JP2002065867A - 健康器具 - Google Patents

健康器具

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JP2002065867A
JP2002065867A JP2000265893A JP2000265893A JP2002065867A JP 2002065867 A JP2002065867 A JP 2002065867A JP 2000265893 A JP2000265893 A JP 2000265893A JP 2000265893 A JP2000265893 A JP 2000265893A JP 2002065867 A JP2002065867 A JP 2002065867A
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insulating support
battery
health
living body
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JP2000265893A
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English (en)
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Hitoshi Otaki
均 大瀧
Katsutoshi Yamamoto
勝敏 山本
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生体に対し電気エネルギー及び磁気エネルギー
を同時に作用させ得る健康器具を提供する。 【解決手段】電池収納部7は絶縁支持体1の内部に備え
られている。第1の電極部材2は絶縁支持体1によって
支持され、一端が第1の入力端を構成し、他端が絶縁支
持体の一面Aに露出している。第2の電極部材3は絶縁
支持体1によって支持され、一端が第2の入力端を構成
し、他端が、第1の電極部材2の他端から電気絶縁され
て、絶縁支持体1の一面に露出する。第1の電極部材2
及び第2の電極部材3の少なくとも一方は、マグネット
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は健康器具に関する。
更に詳しくは、生体、特に、人体に対して、外部から電
気及び磁気エネルギーを印加する健康器具に関する。
【0002】生体に対して外部からエネルギーを印加し
て、生体に対するある種の効果を期待する健康器具は、
従来より、種々知られている。簡易的な方法としては、
マグネットを人体に作用させるもので、粘着テープで直
接皮膚に張り付けたり、ネックレス、ブレスレット、指
輪、イヤリング、各種のサポーター、寝具、靴、履き
物、メガネなど、人体に使用する数々の品物に組み込む
健康器具が考案されており、例えば一例として実公昭5
5−55745号公報などが挙げられる。
【0003】また、ある種の鉱物の生体に及ぼす作用を
利用する健康器具や、エネルギー源として電気を使用
し、これを振動や熱に変換して生体に作用させる健康器
具等も知られている。これらの健康機器は、一般に個人
差はあるものの、一定の効果があるとされ、広く市販さ
れ、実用に供されている。
【0004】更に、健康器具の中に、生体に対して電気
を印加して、健康を増進させようとする健康器具も知ら
れている。
【0005】電気としては、極性が変化する交流と、変
化しない直流があり、一般的に使用されているこれらの
健康器具には、交流を使用した機器が多い。具体的な健
康器具としては、低周波治療器などがあり、一般に市販
され、実用に供されている。低周波治療器は、低周波数
の電圧を神経に作用させて、筋肉を収縮させ、筋肉痛を
治療するものである。
【0006】また、これとは別に、数百から数万ボルト
の電気を、人体と人体から十分に絶縁された大地の間に
印加する方法が、特開2000−42123号公報など
に紹介されている。これらには、交流型と、直流型があ
り、直流型の場合は主に陰極が人体に接続され、陽極を
ア−スとすることが多い。この装置の起源は、高圧架線
の下に長期居住する人に病気が少なく、植物の発育が良
いといわれるゆえんがあり、これを応用した健康器具と
いえる。しかし、近年、高圧架線の近くに居住、又は長
時間滞在する子供たちに、小児ガンの発生が多いという
統計データもあり、一概にこの効果を信用することは難
しいようになってきている。
【0007】これらの電気を応用した健康機器を使用す
る場合、その作用を受容している間は静止していなくて
はならず、場所が限定されるため日常の生活活動におい
て、常時継続して使用することには困難であった。
【0008】また、高電圧を印加する関係上、扱うエネ
ルギーが大きくなるため、安全に使用するためには十分
な注意が必要である。さらに、高電圧を作り、これを安
全に絶縁し、安定的に人体に作用させるためシステムが
複雑になりやすいことから、安価に誰もが使用できるも
のはなかった。
【0009】これに対して、扱いやすい形態として、実
用新案登録第3011074号公報は腕時計型の電気治
療器を開示している。この電気治療器は、運動エネルギ
ーを交流の電気に変換して、手首より人体に作用させる
ものである。しかし、この電気治療器は、常に腕を動か
さなければ電気が発生しないこと、発電のための機構が
複雑になること、また、電圧が元となる運動量により変
化するため不安定となり、安定した効果を得ることが難
しくなるなど、各種の問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、生体
に対し電気エネルギー及び磁気エネルギーを同時に作用
させ得る健康器具を提供することである。
【0011】本発明のもう一つの課題は、その構造がシ
ンブルで、コンパクトであり、常時身につけても特に負
担とならず、邪魔にならない健康器具を提供することで
ある。
【0012】本発明の更にもう一つの課題は、多様な方
面へ適用可能な健康器具を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る健康器具は、絶縁支持体と、電池収
納部と、第1の電極部材と、第2の電極部材とを含む。
前記電池収納部は、前記絶縁支持体の内部に備えられて
いる。前記第1の電極部材は、前記絶縁支持体によって
支持され、一端が第1の入力端を構成し、他端が前記絶
縁支持体の外面に露出している。前記第2の電極部材
