JP2002068421A - ラインモデルの作成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ラインモデルの作成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2002068421A
JP2002068421A JP2000262240A JP2000262240A JP2002068421A JP 2002068421 A JP2002068421 A JP 2002068421A JP 2000262240 A JP2000262240 A JP 2000262240A JP 2000262240 A JP2000262240 A JP 2000262240A JP 2002068421 A JP2002068421 A JP 2002068421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
creating
line model
data
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000262240A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Nakada
恒男 中田
Yoshiyuki Seki
佳之 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Zosen Systems Research Inc
Original Assignee
Mitsui Zosen Systems Research Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Zosen Systems Research Inc filed Critical Mitsui Zosen Systems Research Inc
Priority to JP2000262240A priority Critical patent/JP2002068421A/ja
Publication of JP2002068421A publication Critical patent/JP2002068421A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】新たなラインモデルの作成時間を短縮すること
ができるとともに、ノウハウを蓄積、管理および活用す
ることができるラインモデルの作成方法の提供を目的と
する。 【解決手段】ワークの流れに沿った一連の工程における
ワークの取り扱いに対応したラインモデルの作成方法で
あって、複数の機器のそれぞれの形状と挙動とを実現さ
せる機器モデルを作成し、前記工程のいずれかにおいて
まとまった一定の機能を奏する有機的に接続した複数の
前記機器モデルの一群を、前記機能を再現可能なデータ
として一体的に記憶媒体に保存し、前記機器モデルの一
群のデータを再利用可能とした構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラインモデルの作
成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場の生産ラインや物流センターの仕分
けライン等につき、事前の設計検討やプレゼンテーショ
ン等を行うため、ラインモデルが作成され、シミュレー
ションが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】新たに作成しようとる
ラインモデルの一部の機器モデル群およびその有する機
能が、過去に作成したラインモデルの一部と共通する場
合であっても、全体として別のラインモデルであれば、
共通部分も含めて最初から全てラインモデルを作成して
いた。そのため、ラインモデルの作成に多くの時間がか
かるという問題があった。また、実際の生産ラインをよ
り的確にシミュレートすべく過去に作成したラインモデ
ルに改良を加えても、そのノウハウを新たに作成するラ
インモデルに折り込むことができず、ノウハウの蓄積お
よび活用ができないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に着目し、新たなライ
ンモデルの作成時間を短縮することができるとともに、
獲得した知識を目に見える形で記録、管理および継承す
ることによりノウハウを蓄積、管理および活用すること
ができるラインモデルの作成方法および装置の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るラインモデルの作成方法は、ワークの
流れに沿った一連の工程におけるワークの取り扱いに対
応したラインモデルの作成方法であって、複数の機器の
それぞれの形状と挙動とを実現させる機器モデルを作成
し、前記工程のいずれかにおいてまとまった一定の機能
を奏する有機的に接続した複数の前記機器モデルの一群
