JP2002066298A - 回転ドラム型造粒コーティング装置および回転ドラム型造粒コーティング方法 - Google Patents

回転ドラム型造粒コーティング装置および回転ドラム型造粒コーティング方法

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JP2002066298A
JP2002066298A JP2000264830A JP2000264830A JP2002066298A JP 2002066298 A JP2002066298 A JP 2002066298A JP 2000264830 A JP2000264830 A JP 2000264830A JP 2000264830 A JP2000264830 A JP 2000264830A JP 2002066298 A JP2002066298 A JP 2002066298A
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drum
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rotating
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JP2000264830A
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Shigemichi Takei
成通 武井
Hiroyuki Oishi
博之 大石
Kazutomi Unosawa
一臣 鵜野沢
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Freund Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラムを使用した造粒コーテング技術に
おいて、造粒コーティングプロセスを構成する各工程に
基づく回分操作を連続的に行うようにする。 【解決手段】 造粒コーティングプロセスを構成する各
工程の機能を有する原料供給及び予備加熱ステーション
30a、造粒コーティングステーション30b、乾燥及
び製品排出ステーション30c、回転ドラム回収ステー
ション30dを直線状に配置する。回転ドラム10を、
各ステーションを順に水平移動アーム21に設けた昇降
アーム22a、22b、22cを使用して移動させるこ
とにより、回転ドラム10の内容物が造粒コーティング
プロセスの各工程を順に経て、連続的な造粒コーティン
グが行える。各機能ステーションは、リング状に配置し
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体造粒コーテ
ィング装置、特に医薬品や食品に用いる錠剤や顆粒等の
粉粒体に造粒コーティングを施す粉粒体造粒コーティン
グ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品用の錠剤や顆粒あるいは木の実、
粒状の菓子のような粉粒体の表面に糖衣を施したり、フ
ィルムコーティングを施したりするための装置として
は、回転ドラム型造粒コーティング装置が広く利用され
ている。
【0003】回転ドラム型造粒コーティング装置には多
くの種類がある(例えば、「造粒ハンドブック」日本粉
体工業技術協会編、オーム社刊、p148〜159、p
415参照)が、操業方式としては回分式と連続式(半
連続式と連続式を含む)に大別される。
【0004】現在、医薬品などの造粒コーティングには
殆どの場合、回分式が用いられている。これは、回分式
の方が粉粒体に付着する糖衣やフィルムの量を均一にす
るのに適していること、充分な乾燥品が単一の装置内で
得られるため、生成物を他の乾燥装置に移送する必要が
なくGMP上すぐれていることなどによる。
【0005】これに対して、例えば、「造粒ハンドブッ
ク」p148、図2・38に示されるような連続式で
は、原料を連続投入し、ドラムの傾斜により徐々に移動
した生成物を連続的に排出する。このため、原料の投
入、予備加熱、冷却、排出など、主工程の前後に行われ
る独立した工程が不要となり、処理時間が短縮される。
また、理論上は定常的な操業が可能になるので、工程の
制御管理が容易になるはずである。
【0006】しかし、連続式の回転ドラムでは、ドラム
の傾斜により粉粒体がドラム内を移動するが、移動速度
は全ての粉粒体が同一のものではなく、粉粒体の粒子ご
とにドラム内の滞留時間が異なる。したがって、連続式
の回転ドラムでは、生成物の粒子に付着した糖衣やフィ
ルムの量は不均一で、生成物粒子ごとに乾燥度合いも異
なるなどの欠点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような連続式の欠
点のため、前述したように、医薬品の造粒コーティング
などには、回分式の装置が用いられているが、その装置
は、生産規模の拡大に伴い、スケールアップに起因する
問題点を有する。
【0008】すなわち、装置を大型化すると、1バッチ
の所要時間が小型機に比して長くなり、単位時間当たり
の生産能力は仕込量に比例せず、これを下回ることにな
る。これは、仕込量が装置寸法の3乗に比例して増大す
るのに対し、乾燥空気量は装置の寸法の2乗(通気断面
積)に比例し、内容物の乾燥速度は乾燥空気量に比例す
るため、乾燥の所要時間が装置の寸法に比例して増大す
ることになるからである。
【0009】操業面においても、装置が大型化するほど
均一な混合状態を維持するのが困難になり、生成物の品
質がばらつきやすくなる。
【0010】このように、回転ドラムをある程度以上に
大型化するのは好ましくないので、生産規模を拡大する
