JP2002066385A - 液体中の固形分分離装置 - Google Patents

液体中の固形分分離装置

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JP2002066385A
JP2002066385A JP2000260195A JP2000260195A JP2002066385A JP 2002066385 A JP2002066385 A JP 2002066385A JP 2000260195 A JP2000260195 A JP 2000260195A JP 2000260195 A JP2000260195 A JP 2000260195A JP 2002066385 A JP2002066385 A JP 2002066385A
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JP
Japan
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sand
liquid
solid matter
screw
trough
Prior art date
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Application number
JP2000260195A
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English (en)
Inventor
Makoto Yoshioka
真 吉岡
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水処理施設における最初沈殿池の引き抜き
汚泥のような固形分を含む液体から固形分を分離する処
理をした際に、抜き出される固形分の含水率を低くする
ことができる液体中の固形分分離装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 液体サイクロン10と、前記液体サイク
ロンで分離された固形分の貯留槽20と、その受け入れ
部31が前記貯留槽20の下方に接続して設けられると
共に排出口33側が前記受け入れ部31よりも上方に位
置するように傾斜して配置された、液体サイクロンで分
離された固形分を排出するためのスクリューコンベア3
0とを備えた固形分分離装置において、前記スクリュー
コンベア30のトラフ32の底部に、スクリューの軸3
5方向に沿って溝36が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体中の固形分を
分離する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理施設においては、最初沈殿池の
引き抜き汚泥などの汚泥から砂などの比重の大きい固形
分だけを分離する処理が行われる。このような液体中の
固形分を分離する処理を行うための装置としては、例え
ば、図3に示すような汚泥中の砂を分離するための固形
分分離装置がある。この装置は、液体サイクロンと液体
サイクロンで分離された固形分を排出するためのスクリ
ューコンベアを備えた装置であって、供給された汚泥中
の固形分を分級して砂だけを分離させるための液体サイ
クロン10と、液体サイクロン10により分離された砂
を排出するためのスクリューコンベア30が貯留槽20
を介して気密に接続された構成になっている。図中、液
体サイクロン10に付されている符号は、11が被処理
汚泥の供給管、12が砂が除かれた汚泥を排出する上部
排出管、13が分級されて沈降する砂を排出する下部排
出管である。スクリューコンベア30はその排出口側が
上方に位置するように傾斜して配置されいる。31はス
クリューコンベアの受け入れ部、32はトラフ、33は
砂の排出口、34はスクリューの羽根、35はスクリュ
ーの軸である。
【0003】この装置による汚泥中の砂の分離は次のよ
うに行われる。木片や金属片のような大きな夾雑物が除
去された汚泥が供給管11からサイクロン10内へ供給
される。サイクロン10内では、供給された汚泥中の固
形分が遠心力の作用を受けて分級され、比重の大きい砂
と比重の小さい汚泥分とに分離される。そして、汚泥分
は上部排出管12から排出され、砂は下部排出管13か
ら貯留槽20内へ排出される。貯留槽20へ排出された
砂は沈降してスクリューコンベアの受け入れ部31堆積
し、スクリュー34により搬送されて排出口33から抜
き出される。この際、スクリューコンベアの受け入れ部
31からスクリューによりスラッジ状の砂が掻き上げら
れて上方へ搬送されるが、砂の排出口33がトラフ32
内に形成される水面40より高い位置に設けられている
ので、砂と一緒に搬送されてきた水が水面40と排出口
33の間で、順次砂層を通って下方へ流下し、砂の水切
りが行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の固形分
分離装置により、下水処理施設の最初沈殿池の引き抜き
汚泥などの汚泥を処理すると、分離されて抜き出された
砂の含水率が高くなりやすく、その改善が望まれてい
た。特に、多量の砂を含む汚泥を処理した場合には、砂
の搬送量が多くなるので、砂の水切りが十分に行われ
ず、抜き出された砂の処分に際し問題が生じていた。
【0005】抜き出された砂の水切りが十分に行われな
いのは、スクリューコンベアのトラフとスクリューの羽
根との間隙が狭く、水切りされて流下する水の流路が不
足することがあるためである。このため、スラッジ状の
砂をスクリューコンベアで掻き上げて抜き出す際に、ト
ラフの底部においては、水切りされて流下してきた水の
うちの或る程度の量が水面方向へ流れないで、スクリュ
ー羽根により上方へ押し上げられてしまい、含水率の高
い砂が排出される。特に、多量の砂を含む汚泥を処理し
た場合には、砂の搬送量が多くなって、スクリューコン
ベアによる砂の搬送高さが高くなり、又、水切りされて
トラフの底部に集まる水量も多くなるので、砂の水切り
が不十分になる度合いは一層大きくなる。
【0006】ところで、下水処理施設の最初沈殿池へ流
入する汚水の性状は気象条件や季節などにより大きく変
化する。例えば、降雨時などには、多量の砂が最初沈殿
池へ流入する。そして、最初沈殿池から汲み上げた引き
