JP2002068760A - 陰極線管用ガラスパネルの冷却方法及び装置 - Google Patents

陰極線管用ガラスパネルの冷却方法及び装置

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JP2002068760A
JP2002068760A JP2000254315A JP2000254315A JP2002068760A JP 2002068760 A JP2002068760 A JP 2002068760A JP 2000254315 A JP2000254315 A JP 2000254315A JP 2000254315 A JP2000254315 A JP 2000254315A JP 2002068760 A JP2002068760 A JP 2002068760A
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Masanobu Saji
賢伸 佐治
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    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
    • C03B11/125Cooling
    • C03B11/127Cooling of hollow or semi-hollow articles or their moulds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形直後の陰極線管用ガラスパネルに対し、
フェース部の中央領域の過冷却を防止し、周辺領域を効
率的に冷却し得る陰極線管用ガラスパネルの冷却方法及
び装置を提供すること。 【解決手段】 金型1内の陰極線管用ガラスパネル10
の中央を通る短辺軸S及び/又は長辺軸Lに略対称なフ
ェース部10aの周辺領域の4箇所以上の複数(偶数)
箇所に対して、その上方の冷却用ダクト2から冷却用空
気吹き出し口2a〜2dを通して分配した冷却用空気を
吹き付けて陰極線管用ガラスパネル10を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形された
直後の陰極線管用ガラスパネルの冷却方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、陰極線管用ガラスパ
ネル10は、略矩形のフェース部10aと、フェース部
10aからブレンド部10bを介して略垂直方向に延在
するスカート部10cとからなる。
【0003】陰極線管用ガラスパネルは、一般に以下の
要領にて、高温の溶融ガラス塊をプレス成形することに
より製造される。
【0004】先ず、プレス成形装置の間歇回転するテー
ブル上に所定間隔で配設された成形用の金型に高温の溶
融ガラスを供給し、該金型をテーブルの間歇回転により
成形ポジションに移動させ、プランジャーを下降させて
金型内の溶融ガラス塊を押延した後、プランジャーを上
昇させる。これにより溶融ガラス塊から略矩形の陰極線
管用ガラスパネルがプレス成形される。プレス成形後の
陰極線管用ガラスパネルは未だ高温状態にあるため、引
き続いてテーブルの間歇回転により複数の冷却ポジショ
ンに金型を順次移動して金型内のガラスパネルを冷却す
る。通常、冷却ポジションでの冷却は、断面が円形もし
くは略矩形の吹出し口を有する円筒形もしくは略矩形の
冷却用ダクトから冷却用空気をガラスパネルの内面に吹
き付けて行う。ガラスパネルは金型からの離型に適した
所定温度にまで冷却された後に金型から取り出され、ガ
ラスパネルが取り出された金型はテーブルの間歇回転に
より再び溶融ガラス塊の供給位置に移送される。
【0005】ところで、近年においては、陰極線管用ガ
ラスパネルの外観、視認性等の向上の観点から、ガラス
パネルのフェース部が平坦化されているが、かかるガラ
スパネルを用いた陰極線管用ガラスバルブにあっては、
ガラスパネルの平坦化に伴う機械的強度の劣化という問
題があり、一方で強度補償の点からガラスパネル全体の
肉厚を厚くすると重量増加という問題を生ずる。
【0006】そこで、ガラスパネルの平坦化を行う上
