JP2002063287A - 電子新聞配送システム及び電子新聞配送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新聞の情報を電子化して配信する。 【解決手段】 電子新聞提供装置１００は、記事データ
生成手段１１０で記事データを生成する。コンテンツ生
成手段１２０は、記事データに基づいて、電子新聞のコ
ンテンツを生成し、コンテンツ配信装置２００に送る。
コンテンツ配信装置２００は、コンテンツを取得し、コ
ンテンツ記憶手段２１０に記憶する。コンテンツ配信手
段２３０は、管理情報記憶手段２２０の管理情報に基づ
き所定のコンテンツを配信またはダウンロードする。受
信端末装置３００は、配信されたコンテンツをコンテン
ツ取得手段３１０で取得し、コンテンツ記憶手段３２０
に記憶する。そして、コンテンツダウンロード手段３３
０は、所定のタイミングでコンテンツのダウンロードを
行なう。ビューワー５００は、コンテンツ取得手段５１
０によりコンテンツを取得し、コンテンツ記憶手段５２
０に記憶する。記憶されたコンテンツは、利用者の要求
に応じてコンテンツ再生手段５３０で再生される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電子新聞配送システ
ム及び電子新聞配送方法に関し、特に利用者に電子化さ
れた新聞を提供する電子新聞配送システム及び電子新聞
配送方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、社会の出来事を広く人々に伝達す
るために、新聞・ラジオ・テレビ等の報道機関によって
ニュースが提供されている。

【０００３】このうち新聞は、ラジオやテレビと比較し
て即時性については劣るが、記事が紙に印刷されている
ため、必要な情報の保存ができ、また必要なときに繰り
返して読める等という特徴がある。また、その歴史的背
景等から、新聞の記事に対する人々の信頼が高いこと等
から、今後も新聞は報道の中心的存在となることが期待
されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の新聞
は、新聞社において印刷し、各家庭や店頭に配送して供
給するシステムであるため、テレビやラジオ等の比較し
てニュースの即時性に劣る他、印刷や配送のコストがか
かるという問題がある。

【０００５】近年では、記事の編集から印刷までの工程
は、コンピュータにより処理されており、原稿の締め切
り時間は印刷開始の直前まで延びてはいるが、やはり、
印刷工程及び配送を考慮した原稿の締め切りがある。こ
のため、即時性に劣るという問題が生じる。

【０００６】また、新聞社において新聞を紙に印刷し、
これを各家庭や店頭に配送しなければならないため、紙
に印刷するコスト及び配送のコストがかかるという問題
がある。また、大量の情報を紙面に印刷するため、新聞
の紙面は大きく、持ち運びや閲覧に不便であるという問
題も生じる。さらに、紙面に記事を印刷するため、写真
や絵等の画像データと文字のテキストデータしか取り扱
うことができないという問題もある。

【０００７】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、新聞の情報を電子化して配信することにより
上記課題を解決する電子新聞配送システム及び電子新聞
配送方法を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、利用者に電子化された電子新聞を提供す
る電子新聞配送システムにおいて、前記電子新聞の記事
データを生成する記事データ生成手段と、前記記事デー
タ生成手段により生成された記事データに基づいて前記
電子新聞のコンテンツを生成するコンテンツ生成手段
と、を備えた電子新聞提供装置と、前記電子新聞提供装
置より取得した前記電子新聞のコンテンツを記憶するコ
ンテンツ記憶手段と、前記コンテンツの配信先を含む配
信の管理に用いる管理情報を記憶する管理情報記憶手段
と、前記管理情報に基づき前記コンテンツ記憶手段に記
憶されたコンテンツを所定の通信路を経由して配信また
はダウンロードするコンテンツ配信手段と、を備えたコ
ンテンツ配信装置と、前記コンテンツ配信装置より配信
されたコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前
記コンテンツ取得手段により取得したコンテンツを記憶
するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に
記憶した所定のコンテンツをダウンロードするコンテン
ツダウンロード手段と、を備えた受信端末装置と、前記
受信端末装置あるいは前記コンテンツ配信装置よりダウ
ンロードされたコンテンツを取得するコンテンツ取得手
段と、前記コンテンツ取得手段により取得したコンテン
ツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツを
再生するコンテンツ再生手段と、を備えたビューワー
と、を有することを特徴とする電子新聞配送システム、
が提供される。

