JP2002064847A - 移動通信システムにおけるハンドオーバ方式とその方法 - Google Patents

移動通信システムにおけるハンドオーバ方式とその方法

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JP2002064847A
JP2002064847A JP2000246850A JP2000246850A JP2002064847A JP 2002064847 A JP2002064847 A JP 2002064847A JP 2000246850 A JP2000246850 A JP 2000246850A JP 2000246850 A JP2000246850 A JP 2000246850A JP 2002064847 A JP2002064847 A JP 2002064847A
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handover process
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Kengo Otsuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信中の電波が届かない閉空間に進入、または
閉空間から進出したとき通信を継続することができる。 【解決手段】第1の基地局のサービスエリアにある閉空
間の近傍に、閉空間内方向と閉空間外方向とにサービス
エリアを備える第2の基地局を有し、第2の基地局は第
1のアンテナにより閉空間内方向に第1のサービスエリ
アを確保し、第2のアンテナにより閉空間外方向に第2
のサービスエリアを確保し、移動局が第2のサービスエ
リアに到達し、第1のサービスエリアへ進入する前に第
1の基地局から第2の基地局へのハンドオーバ処理を終
了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムに
おけるハンドオーバ方式とその方法に関し、特に通信中
の移動局がトンネル内等の閉空間内に進入または閉空間
内から進出する際、通信を円滑に継続することができる
ハンドオーバ方式および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高速で移動中の移動局が通信中に基地局
からの電波が到達しないトンネル等の閉空間内に進入し
た場合でも通信を継続する必要がある。
【0003】閉空間内で通信を継続可能にするために、
通信中の基地局(第1の基地局)のサービスエリア(第
1のサービスエリア)内に閉空間がある場合、閉空間の
近傍に通信中の第1の基地局とは別に基地局(第2の基
地局)を設け、第2の基地局は指向性の鋭いアンテナに
より閉空間内に向けサービスエリア(第2のサービスエ
リア)を確保し、第1のサービスエリアと第2のサービ
スエリアの重複するエリア(オーバラップゾーン)を利
用して第1の基地局から第2の基地局へのチャネル切替
(ハンドオーバ処理)を行うことにより、通信中の移動
局が閉区空間外から閉空間内へ進入した場合に継続して
通信を可能にしている。
【0004】図3は上記従来例のハンドオーバを示す図
である。図3によれば、移動局10と、トンネル20
と、基地局30と、基地局30のサービスエリア50
と、トンネルの入口近傍に接地された基地局40と、指
向性の鋭い第1のアンテナと、第1のアンテナによるサ
ービスエリア60と、サービスエリア50とサービスエ
リア60が重なるオーバラップゾーン61とから構成さ
れている。
【0005】サービスエリア50に在圏する移動局10
が基地局30を介して通信中にトンネル20に進入する
場合、移動局10がオーバラップゾーンへの進入を検知
すると基地局40に対するハンドオーバ要求を行う。
【0006】従って、ハンドオーバ処理はオーバラップ
ゾーン61内を通過中に終了しなければ、トンネル内で
通信を継続することができない。
【0007】しかし、第1のアンテナの指向性が鋭いた
め、ハンドオーバー元である第1の基地局30のサービ
スエリア50と、ハンドオーバー先である第2の基地局
40のサービスエリア60とが重複するオーバラップゾ
ーン61が小さくなり、高速で移動している例えば、電
車、自動車等ではオーバラップゾーン61を通過する時
間が短いため、ハンドオーバーを処理するに必要な時間
が十分に取れず、ハンドオーバーができない場合があっ
た。
【0008】また、トンネル内に設置されトンネル内を
サービスエリアとする第1の基地局と、進出方向のトン
ネル外をサービスエリアとする第2の基地局と、トンネ
