JP2002068590A - 電線・ケ−ブル収納容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】電線・ケ−ブルを８の字状に巻き付けて収納で
きる電線・ケ−ブル収納容器の提供 【解決手段】この発明の電線・ケ−ブル収納容器は、直
立する側壁１を備えた容器Ａの底２に間隔をおいて上方
へ突出する突設物３，３を固定している。電線・ケ−ブ
ルは、前記突設物３，３の間に、８の字状に巻き付けて
収納される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、束状で出荷され
る軽量な電線・ケ−ブルを収納する容器に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】小対の通信ケ−ブル、ＩＶ、ＶＶＦなど
軽量の電線・ケ−ブルは束の状態で出荷されており、こ
れらの電線・ケ−ブルを布設する際には、電線・ケ−ブ
ルの束穴に心棒を装着し、束を回転させながら、電線・
ケ−ブルを巻き戻し、キンクなどが発生しないようにし
て、布設するのが正常なやり方であるが、回転中に側方
から荷崩れを生じ、円滑に巻き戻しができないとう不具
合があった。

【０００３】この不具合を解消するために、布設現場に
おいては、電線・ケ−ブルを束から巻き戻しながら、シ
−トなどを敷いた床面又は路面上に、８の字状になるよ
うに、再度、成形して巻き取っていたので、作業に時間
がかかる上に、面倒であるという欠点があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の技
術で記述した欠点を解消するためになされたもので、電
線・ケ−ブルを８の字状に巻き付けて収納できる電線・
ケ−ブル収納容器の提供を目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明の電線・ケ−ブ
ル収納容器は、直立する側壁を備えた容器の底に間隔を
おいて上方へ突出する突設物を固定していることを特徴
とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を図
面を参照しながら説明するに、図１〜図２に示すよう
に、直立する側壁１を備えた容器Ａの底２に間隔をおい
て上方へ突出する突設物３，３を固定している。

【０００７】容器Ａ及び突設物３は厚紙、段ボ−ル、木
材などからできている。なお、突設物３は、容器Ａを軽
くするために、通常は中空の筒状体に仕上げられてい
る。

【０００８】電線・ケ−ブル４を容器Ａに収納する際に
は、電線・ケ−ブル４の始端と終端を前記突設物３，３
に紐で止めておくと、輸送中に８の字が崩れることがな
いので、容器Ａに蓋を装着しなくてもよい。

【０００９】なお、必要に応じて、図示は省略した蓋を
容器Ａに装着することは自由である。また、前記蓋の替
わりに、容器Ａの上縁に間隔をおいて、桟木等を打ち付
けてもよい。

【００１０】実施に際しては、電線・ケ−ブルの製造工
場において、図２に示したように、突設物３，３の間に
電線・ケ−ブル４を８の字になるようにクロスに巻回し
て収納し、出荷するのである。

【００１１】なお、突設物３，３の離隔距離は、収納す
る電線・ケ−ブル４の種類、サイズ等によって適宜に決
められる。

【００１２】

【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
ので、布設現場においては、電線・ケ−ブルを８の字状
に巻き直す手間が省略でき、作業能率が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す断面図

【図２】図１における平面図

【符号の説明】

１ 側壁 ２ 底 ３ 突設物 ４ 電線・ケ−ブル Ａ 容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 直立する側壁（１）を備えた容器（Ａ)の
   底（２）に間隔をおいて上方へ突出する突設物（３，
   ３）を固定してなることを特徴とする電線・ケ−ブル収
   納容器