JP2002066841A - 歯車研削工具 - Google Patents

歯車研削工具

Info

Publication number
JP2002066841A
JP2002066841A JP2000264952A JP2000264952A JP2002066841A JP 2002066841 A JP2002066841 A JP 2002066841A JP 2000264952 A JP2000264952 A JP 2000264952A JP 2000264952 A JP2000264952 A JP 2000264952A JP 2002066841 A JP2002066841 A JP 2002066841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
gear
worm
shaft
grinding wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000264952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4311701B2 (ja
Inventor
Hiroshi Koshiba
博 小柴
Masamitsu Miyazaki
正光 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2000264952A priority Critical patent/JP4311701B2/ja
Publication of JP2002066841A publication Critical patent/JP2002066841A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4311701B2 publication Critical patent/JP4311701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合工作機械に取り付けることができ、短時
間で高精度の歯車研削加工を可能とすると共に、歯車研
削加工と他の加工との集約化、設備投資の抑制、加工時
間の低減、工程間移動時間の低減等を図ることにより、
製造コストの低減を図ることを可能にした歯車研削工具
を提供すること。 【解決手段】 複合工作機械に装着される歯車研削工具
Aは、工具軸2の被取付孔4に取り付けられるテーパシ
ャンク6aを備える工具本体軸6と、工具本体軸6の先
端側に装着されるウォーム型研削砥石7と、工具本体軸
6をウォーム型研削砥石7の両側で回転自在に支持する
と共に、テーパシャンク6aを被取付孔4に取り付けた
状態において工具ヘッド1の先端面1aに当接される当
接部30を備えるケーシング8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、NC旋盤やマシ
ニングセンタのように汎用性を有する複合工作機械で歯
車研削加工を実施する際に好適に使用される歯車研削工
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯車を完成させるためには、旋削、歯切
り、歯車仕上げの加工工程が必要であり、歯車仕上げ加
工は、シェービング加工や歯車研削盤による研削加工に
よって行われている。
【0003】図10は、歯車研削盤70の概略的構成を
示す透過斜視図である。歯車研削盤70は、工具軸71
にウォーム型研削砥石72を取り付け、旋回テーブル7
3上に被削歯車Wを、ウォーム型研削砥石72の回転軸
71と直交する方向に延びる取付軸74に回転自在に装
着し、ウォーム型研削砥石72の歯筋方向と被削歯車W
の歯筋方向とが略平行となるように上記工具軸71を傾
斜、固定した後、ウォーム型研削砥石72と被削歯車W
とを噛合し、ウォーム型研削砥石72及び被削歯車Wを
回転駆動しながら、旋回テーブル73を被削歯車Wの取
付軸74方向に移動させることにより、歯車仕上げ加工
を行う加工装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記歯車研削盤70に
おけるウォーム型研削砥石72を取り付けた工具軸71
の支持構造は、工具軸71の一端を支持するいわゆる片
持ち支持構造である。そのため、研削加工時には研削抵
抗によってウォーム型研削砥石72に比較的大きな撓み
が発生する。この撓みによって、ウォーム型研削砥石7
2は被削歯車Wに対する所定の研削位置からずれるの
で、歯車研削加工の加工精度が悪化するという問題があ
る。一方、工具軸71の回転数を低くすれば、研削抵抗
が減少してウォーム型研削砥石72の撓み量が小さくな
るので、ウォーム型研削砥石72の位置ずれが抑制さ
れ、加工精度の悪化を抑えることができるが、この場合
は加工時間が長くなるという問題が発生する。
【0005】また、上述したようにウォーム型研削砥石
72による研削加工は、専用の歯車研削盤70を用いて
行っている。そのため、研削加工以外の旋削、歯切り等
の他の工程を行うためには、そのための加工装置、及び
加工装置間での被削歯車の搬送作業が必要である。この
ように歯車仕上げ加工を含む複合加工は、複数の加工装
置の準備、加工装置の設置スペースの確保、加工装置間
での被削歯車の搬送、各加工装置の段取り換え等に多大
のコストを要することになる。そのため、この歯車仕上
げ加工を含む複合加工が、多品種少量生産における大き
なネックとなっている。
