JP2002065536A - 床面洗浄機用ブラシサスペンション装置 - Google Patents

床面洗浄機用ブラシサスペンション装置

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JP2002065536A
JP2002065536A JP2000262418A JP2000262418A JP2002065536A JP 2002065536 A JP2002065536 A JP 2002065536A JP 2000262418 A JP2000262418 A JP 2000262418A JP 2000262418 A JP2000262418 A JP 2000262418A JP 2002065536 A JP2002065536 A JP 2002065536A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手元にて洗浄ブラシの接触圧力を簡単に調整
することができ、且つ、一旦接触圧力をセットすると、
洗浄ブラシを上下作動しても常にこのセットされた接触
圧力で洗浄ブラシを床面に作用するように工夫した床面
洗浄機用ブラシサスペンション装置を提供する。 【解決手段】 ブラシ用モータ8Mと、このモータ8M
によって高速回転して床面Fを洗浄する洗浄ブラシ8を
取付けたモータ台11Xを、シリンダー17によって上
下に作動することにより、洗浄ブラシ8を床面Fに降下
したり、上昇したりするように構成すると共に、モータ
台11Xにシリンダー17による床面Fへの洗浄ブラシ
8の接触圧力を調整することができる圧力調整保持手段
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータによって洗
浄ブラシを高速回転しながら床面を洗浄する床面洗浄機
の技術分野に属するものであって、具体的には、洗浄ブ
ラシにクッション性を与えると共に、床面への接触圧力
を自在に調整可能に構成した床面洗浄機用ブラシサスペ
ンション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床面洗浄機に用いるブラシサスペンショ
ン装置に関しては、従来より、例えば実開平4−116
941号公報に見られるように、モータ重量が加わって
いるパッドを引張りスプリングで支え、パッドが床面に
降下して接触した位置でのパッド重量と、引張りスプリ
ングによる上方への引き上げ力との合成力により、床面
に対してパツド圧力が加えられるように構成すると共
に、上記引張りスプリングを上下に調整することによっ
て、床面に対する圧力調整が行えるように構成したサス
ペンション装置や、或は、実公平7−36625号公報
に見られるように、操作レバーによってパッドを上下作
動自在に構成すると共に、パッドが床面に接した状態に
於いて上記操作レバーの位置を変えることによって、バ
ネを介して床面に対するパッドの接触圧力を調整できる
ように構成したサスペンション装置が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の公報に記載
されているサスペンション装置は、引張りスプリングの
引張り長さを所定の位置に定めることによって、常に同
じ圧力でパッドを床面に接触させることができる。つま
り、清掃時にスイッチをONして駆動源を駆動させてパ
ッドを床面に向けて下げれば、パッド重量とあらかじめ
所定の吊上げ状態にした引張りスプリングの引張り力と
で合成された下方への力によって、パッドが床面に対し
て接触するものであって、パッドの磨耗につれて変化す
る分を除けば、床面に対する接触圧力を常に一定に維持
することができるものであるが、しかし、清掃時にパッ
ド圧を少し強くしたり弱く調整したい場合に、この調整
を手元で行うことが出来ない問題がある。
【0004】また、上記後者の公報に記載されているサ
スペンション装置は、パッドの上下動を操作レバーで操
作するものであり、同時に、レバーの操作位置を変える
ことによって床面に対するパッドの接触圧力を希望のレ
ベルに調整できるように構成したものであるが、しか
し、パッドを上下動させる際、特に、パッドを床面側に
