JP2002063344A - 債権書類管理システム - Google Patents

債権書類管理システム

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JP2002063344A
JP2002063344A JP2000251932A JP2000251932A JP2002063344A JP 2002063344 A JP2002063344 A JP 2002063344A JP 2000251932 A JP2000251932 A JP 2000251932A JP 2000251932 A JP2000251932 A JP 2000251932A JP 2002063344 A JP2002063344 A JP 2002063344A
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Mitsumasa Matsuzaki
光昌 松崎
Masahiro Furunaka
昌弘 古中
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EIGHTEENTH BANK Ltd
Kumahira Safe Co Inc
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EIGHTEENTH BANK Ltd
Kumahira Safe Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融業務において締結される債権書類の管理
を効率化することを目的とする。 【解決手段】 金融業務の主要情報を管理するホストコ
ンピュータ10と、前記ホストコンピュータ10が出力
した債権書類に関するデータを債権書類データベース6
に取得・保存するとともに、検索することが可能な管理
コンピュータ1と、前記管理コンピュータ1に債権書類
を特定する情報を入力する入力手段2,3と、債権書類
を個別にファイルして所定の位置に収納するための収納
棚8と、前記管理コンピュータ1からの入庫又は出庫指
令を出力する出力手段4,5とを有する債権書類管理シ
ステムにおいて、個別約定書の新規入庫の際に対応する
基本約定書の管理状況を検索して出力することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の金融機関
の債権書類を管理するシステムに関し、特にローン等の
融資契約を行う際に、貸し手と借り手の間で交わされる
基本約定書及び個別約定書を管理するシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀行等が融資を行う場合には、
基本約定書と個別約定書の2種類の債権書類を取り交わ
している。基本約定書というのは、融資を受ける者(以
下、「借り手」という)と銀行等の二者間で、個別の契
約とは別に基本的な取り決め内容について締結する約束
を記した証書であり、借り手が種々の融資を受ける際に
同じ借り手に共通する約束事について約定している。個
別約定書というのは、二者間で締結している基本約定書
を前提にして、個別ごとの取引について二者間で締結さ
れた約定書をいう。
【0003】つまり、基本約定書は取引ごとではなく、
人又は法人ごとに取り交わされている。そのため、基本
約定書の数と個別約定書の数の比は、1:n(nは1以
上)となるのが通常である。個別約定書は各々ファイル
され、個別に保管される。基本約定書も個別約定書とは
別に、個別に保管されている。即ち、個別約定書と基本
約定書はセットで同一ファイルに保管はされず、別のフ
ァイルで保管されている。これは、基本約定書が複数の
個別約定書と関連を持っているため、ある一つの約定書
とセットにしてしまうことはできないからである。
【0004】新規の顧客に融資を行う場合、借り手と貸
し手の間で、まず基本約定書を締結し、融資ごとに個別
約定書を締結する。一方、既に基本約定書を締結してい
る借り手に新たな融資を行う場合には、新たな個別契約
書のみが締結され、作成された個別約定書が本部の検査
部門に送られる。そして、検査部門では、その借り手と
の間で締結している基本約定書と照らし合わせて内容の
検証を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の債権書類の管理方法においては、検査部門が新たな個
別約定書を検査する時に、個別約定書に対応する基本約
