、第1設定温度と第4白金温度計(Pt4)の検出温度
との差に基づき、第1膨張弁(E1)の開度を調節する。
この開度調節により、第1蒸発器(23)に対する冷媒の
供給量が変更され、第1蒸発器(23)における第1ブラ
インからの放熱量が調節される。また、第1,第2膨張
弁制御部(83)は、第2設定温度と第7白金温度計(Pt
7)の検出温度との差に基づき、第2膨張弁(E2)の開
度を調節する。この開度調節により、第2蒸発器(24)
に対する冷媒の供給量が変更され、第2蒸発器(24)に
おける第2ブラインからの放熱量が調節される。
膨張弁(E1,E2)の開度制御と共に、圧縮機(21)の容
量調節も行う。つまり、第1,第2蒸発器(24)におけ
る冷却能力の過不足に応じてインバータ(図外)の出力
周波数を変更し、圧縮機(21)における電動機の回転数
を変更することによって、圧縮機(21)の容量を調節す
る。
第1ブラインの温度が既に第1設定温度以下となってい
る場合には、第1蒸発器(23)における第1ブラインの
冷却を停止する。つまり、このような場合には、上記コ
ントローラ(80)が第1膨張弁(E1)を全閉し、第1蒸
発器(23)に対する冷媒の供給を遮断する。
(52)及び第2ヒータ(62)の出力調節を行う。つま
り、第1ヒータ(52)については、第4白金温度計(Pt
4)の検出温度が第1設定温度となるように、その出力
が調節される。また、第2ヒータ(62)については、第
7白金温度計(Pt7)の検出温度が第2設定温度となる
ように、その出力が調節される。尚、運転状態によって
は、第1ヒータ(52)や第2ヒータ(62)の出力をゼロ
とし、これらヒータ(52,62)におけるブラインの加熱
を行わない場合もある。
ポンプ(54)と第2ブラインポンプ(64)の発停制御を
行う。ここでは第1ブラインポンプ(54)の場合を例に
説明するが、第2ブラインポンプ(64)の場合も同様で
ある。
して常時運転されるものである。ただし、第1タンク
(53)の液面センサ(56)が下限信号又は上限信号の何
れかを出力した場合には、上記コントローラ(80)が第
1ブラインポンプ(54)を緊急停止する。つまり、下限
信号が出力された場合、第1ブラインの流量が不足した
まま運転を継続すると、利用側の冷却対象物にダメージ
を与えるおそれがあるため、第1ブラインポンプ(54)
の運転を停止する。また、上限信号が出力された場合、
第1タンク(53)から第1ブラインが溢れ出すおそれが
あるため、第1ブラインポンプ(54)の運転を停止す
る。
0)における低圧の制御を行う。具体的に、コントロー
ラ(80)は、第2電動弁(S2)の開度を調節して凝縮器
(22)に対する冷却水の供給量を調節し、凝縮器(22)
における冷媒からの放熱量を調節する。そして、凝縮器
(22)における冷媒の圧力を変更することによって、冷
媒回路(20)の低圧を調節する。その際、コントローラ
(80)は、冷媒回路(20)の低圧を可能な範囲で最も低
くなるようにして、圧縮機(21)における消費電力の低
減を図る。
0)の運転状態が異常な状態となっても、圧縮機(21)
の運転を継続させつつ、圧縮機(21)を保護するための
動作を行う。
した場合、あるいは圧縮機(21)の吸入冷媒が湿り状態
となった場合において、コントローラ(80)は、第4膨
張弁(E4)を開き、ガス冷媒導入管(35)を通じて圧縮
機(21)の吐出冷媒を圧縮機(21)の吸入側へ導入す
る。このように吐出冷媒を導入すると、圧縮機(21)の
吸入冷媒圧力が上昇し、その吸入冷媒の湿り度も低下す
るため、圧縮機(21)の破損を回避しつつ運転を継続で
きる。
3膨張弁(E3)の操作によっても行われる。この第3膨
張弁(E3)の操作は、コントローラ(80)の第3膨張弁
制御部(82)によって行われる。
(21)の吐出冷媒温度が所定の上限値を超えると、第3
膨張弁(E3)に対する開度制御を開始する。また、圧縮
機(21)の吸入冷媒の過熱度が所定の上限値を超えたと
きにも、第3膨張弁(E3)に対する開度制御を開始す
る。一方、第3膨張弁制御部(82)は、圧縮機(21)の
吐出冷媒温度が所定の上限値以下となって吸入冷媒の過
熱度が所定の基準値を下回ったときには、第3膨張弁