は、前記絶縁支持体によって支持され、一端が第2の入
力端を構成し、他端が、前記第1の電極部材の前記他端
から電気絶縁されて、前記絶縁支持体の外面に露出して
いる。前記第1の電極部材及び前記第2の電極部材の少
なくとも一方は、マグネットを含む。
【0014】上述したように、本発明に係る健康器具に
おいて、電池収納部を有するから、この電池収納部に電
池を収納することができる。
【0015】本発明に係る健康器具は、第1の電極部材
を含んでおり、第1の電極部材は、絶縁支持体によって
支持され、一端が第1の入力端を構成しているから、電
池収納部内に電池を収納した場合、第1の電極部材の一
端を電池の陽極に電気的に導通させることができる。し
かも、第1の電極部材は、他端が絶縁支持体の外面に露
出しているから、絶縁支持体の外面を、生体接触面とし
て利用し、この生体接触面において、第1の電極部材の
他端を生体に接触させることができる。
【0016】本発明に係る健康器具は、第2の電極部材
を含んでおり、第1の電極部材は、絶縁支持体によって
支持され、一端が第1の入力端を構成しているから、電
池収納部内に電池を収納した場合、第2の電極部材の一
端を電池の陰極に電気的に導通させることができる。し
かも、第2の電極部材は、他端が絶縁支持体の外面に露
出しているから、絶縁支持体の外面を、生体接触面とし
て利用し、この生体接触面において、第2の電極部材の
他端を生体に接触させることができる。第2の電極部材
は、他端が、第1の電極部材の他端から電気絶縁され
て、絶縁支持体の外面に露出しているから、生体接触面
となる絶縁支持体の外面上では、第1の電極部材の他
端、及び、第2の電極部材の他端との間に電気エネルギ
ーを積極的に印加することができる。従って、電気エネ
ルギーの印加による生体への作用を期待することができ
る。
【0017】更に、本発明に係る健康器具では、第1の
電極部材及び第2の電極部材の少なくとも一方は、マグ
ネットを含むから、電気エネルギーと共に、磁気エネル
ギーを生体に印加し、生体に対する作用の向上を期待す
ることができる。
【0018】本発明では生体に印加する電気エネルギー
源として、特に交流を必要としないために、一般的な一
次、二次、太陽電池などが使用できるものである。これ
により、その構造がシンブルで、形態が極めてコンパク
トになり、常時身につけても特に負担とならず、邪魔に
ならないという特徴がある。
【0019】本発明は、電池を使用して積極的に電圧を
加える方式のため、電気石や、異種金属による電気陰性
度の差を利用した通電とは異なり、生体に対する電気の
作用を確実に得ることができる。また、発電構造などを
持たないので、構造がシンブルとなりコンパクトに軽く
安価な装置となる。これは、常時使用可能とするために
好適な構造である。
【0020】電気の作用に追加して、相乗効果の期待で
きる磁気エネルギーの印加については、リーズナブルで
扱いやすい各種のマグネットを使用することができる。
また、本発明では生体に対して電気を印加するものであ
るため、結果的に生体には極微量の電気が流れるだけと
なるという特徴がある。よって、本発明に用いる電源と
しては電池容量の少ない、例えばボタン電池等でも長寿
命が期待できる。これに加えて、小型の電池が使用でき
るということから、構造がシンプルで、コンパクトにな
るため、低コストとなることも特徴の一つである。これ
は、多様な方面への使用を可能とするものであり、数多
く使用しても負担にならないという、効果をも併せ持
つ。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る健康器具の一
例を示す分解斜視図、図2は図1に図示された健康器具
を底面側から見た裏面図、図3は図2は図1に図示され
た健康器具を表面側から見た平面図、図4は図3の4ー
4線に沿った断面図、図5は図3の5ー5線に沿った断
面図である。本発明に係る健康器具は、絶縁支持体1
と、第1の電極部材2と、第2の電極部材3とを含む。
図示された健康器具は、更に、電池4及びカバー5を含
んでいる。
【0022】絶縁支持体1は、全体が絶縁プラスチック
等によって構成された一体成形品である。図示された絶
縁支持体1は、外径が円形状であるが、その形状は任意
でよい。絶縁支持体1は内部空間11を有しており、こ
の内部空間11が電池収納のための空間として利用され
る。絶縁支持体1は、内側リング部12と、外側リング
部13とを有する。内側リング部12及び外側リング部
13は、間隔を介して、同筒状に配置されている。内側
リング部12の外周面と、外側リング部13の内周面と
の間には、複数個の連結部14、15があり、これらの
連結部14、15により、内側リング部12及び外側リ
ング部13が一体的に結合されている。内側リング部1
2は貫通孔16を有する。
【0023】連結部14、15は、外面側が外側リング
部13の表面から落ち込んだ位置にあり、他面側は外側
リング部13及び内側リング部12の外面(以下裏面A
と称する)と同一の平面を構成している。連結部14、
15の個数は2個以上の複数個であればよく、図示の2
個に限定されない。
【0024】第1の電極部材2は、絶縁支持体1によっ
て支持され、一端が第1の入力端を構成し、他端が絶縁
支持体1の裏面Aに露出している。第1の電極部材2は
導電性を有する材料によって構成される。実施例に図示
された第1の電極部材2は、全体としてリング状であっ
て、連結部14、15に対応する部分に、連結部14、
15に嵌り込む切欠21、22を有する。第1の電極部
材2は、連結部14、15に切欠21、22が嵌り込む
状態で、内側リング部12と外側リング部13との間の
間隔に嵌め込まれ、絶縁支持体1によって支持される。
第1の電極部材2の一端側には、導電性を有するカバー
5が連結される。第1の電極部材2の他端は、内側リン
グ部12及び外側リング部13の裏面Aとほぼ同一の平
面を構成する。
【0025】第1の電極部材2が、内側リング部12と
外側リング部13との間の間隔に嵌め込まれたときに、
第1の電極部材2の内周面と、絶縁支持体1の内側リン
グ部12の上端面とによって、電池収納部7が構成され
る。
【0026】電池収納部7は、選択されるべき電池4の
形状に応じた空間容積を有し、絶縁支持体1の表面にお
いて開口している。実施例では、電池収納部7は、ボタ
ン状の形状を有する電池4を利用することを前提にし、
その電池形状に応じた内部空間を有する。
【0027】第2の電極部材3は、絶縁支持体1によっ
て支持され、一端が第2の入力端を構成し、他端が、第