定書を参照するため棚から探す必要があったが、対応す
る基本約定書はどれか、また、その基本約定書は棚のど
こにあるのかを探すのは非常に手間を要した。また、基
本約定書が未着又は出庫中の場合、どういう理由で無い
のか、どこにあるのか、また、いつになったら返却され
るのかは容易にはわからず、業務処理上の無駄が多かっ
た。そこで、前記問題点に鑑み、本発明では、新規に作
成された個別約定書のデータを登録する際に、対応する
基本約定書の状態を容易に把握することができ、検査の
処理効率を向上する債権書類の管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では債権書類の管理システムにおいて、個別
約定書の受付業務の際に、対応する基本約定書の利用状
況を出力するように構成した。即ち、請求項1の発明で
は、金融業務の主要情報を処理・保存し、債権書類に関
するデータを出力するホストコンピュータと、前記ホス
トコンピュータが出力した債権書類に関するデータを取
り込み、債権書類データベースに保存するとともに、前
記債権書類データベースから前記債権書類に関するデー
タを検索することが可能な管理コンピュータと、前記管
理コンピュータに債権書類を特定する情報を入力する入
力手段と、債権書類を個別にファイルして所定の位置に
収納するための収納棚と、前記管理コンピュータからの
入庫又は出庫指令を出力する出力手段とを有する債権書
類管理システムであって、前記債権書類データベースは
各個別約定書に対応する基本約定書を特定する情報を有
し、前記管理コンピュータは前記債権書類データベース
を参照して個別約定書に対応する基本約定書のデータを
検索する手段と、前記収納棚に書類が有る場合は基本約
定書の保管位置を示す出庫受付リストを前記出力手段よ
り出力させる手段と、前記収納棚に書類が無い場合は基
本約定書が無い原因を示すエラーリストを前記出力手段
から出力させる手段とを有するように債権書類管理シス
テムを構成した。
【0007】このように構成することにより、基本約定
書を締結済みの顧客と新規の融資契約をした時に、個別
約定書に関するデータはホストコンピュータに読み込ま
れる。その後、ホストコンピュータから個別約定書に関
するデータが出力される。出力された個別約定書に関す
るデータは管理コンピュータに取り込まれ、債券書類デ
ータベースとして蓄積される。個別約定書の検査をする
場合には、入力手段からの指示により、管理コンピュー
タで対応する基本約定書のデータが検索される。基本約
定書が収納棚に有る場合は基本約定書の保管位置が示さ
れた出庫受付リストを出力手段から出力させるので、出
力された出庫受付リストを見て簡単に基本約定書を探し
出して検査を行うことができる。また、基本約定書が収
納棚に無い場合はエラーリストを出力手段から出力させ
るので、出力されたエラーリストを見て出庫の状況を容
易に把握することができる。
【0008】なお、請求項1において、ホストコンピュ
ータが「出力した」債権書類に関するデータとは、例え
ば、ある融資についての債権書類のデータをフレキシブ
ルディスクに出力したデータや、ホストコンピュータか
ら通信手段により管理コンピュータに送信される債権書
類のデータ等があげられる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
適宜図面を参照しながら説明する。図1は本発明の債権
書類管理システム及び金融機関支店の端末を示すブロッ
ク図である。
【0010】管理コンピュータ1は本発明の債権書類管
理システムの中心となるコンピュータである。管理コン
ピュータ1には、債権書類を特定したり、その他の情報
の入力を行ったりすることができる入力手段であるキー
ボード2及び債権書類を特定する入力手段であるバーコ
ードリーダ3と、債権書類の管理状況等を印刷する出力
手段であるプリンタ4と、債権書類の検索結果及び処理
メニュー等を表示する出力手段の一つであるディスプレ
イ5と、債権書類のデータが格納され、管理コンピュー
タ1により読出し、書込み可能な債権書類データベース
6を記録された記憶装置が接続されている。管理コンピ
ュータ1は内部の図示しない記憶装置に記録されたプロ
グラムにより実行可能な検索手段7を有しており、検索
手段7を通じて債権書類データベース6から債権書類に
関するデータを検索できるようになっている。
【0011】収納棚8は、実物の債権書類をファイルに
入れた後収納しておく棚であり、保管位置をブロック単
位で特定できるように、列数、連数、段数等がその列、