を、前記機能を再現可能なデータとして一体的に記憶媒
体に保存し、前記機器モデルの一群のデータを再利用可
能とした構成とした。
【0006】また、ワークの流れに沿った一連の工程に
おけるワークの取り扱いに対応したラインモデルの作成
方法であって、請求項1に記載の一定の機能を奏する機
器モデルの一群を作成する際に、請求項1に記載の機器
モデルの一群のデータを記憶媒体から読み出して用いる
構成とした。
【0007】また、本発明に係るラインモデルの作成プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、請求項1または2に記載のラインモデルの作成方
法を実施するものである。
【0008】一方、本発明に係るラインモデルの作成装
置は、入力手段を介して与えられた情報に基づいて、ワ
ークの取り扱いを実現させる形状と挙動とを有する機器
モデルを作成する機器モデル作成手段と、前記入力手段
を介して与えられた情報に基づいて、前記機器モデル作
成手段が作成した複数の前記機器モデルにつき、まとま
った一定の機能を奏するように有機的に接続して一体化
した機器モデルの一群を作成するセル化手段と、このセ
ル化手段が一体化した前記機器モデルの一群のデータに
検索情報を付加して出力するライブラリデータ化手段と
を有する構成とした。
【0009】また、前記セル化手段には、与えられた前
記ワークに関する情報に基づいて前記機器モデルの一群
を動作させ、前記一定の機能を奏させるシミュレート手
段が接続してある構成とした。
【0010】
【作用】まとまった一定の機能を奏する有機的に接続し
た複数の前記機器モデルの一群を、前記機能を再現可能
なデータとして一体的に記録媒体に保存し、そのデータ
を再利用可能としたので、後の利用時に不要な機器モデ
ルを除外したり必要な機器モデルを拾い集めたりする作
業を必要としない形で、作成したラインモデルを保存す
ることができる。また、上記機器モデルの一群のデータ
を記録媒体から読み出して用いるので、上記のような編
集作業をする必要がなく、ラインモデルの作成時間を短
縮することができる。
【0011】さらに、ラインモデルに加えられた改良が
複数の機器モデルにおよぶ場合であっても、その改良が
およぶ範囲を機器モデル群として一体的に保存し利用す
ることができ、ノウハウの蓄積および活用ができる。ま
た、改良前と改良後の機器モデル群を保存することによ
り、仕様、変更意図、作用等を明確に記録し対比できる
ため、知識の管理および継承に活用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。なお以下に記載するのは本発明
の実施形態の一態様にすぎず、本発明はこれに限定され
るものではない。また本発明に係るラインモデルの作成
方法および装置が適用されるのは、通常の生産ラインや
仕分けラインに限定されず、機能的に同様なもの、例え
ば物を扱う自動機械のような複雑な装置にも適用され
る。さらにAGV(無人搬送車)のようにそれ自体がワ
ークと共に移動する機器にも適用される。
【0013】本発明に係るラインモデルの作成方法は、
ラインシミュレータというコンピュータプログラムの一
部として構成する。ラインシミュレータのコンピュータ
プログラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商
標)ディスク、CD等の、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録する。一方、本発明に係るラインモデル
の作成装置は、記録媒体からラインシミュレータのコン
ピュータプログラムを読み込んで実行可能としたコンピ
ュータ装置である。
【0014】図1にラインシミュレータの構成のブロッ
ク図を示す。ラインシミュレータ1は、ラインモデル作
成装置2、ワーク情報作成手段5およびシミュレート手
段6により構成される。ワーク情報作成手段5は、ワー
クの発生および消滅についての時期および場所、ワーク
の種別等に関する情報を作成する部分である。シミュレ
ート手段6は、ラインシミュレーションを実行する部分
である。なお、ラインシミュレータ1によるラインモデ
ルの作成やシミュレーションの実行のための付属装置と
して、ディスプレイ等の表示手段4および後述するセル
の記憶装置としてのセルライブラリ8を付加する。
【0015】ラインモデル作成装置2は、入力手段3,
機器モデル作成手段10、セル化手段20、ラインモデ
ル形成手段30およびライブラリデータ作成手段40に
より構成される。入力手段3は、キーボードやマウス等
で構成される。
【0016】機器モデル作成手段10は、工場の生産ラ
イン等を構成する各生産機器等の3次元形状の情報およ
びその機器を配置する位置の情報を作成する形状・位置
情報作成部12と、その機器の挙動に関する情報および
プログラムを作成する挙動情報作成部14とを有する。
ここで機器の挙動とは、機器を構成する要素形状の、実
機に近い動きであり、ワークを直接または間接にハンド