(E3)に対する開度制御を終了する。ここでは、第3膨
張弁制御部(82)の動作について、図3のフロー図を参
照しながら詳細に説明する。尚、図3の説明で示した数
値は、全て例示である。
の検出温度T2が110℃を超えているか否かの判断を行
う。即ち、第3膨張弁制御部(82)において、圧縮機
(21)の吐出冷媒温度の上限値が110℃に設定されて
いる。
出温度T2が110℃を超えている場合は、ステップST5
に移る。ステップST5では、第3膨張弁(E3)の開度
を、所定の関数f1に第2サーミスタ(T2)の検出温度T
2を代入することによって算出された開度とする。その
際、ステップST5に移った時点で第3膨張弁(E3)が閉
鎖されていれば、第3膨張弁(E3)を開くと共に算出さ
れた所定開度に設定する。また、ステップST5に移った
時点で第3膨張弁(E3)が既に開いていれば、第3膨張
弁(E3)の開度を算出された所定開度に変更する。
(34)を通じて吸入ガス配管(33)に冷媒が導入され
る。この冷媒の導入により、圧縮機(21)の吸入冷媒の
温度及びエンタルピが低下し、圧縮機(21)の吐出冷媒
温度の低減が図られる。また、第3膨張弁(E3)の開度
を所定開度とし、適当な量の冷媒を供給するようにして
いるため、液バックによって圧縮機(21)が損傷するこ
ともない。
2)の検出温度T2が110℃以下であった場合は、ステ
ップST2に移る。ステップST2では、過熱度導出部(8
1)で導出された検出過熱度SHが8℃を超えているか否
かの判断を行う。即ち、第3膨張弁制御部(82)におい
て、圧縮機(21)の吸入冷媒の過熱度の上限値が8℃に
設定されている。
過熱度SHが8℃を超えている場合は、ステップST6に移
る。ステップST6では、第3膨張弁(E3)の開度を、所
定の関数f2に過熱度導出部(81)の検出過熱度SHを代
入することによって算出された開度とする。その際、ス
テップST6に移った時点で第3膨張弁(E3)が閉鎖され
ていれば、第3膨張弁(E3)を開くと共に算出された所
定開度に設定する。また、ステップST6に移った時点で
第3膨張弁(E3)が既に開いていれば、第3膨張弁(E
3)の開度を算出された所定開度に変更する。
(34)を通じて吸入ガス配管(33)に冷媒が導入され
る。この冷媒の導入により、圧縮機(21)の吸入冷媒の
加熱度の低減が図られる。また、第3膨張弁(E3)の開
度を所定開度とし、適当な量の冷媒を供給するようにし
ているため、液バックによって圧縮機(21)が損傷する
こともない。
の検出過熱度SHが8℃以下である場合は、ステップST3
に移る。ステップST3では、過熱度導出部(81)で導出
された検出過熱度SHが5℃未満か否かの判断を行う。即
ち、第3膨張弁制御部(82)において、圧縮機(21)の
吸入冷媒の過熱度の基準値が5℃に設定されている。
過熱度SHが5℃未満である場合は、ステップST7に移
る。ステップST7では、第3膨張弁(E3)を閉鎖し、第
3膨張弁(E3)に対する開度制御を終了する。即ち、圧
縮機(21)の吸入冷媒の過熱度が5℃未満であれば、正
常な運転状態に戻っていると考えられるため、第3膨張
弁(E3)を全閉として、液冷媒導入管(34)を通じた冷
媒の供給を停止する。
の検出過熱度SHが5℃以上である場合は、第3膨張弁
(E3)に対する操作を行うことなく、ステップST4に移
る。つまり、この場合、第3膨張弁(E3)の開度は現状
のまま保持され、従って、既に第3膨張弁(E3)が全閉
の場合は全閉ままに保持される。ステップST4では、1
分間が経過するのを待ち、1分経過後にステップST1に
戻って、再び上記の動作を繰り返す。
ニット(10)は、半導体の生産設備にブラインを供給す
るものである。そして、この利用側の特性上、チリング
ユニット(10)においては、冷却負荷の有る状態と冷却
負荷の無い状態とが、比較的短い時間間隔で交互に繰り
返される。それ故、冷却負荷が無くなって第1及び第2
蒸発器(23,24)でブラインを冷却する必要がなくなっ
た状態であっても、次に冷却負荷が生じる場合に備え
て、圧縮機(21)の運転を継続させる必要がある。とこ
ろが、ブラインの冷却が不要であるにも拘わらず第1蒸
発器(23)や第2蒸発器(24)へ冷媒を導入したので