【0006】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、NC旋盤のよ
うに汎用性を有する複合工作機械に取り付けることがで
き、短時間で高精度の歯車研削加工を可能とすると共
に、歯車研削加工と他の加工との集約化、設備投資の抑
制、加工時間の低減、工程間移動時間の低減等を図るこ
とによって、製造コストの低減を図ることを可能にした
歯車研削工具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
の歯車研削工具は、回転駆動可能な工具軸2を備える工
具ヘッド1と、被削歯車Wを取り付ける回転駆動可能な
主軸61を備えると共に、上記工具ヘッド1に対して相
対移動可能に構成されるワーク台54とを備えるNC旋
盤等の複合工作機械51において、被削歯車Wの研削加
工を行う際に使用する歯車研削工具Aであって、上記工
具軸2が有する被取付部4に取り付けられる取付部6a
を備える工具本体軸6と、上記工具本体軸6の先端側に
装着されるウォーム型研削砥石7と、上記工具本体軸6
を上記ウォーム型研削砥石7の両側で回転自在に支持す
ると共に、上記取付部6aを上記被取付部4に取り付け
た状態において上記工具ヘッド1の端面1aに当接され
る当接部30を備えるケーシング8とを備えていること
を特徴としている。
【0008】上記請求項1の歯車研削工具に従えば、工
具軸2に取り付けた状態ではケーシング8の当接部30
は工具ヘッド1の端面1aに当接しているので、ケーシ
ング8は強固に取り付けられる。そして、工具本体軸6
は、ウォーム型研削砥石7の両側をケーシング8で支持
するいわゆる両持ち支持構造で支持される。したがっ
て、歯車研削加工時のウォーム型研削砥石7の撓み量が
小さくなり、ウォーム型研削砥石7の位置ずれが抑制さ
れ、高精度の歯車研削加工を安定して行うことができ
る。また、工具本体軸6の回転数を高くしても、ウォー
ム型研削砥石7の撓みによる位置ずれが抑制されるの
で、高精度の歯車研削加工を短時間で行うことができ
る。
【0009】さらに、汎用性を有するNC旋盤等の複合
工作機械51を用い、工具ヘッド1に歯車研削工具Aを
取り付ける一方、ワーク台54(主軸61)に被削歯車
Wを取り付けて歯車研削加工を行うことができる。
【0010】したがって、歯車研削加工工程と他の加工
工程との集約を図ることが可能となり、設備投資の抑
制、加工時間の低減、工程間移動時間の低減等によっ
て、製造コストの低減を図ることができる。この製造コ
ストの低減は、多品種少量生産の場合に特に効果的であ
る。また近年では、冷間鍛造技術の向上により、歯出し
鍛造された歯車素材が高精度に成形されるようになって
おり、旋削加工と歯車研削加工のみで歯車を完成するこ
とが可能となっていることから、上記加工方法により一
段と大きなコスト低減効果が得られる。
【0011】また請求項2の歯車研削工具は、上記ケー
シング8は、上記ウォーム型研削砥石7を覆うと共に、
上記ウォーム型研削砥石7の外周部の一部を露出させる
ように形成されていることを特徴としている。
【0012】上記請求項2の歯車研削工具に従えば、ケ
ーシング8はウォーム型研削砥石7の安全カバーとして
機能する。したがって、労働省が定めた研削盤等構造規
格に適合した歯車研削工具Aを提供することができ、歯
車研削加工を安全に行うことができる。
【0013】さらに請求項3の歯車研削工具は、上記取
付部6aは上記被取付部4に着脱自在に構成され、上記
取付部6aを上記被取付部4から取り外した状態におい
て上記工具本体軸6と上記ケーシング8との相対回転を
規制する回転規制手段37を備えていることを特徴とし
ている。
【0014】上記請求項3の歯車研削工具に従えば、工
具軸2から取付部6aを取り外した状態において、工具
本体軸6とケーシング8との相対回転を規制する回転規
制手段37を設けているので、研削加工終了時及び研削
加工開始時において、歯車研削工具Aにおけるケーシン
グ8とウォーム型研削砥石7との相対回転位置が一定の
関係に維持されることになる。したがって、研削加工開
始時に、ウォーム型研削砥石7と被削歯車Wとの位置合
わせ作業を容易、かつ正確に行えることになり、製造コ
ストの低減、及び加工精度の向上という利点が確実に得
られる。
【0015】請求項4の歯車研削工具は、上記ケーシン
グ8は、上記工具本体軸6の取付部6a側を支持すると
共に、上記ウォーム型研削砥石7の外周部を覆うケーシ
ング本体部21と、上記工具本体軸6の先端部を支持す
ると共に、上記ウォーム型研削砥石7の先端側端面を覆
うクランプ部22とを有し、上記クランプ部22は上記
ケーシング本体部21に着脱可能に構成されていること
を特徴としている。
【0016】上記請求項4の歯車研削工具に従えば、ク
ランプ部22をケーシング本体部21から取り外すこと
によってウォーム型研削砥石7の先端側端面が露出す
る。したがって、ウォーム型研削砥石7の工具本体軸6
への装着及び取外しを行うことが可能となり、ウォーム
型研削砥石7の交換作業を容易に行うことができる。
【0017】請求項5の歯車研削工具は、上記取付部
は、内周面がテーパ状に形成された被取付孔4に挿入し
て装着するため、テーパシャンク6aであることを特徴
としている。
【0018】上記請求項5の歯車研削工具に従えば、そ
の実施に好適である。また、工具本体軸6と工具軸2と
の連結強度の向上を図ることができ、ケーシング8によ
る工具本体軸6の両端支持構造と工具ヘッド端面1aへ