リングする動きである。また各機器の形状・位置情報と
挙動情報を一体化して機器モデルを形成する一体化部1
6を有するとともに、作成した機器モデルを一時保存す
る記憶部18を有する。
【0017】セル化手段20は、機器モデル作成手段1
0で作成した複数の機器モデルを、まとまった一定の機
能を奏するように有機的に接続して一体化し、機器モデ
ルの一群(セル)を形成する部分である。そのセル化手
段20は、ワークを受け渡す機器相互の接続に関する情
報を作成する接続情報作成部22と、機器相互の制御信
号の授受に関する情報を作成するコントロール情報作成
部24とを有する。またセルライブラリに保存されてい
るセルを読み出すセル読出部26を有するとともに、作
成または読み出したセルを一時保存する記憶部28を有
する。
【0018】ラインモデル形成手段30は、セル化手段
20で作成または読み出したセルどうし、機器モデル形
成手段10で形成した機器モデルどうし、または上記セ
ルと上記機器モデルとを接続して、最終的なラインモデ
ルを形成する部分である。ラインモデル形成手段30も
セル化手段20と同様に、相互の接続に関する情報を作
成する接続情報作成部32と、相互の制御信号の授受に
関する情報を作成するコントロール情報作成部34とを
有する。また作成したラインモデルを一時保存する記憶
部38を有する。なお記憶部18,28,38は、それ
ぞれ別の記憶領域を形成するものでもよいし、同じ記憶
領域を共有するものでもよい。
【0019】ライブラリデータ作成手段40は、再利用
可能なセルのライブラリデータを作成し保存するという
ライブラリセル化機能を実現する部分である。具体的に
は、不要なデータを除去する不要データ除去部42と、
検索情報等を付加する補助データ付加部44と、セルラ
イブラリへの保存を行うセル保存部46とで構成され
る。不要データ除去部42では、必要に応じてワーク情
報を除去するとともに、指定したセルに含まれない機器
モデルを除去し、さらに指定したセルに含まれる機器モ
デルの相互間情報以外の相互間情報を除去する。補助デ
ータ付加部44では、検索情報としてそのセルが奏する
機能を可視的に記載する。この他にも、セルに含まれる
各機器モデルに対応する機器の仕様や、セル内の機器相
互の制御信号によるセルコントロールの意図や、新たな
ラインモデル作成時に定義すべきそのセルとの相互間情
報等を記載できるのが望ましい。
【0020】上記のラインモデル作成装置により、セル
を作成し保存するには、以下のような方法で行う。図2
にセル作成および保存の手順を示す。例として図3
(1)に工場の生産ラインAのブロック図を示す。なお
生産ラインAは全体でまとまって一定の機能を奏するも
のであり、生産ラインAに対応して作成したラインモデ
ルAはそのままセルRとなるから、ラインモデルAの作
成方法とセルRの作成方法とは一致する。
【0021】まず入力手段3を介して、機器モデル作成
手段10の形状・位置情報作成部12で、生産ラインA
を構成する生産機器の3次元形状の情報を作成するとと
もに、その機器を配置する位置の情報を作成する(ステ
ップ52)。次にその機器の挙動がワークの種別に依存
するかどうかを判断し(ステップ54)、依存する場合
には予めワーク情報作成手段5でワーク種別を定義して
おく(ステップ56)。その後挙動情報作成部14で、
その機器の挙動を定義して挙動情報を作成する(ステッ
プ58)。そして形状・位置情報および挙動情報を一体
化部16で一体化し、機器モデルを形成する(ステップ
59)。機器モデル中に形状・位置情報のみならず、デ
ータおよびプログラムから成る挙動情報を含めることに
より、形状とデータと動きがカプセル化された、現実の
ものに近い機器モデルとして扱えるようになる。このよ
うに形成した機器モデルを、記憶部18に一時保存する
(ステップ60)。以上の作業を、生産ラインAを構成
するすべての生産機器につき行う(ステップ61)。こ
れらの作業は、図3(1)の各ブロックを形成する作業
に対応する。
【0022】次に入力手段3を介して、セル化手段20
において、まずワークの受け渡し経路を定義するため接
続情報作成部22で機器相互の接続に関する情報を作成
する(ステップ62)。次にコントロール情報作成部2
4で機器相互の制御信号の授受に関する情報を作成する
(ステップ64)。これらの作業は、図3(1)のブロ
ック間の直線および破線(機器間制御信号のみ定義)を
形成する作業に対応する。以上でセルRを構成するデー
タが完成する。このセルRのデータは記憶部28に一時
保存する(ステップ65)。セルRは、図3(2)のよ
うな階層構造をなして記憶部に記憶される。セルRは、
機器モデル1ないし3および機器相互間情報により構成
される。さらに各機器モデルは機器の形状・位置情報お
よび挙動情報により構成され、一方機器相互間情報は接
続情報およびコントロール情報により構成される。
【0023】次に入力手段3を介して、ワーク情報作成
手段5で、ワークの発生および消滅についての時期およ