ときは、使用実績のある小型装置を並列設置して同一の
造粒コーティング処理を複数の装置で実施することにな
る。
【0011】しかし、この方式は装置の設置床面積や作
業人員当たりの生産効率が、生産規模の拡大に伴って向
上することがなく、大量生産のメリットを享受できない
ばかりか、装置間の操作条件のバラツキに基づく生成物
品質の不均一性が問題になることがある。
【0012】そこで、回分式装置の長所を生かしつつ、
生産能力を向上させる連続式の装置を開発することが必
要であると、本発明者らは考えた。
【0013】本発明の目的は、回転ドラム型造粒コーテ
ィング装置において、造粒コーティングプロセスを構成
する各工程に基づく処理を回分式に構成し、かかる回分
式に構成した各処理を連続的に行えるようにすることに
ある。
【0014】本発明の目的は、回転ドラム型造粒コーテ
ィング方法において、造粒コーティングプロセスを構成
する各工程に基づく回分操作を、連続的に行えるように
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ドラム型造
粒コーティング装置は、移動手段により順次移動させら
れる複数の回転ドラムと、回転ドラム型造粒コーティン
グプロセスを構成する各工程の機能を有する複数の機能
ステーションとを有し、前記回転ドラムを前記移動手段
により移動させて、各機能ステーションごとに滞在させ
ながら、順次、前記回転ドラムを次の機能ステーション
に移動させることを特徴とする。
【0016】複数の前記機能ステーションには、前記回
転ドラムを回転させるドラム駆動用ロール、前記回転ド
ラムの内部にスプレー液を噴霧するスプレーガン、前記
回転ドラムの内部に気体を通す給・排気部の全部または
一部を設ける機能ステーションが含まれ、前記ドラム駆
動用ロールには、前記移動手段により移動させられて、
前記ドラム駆動用ロールを有する機能ステーションに滞
在させる前記回転ドラムが、回転可能にセットされ、前
記スプレーガンは、前記スプレーガンを有する機能ステ
ーションに滞在させる前記回転ドラムの内部に挿入さ
れ、前記給・排気部は、前記給・排気部を有する機能ス
テーションに滞在させる前記回転ドラムの内部に連通さ
れることを特徴とする。
【0017】前記移動手段とは、例えば、回転ドラムが
循環するように構成されている循環手段であることを特
徴とする。前記循環手段とは、例えば、旋回中心から同
一円周位置に設けられた複数の前記回転ドラムを、前記
旋回中心を中心として旋回させる旋回手段であることを
特徴とする。複数の前記機能ステーションは、例えば、
原料供給ステーション、造粒コーティングステーショ
ン、乾燥ステーション、製品排出ステーションの全部ま
たは一部のステーションを有していることを特徴とす
る。
【0018】他の本発明は、上記いずれかの構成の回転
ドラム型造粒コーティング装置を使用して、粉粒体を収
容した前記回転ドラムを、前記移動手段により移動させ
て各機能ステーションごとに滞在させながら、各機能ス
テーションごとに造粒コーティングプロセスの一部の工
程を実施し、前記回転ドラムを前記移動手段により次の
機能ステーションに移動させ、造粒コーティングプロセ
スの次の工程を実施する操作を繰り返すことにより、造
粒コーティングプロセスを実施することを特徴とする。
【0019】本発明の回転ドラム型造粒コーティング装
置の代表的なものとして、例えば、回転ドラム型造粒コ
ーティングプロセスを構成する原料供給工程、造粒コー
ティング工程、乾燥工程、製品排出工程などの機能を有
する機能ステーションに対して、旋回中心から放射位置
に設けられた複数の前記回転ドラムを、旋回手段により
前記旋回中心を中心に旋回させて、順次各機能ステーシ
ョンを巡らせ、回転ドラム内の粉粒体を造粒コーティン
グすることができる。
【0020】本発明の回転ドラム型造粒コーティング装
置では、このように粉粒体を収容した回転ドラムを順次
機能ステーションを巡らすことにより回分式の要素と、
連続式の要素とを取り入れ、両方式の長所を併用させる
ように構成されている。
【0021】かかる構成の回転ドラム型造粒コーティン
グ装置を使用して、粉粒体を転動状態で造粒コーティン
グする本発明の方法を使用することにより、粉粒体に付
着する糖衣やフィルムの量の均一性を確保しながら、連
続式における大量生産性をも確保することができる。
【0022】なお、本発明の造粒コーティング装置、造
粒コーティング方法では、造粒とコーティングの双方を
行っても良いし、あるいは造粒、コーティングのいずれ
か一方のみを行ってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面により詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の回転ド
ラム型造粒コーティング装置を構成する機能ステーショ
ン、回転ドラム、移動手段をそれぞれ示す部分拡大斜視
図である。図2は、本発明の回転ドラム型造粒コーティ
ング装置本体の概略構成を示す斜視図である。
【0025】本発明の回転ドラム型造粒コーティング装
置は、図1に示すように回転ドラム10と、移動手段2
0と、回転ドラム型造粒コーティングプロセスを構成す
る各工程の機能を有する機能ステーション30とから構
成されている。
【0026】回転ドラム10は、図1に示すように、金
網や多孔板などの通気部材で形成された直胴部分11
と、直胴部分11の両側に形成されたコニカル部分11
R、11Lとから構成されている。コニカル部分11
R、11Lの端面は、それぞれ開口され、コニカル部分
11Lの端面開口部には、外部から回転ドラム10の内
部の様子が確認できるように覗窓12aを有する開閉可