抜き汚泥には多量の砂が含まれている。このため、この
ような状況においては、多量の砂を含む汚泥を処理しな
ければならず、その際には、含水率が高い砂が排出され
る。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決し、下水処
理施設における最初沈殿池の引き抜き汚泥のような固形
分を含む液体から固形分を分離する処理をした際に、抜
き出される固形分の含水率を低くすることができる液体
中の固形分分離装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は次の発明に
より解決される。
【0009】請求項1の発明に係る固形分分離装置は、
液体サイクロンと、前記液体サイクロンで分離された固
形分の貯留槽と、その受け入れ部が前記貯留槽の下方に
接続して設けられると共に排出口側が前記受け入れ部よ
りも上方に位置するように傾斜して配置された、液体サ
イクロンで分離された固形分を排出するためのスクリュ
ーコンベアとを備えた固形分分離装置において、前記ス
クリューコンベアのトラフの底部に、スクリューの軸方
向に沿って溝が形成されていることを特徴としている。
【0010】請求項2の発明に係る固形分分離装置は、
請求項1の発明において、トラフの底部に溝が形成され
ている部分が、運転時にスクリューコンベア内に形成さ
れる水面の位置より排出口側の部分であることを特徴と
している。
【0011】本発明においては、スクリューコンベアの
トラフの底部にスクリューの軸方向に沿って溝を設けて
いるので、この溝が水切りされてトラフの底部に集まっ
た水が水面方向へ流れる流路になる。このため、搬送中
の固形分の層を通って流下してきた水がトラフの底部に
溜まらなくなり、固形分の含水率か高くなる問題は解消
される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る実施の形態の
一例を示す、汚泥中の砂を分離するための固形分分離装
置の説明図である。又、図2は図1におけるA−A部の
断面図である。図1において、図3と同じ機能を有する
部分については、同一の符号を付し説明を省略する。こ
の実施の形態においては、スクリューコンベアのトラフ
32の底部に、スクリューの軸35に沿って溝36が形
成されている。この溝36は1条だけであってもよく、
図2に示すように、複数条であってもよい。又、溝36
は、運転時にスクリューコンベア内に形成される水面4
0の位置より排出口側の部分のトラフに設けられてい
る。
【0013】上記のように設けられている溝36は、運
転中には、搬送されてきた砂により埋められてしまい、
空間ではなくなるが、溝36はスクリューの羽根34よ
り下に設けられているので、砂の搬送中に水切りされて
トラフの底部まで流下した水は、溝36内に集まる。そ
して、この水はスクリューの羽根34による影響を受け
ることなく、溝36の中の砂層を通って水面40方向へ
流れる。
【0014】なお、上記実施の形態の説明においては、
液体サイクロンとスクリューコンベアが貯留槽を介して
気密に接続されている装置について述べたが、本発明は
このような装置だけに適用できるものではなく、上記両
者が気密に接続されていない装置にも適用することがで
きる。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、液体サイクロンで分
離された固形分を排出するためのスクリューコンベアの
トラフの底部に、スクリューの軸方向に沿って溝が形成
されているので、砂などの固形分を含む液体を処理した
際に、その溝が、分離された固形分の搬送中に水切りさ
れてトラフの底部まで流下した水がコンベアの下流側へ
流れる流路になる。このため、搬送中の固形分の層を通
って流下してきた水がトラフの底部に溜まらなくなっ
て、抜き出される固形分の含水率が低くなり、その固形
分の処分が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の一例を示す図であ
る。
【図2】図1におけるA−A部の断面図である。
【図3】従来の固形分分離装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 液体サイクロン 11 被処理汚泥の供給管 12 砂が除かれた汚泥を排出する上部排出管 13 下部排出管 20 貯留槽 30 スクリューコンベア 31 スクリューコンベアの受け入れ部 32 スクリューコンベアのトラフ 33 砂の排出口 34 スクリューの羽根 35 スクリューの軸 36 溝 40 水面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体サイクロンと、前記液体サイクロン
    で分離された固形分の貯留槽と、その受け入れ部が前記
    貯留槽の下方に接続して設けられると共に排出口側が前
    記受け入れ部よりも上方に位置するように傾斜して配置
    された、液体サイクロンで分離された固形分を排出する
    ためのスクリューコンベアとを備えた固形分分離装置に
    おいて、前記スクリューコンベアのトラフの底部に、ス
    クリューの軸方向に沿って溝が形成されていることを特
    徴とする液体中の固形分分離装置。
  2. 【請求項2】 トラフの底部に溝が形成されている部分
    が、運転時にスクリューコンベア内に形成される水面の
    位置より排出口側の部分であることを特徴とする請求項
    1に記載の液体中の固形分分離装置。
JP2000260195A 2000-08-30 2000-08-30 液体中の固形分分離装置 Pending JP2002066385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022082820A1 (zh) * 2020-10-25 2022-04-28 山东舜鹏建材有限公司 一种碎石生产用旋风除尘器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022082820A1 (zh) * 2020-10-25 2022-04-28 山东舜鹏建材有限公司 一种碎石生产用旋风除尘器

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