び場所、ワークの種別等に関する情報を作成する(ステ
ップ66)。そして上記のセルデータにワーク情報を付
加した上で、シミュレート手段6に移りラインシミュレ
ーションを行う(ステップ68)。その結果から、機器
モデルの挙動等における不具合の有無を判断し(ステッ
プ70)、不具合がある場合にはセルRの各データに修
正を加える(ステップ72)。また生産ラインAが実在
する場合には、シミュレーション結果と生産ラインAに
おける実験結果とを比較し、その誤差が小さくなるよう
にセルRの改良を行うのが好ましい。その場合もセルR
の各データに修正を加える。
【0024】次に入力手段3を介して、ライブラリデー
タ作成手段40において、セルRのデータを再利用可能
な状態に加工して保存する。なおセルRには、ワーク情
報、セルに含まれない機器モデル、およびセルに含まれ
る機器モデルの相互間情報以外の相互間情報は存在しな
いので、不要データ除去部42で除去するデータはな
い。次に補助データ付加部44で、再利用の際に必要と
される検索情報等の補助データを付加する(ステップ7
6)。検索情報としてそのセルが奏する機能を可視的に
記載しておけば、新しいラインモデルの作成時に必要と
するセルを検索することができる。補助データとして検
索情報以外にも、セルに含まれる各機器モデルに対応す
る機器の仕様や、セル内の機器相互の制御信号によるセ
ルコントロールの意図や、新たなラインモデル作成時に
定義すべきそのセルとの相互間情報等を可視的に記載し
ておくのが望ましい。これにより、新しいラインモデル
の作成時にそのセルが利用可能かどうかを迅速に判断す
ることができ、新しいラインモデルの作成を迅速に行う
ことができる。またあるセルを改良して作成したセルで
あれば、補助データとして旧セルの引用および改良点の
記述を追加することにより、知識の管理および継承に役
立てることができる。以上の操作を経て、セルRのデー
タはライブラリ用のセルデータとなる。そして保存部4
6において、これをセルライブラリに保存する(ステッ
プ78)。セルRは図4(2)のように、セル単位でセ
ルライブラリに保存される。
【0025】なお上記には、作成したラインモデルをそ
のままセルとして保存する方法について述べたが、作成
したラインモデルからその一部を構成するセルを切り取
って保存することもできる。その方法について、図4を
用いて説明する。図4(1)は生産ラインBのブロック
図である。例えば生産ラインBがビールの瓶詰め工程で
あり、機器1ないし3がまとまってビール瓶の選別機能
を担当するものとする。そこで、この機器群Rに対応す
る機器モデル群をセルRとして保存することを考える。
まず機器モデル作成手段10およびラインモデル形成手
段30を介して、生産ラインBに対応するラインモデル
Bの全体を作成する。次にライブラリデータ作成手段4
0に移り、不要データ除去部42において、作成したラ
インモデルBのうち、機器1ないし3に対応する機器モ
デル群をセルRに指定し、セルRに含まれない機器モデ
ル4および5を除去する。さらにセルRに含まれる機器
モデルの相互間情報以外の相互間情報を除去する。その
後は上記と同様に、必要に応じてワーク情報を除外し、
補助データを付加した上で、セルライブラリに保存す
る。以上の操作を経てセルRは、上記と同様に図4
(2)のような状態でセルライブラリに保存される。
【0026】次に、上記のように保存したセルを用い
て、新しいラインモデルを作成する方法について説明す
る。図5に新たなラインモデルの作成手順を示す。図6
(1)に生産ラインCのブロック図を示し、以下には生
産ラインCに対応したラインモデルCを作成する方法に
ついて述べる。生産ラインCは生産ラインBと同様に機
器群Rを含んでいるので、ラインモデルCではセルRを
利用することができる。そこで最初に、セル化手段20
のセル読出部26において、上記のように保存したセル
Rを読み出す(ステップ84)。すると図6(2)に示
すように、セルライブラリに保存されていたセルRがそ
のままラインモデルCの構成要素となる。なお、セルR
自体は単なるラベルにすぎないので、機器モデル1ない
し3が実質的にラインモデルCの構成要素となる。
【0027】次に機器モデル作成手段10に移り、形状
・位置情報作成部12で機器6および機器7の形状・位
置情報を作成し、挙動情報作成部14で挙動情報を作成
する(ステップ86)。セルRに含まれる機器モデル1
ないし3は、保存しておいたものをそのまま利用すれば
よく新たに入力する必要はないが、必要に応じて修正を
加える(ステップ88)。次にセル化手段20に移る。
セルRに含まれる機器1ないし3の機器相互間情報につ
いても、保存しておいたものをそのまま利用すればよく
新たに入力する必要はないが、必要に応じて修正を加え
る(ステップ90)。次にラインモデル形成手段30に
移り、セルRと機器6および機器7との間の機器相互間
情報を入力して(ステップ92)、ラインモデルCを完
成させる。さらにワーク情報作成手段5でワーク情報を