で、機械的強度の維持と軽量化の観点から、図3に示す
ように、ガラスパネル10のフェース部10aの中央領
域から周辺領域に向けたガラス肉厚の増大(ts−tの
増大分を通常ウエッジと称する)を周辺領域で大きくし
た形状のガラスパネル10が提案されている。ウエッジ
はガラスパネル10のフェース部10aの全周に亘って
形成される場合の他、ガラスパネル10の短辺軸方向両
端部、長辺軸方向両端部、或いは対角時方向四隅端部の
何れか一つまたはそれらの組み合わせの周辺領域に重点
的に形成される場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の陰極線管用ガラ
スパネルの冷却工程において、冷却用ダクトはその断面
が円形もしくは略矩形であり、冷却用ダクトからガラス
パネルのフェース部の中央領域に吹き付けられた冷却用
空気がフェース部の周辺領域に流れることにより冷却さ
れることから、フェース部の周辺領域に比べて薄肉の中
央領域が集中的に且つ急激に冷やされる傾向にあり、中
央領域と周辺領域とで生じる冷却温度差に起因してガラ
スパネルの変形が生じる。
【0008】かかる問題を解決するために冷却用ダクト
からガラスパネルに吹き付ける単位時間当りの冷却用空
気の供給量を減少させると、各冷却ポジションにおける
冷却時間を長く取らねばならず、プレス成形装置のテー
ブルの間歇回転サイクルが長くなり、生産効率の低下を
来たす。
【0009】そこで本発明の目的は、成形直後の陰極線
管用ガラスパネルに対し、フェース部の中央領域の過冷
却を防止し、周辺領域を効率的に冷却し得る陰極線管用
ガラスパネルの冷却方法及び装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の陰極線管用ガラスパネルの冷却方法は、略
矩形のフェース部と該フェース部からブレンド部を介し
て略垂直方向に延在するスカート部を有する陰極線管用
ガラスパネルを金型とプランジャーとでプレス成形した
直後に冷却する方法であって、金型内の陰極線管用ガラ
スパネルの中央を通る短辺軸及び/又は長辺軸に略対称
なフェース部の周辺領域の4箇所以上の複数(偶数)箇
所に対して、その上方の冷却用ダクトから冷却用空気を
分配して吹き付けて冷却することを特徴とする。
【0011】上記構成とすることにより、冷却用ダクト
から陰極線管用ガラスパネルのフェース部の周辺領域に
向けて冷却空気を略均等に分配して吹き付けることがで
きる。従って、陰極線管用ガラスパネルのフェース部の
中央領域(肉厚小)の過冷却を防ぎ、周辺領域(肉厚
大)を効率的に冷却させることができる。このため、中
央領域と周辺領域との冷却温度差を抑制し、変形を防止
して良品率を高水準に維持し、プレス成形のサイクルタ
イムを短縮して生産性を向上させることが可能となる。
【0012】本発明の陰極線管用ガラスパネルの冷却装
置は、略矩形のフェース部と該フェース部からブレンド
部を介して略垂直方向に延在するスカート部を有する陰
極線管用ガラスパネルを金型とプランジャーとでプレス
成形した直後に冷却する装置であって、金型内の陰極線
管用ガラスパネルの中央を通る短辺軸及び/又は長辺軸
に略対称なフェース部の周辺領域の4箇所以上の複数
(偶数)箇所に対応させて、4個以上の複数(偶数)個
に分割された冷却用空気吹き出し口を有する冷却用ダク
トを金型内の陰極線管用ガラスパネルの上方に配置した
ことを特徴とする。
【0013】この構成によって、金型内の陰極線管用ガ
ラスパネルの内面に対して、上方の冷却用ダクトから各
冷却用空気吹き出し口を経由して陰極線管用ガラスパネ
ルのフェース部の周辺領域に冷却用空気を略均等に分配
して吹き付けることができる。従って、陰極線管用ガラ
スパネルのフェース部の中央領域(肉厚小)の過冷却を
防ぎ、周辺領域(肉厚大)を効率的に冷却させることが
できる。
【0014】また、本発明の陰極線管用ガラスパネルの
冷却装置は、前記冷却用ダクトの下部に、金型内の陰極
線管用ガラスパネルのスカート部と略同形状の冷却用空
気遮蔽カバーを付設したことを特徴とする。この構成に
よって、各冷却用空気吹き出し口から吹き出された冷却
用空気は、陰極線管用ガラスパネルのフェース部の周辺