下げて接触圧力を発生させる際に、常時同じ接触圧力を
維持しておきたい場合には、いつも操作レバーの回動位
置を覚えておいて、操作レバーをこの位置に戻さなくて
はならないから、操作が極めて煩雑化する問題があっ
た。加えて、一旦定めた接触圧力を暫く同じ状態に維持
したい場合や、更に、接触圧力を自在に変化させるよう
な運転状況下に於いて、これ等接触圧力の調整に素早
く、而かも正確に対応することができない問題もあっ
た。
【0005】従って本発明の技術的課題は、手元にて洗
浄ブラシの接触圧力を簡単に調整することができ、且
つ、一旦接触圧力をセットすると、洗浄ブラシを上下作
動しても常にこのセットされた接触圧力で洗浄ブラシを
床面に作用するように工夫した床面洗浄機用ブラシサス
ペンション装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の技術的課
題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の
如く、床面洗浄機の機械本体に対して、ブラシ用モータ
と、このモータによって高速回転して床面を洗浄する洗
浄ブラシとを備えたモータ台を上下作動自在に取付け、
このモータ台を上記機械本体側に設けたシリンダーによ
って上下に切換え作動することによって、上記の洗浄ブ
ラシを床面側に降下作動したり、上昇作動するように構
成した床面洗浄機であって、上記の機械本体側にその回
動支点を持つ全体が略梃子形状を成す上下作動アームの
力点部分に前記シリンダーのロッドを連繋し、且つ、こ
の上下作動アームの作用点部分を牽引用弾性体を介して
上記のモータ台に連結せしめると共に、モータ台には常
時引上げ方向に作用する引上げ用弾性体の一端を取付け
て、この引上げ用弾性体の他端側には、モータ台に対す
る引上げ力を調整することによって、上記の上下作動ア
ームを介して洗浄ブラシに加えられる前記シリンダーか
らの押圧力を加減調節することができる圧力調整保持手
段を連設するように構成している。
【0007】(2) また、本発明では前記請求項2に
記載の如く、前記略梃子形状を成す上下作動アームの回
動支点が、前記機械本体側に上下回動自在に枢着した該
アームの根端部であり、前記シリンダーのロッドを連繋
した力点が該アームの先端部であり、且つ、前記牽引用
弾性体を取付けた作用点が該アームの中間部であると共
に、この牽引用弾性体が牽引用のスプリングであり、前
記モータ台を引き上げ方向に作用する引上げ用弾性体
が、引き上げ用のスプリングであるように構成してい
る。
【0008】(3) また、本発明では前記請求項3に
記載の如く、全体を下向きの略コ字状に形成した左右2
本の上下作動アームを前記モータ台の両側に並設し、こ
れ等各アームの一端部を前記機械本体側の取付部に上下
回動自在に軸支する一方、前記モータ台の一側にリフト
板を横向きに突設して、前記シリンダーのロッドをこの
リフト板に穿設した挿通穴を通してリフト板の下側に突
出すると共に、上記上下作動アームの他端部の間にリフ
ト軸を架設して、このリフト軸の中間部に上記リフト板
の下側に突出したシリンダーロッドの下端部を連結せし
め、且つ、左右の上下作動アームと上記モータ台の上側
部との各間に牽引用スプリングを張設するように構成し
ている。
【0009】(4) 更に本発明では、前記請求項4に
記載の如く、前記の圧力調整保持手段が、前記引き上げ
用スプリングの上端部に接続されたワイヤーと、ワイヤ
ーを引張り操作可能なハンドルレバーと、このハンドル
レバーの回動操作によるワイヤーの引張り長さを、ハン
ドルレバーの操作に従って複数段に切換えて保持可能な
係止溝とによって構成するようにしている。
【0010】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、シリンダーを作動させると、上下作動アームが
回動降下してモータ台を降下し、洗浄ブラシを床面に接
触した後、上記シリンダーによる上下作動アームの回動
降下を更に進めると、該アームの作用点部分に取付けた
牽引用弾性体がモータ台を下方に牽引するため、このモ
ータ台に取付けた洗浄ブラシが床面に対して圧力を増し