は、利用側へ送られるブラインの温度が上記第1,第2
設定温度を下回ってしまう。そこで、このような状態で
は、上記第1,第2膨張弁制御部(83)が第1膨張弁
(E1)及び第2膨張弁(E2)を全閉する。
を全閉すると、冷媒回路(20)で冷媒が循環できなくな
り、圧縮機(21)の吸入冷媒圧力の過低下、吸入冷媒過
熱度の過上昇、吐出冷媒温度の過上昇といった状態に至
る。このため、上記コントローラ(80)は、冷媒漏洩な
どのトラブルが生じた場合の他、第1及び第2蒸発器
(23,24)でブラインを冷却する必要が無くなって第1
及び第2膨張弁(E1,E2)が全閉された場合において
も、第3膨張弁(E3)に対する開度制御を行う。このコ
ントローラ(80)の動作によって、第1及び第2膨張弁
(E1,E2)が全閉の状態においても圧縮機(21)の吸入
冷媒が確保され、吐出冷媒温度の過上昇を招くことなく
圧縮機(21)の運転を継続できることとなる。
(10)の点検や修理の際には、第1回路(50)や第2回
路(60)からブラインを抜き取らなければならない場合
もある。このような場合には、窒素導入管(77)を通じ
て第1,第2回路(50,60)に窒素ガスを導入し、ブラ
インを第1,第2タンク(53,63)に回収する動作を行
う。尚、ここでは、この動作について第1回路(50)の
場合を例に説明するが、第2回路(60)についても同様
である。
開閉弁(79)を開く。続いて第1電磁弁(SV1)を開放
すると、窒素ボンベから第1回路(50)へ窒素ガスが送
り込まれる。この時、窒素ガスは、第1回路(50)の送
出管(55)における第1逆止弁(CV1)の下流に導入さ
れる。このため、第1回路(50)における第1ブライン
の循環方向に沿って、この第1逆止弁(CV1)から第1
ヒータ(52)に至るまでの間の第1ブラインは、導入さ
れた窒素ガスによって押し流されて第1タンク(53)に
回収される。そして、第1タンク(53)のドレン弁(7
2)を開き、第1タンク(53)から第1ブラインを排出
することによって、第1回路(50)からほぼ完全に第1
ブラインが抜き取られる。
及び第3膨張弁(E3)を設けると共に、コントローラ
(80)の第3膨張弁制御部(82)によって第3膨張弁
(E3)の開度制御を行っている。従って、運転中に圧縮
機(21)の吐出冷媒温度が過上昇したり、吸入冷媒の過
熱度が過上昇した場合であっても、圧縮機(21)の運転
を継続しながら、吐出冷媒温度を下げ、あるいは吸入冷
媒過熱度を下げることが可能となる。このため、第3膨
張弁(E3)の開度制御を行うことにより、圧縮機(21)
の運転を継続しつつも、圧縮機(21)における冷凍機油
の劣化や電動機のコイルの損傷を防止して圧縮機(21)
の信頼性を確保できる。
弁(E3)の開度制御を行うことにより、第1,第2蒸発
器(23,24)におけるブラインの冷却が不要となった状
態でも、第1,第2膨張弁(E1,E2)を全閉とした上で
圧縮機(21)の運転を継続できる。従って、本実施形態
のように利用側における冷却負荷が断続的に生じるよう
な場合においても、冷却負荷の有無に拘わらず圧縮機
(21)の運転を継続することにより、定められた設定温
度のブラインを利用側へ安定的に供給することができ
る。
冷却熱交換器(41)を接続し、冷却水との熱交換によっ
ても第1ブラインを冷却するようにしている。従って、
冷凍サイクルにより得られた冷熱のみを用いて第1ブラ
インを冷却する場合に比べ、第1ブラインの冷却に要す
るエネルギを大幅に低減できる。このため、チリングユ
ニット(10)の運転に要するエネルギを削減でき、チリ
ングユニット(10)の消費電力を低減できる。
周波数を変更することによって、圧縮機(21)の容量を
変更している。ここで、従来、この種のチリングユニッ
ト(10)では、圧縮機(21)の吐出ガスをそのまま吸入
側へ戻す、いわゆるホットガスバイパスによって圧縮機
(21)の容量を調節していた。このため、圧縮機(21)
の容量は変更されても圧縮機(21)の消費電力は低下せ
ず、エネルギ効率の点で問題があった。これに対し、本
実施形態のようにインバータにより圧縮機(21)の容量
を調節すれば、圧縮機(21)の容量を小さくすれば消費