ルの出口における第1の基地局のサービスエリアと第2
の基地局のサービスエリアが重複するオーバラップゾー
ンと、トンネル内に第2の基地局からケーブルにより接
続されたアンテナを設置して第2の基地局の拡張サービ
スエリアを設け、トンネル内を移動中の移動局が拡張エ
リアへの進入を検出するとハンドオーバ処理の準備を開
始するセルラー移動ステーションシステムが、例えば特
表閉10−510688号公報に提案されている。
【0009】上記セルラー移動ステーションシステム
は、移動局がトンネル内からトンネル外に移動したとき
はハンドオーバ処理を円滑に行うことができるが、トン
ネル外からトンネル内へ移動する場合には円滑なハンド
オーバ処理はできない。
【0010】また、移動局のトンネル外からトンネル
内、トンネル内からトンネル外への移動に対し対応する
ためには、第2の基地局の拡張サービスエリアを確保す
るためにトンネル内に設置するアンテナと、第1の基地
局の拡張サービスエリアを確保するためにトンネル外に
設置するアンテナが必要となり、且つそれぞれのアンテ
ナへのケーブルの敷設工事が必要となり、システムコス
トが高騰する要因にもなる。
【0011】また、仮にトンネル内に第1の基地局を設
置、第1の基地局からケーブルにより接続されたアンテ
ナをトンネルの入口方向(外部)に設置し、トンネルの
入口方向に拡張サービスエリアを設けた場合、アンテナ
から放射される電波は広い範囲に伝搬し周波数の利用効
率を低下させる要因となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記、閉空間(トンネ
ル)20の入口近傍に通信中の第1の基地局30とは別
に第2の基地局40を設け、第2の基地局40は指向性
の鋭い第1のアンテナにより閉空間内に向け第2のサー
ビスエリア60を設け、第1にサービスエリア50と第
2のサービスエリア60の重複するオーバラップゾーン
61を利用して第1の基地局30から第2の基地局40
へのハンドオーバ処理を行う第1の従来技術は、第1の
基地局30のサービスエリア50と第2の基地局40の
サービスエリア60とが重複するオーバラップゾーン6
1がトンネルの入口にしか存在しないため、移動局10
が基地局30を介して通信中に高速でトンネル20内へ
進入した場合、オーバラップゾーン61が小さいため第
1の基地局から第2の基地局へのハンドオーバ処理が間
に合わず通信が切断される危険性がある。
【0013】トンネル内に設置されトンネル内をサービ
スエリアとする第1の基地局と、進出方向のトンネル外
をサービスエリアとする第2の基地局を設置し、トンネ
ル内に第2の基地局からケーブルにより接続されたアン
テナを設置し第2の基地局の拡張エリアを設け、トンネ
ル内を移動中の移動局が拡張エリアへの進入を検出する
とハンドオーバ処理を開始する第2の従来技術は、移動
局がトンネル内からトンネル外に移動したときはハンド
オーバ処理を円滑に行うことができるが、トンネル外か
らトンネル内へ移動する場合には円滑なハンドオーバ処
理はできない。
【0014】また、移動局のトンネル外からトンネル
内、トンネル内からトンネル外への移動に対し対応する
ためには、第2の基地局の拡張サービスエリアを確保す
るためにトンネル内に設置するアンテナと、第1の基地
局の拡張サービスエリアを確保するためにトンネル外に
設置するアンテナが必要となり、且つそれぞれのアンテ
ナへのケーブルの敷設工事が必要となり、システムコス
トが高騰する要因にもなる。
【0015】また、仮にトンネル内に第1の基地局を設
置、第1の基地局からケーブルにより接続されたアンテ
ナをトンネルの入口方向(外部)に設置し、トンネルの
入口方向に拡張サービスエリアを設けた場合、アンテナ
から放射される電波は広い範囲に伝搬し周波数の利用効
率を低下させる要因となる。
【0016】本発明の目的は、通信中の電波が届かない
閉空間へ進入、または閉空間から進出したとき通信を継
続することができるハンドオーバ方式とその方法を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムにおけるハンドオーバ方法は、移動通信システムにお
けるハンドオーバにおいて、閉空間内方向と前記閉空間
内方向と対向する閉空間外方向の双方向にサービスエリ
アを設け、移動局が閉空間外から閉空間内へ進入すると
きは、前記移動局が前記閉空間内方向と対向する前記閉
空間外方向に設けられたサービスエリアに到達したとき
ハンドオーバ処理を開始し、前記移動局が前記閉空間内
方向に設けられたサービスエリアに到達する前に前記ハ