た状態で押し付けられて床面へのブラシ圧を増すことが
できる。また、圧力調整保持手段によって事前に洗浄ブ
ラシの圧力を調整しておくことによって、この調整した
圧力で洗浄ブラシを床面に対して接触させることができ
るものであって、一旦圧力のレベルを定めておけば、シ
リンダーを作動して作業を中断した後でも、再び同じ圧
力にて洗浄ブラシを床面に接触できるため、洗浄を再開
する度にブラシ圧を調整する必要がなく、常に同じブラ
シ圧で床面を均等に洗浄することを可能にする。
【0011】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、全体を略梃子形状に形成した上下作動アーム
を、その先端部に連繋したシリンダーを作動することに
よって、機械本体側に取付けた根端部を支点にして全体
を下方に回動降下させれば、このアームの中間部に取付
けた牽引用スプリングがモータ台を同じく下方に牽引回
動するため、このモータ台に取付けた洗浄ブラシを床面
に圧接して洗浄することができると共に、モータ台を引
き上げ方向に作用する引き上げ用スプリングの引き上げ
力を圧力調整保持手段によって事前に調整しておくこと
によって、あらかじめ決められた圧力で洗浄ブラシを床
面に押圧接触させて、常に決められたブラシ圧で床面を
洗浄することを可能にする。
【0012】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、シリンダーを作動してそのロッドを下方に突出
すると、左右の上下作動アームが降下回動して牽引用ス
プリングがモータ台を下方に牽引するため、モータ台に
取付けた洗浄ブラシを床面に押接して洗浄することがで
きると共に、シリンダーがロッドを上方に引込んだ時
は、リフト軸が上昇してリフト板を上方に押し上げるた
め、モータ台が上昇して洗浄ブラシを床面上から引き上
げることを可能にする。
【0013】上記(4)で述べた請求項4に係る手段に
よれば、ハンドルレバーを回動操作してワイヤーを引張
ると、引き上げ用スプリングがモータ台を引き上げ方向
に作用するため、上記ハンドルレバーの回動した位置を
係止溝に係止して一定位置に確保することによって、モ
ータ台に取付けた洗浄ブラシの床面への接触圧力を、洗
浄を行う度に常に一定に保持できると共に、上記ハンド
ルレバーの回動位置を別の係止溝に係止することによっ
て、上記床面への接触圧力を強くしたり弱くしたりする
ことを可能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る床面洗浄機
用ブラシサスペンション装置の実施の形態を図面と共に
説明すると、図1は本発明のブラシサスペンション装置
が実施されている床面洗浄機の一例を示した側面図であ
って、図中、1は床面洗浄機の車体、2と3は走行用の
車輪、2Mは車輪2を駆動回転する走行用モータ、4は
取付ブラケット4Aによって車体1の後部上側に取付け
た操作ハンドル、5はこの操作ハンドル4に取付けた操
作ボックス、5Aはハンドル軸、5Bは後述するスキー
ジを上下動するために、車体1の後部に上下作動自在に
取付けた操作レバーを示す。
【0015】更に図中、Vは車体1内に搭載した電源用
のバッテリー、7と7Mは同じく車体1内に取付けた汚
水吸引用ブロアーとブロアー用モータ、6はホース6H
を通して送られて来る上記ブロアー7の吸引作用によっ
て、床面上の汚水を吸い取って汚水タンク9に回収する
スキージ、6Tはこのスキージ6を車体1の後部に取付
けたアーム、6Sは上記操作レバー5Bの回動操作によ
ってスキージ6を上下動する紐体、8は車体1の前面側
に取付けた洗浄ブラシ、8Hは洗浄ブラシ8を取付けた
回転盤、8Mと8Dはブラシ用モータとその回転軸、1
0はモータ8Mの周囲を覆う機体カバーで、洗浄ブラシ
8はモータ8Mで高速回転しながら洗浄水タンク(図示
省略)から送られて来る洗浄水を用いて床面をブラッシ
ングし、洗浄後の汚水をスキージ6が吸引して汚水タン
ク7Hに回収するように構成されている。
【0016】図2は本発明の要部の構成を説明した正断
面図で、図3は洗浄ブラシ8を床面Fに降下して接触さ
せた状態の正断面図、図4は洗浄ブラシ8を床面Fに押