電力も低下するため、省エネルギ性に優れたチリングユ
ニット(10)を実現できる。
ず、第1ヒータ(52)の出口における第1ブラインの温
度が第1設定温度からずれてしまう場合もあり得る。こ
れに対し、本実施形態に係る第1回路(50)では、第1
設定温度となった第1ブラインを一旦第1タンク(53)
に貯留し、その後に利用側へ送るようにしている。従っ
て、第1タンク(53)に流入する第1ブラインの温度が
一時的に第1設定温度でなくなったとしても、第1タン
ク(53)から利用側へ送られる第1ブラインの温度は、
ほとんど変動することなく第1設定温度に保たれる。こ
の点は、第2回路(60)についても同様である。このた
め、本実施形態によれば、利用側へ供給するブラインの
温度を確実に設定温度に保持することが可能となる。
1,第2ブラインとして上記フロリナートを用いている
が、これ以外の物質をブラインとして用いることも可能
である。
圧縮機(21)を用いているが、その他の形式の圧縮機、
例えばローリングピストン型の圧縮機を用いてもよい。
3)、第2蒸発器(24)、凝縮器(22)、及び冷却熱交
換器(41)をプレート式熱交換器により構成している
が、その他の形式の熱交換器、例えば二重管式の熱交換
器を用いてもよい。
示す配管系統図である。
ック図である。
を示すフロー図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮機(21)、凝縮器(22)、膨張弁
(E1,E2)、及び蒸発器(23,24)を有して冷媒が充填さ
れる冷媒回路(20)を備え、蒸発器(23,24)で熱媒体
を冷却して利用側へ供給する冷凍装置であって、 上記冷媒回路(20)は、凝縮器(22)から出た液冷媒を
圧縮機(21)の吸入側へ導入するための液冷媒導入管路
(34)と、 上記液冷媒導入管路(34)における冷媒流量を調節する
ための液側調節弁(E3)と、 上記圧縮機(21)が吐出する冷媒の温度を検出するため
の吐出温度検出手段(T2)と、 少なくとも上記吐出温度検出手段(T2)の検出温度が所
定の上限値を超えた場合には、閉鎖状態の液側調節弁
(E3)を開き、該液側調節弁(E3)を上記検出温度に基
づいて導出した開度に調節する動作を開始するように構
成された制御手段(80)とを備えている冷凍装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の冷凍装置において、 圧縮機(21)が吸入する冷媒の過熱度を検出するための
過熱度検出手段(90)を備える一方、 制御手段(80)は、吐出温度検出手段(T2)の検出温度
が所定の上限値以下であり且つ上記過熱度検出手段(9
0)の検出過熱度が所定の上限値を超えた場合には、閉
鎖状態の液側調節弁(E3)を開き、該液側調節弁(E3)
を上記検出過熱度に基づいて導出した開度に調節する動
作を開始するように構成されている冷凍装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の冷凍装置において、 制御手段(80)は、吐出温度検出手段(T2)の検出温度
が所定の上限値以下であり且つ上記過熱度検出手段(9
0)の検出過熱度が所定の基準値未満となった場合に
は、液側調節弁(E3)を閉鎖し、該液側調節弁(E3)の
開度を調節する動作を終了するように構成されている冷
凍装置。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の冷凍装置にお
いて、 制御手段(80)は、蒸発器(23,24)での熱媒体の冷却
が不要となると、膨張弁(E1,E2)を全閉して圧縮機(2
1)の運転を継続するように構成されている冷凍装置。 - 【請求項5】 請求項1,2又は3記載の冷凍装置にお
いて、 冷媒回路(20)には、 第1の熱媒体を冷却するための第1の蒸発器(23)と、
第2の熱媒体を冷却するための第2の蒸発器(24)とが
互いに並列に接続されると共に、 第1の蒸発器(23)の流入側に第1の膨張弁(E1)が配
置され、第2の蒸発器(24)の流入側に第2の膨張弁
(E2)が配置されている冷凍装置。
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