JP2008211497A - 基地局システム、基地局制御装置及びセル切り替え制御方法 - Google Patents

基地局システム、基地局制御装置及びセル切り替え制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長い閉空間を通信領域に含みながら大容量通信を可能とする基地局システム、基地局制御装置及びセル切り替え制御方法を提供する。
【解決手段】基地局システムは、少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、この閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、この閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機と、上記第1無線機及び上記第2無線機に接続される基地局装置と、を備え、上記第1無線機から送出される無線信号に上記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル内など電波が届きにくい閉空間内を通信領域として含む移動通信システムに関する。
移動通信システムでは、トンネル内など電波の届き難い閉空間内の移動端末においても通信を継続させる必要がある。ところが、近年、大容量通信を行うために利用される無線周波数が高くなっており、閉空間内では一層電波が届き難い状況となっている。
下記特許文献1には、通信中の移動局がトンネル内等の閉空間内に進入又は閉空間内から進出する際、通信を円滑に継続することができるハンドオーバ方式が開示されている。この方式は、閉空間入口及び出口付近に、閉空間内方向と閉空間外方向の双方向の指向性アンテナを持った基地局を設置し、閉空間外エリアで閉空間内に進入する移動端末を検出し、検出された移動端末を閉空間内のエリアにハンドオーバするというものである。
特開2002−64847号公報 特開平10−136425号公報
しかしながら、上述の従来技術では、双方向の指向性アンテナを持つ一般的な基地局装置が閉空間の出入り口付近に設置されるに過ぎないため、システムに高い無線周波数が割り当てられている場合には閉空間内方向の指向性アンテナを用いたとしても送出される信号の閉空間内での伝播性が良くなるわけではない。
従って、上述の従来技術は、長い閉空間には好適ではない。
また、システムとして低い無線周波数を用いるようにすると、大容量通信が困難になり、移動局の収容数を確保することも困難となる。
本発明の目的は、長い閉空間を通信領域に含みながら大容量通信を可能とする基地局システム、基地局制御装置及びセル切り替え制御方法を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明の第一の態様は、少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、この閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、この閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機と、上記第1無線機及び上記第2無線機に接続される基地局装置と、を備え、上記第1無線機から送出される無線信号に上記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる基地局システムに関するものである。
本発明では、閉空間セルを通信領域とする第1無線機から送出される信号には、一般セルを通信領域とする第2無線機から送出される信号に比べ低周波数帯が割り当てられる。ここで、このセルにはセクタを含まれるものとする。
従って、本発明によれば、閉空間セルには一般セルに比べ低い周波数帯の信号が送出されるため、電波の伝播特性から長い閉空間内であっても全域を通信領域とすることができ
る。このように構成したとしても、閉空間セル内に在圏する端末装置の数は他の一般セルより相対的に少ないといえるため、システムとしての伝送容量の低下は発生しない。更に、閉空間内の無線周波数帯を低く設定することにより、閉空間内で端末装置が高速移動する際にも高い通信品質を維持することができる。
また、本発明の第二の態様は、上述の本発明の第一の態様における基地局装置を制御する基地局制御装置であって、端末装置により測定された各セルの無線品質情報をそれぞれ含む無線品質報告を当該基地局装置を介して受信する品質受信手段と、この無線品質報告に含まれる無線品質情報のうちの閉空間セルの無線品質情報を識別する識別手段と、閉空間セルの無線品質情報に基づいて一般セルと閉空間セルとの間のセル切り替えを一般セル間でのセル切り替えとは異なる手法により決定するセル切替決定手段と、を備える基地局制御装置に関するものである。
上記第二の態様における基地局制御装置に関し、好ましくは、上記セル切替決定手段が、閉空間セルの無線品質が一般セルの無線品質よりも低品質の場合であっても、閉空間セルの無線品質が所定の品質を満たしている場合には一般セルから閉空間セルへのセル切り替えを決定する。
従って、本発明によれば、従来のセル切り替え開始時点よりも速い時点で低い周波数帯へのセル切り替えが実施されるため、端末装置が閉空間内へ高速に進入する場合にも高い追従性で通信を継続させることができる。
また、上記第二の態様における基地局制御装置に関し、好ましくは、上記識別手段が、無線品質報告に基づいて、この無線品質報告の送信元の端末装置の接続中セルの種類及び通信候補セルの種類を更に識別し、上記セル切替決定手段が、上記識別手段により識別された接続中セルの種類及び通信候補セルの種類と、閉空間セルの無線品質情報が所定の品質を満たしているか否かの判断結果と、に応じて、一般セルと閉空間セルとの間のセル切り替えを決定する。
これによれば、一般セルと閉空間セルとを区別してセル切り替え制御を実行することができる。本発明では、閉空間セルの無線周波数帯が一般セルの無線周波数帯よりも低く割り当てられているため、このような区別により適切なセル切り替え制御を実行することができる。
なお、本発明は、以上の何れかの機能を実現させるプログラムであってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であってもよい。
本発明によれば、長い閉空間を通信領域に含みながら大容量通信を可能とする基地局システム、基地局制御装置及びセル切り替え制御方法を実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)における移動通信システムについて説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〔システム構成〕
本実施形態における移動通信システムのシステム構成例について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態における移動通信システムのシステム構成を示す図である。本実施
形態における移動通信システムは、基地局無線機(或いは張り出し装置)(以降、無線機(Radio Equipment)と表記する)51、52、53及び54、各無線機を制御する基地
局装置(或いは無線機制御局(Radio Equipment Controller))(以降、単に基地局とも表記する)100、基地局100及びその他の基地局(図示せず)を制御する基地局制御装置(以降、単に制御局とも表記する)200等を備える。