圧接触している状態の正断面図、図5は要部の平面図、
図6は同じく要部の側断面図であって、これ等の図面に
於いて、符号11で示したのは前記機体カバー10の内
部に設けた全体が断面略角筒状を成す機械本体(本体フ
レーム)で、10Aはこの機械本体11を機体カバー1
0内に固定するベース板、11Xは機械本体11の内部
11Hに上下作動自在に取付けたモータ台を示す。
【0017】上記モータ台11Xの上面には、前述した
ブラシ用モータ8Mが減速機8Xと共に搭載されてお
り、また、モータ台11Xの下側に突出した上記ブラシ
用モータ8Mの回転軸8Dには、連結盤8Kと前述した
回転盤8Hを介して洗浄ブラシ8が取付けられていて、
ブラシ用モータ8Mによって高速回転するように構成さ
れている。
【0018】また、上記モータ台11Xの左右両側には
ガイド長孔14R,14Rを縦設したガイド板14,1
4が立設され、且つ、これ等左右のガイド長孔14R,
14Rの内部には、上記機械本体11の左右の内側壁に
取付けたガイドローラ13,13が嵌込まれていて、モ
ータ台11Xを機械本体11の内部で自由に上下動でき
るように取付けている。
【0019】12は上記機械本体11の一側外側面に取
付けたシリンダーケース、17Aはこのケース12の内
部12Hの上側に架設した取付軸で、シリンダーケース
12の内部12Hには上端に設けたシリンダー吊下片1
7Tを上記の取付軸17Aに吊下げた状態で、シリンダ
ー17が回動自在に取付けられており、且つ、下側に向
けて突出するこのシリンダー17のロッド17Rは、前
記モータ台11Xの一側に横方向に水平に突設したリフ
ト板11Tに穿設されている挿通穴11Rを貫いて、リ
フト板11Tの下方に突出した構成に成っている。
【0020】16,16は、全体を下向きの略コ字形状
を成す梃子状に形成した左右の上下作動アームで、前記
ブラシ用モータ8Mを挟むようにその両側に並設したこ
れ等左右の上下作動アーム16,16は、その回動支点
となる各根端部16A,16Aが、前記ベース板10A
の底面に取付けたブラケット10Bに取付軸10Cを用
いて上下回動自在に取付けられ、また、その力点となる
各アーム16,16の先端部16B,16B間には、上
記リフト板11Tよりも下側に設けたリフト軸17Bが
架設されていて、このリフト軸17Bの中間部に上述し
たシリンダー17のロッド17Rが連結されている。
【0021】また、15,15は上述したモータ台11
Xの左右のガイド板14,14の間に架設した連結板
で、モータ台11Xよりも上側に位置するこれ等ガイド
板14,14と、その作用点と成る各上下作動アーム1
6,16の中間部との間には、両上下作動アーム16,
16が回動降下した時に、モータ台11Xを一緒に下方
に牽引スライドして洗浄ブラシ8を底面F側に押圧接触
させることができる牽引用スプリング18,18が張設
されている。
【0022】更に図中、9Sはその下端部を取付部9Z
を介して前記のモータ台11Xに取付けると共に、その
上端部をワイヤー9Wを介してコントロールケーブル9
Tに連結した引き上げスプリングで、この引き上げスプ
リング9Sに連なるコントロールケーブル9Tの末端部
は、図7に示すように前述したスキージ6を上下動する
ための操作レバー5Bを取付けた軸9′に同軸的に取付
けたハンドルレバー9に連結されていて、このハンドル
レバー9を切換作動することによってモータ台11Xの
引き上げ力、つまり、床面Fに対する洗浄ブラシ8の接
触圧力を調整できる仕組に成っている。
【0023】図7に於いて、(A)はハンドルレバー9
を上段に引き上げ回動して、洗浄ブラシ8の床面Fに対
する加圧力を小さく調整する位置を示し、(B)はハン
ドルレバー9を中段に位置させて、床面Fに対する洗浄
ブラシ8の加圧力を中位に調整する位置を示し、(C)
はハンドルレバー9を最下段に位置させて、床面Fに対
する洗浄ブラシ8の加圧力を大きく調整する位置を示
し、また、符号9Sはスキージ用操作レバー5Bのリミ
ットスイッチを示したものであって、図8に於いて1R
は前記車体1のカバーに形成した上記ハンドルレバー9
用の係止溝(クラッチ溝)で、図中、1RA,1RB,
1RCはハンドルレバー9を上記(A),(B),