ンドオーバ処理を終了することを特徴とする。
【0018】また、移動通信システムにおけるハンドオ
ーバにおいて、閉空間内方向と前記閉空間内方向と対向
する閉空間外方向の双方向にサービスエリアを設け、前
記移動局が閉空間内から閉空間外へ進出するときは、前
記移動局が前記閉空間内方向に設けられたサービスエリ
アに到達したとき第1のハンドオーバ処理を開始し、前
記移動局が前記閉空間内方向と対向する閉空間外方向に
設けられたサービスエリアに到達する前に前記第1のハ
ンドオーバ処理を終了し、且つ前記移動局が前記閉空間
内方向と対向する前記閉空間外方向に設けられたサービ
スエリアを通過中に第2のハンドオーバ処理を開始し、
前記移動局がこのサービスエリアを通過するまでに前記
第2のハンドオーバ処理を終了することを特徴とする。
【0019】また、前記第1のハンドオーバ処理は、前
記閉空間内に予め設置されている基地局のサービスエリ
アから前記閉空間内方向に設けられたサービスエリアへ
のハンドオーバ処理であり、前記第2のハンドオーバ処
理は、前記閉空間内方向と対向する前記閉空間外方向に
設けられたサービスエリアから閉空間外の基地局のサー
ビスエリアへのハンドオーバ処理であることを特徴とす
る。
【0020】本発明の移動通信システムにおけるハンド
オーバ方式は、移動通信システムにおけるハンドオーバ
において、第1の基地局のサービスエリアにある閉空間
の近傍に、閉空間内方向と閉空間内方向に対向する閉空
間外方向とにサービスエリアを備える第2の基地局を有
することを特徴とする。
【0021】また、移動通信システムにおけるハンドオ
ーバにおいて、第1の基地局のサービスエリアにある閉
空間の近傍に、閉空間内方向と閉空間内方向に対向する
閉空間外方向とにサービスエリアを備える第2の基地局
を有し、前記第2の基地局は前記閉空間内方向に第1の
サービスエリアを確保するための指向性の鋭い第1のア
ンテナと、前記閉空間内方向に対向する前記閉空間外方
向に第2のサービスエリアを確保するための指向性の鋭
い第2のアンテナを有することを特徴とする。
【0022】また、前記第1のアンテナが確保する第1
のサービスエリアは前記閉空間の入口部分において、前
記第1の基地局のサービスエリアと一部重複し、前記第
2のアンテナが確保する第2のサービスエリアは前記第
1の基地局のサービスエリアとすべて重複することを特
徴とする。
【0023】また、前記第1のアンテナが確保する第1
のサービスエリアは前記閉空間の出口部分において、前
記第1の基地局のサービスエリアと一部重複し、前記第
2のアンテナが確保する第2のサービスエリアは前記第
1の基地局のサービスエリアとすべて重複することを特
徴とする。
【0024】また、前記第1の基地局を介して通信中の
前記移動局は前記第2のサービスエリアに到達したとき
前記第1の基地局から前記第2の基地局へのハンドオー
バ処理を開始し、前記第1のサービスエリアに到達する
前に前記ハンドオーバ処理を終了することを特徴とす
る。
【0025】また、前記第2の基地局を介して通信中の
移動局は前記第1のサービスエリアに到達したとき第1
のハンドオーバ処理を開始し前記閉空間内方向と対向す
る閉空間外方向に設けられたサービスエリアに到達する
前に前記第1のハンドオーバ処理を終了し、且つ前記閉
空間内方向と対向する前記閉空間外方向に設けられたサ
ービスエリアを通過中に第2のハンドオーバ処理を開始
してこのサービスエリアを通過するまでに前記第2のハ
ンドオーバ処理を終了することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は移動局が閉空間へ進入する
ときのハンドオーバを示す図、図2は移動局が閉空間か
ら進出するときのハンドオーバを示す図、図3は従来の
ハンドオーバを示す図である。
【0027】最初に図1を参照し、移動局がトンネル外
からトンネル内へ進入する場合のハンドオーバについて
説明する。
【0028】図1によれば、移動局10と、閉空間であ
るトンネル20と、トンネル外の広域なサービスエリア
を有する第1の基地局30と、トンネル20の入口近傍
に設置される第2の基地局40と、第1の基地局30の
サービスエリア50と、第2の基地局40の指向性の鋭
い第1のアンテナ41および第2のアンテナ42と、第
1のアンテナ41によるサービスエリア60と、第2の
アンテナ42によるサービスエリア70とから構成され
ている。
【0029】なお、第1のアンテナ41によるサービス
エリア60はトンネル20の入口付近で第1の基地局3
0のサービスエリア50と重複し且つ電界強度が第1の