のケーシング8の当接構造と相俟って、ウォーム型研削
砥石7の撓みの抑制効果の向上が期待できる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の歯車研削工具の
具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施の形態である歯車研
削工具Aの断面図である。また図2は、歯車研削工具A
を図1の矢印R2方向から見た図であり、図3は図1の
矢印R3方向から見た図である。さらに図4は、歯車研
削工具Aを図1の矢印R4方向から見た図であり、図5
は図1の矢印R5方向から見た図である。
【0020】歯車研削工具Aは、複合工作機械が備える
工具ヘッド1に回転可能に支持されている工具軸2に着
脱自在に装着されるものである。工具軸2は、ベアリン
グ3、3によって工具ヘッド1に回転軸線L2回りに回
転可能に支持されており、先端側に被取付孔4を有す
る。被取付孔4の内周面4aは、内径が奥に向かうにつ
れて小さくなるテーパ面であり、さらに被取付孔4の奥
にはドローバ5が配置されている。
【0021】歯車研削工具Aは、工具軸2が有する被取
付孔4に取り付けられる取付部6aを備える工具本体軸
6と、工具本体軸6の先端側に装着されるウォーム型研
削砥石7と、工具本体軸6をウォーム型研削砥石7の両
側で回転自在に支持すると共に、上記取付部6aを上記
被取付孔4に取り付けた状態において上記工具ヘッド1
の端面1aに当接される当接部30を備えるケーシング
8とを備える。
【0022】工具本体軸6は、基端側に取付部であるテ
ーパシャンク6aを有し、先端側にウォーム型研削砥石
7を装着する装着部6bを有し、略中央部に支持部6c
を有する。
【0023】テーパシャンク6aは、基端側が小径とな
るように略円錐台形状に形成されている。そして、テー
パシャンク6aの基端部には、プルボルト9が取り付け
られている。テーパシャンク6aは、歯車研削工具Aを
複合工作機械に装着する際、工具軸2の先端側に設けら
れた被取付孔4に嵌入される。そして、プルボルト9を
ドローバ5によって被取付孔4の奥側に引き込むことに
よって、テーパシャンク6aの外周面と被取付孔4の内
周面4aとが圧着し、これによって歯車研削工具Aが工
具軸2に装着される。
【0024】ところで、テーパシャンク6aは、工具本
体軸6の回転軸線方向に延びる軸部10と、軸部10の
基端側に摺動可能に装着されるテーパカラ11と、軸部
10の先端側に配置されてテーパカラ11を基端側に付
勢する付勢手段12とを備えて構成されている。軸部1
0は、円柱状の先端部分10aと、先端部分10aより
もやや外形の大きい円柱状の中間部分10bと、略円錐
台形状の基端部分10cとの3つの部分からなる。テー
パカラ11は軸部10の先端部分10aに装着され、こ
の先端部分10aの先端部には先端部分10aよりも外
形の大きな規制部材13が装着されている。テーパカラ
11の先端が規制部材13に当接することによって、テ
ーパカラ11が軸部10から脱落するのが防止される。
また、テーパカラ11の外周面11aは、先端に向かう
につれて外形が小さくなるテーパ面である。
【0025】付勢手段12は、軸部10の中間部分10
bに装着される外筒12aと、外筒12aに内挿される
内筒12bと、中間部分10cに巻着されるバネ12c
とを備えて構成される。そしてバネ12cは、圧縮状態
で巻着されると共に、一端が外筒12aの基端部に固定
され、他端が内筒12bの先端部に固定される。したが
って付勢手段12は、内筒12bの先端をテーパカラ1
1に当接させることによって、バネ12cのバネ力を利
用してテーパカラ11を基端側に付勢している。このよ
うに、テーパシャンク6aを構成するテーパカラ11は
工具本体軸6の回転軸線方向に摺動可能であると共に、
基端側に付勢されているので、テーパカラ11のテーパ
面11aと被取付孔4のテーパ面4aとの寸法誤差を吸
収して確実にテーパ面11a、4a同士が圧接される。
したがって、工具軸2と工具本体軸6との連結強度が向
上する。
【0026】一方、装着部6bは、支持部6c側から先
端側に向かって工具本体軸6の回転軸線方向に延びる装
着軸14と、装着軸14の先端に形成されているテーパ
状支持部15とを備えて構成されている。ウォーム型研
削砥石7は、テーパ状支持部15側から装着され、キー
16を用いて装着軸14に固定される。また、ウォーム
型研削砥石7の先端側には押さえ部材17が装着されて
おり、この押さえ部材17の先端側に装着した締付ナッ
ト18を締結することによって、ウォーム型研削砥石7
の先端側への位置ずれが防止される。さらに、ウォーム
型研削砥石7と支持部6との間には、基準リング19が
ストッパネジ20によって固定されており、これによっ
てウォーム型研削砥石7の支持部6c側への位置ずれが
防止される。尚、基準リング19は、後述する回転規制
手段37の構成要素でもある。
【0027】上述した構成の工具本体軸6は、ケーシン
グ8に対して支持部6cと装着部6bのテーパ状支持部
15とによって回転自在に支持される。すなわち、ウォ
ーム型研削砥石7の両側がケーシング8によって支持さ
れる。ケーシング8は、ウォーム型研削砥石7を覆うと
共に、ウォーム型研削砥石7の外周部の一部を露出させ
るように形成されている。したがって、ケーシング8は
ウォーム型研削砥石7の安全カバーとして機能する。
【0028】ところで、ケーシング8は、本体部21と
クランプ部22とを組み合わせて構成されている。ケー