(C)の各位置に係止することができる係止部を示す。
【0024】本発明に係る床面洗浄機用ブラシサスペン
ション装置は以上述べた如き構成であるから、床面洗浄
機が洗浄を行なわない非運転時には、洗浄ブラシ8は図
2に示すように床面Fに対して間隔Lを保つように引き
上げられているが、床面Fの洗浄を行う運転時には、先
ず操作ボックス5に設けたシリンダー17のスイッチ、
又は、スタート用スイッチ(いずれも図示省略)をON
すると、シリンダー17が作動してロッド17Rを図2
の状態から図3の状態に下方に向けて突出するため、こ
の突出に従って左右の上下作動アーム16,16が取付
軸10Cを支点にして図面上時計回転方向に回動して、
リフト軸17Bによるリフト板11Tの押上げ状態を解
くため、モータ台11Xがブラシ用モータ8Mの重さに
よって降下して、図3に示すようにモータ8Mによって
高速回転する洗浄ブラシ8を床面Fに接触させることが
できる。
【0025】次いで、上記シリンダー17によるロッド
17Rの突出が更に進むと、図4に示すように左右の上
下作動アーム16,16の時計回転方向への回動が進
み、その結果、牽引用スプリング18,18がモータ台
11Xを引き下げるため、洗浄ブラシ8を床面Fに加圧
接触させた状態でモータ8Mが高速回転して、床面Fを
洗浄することができる。
【0026】尚、この洗浄ブラシ8を床面Fに加圧接触
する時に、前記ハンドルレバー9を操作して引上げ用ス
プリング9Sの引き上げ力を図7に示した(A)の「加
圧力小」の位置にセットしておけば、洗浄ブラシ8の加
圧力を小に調整することができ、また、同図(B)に示
した「加圧力中」の位置にセットすれば、加圧力を中に
調整でき、同様に同図(C)に示した「加圧力大」の位
置にセットした場合は、加圧力を大に調整することがで
きる。
【0027】また、以上の如くセットされた洗浄ブラシ
8の接触圧力は、洗浄ブラシ8をシリンダー17が引き
上げて洗浄を中断したり停止した後でも、前記ハンドル
レバー9のセット位置を変更しない限り、再起動時に再
び同じ接触圧で洗浄ブラシ8を床面Fに接触させること
ができ、更にその接触圧力の変更もたとえ運転時であっ
てもハンドルレバー9の操作によって簡単に行うことが
できる。
【0028】尚、上述した実施例では洗浄ブラシ8をモ
ータ8Mで高速回転して床面を洗浄する構成が説明され
ているが、代りにパッド(図示省略)をモータ8Mで高
速回転するように構成してもよく、その選択は任意とす
る。
【0029】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る床面洗
浄機用ブラシサスペンション装置によれば、モータによ
って高速回転する洗浄ブラシ(パッド)によって、床面
をきれいに洗浄することができるのであるが、本発明で
は特に、床面に対する洗浄ブラシ(パッド)の接触圧力
を手元操作によって極めて簡単に強弱調整することがで
きるため、洗浄中に発生する各種の状況に合せて手早く
対応して最適なブラシ圧で洗浄を行うことができるもの
であって、洗浄運転の中断や停止に関係なく、一旦調整
した接触圧力を維持しながら床面を洗浄できる点と相俟
って、各種の床面洗浄機に実施して洵に好適なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラシサスペンション装置を実施
した床面洗浄機の一例を示した側面図である。
【図2】本発明の要部の構成を説明した正断面図であ
る。
【図3】洗浄ブラシが床面に接触した状態を説明した本
発明の正断面図である。
【図4】洗浄ブラシが床面に加圧接触した状態を説明し
た本発明の正断面図である。
【図5】本発明の要部を示した平面図である。
【図6】本発明の要部を示した側断面図である。
【図7】スキージ用の操作レバーと洗浄ブラシ用のハン
ドルレバーの構成を説明した説明図である。
【図8】ハンドルレバー用係止溝の構成を説明した構成
図である。
【符号の説明】
