JP2002067430A - 磁気カード処理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気カードに対するサーマルヘッドの傾きや
位置ズレによる印字ムラや印字ズレを防止できる磁気カ
ード処理機を提供する。 【解決手段】 プラテンローラ９と対向するサーマルヘ
ッド２４を、サーマルプレート１２に取り付け、該プレ
ート１２の左右両側部に一対のガイド孔２９を設け、ガ
イド孔２９に遊嵌するガイドピン２８をサーマルヘッド
２４に立設する。前記両部材１２、２４の間には圧縮ス
プリング２７を介装し、サーマルヘッド２４を前記ロー
ラ９側に付勢する。サーマルプレート１２の後端は、カ
ード幅方向ＬＲに延びる固定軸１６に軸移動可能に装着
し、サーマルプレート１２を圧縮スプリング１８で左端
軸方向Ｌに付勢し、固定軸１６の左端部に位置調整用六
角ナット２２を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドと
プラテンローラの間で磁気カードに対し印字処理を行う
ようにした磁気カード処理機に関し、とくにサーマルプ
レート及びサーマルヘッド部分の取付構造の改良に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の磁気カード処理機では、
処理機本体側のサーマルプレートに取り付けたサーマル
ヘッドとサーマルヘッドと対向するプラテンローラとの
間に、発色層を備えた磁気カードを挿入し、サーマルヘ
ッドの発熱部にて磁気カードの表面に印字するようにし
ている。そして、プラテンローラと対面するサーマルヘ
ッド部分はカード印字位置に対して所定の位置に固定し
て設けられている。

【０００３】これを図８乃至図１０により説明すると、
処理機本体１の可動フレーム５は、固定フレーム４の一
端部に起立及び倒伏（開閉）可能に連結され、固定フレ
ーム４にはプラテンローラ９が上面に臨んで設けられて
いる。また、可動フレーム５の中央部にはサーマルプレ
ート１２が設けられ、サーマルプレート１２の後端部
は、可動フレーム５側の固定軸１６に装着されている。
そして、サーマルプレート１２の下面側には、サーマル
ヘッド２４が複数のビス３１等で取り付けられ、サーマ
ルヘッド２４とサーマルプレート１２は一体に締結固定
される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来機においては、固定フレーム４、プラテンロ
ーラ９などの部品寸法のバラツキにより、サーマルヘッ
ド２４が所定位置からズレたり傾いたりすることがあ
る。このような場合、磁気カードは位置ずれ状態のまま
印字処理されたり、印字面にカスレ（以下、印字ムラと
いう）が生じる。

【０００５】そこで、この種の磁気カード処理機は、図
１１に示すように、サーマルヘッド２４の左右の傾きや
磁気カード２への圧力（サーマルヘッド２４による押圧
力）をビス３１で微調整できるようにされている。しか
しながら、サーマルヘッド２４はサーマルプレート１２
に一体に連結されているため、サーマルヘッド２４の傾
き調整若しくは磁気カード２への圧力調整を行うことは
事実上困難であった。とくに、磁気カード２の発色面に
対して均一且つ適正な押圧力を付与することは困難であ
り、磁気カード２に印字ムラが生じやすいという問題が
あった。

【０００６】また、図１０に示すように、固定軸１６に
対してサーマルプレート１２が、固定具３２により締結
固定されているため、サーマルヘッド２４の左右方向
（固定軸方向）における位置調整も困難であった。した
がって、カード挿入方向における磁気カード２の中心と
サーマルヘッド２４の中心とが位置ズレしていても、双
方の中心を合致させるべく位置を修正することができ
ず、磁気カード２の左右位置がズレたまま印字されると
いう問題があった。本発明は、上記課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、磁気カードの印字ムラや印字
ズレを確実に防止することができる磁気カード処理機を
提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このため本発明では、サ
ーマルプレートに取り付けたサーマルヘッドと、該サー
マルヘッドに対向するプラテンローラとの間に挿入され
た磁気カードを印字処理するようにした磁気カード処理
機において、前記サーマルプレートに、前記サーマルヘ
ッドの中央部に当接する突起を設けると共に、該突起の
両側に一対のガイド孔を形成し、前記サーマルヘッドに
は、前記ガイド孔に嵌まる一対のガイドピンを設けたこ
とを第１の特徴とする。