例えば、制御局200と基地局100とは光ファイバ等の有線で接続され、各無線機と基地局100ともそれぞれ光ファイバ等の有線で接続される。なお、本発明は、制御局200と基地局100との間の通信及び基地局100と各無線機との間の通信を限定するものではないため、各通信は無線により実現されるようにしてもよい。基地局100は、各無線機を介して移動端末装置(以降、単に移動局と表記する)1と無線通信を行うことにより、本実施形態における基地局システムを含む移動通信システムにより提供される通信サービスを提供する。
基地局100は、通信エリアとして、一般エリアC10及びC40、閉空間エリアC21、C22、C31及びC32を持つ。各エリアは、各無線機の備える指向性アンテナによりそれぞれ形成される。具体的には、一般エリアC10は無線機51により形成され、一般エリアC40は無線機54により形成され、閉空間エリアC21及びC22は無線機52により形成され、閉空間エリアC31及びC32は無線機53により形成される。なお、各無線機により形成される各エリアは、それぞれセルと呼んでもよいし、それぞれセクタと呼んでもよい。
閉空間エリアを形成する無線機52及び53から送出される信号には、一般エリアを形成する無線機51及び54から送出される信号より低い周波数帯域が割り当てられる。例えば、閉空間エリア内の信号には800メガヘルツ(MHz)帯が割り当てられ、一般エリア内の信号には2ギガヘルツ(GHz)帯が割り当てられる。この割り当ては、閉空間内の信号の伝搬特性に応じて決められたものである。これにより、トンネル5内等の閉空間内についても通信領域とすることができる。
〔システム動作の概要〕
ここで、本実施形態における移動通信システムの動作の概要について図2及び3を用いて説明する。図2は、本実施形態における移動通信システムの閉空間進入時のセル切り替え動作の概要を示す図である。図3は、本実施形態における移動通信システムの閉空間進出時のセル切り替え動作の概要を示す図である。図2及び3は、移動局1が図1に示される一般エリアC10から閉空間エリアC21、C22、C31及びC32を通り一般エリアC40へ移動する場合のセル切り替え動作の概要を示している。
図2及び3の各グラフの横軸は、図1に示す移動局1が一般エリアC10からトンネル5内へ進入又は進出する方向(図1の右方向)で動作する際の移動局1の移動距離を示し、縦軸は、移動局1における各エリアの無線品質を示している。図2は、移動局1が一般エリアC10からトンネル5内へ進入する際の移動局1における一般エリアC10の無線品質曲線と閉空間エリアC21の無線品質曲線とを示している。図3は、移動局1がトンネル5内から一般エリアC40へ進出する際の移動局1における閉空間エリアC32の無線品質曲線と一般エリアC40の無線品質曲線とを示している。
移動局1は、各無線機から送出される各パイロット信号等により隣接する通信エリアの無線品質をそれぞれ継続的に測定している。移動局1は、制御局200からの要求を基地局100及び無線機を介して受信すると、測定された各エリアの無線品質をそれぞれ基地局100へ送信する。この送信には、例えばRRC(Radio Resource Control)レイヤのMeasurement Reportメッセージが利用される。この測定報告メッセー
ジは、基地局100を経由して制御局200へ送られる。
移動局1が一般エリアC10の無線機51の近辺に存在する場合には、その一般エリアC10の無線品質は良好である。移動局1がトンネル5の入口付近に移動すると、一般エリアC10の無線品質は徐々に低下し、閉空間エリアC21の無線品質は徐々に向上する。
制御局200は、移動局1から報告される各エリアの無線品質情報などの制御情報に基づいて、移動局1が閉空間エリア方向へ移動していることを認識する。この認識手法については後述する。
制御局200は、移動局1が閉空間エリア方向へ移動していることを認識すると、セル切り替え判定を行う。従来のセル切り替え判定では、接続中セルの無線品質よりも隣接セルの無線品質が良くなった時点でその隣接セルへのハンドオーバが実施される。本発明では、接続中セルが一般エリアであり通信候補として閉空間エリアがある場合に、その接続中セルの無線品質が通信候補の閉空間エリアの無線品質よりも高かったとしてもその閉空間エリアの無線品質が通信可能な品質(所定の切替閾値以上)であればその閉空間エリアへのハンドオーバが実施される。
すなわち、制御局200は、移動局1のトンネル5の入口付近の移動に応じて、接続中の一般エリアC10の無線品質が下降し通信候補の閉空間エリアC21の無線品質が切替閾値以上となったと判断すると、移動局1に関し一般エリアC10から閉空間エリアC21へのハンドオーバ処理を開始する。このとき、移動局1は、一般エリアC10内の高い周波数帯から閉空間エリアC21内の低い周波数帯へハンドオーバすることになる。このように、本実施形態では、従来のハンドオーバ開始時点よりも速い時点で低い周波数帯へのハンドオーバが実施されるため、移動局1がトンネル5内へ高速に進入する場合にも高い追従性で通信を継続させることができる。
一方、移動局1がトンネル5内の閉空間エリアC32から一般エリアC40へ移動すると、図3に示すように、閉空間エリアC32の無線品質は徐々に低下し、一般エリアC40の無線品質は徐々に向上する。この場合においても、本実施形態における制御局200は、接続中の閉空間エリアC32の無線品質が通信候補の一般エリアC40の無線品質より悪くなってもそのまま接続エリアを継続させる。制御局200は、接続中の閉空間エリアC32の無線品質が所定の切替閾値以下となったと判断すると、移動局1に関し通信候補の一般エリアC40へのハンドオーバ処理を開始する。
〔装置構成〕
以下、上述のシステム動作を実現するための、本実施形態における移動通信システムを構成する各装置の機能構成について図4及び6を参照してそれぞれ説明する。図4は、本実施形態における制御局200、基地局100及び無線機51、52、53及び54の各装置の機能構成を示すブロック図である。図6は、本実施形態における移動局1の機能構成を示すブロック図である。なお、図4及び6には本発明に関連する機能についてのみ示されている。本発明は、図4及び6に示す機能部以外の機能を限定するものではないため、他の機能部を更に備えるようにしてもよい。
〈基地局無線機(無線機)〉
無線機52及び53は、トンネル5(閉空間)の出入口付近に設置され、閉空間内方向と閉空間外方向との双方向に鋭い指向性を持つ指向性アンテナ66を備える。無線機52及び53は、各指向性アンテナによりそれぞれ閉空間エリアC21、C22、C31及びC32を通信領域とする。一方、無線機51及び54は、一般エリアC10及びC40を
通信領域とするアンテナ67を備える。
無線機51及び54は送信器61及び受信器68をそれぞれ備え、無線機52及び53は送信器62及び受信器69をそれぞれ備える。
送信器61は、基地局100のベースバンド処理部110から送られる多重化されたデジタルベースバンド信号をA/D変換器(図示せず)によりアナログ変換し、この変換されたベースバンド信号を周波数変換することにより無線信号を生成する。生成された無線信号はアンテナ66から送出される。同様に、送信機62は、基地局100のベースバンド処理部120から送られる多重化されたデジタルベースバンド信号から無線信号を生成する。送信器62により生成された無線信号は、アンテナ67から送出される。