能な蓋12が設けられている。
【0027】直胴部分11とコニカル部分11R、11
Lとの境界部には、フランジ13が設けられている。フ
ランジ13には、吊り下げ孔14が、フランジ13の径
方向のほぼ両端位置に設けられている。
【0028】移動手段20は、スライド手段(図示せ
ず)により水平方向にスライドする水平移動アーム21
と、水平移動アーム21に配設された昇降アーム22
と、昇降アーム22にそれぞれ設置された吊り下げシリ
ンダ23により構成されている。吊り下げシリンダ23
は、シリンダロッド24を左右外側に向けて伸縮自在に
設けたシリンダ23R、23Lとから構成されている。
【0029】機能ステーション30は、モータ31によ
り回転するドラム駆動用ロール32と、給気用連結管3
3に連通された給気口34と、スプレー液配管35に連
通されたスプレーガン36と、給気口34及びスプレー
ガン36の取付板37と、取付板37をスライドさせる
シリンダ38と、排気用連結管(図示せず)に連通され
た排気チャンバ39とが、基台41に配設されて構成さ
れている。給気口34と排気チャンバ39とで、回転ド
ラム10の内部に気体を通す給・排気部が構成されてい
る。
【0030】ドラム駆動用ロール32は、同軸回転する
一対のロール32Rと同軸回転する一対のロール32L
とで構成されている。一対のロール32R間、一対のロ
ール32L間は、それぞれ回転ドラム10の両フランジ
13の離間幅に合わせて設定され、回転ドラム10を機
能ステーション30にセットした場合には、両フランジ
13がロール32R、32L上に外れないように載せる
ことができるようになっている。一対のロール32R
は、モータ31により回転可能に構成され、一対のロー
ル32Lは、従動ロールに構成されている。
【0031】機能ステーション30は、図2に示す本発
明の回転ドラム型コーティング装置では複数設けられ、
原料供給及び予備加熱ステーション30a(30)、造
粒コーティングステーション30b(30)、乾燥及び
製品排出ステーション30c(30)、回転ドラム回収
ステーション30d(30)に構成され、水平方向でほ
ぼ直線上に設置されている。
【0032】これらほぼ直線上に配置された原料供給及
び予備加熱ステーション30a、造粒コーティングステ
ーション30b、乾燥及び製品排出ステーション30
c、回転ドラム回収ステーション30dの上方には、原
料供給及び予備加熱ステーション30aから回転ドラム
回収ステーション30dにかけて、水平移動アーム21
が直線状に渡されている。
【0033】原料供給及び予備加熱ステーション30a
には、モータ31a、ドラム駆動用ロール32aが設置
され、給気用連結管33a(33)、給気口(図示せ
ず)、取付板(図示せず)、シリンダ38a(38)、
排気チャンバ39a(39)も設置されている。原料供
給及び予備加熱ステーション30aの上部には、回転ド
ラム10a(10)を造粒コーティングステーション3
0b(30)に移動するために、昇降アーム22a(2
2)と吊り下げシリンダ23a(23)が配設されてい
る。なお、図示しない上記給気口、取付板は、図1に示
すと同様に構成されている。
【0034】昇降アーム22aは、原料供給及び予備加
熱ステーション30aの上方に渡されている水平移動ア
ーム21に固定され、水平移動アーム21を水平方向に
スライドさせることにより移動させることができる。
【0035】造粒コーティングステーション30bに
は、図2、3に示すように、モータ31b(31)、ド
ラム駆動用ロール32b(32)が設置され、給気用連
結管33b(33)、給気口34b(34)、スプレー
液配管35b(35)、スプレーガン36b(36)、
取付板37b(37)、シリンダ38b(38)、排気
チャンバ39b(39)も設置されている。造粒コーテ
ィングステーション30bの上部には、回転ドラム10
bを乾燥及び製品排出ステーション30c(30)に移
動するために、昇降アーム22b(22)と吊り下げシ
リンダ23b(23)が配設されている。
【0036】乾燥及び製品排出ステーション30cに
は、モータ31c(31)、ドラム駆動用ロール32c
(32)が設置され、給気用連結管33c(33)、給
気口(図示せず)、取付板(図示せず)、シリンダ38
c(38)、排気チャンバ39c(39)も設置されて
いる。乾燥及び製品排出ステーション30cの上部に
は、回転ドラム10cを回転ドラム回収ステーション3
0d(30)に移動するために、昇降アーム22c(2
2)と吊り下げシリンダ23c(23)が配設されてい
る。なお、図示しない上記給気口、取付板は、図1に示
すと同様に構成されている。
【0037】回転ドラム回収ステーション30dには、
回転ドラム10cの直胴部分11c(11)を受けるド
ラム受け座42が設置されている。
【0038】上記構成の回転ドラム型造粒コーティング
装置を使用して、粉粒体を造粒コーティングする方法に
ついて説明する。
【0039】図2に示すように、先ず粉粒体を収納した
回転ドラム10aを、原料供給及び予備加熱ステーショ
ン30aの駆動用ロール32a上に、回転可能な状態に
セットする。セットに際しては、回転ドラム10aのフ
ランジ13aがドラム駆動用ロール32aに載るように
行う。このように回転ドラム10aをセットした状態
で、直胴部分11aの下方側は、排気チャンバ39aの
開口面に面しており、直胴部分11aの網目部分を通過
する気体が排気チャンバ39aを通して排気されるよう
になっている。
【0040】このようにしてセットした回転ドラム10
aのコニカル部分11R(図1参照)の開口部に、取付
板(図示せず)を近づける。なお、取付板はシリンダ3
8aのシリンダロッドの先端に取り付けられ、回転ドラ
