JP2002064469A - 光ネットワーク - Google Patents

光ネットワーク

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JP2002064469A
JP2002064469A JP2000248347A JP2000248347A JP2002064469A JP 2002064469 A JP2002064469 A JP 2002064469A JP 2000248347 A JP2000248347 A JP 2000248347A JP 2000248347 A JP2000248347 A JP 2000248347A JP 2002064469 A JP2002064469 A JP 2002064469A
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JP2000248347A
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Masazumi Maeda
正純 前田
Akiko Furuya
暁子 古谷
Nobuaki Kawazoe
宣明 川添
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一芯の光ファイバで一波長を用いて時分割双
方向伝送を行う光ネットワークに関し、下り信号と上り
信号間のガードタイムによる主信号の伝送帯域の減少を
防ぎ、伝送可能距離を延長可能にする。 【解決手段】 局側の端局装置6−1と複数の加入者側
の終端装置6−21`n とは、一芯の光ファイバ6−41`
n 及び光スターカプラ6−3により接続され、一波長の
光信号により時分割双方向伝送を行う。光スターカプラ
6−3と各終端装置6−1との間に、局側から加入者側
への下りフレーム信号の光出力レベルを調整するレベル
調整手段1−11`n をそれぞれ設け、該下りフレーム信
号が各終端装置6−21`n で反射して端局装置6−1に
入射される反射光のレベルをレベル調整手段1−11`n
により一定レベル以下に低下させ、ガードタイムを設け
ることなく、下りフレームの受信終了直後に上りフレー
ムの送信を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時分割双方向伝送を
行う光ネットワークに関する。特に光加入者系伝送シス
テム等において、局側の端局装置と加入者側の複数の終
端装置との間を光ファイバ及び光スターカプラにより結
合し、一芯の光ファイバで一波長を用いて時分割双方向
伝送を行う受動光ネットワークに好適に適用される。
【0002】上記光加入者系伝送システムは、複数の終
端装置を端局装置内の一枚の終端盤に収容し、加入者側
から局側への上り信号の伝送と局側から加入者側への下
り信号の伝送とを、1芯の光ファイバを用いて双方向に
行う必要があるため、上り信号と下り信号とを時分割的
に切替えて伝送する時分割方向制御伝送(TCM:Time
Compression Multiplexing )が行われる。
【0003】また、1芯の光ファイバ上に複数ユーザの
光信号を伝送する必要があり、各ユーザの光信号を識別
して個々にアクセスする分岐アクセス技術として、下り
TDM(Time Division Multiplexing)/上りTDMA
(Time Division Multiple Access )伝送方式が用いら
れる。
【0004】
【従来の技術】図6に端局装置の光信号送受信装置と複
数の終端装置の光信号送受信装置との間における下りT
DM/上りTDMA伝送方式の概要を示す。端局装置6
−1と終端装置6−21 〜6−2n との間ではシングル
ポイント−マルチポイント伝送が行われ、端局装置6−
1から出力される下りフレーム信号(Down)は光ス
ターカプラ(分岐回路)6−3によって分岐され、各光
ファイバ(伝送路)6−41 〜6−4n を通して各終端
装置6−21 〜6−2n へ並列的に同時に送信される。
【0005】一方、各終端装置6−2i (i=1〜n)
から出力される上りフレーム信号(Upi )は、他の終
端装置6−2j (j=1〜n,j≠i)からの上りフレ
ーム信号(Upj )と重ならないように、それぞれ異な
るタイミングの割当てタイムスロットにより端局装置6
−1へ伝送される。
【0006】上記のように、上りフレーム信号と下りフ
レーム信号とを、1芯の光ファイバ及び一波長を用い
て、TCM−TDM(下り)/TDMA(上り)方式に
より双方向伝送するシステムでは、端局装置6−1と各
終端装置6−2i (i=1〜n)との間の距離のバラツ
キによる伝送遅延時間の相違により、下りフレーム信号
の反射光が上りフレーム信号と時間的に重なりが生じる
ことがある。
【0007】下りフレーム信号の反射光が上りフレーム
信号と重なると、該上りフレーム信号が端局装置6−1
で正常に受信されない状態に陥るため、従来は、下りフ
レーム信号及び上りフレーム信号のフレームフォーマッ