新たに入力する(ステップ94)。そして上記のライン
モデルCにワーク情報を付加すれば、シミュレート手段
6において、生産ラインCのラインシミュレーションを
行うことができる(ステップ96)。
【0028】なお以上には、保存しておいたセルを読み
出すとともに、これに新たな機器モデルおよび機器相互
間情報並びにワーク情報を付加して、新たなラインモデ
ルを作成する方法について述べたが、保存しておいたセ
ルを複数個読み出し、これに異なるセルにまたがる機器
相互間情報並びにワーク情報のみを付加して、新たなラ
インモデルを作成することもできる。この場合、必ずし
も新たな機器モデルを作成する必要はない。また、保存
しておいたセルの1個のみを読み出して、これにワーク
情報のみを付加すれば、当該セルが奏する機能について
のラインモデルを作成することができる。この場合、新
たな機器モデルおよび機器相互間情報を付加する必要は
ない。
【0029】本実施形態の方法でラインモデルを作成す
ることにより、ラインモデル作成の時間およびコストを
低減するとともに、ノウハウの蓄積および活用ができ
る。従来は、新たに作成しようとるラインモデルの一部
の機器モデル群およびその有する機能が、過去に作成し
たラインモデルの一部と共通する場合であっても、全体
として別のラインモデルであれば、共通部分も含めて最
初から全てラインモデルを作成していた。そのため、ラ
インモデルの作成に多くの時間およびコストがかかると
いう問題があった。また、実際の生産ラインをより的確
にシミュレートすべく過去に作成した機器モデルに改良
を加えても、そのノウハウを新たに作成する機器モデル
に折り込むことができず、ノウハウの蓄積および活用が
十分にできないという問題があった。
【0030】そのため、過去に作成したラインモデル全
体を保存した場合、これを後にそのままの形で利用する
可能性は少なく、利用する度に不要な機器モデルを除外
する作業が必要になる。また各機器モデルを個別に保存
しても、数個の機器モデルがまとまって一定の機能を担
うことが多く、利用する度に各機器モデルを拾い上げて
機器相互間情報を作成する作業が必要になる。しかし本
実施形態では、作成したラインモデルのうちまとまって
一定の機能を担う機器モデルの一群(セル)を一体的に
保存するので、上記のような編集作業を必要とせずに再
利用できる形で、作成したラインモデルを保存すること
ができる。またライブラリデータ作成手段40で多数の
セルをセルライブラリ8に保存することにより、新たな
ラインモデル作成時にセルライブラリを利用する機会を
多くすることができる。さらにこのセルライブラリから
セルを読み出して新たなラインモデルを作成することに
より、上記のような編集作業をする必要がなく、ライン
モデルの作成時間を短縮することができ、その結果ライ
ンモデル作成のための人件費を削減することができる。
【0031】また、ラインモデルに改良が加えられ、そ
の改良が複数の機器モデルにおよぶ場合であっても、本
実施形態ではその改良がおよぶ範囲をセルとして一体的
に保存することができ、ノウハウの蓄積、管理および活
用ができる。さらに改良後だけでなく改良前のセルも保
存し、改良点およびその意図を記録するとともに互いに
関連づけておくことにより、知識の管理および継承に役
立てることができる。
【0032】また本実施形態では、機器モデル作成手段
が作成した複数の機器モデルにつき、まとまった一定の
機能を奏するように有機的に接続して一体化した機器モ
デルの一群を作成するセル化手段と、このセル化手段が
一体化した前記機器モデルの一群のデータに検索情報を
付加して出力するライブラリデータ化手段とを有するの
で、後の利用時に不要な機器モデルを除外したり必要な
機器モデルを拾い集めたりする作業を必要としない形
で、作成したラインモデルを保存することができる。ま
たライブラリセル化機能を有するライブラリデータ作成
手段40で上記のような保存が簡単に実行できるので、
多数のセルをセルライブラリ8に保存することができ、
新たなラインモデル作成時にセルライブラリを利用する
機会を多くすることができる。そしてこのセルライブラ
リ8からセルを読み出して新たなラインモデルを作成す
れば、上記のような編集作業をする必要がなく、ライン
モデルの作成時間を短縮することができ、その結果ライ
ンモデル作成のための人件費を削減することができる。
【0033】また、本実施形態におけるラインシミュレ
ータは、ラインモデル作成装置2の他にワーク情報作成
手段5およびシミュレート手段6を有するので、単にラ
インモデルを作成することができるだけでなく、作成し
たラインモデルにワーク情報を付加してシミュレーショ
ンを実行し、その結果によりラインモデルを修正するこ
とができるから、正確なラインモデルを作成することが
できる。なお、最終的なシミュレーションを実行して、
設計検討やプレゼンテーションを行うことができるのは
言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】ワークの流れに沿った一連の工程におけ