基地局30からの電界強度より高いオーバラップゾーン
61を有し、第2のアンテナ42によるサービスエリア
70はすべて第1の基地局30のサービスエリア50と
重複し且つ電界強度が基地局30からの電界強度より高
いオーバラップゾーン71を有している。
【0030】サービスエリア50に在圏する移動局10
が受信する電波(周辺セルを含む)の電界強度は第1の
基地局30から電波が最大となっている。
【0031】サービスエリア50に在圏する移動局10
が基地局30を介して通信中にトンネル20に進入する
場合、移動局10が基地局40の第2のアンテナ42に
よるサービスエリア70へ進入しオーバラップゾーン7
1へ到達すると、第2の基地局40の第2のアンテナ4
2から放射される電波の電界強度が第1の基地局30か
ら放射される電波の電界強度よりも強くなり、移動局1
0は第1の基地局30から第2の基地局40へのハンド
オーバー要求を発信する。
【0032】移動局10は第2の基地局40の第2のア
ンテナ42のサービスエリ70のオーバラップゾーン7
1内を移動中に、第2の基地局40からのハンドオフ要
求に応答し第1の基地局30から第2の基地局40への
ハンドオーバ処理を実施し、通信チャネルが切り替わ
る。
【0033】移動局10が更に進行し第2の基地局の第
1のアンテナ41のサービスエリア60内に移動したと
きには既に第2の基地局40へのハンドオーバが完了し
ているので、移動局は通信を継続できる。
【0034】このように、第1の基地局30を介して通
信中の移動機が第1の基地局からの電波が届かない閉空
間(トンネル)内に進入する場合、トンネルの入口近傍
に設置した第2の基地局40の指向性の鋭い第2のアン
テナ42により、移動局の進入方向のトンネル外に確保
したサービスエリア70のオーバラップゾーン71内を
通過中に第1の基地局30から第2の基地局40へのハ
ンドオーバ処理を完了するので、移動局がトンネル2内
に高速で進入しても通信を円滑に継続することができ
る。
【0035】次に図2を参照して、移動局がトンネル内
からトンネル外へ進出する場合のハンドオーバについて
説明する。
【0036】図2によれば、移動局10と、閉空間であ
るトンネル20と、トンネル外の広域なサービスエリア
を有する第3の基地局80と、トンネル20の出口近傍
に設置される第4の基地局90と、第3の基地局80の
サービスエリア50と、第4の基地局90の指向性の鋭
い第1のアンテナ41および第2のアンテナ42と、第
1のアンテナ41によるサービスエリア60と、第2の
アンテナ42によるサービスエリア70とから構成され
ている。
【0037】なお、第1のアンテナ41によるサービス
エリア60はトンネル20の入口付近で第3の基地局8
0のサービスエリア50と重複し且つ電界強度が第3の
基地局80からの電界強度より高いオーバラップゾーン
61を有し、第2のアンテナ42によるサービスエリア
70はすべて第3の基地局80のサービスエリア50と
重複し且つ電界強度が第3の基地局80からの電界強度
より高いオーバラップゾーン71を有している。
【0038】図1においてトンネル20内に進入した通
信中の移動局10が、トンネル内に設置された複数の基
地局(図示せず)と公知の方法で順次ハンドオーバを実
施しトンネル内を進行しトンネル外へ進出する場合、移
動局10が第4の基地局90の第1のアンテナ41によ
るサービスエリア60へ到達すると、第4の基地局90
の第1のアンテナ41から放射される電波の電界強度が
トンネル内の基地局から放射される電波の電界強度より
も強くなり、移動局10はトンネル内の基地局から第4
の基地局90へのハンドオーバー要求を発信する。
【0039】移動局10は第4の基地局90の第1のア
ンテナ41のサービスエリ60内を移動中に、第4の基
地局90からのハンドオフ要求に応答しトンネル内の基
地局から第4の基地局90へのハンドオーバ処理を実施
し、通信チャネルが切り替わる。
【0040】移動局10が更に進行し第4の基地局90
の第2のアンテナ42のサービスエリア70のオーバラ
ップゾーン71を通過し、第3の基地局80から放射さ
れる電波の電界強度が第4の基地局80からの電界強度
が高くなると、移動局10は第4の基地局90から第3
の基地局80へのハンドオーバ要求を発信する。
【0041】第3の基地局80からの電界強度が第4の
基地局90の電界強度より所定のレベル高くなると、移
動局10は第3の基地局80からのハンドオフ要求に応
答し第4の基地局90から第3の基地局80へのハンド
オーバを実施し、通話チャネルが切り替わる。
【0042】移動局10が更に進行し第4の基地局80