【０００８】また、カード挿入方向と直角方向に延びる
固定軸にサーマルプレートの一端部を枢着し、該サーマ
ルプレートに取り付けたサーマルヘッドと、該サーマル
ヘッドに対向するプラテンローラとの間に挿入された磁
気カードを印字処理するようにした磁気カード処理機に
おいて、前記サーマルプレートを前記固定軸に沿って移
動可能に設けると共に、該サーマルプレートを前記固定
軸の一端側に弾発付勢し、該固定軸に前記サーマルプレ
ートの移動量を調整する調整ネジを取り付けたことを第
２の特徴とする。

【０００９】本発明の磁気カード処理機には、発色層を
備えた磁気カードが挿入され、このカードは搬送ユニッ
トによりサーマルヘッドとプラテンローラとの間を搬送
される。サーマルヘッドはサーマルプレートに取り付け
られ、サーマルプレートにはサーマルヘッドの中央部に
当接する突起及び突起を挟む左右一対のガイド孔を設け
る。一方、サーマルヘッド側には、若干の遊びをもって
ガイド孔に貫通嵌合する左右一対のガイドピンを立設
し、ガイドピンに沿ってサーマルヘッドがプラテンロー
ラ側に動けるようにする。さらに、サーマルヘッドとサ
ーマルプレートの間には、圧縮バネなどの左右一対の付
勢手段をガイドピンと共に装着し、これにより前記ヘッ
ドとプレートが互いに離反するように付勢する。つまり
サーマルヘッドをプラテンローラ側に常に付勢する。

【００１０】また、サーマルプレートの一端部は、カー
ド挿入方向と直角方向、すなわちカード幅方向に延びる
固定軸に枢着し、固定軸に沿ってサーマルプレートを移
動可能に設ける。そして、サーマルプレートを、圧縮バ
ネなどの付勢手段で固定軸の一端側に付勢すると共に、
サーマルプレートの移動位置を規制する調整ネジを固定
軸に取り付ける。つまり、固定軸に対する調整ネジの螺
合量の変更により、サーマルプレートの移動量を規制
し、サーマルプレート（及びサーマルヘッド）の固定位
置を調整可能とする。

【００１１】本発明では、サーマルプレートが左右どち
らの側に傾いても、ガイドピンとガイド孔を介して、サ
ーマルプレートのみが傾き、サーマルヘッドは傾かずに
水平状態が維持される。つまり、サーマルプレートの動
きに対して、サーマルヘッドが追従して動かないため、
結果としてサーマルヘッドの傾き調整が自動的に行われ
る。

【００１２】とくに従来技術ではサーマルプレートの傾
きにより、磁気カードへの加圧力が不均一になっていた
が、本発明ではサーマルヘッドの傾き調整が可能にな
り、当該付勢手段の短縮により圧縮エネルギーが吸収除
去されることから、磁気カード表面における加圧力が全
体として極力均等になる。このため磁気カードの発色面
に対し、均一で適正な加圧力を得ることができ、磁気カ
ードの印字ムラを防止できる。

【００１３】また、本発明では、サーマルプレート及び
サーマルヘッドは、プラテンローラ及びカード搬送路に
対して固定式ではなく可動式となる。すなわち、固定軸
に対する調整ネジの螺合量を調整することで、付勢手段
の付勢力が変わるため、それに応じてサーマルプレート
の移動位置が定まる。したがって、磁気カードの中心部
とサーマルヘッドの中心部とが位置ズレしていたとき
は、サーマルプレートの移動位置を調整することで、両
中心部を互いに合致させることができ、これにより、カ
ード印字面における左右の位置ズレを防止できる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に示す実施例に基づいて説明する。図１は本発明の一
実施例に係る磁気カード処理機を示す斜視図、図２は同
磁気カード処理機の可動フレームが開いた状態を示す斜
視図、図３は同磁気カード処理機を示す平面図、図４は
同磁気カード処理機のリードライト時を示す側面図、図
５は同磁気カード処理機の印字時を示す側面図、図６
（ａ）は同磁気カード処理機のサーマルヘッド部を詳細
に示す正面断面図、（ｂ）は同サーマルヘッド部を詳細
に示す側面断面図、図７（ａ）は同磁気カード処理機の
サーマルヘッド部の他の構造を詳細に示す正面断面図、
（ｂ）は同サーマルヘッド部を詳細に示す側面断面図で
ある。