1の電極部材2の前記他端から電気絶縁されて、絶縁支
持体1の裏面Aに露出している。第2の電極部材3は、
内側リング部12の内部に、圧入、接着または掛止等の
手段によって、抜けでないように嵌め込まれ、他端が内
側リング部12及び外側リング部13の裏面Aとほぼ同
一の平面を構成する。図示実施例の第2の電極部材3
は、断面円形の棒状部材でなる。但し、その形状は任意
である。
【0028】第1の電極部材2及び第2の電極部材3
は、陽極または陰極の何れかを構成する。実施例では、
第1の電極部材2が陽極で、第2の電極部材3が陰極で
あるとして説明する。勿論、第1の電極部材2が陰極
で、第2の電極部材3が陽極であってもよい。
【0029】第1の電極部材2及び第2の電極部材3の
少なくとも一方は、マグネットを含む。図示実施例の場
合、第2の電極部材3の全体がマグネットによって構成
されている。第2の電極部材3の着磁の方向は、例え
ば、長さ方向の両端にN極及びS極が生じるようなもの
である。これとは異なって、第1の電極部材2、また
は、第1の電極部材2及び第2の電極部材3の両者を、
マグネットによって構成してもよいし、第1の電極部材
2及び第2の電極部材3とは異なるマグネット部材を用
いてもよい。マグネットの着磁は任意に選定できる。
【0030】電池4としては、好ましくはボタン状のも
のを用いる。この形状の電池4は小型化、薄型化を図る
のに適している。電池4としては、一次電池、二次電池
または太陽電池等を用いることができる。電池4は電池
収納部7の内部に収納され、その陰極が第2の電極部材
3の一端に電気的に接触する。一般に電池4の電圧は、
1.5〜2.2V程度であるが、特に問題がなければ6
V、12Vや24Vのものを使用することも可能であ
る。用途によって、さらに高電圧を必要とする場合は直
列に接続し、容量を必要とする場合は並列に接続するこ
とで、任意の電気容量が得られる。更に、一時電気量貯
蔵の機構を持った電源システムを使用することも、有効
である。
【0031】カバー5は、導電性部材でなり、外面が電
池4の陽極及び第1の電極部材2の一端に電気的に接触
する。カバー5は絶縁支持体1の表面側に機械的結合手
段、接着または圧入等の手段によって取り付けられる。
図示はされていないが、カバー5に外部からバネ圧を加
える弾性体を備えることもできる。カバー5は、好まし
くは、導電性磁性材料で構成する。これにより、カバー
5を、第2の電極部材3によるマグネットの磁路の一部
として機能させ、磁気効率を向上させることができる。
【0032】本発明に係る健康器具は、第1の電極部材
2を含んでおり、第1の電極部材2は、絶縁支持体1に
よって支持され、一端が第1の入力端を構成しているか
ら、電池収納部7内に電池4を収納した場合、第1の電
極部材2の一端を電池4の陽極に電気的に導通させるこ
とができる。しかも、第1の電極部材2は、他端が絶縁
支持体1の裏面Aに露出しているから、絶縁支持体1の
裏面Aを、生体接触面として利用し、この生体接触面に
おいて、第1の電極部材2の他端を生体に接触させるこ
とができる。
【0033】本発明に係る健康器具は、第2の電極部材
3を含んでおり、第1の電極部材2は、絶縁支持体1に
よって支持され、一端が第1の入力端を構成しているか
ら、電池収納部7内に電池4を収納した場合、第2の電
極部材3の一端を電池4の陰極に電気的に導通させるこ
とができる。しかも、第2の電極部材3は、他端が絶縁
支持体1の裏面Aに露出しているから、絶縁支持体1の
裏面Aを、生体接触面として利用し、この生体接触面に
おいて、第2の電極部材3の他端を生体に接触させるこ
とができる。第2の電極部材3は、他端が、第1の電極
部材2の他端から電気絶縁されて、絶縁支持体1の裏面
Aに露出しているから、生体接触面となる絶縁支持体1
の裏面A上で、第1の電極部材2の他端、及び、第2の
電極部材3の他端との間に電気エネルギーを積極的に印
加することができる。従って、電気エネルギーの印加に
よる生体への作用を期待することができる。
【0034】更に、本発明に係る健康器具では、第1の
電極部材2及び第2の電極部材3の少なくとも一方は、
マグネットを含むから、電気エネルギーと共に、磁気エ
ネルギーを生体に印加し、生体に対する作用の向上を期
待することができる。
【0035】上述したように、電位と磁気とを生体に作
用させることにより、疲労を軽減する効果が見られる。
具体的には、各種の身体的疲労、たとえば自動車の運転
やコンピュータに関連した作業疲れを防止できるもので
ある。この効果は、生態内の各種の反応を活性化させる
ことにより生じるもので、これらの健全化の効果によ
り、生体内の新陳代謝、老廃物のスムーズな排出にも効
果を示す。一例として、生体内でのアルコール分解が適
切に行われないことによる各種の身体的不具合、一般に
二日酔いと言われる症状の緩和にも効果を示す。生体の
健全化に伴う二次的な効果として、多様な疾患にも改善
の効果が期待できる。
【0036】生体がその生命反応を維持する上で行って
いる内部での生化学反応においては、生体を構成する各
種の物質がそれぞれの電位により一定の秩序を保ってい
ること、またこれらの電圧がmV単位、又はそれ以下の
微弱な電圧であることは、容易に予想される。また、心
電図や筋電図、脳波等の信号が極微少であることから
も、生体に対する電気の作用は特に大きい必要がないこ
とを示している。さらに、植物の体表面の微弱な電圧を
計測し、これをもとに交信を試みる実験が行われている
が、これら生体を制御している電気信号自体が極微弱な
ことからも、生体に作用する電圧は、低くても十分効果
があることを予想される。
【0037】これらの予想に従い、これらの物質に対し
て刺激を加える方法を検討した結果、特に大きな電圧は
必要なく、微弱な電圧でも十分に効果が現れることを確
認できた。
【0038】本発明では生体に印加する電気エネルギー
源として、一次電池、二次電池、太陽電池の電池4を使
用するから、構造がシンブルで、形態が極めてコンパク
トになり、常時身につけても特に負担とならず、邪魔に
ならない健康器具が得られる。
【0039】本発明は、電池4を使用して積極的に電圧
を加える方式のため、電気石や、異種金属による電気陰
性度の差を利用した通電とは異なり、生体に対する電気
の作用を確実に得ることができる。また、発電構造など
を持たないので、構造がシンブルで、コンパクトであ
り、軽量で安価な健康器具を実現できる。これは、常時
使用可能とするために好適な構造である。
【0040】しかも、電気の作用に追加して、相乗効果