ト上に、反射光が入射される可能性があると想定される
時間分だけのガードタイムを設けることにより、下りフ
レーム信号の反射光と上りフレーム信号とが時間的に重
なることを回避していた。
【0008】図7及び図8にガードタイムを設けたフレ
ームフォーマット例を示す。同図の(a)は端局装置に
おける下りフレーム信号(Down)の送信タイミング
及びその反射光(Ref)の受信タイミング並びに上り
フレーム信号(Up1 ,Up 2 …)の受信タイミングを
示し、同図の(b)及び(c)は端局装置における下り
フレーム信号(Down)の受信タイミング及び上りフ
レーム信号(Up1 ,Up2 …)の送信タイミングを示
す。
【0009】ここで、図7に示すように端局装置−終端
装置間の最長距離を10kmと仮定すると、該伝送路の
伝送遅延時間は50μsとなり、最長距離10kmの終
端装置により反射される反射光(Ref)が端局装置に
到達するのは、下りフレーム信号(Down)送出後1
00μsであり、その間上りフレーム信号(Up)と反
射光(Ref)とが重り合わないように、上りフレーム
信号の送信を禁止するガードタイムは100μsとな
る。
【0010】また、端局装置−終端装置間の最長距離を
20kmに延長した場合、図8に示すように、該伝送路
の伝送遅延時間は100μsとなり、該終端装置による
反射光(Ref)が端局装置に到達するのは、下りフレ
ーム信号(Down)送出後200μsとなり、上りフ
レーム信号(Up)の送信を禁止するガードタイムは2
00μsとなる。即ち、ガードタイムは、伝送可能距離
に比例して長く設定する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように時分割双方
向伝送のフレームフォーマット上に上記ガードタイムを
設けることにより、反射光の影響は除去されるが、送信
の空隙期間が生じ、その分、通信の主信号伝送帯域に制
限を受けることになる。また、設定されたガードタイム
を越える伝送遅延時間を生じる伝送路の延長や敷設が制
限され、ガードタイムの制約によって伝送可能な距離
(端局装置−終端装置間の距離)が決定されていた。
【0012】即ち、従来の技術は、下り信号の反射光が
端局装置に到達し受信されることを前提とし、予めガー
ドタイムを設けたフレームフォーマットを用いていたた
め、主信号の伝送帯域が狭められ、また、伝送可能距離
もガードタイムで反射光の影響を回避できる距離までし
か許されなかった。つまり、伝送距離を延ばすには、ガ
ードタイムを長くするしかなく、そうすることによって
主信号の伝送帯域が狭められ、伝送可能距離と伝送帯域
とはトレードオフの関係にあった。
【0013】本発明は、ガードタイムによる主信号の伝
送帯域の減少を防ぎ、従来の伝送システムより伝送帯域
を増加させること、及びガードタイムによって制約され
る端局装置と終端装置との間の伝送遅延時間の制限を取
り除き、端局装置と終端装置との間の伝送可能距離を任
意に適宜延長することができる光ネットワークを提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光ネットワーク
は、(1)下り信号を送信し上り信号を受信する第1の
光信号送受信装置と、該第1の光信号送受信装置と1芯
の光ファイバで接続された光スターカプラと、該光スタ
ーカプラと1芯の光ファイバにより接続され、下り信号
を受信し上り信号を送信する第2の複数の光信号送受信
装置とを含み、該第1の光信号送受信装置と該第2の各
光信号送受信装置との間で1波長の光信号を用いた時分
割双方向伝送を行う光ネットワークにおいて、前記光ス
ターカプラと第2の各光信号送受信装置との間に、光信
号のレベルを調整するレベル調整手段をそれぞれ備え、
各レベル調整手段は、下り信号の前記第2の各光信号送
受信装置からの反射光が所定レベル以下になるように下
り信号の送出レベルを低下させるように設定されている
ものである。
【0015】また、(2)前記レベル調整手段として、
光減衰器又は光増幅器を用い、該光減衰器又は光増幅器
は、下り信号の送出レベルが前記第2の各光信号送受信
装置における受信可能な最低受光レベルを上回るよう
に、減衰量又は増幅度が設定されているものである。ま
た、(3)前記レベル調整手段として可変光減衰器又は
可変光増幅器を用い、該可変光減衰器又は可変光増幅器
の減衰量又は増幅度を、前記第2の各光信号送受信装置
における下り信号の受光レベルに応じて制御するもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】下りフレーム信号の反射光レベル
を、端局装置での受信に影響を与えない一定レベル以下
に低下させるには、次に示す方法がある。 (i)終端装置における光モジュールの反射減衰量を増
大させる方法。 (ii)端局装置における光モジュールの送信出力を低下
させる方法。 (iii )終端装置の光モジュールに入力される光信号レ