ここで、送信器61は、送信器62による周波数変換よりも高い周波数帯への周波数変換を行う。例えば、送信器61により生成された無線信号は2GHz帯の周波数信号であり、送信器62により生成された無線信号は800MHz帯の周波数信号である。このように、閉空間エリアを担当する無線機52及び53が送信信号の周波数を一般エリアの周波数帯より低い周波数帯とすることにより、長い閉空間内の無線通信が可能となる。
受信器68は、アンテナ66により受信される移動局1からの無線信号をベースバンド信号へ周波数変換し、このベースバンド信号をA/D変換器(図示せず)によりデジタルベースバンド信号に変換する。このデジタルベースバンド信号は、基地局100に送られる。同様に、受信器69は、アンテナ67により受信される無線信号からデジタルベースバンド信号を生成し、このデジタルベースバンド信号を基地局100へ送る。
〈基地局装置〉
図4に示す基地局100の各機能部は、それぞれハードウェア回路で実現されるようにしてもよいし、メモリに記憶された制御プログラムがCPU(Central Processing Unit
)にロードされ実行されることにより実現されるようにしてもよい。
基地局100は、図4に示されるように、リソース制御部101、切替部105、ベースバンド処理部110及び120、制御チャネル復調及び復号部130を備える。
制御チャネル復調及び復号部130は、各無線機から送られる受信デジタルベースバンド信号を復調及び復号することにより、制御情報を抽出する。制御情報には、移動局から報告される各セルについての無線品質情報やCQI情報等が含まれている。抽出されたCQI情報は、スケジューリングに利用されるために対象のユーザの送信信号を生成するベースバンド処理部へ送られる。制御チャネル復調及び復号部130は、各セルについての無線品質情報については制御局200へ送る。
切替部105は、リソース制御部101の指示により、制御局200から送られる送信すべきユーザデータの送り先をベースバンド処理部110か或いはベースバンド処理部120かで切り替える。
リソース制御部101は、制御局200から無線リンクの追加要求及び削除要求を受ける。リソース制御部101は、無線リンクの追加要求及び削除要求を受けると、対象のベースバンド処理部110若しくは120へそれを転送する。この無線リンクの追加要求及び削除要求を受けたベースバンド処理部では、その要求に応じて無線リソースが制御される。
また、リソース制御部101は、制御局200から送られる制御データを監視する。リ
ソース制御部101は、この制御データからセル切り替え通知を検知すると、その通知に含まれる切り替えタイミングを記憶する。リソース制御部101は、各ユーザについてこの切り替えタイミングを監視し、このタイミングにより切替部105に切り替え指示を送る。この指示により切替部105では対象ユーザについての送信データの送り先がいずれかのベースバンド処理部に切り替えられる(ハンドオーバ)。
ベースバンド処理部110は、一般エリア用の無線機51及び54へ送るべきすなわち2GHz帯の無線信号となるベースバンド信号を生成する。一方、ベースバンド処理部120は、閉空間エリア用の無線機52及び53へ送るべきすなわち800MHz帯の無線信号となるベースバンド信号を生成する。ベースバンド処理部110及び120は、処理対象となる無線周波数が異なる以外は全て同様の機能を有するため、以下の説明は、ベースバンド処理部110についてのみ説明する。
ベースバンド処理部110は、データ生成部112、スケジューラ113、パイロット生成部115、多重部117などを有する。
スケジューラ113は、リソース制御部101から送られる各ユーザに関する無線リソースの追加指示及び削除指示、制御チャネル復調及び復号部130から送られる各ユーザのCQI(Channel Quality Information)情報などに基づいて、各移動局(ユーザ)へ
の送信データのスケジューリング情報を生成する。なお、スケジューラ113によるスケジューリング情報生成手法は、従来と同様であるため、ここでは説明を省略する。
データ生成部112は、制御局200から送られるユーザデータ及び制御データを受け、データチャネル及び制御チャネルを生成する。データ生成部112は、リソース制御部101から送られる各ユーザに関する無線リソースの追加指示及び削除指示に応じて、所定の無線リソースを追加及び削除する。データ生成部112は、このように制御された無線リソースを用いて、スケジューラ113により生成されたスケジューリング情報に基づいてデータチャネル及び制御チャネルを生成する。この制御チャネルでは、制御局200から送られる報告要求、セル切り替え通知などが送信される。生成されたデータ信号及び制御信号は多重部117に送られる。
パイロット生成部115は、各無線機で定められたパターンのパイロット信号を生成する。生成されたパイロット信号は多重部117に送られる。
多重部117は、データ生成部112から送られるデータ信号及び制御信号、パイロット生成部115から送られるパイロット信号を多重化し、多重化デジタルベースバンド信号を生成する。多重化デジタルベースバンド信号は、送信器61へ送られる。
〈基地局制御装置〉
制御局200は、基地局100を含む各基地局から、各基地局に接続される移動局に関する無線品質情報を収集し、各移動局のハンドオーバを管理する。本実施形態における制御局200は、閉空間判断部201、セル切替判定部202、無線リンク制御部203、ユーザデータ処理部204、制御データ処理部205などを備える。
閉空間判断部201は、基地局100(制御チャネル復調及び復号部130)から移動局1の各エリアについての無線品質情報を収集し、この収集された無線品質情報に基づいて移動局1が閉空間エリアに入ったことを認識する。この認識手法には2つの方法がある。
第1認識手法は、制御局200が、管理配下の基地局の形成する各セル情報として閉空
間エリアか一般エリアかを管理するセル管理情報テーブルを備えるようにし、閉空間判断部201が、移動局1から報告される無線品質情報と共に送られるセル識別子に基づいてそのセル管理情報テーブルを検索することで閉空間エリアに入ったことを認識する方法である。
図5は、セル管理情報テーブルの設定例を示す図である。このセル管理情報テーブルは、例えば制御局200のメモリに予め調整可能に格納するようにしてもよい。図5の例によるセル管理情報テーブルには、各基地局を特定するためのBS識別子、その基地局が閉空間エリアを含むか否かを示すBS種別、その基地局が有する各セル(エリア)を特定するセル識別子、そのセルが閉空間エリアか一般エリアかを示すセル種別が格納される。
第2認識手法は、閉空間エリアの無線機52及び53から閉空間エリアであることを示す情報が制御チャネルにより送信されており、その制御情報を受信した移動局が接続中の一般セルの無線品質報告と共に閉空間エリアの無線品質報告を制御局200へ通知することにより、閉空間判断部201がその移動局1が閉空間エリアに入ったことを認識する方法である。
閉空間判断部201は、これらの認識手法により、移動局1が閉空間エリアに入ったことを認識すると、その旨をセル切替判定部202へ通知する。
