JP2002071175A - 空気浄化装置を備えたレンジフード - Google Patents

空気浄化装置を備えたレンジフード

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JP2002071175A
JP2002071175A JP2000255099A JP2000255099A JP2002071175A JP 2002071175 A JP2002071175 A JP 2002071175A JP 2000255099 A JP2000255099 A JP 2000255099A JP 2000255099 A JP2000255099 A JP 2000255099A JP 2002071175 A JP2002071175 A JP 2002071175A
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water
air
water supply
amount
exhaust
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JP2000255099A
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Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際に必要とされる給水量を算出することに
より、適切な量の水を供給することができる空気浄化装
置を備えたレンジフードを提供する。 【解決手段】 複数の通気孔10を有する保水板11
と、その保水板11上に水を供給する給水装置とを備
え、排気ファン3により吸引された汚染空気をその保水
板11の通気孔10を通過させると共に保水板11上の
水と接触させてバブリングを発生させ、油などの汚染物
質を吸引された空気から分離させる空気浄化装置2を備
えたレンジフード1において、排気風量を検知する風量
検知手段22と、前記給水装置の給水量を制御する給水
量制御手段12とを設け、その給水量制御手段12は、
風量検知手段22で検知した排気風量を基準に給水量が
適量となるよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房に設置され、
油分などの汚染物質を含んだ汚染空気を浄化して清浄な
空気として外部に排出できる空気浄化装置を備えたレン
ジフードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の通気孔を有する保水板
と、保水板上に水を供給する給水装置とを備え、排気フ
ァンにより吸引された汚染空気を保水板の通気孔を通過
させると共に保水板上の水と接触させてバブリングを発
生させ、油などの汚染物質を吸引した空気から分離させ
る空気浄化装置を備えたレンジフードが提案されてい
る。
【0003】この空気浄化装置を備えたレンジフードに
おいては、油などの汚染物質が、バブリングにより水に
吸収され、吸引した空気から分離されるので、汚染空気
を浄化することができ、排気を清浄な空気とすることが
できる。これにより空気を吸引する排気ファンや、排気
管の汚れを最小限にすることができる。その結果、排気
ファンや排気管の清掃などのメンテナンスを少なくする
ことができるものである。
【0004】上述のようにこの従来のレンジフードにお
いては、保水板上に水を供給する必要があるが、この給
水量は次のように決定されていた。まず、排気経路が長
くなったり、排気管に曲り部が多くなったり、排気口に
外風圧が加わったりするような通常想定される悪条件に
おいて、必要な換気量が確保できるよう排気ファンの能
力を設定する。そして、想定した悪条件下でその排気フ
ァンを運転した場合の風量を算出する。この算出された
風量を基準に給水量を決定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに給水量を決定した場合には、次のような問題点があ
った。レンジフードの排気風量は、悪条件の下で運転し
た場合を基準として算出しているので、実際の排気風量
はそれと異なっており、通常の使用状態では想定される
悪条件より良い条件で運転されるので、実際の風量の方
が算出される風量より大きくなっている。
【0006】ここで、保水板への給水量は、排気ファン
の吸引力、すなわち排気風量に応じて必要量が変化す
る。排気風量が大きくなると、その負圧により保水板上
により多くの水を保持することができるようになり、保
水板から通気孔を通って流下する水量が少なくなる。従
って、排気風量が大きくなるほど、新たに供給する必要
の生ずる水量は少なくなる。そのため悪条件下の運転を
基準に算出された少ない排気風量を基準として保水板へ
の給水量を決定すると、実際に必要とされる以上に給水
を行うこととなり、水が無駄になるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、実際に必要とされる給水
量を算出することにより、適切な量の水を供給すること
ができる空気浄化装置を備えたレンジフードを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の空気浄化装置を備えたレンジフードにあって
は、複数の通気孔を有する保水板と、該保水板上に水を
供給する給水装置とを備え、排気ファンにより吸引され