ベルを、各終端装置で常に最低受信感度を僅かに越える
程度となるようにコントロールする方法。
【0017】上記(i)の方法は、光モジュールの構成
が煩雑になり、また、回路規模も増大するため実運用に
は不向きである。上記(ii)の方法は、一律に下り信号
の送信出力を低下させることになるが、端局装置−終端
装置間の伝送距離は一定とは限らないため、一部の終端
装置は下り信号を正常に受信することができなくなり、
また、本発明の目的である伝送可能距離の延長化を図る
ことができなくなる。
【0018】従って、上記(iii )の方法が本発明の実
施形態として最良であり、その具体的な構成としては、
光スターカプラにより分岐させた後の各伝送路(光ファ
イバ)に対して、個別に出力レベルを調整し得る光減衰
器又は光増幅器を設けることにより構成される。
【0019】上記光減衰器又は光増幅器構成により、各
終端装置に入射される下りフレーム信号の光レベルを、
各終端装置の光モジュールの最低受信感度を僅かに上回
るレベルとなるように調整する。該レベルまで下りフレ
ーム信号の光レベルを低下させれば、端局装置に到達す
る反射光レベルは、伝送路損失により上りフレーム信号
と重なっても、端局装置における受信に全く影響が無い
レベルまで低下する。
【0020】図1は光減衰器を用いた本発明の第1の実
施形態を示す。同図に示すように、端局装置6−1と複
数の終端装置6−21 〜6−2n とを、光スターカプラ
(分岐回路)6−3及び光ファイバ(伝送路)6−4,
6−41 〜6−4n により接続した受動光ネットワーク
において、光スターカプラ6−3による分岐後の各方路
に各々光減衰器1−11 〜1−1n を設ける。
【0021】分岐後の各方路に各々光減衰器1−11
1−1n を設けるのは、各終端装置6−21 〜6−2n
までの伝送距離が一定であるとは限らないため、各終端
装置6−21 〜6−2n への下り信号の減衰量をそれぞ
れ個々に設定する必要があるためである。
【0022】図2に光増幅器を用いた本発明の第2の実
施形態を示す。この実施形態は、光スターカプラ(分岐
回路)6−3による分岐後の各方路の伝送路6−41
6−4n に各々APC(Auto Power Control)光増幅器
2−11 〜2−1n を設けたものである。
【0023】この構成においても各終端装置6−21
6−2n までの距離が一定ではなく、各終端装置6−2
1 〜6−2n への下り信号の出力レベルをそれぞれ個々
に設定する必要があるため、同様に、各方路の伝送路6
−41 〜6−4n 毎にAPC光増幅器2−11 〜2−1
n を設ける。
【0024】上記第1の実施形態における各光減衰器1
−11 〜1−1n の減衰量設定、及び第2の実施形態に
おける各APC光増幅器2−11 〜2−1n の出力レベ
ル設定は、各終端装置6−21 〜6−2n における下り
フレーム信号の入力レベルに応じて自動的に制御される
構成としてもよいし、また、各終端装置6−21 〜6−
n までの距離等に応じて予め設定する構成としてもよ
い。
【0025】図3に光減衰量を自動制御する本発明の第
3の実施形態を示す。光減衰器1−11 〜1−1n の減
衰量を制御する制御信号は、端局装置6−1から送信さ
れるようにしてもよいし、また、各終端装置6−21
6−2n から送信されるようにしてもよい。図3に示す
実施形態は、各終端装置6−21 〜6−2n から送信す
る実施形態を示している。
【0026】各終端装置6−21 〜6−2n は、光モジ
ュール3−1と受信レベル検出回路3−2とレベル比較
回路3−3と減衰量設定回路3−4とを備える。各終端
装置6−21 〜6−2n の光モジュール3−1は、上り
及び下りの光信号を送受し、電気信号との変換を行う。
【0027】また、各終端装置6−21 〜6−2n の受
信レベル検出回路3−2は、それぞれ、伝送路6−41
〜6−4n から入力される光信号のレベルを検出し、該
光レベルの検出値はレベル比較回路3−3により所定の
レベル値と比較され、該比較結果により減衰量設定回路
3−4は、各々の光減衰器1−11 〜1−1n の減衰量
を制御する減衰器コントロール信号を、それぞれ各光減
衰器1−11 〜1−1 n に送信する。各光減衰器1−1
1 〜1−1n は、各減衰器コントロール信号に従って減
衰量を制御する。
【0028】各光減衰器1−11 〜1−1n としては、
例えば、減衰量可変範囲が1.5dB〜35.0dB程
度の光可変減衰器、又は、減衰量を電気信号で変化させ
ることができる磁気光学効果を用いた入力モニタ集積型
可変減衰器(可変ダイナミックレンジ:24dB)等を
好適に用いることができる。
【0029】減衰器コントロール信号を端局装置6−1
から送信する場合、各終端装置6−21 〜6−2n は、
レベル比較回路3−3により得られる受光レベル情報
を、上りフレーム信号に多重して端局装置6−1へ通知
し、端局装置6−1は通知された各終端装置6−21
6−2n の受光レベル情報を基に、各減衰器コントロー