シング本体部21は、略有底円筒状の部材であり、底板
部で工具本体軸6の支持部6cを支持し、そして円筒部
でウォーム型研削砥石7の外周部を覆うと共に、底板部
でウォーム型研削砥石7の基端側端面を覆うものであ
る。但し、上述したようにケーシング本体部21は、円
筒部の一部を切断することによってウォーム型研削砥石
7の外周部の一部を露出させると共に、図5に示すよう
に底板部の一部を切断することによってウォーム型研削
砥石7の基端側端面の一部を露出させるように形成され
ている。一方、クランプ部22は、略円盤状の部材であ
り、工具本体軸6の先端部、すなわち装着部6bのテー
パ状支持部15を支持すると共に、ウォーム型研削砥石
7の先端側端面を覆うものである。但し、クランプ部2
2は、図4に示すようにその一部を切断することによっ
てウォーム型研削砥石7の先端側端面の一部を露出させ
るように形成されている。そして、クランプ部22は、
取付ボルト23・・・23によってケーシング本体部2
1に取り付けられており、取付ボルト23を緩めて抜き
取ることによってクランプ部22をケーシング本体部2
1から取り外すことができる。
【0029】このようにクランプ部22は、ケーシング
本体部21に着脱可能に構成されている。したがって、
クランプ部22をケーシング本体部21から取り外すこ
とによって、ウォーム型研削砥石7の先端側端面が露出
する。そして、締付ナット18と押さえ部材17とを取
り外すことによって、ウォーム型研削砥石7の工具軸6
への装着及び取外しを行うことが可能となる。
【0030】クランプ部22には、テーパカラ24がベ
アリング25によって回転自在に取り付けられている。
このテーパカラ24に装着部6bのテーパ状支持部15
を嵌入させることによって、工具本体軸6は回転自在に
支持される。一方、本体部21は、工具本体軸6の支持
部6cを外囲する円筒部26を有し、この円筒部26に
設けられたベアリング27、28、29によって支持部
6c、すなわち工具本体軸6が回転自在に支持される。
【0031】また、円筒部26の先端部(テーパシャン
ク6c側端部)には、円環状の当接部30が設けられて
いる。この当接部30の先端面30aは、工具本体軸6
の回転軸線に垂直な平面であり、工具本体軸6のテーパ
シャンク6aを工具軸2の被取付孔4に装着した際に、
工具ヘッド1の先端面1aに圧接される。これによっ
て、工具ヘッド1aとケーシング8とが強固に連結さ
れ、また歯車研削工具Aと複合工作機械との連結強度を
向上させることができる。
【0032】さらに、円筒部26の外周部には、全周に
わたって環状溝31が形成されている。この環状溝31
は、自動工具交換装置のチェンジアーム(図示せず)で
歯車研削工具Aを把持する際に、チェンジアームを嵌合
させるものである。
【0033】尚、円筒部26の当接部27の内周面部分
と、基準リング11の円筒部26側端面部分と、クラン
プ部22の内周面であってベアリング25より外側部分
とには、それぞれ円環状のシール部材32、33、34
が装着されている。このシール部材32、33、34
は、ベアリングの配置空間内に外部からの異物が侵入す
るのを防止すると共に、ベアリング潤滑剤の外部への流
出を防止する。
【0034】また、ケーシング8のケーシング本体部2
1には、位置決め機構35が設けられている。位置決め
機構35は、歯車研削工具Aを工具軸2に装着した際
に、工具ヘッド1に対する工具軸2の回転軸線回りのケ
ーシング8の位置を規定するためのものである。位置決
め機構25は、工具本体軸6の回転軸線と平行に摺動可
能に設けられた位置決め部材35aと、位置決め部材3
5aをテーパシャンク6a側に付勢するバネ35bとを
有し、位置決め部材25aの先端を外側に突出させてい
る。この位置決め部材35aの突出部分を、工具ヘッド
1の先端部に形成した凹部36に嵌入させることによっ
て、ケーシング8が位置決めされる。したがって、図示
しない工具マガジンに収納されている歯車研削工具Aを
図示しない自動工具交換装置を用いて工具軸2に装着す
る場合、位置決め機構35によってケーシング8の位置
決めがなされ、工具ヘッド1に対するウォーム型研削砥
石7の露出部分の位置が一定となるため、歯車研削加工
の自動制御が可能となる。
【0035】さらに、歯車研削工具Aには、テーパシャ
ンク6aを被取付孔4から取り外した状態において、工
具本体軸6とケーシング8との相対回転を規制する回転
規制手段37が設けられている。回転規制手段37は、
上記位置決め機構35を利用して構成されている。具体
的に説明すると、ケーシング8の本体部21の内側に透
孔38を形成して、位置決め機構35の位置決め部材3
5aの外周部を工具本体軸6に、正確には基準リング1
9に対向するように露出させる。そして、位置決め部材
35aの露出した外周部に、位置決め部材35aの移動
方向(工具本体軸6の回転軸線方向)に対して垂直方向
に延びる回り止めピン39を立設する。一方、基準リン
グ19の外周部には、所定の位置(1箇所)に溝部40
を形成する。そして、歯車研削工具Aを取り外した状態
で、かつ位置決め部材35aがバネ35bによって付勢
されて外部に突出した状態であるときに、回り止めピン
39が溝部40に嵌入するように構成する。
【0036】このような回転規制手段37によって、歯
車研削工具Aを取り外した状態では、ケーシング8と工
具本体軸6、すなわちウォーム型研削砥石7との相対回
転を規制できる。また、歯車研削工具Aを工具軸2に装