の期待できる磁気エネルギーの印加手段としては、扱い
やすい各種のマグネットを使用することができる。ま
た、本発明では生体に対して電圧を印加するものである
ため、結果的に生体には極微量の電気が流れるだけ、と
いう特徴がある。よって、本発明に用いる電源としては
電池容量の少ない、例えばボタン電池4等でも長寿命が
期待できる。これに加えて、小型の電池4が使用できる
ということから、構造がシンプルで、コンパクトになる
ため、低コストとなることも特徴の一つである。これ
は、多様な方面への使用を可能とするものであり、数多
く使用しても負担にならないという、効果をも併せ持
つ。
【0041】本発明において生体内に作用する電圧は、
0.5V〜12V程度の、日常扱う上で負担にならない
範囲の微弱なものである。これらは、日常、常時生体に
印加しても特に大きな問題にはならない範囲のものであ
る。また、磁気に関しても、従来から単独で使用される
磁気健康器具が一般に使用されており、この効果は十分
に確認されている。これらの効果が相乗的に作用するこ
とで、さらに高い効果を期待できるものである。
【0042】さらに高い効果を期待するために、電圧を
高くすることに対しては、生体の安全性、構成部材の安
全性が保たれれば何ら制限を加えるものではない。
【0043】生体に電気を作用させることで生体に起こ
りうる反応は、複雑なものであると予想される。現段階
では十分にその仕組みを説明することはできないが、一
般的考えるに印加された電圧により生体にエネルギーが
補充されることで、各種の生化学反応が活発化する物と
思われる。これらの作用が現象として現れる点として
は、血流循環の改善とこれによる四肢末端の体温上昇、
これに伴う身体各部の爽快感などである。これらは、生
体の健全化がはかられた証拠と考えられる。
【0044】本発明では、これらの効果を十分に得るた
めさらに磁気の効果を追加している。この磁気の効果を
追加することについては、近年生命の周りには人工的な
交番磁場が溢れており、これにより生命はある種の混乱
を感じているが、この混乱は特に自覚することがないた
め、原因不明の体調不良なることがある。これは、地球
自体が巨大な磁石であることから、生命はその誕生の時
点で磁場の影響を受け、その中で正常に活動できるよう
に作られていることに起因するものと思われる。宇宙で
は、この地磁気が及ばないため、宇宙船では敢えて人工
的な磁場を発生させ、磁気的に正常な環境を整えるよう
としている。これら地磁気による静磁場の磁場を、本発
明では体の一部に電位とともに作用させるものである。
身体の一部ではあるけれども、生体に対して静磁場を作
用させることで、本来の体調の維持がはかられる。
【0045】生体に対する電圧の印加は、この陽極と陰
極が生体、例えば皮膚などに接触することで一定の電圧
を生体に対して印加するものである。たとえば、皮膚に
対して作用させた場合、本発明では電圧のみが作用する
ため、電流がほとんど流れず、これにより皮膚の弱いと
ころでも十分に使用可能となる。
【0046】第1の電極部材2及び第2の電極部材3の
材料として、各種の金属、合金、通電性の酸化物等が使
用できる。この際、陽極となる第1の電極部材2におい
ては、使用する材料によって電解腐食の発生する恐れが
ある。この場合、必要に応じてこれを防止するための各
種対策、例えば貴金属のコーティングなどを取ることが
有効である。
【0047】陰極となる第2の電極部材3に使用される
材料は、基本的にマイナスの電位となることから、電気
的に防蝕される。このため、陰極となる第2の電極部材
3については特に電解腐食を心配する必要は少ないと予
想される。電極に対するコーティングは、陽極となる第
1の電極部材2のみならず、陰極となる第2の電極部材
3に対しても施すことが、電気の効果とは別の効果を期
待できることから十分に有効であることは、予想され
る。第1の電極部材2及び第2の電極部材3の材料とし
て、特にマグネットを使用した場合、さらにシンプルな
構造が期待できる。
【0048】さらに、第1の電極部材2及び第2の電極
部材3としてマグネットを使用した場合、電池4と第1
の電極部材2及び第2の電極部材3とがマグネットの作
用で吸着される。これにより電気的接触のための保持機
構を省略することができ、構造がさらにシンプルとなる
ものである。また、この構造により磁気と電位が集中的
に作用し、効果が倍増するなどの効果も期待される。
【0049】さらに、マグネットとしてある程度の抵抗
を持つもの、例えばフェライトマグネットなどを使用し
た場合、これが電気的に抵抗体となるため、万が一の過
電流を防止することも可能になる。
【0050】ここで、具体的な電極材料について記載す
る。陽極となる第1の電極部材2は一般に電気的酸化の
作用を受けるため、例えば鉄やアルミ、銅などの金属を
使用した場合、表面が腐食され易く、金属の変色あるい
は消耗が起こり、さらに、これにより、通電不良を生じ
ることがある。このため、陽極となる第1の電極部材2
に使用される素材は厳選されるべきである。一例とし
て、例えばTi等の金属の表面に貴金属をコートした構
造や、酸化物磁性材料、例えばフェライト材料などが特
に適しているといえる。
【0051】第1の電極部材2及び第2の電極部材3
は、金属を基体として、これに貴金属やその酸化物のコ
ーティングを施したものが好ましい。この場合、基体と
して使用する金属は、一般にチタン、タンタル、ジルコ
ニウム、ニオブなどのパルプ金属、もしくはこれらのパ
ルプ金属の中から選ばれた2種類以上の金属の合金など
が使用される。また、これらの表面にコーティングする
被覆材としては、白金族金属及びその酸化物の少なくと
も一種を含むものが適している。
【0052】但し、使用される環境が金属を腐食しない
か、腐食しても極微量な場合、また、金属アレルギーな
どの心配がない場合は、導電性の金属やこれらの合金、
または、これに類似する金属系の酸化物などをそのまま
使用することも可能である。
【0053】実施例では、陰極となる第2の電極部材3
にストロンチウム系のフェライトマグネットを使用し
た。また、陽極となる第1の電極部材2にNi系のフェ
ライト電極を使用した。また、電源として3Vのボタン
型電池4を使用した。第2の電極部材3を構成するフェ
ライトマグネットについては、その他バリウム系のフェ
ライトマグネットを使用しても問題ない。また、その他
にも、希土類やサマリウムコバルトなど各種のマグネッ
トを使用することに特に制限を加えるものではない。