の第2のアンテナ42のサービスエリア70を通過する
ときには既に第3の基地局80へのハンドオーバが完了
しているので、移動局10は通信を継続できる。
【0043】このように、トンネル内の基地局を介して
通信中の移動機10がトンネル内からトンネル外へ進出
する場合、トンネルの入口近傍に設置した第4の基地局
90の指向性の鋭い第1のアンテナ41によりトンネル
内に確保したサービスエリア60のオーバラップゾーン
61内を通過中にトンネル内の基地局から第4の基地局
90へのハンドオーバ処理を完了し、第4の基地局90
の指向性の鋭い第2のアンテナ42によりトンネル外に
確保したサービスエリア70を通過中に、第4の基地局
90から第3の基地局80へのハンドオーバ処理を完了
するので、移動局10がトンネル内からトンネル外に高
速で進入しても通信を円滑に継続することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハンドオー
バ方式は、閉空間外に設置された第1の基地局の広域な
サービスエリアにある閉空間の入口近傍に、閉空間内方
向と閉空間内方向に対向する閉空間外方向とにサービス
エリアを備える第2の基地局を設置し、第2の基地局は
閉空間内方向に第1のサービスエリアを確保するための
指向性の鋭い第1のアンテナ41と、閉空間内方向に対
向する前記閉空間外方向に第2のサービスエリアを確保
するための指向性の鋭い第2のアンテナを有し、第1の
基地局を介して通信中の移動局が第2のサービスエリア
に到達したときハンドオーバ処理を開始し、第1のサー
ビスエリアへ進入する前に第2の基地局へのハンドオー
バ処理を終了するよう構成したので、移動局が高速で閉
空間外から閉空間内へ進入しても円滑なハンドオーバ処
理を実施でき通信を継続することができる。
【0045】また、閉空間外に設置された第3の基地局
の広域なサービスエリアにある閉空間の出口近傍に、閉
空間内方向と閉空間内方向に対向する閉空間外方向とに
サービスエリアを備える第4の基地局を設置し、第3の
基地局は閉空間内方向に第1のサービスエリアを確保す
るための指向性の鋭い第1のアンテナ41と、閉空間内
方向に対向する前記閉空間外方向に第2のサービスエリ
アを確保するための指向性の鋭い第2のアンテナを有
し、閉空間内の基地局を介して通信中の移動局が第1の
サービスエリアに到達したときハンドオーバ処理を開始
し、第2のサービスエリアへ進入する前に閉空間内の基
地局から第4の基地局へのハンドオーバ処理を終了し、
且つ第2のサービスエリアを通過中にハンドオーバ処理
を開始して第2のサービスエリアを通過するまでに第4
の基地局から第3の基地局へのハンドオーバ処理を終了
するよう構成したので、移動局が高速で閉空間内から閉
空間外へ進出しても円滑なハンドオーバ処理を実施でき
通信を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動局が閉空間へ進入するときのハンドオーバ
を示す図である。
【図2】移動局が閉空間から進出するときのハンドオー
バを示す図である。
【図3】従来のハンドオーバを示す図である。
【符号の説明】
10 移動局 20 トンネル 30 第1の基地局 40 第2の基地局 41 第1のアンテナ 42 第2のアンテナ 50 第1の基地局のサービスエリア 60 サービスエリア 61 オーバラップゾーン 70 第2の基地局のサービスエリア 71 オーバラップゾーン 80 第3の基地局 90 第4の基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA09 CB01 DA01 DA19 DB20 EA03 EA07 5K067 AA22 EE02 EE10 EE24 EE43 EE56 JJ35 JJ39 KK02 KK03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信システムにおけるハンドオーバ
    において、閉空間内方向と前記閉空間内方向と対向する
    閉空間外方向の双方向にサービスエリアを設け、移動局
    が閉空間外から閉空間内へ進入するときは、前記移動局
    が前記閉空間内方向と対向する前記閉空間外方向に設け
    られたサービスエリアに到達したときハンドオーバ処理
    を開始し、前記移動局が前記閉空間内方向に設けられた
    サービスエリアに到達する前に前記ハンドオーバ処理を
    終了することを特徴とする移動通信システムにおけるハ
    ンドオーバ方法。
  2. 【請求項2】 移動通信システムにおけるハンドオーバ