着した状態では、位置決め部材35aは工具ヘッド1の
先端部によって押されてバネ35bのバネ力に抗して移
動し、回り止めピン39が溝部40から脱離するため、
工具本体軸6は回転可能状態となる。したがって、研削
加工開始時及び研削加工終了時において、歯車研削工具
Aにおけるケーシング8とウォーム型研削砥石7との相
対回転位置が一定の関係に維持されることになる。
【0037】次に、上述した歯車研削工具Aを用いた歯
車研削加工方法について説明する。本実施の形態では、
歯車研削加工装置として汎用的な複合工作機械である複
合加工NC旋盤を用いている。
【0038】図6は、複合加工NC旋盤51の外観を示
す斜視図であり、図7は複合加工NC旋盤51の概略的
構成を示す正面図である。複合加工NC旋盤51は、基
台52と、基台52の上部に配置される刃物台53と、
基台52の側部に配置されるワーク台54とを備える。
【0039】刃物台53は、Z軸台55と、X軸台56
と、Y軸台57とを備えて構成されている。Z軸台55
は、基台52の上部に配置されると共に、基台52の上
面に平行に設定されるz軸方向に移動可能に設けられて
いる。また、X軸台56は、Z軸台55の上部に配置さ
れると共に、基台52の上面に平行でz軸に直交するx
軸方向に移動可能に設けられている。さらに、Y軸台5
7は、X軸台56の移動方向の一方側に位置する側部に
配置されると共に、x軸及びz軸に共に直交するy軸方
向に移動可能に設けられている。これによって、Y軸台
57はx軸−y軸−z軸から成る直交3軸方向に移動可
能となる。
【0040】Y軸台57には、ホルダ機枠58と、揺動
部59とが取り付けられている。ホルダ機枠58は、略
円盤状の部材であって、Y軸台57の側部であってX軸
台56とは反対側に位置する側部に配置されている。ま
た、揺動部59は、ホルダ機枠58の側部(Y軸台57
とは反対側)に取り付けられると共に、x軸に平行な回
転軸線回りに(矢印B方向に)回転可能に設けられてい
る。そして、揺動部59は、一端側を工具ヘッド1とし
て、工具軸2を設けている。この工具軸2に歯車研削工
具Aが着脱自在に取り付けられている。工具軸2は、x
軸に直交する回転軸線L2回りに回転可能に設けられて
いる。
【0041】したがって複合加工NC旋盤51では、歯
車研削工具Aを、基台52の側部から突出させてワーク
台54に対向するように配置させることができる。そし
て、揺動部59に角度変位を与えることによって、ウォ
ーム型研削砥石7を矢印B方向に角度変位させることが
できる。ところで、ウォーム型研削砥石7は、図1に示
すように、研削すべき被削歯車Wの歯形曲線を創成する
台形形状をした研削突起7aをねじ状に形成した砥石で
ある。尚、歯車研削工具Aは不使用時等には図7に示す
工具収容部60に収容され、工具軸2には他の切削刃具
を装着して使用することも可能である。
【0042】一方、ワーク台54は、基台52の側部で
あって、x軸方向の一方側に位置する側部に隣接して配
置されている。そして、ワーク台54は、z軸と平行な
回転軸線回りに回転可能な主軸61を有している。さら
に主軸61には、被削歯車Wを把持するチャック62が
取り付けられている。
【0043】X軸台56、Y軸台57、Z軸台55は、
図示しない制御装置によって移動方向及び移動量が制御
され、これによって被削歯車Wに対してウォーム型研削
砥石7を直交3軸方向に移動させることができる。ま
た、主軸61及び工具軸2は上記制御装置によって回転
数が制御され、これによってウォーム型研削砥石7及び
被削歯車Wの回転数が制御される。
【0044】次に、歯車研削加工方法の手順を説明す
る。まず、X軸台56、Y軸台57、Z軸台55を移動
させると共に、揺動部59を所定の角度変位させて、ウ
ォーム型研削砥石7を被削歯車Wに対する加工開始位置
に位置決めする。加工開始位置とは、ウォーム型研削砥
石7が被削歯車Wの一端側に位置すると共に、被削歯車
Wの歯筋方向とウォーム型研削砥石7のリード角とが一
致するように工具本体軸6が主軸61に対して所定の交
差角θを持って配置され、かつ被削歯車Wの歯とウォー
ム型研削砥石7の研削突起7aとが理想状態で噛み合う
ような位置である。ここで述べる理想状態とは、被削歯
車Wに創成される歯面が仕上がり歯面と一致する研削状
態をいうが、さらには、所定の取り代を研削突起7aに
よって研削される被削歯車Wの歯面と被削歯車Wの仕上
がり歯面が一致する研削状態をいう。
【0045】図8は、被削歯車Wとウォーム型研削砥石
7との位置関係を示す正面図である。図8(a)は、被
削歯車Wが平歯車である場合の位置関係を示している。
平歯車では歯筋方向が回転軸線と平行であり、ねじれ角
βは0であるので、歯筋方向は主軸61と平行になる。
一方、ウォーム型研削砥石7では研削突起7aは右ねじ
状に形成されており、リード角α傾斜している。したが
って、リード角を被削歯車Wの歯筋方向と一致させるた
めには、工具本体軸6を垂直方向に対して正面から見て
右回りにリード角αだけ傾斜させる必要がある。この場
合の交差角θは、90°+αである。尚、リード角αと
は、ウォーム型研削砥石7の回転軸線に対するつる巻き
角であり、ねじれ角βとは被削歯車Wの回転軸線と歯筋
方向とが成す角である。
【0046】図8(b)は、被削歯車Wが右ねじれはす
ば歯車である場合の位置関係を示している。右ねじれは
すば歯車とは、歯を一端側から見たときに他端側が右方
向にねじれているはすば歯車である。右ねじれはすば歯
車では歯筋方向が回転軸線に対してねじれ角β分傾斜し