ル信号を各光減衰器1−11 〜1−1n に送信する構成
とすればよい。
【0030】図4に光増幅度を自動制御する本発明の第
4の実施形態を示す。光増幅器2−11 〜2−1n を制
御する制御信号は、端局装置6−1又は各終端装置終端
装置6−21 〜6−2n の何れから送信されるようにし
てもよく、図4に示す実施形態は、各終端装置6−21
〜6−2n から送信する実施形態を示している。
【0031】各終端装置6−21 〜6−2n において、
各伝送路6−41 〜6−4n から入力される光信号は、
受信レベル検出回路3−2により光レベルが検出され、
該光レベルはレベル比較回路3−3により所定のレベル
値と比較され、該比較結果により自動パワー制御(AP
C)設定回路4−1は、各増幅度コントロール信号を各
光増幅器2−11 〜2−1n に送信する。
【0032】各光増幅器2−11 〜2−1n は、各増幅
度コントロール信号に応じて出力レベルを制御する。増
幅度コントロール信号を端局装置6−1から送信する場
合は、各終端装置6−21 〜6−2n は、レベル比較回
路3−3から得られる受光レベル情報を上りフレーム信
号に多重して端局装置6−1へ通知し、端局装置6−1
は、通知された各終端装置6−21 〜6−2n の受光レ
ベル情報を基に、増幅度コントロール信号を各光増幅器
2−11 〜2−1n に送信する。
【0033】各光増幅器2−11 〜2−1n としては、
希土類元素イオン(例えば、エルビウム元素イオンEr
3+)をドープしたファイバ及び励起用半導体レーザーを
用いて光信号を光のまま高出力かつ低雑音で増幅する光
ファイバアンプを用いることができる。
【0034】図5に本発明の減衰量又は増幅度のコント
ロール信号生成フローを示す。各終端装置の光モジュー
ル(O/E変換部)は、下りフレームの光信号を電気信
号に変換し、その電気出力レベルをコントロール信号生
成部に出力する。コントロール信号生成部は、受信レベ
ル検出回路、レベル比較回路及び減衰量設定回路又は自
動パワー制御(APC)設定回路により構成されるもの
である。
【0035】コントロール信号生成部では、光モジュー
ル(O/E変換部)からの電気出力レベルにより受信光
レベルを検出し(5−1)、該受信光レベルをレベル比
較回路に出力する。レベル比較回路では、該受信光レベ
ルと各終端装置の設定レベルとを比較する(5−2)。
該設定レベルは、各終端装置に搭載される光モジュール
(O/E変換部)の最低受光感度を僅かに上回るレベル
とする。
【0036】比較の結果、受信光レベルが設定レベルと
等しい場合(5−3)、受信光レベルが設定レベルより
大きい場合(5−4)、又は受信光レベルが設定レベル
より小さい場合(5−5)のそれぞれの場合に対応し
て、受信光レベルを現状維持させるレベル設定のコント
ロール信号の生成(5−6)、受信光レベルを低下させ
るレベル設定のコントロール信号の生成(5−7)、又
は受信光レベルを上昇させるレベル設定のコントロール
信号の生成(5−8)を行い、それらのコントロール信
号の一つを選択し(5−9)、該コントロール信号をデ
ィジタルアナログ(D/A)変換し(5−10)、各光
減衰器又は光増幅器へ送信する。
【0037】なお、上記コントロール信号の生成に当た
っては、図示のようにディジタルアナログ(D/A)変
換回路のほか、レベル比較回路を含めた演算増幅器(O
Pアンプ)等により生成するように構成することもでき
る。
【0038】ここで、例えば、端局装置及び終端装置に
使用する光モジュールの特性として、以下の光モジュー
ルを使用したものとする。 (i)端局装置の光送信出力:+1.5dBm (ii)終端装置の最小受信感度:−33.0dBm (iii )反射減衰量:18.0dB (iv)端局装置の受信に影響がない反射光のレベル:−
45.0dBm
【0039】各終端装置までの距離を0m(光ファイバ
損失を0dB)と仮定し、光スターカプラの挿入損失を
14.5dBとした場合、伝送路損失は14.5dBで
あり、終端装置に到達する下り信号のレベルは、−1
3.0dBmであり、その反射光として端局装置に入力
されるレベルは、以下のとおりである。 −13.0dBm(下り信号レベル)−18.0dB
(反射減衰量)−14.5dB(光スターカプラの挿入
損失)=−45.5dBm
【0040】ここで、光スターカプラによる分岐数を1
6と仮定すると、反射光は16方路から到来して合成さ
れることになり、12dBのレベル上昇が考えられる。
つまり、1方路あたりは、−45.5dBmであるが、
合成波の反射波レベルは、−33.5dBmとなる。
【0041】この合成波の反射波レベル−33.5dB
mが、前述の「端局装置の受信に影響がない反射光のレ
ベル:−45.0dBm」以下になるように、光減衰器
又は光増幅器を用いて光スターカプラから出力される下
り信号の光レベルを低下させればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各終端装置からの反射光のレベルが一定レベル以下にな