【００１５】

【実施例】本発明に係る磁気カード処理機は、磁気カー
ドを本処理機の両側から挿入して印字できるようにし
た、いわゆる双方向印字対応機構タイプのものである。
本処理機の構成を図１乃至図３に示す。同図において、
１はカード処理機本体で、処理機本体１の長手方向両端
にはカード挿入口６ が形成されている。処理機本体１
の内部には、サーマルヘッド２４及び磁気ヘッド２５含
むリード／ライトユニット部、及びカム３を含むカード
搬送手段１７などが組み込まれている。処理機本体１
は、下側の固定フレーム４と上側の可動フレーム５を備
え、可動フレーム５の後端部は固定フレーム４の後端部
に起立及び倒伏（開閉）可能に取り付けられている。

【００１６】固定フレーム４の前端部には係合切欠２１
が形成され、係合切欠２１には、可動フレーム５側の係
合部材７がバネ方式で脱着可能に係合している。固定フ
レーム４の中央部には、磁気カード２を搬送させるプラ
テンローラ９が設けられ、プラテンローラ９は、駆動モ
ータ１０によりベルト１１を介して正逆転可能とされて
いる。

【００１７】一方、可動フレーム５の中央部にはサーマ
ルプレート１２が設けられ、サーマルプレート１２の後
端部には、端部取付片１３Ａ、１３Ｂ及び中間取付片１
４が突設されている。端部取付片１３Ａ、１３Ｂ及び中
間取付片１４には図示しない軸孔、軸装着用Ｕ形切欠１
５が形成され、これら軸孔及び切欠１５には、可動フレ
ーム５側の固定軸１６が左右方向ＬＲに延びて嵌装され
ている。したがって、サーマルプレート１２は固定軸１
６の方向ＬＲ、すなわち磁気カードの搬送方向と直角方
向（カード幅方向）に移動可能とされている。

【００１８】固定軸１６の中間部右側には、圧縮スプリ
ング（左右方向の付勢手段）１８の右端部がＥリング１
９により係止固定され、圧縮スプリング１８の左端部
は、サーマルプレート１２の中間取付片１４に当接して
いる。また、固定軸１６の左端ネジ部には、位置調整用
六角ナット（位置調整ネジ）２２が軸移動可能に螺合
し、六角ナット２２は、固定軸１６に外挿した円筒形ス
ペーサ２０を介して、端部取付片１３Ａに当接してい
る。したがってサーマルプレート１２は、圧縮スプリン
グ１８より左端軸方向に移動付勢されているが、端部取
付片１３Ａがスペーサ２０を介して六角ナット２２と当
接することにより、サーマルプレート１２の左側への移
動が規制されている。

【００１９】また、サーマルプレート１２は固定軸１６
の周りに回転可能とされ、捩じりコイルバネ２３により
反時計方向Ｃに回動付勢されている。したがって、サー
マルプレート１２は反時計方向Ｃにおいて固定フレーム
４側に回動付勢されているが、サーマルプレート１２の
突起片（図略）が固定フレーム４の段部（図略）と当接
することにより、サーマルプレート１２の左側下方への
傾動が規制されている。

【００２０】サーマルプレート１２の下面側には、サー
マルヘッド２４が設けられている。サーマルヘッド２４
の中央部上面には、サーマルプレート１２下面側の突起
３１が当接し、サーマルヘッド２４の左右両側には、図
６及び図７に示すように、一対のガイドピン２８が対向
的に立設されている。一対のガイドピン２８は、サーマ
ルプレート１２側のガイド孔２９を若干の遊びをもって
貫通するが、本実施例では、図７に示す取付構造が採用
可能である。すなわち、サーマルプレート１２に上方段
部２６を形成し、この上方段部２６に穿設した一対のガ
イド孔２９にガイドピン２８を貫通させている。そし
て、このガイドピン２８には、上方段部２６内に装着し
た圧縮スプリング（上下方向の付勢手段）２７を外装さ
せ、この圧縮スプリング２７によりサーマルヘッド２４
を下方に付勢している。このようにサーマルヘッド２４
は、突起３０を挟む左右両側が下方に付勢されているの
で、突起３０を支点として左右に動くことができ、左右
両側の圧力変化に応じて傾き調整（揺動）可能となる。