ており、傾斜方向はウォーム型研削砥石7側から見て歯
の他端側が下に向く方向である。したがって、リード角
を被削歯車Wの歯筋方向と一致させるためには、工具本
体軸6を垂直方向に対して正面から見て左回りにねじれ
角β−リード角α分だけ傾斜させる必要がある。この場
合の交差角θは、90°+α−βである。
【0047】図8(c)は、被削歯車Wが左ねじれはす
ば歯車である場合の位置関係を示している。左ねじれは
すば歯車とは、歯を一端側から見たときに他端側が左方
向にねじれているはすば歯車である。左ねじれはすば歯
車では歯筋方向が回転軸線に対してねじれ角β分傾斜し
ており、傾斜方向はウォーム型研削砥石7側から見て歯
の他端側が上に向く方向である。したがって、リード角
を被削歯車Wの歯筋方向と一致させるためには、工具本
体軸6を垂直方向に対して正面から見て右回りにねじれ
角β+リード角α分だけ傾斜させる必要がある。この場
合の交差角は、90°+α+βである。
【0048】上述したような被削歯車Wとウォーム型研
削砥石7との位置決め完了後に、被削歯車Wとウォーム
型研削砥石7とを同期回転させると共に、工具本体軸6
を主軸61方向(z軸方向)に移動させることによっ
て、被削歯車Wの研削加工を行う。同期回転とは、ウォ
ーム型研削砥石7の1回転に対して被削歯車Wを1ピッ
チ分回転させることである。
【0049】森精機製NC旋盤(型式MT−250)を
用い、下記表1記載の被削歯車Wの諸元、本歯車研削工
具Aの諸元、NC旋盤での研削加工条件に基づき、加工
した。
【0050】
【表1】
【0051】その研削加工結果、図9に示す歯形形状を
得ることができた。被削歯車Wの歯数36枚を時計回り
にNo.1から順に番号付けして、4等分の位置にあた
る歯No.1、No10、No19、No28の左歯
面、右歯面について歯形形状の計測結果を以下の表2及
び表3に示す。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】以上の歯形形状の計測結果によれば、歯形
誤差は最大13.1μmであり、JIS3級規格(13
μm以下)に近く、また歯筋誤差は最大16μmであ
り、JIS3級規格(17μm以下)内に入る。したが
って、本歯車研削工具AによってもJIS3級規格を得
ることが可能であって、従来の加工方法と遜色のないこ
とがわかる。
【0055】以上のように本実施の形態によれば、歯車
研削工具Aを工具軸2に取り付けた状態ではケーシング
8の当接部30は工具ヘッド1の先端面1aに当接して
いるので、ケーシング8は強固に取り付けられる。そし
て、工具本体軸6は、ウォーム型研削砥石7の両側をケ
ーシング8で支持する両持ち支持構造で支持される。し
たがって、歯車研削加工時のウォーム型研削砥石7の撓
み量が小さくなり、ウォーム型研削砥石7の位置ずれが
抑制され、高精度の歯車研削加工を安定して行うことが
できる。また、工具本体軸6の回転数を高くしても、ウ
ォーム型研削砥石7の撓みによる位置ずれが抑制される
ので、高精度の歯車研削加工を短時間で行うことができ
る。
【0056】さらに、汎用性を有する複合加工NC旋盤
51を用い、刃物台53に歯車研削工具Aを取り付ける
一方、ワーク台54に被削歯車Wを取り付けて歯車研削
加工を行うことができる。したがって、歯車研削加工工
程と他の加工工程(例えば、旋削、歯切り)との集約を
図ることが可能となり、設備投資の抑制、加工時間の低
減、工程間移動時間の低減等によって、製造コストの低
減を図ることができる。この製造コストの低減は、多品
種少量生産の場合に特に効果的である。また近年では、
冷間鍛造技術の向上により、歯出し鍛造された歯車素材
が高精度に成形されるようになっており、旋削加工と歯
車研削加工のみで歯車を完成することが可能となってい
ることから、上記加工方法により一段と大きなコスト低
減効果が得られる。
【0057】さらに、交差角θを調整することができる
ので、1つの歯車研削工具Aでねじれ角の異なる多種類
の被削歯車Wを研削することができ、工具数の削減によ
る製造コストの低減を図ることができる。
【0058】また、ケーシング8はウォーム型研削砥石
7の安全カバーとして機能する。したがって、労働省が
定めた研削盤等構造規格に適合した歯車研削工具Aを提
供することができ、歯車研削加工を安全に行うことがで
きる。
【0059】さらに、歯車研削工具Aは工具軸2の被取
付孔4aへテーパシャンク6aを介して着脱自在に設け
られているので、不使用時には取り外すことによって工
具軸2の被取付孔4aの有効利用を図ることができると
共に、歯車研削工具Aの修理点検を容易に行い得るとい
う利点を有する。
【0060】また、回転規制手段37を設けたことによ
って、研削加工終了時及び研削加工開始時において、歯
車研削工具Aにおけるケーシング8とウォーム型研削砥
石7との相対回転位置が一定の関係に維持されるので、
研削加工開始時に、ウォーム型研削砥石7と被削歯車W
との位置合わせ作業を容易、かつ正確に行えることにな
り、製造コストの低減、及び加工精度の向上という利点
が確実に得られる。
【0061】また、クランプ部22を取り外し、締付ナ
ット18及び押さえ部材17を取り外すことによって、
ウォーム型研削砥石7の先端側端面が露出するので、ウ
ォーム型研削砥石7の工具本体軸6への装着及び取外し
を行うことが可能となり、ウォーム型研削砥石7の交換
作業を容易に行うことができる。
【0062】さらに、テーパシャンク6aによる被取付