連、段に記されている(図示せず)。管理コンピュータ
1とその接続機器及び収納棚8は作業の便宜のため通常
同一場所に集められ債権書類の管理センタAに設置され
る。
【0012】ホストコンピュータ10は金融業務に関す
る主要情報を保存する記憶装置11を管理するコンピュ
ータであり、各支店に有る支店端末12から新規融資の
情報や債権の完済の情報を受け付けて、記憶装置11に
保存することにより管理を行うようになっている。支店
端末12からホストコンピュータ10に送られてきた金
融業務に関する新しい情報は、ホストコンピュータ10
から管理コンピュータ1に通信手段を介して送信され、
管理コンピュータ1で債権書類の管理のために利用され
る。なお、ホストコンピュータ10から管理コンピュー
タ1へは、一度フレキシブルディスク等の記憶媒体に出
力し、この記憶媒体を管理コンピュータ1で読み込むこ
とによりデータを移動することもできる。また、図1に
は支店端末12は1つしか図示していないが、通常複数
の支店端末がホストコンピュータ10に接続される。
【0013】以上が、本発明の債権管理システムの基本
構成であるが、本発明の特徴部分の動作を説明する前
に、図2、図3、図4を参照しながら、本発明の債権書
類管理システムにより行うことのできる金融業務の手順
の概要を説明する。図2、図3、図4は本発明の債権書
類管理システムにより行われる金融業務の手順を説明す
る図であり、図2が新たな融資契約があった時に行う新
規入庫、図3が債権書類を収納棚から貸し出す出庫、図
4が貸し出した債権書類を収納棚に戻す再入庫の手順を
示す図である。
【0014】《新規入庫》まず、新たな融資契約があっ
た場合の新規入庫の手順について説明する。図2に示す
ように、新たな融資契約が支店において交わされた場
合、支店において債権書類20が作成されるとともに、
支店端末12に契約内容に関するデータ(以下、「債権
データ」という)が入力される。なお、新規入庫の手順
の説明においては、既に取引実績のある顧客との新たな
融資契約を想定し、基本約定書は金融機関に保存されて
いるものとする。従って、流れる債権書類としては個別
約定書のみが想定される。支店端末12で入力された債
権データは金融機関全体の債権データの管理をしている
ホストコンピュータ10に送信され、ホストコンピュー
タ10に接続された記憶装置11に記録される。記憶装
置11に記録された債権データは、通信手段やフレキシ
ブルディスク等の記憶媒体を介して管理センタAに送信
される。
【0015】〔1〕書類情報登録 管理センタAの管理コンピュータ1では、債権書類20
が届く前に、前記した債権データを債権書類データベー
ス6に未受領書類として登録する書類情報登録がなされ
る。 〔2〕書類受領入力 債権書類20が管理センタAに届いたら、未受領書類と
して登録された債権データを債権書類データベース6か
ら検索するために必要な事項を入力し、書類情報が見つ
かったら債権書類20を特定するバーコードラベル21
及び、対応する基本約定書の出庫受付リスト31をプリ
ンタ4により印刷する。通常、全くの新規顧客を除き、
その顧客の基本約定書25が収納棚8のどこかに収納さ
れているので、担当者が出庫受付リスト31に従って基
本約定書25を探し出して、検査部門の担当者に債権書
類20、基本約定書25、及びバーコードラベル21を
渡し、検査部門の担当者が債権書類20の検証を行う。 〔3〕入庫 検証の結果問題が無ければ、債権書類20を収納する作
業に入る。債権書類20を収容し、バーコードラベル2
1で封印したファイル22のバーコードラベル21をバ
ーコードリーダ3により読み込む。そして、管理コンピ
ュータ1のディスプレイ5に表示される新規入庫の画面
(図示せず)において、登録内容を確認した後、入庫を
する指示をキーボード2により入力すると、プリンタ4
から入庫受付リスト23が出力される。担当者は入庫受
付リスト23で収納棚8の指示された位置にファイル2
2を収納する。
【0016】《出庫》次に、他の契約の検査の参考にし
たい場合等で、債権書類を収納棚8から借り出す場合の
出庫の手順について説明する。図3に示すように、書類
を借り出したい者が、ホストコンピュータ10を通じ
て、又は直接に出庫依頼票30を記入して管理センタA
の出庫担当者に渡す。出庫担当者は、出庫依頼票に基づ
き、債権書類20を特定するデータを管理コンピュータ
1のディスプレイ5に表示される出庫受付画面(図示せ
ず)に入力し、プリンタ4から出庫受付リスト31を出