領域を冷却した後、陰極線管用ガラスパネルのスカート
部を被覆する冷却用空気遮蔽カバーの内側を通って金型
の外部へ排出される。これによって、陰極線管用ガラス
パネルのスカート部の過冷却を防止し、該スカート部と
厚肉のブレンド部との冷却温度差に起因するガラスパネ
ル全体の変形を防止して、良品率のさらなる向上が図れ
る。
【0015】また、本発明の陰極線管用ガラスパネルの
冷却装置は、前記冷却用ダクトの下部中央に、各冷却用
空気吹出し口間の空隙を通して金型の周辺上方へ冷却用
空気を排出させるための排風誘導板を設けたことを特徴
とする。この構成によって、各冷却用空気吹き出し口か
ら吹き出されて陰極線管用ガラスパネルのフェース部の
周辺領域を効率的に冷却した後の冷却用空気を、各冷却
用空気吹き出し口間の空隙を通して金型の周辺上方へ円
滑に整然と誘導排出させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図1の(A)は金型内に成形された
陰極線管用ガラスパネルと本発明に係る冷却手段との関
係を示す長辺軸方向での縦断側面図、(B)は同じく短
辺軸方向での縦断側面図、(C)は本発明に係る冷却用
ダクトの吹き出し口の配設状態の一例を示す横断平面図
である。
【0017】図1の(A)(B)において、1は金型、
2は冷却用ダクト、3は冷却用空気遮蔽カバー、4は排
風誘導板、10は陰極線管用ガラスパネルを示してい
る。
【0018】金型1は、ボトム型1aとシェル型1bと
からなり、プレス成形装置の間歇回転するテーブル上に
所定間隔(等間隔)で配設され、溶融ガラス塊の供給位
置で所定量の溶融ガラス塊が金型1内に供給され、成形
位置でプランジャーにより金型1内の溶融ガラス塊が押
延されて陰極線管用ガラスパネル10に成形され、続い
て、複数の冷却ポジションを経て離型に適した所定温度
まで冷却された後、取り出し位置から取り出され、再
び、溶融ガラス塊の供給位置に送られる。
【0019】冷却用ダクト2は、略矩形形状が好ましい
が、円筒状又は楕円筒状でもよく、各冷却ポジションに
昇降可能に設置されるもので、各冷却ポジションにおけ
る設置構成は以下の通り同一とされる。即ち、冷却ポジ
ションに到達した金型1内の陰極線管用ガラスパネル1
0に対して、その上方に冷却用ダクト2が配設される。
そして、図1の(C)に示すように、この冷却用ダクト
2から金型1内の陰極線管用ガラスパネル10の中央を
通る短辺軸S及び長辺軸Lに略対称なフェース部10a
の周辺領域の4箇所に対応させて、これら4箇所に冷却
用空気を略均等に吹き出し供給させるために、4個に分
けられた冷却用空気吹き出し口2a、2b、2c、2d
を経由して冷却用空気を略均等に分配して吹き付けて冷
却させるようになしたものである。但し、上記冷却用空
気吹き出し口2a〜2dは、4個に限定されるものでは
なく、陰極線管用ガラスパネル10のフェース部10a
の平面形状に応じて4個以上の偶数個(例えば、6個、
8個等)とされ、またその設置位置は、金型1内の陰極
線管用ガラスパネル10の中央を通る短辺軸及び/又は
長辺軸に略対称なフェース部10aの周辺領域の複数
(偶数)箇所に対応し、陰極線管用ガラスパネル10に
おけるウエッジの形成部位に適応する位置とされる。
【0020】冷却用空気遮蔽カバー3は、図1の(A)
(B)(C)に示すように、金型1内の陰極線管用ガラ
スパネル10のスカート部10cの内面に近接対応して
該スカート部10cを被覆するように冷却用ダクト2の
周囲に複数本の取付け腕3aを介して取付けられてい
る。この冷却空気遮蔽カバー3は、略矩形筒状とされ、
各冷却用空気吹き出し口2a〜2dから吹き出される冷
却用空気がスカート部10cを過冷却することを防止さ
せるために設置されるものである。具体的には、各冷却
用空気吹き出し口2a〜2dから吹き出される冷却用空
気は、フェース部10aの内面の周辺領域を冷却した
後、上記冷却空気遮蔽カバー3の内側を通って上方へ排
出されるように構成されるものである。
【0021】排風誘導板4は、図1の(A)(B)に示
すように、冷却用ダクト2の下部中央に、各冷却用空気
吹出し口2a〜2d間の空隙を通して金型1の周辺上方
へ冷却用空気を排出させるために設置されている。本実