た汚染空気を該保水板の通気孔を通過させると共に該保
水板上の水と接触させてバブリングを発生させ、油など
の汚染物質を吸引された空気から分離させる空気浄化装
置を備えたレンジフードにおいて、排気風量を検知する
風量検知手段と、前記給水装置の給水量を制御する給水
量制御手段とを設け、該給水量制御手段は、該風量検知
手段で検知した排気風量を基準に給水量が適量となるよ
う制御する。
【0009】この空気浄化装置を備えたレンジフードに
あっては、実際の運転時の排気風量を検知し、その排気
風量に対して適切な量の給水を行うので、実際の運転状
態において必要な量の水を供給することができ、空気浄
化装置を正常に作動させることができると共に、必要以
上に水を供給することがない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、
図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施の形態の
空気浄化装置を備えたレンジフードの縦断面図であり、
図2はその一部を切り欠いた斜視図である。
【0011】レンジフード1には、箱体7の前面下部に
汚染空気が流入する吸込口8が設けられ、箱体7の前面
上部に汚染空気を吸引する排気ファン3と連通する連通
口9が設けられている。箱体7内には、吸込口8と連通
口9との間に複数の通気孔10が穿設された保水板11
が略水平に配置されている。この保水板11は、前側半
分が通気孔10のない非通気部分とされ、後側半分が通
気孔10のある通気部分とされ、この非通気部分に面し
て給水装置の給水弁12及び給水口が配置されている。
本実施形態では通気孔10の開口形状は角を丸めた長円
孔状に形成されると共に、各通気孔10は千鳥格子状に
配列されており、これら通気孔10を通過する汚染空気
と水とを保水板11上で接触させることでバブリングが
発生して、油等の汚染物質を空気から分離できる構造と
なっている。なおバブリングを継続させるために、保水
板11の通気孔10の通過風速が少なくとも3.5m/
s以上(好ましくは約5m/s以上)となるように、保
水板11の各通気孔10の開孔面積を設計するのが好ま
しい。
【0012】上記保水板11の上方には、図1に示すよ
うに、バブリングされた後の空気中に含まれている油等
を含んだ水分を空気から分離させるための複数の衝突板
13が、保水板11に向けて下り傾斜した状態で配設さ
れている。また、前述のように保水板11の上方には、
給水量制御手段の給水弁12が設けられているが、給水
弁12は電動流量調節弁を内蔵しており、水道水を供給
する給水管15に接続されている。電動流量調節弁とし
ては、貫通孔に先端が挿入された先細の尖塔体をネジに
より保持し、これをステッピングモータにより回動させ
て進退させることにより、貫通孔と尖塔体との隙間を変
化させて、その隙間を通過する水の流量を増減させた
り、弁を閉鎖させたりできるものなどを用いることがで
きる。この給水弁12は、制御器21に電気的に接続さ
れている。
【0013】一方、保水板11の下方には、吸込口8か
ら流入する汚染空気を、箱体7の底部に導くガイド18
(図1)が設けられている。箱体7の底部には保水板1
1から落下する水、油等を受けるタンク19が設けら
れ、タンク19に排水管20が連結されている。
【0014】排気ファン3の上方には、エアフローセン
サー22を介して排気管16が連結されている。この排
気管16は屋外に連通し、排気を排気口を経て排出する
ことができる。このエアフローセンサー22は、排気管
16に流入する排気風量を検知するものであり、サーミ
スタなどにより構成されている。そして、このエアフロ
ーセンサー22も制御器21に電気的に接続されてお
り、検知した排気風量を制御器21に送信している。
【0015】次に動作を説明する。図3に示すように、
先ず箱体7の前面に設けた運転スイッチからの信号が制
御器21に送られると、制御器21は排気ファン3を始
動させると同時に、エアフローセンサー22による排気
風量の検知を開始する。このようにエアフローセンサー
22により実際の運転時に排気風量を計測するので、正
確な排気風量を検知することができる。
【0016】そして、その信号は前述のように制御器2
1に送られる。制御器21では、図4に示すような関係
に基づき、排気風量Qから給水量Wを算出する。さら
に、制御器21は、給水弁12の電動流量調節弁を作動
させ、算出された給水量Wの水が保水板11上に供給さ
れる。
【0017】保水板11上に給水された水は、前方の非
通気部分によって保水板11上に長く溜められつつ後方
の通気部分より徐々に落下することにより、吸込口8よ
り取り込まれた汚染空気と水とが保水板11上で衝突し
てバブリングが開始し、油等を含んだ水が空気から分離
除去される。
【0018】そして、バブリングされた後の空気は保水
板11の上方に配置された衝突板13に衝突し、空気中
に含まれている油等を含んだ水分が衝突板13に付着し
て保水板11上に落下し、連通口9からは清浄な空気の
みが排気ファン3を介して外部に排出される。一方、油
等を含んだ水は保水板11の通気孔10よりタンク19
に落下して排水管20を経て排出される。
【0019】運転スイッチをオフにすると、排気ファン
3の回転が停止すると共に給水弁12が閉鎖されてバブ
リングが終了し、保水板11上の水が残らずタンク19
に落下して排水される。
【0020】運転スイッチがオフになると排気ファン3