【００２１】次に、本処理機の作用を説明すると、カー
ド挿入口から挿入された磁気カード２は、駆動モータ１
０等により、プラテンローラ９とサーマルヘッド２４の
間に搬送され、図２に示すように、磁気ヘッド２５の先
端より、磁気カード２に対しリード・ライトが行われ
る。その後、図５に示すように、磁気カード２が印字開
始位置に位置決めされると、サーマルヘッド２４の発熱
部により、磁気カード２に対して印字処理が開始され
る。その際、磁気カード２は所定速度で搬送されながら
印字される。

【００２２】ところで、前述のように磁気カード２の中
心位置とサーマルヘッド２４の中心位置とがズレている
ことがある。このようなときは、両者２、２４の位置ズ
レ量に応じて、固定軸１６に対する六角ナット２２の螺
合量を若干変更させればよい。すなわち、六角ナット２
２を適宜量だけ回して、固定軸１６に対する六角ナット
２２の位置を移動調整すればよい。そうすると、六角ナ
ット２２の移動量に応じて、サーマルプレート２４が圧
縮スプリング１８の力により固定軸１６に沿って移動
し、これにより、磁気カード２とサーマルヘッド２４と
の中心合わせが可能になる。これにより、磁気カード２
表面への印字が良好に行われ、カード印字面における位
置ズレの発生が確実に防止される。特に、磁気カード２
を前後逆向きに挿入して印字処理を行うと、従来技術で
は左右方向のズレにより、印字マーク等の位置ズレが生
じていたが、左右方向におけるサーマルヘッド２４の位
置調整を可能にしたことにより、印字マーク等の位置ズ
レをなくすことができる。

【００２３】また、サーマルプレート２４が傾くことに
よって、磁気カード２への左右両側における加圧力が不
均一になることがある。このような場合、本処理機で
は、カード圧力が自動的に補正調整される。すなわち、
図７に示すように、サーマルプレート１２が例えば左側
に傾いても、左側の圧縮スプリング２７のみが短縮し、
サーマルヘッド２４は、サーマルプレート１２の傾動に
追随することなく元の姿勢を保つ。つまり、サーマルヘ
ッド２４の右側はサーマルプレート１２に対し相対的に
離反し、右側部分のガイドピン２８が相対的に下降す
る。このため、サーマルヘッド２４は、全体として磁気
カード２に対し平行に対面し、これにより該ヘッド２４
による磁気カード２に対する加圧力が均等になる。これ
により、磁気カード２の発色面に対し均一適正な加圧力
を常に得ることができ、磁気カード２への印字処理を適
切に行なうことができ、印字ムラの発生を確実に防止す
ることができる。

【００２４】このように、本発明では、従来に比べてサ
ーマルヘッド２４の位置決めの自由度が格段に高くな
り、サーマルヘッド２４の下端側発熱部が左右方向及び
左右傾き方向に自由に動けるようになることから、サー
マルヘッド２４の発熱部と磁気カード２の発色部との密
着性及び加圧力の均一性を常に得ることができるように
なる。とくに、サーマルプレート１２を圧縮スプリング
１８を介して搬送部の固定軸１６に連係し、且つ圧縮ス
プリング１８の圧縮寸法（バネ長）を変える六角ナット
２２を付設しているため、圧縮スプリング１８の設定圧
力を六角ナット２２で調整変更することにより、サーマ
ルプレート１２の位置、すなわち、サーマルヘッド２４
の発熱部の位置を任意の位置に設定変更することができ
る。

【００２５】尚、本発明は上記実施例に限定されない。
例えば上記実施例において、圧縮スプリング２７の設定
圧を調整するために、ガイドピン２８の上端部にバネ圧
調整手段を取り付けることも可能である。また、ガイド
ピン２８の数は三個以上でもよく、サーマルヘッド２４
の中央部に更に設けることもできる。

【００２６】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、サーマ
ルプレートの突起の両側にガイド孔を形成し、ガイド孔
に嵌入する一対のガイドピンをサーマルヘッドに設けた
ことにより、サーマルヘッドは、突起を支点としてガイ
ドピンに沿って上下に移動可能になるので、サーマルプ
レートが傾いても、これに追従することなくサーマルヘ
ッドの水平状態が保たれ、その結果、磁気カードへの加
圧力が均一適正になり、もってカード印字面に印字ムラ
が生じることを確実に防止することができるという優れ
た効果がある。