1 床面洗浄機の機体 1R 係止溝 8 洗浄ブラシ 8M モータ 9 ハンドルレバー 9S 引き上げ用スプリング 11 機械本体 11X モータ台 11T リフト板 11R 挿通穴 16 上下作動アーム 16A 根端部(支点) 16B 先端部(力点) 17 シリンダー 17R シリンダーロッド 17B リフト軸 18 牽引用スプリング F 床面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面洗浄機の機械本体に対して、ブラシ
    用モータと、このモータによって高速回転して床面を洗
    浄する洗浄ブラシとを備えたモータ台を上下作動自在に
    取付け、このモータ台を上記機械本体側に設けたシリン
    ダーによって上下に切換え作動することによって、上記
    の洗浄ブラシを床面側に降下作動したり、上昇作動する
    ように構成した床面洗浄機であって、 上記の機械本体側にその回動支点を持つ全体が略梃子形
    状を成す上下作動アームの力点部分に前記シリンダーの
    ロッドを連繋し、且つ、この上下作動アームの作用点部
    分を牽引用弾性体を介して上記のモータ台に連結せしめ
    ると共に、モータ台には常時引上げ方向に作用する引上
    げ用弾性体の一端を取付けて、この引上げ用弾性体の他
    端側には、モータ台に対する引上げ力を調整することに
    よって、上記の上下作動アームを介して洗浄ブラシに加
    えられる前記シリンダーからの押圧力を加減調節するこ
    とができる圧力調整保持手段を連設したことを特徴とす
    る床面洗浄機用ブラシサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記略梃子形状を成す上下作動アームの
    回動支点が、前記機械本体側に上下回動自在に枢着した
    該アームの根端部であり、前記シリンダーのロッドを連
    繋した力点が該アームの先端部であり、且つ、前記牽引
    用弾性体を取付けた作用点が該アームの中間部であると
    共に、この牽引用弾性体が牽引用のスプリングであり、
    前記モータ台を引き上げ方向に作用する引上げ用弾性体
    が、引き上げ用のスプリングであることを特徴とする請
    求項1記載の床面洗浄機用ブラシサスペンション装置。
  3. 【請求項3】 全体を下向きの略コ字状に形成した左右
    2本の上下作動アームを前記モータ台の両側に並設し、
    これ等各アームの一端部を前記機械本体側の取付部に上
    下回動自在に軸支する一方、前記モータ台の一側にリフ
    ト板を横向きに突設して、前記シリンダーのロッドをこ
    のリフト板に穿設した挿通穴を通してリフト板の下側に
    突出すると共に、上記上下作動アームの他端部の間にリ
    フト軸を架設して、このリフト軸の中間部に上記リフト
    板の下側に突出したシリンダーロッドの下端部を連結せ
    しめ、且つ、左右の上下作動アームと上記モータ台の上
    側部との各間に牽引用スプリングを張設したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の床面洗浄機用ブラシサスペ
    ンション装置。
  4. 【請求項4】 前記の圧力調整保持手段が、前記引き上
    げ用スプリングの上端部に接続されたワイヤーと、ワイ
    ヤーを引張り操作可能なハンドルレバーと、このハンド
    ルレバーの回動操作によるワイヤーの引張り長さを、ハ
    ンドルレバーの操作に従って複数段に切換えて保持可能
    な係止溝とによって構成されていることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の床面洗浄機用ブラシサスペンシ
    ョン装置。
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CN108378780A (zh) * 2018-02-07 2018-08-10 广东嘉得力清洁科技股份有限公司 一种具有逐级清扫功能的扫地机
CN108745991A (zh) * 2018-06-22 2018-11-06 无锡市诚信洗选设备有限公司 安装备用刷具的地面专用清洗设备

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