【0054】第2の電極部材3として使用されるマグネ
ットが、電解環境により腐食される場合は、各種のコー
ティングが有効であることは、前記の通りである。
【0055】陽極となる第1の電極部材2としては電気
抵抗率が0.5Ω・cm程度のNi系フェライト電極を
使用しした。マグネットと対極となる電極としては、十
分に低い電気抵抗率、例えば100Ω・cm程度以下を
示すような材料、例えばフェライトなどのような金属磁
性材料であれば充分に使用できるものである。
【0056】次に、第1の電極部材2及び第2の電極部
材3の実施例について説明する。まず、陽極となる第1
の電極部材2を得るにあたり、規定の形状に加工したT
i基材の表面を、熱シュウ酸によりエッチング処理し
た。この表面に、貴金属をコーティングし、被覆層を形
成させた。貴金属のコーティング液として、塩化白金酸
(H2PtCl6・6H20)と、塩化イリジウム酸(H2IrCl6・6H20)と
を、モル比で白金:イリジウムが70:30となるよう
に秤量し、ブタノールを加えて調整した溶液を使用し
た。エッチング処理したTi表面にこの液を塗り、電気
炉にて500℃に加熱させた。この塗布と加熱を数回繰
り返して、電極材料を作成した。
【0057】次に、陰極となる第2の電極部材3を得る
に当り、フェライト焼結体を使用した。フェライト焼結
体は、Fe203換算で53〜95モル%の酸化鉄と、MO
換算(但し、MはMn、Ni、Co、Mg、Cu、Z
n)で、47〜5モル%の酸化マンガン、酸化ニッケ
ル、酸化コバルト、酸化マグネシウム、酸化亜鉛の組成
とした。これは、スピネル結晶構造を持つフェライト焼
結体である。これらは、優れた抗折強度、電気抵抗率、
スポーリング強度を有する。
【0058】このような構造を持つフェライト焼結体
は、例えば次のように製造することができる。まず、Fe
20355〜75モル%と前記のMOに換算して45〜2
5モル%の金属酸化物、例えば酸化ニッケル又は酸化マ
グネシウムとを、ボールミル中で十分に混合する。
【0059】その後、空気中で800〜1400℃にお
いて1〜3時間加熱し、冷却し、粉砕して微粉末とす
る。その際、原料のFe203の代わりにFe203に換算して5
5〜75モル%に相当するFeとFe203との混合物や、
これらとFe203との混合物を用いることもできる。ま
た、金属酸化物の代わりに、加熱によってこれらの酸化
物に変化しうる化合物、例えば炭酸塩、水酸化物又は、
シュウ酸塩を用いることもできる。
【0060】次に、このようにして得た微粉末を加圧成
形、押し出し成形、射出成形、流し込み成形などにより
所定の形状に成形し、焼成温度1100〜1400℃で
2〜12時間焼成した後、徐冷して所望のフェライト電
極を得る。
【0061】このようにして得た電極材料は、用途に応
じた形状のケースと、これに組み込まれる電池4と共に
組み立てられる。
【0062】この時、防水構造にすることでより扱いや
すくなる。使用する電池4は、使用する用途、陰極と陽
極の素材、効果の程度により、任意に選択する。
【0063】本発明の具体的な用法としては、その他の
物品と組み合わせて使用することを制限するものではな
い。その一例を記載すると、時計や、各種のアクセサリ
ーと組合せることが容易に考えられる。その他の組合せ
の例としては、帽子、ヘルメット、バンダナ、サンバイ
ザー、はちまき、カツラ、メガネ、メガネの形状に音
声、映像など各種の機器を組み込んだもの、各種のマス
ク、首に対する保持具、首回りの防寒具やサポーター、
腕に使用する各種の腕輪、例えばアクセサリーや衣類の
袖を止めるものなど、手袋、腕、手、指にかけて使用す
るサポーター、防寒具、アクセサリーの類例えば、ピア
スやネックレスや腕輪や指輪やつめ爪や、補聴器、首の
サポーター、各種の衣料品、コルセット、腹巻き、ベル
ト、運動用のユニホーム、各種ラケット、グラブ、バッ
ト、クラブ、各種のスポーツ用シューズやスケート用
具、スキー、ストック、各種の人力車や運搬車、リフト
など、携帯機器各種、例えば通信機器、音声再生機器、
ヘッドホンやヘッドホンに音声、通信等の各種機器を組
み込んだもの、各種ナビゲーター、カメラ、双眼極、ピ
ッケル、携帯用などスポーツに使用する器具、ボール、
格闘技用の各種武具、補助兵、保護具、ウエットスーツ
及び足ヒレ等の各種補助兵、着くるみ、各種プロテクタ
ー、靴、椅子、キーボード、マウス、各種の取っ手、ハ
ンドル、各種電話、電卓、自転車、万歩計(登録商
標)、エアーバイクなどの各種の運動促進具、マッサー
ジ器、温灸機、カイロ、身体用の各種センサー側えば血
圧や心拍計や体温計、各種板、車椅子、各種歩行補助
兵、寝具、座布団、便座、椅子、筆記用具各種、手の中
で握ったり動かしたりして使用する物、マスコット等、
各種バック、リュック、背負子、運搬用容器、鍬、シャ
ベル、鶴曙等の作業補助兵、モップ、ブラシ、篇等の掃
除補助兵、その他身体と接触して使用するもので、疲労
を伴うものなどである。
【0064】本発明を東洋医学で言うところの経絡のつ
ぼや、鐵灸マッサージで言うところのつぼに使用するこ
とは、十分に有効であり特に制限するものではない。
【0065】これらの付属品とともに使用することで、
身体に触れる各種のものや身体の各部に張り付けるもの
等に組み込むことができる。これらの物を身にづけるこ
とで、身体の疲労防止や早期の回復がはかれるというも
のである。さらに、これらのものに組みこむことで、健
康機器の使用を公にしたくない場合や、よりセンス良く
使用したい場合、常に使用してその効果を効率よく作用
させたい場合などに有効である。このため、各種の貴金
属や鉱物装飾用の造形物と組み合わせることは有効であ
る。
【0066】さらに、マッサージ効果として皮膚面への
加圧による刺激を加えるため、電極形状や構成部材を突
起形状にすることは有効であり、特に制限するものでは
ない。
【0067】本発明を、頭、脚、腕、手首、首などの人
体の各部に使用するにあたり、各種のホルダーを使用す
るは有効である。さらにこれらのホルダーを使用するこ
とで、各種の動物や植物に対しても使用できる。
【0068】本発明の健康器具を使用することで得られ
る効果としては、手首につけることで、自動車の運転や
コンピューター操作に伴う肩こりの緩和、目の疲れ、疲
労感の緩和などであることは前記の通りだが、この効果
は、身につける部位を限定するものではなく、特に電圧
を印加することで危険が予想される部位を避ければ、適
時任意の部位に変更することは、何らかまわない。
【0069】図6は手首に取り付ける腕時計タイプの健