るワークの取り扱いに対応したラインモデルの作成方法
であって、複数の機器のそれぞれの形状と挙動とを実現
させる機器モデルを作成し、前記工程のいずれかにおい
てまとまった一定の機能を奏する有機的に接続した複数
の前記機器モデルの一群を、前記機能を再現可能なデー
タとして一体的に記憶媒体に保存し、前記機器モデルの
一群のデータを再利用可能とした構成としたので、ライ
ンシミュレーションの作成時間を短縮することができる
とともに、ノウハウを蓄積、管理および活用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインシミュレータの構成のブロック図であ
る。
【図2】セル作成および保存の手順を示すフローチャー
トである。
【図3】(1)は生産ラインAのブロック図であり、
(2)はラインモデルAのブロック図である。
【図4】(1)は生産ラインBのブロック図であり、
(2)はセルライブラリにおけるセルの保存状態のブロ
ック図である。
【図5】新たなラインモデルの作成手順のフローチャー
トである。
【図6】(1)は生産ラインCのブロック図であり、
(2)はラインモデルCのブロック図である。
【符号の説明】
1………ラインシミュレータ、2………ラインモデル作
成装置、3………入力手段、6………シミュレート手
段、8………セルライブラリ、10………機器モデル作
成手段、20………セル化手段、40………ライブラリ
データ化手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの流れに沿った一連の工程におけ
    るワークの取り扱いに対応したラインモデルの作成方法
    であって、 複数の機器のそれぞれの形状と挙動とを実現させる機器
    モデルを作成し、 前記工程のいずれかにおいてまとまった一定の機能を奏
    する有機的に接続した複数の前記機器モデルの一群を、
    前記機能を再現可能なデータとして一体的に記憶媒体に
    保存し、 前記機器モデルの一群のデータを再利用可能とした、 ことを特徴とするラインモデルの作成方法。
  2. 【請求項2】 ワークの流れに沿った一連の工程におけ
    るワークの取り扱いに対応したラインモデルの作成方法
    であって、 請求項1に記載の一定の機能を奏する機器モデルの一群
    を作成する際に、 請求項1に記載の機器モデルの一群のデータを記憶媒体
    から読み出して用いる、 ことを特徴とするラインモデルの作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のラインモデル
    の作成方法を実施することを特徴とするラインモデルの
    作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 入力手段を介して与えられた情報に基づ
    いて、ワークの取り扱いを実現させる形状と挙動とを有
    する機器モデルを作成する機器モデル作成手段と、 前記入力手段を介して与えられた情報に基づいて、前記
    機器モデル作成手段が作成した複数の前記機器モデルに
    つき、まとまった一定の機能を奏するように有機的に接
    続して一体化した機器モデルの一群を作成するセル化手
    段と、 このセル化手段が一体化した前記機器モデルの一群のデ
    ータに検索情報を付加して出力するライブラリデータ化
    手段と、 を有することを特徴とするラインモデルの作成装置。
  5. 【請求項5】 前記セル化手段には、与えられた前記ワ
    ークに関する情報に基づいて前記機器モデルの一群を動
    作させ、前記一定の機能を奏させるシミュレート手段が
    接続してあることを特徴とする請求項4に記載のライン
    モデルの作成装置。
JP2000262240A 2000-08-31 2000-08-31 ラインモデルの作成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2002068421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262240A JP2002068421A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 ラインモデルの作成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262240A JP2002068421A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 ラインモデルの作成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002068421A true JP2002068421A (ja) 2002-03-08

Family