孔4への装着と、バネ付勢されるテーパカラ11による
被取付孔4の内周面4aへの圧着とによって、工具本体
軸6と工具軸2との連結強度の向上を図ることができ
る。この連結強度の向上は、ケーシング8による工具本
体軸6の両端支持構造と、工具ヘッド1の先端面1aへ
のケーシング8の当接構造と相俟って、ウォーム型研削
砥石7の撓みの抑制効果の向上が期待できる。
【0063】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施
することができる。例えば、ケーシング8は全体を同一
材料で形成してもよいが、工具本体軸を支持する部分は
剛性の高い材料(例えば、金属)で形成し、他の部分、
すなわち安全カバーとして機能する部分は剛性の低い材
料(例えば、合成樹脂)で形成してもよい。この場合
は、歯車研削工具Aの軽量化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である歯車研削工具の断
面図である。
【図2】上記歯車研削工具を図1の矢印R2方向から見
たときの外観図である。
【図3】上記歯車研削工具を図1の矢印R3方向から見
たときの外観図である。
【図4】上記歯車研削工具を図1の矢印R4方向から見
たときの外観図である。
【図5】上記歯車研削工具を図1の矢印R5方向から見
たときの外観図である。
【図6】上記歯車研削工具を装着する複合加工NC旋盤
の斜視図である。
【図7】上記複合加工NC旋盤の概略を示す正面図であ
る。
【図8】被削歯車とウォーム型研削砥石との位置関係を
示す正面図である。
【図9】上記歯車研削工具で研削した被削歯車の歯形形
状を示すグラフである。
【図10】歯車研削盤の透過斜視図である。
【符号の説明】
1 工具ヘッド 1a 先端面 2 工具軸 4 被取付孔 6 工具本体軸 6a 取付部(テーパシャンク) 7 ウォーム型研削砥石 8 ケーシング 21 ケーシング本体部 22 クランプ部 30 当接部 37 回転規制手段 51 複合加工NC旋盤 53 刃物台 54 ワーク台 61 主軸 A 歯車研削工具 W 被削歯車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動可能な工具軸(2)を備える工
    具ヘッド(1)と、被削歯車(W)を取り付ける回転駆
    動可能な主軸(61)を備えると共に、上記工具ヘッド
    (1)に対して相対移動可能に構成されるワーク台(5
    4)とを備えるNC旋盤等の複合工作機械(51)にお
    いて、被削歯車(W)の研削加工を行う際に使用する歯
    車研削工具(A)であって、上記工具軸(2)が有する
    被取付部(4)に取り付けられる取付部(6a)を備え
    る工具本体軸(6)と、上記工具本体軸(6)の先端側
    に装着されるウォーム型研削砥石(7)と、上記工具本
    体軸(6)を上記ウォーム型研削砥石(7)の両側で回
    転自在に支持すると共に、上記取付部(6a)を上記被
    取付部(4)に取り付けた状態において上記工具ヘッド
    (1)の端面(1a)に当接される当接部(30)を備
    えるケーシング(8)とを備えていることを特徴とする
    歯車研削工具。
  2. 【請求項2】 上記ケーシング(8)は、上記ウォーム
    型研削砥石(7)を覆うと共に、上記ウォーム型研削砥
    石(7)の外周部の一部を露出させるように形成されて
    いることを特徴とする請求項1の歯車研削工具。
  3. 【請求項3】 上記取付部(6a)は上記被取付部
    (4)に着脱自在に構成され、上記取付部(6a)を上
    記被取付部(4)から取り外した状態において上記工具
    本体軸(6)と上記ケーシング(8)との相対回転を規
    制する回転規制手段(37)を備えていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2の歯車研削工具。
  4. 【請求項4】 上記ケーシング(8)は、上記工具本体
    軸(6)の取付部(6a)側を支持すると共に、上記ウ
    ォーム型研削砥石(7)の外周部を覆うケーシング本体
    部(21)と、上記工具本体軸(6)の先端部を支持す
    ると共に、上記ウォーム型研削砥石(7)の先端側端面
    を覆うクランプ部(22)とを有し、上記クランプ部
    (22)は上記ケーシング本体部(21)に着脱可能に
    構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかの歯車研削工具。
  5. 【請求項5】 上記取付部は、内周面がテーパ状に形成
    された被取付孔(4)に挿入して装着するため、テーパ
    シャンク(6a)であることを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれかの歯車研削工具。
JP2000264952A 2000-09-01 2000-09-01 歯車研削工具 Expired - Fee Related JP4311701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264952A JP4311701B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 歯車研削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264952A JP4311701B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 歯車研削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002066841A true JP2002066841A (ja) 2002-03-05