康器具の平面図、図7は図6に示した健康器具の断面図
である。図において、図1〜図5に現れた構成部分と同
一の構成部分については、同一の参照符号を付してあ
る。図示された健康器具は、更に、蓋体6、外装体8及
び止め部材91、92を含んでいる。外装体8は腕時計
等に用いられるものと同様のものでよい。例えば、金
属、プラスチック等の材料を用いて構成される。外装体
8の内部には、蓋体6によって支持された絶縁支持体
1、第1の電極部材2、第2の電極部材3、電池4及び
カバー5を含む組立体が内蔵されている。
【0070】止め部材91、92は、外装体8の両側に
取り付けられている。止め部材91、92は、腕時計等
でよく用いられている可撓性バンドであり、金属、皮
革、プラスチック等の材料によって構成されている。止
め部材91、92の図示しない両端には掛止機構が備え
られている。このような掛止機構は、腕時計等において
周知のものであるので、図示は省略した。
【0071】図6及び図7に示した健康器具では、第1
の電極部材2及び第2の電極部材3の端部の露出した裏
面Aを生体と付着させるように身にづけることで、生体
に対して電圧を印加することができる。また、陰極とな
る第2の電極部材3がマグネットでなるため、相乗効果
として磁気の効果も加えるものである。この形態は、常
時身につけることが苦にならない形態の一例を示すもの
で、これにより電気と磁気の効果を一層確実なものにで
きるものである。
【0072】このようにして組み立てられた腕時計型に
構成した時の本発明品は、手首の部分に3Vの電圧と、
マグネットによる磁気を一緒に印加でき、形態がブレス
レットとなることから、見た目も良く、非常に有効な健
康器具となる。
【0073】次、図6及び図7に示した健康器具を、コ
ンピュータ作業時に身につけたときの効果をについて説
明する。腕時計型に構成した本発明に係る健康器具(本
発明品と称する)を腕に巻き付け、この時の疲労感と指
先の体温を測定し、その効果を確認した。コンピュータ
作業としては、男女それぞれ20人を、本発明品を使用
したグループと、時計型のバンドのみを使用したグルー
プの2グループに分け、キー入力の作業を30分行って
もらった。この時、それぞれのグループについてその疲
労感と指先の温度変化を指標にその効果を確認した。そ
の結果を下に示す。
【0074】 <疲労感軽減の効果> [本発明品を使用] [バンドのみを使用] 疲労感なし 疲労感あり 疲労感なし 疲労感あり 男性 7人 3人 1人 9人 女性 8人 2人 0人 10人 <指先温度の変化> [本発明品を使用] [バンドのみを使用] 男性 0.35 0.45 女性 0.27 0.61 次に、男女それぞれ20人を、本発明品を使用したグル
ープと、時計型のバンドのみを使用したグループの2グ
ループに分け、就寝時にを腕に巻き付け、その効果を確
認した。結果をに示す。
【0075】 <腰痛・肩こりの軽減が確認された人数> [本発明品を使用] [バンドのみを使用] 男性 8人 0人 女性 9人 0人 これらのデータから、本発明品による効果は充分顕著で
あることがわかる。
【0076】一般に金属製品を身につけた場合、金属で
構成された部品に汗などの体液が反応し、これにより金
属が溶出する。これが各種の金属アレルギーを引き起こ
すが、本発明の場合、これらの金属部分を陰極と電気的
に接続させることで、金属イオンの流出が防止または緩
和されることから、アレルギーの発生を防止することに
役立つことは、充分に考えられる。
【0077】図8は本発明に係る健康器具の更に別の実
施例を示す平面図、図9は図8に示した健康器具の裏面
図(底面図)、図10は図8の10ー10線に沿った断
面図、図11は図8の11ー11線に沿った断面図であ
る。図において、図1〜図7に現れた構成部分と同一の
構成部分については、同一の参照符号を付してある。図
8を参照すると、絶縁支持体1は、外側リング部13の
内面に、複数の凸部171〜174が、所定の角度間隔
で配置されている。これらの凸部171〜174は、外
側リング部13の裏面Aまで延びている(図11参
照)。絶縁支持体1の内側リング部12は、外側リング
部13の上端面から少し落ち込んだ位置に段面121を
有している(図10参照)。この段面121は外側リン
グ部13に備えられた凸部171〜174の間に位置す
る。更に、段面121の内側に電池収納部7となる凹部
が設けられている。凹部の中心部には貫通孔16が備え
られている。
【0078】第1の電極部材2は、絶縁支持体1によっ
て支持され、一端が第1の入力端を構成し、他端が絶縁
支持体1の裏面Aに露出している。第1の電極部材2は
導電性を有する材料によって構成される。実施例に図示
された第1の電極部材2は、全体としてリング状であっ
て、内側リング部12と外側リング部13との間の間隔
に嵌め込まれ、絶縁支持体1によって支持される。第1
の電極部材2の他端は、内側リング部12及び外側リン
グ部13の裏面Aとほぼ同一の平面を構成する。
【0079】第1の電極部材2が、内側リング部12と
外側リング部13との間の間隔に嵌め込まれたときに、
第1の電極部材2の内周面と、絶縁支持体1の内側リン
グ部12の上端面とによって、電池収納部7が構成され
る。
【0080】電池収納部7は、選択されるべき電池4の
形状に応じた空間容積を有し、絶縁支持体1の表面にお
いて開口している。実施例では、電池収納部7は、ボタ
ン状の形状を有する電池4を利用することを前提にし、
その電池形状に応じた内部空間を有する。
【0081】第2の電極部材3は、絶縁支持体1によっ
て支持され、一端が第2の入力端を構成し、他端が、第
1の電極部材2の前記他端から電気絶縁されて、絶縁支
持体1の裏面Aに露出している。第2の電極部材3は、
内側リング部12の内部に、圧入、接着または掛止等の
手段によって、抜けでないように嵌め込まれ、他端が内
側リング部12及び外側リング部13の裏面Aとほぼ同
一の平面を構成する。図示実施例の第2の電極部材3
は、断面円形の棒状部材でなる。但し、その形状は任意
である。
【0082】第1の電極部材2及び第2の電極部材3の
少なくとも一方は、マグネットを含む。図示実施例の場
合、第2の電極部材3の全体がマグネットによって構成
されている。
【0083】電池4としては、好ましくはボタン状のも
のを用いる。電池4は電池収納部7の内部に収納され、
その陰極が第2の電極部材3の一端に電気的に接触す
る。
【0084】カバー5は、導電性部材でなり、外面が電
池4の陽極及び第1の電極部材2の一端に電気的に接触