ム10aをセットする際には邪魔にならないように、シ
リンダ38aのシリンダロッドを縮めた状態で後退させ
られている。
【0041】回転ドラム10aのセット後、シリンダ3
8aのシリンダロッドを伸ばして、取付板を回転ドラム
10aのコニカル部分11Rの開口部近くまで押し出
す。このようにして取付板を押し出すことにより、図1
に示すと同様の構成の給気口は、回転ドラム10aの内
部に挿入されることとなる。このように給気口が内部に
挿入された回転ドラム10aを、モータ31aにより駆
動用ロール32aを介して、所望の回転数で回転する。
【0042】この状態で、給気用連結管33aを通して
給気口から給気された乾燥空気は、回転ドラム10a内
を通過し、直胴部分11aの網目部、排気チャンバ39
aを介して排気される。このようにして、回転ドラム1
0a内の粉粒体は所定時間予備加熱される。所定時間経
過後、給気および排気を止め、取付板のシリンダ38を
縮め、給気口を回転ドラム10aの外部に引き出し、回
転ドラム10aをフランジ13aの両吊り下げ孔14a
が上下方向に来る所定の回転位置で停止させ、予備加熱
工程を終了する。
【0043】予備加熱工程終了後、昇降アーム22aが
下降し、吊り下げシリンダ23aのロッド24a(2
4)がのび、回転ドラム10aのフランジ13a(1
3)の吊り下げ孔14a(14)を貫通する。この状態
で、昇降アーム22aが上昇し、回転ドラム10aが吊
り下げられる。回転ドラム10aを吊り下げた昇降アー
ム22aは、水平移動アーム21のスライドにより、造
粒コーティングステーション30b上部まで移動する。
【0044】造粒コーティングステーション30b上部
で、昇降アーム22aが下降し、昇降アーム22aに吊
り下げられた回転ドラム10aは、駆動用ロール32b
上に設置される。次に、吊り下げシリンダ23aのシリ
ンダロッド24aが引っ込み、回転ドラム10aと吊り
下げシリンダ23aは離れる。昇降アーム22aは上昇
し、水平移動アーム21のスライドにより、昇降アーム
22a及び吊り下げシリンダ23aは、最初に位置した
原料供給及び予備加熱ステーション30aの上部に戻
る。造粒コーティングステーション30bの駆動用ロー
ル32b上に移動した回転ドラムは、以後、回転ドラム
10bと呼ぶ。
【0045】造粒コーティングステーション30bの駆
動用ロール32b上に、回転可能な状態で設置された回
転ドラム10b後部(コニカル部11R)では、図3に
示すように、シリンダ38bにより、給気口34b及び
スプレーガン36bは、取付板37bを介して、回転ド
ラム10bに挿入される。回転ドラム10bは、モータ
31bにより駆動用ロール32bを介して、所望の回転
数で回転する。
【0046】この状態で、給気口34bから給気された
乾燥空気は、回転ドラム10b内を通過し、直胴部分1
1b、排気チャンバ39bを介して排気される。同時
に、スプレー液配管35bを介して供給された液体が、
スプレーガン36bから噴霧される。このようにして、
回転ドラム10b内の粉粒体は所定時間造粒コーティン
グされる。所定時間経過後、スプレー液及び乾燥空気の
給気および排気を止め、取付板のシリンダ38bを縮
め、給気口34bおよびスプレーガン36bを引き出
し、回転ドラム10bを前記と同様に所定の回転位置で
停止させ、造粒コーティング工程を終了する。
【0047】造粒コーティング工程終了後、昇降アーム
22bが下降し、吊り下げシリンダ23bのシリンダロ
ッド24bがのび、回転ドラム10bの吊り下げ孔14
bを貫通する。この状態で、昇降アーム22bが上昇
し、回転ドラム10bが吊り下げられる。回転ドラム1
0bを吊り下げた昇降アーム22bは、水平移動アーム
21のスライドにより、乾燥及び製品排出ステーション
30c上部まで移動する。
【0048】乾燥及び製品排出ステーション30c上部
で、昇降アーム22bが下降し、昇降アーム22bに吊
り下げられた回転ドラム10bは、駆動用ロール32c
上に設置される。次に、吊り下げシリンダ23bのシリ
ンダロッド24bが引っ込み、回転ドラム10bと吊り
下げシリンダ23bは離れる。昇降アーム23bは上昇
し、水平移動アーム21のスライドにより、昇降アーム
22b及び吊り下げシリンダ23bは、最初に位置した
造粒コーティングステーション30bの上部に戻る。乾
燥及び製品排出ステーション30cの駆動用ロール32
c上に移動した回転ドラムは、以後、回転ドラム10c
と呼ぶ。
【0049】乾燥及び製品排出ステーション30cの駆
動用ロール32c上に、回転可能な状態で設置された回
転ドラム10cのコニカル部11Rの端面開口部では、
図示しないが、シリンダ38cにより、給気口は取付板
を介して、回転ドラム10cに挿入される。回転ドラム
10cは、モータ31cにより駆動用ロール32cを介
して、所望の回転数で回転する。
【0050】この状態で、給気口から給気された乾燥空
気は、回転ドラム10c内を通過し、直胴部分11c
(11)、排気チャンバ39cを介して排気される。こ
のようにして、回転ドラム10c内の粉粒体は所定時間
乾燥される。所定時間経過後、給気および排気を止め、
取付板のシリンダ38cを縮めて給気口を引き出し、回
転ドラム10cを前記と同様に所定の回転位置で停止さ
せて、乾燥工程を終了する。
【0051】乾燥工程終了後、モータ31cは逆回転
し、駆動用ロール32cを介して、回転ドラム10cも
逆回転する。回転ドラム10c内部に設けられた排出用
バッフル(図示せず)により、回転ドラム10c内の粉
粒体がコニカル部分11Rの端面開口部から外部に排出
される。所定時間経過後、粉粒体の排出が完了した後、
回転ドラム10cを前記と同様に所定の回転位置で停止
させ、排出工程を終了する。