力させる。出庫受付リスト31にはその債権書類20が
収納棚8のどこに収納されているかが記載されているの
で、出庫担当者が出庫受付リスト31の指示に基づき、
収納棚8から借り出すべき債権書類20の入ったファイ
ル22を探し出す。ファイル22にはその債権書類20
を特定するバーコードラベル21が貼られているのでバ
ーコードリーダ3によりバーコードラベル21を読み込
み債権書類20を特定して、キーボード2により管理コ
ンピュータ1にその債権書類20が出庫されたことを入
力する。
【0017】《再入庫》次に、出庫中の債権書類20を
収納棚に戻す再入庫の手順について説明する。図4に示
すように、管理センタAに戻されたファイル22を再入
庫することをキーボード2により入力するとバーコード
ラベルがプリンタ4により印刷される。債権書類20の
確認を検査部門の担当者が行うと、バーコードラベル2
1でファイル22を封印し、収納する作業に入る。再入
庫担当者がバーコードリーダ3によりバーコードラベル
21を読みこみ、再入庫することをキーボード2により
入力すると、プリンタ4からは入庫受付リスト23が出
力される。再入庫担当者は入庫受付リスト23に記載さ
れた保管位置に従い、ファイル22を収納棚8に収納す
る。
【0018】以上のように、本発明の債権書類管理シス
テムでは、債権書類20の新規入庫、出庫、再入庫の際
に債権書類20の入庫位置、出庫状況を管理することが
できる。特に本発明においては、個別約定書の検査の際
にその特徴を有する。次に、本発明の債権書類管理シス
テムにおける個別約定書の検査時の動作について詳述す
る。
【0019】図5は、書類情報登録の動作のフローチャ
ートであり、図6は書類受領入力及び入庫の動作のフロ
ーチャートである。
【0020】まず、新規の融資契約があった場合に管理
センタAにある管理コンピュータ1に書類情報を登録す
るまでの動作を説明する。支店において、融資契約が交
わされると(S10)、支店の担当者が支店端末12に
契約の内容を入力し(S10)、契約書の書類情報がホ
ストコンピュータ10に登録される(S11)。
【0021】ホストコンピュータ10に契約書の書類情
報が登録されると、ホストコンピュータ10から管理コ
ンピュータ1へ通信手段により書類情報が転送される
(S12)。転送された契約書の書類情報は、管理コン
ピュータ1で債権書類データベース6として蓄積され
る。図7は債権書類データベースの例を示す図である。
図7の各カラムのうち、状況種別とは、債権書類の利用
状況を示す情報であり、例えば、00は入庫中、91は
出庫中、03は支店出庫中、06は不備出庫中等を特定
するコード番号である。大分類とは、債権書類の分類を
特定する情報であり、例えば、01であれば基本約定
書、02は当座貸越約定書、03は先物外国為替取引に
関する約定書を特定するコード番号となる。管理コンピ
ュータ1では、転送された書類情報が個別約定書類情報
か基本約定書類情報かを、書類情報の大分類の項目を参
照することにより判断する(S13)。
【0022】大分類が01では無かった場合、即ち書類
情報が個別約定書類情報であった場合には、債権書類デ
ータベース6内の債権書類データベースに書類情報を登
録する(S14)。大分類が01だった場合、即ち書類
情報が基本約定書類情報であった場合には、債権書類デ
ータベース6から基本約定登録を検索し(S15)、同
一顧客の基本約定登録が存在するか否かを判断する(S
16)。基本約定登録が既に存在していた場合には、重
ねての登録は不要なので処理を終了し(S17)、存在
していなかった場合には債権書類データベース6にその
基本約定書類情報を新規登録する(S18)。
【0023】以上の動作により、書類情報が管理コンピ
ュータ1に登録される。この状態では、未だ実物の債権
書類20は管理センタAに届いていないので、書類は未
受領であるとして書類情報が登録されている。
【0024】次に、図6を参照して、管理センタAに実
物の債権書類20が到着後、債権書類20が収納棚8に
収納されるまでの動作を説明する。なお、ここでは既に
融資実績のある顧客の債権書類を想定し、基本約定書は
収納棚8に一度は収納されたことがあるものとする。
【0025】債権書類20が管理センタAに到着する
と、書類受領入力の担当者が管理コンピュータ1のディ
スプレイ5に表示される受領入力画面(図示せず)で顧
客コード等の債権書類20を特定する情報を入力する
(S20)。管理コンピュータ1は、転送されている書
類情報の中から、該当するレコードを検索し、自動的に