セル切替判定部202は、基地局100(制御チャネル復調及び復号部130)から収集された移動局1の各エリアについての無線品質情報及び閉空間判断部201から送られる移動局1の閉空間エリア進入状況に応じて、移動局1についてのセル切り替え(ハンドオーバ)を実施するか否かを決定する。具体的には、セル切替判定部202は、移動局1について、一般エリアに呼接続中でありかつ通信候補セルとして閉空間エリアがある場合に、その閉空間エリアの無線品質が増加傾向でありかつ所定の切替閾値以上であると判断すると、その閉空間エリアへのハンドオーバの実施を決定する(閉空間への進入時の判断)。また、セル切替判定部202は、移動局1について、閉空間エリアに呼接続中でありかつ通信候補セルとして一般エリアがある場合に、その閉空間エリアの無線品質が減少傾向にありかつ所定の切替閾値以下であると判断すると、その一般エリアへのハンドオーバの実施を決定する(閉空間からの進出時の判断)。
この判断の基となる無線品質情報としては、信号対雑音比が用いられてもよいし、受信電力値が用いられるようにしてもよい。また、無線品質情報の変動傾向については一定期間分の無線品質情報を保持するようにし、その保持された過去の無線品質情報等と比較することにより決定するようにしてもよい。セル切替判定部202は、ハンドオーバの実施を決定すると、その旨を対象の移動局を示す情報、ハンドオーバ先を示す情報などと共に無線リンク制御部203に通知する。
無線リンク制御部203は、ハンドオーバ実施の通知を受けると、対象移動局についての無線リンクの追加要求及び削除要求を対象の基地局に対して通知する。この通知を受けた基地局100のリソース制御部101は、例えば一般エリアから閉空間エリアへのハンドオーバの実施通知であれば、ベースバンド処理部120へ無線リンクの追加要求を転送し、切替部105に切替指示を出した後、ベースバンド処理部110へ無線リンクの削除要求を転送する。
ユーザデータ処理部204は、各ユーザの送信データを対象基地局へ送る。制御データ処理部204は、各ユーザのための制御データを対象基地局へ送る。
なお、本発明は、制御局200が備える上述の機能以外の機能を限定するものでなく、
その他の機能は従来と同様の機能を備えていればよい。また、本実施形態における移動通信システムでは、この制御局200を設けたが、各基地局がこの制御局200の機能を備えるようにして、制御局200をなくすように構成してもよい。
〈移動端末装置〉
図6は、本実施形態における移動端末装置の機能構成を示すブロック図である。図6には本発明に関連する機能についてのみ示されている。本発明は、図6に示す機能部以外の機能を限定するものではないため、他の機能部を更に備えるようにしてもよい。図6に示す各機能部は、それぞれハードウェア回路で実現されるようにしてもよいし、メモリに記憶された制御プログラムがCPUにロードされ実行されることにより実現されるようにしてもよい。
図6に示すように、本実施形態における移動局1は、受信アンテナ10、受信器11及び12、切替部13、21及び25、データチャネル復調及び復号部15、制御チャネル復調及び復号部16、切替制御部20、品質測定部17及び18、制御チャネル生成部23、送信器26及び27、送信アンテナ29等を備える。以下、各機能部について説明する。
受信アンテナ10で受信された無線信号は分岐され、受信器11及び12にそれぞれ送られる。
受信器11は、一般エリアの無線信号すなわち2GHz帯の無線信号を処理対象とし、この無線信号をベースバンド信号へ周波数変換し、このベースバンド信号をA/D変換器(図示せず)によりデジタルベースバンド信号に変換する。受信器11は、このデジタルベースバンド信号を分岐させ、切替部13及び品質測定部17にそれぞれ送る。
一方、受信器12は、閉空間エリアの無線信号すなわち800MHz帯の無線信号を処理対象とし、受信器11と同様に、この無線信号からデジタルベースバンド信号を生成し、このデジタルベースバンド信号を切替部13及び品質測定部18にそれぞれ送る。
切替部13は、切替制御部20の指示により、入力されるべきデジタルベースバンド信号を受信器11からの信号とするか受信器12からの信号とするかを切り替える。このような切り替えにより入力されたデジタルベースバンド信号は、データチャネル復調及び復号部15、制御チャネル復調及び復号部16にそれぞれ送られる。
品質測定部17は、受信器11からの信号を受け、一般エリアの無線品質等を測定する。具体的には、品質測定部17は、受信器11からの信号のうちのパイロット信号を用いてチャネル推定を行う。また、品質測定部17は、この信号の信号対雑音比を算出するか若しくは受信レベルを測定することにより、この信号の無線品質を測定する。
同様に、品質測定部18は、受信器12からの信号を受け、閉空間エリアの無線品質等を測定する。品質測定部17及び18により測定される無線品質情報は制御チャネル生成部23にそれぞれ送られ、チャネル推定値は切替部21にそれぞれ送られる。
切替部21は、切替制御部20の指示により、入力されるべきチャネル推定値を一般エリアのものとするか閉空間エリアのものとするかを切り替える。このような切り替えにより入力されたチャネル推定値は、データチャネル復調及び復号部15、制御チャネル復調及び復号部16にそれぞれ送られる。
制御チャネル復調及び復号部16は、切替部13から送られる一般エリアか閉空間かの
いずれかの制御信号(呼接続中の信号)を切替部21から送られるチャネル推定値を用いて復調及び復号することにより、制御情報を抽出する。この制御情報には、ユーザ情報(ユーザID)、送信方法(変調方式、拡散コード等)等が含まれる。抽出されたユーザ情報、送信方法等の情報は、データチャネル復調及び復号部15に送られる。
制御チャネル復調及び復号部16は、抽出された制御情報にセル切り替え通知が含まれていることを検知すると、その旨とその通知に含まれる切り替えタイミングを切替制御部20に送る。
データチャネル復調及び復号部15は、切替部13から送られる一般エリアか閉空間かのいずれかのデータ信号(呼接続中の信号)を切替部21から送られるチャネル推定値及び制御チャネル復調及び復号部16から送られる制御情報を用いて復調及び復号することにより、データ信号を抽出する。復号により得られたデータは他のデータ処理部(図示せず)に送られる。
切替制御部20は、ハンドオーバ処理を実行する。すなわち、切替制御部20は、制御チャネル復調及び復号部15から送られるセル切り替え通知を受け、その通知に含まれる切替タイミングによりハンドオーバ処理を実行する。ここでは、切替制御部20は、この切替タイミングにより切替部13、21及び25へそれぞれ切り替え指示を送る。この切り替え指示には、選択すべき切り替え先を示す情報が設定される。以降、移動局1では処理対象の信号が切り替る。
制御チャネル生成部23は、品質測定部17及び18から送られる無線品質情報をそれぞれ含む制御信号を生成する。この制御信号は、切替部25に送られる。
切替部25は、切替制御部20の指示により制御信号の送り先を送信器26か送信器27かで切り替える。
送信器26及び27は、切替部25から得られる制御信号が多重化されたデジタルベースバンド信号をA/D変換器(図示せず)によりアナログ変換し、この変換されたベースバンド信号を周波数変換することにより無線信号を生成する。生成された無線信号は、送信アンテナ29から送出される。送信器26では、一般エリア用の上り信号として2GHz帯の無線信号に変換され、送信器27では、閉空間エリア用の上り信号として800MHz帯の無線信号に変換される。