【0052】排出工程終了後、昇降アーム22cが下降
し、吊り下げシリンダ23cのシリンダロッド24c
(24)がのび、回転ドラム10cの吊り下げ孔14c
を貫通する。この状態で、昇降アーム22cが上昇し、
回転ドラム10cが吊り下げられる。回転ドラム10c
を吊り下げた昇降アーム22cは、水平移動アーム21
のスライドにより、装置横の回転ドラム回収ステーショ
ン30d上部まで移動する。
【0053】回転ドラム回収ステーション30d上部
で、昇降アーム22cが下降し、昇降アーム22cに吊
り下げられた回転ドラム10cは、ドラム受け座42上
に設置される。次に、吊り下げシリンダ23cのシリン
ダロッド24cが引っ込み、回転ドラム10cと吊り下
げシリンダ23cは離れる。昇降アーム22cは上昇
し、水平移動アーム21のスライドにより、昇降アーム
22c及び吊り下げシリンダ23cは、最初に位置した
造粒コーティングステーション30cの上部に戻る。回
転ドラム回収ステーション30dのドラム受け座42上
に移動した回転ドラムは、その場で回収される。
【0054】上記説明では、1個の回転ドラムに着目し
て、この回転ドラムが、原料供給及び予備加熱ステーシ
ョン、造粒コーティングステーション、乾燥及び製品排
出ステーション、回転ドラム回収ステーションと順次、
移動手段により移動させられ、各ステーションに所定時
間滞在して、造粒コーティングプロセスの各工程を経る
ことにより、原料から製品となるまでを説明したが、回
転ドラムが原料供給及び予備加熱ステーションから次の
造粒コーティングステーションに移ると、空いた原料供
給及び予備加熱ステーションに新たな回転ドラムを供給
するようにすれば、複数の回転ドラムを連続的に本発明
の回転ドラム型造粒コーティング装置にかけることがで
きる。
【0055】すなわち、1個の回転ドラムが隣の機能ス
テーションに進むと、同時に他の回転ドラムも隣の機能
ステーションに進むことになる。このようにして、半連
続的に造粒コーティングプロセスを進行させることがで
きる。
【0056】本発明は上記実施の形態1に限定する必要
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても
良い。
【0057】例えば、上記説明の構成では、水平移動ア
ームには各機能ステーションに対応させて昇降アームを
設けておき、回転ドラムの移動は、昇降アームに吊り下
げた状態で、水平移動アームをスライドさせることによ
り移動させる構成であったが、昇降アームを各機能ステ
ーションの上方に渡したガイドレールに沿ってスライド
できるようにし、回転ドラムを吊り下げた昇降アームを
ガイドレールに沿って移動できるようにしてもよい。
【0058】また、かかる構成では、ガイドレールを環
状に構成すれば、各機能ステーションをリング状に配置
して、回転ドラムを各機能ステーションを循環させるよ
うにできる。さらに、昇降アームを固定した水平移動ア
ームも、リング状に構成しておけば、水平移動アームを
リング中心で旋回させて、回転ドラムを各機能ステーシ
ョンを順に循環させることができる。
【0059】(実施の形態2)本実施の形態では、実施
の形態1とは異なる他の手段で、吊り下げシリンダを使
用せずに、回転ドラムを吊り下げる構成について説明す
る。
【0060】本実施の形態の構成では、図4、5に示す
ように、回転ドラム50は、金網や多孔板などの通気部
材で形成された直胴部分51と、その両側に設けたコニ
カル部分51R、51Lから構成されている。コニカル
部分51R、51Lの端面側はそのまま開口され、その
開口部を囲むようにリング状に昇降フランジ52が設け
られている。また、直胴部分51と、コニカル部分51
R、51Lとの境界部分には、回転ドラムを回転させる
際に使用するフランジ53が設けられている。
【0061】かかる構成の回転ドラム50は、ケーシン
グ60に内包されている。回転ドラム50のコニカル部
分51R、51Lに対面するケーシング60の側壁61
R、61Lには、コニカル部分51R、51Lの開口部
に合わせて開口部が設けられている。側壁61L側の開
口部は、覗窓62に形成されている。
【0062】両側壁61R、61Lの下端部には、昇降
凹部63が設けられ、図4に示すように、両昇降フラン
ジ52の下端部を嵌合させて、ケーシング60内に回転
ドラム50を内包保持することができるようになってい
る。
【0063】ケーシング60の天板側には、前記実施の
形態と同様の昇降アーム64が設けられ、さらに昇降ア
ーム64は、水平移動アーム65に固定されている。回
転ドラム50の移動は、図4に示すように、回転ドラム
50を内包した状態のケーシング60をそのまま昇降ア
ーム64で吊り下げ、その状態で水平移動アーム65を
スライドさせることにより各機能ステーションに移動さ
せることができる。
【0064】本実施の形態の機能ステーション70は、
モータ71により回転するドラム駆動用ロール72と、
ケーシング60の内部に側壁61Rの開口部を介して設
けた給気口73に連通させる給気用連結管74と、スプ
レー液配管75に連通されたスプレーガン76と、給気
用連結管74とスプレーガン76を有する取付板77
と、取付板77をシリンダロッド78aでスライドさせ
るシリンダ78と、排気用連結管(図示せず)に連通さ
れた排気チャンバ79とから構成されている。
【0065】前記のようにケーシング60ごと吊り下げ
られた回転ドラム50は、図5に示すように、所望の機
能ステーション70まで移動され、昇降アーム64のシ
リンダロッドを下方に伸ばして、回転ドラム50のフラ
ンジ53がドラム駆動用ロール72の凹部72aに嵌ま
るように載せて、機能ステーション70にセットされ