債権書類20の保管番号を採番し(S21)、保管位置
を割り当てて(S21)、バーコードラベル21をプリ
ンタ4により印刷し(S21)、さらにプリンタ4から
受領入力が正常に行われたことを示す書類受領入力正常
リストを出力する(S21)。そして、割り当てられた
保管位置は債権情報データベース6に追加して記録され
る。
【0026】同時に管理コンピュータ1は債権書類2
0、即ち今の場合個別約定書26に対応する基本約定書
25が収納棚8に入庫されているか否かを債権書類デー
タベース6内の基本約定登録を検索することにより判断
する(S22)。
【0027】対応する基本約定登録を検索する手法とし
ては、例えば個別約定書の書類情報の大分類を02等か
ら01に置き換えて、「大分類+店番+種別+口座番号
+補助番号」をキーとして、債権書類データベース6を
検索することにより行うことができる。基本約定登録を
検索した結果、基本約定登録の状況種別が00ではない
場合、即ち基本約定書が無かった場合にはプリンタ4に
より書類受領入力エラーリストを出力する(S23)。
書類受領入力エラーリストには状況種別のコード番号に
応じて基本約定書25が収納棚8に無い原因、例えば不
備出庫中であるとか、支店出庫中である等の情報が記載
されている。
【0028】一方、検索した基本約定登録の状況種別が
00であった場合、即ち基本約定書25が有った場合に
は、プリンタ4により基本約定書出庫受付リストが出力
される(S24)。基本約定書出庫受付リストには、保
管位置のカラムを参照して、基本約定書が収納されてい
る位置や顧客名等が記載されており、担当者は基本約定
書出庫受付リストに基づいて収納棚8から基本約定書の
入ったファイル22を探し出す。前記ファイルには基本
約定書を特定するバーコードラベル21が貼られてお
り、担当者はバーコードラベルをバーコードリーダ3に
より読み込むことにより基本約定書25を特定し、出庫
受付を行う(S25)。
【0029】基本約定書25を出庫できたら、受領入力
の担当者は届けられた債権書類20である個別約定書2
6とバーコードラベル21とを合わせて検査部の担当者
に渡す。検査部の担当者は個別約定書26の記載内容、
筆跡や印影等を基本約定書25と照合して、個別約定書
26の記載に問題が無いかどうか検証する(S26)。
【0030】検証の結果、個別約定書26の記載に問題
が無ければ、バーコードラベル21でファイル22を封
印し、個別約定書のファイル22のバーコードラベル2
1をバーコードリーダ3により読み込んで入庫受付を行
う(S27)。入庫受付を行うと、プリンタ4から入庫
受付リスト26が出力されるので、入庫担当者が入庫受
付リスト26の記載に従い、収納棚8の指示された位置
に個別約定書26を収納する。同様に基本約定書25に
ついても入庫受付を行い、収納棚8の所定の位置に基本
約定書25を収納する。
【0031】一方、検証の結果、個別約定書26の記載
に不備があった場合、不備がある旨をキーボード2から
管理コンピュータ1に入力して、不備出庫受付を行う
(S28)。不備があった個別約定書26は支店に返送
される。
【0032】以上のようにして、本発明の債権書類管理
システムでは、債権書類の新規入庫の際に、対応する基
本約定書25の保管位置を受領入力の際に検索して出庫
受付リスト31として出力するため、容易に基本約定書
25を探し出すことができる。また、基本約定書25が
収納棚8に無い場合でも、その原因について記載したエ
ラーリストを表示するため、不要に基本約定書25を探
すのに時間を取られることが無く、業務の飛躍的な効率
化を図ることができる。
【0033】このように、本発明は金融機関における債
権の個別約定書26の書類入庫において、個別の契約の
際に、その顧客ごとの契約書類である基本約定書25を
照合する必要があるという特有の事情に鑑み、対応する
基本約定書25の検索機能を債権書類管理システムに組
み込み、検査の処理効率の向上という課題を解決したも
のである。
【0034】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は前記実施の形態には制限されない。例え
ば、キーボード2やバーコードリーダ3は債権書類を特
定する情報を入力する入力手段の一例としてあげたもの
であり、マウスや手書き入力装置、音声入力装置等、債
権書類を特定することができるものであれば、あらゆる
入力装置を使用することができる。同様に出力装置につ
いても、例示したプリンタ、ディスプレイに限らず、音