ID=18749955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000262240A Withdrawn JP2002068421A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 ラインモデルの作成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002068421A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013045386A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Ntt Communications Kk 工程計画方法、工程計画支援システム及び工程計画支援装置
JP2013161419A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp プラントエンジニアリング支援装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013045386A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Ntt Communications Kk 工程計画方法、工程計画支援システム及び工程計画支援装置
JP2013161419A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp プラントエンジニアリング支援装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100981330B1 (ko) 입출력 모델을 자동으로 생성하기 위한 피엘씨 코드의 피엘씨 심벌 구조를 이용하여 피엘씨 코드를 테스트하기 위한 시뮬레이션 장치 및 방법
CN109800156B (zh) 一种基于配置文件命令的地铁信号系统自动化测试方法
US8584062B2 (en) Tool suite for RTL-level reconfiguration and repartitioning
JP2007012003A (ja) フィーチャ指向ソフトウェア製品ラインの開発環境を提供するシステム
US8965797B2 (en) Explosions of bill-of-materials lists
Kübler et al. Model-based systems engineering for machine tools and production systems (model-based production engineering)
CN105069183A (zh) 一种焊接的模拟方法和装置
CN111767589A (zh) 基于汽车安装点静刚度的批处理方法、系统、终端及存储介质
CN117451115B (zh) 一种用于分拣输送系统的实时状态监测方法
CN103559350A (zh) 车辆的载荷文件处理方法和装置
CN108286972B (zh) 导航电子地图数据的智能查错方法和装置及混合导航系统
US7949509B2 (en) Method and tool for generating simulation case for IC device
CN103970925A (zh) 撞击事件数字模拟中的、包括低阶和二次有限元的接触表面定义标准
JP2002068421A (ja) ラインモデルの作成方法、装置および作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN114936054B (zh) 一种车辆的调试工艺文件的生成方法及装置、轨道车辆
CN107844334B (zh) 一种自动配置机器人rcs的方法及系统
CN113001538B (zh) 一种命令解析方法及系统
JP6133763B2 (ja) 生産情報管理装置、生産情報管理方法及びプログラム
US10521332B1 (en) Parametrization of a simulation model
US20160085519A1 (en) Determination of signals for readback from fpga
JP2011165039A (ja) モデルデバッグ装置およびモデルデバッグ方法
JPH102934A (ja) 半導体検査プログラム作成方法
CN110555218A (zh) 生产模型更新系统、装置、方法和计算机可读介质
Korra et al. The adaptive approach to software reuse
EP4328683A1 (en) Method and system for generating user recommendations to aid generation of an engineering project

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106