る。ケーシング60は、回転ドラム50がセットされた
状態より少し下方に降ろされ、回転ドラム50の回転時
に昇降フランジ52と昇降凹部63とが接触しないよう
にする。
【0066】セットされた回転ドラム50では、そのコ
ニカル部分51Rの開口部に向けて、シリンダ78のシ
リンダロッド78aを伸ばし、シリンダロッド78aの
先端に設けた取付板77をケーシング60の側壁61R
まで押し出す。かかる状態では、取付板77に設けたス
プレーガン76が回転ドラム50内に挿入されることと
なる。併せて、取付板77に設けた給気用連結管74
は、ケーシング60の側壁61Rの給気口73に連通す
る開口部に連通される。
【0067】かかる構成の機能ステーション70を、例
えば、実施の形態1で述べたように、造粒コーティング
プロセスの各工程に合わせて必要な数を配置して、回転
ドラム50が連続的に各機能ステーションを移動するよ
うに構成すれば、原料から製品までを、前記実施の形態
1と同様に、半連続的に造粒コーティングすることがで
きる。
【0068】(実施の形態3)本実施の形態では、実施
の形態2で説明したとほぼ同様の回転ドラム50を、リ
ング状に循環させることができる回転ドラム型造粒コー
ティング装置について説明する。なお、本実施の形態で
は、回転ドラム、機能ステーションは、前記実施の形態
とほぼ同様の構成を有しているため、同一構成部分は前
記実施の形態2で説明したと同様の同一符号で指示する
場合がある。
【0069】図6に示すように、本実施の形態の回転ド
ラム型造粒コーティング装置では、旋回軸91を旋回中
心として同一円周上に、6個の機能ステーション80が
設けられている。6個の機能ステーションは、原料供給
及び予備加熱ステーション80a(80)、造粒コーテ
ィングステーション80b(80)、乾燥及び製品排出
ステーション80c(80)、原料供給及び予備加熱ス
テーション80a、造粒コーティングステーション80
b、乾燥及び製品排出ステーション80cの順にリング
状に配設されている。
【0070】各機能ステーション80には、前記実施の
形態2で説明したとほぼ同様の構成のケーシング60
が、旋回軸91から放射状に設けられた旋回アーム92
に吊り下げられた状態で設けられている。
【0071】原料供給及び予備加熱ステーション80a
には、図示しないが、ドラム駆動用ロールを回転させる
ためのモータ、ドラム駆動用ロール、給気用連結管、給
気口、取付板、シリンダ、排気チャンバが設置されてい
る。
【0072】造粒コーティングステーション80bに
は、図7に示すように、モータ81、ドラム駆動用ロー
ル82、ケーシング60内に設けた給気口83に連通可
能な給気用連結管84、スプレー液配管85、スプレー
ガン86、取付板87、シリンダ88、排気チャンバ8
9が設けられている。
【0073】乾燥及び製品排出ステーション80cに
は、ドラム駆動用ロールを回転させるモータ、ドラム駆
動用ロール、給気用連結管、取付板、シリンダ、排気チ
ャンバが設置されている。
【0074】かかる構成の機能ステーション80と回転
ドラム50とを有する回転型造粒コーティング装置を使
用するには、先ず、回転ドラム50を内包したケーシン
グ60を原料供給及び予備加熱ステーション80a上に
セットして、前記実施の形態2で説明したと同様の要領
で取付板を回転ドラム50のコニカル部分51R側に近
づけ、給気用連結管84とケーシング60内の給気口8
3とを連通させる。その後、前記実施の形態1と同様の
方法で、回転ドラム50内の原料の予備加熱を行う。
【0075】予備加熱終了後は、シリンダ88のシリン
ダロッド88aを縮めて取付板87を後退させる。その
後、旋回軸91を上方に伸ばすことにより旋回アーム9
2を上昇させ、回転ドラム50を、図7に示すように、
原料供給及び予備加熱ステーション80aから離す。そ
の状態で、旋回軸91を回転させることにより旋回アー
ム92を旋回させて、ケーシング60ごと回転ドラム5
0を次の造粒コーティングステーション80bに移動さ
せる。
【0076】造粒コーティングステーション80bで
は、移動させた回転ドラム50をケーシング60ごと、
旋回軸91を下方に下ろし、回転ドラム50を造粒コー
ティングステーション80bのドラム駆動用ロール82
上に載せてセットする。セットした回転ドラム50のコ
ニカル部分51Rの開口部に向けて、図8に示すよう
に、シリンダ88により取付板87を押し出し、スプレ
ーガン86を回転ドラム50内に挿入する。この状態
で、回転ドラム50をドラム駆動用回転ロール82で回
転させながら、前記実施の形態1で述べた要領で造粒、
コーティングを行う。
【0077】造粒コーティング工程が終了した時点で、
シリンダ88により取付板87を後退させ、さらに上記
の要領で旋回アーム92でケーシング60ごと回転ドラ
ム50を上方にあげ、旋回させて乾燥及び製品排出ステ
ーション80cまで回転ドラム50をケーシング60ご
と移動させる。移動させた回転ドラム50をケーシング
60ごと、乾燥及び製品排出ステーション80cのドラ
ム駆動用ロール上に、セットする。
【0078】セットした回転ドラム50のコニカル部分
51R側に、取付板87をシリンダ88で押し出して、
ケーシング60内の給気口83に給気用連結管84を連
通し、所望の回転数で回転ドラム50を回転しながら、
乾燥空気を、前記実施の形態1で説明した要領で通し粉
粒体を乾燥する。
【0079】乾燥工程終了後、前記実施の形態1と同様
の要領で、回転ドラム10cを逆回転させて、製品を排
出する。製品を排出した回転ドラム50は、ケーシング
60ごと旋回アーム92により次の原料供給及び予備加
熱ステーションに送られて、投入された原料の予備加熱
を行う。その後、上記要領で順次造粒コーティングステ