【００２７】また、本発明によれば、固定軸に沿って移
動可能なサーマルプレートを一軸端側に付勢し、サーマ
ルプレートの移動量を調整する調整ネジを取り付けたこ
とにより、カード幅方向におけるサーマルプレートの移
動位置を調整ネジにより調整することができるので、磁
気カードとサーマルヘッドの中心を一致させることがで
き、もってカード印字面に左右の位置ズレが生じること
を確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る磁気カード処理機の一実施例を示
す斜視図である。

【図２】同磁気カード処理機の可動フレームが開いた状
態を示す斜視図である。

【図３】同磁気カード処理機を示す平面図である。

【図４】同磁気カード処理機のリードライト時を示す側
面図である。

【図５】同磁気カード処理機の印字時を示す側面図であ
る。

【図６】（ａ）は同磁気カード処理機のサーマルヘッド
部を詳細に示す正面断面図、（ｂ）は側面断面図であ
る。

【図７】（ａ）は同磁気カード処理機のサーマルヘッド
部の他の構造を詳細に示す正面断面図、（ｂ）は側面断
面図である。

【図８】従来の磁気カード処理機を示す斜視図である。

【図９】同磁気カード処理機の可動フレームが開いた状
態を示す斜視図である。

【図１０】同磁気カード処理機を示す平面図である。

【図１１】（ａ）は同磁気カード処理機のサーマルヘッ
ド部を詳細に示す正面断面図、（ｂ）は側面断面図であ
る。

【符号の説明】

１ カード処理機本体 ２ 磁気カード ３ カム ４ 固定フレーム ５ 可動フレーム ６ カード挿入口 ７ 係合部材 ９ プラテンローラ １０ 駆動モータ １１ ベルト １２ サーマルプレート １３Ａ 端部取付片 １３Ｂ 端部取付片 １４ 中間取付片 １５ Ｕ形切欠 １６ 固定軸 １７ カード搬送手段 １８ 圧縮スプリング（左右方向の付勢手段） １９ Ｅリング（係止具） ２０ スペーサ ２１ 係合切欠 ２２ 位置調整用六角ナット（位置調整ネジ） ２３ 捩じりコイルバネ ２４ サーマルヘッド ２５ 磁気ヘッド ２６ 上方段部 ２７ 圧縮スプリング（上下方向の付勢手段） ２８ ガイドピン ２９ ガイド孔 ３０ 突起 ３１ ビス ３２ 固定具

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C064 CC02 CC06 CC13 CC14 2C065 AA01 AB01 AC03 AC04 AD07 AF01 CC02 CC04 CC10 CC15 CC18 CC23

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 サーマルプレートに取り付けたサーマル
   ヘッドと該サーマルヘッドに対向するプラテンローラと
   の間に挿入された磁気カードを印字処理するようにした
   磁気カード処理機において、前記サーマルプレートに、
   前記サーマルヘッドの中央部に当接する突起を設けると
   共に、該突起の両側に一対のガイド孔を形成し、前記サ
   ーマルヘッドには、前記ガイド孔に嵌入する一対のガイ
   ドピンを設けたことを特徴とする磁気カード処理機。
2. 【請求項２】 サーマルヘッドとサーマルプレートの間
   に、該サーマルヘッドを前記プラテンローラ側に付勢す
   る付勢手段を設けたことを特徴とする請求項１記載の磁
   気カード処理機。
3. 【請求項３】 カード挿入方向と直角方向に延びる固定
   軸にサーマルプレートの一端部を枢着し、該サーマルプ
   レートに取り付けたサーマルヘッドと、該サーマルヘッ
   ドに対向するプラテンローラとの間に挿入された磁気カ
   ードを印字処理するようにした磁気カード処理機におい
   て、前記サーマルプレートを前記固定軸に沿って移動可
   能に設けると共に、該サーマルプレートを前記固定軸の
   一端側に弾発付勢し、該固定軸に、前記サーマルプレー
   トの移動量を調整する調整ネジを取り付けたことを特徴
   とする磁気カード処理機。