図7は、無線品質報告の例を示す図である。移動局1は、図7に示すようなフォーマットの無線品質報告を制御チャネルにより送信する。図7における無線品質順フィールドには、移動局1が受信しているセルうちの無線品質の高い順番を示す数値が格納され、セル識別子フィールドには、信号を受信しているセルを特定する識別番号が格納され、無線品質フィールドには、そのセルの無線品質を示す値(信号対雑音比、受信レベル等)が格納され、状態フィールドには、そのセルの通信状況として呼接続中、通信候補、無線品質的に通信不可である(対象外)かが格納される。
〔動作例〕
以下、本実施形態における移動通信システムの動作例について図8、9及び10を用いて説明する。図8は、本実施形態における移動通信システムのセル切り替え動作を示すシーケンス図である。図9は、本実施形態における移動通信システムの閉空間進入時のセル切り替え処理を示すフローチャートである。図10は、本実施形態における移動通信システムの閉空間進出時のセル切り替え処理を示すフローチャートである。図8、9及び10は、移動局1が図1に示される一般エリアC10から閉空間エリアC21、C22、C3
1及びC32を通り再び一般エリアC40へ移動する例に基づいて、本実施形態における移動通信システムのセル切り替え動作を示している。よって、以下、この移動局1の動作例に沿って説明する。
まず、移動局1は、無線機51の一般エリアC10に接続されている。移動局1は、無線機51に隣接する無線機若しくは基地局から送信されるパイロット信号に基づいて、隣接エリアの無線品質を所定の周期で測定している(品質測定部17及び18)(S802)。ここで、一般エリアC10に隣接する閉空間エリアC21では、そのセルを特定し得るセル識別子若しくはそのセルが閉空間エリアであることを示す情報を制御チャネル若しくは報知チャネルにより送出されている。この状況において、移動局1は、図1に示すような一般エリアC10と閉空間エリアC21とのセル境界付近に移動する。
制御局200は、所定のタイミングで移動局1に対し無線品質情報の報告を要求する。この報告要求は、接続中の無線機51から制御チャネルを用いて送信される(S801)。
移動局1は、この報告要求を受けると、そのとき測定されている無線品質情報を報告する(制御チャネル生成部23)(S803)。図7のフォーマット例によれば、この無線品質報告には例えば、無線品質順フィールドに「1」が設定され、セル識別子フィールドに一般エリアC10の識別子が設定され、無線品質フィールドに一般エリアC10の測定された無線品質情報が設定され、状態フィールドに呼接続中を示す情報が設定されたレコードと、無線品質順フィールドに「2」が設定され、セル識別子フィールドに閉空間エリアC21の識別子が設定され、無線品質フィールドに閉空間エリアC21の測定された無線品質情報が設定され、状態フィールドに通信候補を示す情報が設定されたレコードと、が含まれる。
この無線品質報告は、上りリンクの制御チャネルにより接続中の無線機51を介して基地局100に送られる。基地局100の制御チャネル復調及び復号部130は、この制御チャネルを復調及び復号することにより制御信号から無線品質情報を抽出する。抽出された無線品質情報は制御局200へ送られる。
制御局200の閉空間判断部201は、移動局1の無線品質情報を受けると、この移動局1に関する閉空間判断を行う(S804)。具体的には、閉空間判断部201は、この無線品質情報の中に閉空間エリアの無線品質情報が通信候補として含まれるか否かを判断する。この認識判断には、上述の第1認識手法若しくは第2認識手法が用いられる。閉空間判断部201は、この判断結果をセル切替判定部202に送る。
セル切替判定部202は、移動局1に関しセル切り替えを実施すべきか否かを判定する。(S805)。具体的には、セル切替判定部202は、移動局1の閉空間エリアの無線品質報告が通信候補として含まれると判断されている場合には、その閉空間エリアの無線品質と所定の切替閾値とを比較することにより移動局1のセル切り替えの実施を決定する。セル切替判定部202は、セル切り替えの判定結果を無線リンク制御部203に送る。
以降、セル切り替えの実施が決定されている場合には、その移動局1に関し一般エリアC10から閉空間エリアC21へのセル切り替え(ハンドオーバ)が実施される。このセル切り替え実施の具体的動作を以下に説明する。
無線リンク制御部203は、移動局1に対しセル切り替えの実施が決定されている場合には、切り替え先の閉空間エリアC21(無線機52)へ移動局1のための無線リソースを追加するように基地局100に要求する(S806)。
基地局100のリソース制御部101は、この要求を受けると、閉空間エリア(無線機52)に対応するベースバンド処理部120に対し、移動局1のための無線リソース追加を指示する。ベースバンド処理部120から無線リソース追加の完了が通知されると、リソース制御部101は、制御局200の無線リンク制御部203にその旨を応答する(S807)。
無線リンク制御部103は、無線リソース追加完了の応答を受けると、セル切り替え通知の送信を基地局100に通知する。基地局100のリソース制御部101は、この通知を受け、接続中の一般エリアC10(無線機51)に対応するベースバンド処理部120へこのセル切り替え通知を制御チャネルで送信するように指示する。これにより、無線機51からこのセル切り替え通知が移動局1に対して送信される(S808)。このセル切り替え通知には切り替えのタイミングが含まれている。
移動局1は、接続中の一般エリアC10の制御チャネルにより受信される制御信号を受信すると(受信器11)、その制御信号から制御チャネル復調及び復号部16によりセル切り替え通知が抽出される。この抽出されたセル切り替え通知を受けた切替制御部20は、それに含まれる切り替えタイミングにより切替部13、21及び25に対し切り替え先の閉空間エリアC21(低周波数帯)に対応する方向へ切り替えるように指示する。これにより、移動局1では、セル切り替えが実施される。移動局1は、セル切り替えが完了すると、その旨を切り替え先の閉空間エリアC21の上りリンク制御チャネルにより無線機52を介して基地局100へ送信する(S809)。
このとき、基地局100においても、リソース制御部101の指示によりその切り替えタイミングに応じて切替部105が閉空間エリアC21(低周波数帯)に対応する方向へ切り替えられている。これにより、移動局1から送信されたセル切り替え完了通知は無線機52を介して基地局100で受信され、制御局200へ転送される。
制御局200の無線リンク制御部203は、この完了通知を受けると、切り替え元の一般エリアC10の移動局1のための無線リソースを削除するように基地局100へ要求する(S810)。
基地局100のリソース制御部101は、この要求を受けると、一般エリア(無線機51)に対応するベースバンド処理部110に対し、移動局1のための無線リソース削除を指示する。ベースバンド処理部110から無線リソース削除の完了が通知されると、リソース制御部101は、制御局200の無線リンク制御部203にその旨を応答する(S811)。
移動局1がトンネル5内へ進入時には、上述のように一般エリアC10から閉空間エリアC21へセル切り替えが実施される。以降、移動局1がトンネル5内を通過している間、閉空間エリアC21、C22、C31、C32と順次セル切り替えが実施される。この間のセル切り替えは、閉空間エリア間のセル切り替えであるため、従来どおりのセル切り替えが実施されればよい。但し、本実施形態では、閉空間エリア内は一般エリアと比べて低周波数帯域の信号が利用されているため、一般エリアからトンネル5内への進入時及びトンネル5内においても正常に通信を継続することができる。