施例のように4個の冷却用空気吹き出し口2a〜2dを
設けた場合では、排風誘導板4は、断面逆円錐形状とさ
れ、上部には水平なフランジ部4aを有する。この構成
によって、各冷却用空気吹き出し口2a〜2dから吹き
出されて陰極線管用ガラスパネル10のフェース部10
aの周辺領域を効率的に冷却した後の冷却用空気を、各
冷却用空気吹き出し口2a〜2d間の空隙を通して金型
1の周辺上方へ整然と誘導排出させるものである。な
お、排風誘導板4の形状は、冷却用空気吹き出し口の設
置数及び配置構成に応じて適宜の形状に変更して実施さ
れる。
【0022】本発明は以上の構成からなり、次に、例え
ば、32”サイズの陰極線管用ガラスパネル10をプレ
ス成形した後、3個所の冷却ポジションに順次移動し、
金型1内の陰極線管用ガラスパネル10を冷却する場合
の具体的実施例について説明する。この場合、陰極線管
用ガラスパネル10のフェース部10aの外表面は、対
角軸方向における曲率半径が100,000mmであ
り、フェース部10aの中央部の肉厚t(図3参照)は
13.8mm、厚肉の周辺領域(対角軸端部)における
肉厚ts(図3参照)は22.6mmである。そして、
4個の冷却用空気吹き出し口2a〜2dに分配させた冷
却用ダクト2(長辺620mm、短辺380mmの矩形
ダクト)を、前記3個所の冷却ポジションに取付けて使
用する。
【0023】本発明の冷却方法と従来の冷却方法とを比
較するために、従来の冷却方法として、プレス成形ポジ
ション後の3つの冷却ポジションに円筒形φ200mm
の冷却用ダクトを取付け、前記と同一サイズ、同一形状
の陰極線管用ガラスパネル10を冷却させた。各々の冷
却条件とその結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から解るように、従来の冷却方法で
は、冷却による陰極線管用ガラスパネルの変形を抑制
し、ガラスパネルの温度を離型に適した所定温度にまで
冷却するために第1乃至第3の冷却ポジションに設置し
た冷却用ダクトからの冷却用空気圧を低圧にし、特にフ
ェース部における厚肉の周辺領域との温度バランスの悪
化を抑制するために、第3の冷却ポジションに設置した
冷却用ダクトの冷却用空気圧力を第1及び第2冷却ポジ
ションに設置した冷却用ダクトの冷却用空気圧力よりも
約80%低下せざるを得なかった。その結果、サイクル
タイムを長期化することによる生産効率の低下を招き、
良品率も55%しか得られなかった。
【0026】これに対し、本発明では、良品率を20%
向上させ、冷却によるガラスパネルの変形を改善でき
た。また、フェース部の中央領域及びスカート部が過冷
却されることなく、厚肉の周辺領域を効果的に冷却でき
るため、各冷却ポジションにおける冷却用空気圧力を従
来に比べて高圧にできたため、サイクルタイムの短縮が
図れた。また、陰極線管用ガラスパネルの対角シールエ
ッジ部(図1の(C)の符号10d参照)に生じる引張
り応力を減少させることができた。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、冷却用ダク
トから陰極線管用ガラスパネルのフェース部の周辺領域
に向けて冷却用空気を略均等に分配して吹き付けること
ができる。従って、陰極線管用ガラスパネルのフェース
部の中央領域(肉厚小)の過冷却を防ぎ、周辺領域(肉
厚大)を効率的に冷却させることができる。このため、
中央領域と周辺領域との冷却温度差を抑制し、変形を防
止して良品率を高水準に維持し、プレス成形のサイクル
タイムを短縮して生産性を向上させることが可能とな
る。
【0028】本発明の請求項2によれば、金型内の陰極
線管用ガラスパネルの内面に対して、上方の冷却用ダク
トから各冷却用空気吹き出し口を経由して陰極線管用ガ
ラスパネルのフェース部の周辺領域に冷却用空気を略均
等に分配して吹き付けることができる。従って、陰極線
管用ガラスパネルのフェース部の中央領域(肉厚小)の
過冷却を防ぎ、周辺領域(肉厚大)を効率的に冷却させ
ることができる。
【0029】本発明の請求項3によれば、各冷却用空気
吹き出し口から吹き出された冷却用空気は、陰極線管用
ガラスパネルのフェース部の周辺領域を冷却した後、陰
極線管用ガラスパネルのスカート部を被覆する冷却用空