ーション、乾燥及び製品排出ステーションを巡り、原料
から製品までを連続的に製造する。
【0080】すなわち、図6に示す循環型の本発明の回
転ドラム型造粒コーティング装置では、前記実施の形態
1で説明した回転ドラム回収ステーション30dに該当
する機能ステーションは設置せず、製品排出工程を終了
した回転ドラムは、隣接する原料供給ステーションに移
動し、回転ドラムを収容したケーシングを循環するよう
に構成されている。本実施の形態のように、循環型に構
成しておけば、直線状に各機能ステーションを設ける場
合に比べて、造粒コーティングプロセスの繰返しが容易
に行えて、生産効率の向上が図れる。
【0081】前記説明では、機能ステーション80を固
定しておき、ケーシング60ごと回転ドラム50を移動
させる構成としたが、ケーシング60ごと回転ドラム5
0を固定しておき、機能ステーション80を旋回させる
ようにしても構わない。
【0082】機能ステーションの数は、上記説明の数に
限定する必要はなく、造粒コーティングプロセスに必要
な工程数に合わせた数に設定すればよい。さらには、一
巡する間に、造粒コーティングプロセスを複数回実施で
きる数に設定しておいてもよい。
【0083】前記説明では、複数の機能ステーション
を、原料供給及び予備加熱ステーション、造粒コーティ
ングステーション、乾燥及び製品排出ステーションの3
種で構成したが、かかる構成以外の機能ステーションに
設定してもよい。例えば、造粒ステーションと、コーテ
ィングステーションを別々の機能ステーションに分けて
もよい。あるいは、回転ドラムの洗浄機能ステーション
を追加する構成を採用しても構わない。また、造粒コー
ティングステーションを複数設定してもよい。
【0084】前記説明では、回転ドラムがワンステップ
ずつ順次各機能ステーションを移動する構成について説
明したが、例えば、一つおきなどのように飛び飛びに各
機能ステーションを移動するように構成しても構わな
い。かかる構成を採用することにより、異なる種類の造
粒コーティングを並行して行うことができる。
【0085】例えば、粉粒体Aを用いた造粒コーティン
グ工程と、粉粒体Bを用いた造粒コーティング工程と
を、粉粒体A用の原料供給及び予備加熱ステーション、
粉粒体B用の原料供給及び予備加熱ステーション、粉粒
体A用の造粒コーティングステーション、粉粒体B用の
造粒コーティングステーション、粉粒体A用の乾燥及び
製品排出ステーション、粉粒体B用の乾燥及び製品排出
ステーションの順に設けるようにすれば、粉粒体A、B
を使用した異なる製品を並行して生産することができ
る。
【0086】前記説明では、ほぼ垂直な旋回軸を中心
に、機能ステーションをほぼ水平面に配置する構成とし
たが、ほぼ水平な旋回軸を中心に、機能ステーションを
ほぼ垂直面に配置するようにしても構わない。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、連続的に回転ドラムが
移動することにより造粒コーティングが行えるので、回
分式に生産する場合に比べて、生産効率を向上させるこ
とができる。
【0088】本発明では、回転ドラムが順次機能ステー
ションを巡回して造粒コーティングが行えるように構成
されているため、回分式生産方式の要素と、連続式生産
方式の要素とを取り入れ、両方式の長所を併有させると
ともに、両方式の短所を解消させることもできる。
【0089】本発明では、生産規模の拡大は、回転ドラ
ムが各機能ステーションを巡回する回数を増やすことに
より達成されるため、生産規模にかかわらず、同じ品質
の造粒コーティング物が得られる。研究、試作、生産の
各段階での装置のスケールアップが不要になり、操業条
件などを変更する必要が殆どなく、上記各段階への移行
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ドラム型造粒コーティング装置の
部分拡大斜視図である。
【図2】本発明の回転ドラム型造粒コーティング装置本
体の概略構成を示す斜視図である。
【図3】造粒コーティングステーションにおける回転ド
ラムのセット状況を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2に示す吊り下げ時の機能
ステーションの断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に示す運転時の機能ステ
ーションの断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3におけるリング状に機能
ステーションを設けた回転ドラム型造粒コーティング装
置の構成を示す斜視図である。
【図7】図6に示す構成においてケーシングを吊り下げ
た状態を示す断面図である。
【図8】図6に示す構成において、ケーシングを機能ス
テーションにセットした状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c 回転ドラム 11、11a、11b、11c 直胴部分 11R、11L コニカル部分 12 蓋 12a 覗窓 13、13a、13b、13c フランジ 14、14a、14b、14c 吊り下げ孔 20 移動手段 21 水平移動アーム 22、22a、22b、22c 昇降アーム 23、23a、23b、23c 吊り下げシリンダ 23R、23L シリンダ 24、24a、24b、24c シリンダロッド 30 機能ステーション 30a 原料供給及び予備加熱ステーション 30b 造粒コーティングステーション 30c 乾燥及び製品排出ステーション 30d 回転ドラム回収ステーション 31,31a、31b、31c モータ 32、32a、32b、32c