移動局1がトンネル5内から進出する際には、閉空間エリアC32から一般エリアC40へのセル切り替えが実施される(S821からS831)。この場合においても、切り替え方向が逆になり、セル切り替え判定方法が異なる以外は、上述の一般エリアC10から閉空間エリアC21へのセル切り替え動作と変わるところはない。よってこの場合の説
明は省略する。なお、この場合のセル切り替え判定方法については、図10を用いて後述する。
〈動作フローの説明〉
以下、上述の動作シーケンスのうち、移動局1の一般エリアから閉空間エリアへのセル切り替え時(平空間進入時)の制御局200の閉空間判断及びセル切り替え判定処理について図9を用いて説明する。
閉空間判断部201は、接続中の無線機51及び基地局100を介して移動局1の無線品質情報を受信する(S901)。この無線品質情報には、呼接続中のセルとして一般エリアC10を示す情報及びその無線品質情報、通信候補セルとして閉空間エリアC21を示す情報及びその無線品質情報が少なくとも含まれている。
閉空間判断部201は、この無線品質情報に基づいて、移動局1が一般エリアと呼接続中でありかつその無線品質情報に通信候補セルとして閉空間エリアの無線品質情報が含まれているか否かを判断する(S902)。閉空間判断部201は、この判断結果をセル切替判定部202に送る。
セル切替判定部202は、移動局1が一般エリアと呼接続中でありかつその無線品質情報に通信候補セルとして閉空間エリアの無線品質情報が含まれていると判断されている場合には(S902;YES)、以下のセル切り替え判定を行う(S903)。すなわち、セル切替判定部202は、メモリ等に保持されている過去一定期間に報告された無線品質情報と比較することにより、今回の閉空間エリアの無線品質が増加傾向であるか否かを判定する。更に、セル切替判定部202は、今回の閉空間エリアの無線品質が所定の切替閾値以上となっているか否か(所定の切替閾値よりも高品質となっているか否か)を判定する。
セル切替判定部202は、今回の閉空間エリアの無線品質が増加傾向でありかつ所定の切替閾値以上であると判定すると(S903;YES)、一般エリアから閉空間エリアへのセル切り替えの実施を決定する。セル切替判定部202は、この結果を無線リンク制御部203に通知する。以降、その移動局1に関し一般エリアC10から閉空間エリアC21へのセル切り替え(ハンドオーバ)が実施される(S904)。
一方、セル切替判定部202は、移動局1が一般エリアと呼接続中でないか或るはその無線品質情報に通信候補セルとして閉空間エリアの無線品質情報が含まれていないと判断されている場合には(S902;NO)、従来のセル切り替え判定を行う。例えば、呼接続中のセルの無線品質が切り替え先のセルの無線品質よりも悪くなった場合(図2の「通常のハンドオーバポイント」)にセル切り替えの実施が決定される。以降、通常どおりのセル切り替えが実施される(S905)。
また、セル切替判定部202により、今回の閉空間エリアの無線品質が増加傾向でないか或いは所定の切替閾値以上でないと判定されると(S903;NO)、セル切り替えは実施されない。
次に、上述の動作シーケンスのうち、移動局1の閉空間エリアから一般エリアへのセル切り替え時(平空間進出時)の制御局200の閉空間判断及びセル切り替え判定処理について図10を用いて説明する。
閉空間判断部201は、接続中の無線機51及び基地局100を介して移動局1の無線品質情報を受信する(S1001)。この無線品質情報には、呼接続中のセルとして閉空
間エリアC32を示す情報及びその無線品質情報、通信候補セルとして一般エリアC40を示す情報及びその無線品質情報が少なくとも含まれている。
閉空間判断部201は、この無線品質情報に基づいて、移動局1が閉空間エリアと呼接続中でありかつその無線品質情報に通信候補セルとして一般エリアの無線品質情報が含まれているか否かを判断する(S1002)。閉空間判断部201は、この判断結果をセル切替判定部202に送る。
セル切替判定部202は、移動局1が閉空間エリアと呼接続中でありかつその無線品質情報に通信候補セルとして一般エリアの無線品質情報が含まれていると判断されている場合には(S1002;YES)、以下のセル切り替え判定を行う(S1003)。すなわち、セル切替判定部202は、メモリ等に保持されている過去一定期間に報告された無線品質情報と比較することにより、今回の閉空間エリアの無線品質が減少傾向であるか否かを判定する。更に、セル切替判定部202は、今回の閉空間エリアの無線品質が所定の切替閾値以下となっているか否か(所定の切替閾値よりも低品質となっているか否か)を判定する。
セル切替判定部202は、今回の閉空間エリアの無線品質が減少傾向でありかつ所定の切替閾値以下であると判定すると(S1003;YES)、閉空間エリアから一般エリアへのセル切り替えの実施を決定する。以降、その移動局1に関し閉空間エリアC32から一般エリアC40へのセル切り替えが実施される(S1004)。
一方、セル切替判定部202は、移動局1が閉空間エリアと呼接続中でないか或るはその無線品質情報に通信候補セルとして一般エリアの無線品質情報が含まれていないと判断されている場合には(S1002;NO)、上述のような従来のセル切り替え判定を行う。
また、セル切替判定部202により、今回の閉空間エリアの無線品質が減少傾向でないか或いは所定の切替閾値以下でないと判定されると(S1003;NO)、セル切り替えは実施されない。
〈実施形態の作用効果〉
本実施形態における移動通信システムでは、トンネル5等の閉空間領域を通信領域に含む基地局100が、閉空間以外の一般的なエリアに設置され一般的なアンテナを有する無線機51及び54と、閉空間の出入り口付近にそれぞれ設置され、閉空間内方向及びそれの逆方向となる閉空間外方向の双方向に鋭い指向性を持つ指向性アンテナを有する無線機52及び53とを備える。
従来、閉空間領域を通信領域とするために、閉空間の出入口付近それぞれに基地局を設置するか若しくは閉空間内に基地局を設置するかといった手法が取られていた。
上述のような構成により、本実施形態によれば、1台の基地局により閉空間領域を通信領域に含めることができるため、基地局の設置費用、設備費、保守運用費を低減させることができる。
また、本実施形態では、閉空間エリアを通信領域とする無線機52及び53から送出される信号には、一般エリアを通信領域とする無線機51及び54から送出される信号に比べ低周波数帯が設定される。例えば、一般エリアの無線周波数帯が2GHz帯に設定され、閉空間エリアの無線周波数帯が800MHz帯に設定される。
閉空間の出入口付近に基地局を設置する従来手法では、その基地局に割り当てられる無線周波数帯も一般のエリアと同様となるため、閉空間が長い場合には閉空間全域を通信領域とすることはできなかったが、本実施形態によれば、閉空間エリアの無線機52及び53には低い周波数帯域が割り当てられるため、電波の伝播特性から長い閉空間内であっても全域を通信領域とすることができる。
本実施形態のように、閉空間内の無線周波数を低く設定したとしても、そのエリアに在圏する移動局の数が他の一般エリアより相対的に少ないため、伝送容量の低下の問題は少ないと考えられる。更に、閉空間エリアに割り当てられる無線周波数帯は、使用エリアが限定されるので、他の地域での再使用にも問題が無い。
更に、閉空間内の無線周波数帯を低く設定することにより、移動局が高速移動する際にも高い通信品質を維持することができる。これは、周波数が低いためドップラシフトの影響を受け難くなるからである。
また、本実施形態では、一般エリアのセルと閉空間エリアのセルとが区別されて制御される。この区別には、基地局100において保持されるセル管理情報テーブルが利用されてもよいし、閉空間エリアの無線機52及び53から送出される情報に閉空間エリアを示す情報が含まれるようにしてもよい。そして、制御局200において、移動局1からの無線品質報告に含まれる一般エリアの無線品質情報と閉空間エリアの無線品質情報とに基づいて、セル切り替え実施が決定される。
このセル切り替え判定では、呼接続中セルが一般エリアであり通信候補として閉空間エリアがある場合に(閉空間内進入時)、その呼接続中セルの無線品質が通信候補の閉空間エリアの無線品質よりも高かったとしてもその閉空間エリアの無線品質が通信可能な品質(所定の切替閾値以上)であればその閉空間エリアへのハンドオーバが強制的に実施される。
逆に、呼接続中セルが閉空間エリアであり通信候補として一般エリアがある場合に(閉空間進出時)、その呼接続中の閉空間セルの無線品質が通信候補の一般エリアの無線品質よりも低かったとしてもその閉空間エリアの無線品質が通信可能な品質(所定の切替閾値以上)であればその閉空間エリアとの接続状態が維持される。
このように本実施形態では、従来のハンドオーバ開始時点よりも速い時点で低い周波数帯へのハンドオーバが実施されるため、移動局1がトンネル5内へ高速に進入する場合にも高い追従性で通信を継続させることができる。また、閉空間進出時には、低い周波数帯での通信が可能な限り継続されるため、高速移動時のドップラシフトの影響を抑えることができる。更に、トンネルが断続的存在する場合には、次のトンネル(閉空間エリア)までに一般エリアにハンドオーバすることなく、閉空間エリアとの通信を継続することができるため、通信瞬断等の現象を抑えることができる。なお、ここでは、閉空間進出時には、可能な限り閉空間エリアとの通信が継続されるように制御される構成を採るが、その切り替え判断に利用される所定の切替閾値を実際には最適な値に調整される。
また、従来、異なる周波数帯への移行は基地局を跨るハンドオーバになっていたためそのセル切り替え時には瞬断が発生していた。
しかしながら、本実施形態によれば、同一基地局内の無線機間でのハンドオーバであり、周波数帯毎に異なるリソースを同時に確保することが容易であるため、無瞬断でのハンドオーバが可能となる。
[その他]
本実施形態は次の発明を開示する。各項に開示される発明は、必要に応じて可能な限り組み合わせることができる。
(付記1)
少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、該閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、
前記閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機と、
前記第1無線機及び前記第2無線機に接続される基地局装置と、
を備え、
前記第1無線機から送出される無線信号に、前記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる基地局システム。(1)
(付記2)
前記基地局装置は、
端末装置により測定された各セルの無線品質情報をそれぞれ含む無線品質報告を前記第1無線機若しくは第2無線機を介して受信する品質受信手段と、
前記無線品質報告に含まれる無線品質情報のうちの前記閉空間セルの無線品質情報を識別する識別手段と、
前記識別手段による識別結果を含めて前記無線品質報告を基地局制御装置へ転送する転送手段と、
を有する付記1に記載の基地局システム。
(付記3)
前記基地局装置は、
前記閉空間セルに接続される端末装置へ送信するための信号を生成し、前記第1無線機へ送信する第1ベースバンド処理手段と、
前記一般セルに接続される端末装置へ送信するための信号を生成し、前記第2無線機へ送信する第2ベースバンド処理手段と、
前記基地局制御装置により前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替えが決定された場合に、該セル切り替え対象の端末装置のための無線リソースの追加及び削除を前記第1ベースバンド処理手段及び前記第2ベースバンド処理手段に要求する要求手段と、
を更に有する付記2に記載の基地局システム。
(付記4)
前記基地局装置は、
送信データを前記第1ベースバンド処理手段及び前記第2ベースバンド処理手段のいずれかで処理させるように切り替える切替手段と、
前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替え実行時に、該セル切り替え対象の端末装置への送信データがセル切り替え先に対応する前記第1ベースバンド処理手段若しくは前記第2ベースバンド処理手段で処理されるように前記切替手段を制御する制御手段と、
を更に有する付記2又は3に記載の基地局システム。
(付記5)
前記第1無線機から送信される信号に閉空間セルであることを示す制御情報を含める制御情報生成手段を前記第1無線機及び前記基地局装置のいずれかに備える付記1から4のいずれか1つに記載の基地局システム。
(付記6)
少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、該閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、前記閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機とを有し、前記第1無線機から送出される無線信号に前記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる基地局装置を制御する基地局制御装置であって、
端末装置により測定された各セルの無線品質情報をそれぞれ含む無線品質報告を前記基地局装置を介して受信する品質受信手段と、
前記無線品質報告に含まれる無線品質情報のうちの前記閉空間セルの無線品質情報を識別する識別手段と、
前記閉空間セルの無線品質情報に基づいて前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替えを一般セル間でのセル切り替えとは異なる手法により決定するセル切替決定手段と、
を備える基地局制御装置。(2)
(付記7)
前記セル切替決定手段は、前記閉空間セルの無線品質が前記一般セルの無線品質よりも低品質の場合であっても、前記閉空間セルの無線品質が所定の品質を満たしている場合には該一般セルから該閉空間セルへのセル切り替えを決定する、
付記6に記載の基地局制御装置。(3)
(付記8)
前記セル切替決定手段は、前記閉空間セルの無線品質が前記一般セルの無線品質よりも低品質の場合であっても、前記閉空間セルの無線品質が所定の品質を満たしている場合には該閉空間セルから該一般セルへのセル切り替えを行わないことを決定する、
付記6又は7に記載の基地局制御装置。
(付記9)
前記識別手段は、前記無線品質報告に基づいて、該無線品質報告の送信元の端末装置の接続中セルの種類及び通信候補セルの種類を更に識別し、