の回転が停止するが、その直後に、制御器21は給水弁
12を再度開放し、内部洗浄を行なう洗浄モードに切り
替える。このとき、排気ファン3は回転しないので、バ
ブリングが発生せず、保水板11上に給水された水は保
水板11上の油、埃等の汚れと一緒にタンク19に落下
して排水管20から排水される。
【0021】エアフローセンサー22による排気風量の
検知は、排気ファンの運転開始時にのみ行っても良い
が、適宜周期で行いで行うようにして、その都度給水量
を算出しも良い。適宜周期で検知を行うことにより、運
転開始後排気口に外風圧が加わった場合のように、運転
中に外部の条件が変化し排気風量が変化した場合でも、
実際の排気風量を基準にした適切な量の給水を行うこと
ができる。
【0022】また、風量検知手段は、前述のようなサー
ミスタを用いたエアフローセンサー22に限らず、例え
ば排気管16内に風圧式シャッターを回動自在に軸支
し、そのシャッターの開度を検出することにより排気風
量を検知するようなものでもよい。本発明の空気浄化装
置を備えたレンジフードにおいては、空気浄化装置2に
より浄化した清浄な空気を排出するので、このようにサ
ーミスタや風圧式シャッターを用いて排気風量を検知す
るようにしても、これらに油などの汚れが付着してこれ
らを誤作動させるようなことを防止できるので、常に正
確に風量を検知することができる。
【0023】また、本実施の形態において、給水量制御
手段は、給水弁12の電動流量調節弁と制御器21によ
り構成しているが、電動流量調節弁に替えて、弁の開
放、閉鎖のみを行う電磁弁等を用いてもよい。この場合
には、弁の開放、閉鎖を繰り返してそれらの間隔を調節
することにより、保水板11に供給する水の量を調節す
ることができる。
【0024】さらに、本実施の形態では、排気ファン3
の運転を開始し、排気風量を測定した後、保水板11へ
の水の供給を開始したが、その場合には、若干のタイム
ラグが生ずることとなる。これを防止するため、運転と
同時に所定量の水を供給し、排気風量の測定が終了後は
これに基づき算出した給水を行うようにしても良い。運
転と同時に供給する所定量としては、前回運転時の排気
風量測定結果に基づいて算出した給水量を記憶してお
き、これに準ずるようにしても良い。
【0025】本実施の形態の空気浄化装置を備えたレン
ジフードによると、エアフローセンサー22により排気
風量を測定し、それに基づいて給水量を決定するので、
実際の運転において必要な量の水を供給することができ
て空気浄化装置を適正に運転することができると共に、
必要以上の水を供給して水を無駄にすることが無い。
【0026】
【発明の効果】本発明の空気浄化装置を備えたレンジフ
ードは、上述の実施態様の如く実施されて、この発明に
よると、実際の運転において必要な量の水を供給するこ
とができて空気浄化装置を適正に運転することができる
と共に、必要以上の水を供給して水を無駄にすることを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の空気浄化装置を備えたレ
ンジフードを示す縦断面図である。
【図2】同一部を切り欠いた斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態の空気浄化装置を備えた
レンジフードの運転開始時の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】排気風量と必要な給水量の関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 レンジフード 2 空気浄化装置 3 排気ファン 10 通気孔 12 給水弁(給水量制御手段) 22 エアフローセンサー(風量検知手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通気孔を有する保水板と、該保水板
    上に水を供給する給水装置とを備え、排気ファンにより
    吸引された汚染空気を該保水板の通気孔を通過させると
    共に該保水板上の水と接触させてバブリングを発生さ
    せ、油などの汚染物質を吸引された空気から分離させる
    空気浄化装置を備えたレンジフードにおいて、 排気風量を検知する風量検知手段と、前記給水装置の給
    水量を制御する給水量制御手段とを設け、該給水量制御
    手段は、該風量検知手段で検知した排気風量を基準に給
    水量が適量となるよう制御することを特徴とする空気浄
    化装置を備えたレンジフード。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100537738B1 (ko) * 2004-01-06 2005-12-19 주식회사 벤토피아 주방용 후드 및 이를 이용한 고층 공동주택의 환기 시스템
JP2008064347A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Cleanup Corp レンジフード
CN100451346C (zh) * 2004-04-30 2009-01-14 富士工业株式会社 除油烟机风扇
KR101190806B1 (ko) 2009-07-06 2012-10-12 (주)선일금속 대용량 배기시스템

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