JP4311701B2 JP4311701B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=18752288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000264952A Expired - Fee Related JP4311701B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 歯車研削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4311701B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179456A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Deckel Maho Pfronten Gmbh 工作機械内にクランプされた加工品を生成機械加工するための装置およびギアを有する加工品を製造するための方法
CN102205519A (zh) * 2011-06-01 2011-10-05 邓文俊 一种新型数控蜗杆磨床
CN109317766A (zh) * 2018-12-04 2019-02-12 宁波德凯数控机床有限公司 一种滚齿机的刀杆和尾端的链接结构
JP2020082319A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社ジェイテクト 工具ユニット

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179456A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Deckel Maho Pfronten Gmbh 工作機械内にクランプされた加工品を生成機械加工するための装置およびギアを有する加工品を製造するための方法
CN102205519A (zh) * 2011-06-01 2011-10-05 邓文俊 一种新型数控蜗杆磨床
JP2020082319A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社ジェイテクト 工具ユニット
JP7238368B2 (ja) 2018-11-30 2023-03-14 株式会社ジェイテクト 工具ユニット
CN109317766A (zh) * 2018-12-04 2019-02-12 宁波德凯数控机床有限公司 一种滚齿机的刀杆和尾端的链接结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4311701B2 (ja) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7395589B1 (en) Rotational power servo toolpost
JP2002103139A (ja) 歯車研削加工方法、並びに歯車研削用タレットヘッド及び歯車研削工具
US6048142A (en) Profiling method
JP5968000B2 (ja) 歯車加工機械
CN103072011B (zh) 一种切削加工用双坐标盘定位装置
US20190360568A1 (en) Universal Retrofit Kit Apparatus and Methods Thereof
KR20140144917A (ko) 앵글헤드
JP2002066841A (ja) 歯車研削工具
JP5557587B2 (ja) 中空ワークの内面加工装置
JP2002011616A (ja) 歯切工具及び歯切加工方法
JPS625877Y2 (ja)
JPH1015703A (ja) 多機能旋盤
JP5121361B2 (ja) 中空ワークの内面加工装置
WO2018038276A1 (ja) 位置補正機能付き作業機械及びその位置補正方法。
JPH11300527A (ja) 主軸台移動形cnc自動旋盤用ホブ加工装置
JPH05162015A (ja) 対向砥石台を備えたねじ研削盤
KR101438222B1 (ko) 회전 공구를 이용한 버어 제거장치
KR100921079B1 (ko) 스핀들 유닛
JPS6157125B2 (ja)
JP5787690B2 (ja) 工作機械および加工方法
KR200167001Y1 (ko) 회전공구, 회전모떼기공구 그리고 가공설비
JPH0627286Y2 (ja) 公転工具の公転半径調整装置
JP2002144217A (ja) ラッピングツール及びラッピング加工方法
CN117696947A (zh) 一种变径孔加工装置及方法
CN102794669B (zh) “十二点定位原理”在机械加工工艺系统里的应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090511

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees