JP2002067114A - 射出圧縮装置を備えた型締装置の油圧回路 - Google Patents

射出圧縮装置を備えた型締装置の油圧回路

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JP2002067114A
JP2002067114A JP2000263222A JP2000263222A JP2002067114A JP 2002067114 A JP2002067114 A JP 2002067114A JP 2000263222 A JP2000263222 A JP 2000263222A JP 2000263222 A JP2000263222 A JP 2000263222A JP 2002067114 A JP2002067114 A JP 2002067114A
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JP
Japan
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valve
mold clamping
mold
port
servo valve
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JP2000263222A
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English (en)
Inventor
Katsumi Murohama
克己 室浜
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出圧縮装置が装備された型締装置の油圧回
路を簡素化し、かつ低コストとする共に、型閉じ動作か
ら射出圧縮動作への切換をスムースにする。 【解決手段】 型締装置の型締シリンダ12に接続され
ている1つのサーボ弁1で、型開閉、型締、射出圧縮な
どの動作を行う。すなわち、サーボ弁1と、一端がサー
ボ弁1のポートTに接続され他端がドレンタンクに接続
されているカートリッジ弁2とで構成される復動回路に
より型締、射出圧縮動作を行ない、前記サーボ弁1と、
一端がサーボ弁1のポートTに接続され他端が型締シリ
ンダ12のヘッド側油室12aに接続されている他のカ
ートリッド弁3とで構成される差動回路により型閉動作
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出圧縮装置を備
えた型締装置の油圧回路に関し、詳しくは型締装置の型
開閉、型締、射出圧縮などの動作を行う油圧回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油圧回路として、例えば
図2に示す構成のものが採用されていた。同図に示すよ
うに、型締シリンダ12のピストンロッド13にはリン
ク14を介して可動盤15が前後動可能に連結されてい
る。
【0003】油圧ポンプ(図示せず)の吐出側の管路3
1には電磁比例式流量調整弁6が介装され、この管路3
1の他端は中立位置がオールポートブロックである電磁
パイロット切換弁7のPポートに接続されている。この
電磁パイロット切換弁7のAポートは管路32を介して
型締シリンダ12のヘッド側油室12aに接続され、B
ポートは管路33を介して型締シリンダ12のロッド側
油室12bに接続されている。前記油圧ポンプの吐出側
の管路31は分岐して電磁比例式圧力調整弁8に接続さ
れている。
【0004】射出圧縮専用ポンプ(図示せず)の吐出側
の管路34は中立位置がオールポートブロックであるサ
ーボ弁9のPポートに接続されている。このサーボ弁9
のAポート側の管路35は、前記電磁パイロット切換弁
7のAポートとヘッド側油室12a間の管路32に接続
され、Bポート側の管路36は、前記電磁パイロット切
換弁7のBポートとロッド側油室12b間の管路33に
接続されている。
【0005】前記サーボ弁9のBポート側の管路36と
前記電磁比例式流量調整弁6の吐出側の管路31間の管
路36には、管路31側に向って開くチェック弁10が
介装されている。また、前記サーボ弁9のBポート側の
管路36には、電磁切換弁11のAポートが接続されて
いる。
【0006】次に動作について説明する。
【0007】(a)射出圧縮装置が装備されていない場
合 図2に示すように、型閉じ動作前、型締シリンダ12の
ピストンヘッド16は左側位置にあり、電磁パイロット
切換弁7のa、bソレノイドは消磁されて中立位置にあ
り、電磁切換弁11のbソレノイドは消磁されている。
【0008】型閉じ動作では、電磁パイロット切換弁7
のaソレノイドを励磁して、型締シリンダ12のヘッド
側油室12aに、電磁比例式流量調整弁6と電磁比例式
圧力調整弁8で速度と圧力が制御された圧油を供給し、
リンク14と連結された可動盤15を型閉じ方向へ移動
する。この時、ロッド側油室12bからの排出油は、チ
ェック弁10を経て電磁パイロット切換弁7のP、Aポ
ートを通ってヘッド側油室12aへ入る。この差動回路
により型閉じが行われる。
【0009】金型保護動作に入ると、型閉じ動作と同様
の差動回路のままで、速度と圧力が制御されて金型の保
護が行われる。
【0010】次の型締動作では、電磁切換弁11のbソ
レノイドを励磁して、ロッド側油室12bの圧油を電磁
切換弁11のA、Tポートを通してドレンタンクへ開放
する。この復動回路により型締が行われる。
【0011】型開き動作では、電磁パイロット切換弁7
のbソレノイドを励磁し、電磁切換弁11のbソレノイ
ドを消磁して、ロッド側油室12bに電磁比例式流量調
整弁6と電磁比例式圧力調整弁8で制御された圧油を供
給し、リンク14と連結された可動盤15を型開き方向
へ移動する。
【0012】(b)射出圧縮装置が装備された場合、 この場合、射出圧縮動作には、大別してAモードとBモ
ードがある。Aモードは、低圧型締(初期型締)した状
態で射出し、その射出力で金型を開いてから再度圧縮
(型締)を行うものである。Bモードは、金型パーティ
ング面に隙間がある状態で射出し、その後で圧縮(型
締)を行うものである。
【0013】Aモードにおいて、型閉じ動作、金型保護
動作は、電磁パイロット切換弁7、電磁比例式流量調整
弁6、電磁比例式圧力調整弁8とチェック弁10で行
う。その後の射出圧縮動作は、電磁パイロット切換弁
7、電磁比例式流量調整弁6、電磁比例式圧力調整弁8
をOFF状態として、別回路で構成された射出圧縮専用
のサーボ弁9に切換えて初期型締動作を行う。そして射
出したあと射出圧縮の設定に従って、サーボ弁9にて型
締(圧縮)動作を行う。
【0014】Bモードにおいて、型閉じ動作、金型保護
動作の途中(金型タッチしない状態)までは、電磁パイ
ロット切換弁7、電磁比例式流量調整弁6、電磁比例式
圧力調整弁8とチェック弁10で行う。その後の射出圧
縮動作は、電磁パイロット切換弁7、電磁比例式流量調
整弁6、電磁比例式圧力調整弁8をOFF状態として、
別回路で構成された射出圧縮専用のサーボ弁9に切換え
て、金型タッチ手前の設定した位置で停止して、その位
置を保持する。そして射出したあと射出圧縮の設定に従
って、サーボ弁9にて型締(圧縮)動作を行う。
【0015】型開き動作を行う場合は、射出圧縮装置が
装備されていない場合と同じ動作でサーボ弁は使用しな
い。
【0016】また、射出圧縮装置が装備されていても、
それを使用しない場合は、サーボ弁を使用しないで、上
記(a)と同様の動作を行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】射出圧縮装置が装備さ
れた場合は、一般の型開閉油圧回路に射出圧縮専用の油
圧回路が追加されるので油圧回路が煩雑となり、かつ射
出圧縮専用のポンプが必要なので高コストとなる。また
電磁パイロット切換弁から射出圧縮専用のサーボ弁への
切換がスムースに行かない場合がある。
【0018】本発明は、上記問題点が解決するためにな
されたものであって、射出圧縮装置が装備された型締装
置の油圧回路の簡素化、低コスト化を図ると共に型閉じ
動作から射出圧縮動作への切換をスムースにすることを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の射出圧縮装置を
備えた型締装置の油圧回路は、型締装置の型締シリンダ
に接続されている1つのサーボ弁で、型開閉、型締、射
出圧縮などの動作を行うことを特徴とする。
【0020】すなわち、サーボ弁と、一端がサーボ弁の
ポート(T)に接続され他端がドレンタンクに接続され
ているカートリッジ弁とで構成される復動回路により型
締、射出圧縮動作を行い、前記サーボ弁と、一端がサー
ボ弁のポート(T)に接続され他端がヘッド側油室に接
続されている他のカートリッド弁とで構成される差動回
路によって型閉じ動作を行う。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明による射出圧縮装置を備え
た型締装置の油圧回路図である。
【0023】同図に示すように、型締シリンダ12のピ
ストンロッド13には、リンク14を介して可動盤15
が前後動可能に連結されている。
【0024】油圧ポンプ(図示せず)の吐出側は、管路
21を介して中立位置がオールポートブロックであるサ
ーボ弁1のPポートに接続されている。このサーボ弁1
のAポートは管路22を介して型締シリンダ12のヘッ
ド側油室12aに接続され、Bポートは管路23を介し
てロッド側油室12bに接続されている。なお、サーボ
弁1は、流量、圧力、方向が制御可能なので、各種の動
作を行うことができる。
【0025】前記サーボ弁1のTポートは管路24を介
して、ドレンタンク29に接続された管路25に向って
開くカートリッジ弁2の一端が接続されている。また、
前記前記サーボ弁1のTポートとカートリッジ弁2間の
管路24から分岐した管路26は、カートリッジ弁3の
一端が接続され、このカートリッジ弁3の他端は、前記
サーボ弁1のAポートとヘッド側油室12a間の管路2
2から分岐した管路27に接続されている。前記両カー
トリッジ弁2,3には、油圧ポンプの吐出側の管路21
よりのパイロット管路28の圧油を切換えてカートリッ
ジ弁2,3を開閉する電磁切換弁4,5がそれぞれ接続
されている。
【0026】次に動作について説明する。
【0027】図1に示すように、型閉動作前、型締シリ
ンダ12のピストンヘッド16は左側位置にあり、サー
ボ弁1は中立位置にある。両電磁切換弁4,5のbソレ
ノイドは消磁され、両カートリッジ弁2,3は閉じた状
態とされている。
【0028】型閉じ動作では、サーボ弁1のスプールを
型閉じ側に移動し、油圧ポンプからの圧油をサーボ弁1
のP、Aポートを通してヘッド側油室12aに供給し、
リンク14と連結された可動盤15を型閉じ方向へ移動
する。同時に電磁切換弁4,5のbソレノイドを励磁し
てカートリッジ弁2,3を開く。これにより、ロッド側
油室12bからの排出油は、サーボ弁1のB、Tポート
を通ってカートリッジ弁3を経てヘッド側油室12aへ
入る。この差動回路により型閉じが行われる。
【0029】金型保護動作では、前記電磁切換弁5のb
ソレノイドを消磁してカートリッジ弁3を閉じ、電磁切
換弁4のbソレノイドを励磁してカートリッジ弁2を開
き、型締シリンダ12のロッド側油室12bの圧油をド
レンタンク29へ開放する。この復動回路により、設定
された圧力で制御されて金型の保護が行われる。
【0030】ここで、通常の型締動作を行うか射出圧縮
動作を行うかは、その時の動作選択によりサーボ弁1へ
の指令入力値が決定され、いずれかの動作を行う。
【0031】型開き動作では、サーボ弁1のスプールを
型開き側に移動し、油圧ポンプからの圧油をサーボ弁1
のP、Bポートを通してロッド側油室12bに供給し、
リンク14と連結された可動盤15を型開じ方向へ移動
する。同時に電磁切換弁4,5のbソレノイドを励磁し
てカートリッジ弁2,3を開く。これによりヘッド側油
室12aからの排出油はドレンタンク29に戻る。
【0032】このように、1つのサーボ弁1で型開閉、
型締、射出圧縮の各動作を行うことができるので、バル
ブ(弁)間での切換もなく動作をスムースに行うことがで
きる。
【0033】上記実施例では、油圧ポンプを使用してい
るが、高速化、複合動作を考えてアキュムレータを併用
してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明では、射出成形機の型締装置の型
開閉、金型保護、型締、射出圧縮などの動作を1つのサ
ーボ弁で行えるので、油圧回路を簡素にすることができ
ると共に、射出圧縮専用の油圧ポンプも不要となり回路
を安価にすることができる。また、型開閉回路に応答
性、制御能力に優れたサーボ弁を使用することで、型開
閉の停止位置の精度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出圧縮装置を備えた型締装置の
油圧回路図である。
【図2】従来射出圧縮装置を備えた型締装置の油圧回路
図である。
【符号の説明】
1 サーボ弁 2、3 カートリッジ弁 4、5 電磁切換弁 6 電磁比例式流量調整弁 7 電磁パイロット切換弁 8 電磁比例式圧力調整弁 9 サーボ弁 10 チェック弁 11 電磁切換弁 12 型締シリンダ 12a ヘッド側油室 12b ロッド側油室 13 ピストンロッド 14 リンク 15 可動盤 16 ピストンヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締装置の型締シリンダ(12)に、型
    開閉、型締、射出圧縮動作を行うサーボ弁(1)が接続
    されていることを特徴とする射出圧縮装置を備えた型締
    装置の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記サーボ弁(1)と、一端がサーボ弁
    (1)のポート(T)に接続され他端がドレンタンク
    (29)に接続されているカートリッジ弁(2)とで構
    成される復動回路と、前記サーボ弁(1)と、一端がサ
    ーボ弁(1)のポート(T)に接続され他端がヘッド側
    油室(12a)に接続されているカートリッド弁(3)
    とで構成される差動回路とを有することを特徴とする請
    求項1記載の射出圧縮装置を備えた型締装置の油圧回
    路。
  3. 【請求項3】 前記サーボ弁(1)のポート(A)は管
    路(22)を介して型締シリンダ(12)のヘッド側油
    室(12a)に接続され、ポート(B)は管路(23)
    を介して、ロッド側油室(12b)に接続され、ポート
    (T)は管路(24)を介してドレンタンク(29)に
    接続された管路(25)に向って開くカートリッジ弁
    (2)の一端に接続され、前記ポート(T)とカートリ
    ッジ弁(2)間の管路(24)から分岐した管路(2
    6)は、カートリッジ弁(3)の一端に接続され、この
    カートリッジ弁(3)の他端は、前記サーボ弁(1)の
    ポート(A)とヘッド側油室(12a)間の管路(2
    2)から分岐した管路(27)に接続されていることを
    特徴とする請求項1記載の射出圧縮装置を備えた型締装
    置の油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記両カートリッジ弁(2,3)には、
    油圧ポンプの吐出側の管路(21)に接続されたパイロ
    ット管(28)の圧油を切換えてカートリッジ弁(2,
    3)を開閉する電磁切換弁(4,5)がそれぞれ接続さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の射出圧縮装置
    を備えた型締装置の油圧回路。
JP2000263222A 2000-08-31 2000-08-31 射出圧縮装置を備えた型締装置の油圧回路 Pending JP2002067114A (ja)

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