るように個別に下りフレーム信号のレベルを調整し、上
りフレーム信号と反射光とに時間的な重なり合いが生じ
ても、端局装置で上りフレーム信号が正常に受信される
ようにし、時分割双方向伝送のフレームフォーマット上
にガードタイムを設けることなく、下りフレームの受信
終了直後に上りフレームの送信を開始する構成としたこ
とにより、主信号の伝送帯域を制限する時間帯を設ける
必要がなくなり、ガードタイムを設けた従来のシステム
に比べ、主信号伝送帯域を増加させることができる。
【0043】また、反射光の伝送遅延による影響は、端
局装置の受信に全く関係しないので、従来ガードタイム
によって制約された端局装置と終端装置との間の伝送遅
延時間の制限がなくなり、端局装置と終端装置との間の
伝送可能距離を任意に適宜延長することができる。
【0044】従って、本発明は、主信号の帯域を1フレ
ーム中で可能な最大限の帯域を確保することができ、ま
た、伝送距離を1フレーム中で可能な限り延長が可能と
なり、FTTH(Fiber To The Home )やFTTC(Fi
ber To The Curb )など様々な形態の光アクセスネット
ワークに適用することにより、光加入者系システムの導
入が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光減衰器を用いた本発明の第1の実施形態を示
す図である。
【図2】光増幅器を用いた本発明の第2の実施形態を示
す図である。
【図3】光減衰量を自動制御する本発明の第3の実施形
態を示す図である。
【図4】光増幅度を自動制御する本発明の第4の実施形
態を示す図である。
【図5】本発明の減衰量又は増幅度のコントロール信号
生成フローを示す図である。
【図6】端局装置と終端装置間の下りTDM/上りTD
MA伝送方式を示す図である。
【図7】従来の下りTDM/上りTDMA伝送のフレー
ムフォーマット示す図である。
【図8】従来の下りTDM/上りTDMA伝送のフレー
ムフォーマット示す図である。
【符号の説明】
1−11 〜1−1n 光減衰器 6−1 端局装置 6−21 〜6−2n 終端装置 6−3 光スターカプラ(分岐回路) 6−4,6−41 〜6−4n 光ファイバ(伝送路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/44 (72)発明者 古谷 暁子 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 川添 宣明 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA05 CA09 DA03 DA05 DA12 DA42 FA01 5K033 AA09 DA15 DB02 DB22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下り信号を送信し上り信号を受信する第
    1の光信号送受信装置と、該第1の光信号送受信装置と
    1芯の光ファイバで接続された光スターカプラと、該光
    スターカプラと1芯の光ファイバにより接続され、下り
    信号を受信し上り信号を送信する第2の複数の光信号送
    受信装置とを含み、該第1の光信号送受信装置と該第2
    の各光信号送受信装置との間で1波長の光信号を用いた
    時分割双方向伝送を行う光ネットワークにおいて、 前記光スターカプラと第2の各光信号送受信装置との間
    に、光信号のレベルを調整するレベル調整手段をそれぞ
    れ備え、各レベル調整手段は、下り信号の前記第2の各
    光信号送受信装置からの反射光が所定レベル以下になる
    ように下り信号の送出レベルを低下させるように設定さ
    れている、ことを特徴とする光ネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記レベル調整手段として、光減衰器又
    は光増幅器を用い、該光減衰器又は光増幅器は、下り信
    号の送出レベルが前記第2の各光信号送受信装置におけ
    る受信可能な最低受光レベルを上回るように、減衰量又
    は増幅度が設定されていることを特徴とする請求項1に
    記載の光ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記レベル調整手段として可変光減衰器
    又は可変光増幅器を用い、該可変光減衰器又は可変光増
    幅器の減衰量又は増幅度を、前記第2の各光信号送受信
    装置における下り信号の受光レベルに応じて制御するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光ネットワーク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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