する。カバー5は、外側リング部13の内面に設けられ
た複数の凸部171〜174の間において、その間に生
じる段面121上に配置されている。カバー5は、好ま
しくは、磁性を有する導電性材料で構成する。
【0085】図12は手首に取り付ける腕時計タイプの
健康器具の平面図、図13は図12に示した健康器具の
断面図である。図において、図8〜図11に現れた構成
部分と同一の構成部分については、同一の参照符号を付
してある。図示された健康器具は、更に、外装体8及び
止め部材91、92を含んでいる。外装体8は腕時計等
に用いられるものと同様のものでよい。例えば、金属、
プラスチック等の材料を用いて構成される。外装体8の
内部には、蓋体6によって支持された絶縁支持体1、第
1の電極部材2、第2の電極部材3、電池4及びカバー
5を含む組立体が内蔵されている。
【0086】止め部材91、92は、外装体8の両側に
取り付けられている。止め部材91、92は、腕時計等
でよく用いられている可撓性バンドであり、金属、皮
革、プラスチック等の材料によって構成されている。止
め部材91、92の図示しない両端には掛止機構が備え
られている。このような掛止機構は、腕時計等において
周知のものであるので、図示は省略した。
【0087】図14は健康器具の平面図、図7は図6に
示した健康器具の断面図である。図において、図1〜図
5に現れた構成部分と同一の構成部分については、同一
の参照符号を付してある。図示された健康器具は、更
に、外装体8及び止め部材91、92を含んでいる。外
装体8は腕時計等に用いられるものと同様のものでよ
い。例えば、金属、プラスチック等の材料を用いて構成
される。外装体8の内部には、蓋体6によって支持され
た絶縁支持体1、第1の電極部材2、第2の電極部材
3、電池4及びカバー5を含む組立体が内蔵されてい
る。
【0088】止め部材91、92は、外装体8の両側に
取り付けられている。止め部材91、92は、腕時計等
でよく用いられている可撓性バンドであり、金属、皮
革、プラスチック等の材料によって構成されている。止
め部材91、92の図示しない両端には掛止機構が備え
られている。このような掛止機構は、腕時計等において
周知のものである。
【0089】図14は本発明に係る健康器具の更に別の
実施例における平面図、図15は図14の15ー15線
に沿った断面図である。この実施例では、絶縁支持体1
に電気磁気要素Q1〜Q7を設けた構造となっている。
絶縁支持体1は、プラスチック等の可撓性絶縁材料によ
って構成されている。絶縁支持体1は帯状であり、その
両端に掛止部191、192が備えられている。図示さ
れた絶縁支持体1は帯状であるが、その形状は任意であ
る。円形状、多角形状、リング状等の形状を、任意に選
択できる。
【0090】電気磁気要素Q1〜Q7は、基本的には、
図1〜図5に図示された構造、または、図8〜図11に
示した構造を有する。実施例では、帯状である絶縁支持
体1の長手方向に沿い、間隔を隔てて、7個配置してあ
る。電気磁気要素Q1〜Q7の個数、及び、配置位置等
は、用途に応じて種々変更されるもので、図示に限定さ
れない。図示の健康器具は、手首、足首、腕部、脚部、
腹部、首部または頭部等に巻いて用いることができる。
【0091】図16は本発明に係る健康器具の別の実施
例を示す部分断面図である。この実施例では、第1の電
極部材2は、電池収納部7の内部に収納される電池4の
陽極に導通するように配置され、第2の電極部材3は電
池4の陰極に導通するように配置されている。第1及び
第2の電極部材2、3の少なくとも一方、例えば、陰極
となる第2の電極部材3はマグネットで構成する。
【0092】電池4と第1及び第2の電極部材2、3と
の電気的導通手段としては、電極2、3の表面、もしく
は、表面に付与された導体に、第1及び第2の電極部材
2、3を直接接触させる構造、または、第1及び第2の
電極部材2、3と電池4との間に弾性導体を介在させ
て、両者を弾性接触させる構造等を採用することができ
る。実施例では、第1の電極部材2を電池4の陽極に直
接に接触させ、第2の電極部材3を、弾性金属材料でな
る弾性接触部材140を介して、電池4の陰極に弾性接
触させた構造となっている。
【0093】実施例において、絶縁支持体1の電池収納
部7は、両端を開口させた空洞状であり、第1及び第2
の電極部材2、3は、絶縁支持体1の電池収納部7の両
端に装着され、電池収納部7を閉じている。第1及び第
2の電極部材2、3は、ねじ等による機械的結合手段ま
たは接着剤を用いた接着等の手段によって、絶縁支持体
1の両端に液密に結合される。第1及び第2の電極部材
2、3の他端部は絶縁支持体1の外部に露出する。
【0094】図示の絶縁支持体1は、第1の絶縁支持部
材110と、第2の絶縁支持部材120とを含む。第1
の絶縁支持部材110及び第2の絶縁支持部材120は
一端が着脱可能に結合されている。第1の絶縁支持部材
110及び第2の絶縁支持部材120は、ねじ等による
機械的結合手段または接着剤を用いた接着等の手段によ
って、一端が互いに液密されている。第1の絶縁支持部
材110及び第2の絶縁支持部材120の端面間には、
Oリング130が配置されており、このOリング130
によって、電池収納部7に対する液密性を確保してあ
る。絶縁支持体1は、1つの連続する筒体として構成す
ることもできる。
【0095】図16に示した健康器具は、掌中内に包み
込むように保持し、または指で挟み、または、一端を生
体に押し付けて使用することができる。ここで、第1の
電極部材2の一端が電池4の陽極に導通し、第2の電極
部材3が、電池4の陰極に導通しており、第1及び第2
の電極部材2、3の他端部が絶縁支持体1の外部に露出
しているから、電気エネルギーの印加による生体への作
用を期待することができる。
【0096】しかも、第1の電極部材2及び第2の電極
部材3の少なくとも一方は、マグネットを含むから、電
気エネルギーと共に、磁気エネルギーを生体に印加し、
生体に対する作用の向上を期待することができる。
【0097】また、絶縁支持体1は内部に電池収納部7
を有しているから、絶縁支持体1内の電池収納部7に電
池4を収納した電池駆動型の健康器具を得ることができ
る。このため、コンパクトで、扱いやすく、コストの安
価な健康器具を得ることができる。
【0098】更に、絶縁支持体1を、第1の絶縁支持部
材110と、第2の絶縁支持部材120とによって構成
し、第1の絶縁支持部材110及び第2の絶縁支持部材
120の一端を着脱可能に結合する実施例によれば、電