    において、閉空間内方向と前記閉空間内方向と対向する
    閉空間外方向の双方向にサービスエリアを設け、前記移
    動局が閉空間内から閉空間外へ進出するときは、前記移
    動局が前記閉空間内方向に設けられたサービスエリアに
    到達したとき第1のハンドオーバ処理を開始し、前記移
    動局が前記閉空間内方向と対向する閉空間外方向に設け
    られたサービスエリアに到達する前に前記第1のハンド
    オーバ処理を終了し、且つ前記移動局が前記閉空間内方
    向と対向する前記閉空間外方向に設けられたサービスエ
    リアを通過中に第2のハンドオーバ処理を開始し、前記
    移動局がこのサービスエリアを通過するまでに前記第2
    のハンドオーバ処理を終了することを特徴とする移動通
    信システムにおけるハンドオーバ方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のハンドオーバ処理は、前記閉
    空間内に予め設置されている基地局のサービスエリアか
    ら前記閉空間内方向に設けられたサービスエリアへのハ
    ンドオーバ処理であり、前記第2のハンドオーバ処理
    は、前記閉空間内方向と対向する前記閉空間外方向に設
    けられたサービスエリアから閉空間外の基地局のサービ
    スエリアへのハンドオーバ処理であることを特徴とする
    請求項2記載の移動通信システムにおけるハンドオーバ
    方法。
  4. 【請求項4】 移動通信システムにおけるハンドオーバ
    において、第1の基地局のサービスエリアにある閉空間
    の近傍に、閉空間内方向と閉空間内方向に対向する閉空
    間外方向とにサービスエリアを備える第2の基地局を有
    することを特徴とする移動通信システムにおけるハンド
    オーバ方式。
  5. 【請求項5】 移動通信システムにおけるハンドオーバ
    において、第1の基地局のサービスエリアにある閉空間
    の近傍に、閉空間内方向と閉空間内方向に対向する閉空
    間外方向とにサービスエリアを備える第2の基地局を有
    し、前記第2の基地局は前記閉空間内方向に第1のサー
    ビスエリアを確保するための指向性の鋭い第1のアンテ
    ナと、前記閉空間内方向に対向する前記閉空間外方向に
    第2のサービスエリアを確保するための指向性の鋭い第
    2のアンテナを有することを特徴とする移動通信システ
    ムにおけるハンドオーバ方式。
  6. 【請求項6】 前記第1のアンテナが確保する第1のサ
    ービスエリアは前記閉空間の入口部分において、前記第
    1の基地局のサービスエリアと一部重複し、前記第2の
    アンテナが確保する第2のサービスエリアは前記第1の
    基地局のサービスエリアとすべて重複することを特徴と
    する請求項5記載の移動通信システムにおけるハンドオ
    ーバ方式。
  7. 【請求項7】 前記第1のアンテナが確保する第1のサ
    ービスエリアは前記閉空間の出口部分において、前記第
    1の基地局のサービスエリアと一部重複し、前記第2の
    アンテナが確保する第2のサービスエリアは前記第1の
    基地局のサービスエリアとすべて重複することを特徴と
    する請求項5記載の移動通信システムにおけるハンドオ
    ーバ方式。
  8. 【請求項8】 前記第1の基地局を介して通信中の前記
    移動局は前記第2のサービスエリアに到達したとき前記
    第1の基地局から前記第2の基地局へのハンドオーバ処
    理を開始し、前記第1のサービスエリアに到達する前に
    前記ハンドオーバ処理を終了することを特徴とする請求
    項6記載の移動通信システムにおけるハンドオーバ方
    式。
  9. 【請求項9】 前記第2の基地局を介して通信中の移動
    局は前記第1のサービスエリアに到達したとき第1のハ
    ンドオーバ処理を開始し前記閉空間内方向と対向する閉
    空間外方向に設けられたサービスエリアに到達する前に
    前記第1のハンドオーバ処理を終了し、且つ前記閉空間
    内方向と対向する前記閉空間外方向に設けられたサービ
    スエリアを通過中に第2のハンドオーバ処理を開始して
    このサービスエリアを通過するまでに前記第2のハンド
    オーバ処理を終了することを特徴とする請求項7記載の
    移動通信システムにおけるハンドオーバ方式。
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