声出力装置等あらゆる出力装置を使用することができ
る。また、実施の形態においては出庫又は入庫受付リス
トを出力するプリンタと、バーコードラベルを出力する
プリンタとを1つのプリンタで共用していたが、これら
をそれぞれ個別のプリンタで出力するように構成するこ
ともできる。
【0035】また、収納棚は、保管位置を特定できる棚
であればよいので、例示したような列、連、段位置等が
記載されたものにとどまらず、管理コンピュータ1と連
携して、保管位置を収納棚の一部に直接表示する出力手
段を兼ね合わせたものでもよい。
【0036】また、債権書類データベースの構造は図7
に例示したものには限られない。例えば、さらに他の情
報を付加することもできるし、基本約定書類と、個別約
定書類を別のデータベースに分けても良いし、債権書類
の保管位置も別途データベースを構築することもでき
る。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、債
権書類管理システムにおいて、個別約定書を新規入庫す
る際に対応する基本約定書のデータを参照して入庫・出
庫の状況を把握できるので、債権書類の受付業務処理、
特に検査の処理効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の債権書類管理システム及び金融機関支
店の端末を示すブロック図である。
【図2】新たな融資契約があった時に行う新規入庫の手
順を示す図である。
【図3】債権書類を収納棚から貸し出す出庫の手順を示
す図である。
【図4】貸し出した債権書類を収納棚に戻す再入庫の手
順を示す図である。
【図5】書類情報登録の動作のフローチャートである。
【図6】書類受領入力及び入庫の動作のフローチャート
である。
【図7】債権書類データベースの例を示す図である。
【符号の説明】
1…管理コンピュータ、2…キーボード、3…バーコー
ドリーダ、4…プリンタ、5…ディスプレイ、6…記憶
装置、8…収納棚、10…ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古中 昌弘 広島県広島市南区宇品東二丁目4番34号 株式会社熊平製作所内 Fターム(参考) 5B055 CA05 FA01 FB03 FB04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金融業務の主要情報を処理・保存し、債
    権書類に関するデータを出力するホストコンピュータ
    と、前記ホストコンピュータが出力した債権書類に関す
    るデータを取り込み、債権書類データベースに保存する
    とともに、前記債権書類データベースから前記債権書類
    に関するデータを検索することが可能な管理コンピュー
    タと、前記管理コンピュータに債権書類を特定する情報
    を入力する入力手段と、債権書類を個別にファイルして
    所定の位置に収納するための収納棚と、前記管理コンピ
    ュータからの入庫又は出庫指令を出力する出力手段とを
    有する債権書類管理システムであって、前記債権書類デ
    ータベースは各個別約定書に対応する基本約定書を特定
    する情報を有し、前記管理コンピュータは前記債権書類
    データベースを参照して個別約定書に対応する基本約定
    書のデータを検索する手段と、前記収納棚に書類が有る
    場合は基本約定書の保管位置を示す出庫受付リストを前
    記出力手段より出力させる手段と、前記収納棚に書類が
    無い場合は基本約定書が無い原因を示すエラーリストを
    前記出力手段より出力させる手段とを有することを特徴
    とする債権書類管理システム。
JP2000251932A 2000-08-23 2000-08-23 債権書類管理システム Pending JP2002063344A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017146844A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 株式会社三井住友銀行 融資事務自動点検システムおよび方法
JP7515449B2 (ja) 2021-03-29 2024-07-12 株式会社オービック 書類受領状況管理装置、書類受領状況管理方法、および、書類受領状況管理プログラム

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