ドラム駆動用ロール 32R、32L ロール 33、33a、33b、33c 給気用連結管 34、34b 給気口 35、35b スプレー液配管 36、36b スプレーガン 37、37b 取付板 38、38a、38b、38c シリンダ 39、39a、39b、39c 排気チャンバ 41 基台 42 ドラム受け座 50 回転ドラム 51 直胴部分 51R、51L コニカル部分 52 昇降フランジ 53 フランジ 60 ケーシング 61R、61L 側壁 62 覗窓 63 昇降凹部 64 昇降アーム 70 機能ステーション 71 モータ 72 ドラム駆動用ロール 72a 凹部 73 給気口 74 給気用連結管 75 スプレー液配管 76 スプレーガン 77 取付板 78 シリンダ 78a シリンダロッド 79 排気チャンバ 80 機能ステーション 81 モータ 82 ドラム駆動用ロール 83 給気口 84 給気用連結管 87 スプレー液配管 86 スプレーガン 87 取付板 88 シリンダ 88a シリンダロッド 89 排気チャンバ 91 旋回軸 92 旋回アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜野沢 一臣 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 Fターム(参考) 4C076 AA44 GG12 GG33 4G004 BA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動手段により順次移動させられる複数
    の回転ドラムと、回転ドラム型造粒コーティングプロセ
    スを構成する各工程の機能を有する複数の機能ステーシ
    ョンとを有し、 前記回転ドラムを前記移動手段により移動させて、各機
    能ステーションごとに滞在させながら、順次、前記回転
    ドラムを次の機能ステーションに移動させることを特徴
    とする回転ドラム型造粒コーティング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転ドラム型造粒コーテ
    ィング装置において、 複数の前記機能ステーションには、前記回転ドラムを回
    転させるドラム駆動用ロール、前記回転ドラムの内部に
    スプレー液を噴霧するスプレーガン、前記回転ドラムの
    内部に気体を通す給・排気部の全部または一部を設ける
    機能ステーションが含まれ、 前記ドラム駆動用ロールには、前記移動手段により移動
    させられて、前記ドラム駆動用ロールを有する機能ステ
    ーションに滞在させる前記回転ドラムが、回転可能にセ
    ットされ、 前記スプレーガンは、前記スプレーガンを有する機能ス
    テーションに滞在させる前記回転ドラムの内部に挿入さ
    れ、 前記給・排気部は、前記給・排気部を有する機能ステー
    ションに滞在させる前記回転ドラムの内部に連通される
    ことを特徴とする回転ドラム型造粒コーティング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の回転ドラム型造
    粒コーティング装置において、 前記移動手段とは、回転ドラムが循環するように構成さ
    れている循環手段であることを特徴とする回転ドラム型
    造粒コーティング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の回転ドラム型造粒コーテ
    ィング装置において、 前記循環手段とは、旋回中心から同一円周位置に設けら
    れた複数の前記回転ドラムを、前記旋回中心を中心とし
    て旋回させる旋回手段であることを特徴とする回転ドラ
    ム型造粒コーティング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の回転ドラム型造粒コーティング装置において、 複数の前記機能ステーションは、原料供給ステーショ
    ン、造粒コーティングステーション、乾燥ステーショ
    ン、製品排出ステーションの全部または一部のステーシ
    ョンを有していることを特徴とする回転ドラム型造粒コ
    ーティング装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の回転ドラム型造粒コーティング装置を使用して、粉粒
    体を収容した前記回転ドラムを、前記移動手段により移
    動させて各機能ステーションごとに滞在させながら、各
    機能ステーションごとに造粒コーティングプロセスの一
    部の工程を実施し、前記回転ドラムを前記移動手段によ
    り次の機能ステーションに移動させ、造粒コーティング
    プロセスの次の工程を実施する操作を繰り返すことによ
    り、造粒コーティングプロセスを実施することを特徴と
    する回転ドラム型造粒コーティング方法。
JP2000264830A 2000-09-01 2000-09-01 回転ドラム型造粒コーティング装置および回転ドラム型造粒コーティング方法 Pending JP2002066298A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502466A (ja) * 2004-06-17 2008-01-31 ゲブリューダー レーディゲ マシネンバウ−ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 回転ドラムによる錠剤のコーティング装置および方法

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