気遮蔽カバーの内側を通って金型の外部へ排出される。
これによって、陰極線管用ガラスパネルのスカート部の
過冷却を防止し、該スカート部と厚肉のブレンド部との
冷却温度差に起因するガラスパネル全体の変形を防止し
て、良品率のさらなる向上が図れる。
【0030】本発明の請求項4によれば、各冷却用空気
吹き出し口から吹き出されて陰極線管用ガラスパネルの
フェース部の周辺領域を効率的に冷却した後の冷却用空
気を、各冷却用空気吹き出し口間の空隙を通して金型の
周辺上方へ円滑に整然と誘導排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は金型内に成形された陰極線管用ガラス
パネルと本発明に係る冷却手段との関係を示す長軸方向
での縦断側面図、(B)は同じく短軸方向での縦断側面
図、(C)は本発明に係る冷却用ダクトの吹き出し口の
配設状態の一例を示す横断平面図。
【図2】陰極線管用ガラスパネルの概略斜視図。
【図3】陰極線管用ガラスパネルの肉厚分布状態(ウエ
ッジ形成状態)を示す半断面図。
【符号の説明】
1 金型 1a ボトム型 1b シェル型 2 冷却用ダクト 2a〜2d 冷却用空気吹き出し口 3 冷却用空気遮蔽カバー 3a 取付け腕 4 排風誘導板 4a フランジ部 10 陰極線管用ガラスパネル 10a フェース部 10b ブレンド部 10c スカート部 10d 対角シールエッジ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形のフェース部と該フェース部から
    ブレンド部を介して略垂直方向に延在するスカート部を
    有する陰極線管用ガラスパネルを金型とプランジャーと
    でプレス成形した直後に冷却する方法であって、金型内
    の陰極線管用ガラスパネルの中央を通る短辺軸及び/又
    は長辺軸に略対称なフェース部の周辺領域の4箇所以上
    の複数(偶数)箇所に対して、その上方の冷却用ダクト
    から冷却用空気を分配して吹き付けて冷却することを特
    徴とする陰極線管用ガラスパネルの冷却方法。
  2. 【請求項2】 略矩形のフェース部と該フェース部から
    ブレンド部を介して略垂直方向に延在するスカート部を
    有する陰極線管用ガラスパネルを金型とプランジャーと
    でプレス成形した直後に冷却する装置であって、金型内
    の陰極線管用ガラスパネルの中央を通る短辺軸及び/又
    は長辺軸に略対称なフェース部の周辺領域の4箇所以上
    の複数(偶数)箇所に対応させて、4個以上の複数(偶
    数)個に分けられた冷却用空気吹き出し口を有する冷却
    用ダクトを金型内の陰極線管用ガラスパネルの上方に配
    置したことを特徴とする陰極線管用ガラスパネルの冷却
    装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却用ダクトの下部に、金型内の陰
    極線管用ガラスパネルのスカート部と略同形状の冷却用
    空気遮蔽カバーを付設したことを特徴とする請求項2記
    載の陰極線管用ガラスパネルの冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却用ダクトの下部中央に、各冷却
    用空気吹出し口間の空隙を通して金型の周辺上方へ冷却
    空気を排出させるための排風誘導板を設けたことを特徴
    とする請求項2又は3記載の陰極線管用ガラスパネルの
    冷却装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030090103A (ko) * 2002-05-21 2003-11-28 한국전기초자 주식회사 음극선관 패널 성형장치용 냉각장치

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KR20030090103A (ko) * 2002-05-21 2003-11-28 한국전기초자 주식회사 음극선관 패널 성형장치용 냉각장치

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