池4を、簡単に交換できる。
【0099】図16に図示された健康器具においても、
第1の電極部材2及び第2の電極部材3については、図
1〜図5で説明した材料、構成を採用することができ
る。また、図1〜図5を参照して説明した作用効果を奏
する。
【0100】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。 (a)生体に対し電気エネルギー及び磁気エネルギーを
同時に作用させ得る健康器具を提供することができる。 (b)構造がシンブルで、コンパクトであり、常時身に
つけても特に負担とならず、邪魔にならない健康器具を
提供することができる。 (c)多様な方面へ適用可能な健康器具を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る健康器具の一例を示す分解斜視図
である。
【図2】図1に図示された健康器具を底面側から見た裏
面図である。
【図3】図1に図示された健康器具を表面側から見た平
面図である。
【図4】図3の4ー4線に沿った断面図である。
【図5】図3の5ー5線に沿った断面図である。
【図6】手首に取り付ける腕時計タイプの健康器具の平
面図である。
【図7】図6に示した健康器具の断面図である。
【図8】本発明に係る健康器具の更に別の実施例を示す
平面図である。
【図9】図8に示した健康器具の裏面図である。
【図10】図8の10ー10線に沿った断面図である。
【図11】図8の11ー11線に沿った断面図である。
【図12】手首に取り付ける腕時計タイプの健康器具の
平面図である。
【図13】図12に示した健康器具の断面図である。
【図14】本発明に係る健康器具の更に別の実施例にお
ける平面図である。
【図15】図14の15ー15線に沿った断面図であ
る。
【図16】本発明に係る健康器具の別の実施例を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁支持体 2 第1の電極部材 3 第2の電極部材 4 電池 5 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61N 1/42 H J K Fターム(参考) 4C053 GG02 4C101 BA07 BA08 BB01 BB04 BB05 BB06 BB07 BB08 BB10 BB11 BC03 BC05 BC06 BC12 BC21 BC28 4C106 AA01 BB02 BB04 CC12 CC13 CC14 CC15 CC16 CC17 CC18 CC21 CC23 CC25 CC28 CC32 CC34 DD09 EE01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁支持体と、電池収納部と、第1の電
    極部材と、第2の電極部材とを含む健康器具であって、 前記電池収納部は、前記絶縁支持体の内部に備えられて
    おり、 前記第1の電極部材は、前記絶縁支持体によって支持さ
    れ、一端が第1の入力端を構成し、他端が前記絶縁支持
    体の外面に露出しており、 前記第2の電極部材は、前記絶縁支持体によって支持さ
    れ、一端が第2の入力端を構成し、他端が、前記第1の
    電極部材の前記他端から電気絶縁されて、前記絶縁支持
    体の外面に露出しており、 前記第1の電極部材及び前記第2の電極部材の少なくと
    も一方は、マグネットを含む健康器具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された健康器具であっ
    て、前記第1の電極部材の前記他端、及び、前記第2の
    電極部材の前記他端は、前記絶縁支持体の同一外面に露
    出している健康器具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載された
    健康器具であって、前記絶縁支持体の前記外面は、生体
    接触部を含む健康器具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された健
    康器具であって、前記第1の電極部材及び前記第2の電
    極部材の少なくとも一方は、バルブ金属またはバルブ金
    属の中から選ばれた2種以上の金属の合金を主成分する
    健康器具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載された健
    康器具であって、前記第1の電極部材及び前記第2の電
    極部材の少なくとも一方は、磁性材料を主成分とする部
    分を含む健康器具。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された健康器具であっ
    て、前記マグネットは、前記磁性酸化物又は金属合金を
    主成分とする前記部分によって構成される健康器具。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載された健
    康器具であって、前記第1の電極部材は、少なくとも、
    前記絶縁支持体の前記外面に露出する前記他端が、白金
    族金属またはその酸化物の少なくとも一種を含むコーテ
    ィング材で被覆されている健康器具。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載された健
    康器具であって、更に電池を含み、前記電池は前記電池
    収納部内に収納されている健康器具。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載された健
    康器具であって、更に、止め部材を含み、前記止め部材
    は前記絶縁支持体に取り付けられている健康器具。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8の何れかに記載された
    健康器具であって、前記絶縁支持体は、止め部材を構成
    する健康器具。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れかに記載され
    た健康器具であって、前記電池収納部は複数個であり、
    前記第1の電極部材及び前記第2の電極部材は、前記電
    池収納部のそれぞれ毎に備えられている健康器具。
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