前記セル切替決定手段は、前記識別手段により識別された接続中セルの種類及び通信候補セルの種類と、前記閉空間セルの無線品質情報が所定の品質を満たしているか否かの判断結果と、に応じて、前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替えを決定する、
付記6から8のいずれか1つに記載の基地局制御装置。(4)
(付記10)
少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、該閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、前記閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機とを有し、前記第1無線機から送出される無線信号に前記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる基地局装置におけるセル切り替え制御方法であって、
端末装置により測定された各セルの無線品質情報をそれぞれ含む無線品質報告を前記基地局装置を介して受信する品質受信ステップと、
前記無線品質報告に含まれる無線品質情報のうちの前記閉空間セルの無線品質情報を識別する識別ステップと、
前記閉空間セルの無線品質情報に基づいて前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替えを一般セル間でのセル切り替えとは異なる手法により決定するセル切替決定ステップと、
を備えるセル切り替え制御方法。(5)
本実施形態における移動通信システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態における移動通信システムの閉空間進入時のセル切り替え動作の概要を示す図である。 本実施形態における移動通信システムの閉空間進出時のセル切り替え動作の概要を示す図である。 本実施形態における制御局、基地局及び無線機の各装置の機能構成を示すブロック図である。 セル管理情報テーブルの設定例を示す図である。 本実施形態における移動局の機能構成を示すブロック図である。 無線品質報告の例を示す図である。 本実施形態における移動通信システムのセル切り替え動作を示すシーケンス図である。 本実施形態における移動通信システムの閉空間進入時のセル切り替え処理を示すフローチャートである。 本実施形態における移動通信システムの閉空間進出時のセル切り替え処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 移動端末装置(移動局)
5 トンネル(閉空間)
51、52、53、54 基地局無線機、(張り出し装置)(無線機)
100 基地局装置(無線機制御局)(基地局)
200 基地局制御装置(制御局)
C10、C40 一般エリア
C21、C22、C31、C32 閉空間エリア
66、67 アンテナ
61、62 送信器
68、69 受信器
101 リソース制御部
105 切替部
110、120 ベースバンド処理部
130 制御チャネル復調及び復号部
112、122 データ生成部
113、123 スケジューラ
115、125 パイロット生成部
117、127 多重部
201 閉空間判断部
202 セル切替判定部
203 無線リンク制御部
204 ユーザデータ処理部
205 制御データ処理部
10 受信アンテナ
11、12 受信器
13、21、25 切替部
15 データチャネル復調及び復号部
16 制御チャネル復調及び復号部
20 切替制御部
17、18 品質測定部
23 制御チャネル生成部
26、27 送信器
29 送信アンテナ

Claims (5)

  1. 少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、該閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、
    前記閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機と、
    前記第1無線機及び前記第2無線機に接続される基地局装置と、
    を備え、
    前記第1無線機から送出される無線信号に、前記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる基地局システム。
  2. 少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、該閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、前記閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機とを有し、前記第1無線機から送出される無線信号に前記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる基地局装置を制御する基地局制御装置であって、
    端末装置により測定された各セルの無線品質情報をそれぞれ含む無線品質報告を前記基地局装置を介して受信する品質受信手段と、
    前記無線品質報告に含まれる無線品質情報のうちの前記閉空間セルの無線品質情報を識別する識別手段と、
    前記閉空間セルの無線品質情報に基づいて前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替えを一般セル間でのセル切り替えとは異なる手法により決定するセル切替決定手段と、
    を備える基地局制御装置。
  3. 前記セル切替決定手段は、前記閉空間セルの無線品質が前記一般セルの無線品質よりも低品質の場合であっても、前記閉空間セルの無線品質が所定の品質を満たしている場合には該一般セルから該閉空間セルへのセル切り替えを決定する、
    請求項2に記載の基地局制御装置。
  4. 前記識別手段は、前記無線品質報告に基づいて、該無線品質報告の送信元の端末装置の接続中セルの種類及び通信候補セルの種類を更に識別し、
    前記セル切替決定手段は、前記識別手段により識別された接続中セルの種類及び通信候補セルの種類と、前記閉空間セルの無線品質情報が所定の品質を満たしているか否かの判断結果と、に応じて、前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替えを決定する、
    請求項2又は3に記載の基地局制御装置。
  5. 少なくとも閉空間内方向に指向性のあるアンテナを有し、該閉空間内を通信領域に含む閉空間セルを形成する第1無線機と、前記閉空間セルに隣接し閉空間外を通信領域とする一般セルを形成する第2無線機とを有し、前記第1無線機から送出される無線信号に前記第2無線機から送出される無線信号よりも低い周波数帯域を割り当てる基地局装置におけるセル切り替え制御方法であって、
    端末装置により測定された各セルの無線品質情報をそれぞれ含む無線品質報告を前記基地局装置を介して受信する品質受信ステップと、
    前記無線品質報告に含まれる無線品質情報のうちの前記閉空間セルの無線品質情報を識別する識別ステップと、
    前記閉空間セルの無線品質情報に基づいて前記一般セルと前記閉空間セルとの間のセル切り替えを一般セル間でのセル切り替えとは異なる手法により決定するセル切替決定ステップと、
    を備えるセル切り替え制御方法。
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