【０００９】このような構成の電子新聞配送システムで
は、電子新聞提供装置は、記事データ生成手段により電
子新聞の記事データを生成する。コンテンツ生成手段
は、記事データ生成手段の生成した記事データに基づい
て、電子新聞のコンテンツを生成する。電子新聞提供装
置により生成された電子新聞のコンテンツは、コンテン
ツ配信装置に送られる。コンテンツ配信装置は、コンテ
ンツを取得し、これをコンテンツ記憶手段に記憶する。
また、予め、コンテンツの配信を管理する管理情報を管
理情報記憶手段に記憶している。コンテンツ配信手段
は、管理情報に基づきコンテンツ記憶手段に記憶された
コンテンツを所定の通信路を経由して配信またはダウン
ロードする。受信端末装置は、配信されたコンテンツを
コンテンツ取得手段で取得し、これをコンテンツ記憶手
段に記憶する。そして、コンテンツダウンロード手段
は、所定のタイミングでコンテンツのダウンロードを行
なう。ビューワーは、コンテンツ取得手段により、受信
端末装置あるいはコンテンツ配信装置よりコンテンツを
取得し、コンテンツ記憶手段に記憶する。記憶されたコ
ンテンツは、利用者の要求に応じてコンテンツ再生手段
で再生される。

【００１０】また、上記課題を解決するため、利用者に
電子化された電子新聞を提供する電子新聞配送方法にお
いて、前記電子新聞を提供する電子新聞提供装置が、前
記電子新聞に掲載する記事データを生成し、前記記事デ
ータに基づいて前記電子新聞のコンテンツを生成する手
順と、前記電子新聞を配信するコンテンツ配信装置が、
前記電子新聞のコンテンツを所定の記憶手段に記憶する
とともに、予め、記憶されたコンテンツ配信の管理情報
に基づき前記コンテンツを所定の通信路を経由して配信
あるいはダウンロードする手順と、受信端末装置が、必
要に応じて前記配信されたコンテンツを取得し、任意の
記憶手段に記憶するとともに、所定のタイミングでコン
テンツのダウンロードを行なう手順と、ビューワーが、
前記ダウンロードにより前記電子新聞のコンテンツを取
得し、前記取得したコンテンツを任意の記憶手段に記憶
するとともに、利用者の要求に応じて前記取得したコン
テンツを再生する手順と、を有することを特徴とする電
子新聞配送方法、が提供される。

【００１１】このような手順の電子新聞配送方法では、
まず、電子新聞提供装置が、電子新聞に掲載する記事デ
ータを生成する。生成された記事データに基づいてコン
テンツが生成され、コンテンツ配信装置の所定の記憶手
段に記憶される。所定の記憶手段に記憶されたコンテン
ツは、管理情報に従って所定の通信路を経由して配信、
あるいはダウンロードされる。受信端末装置は、配信さ
れたコンテンツを取得し、これを任意の記憶手段に記憶
する。記憶したコンテンツは、所定のタイミングでダウ
ンロードする。ビューワーは、受信端末装置あるいはコ
ンテンツ配信装置からコンテンツを取得し、コンテンツ
を任意の記憶手段に記憶する。また、記憶したコンテン
ツは、利用者の要求に応じて再生される。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態で
ある電子新聞配信システムの構成図である。

【００１３】本発明に係る電子新聞配送システムは、電
子新聞を提供する電子新聞提供装置１００、電子新聞の
コンテンツを配信するコンテンツ配信装置２００、コン
テンツを受信する受信端末装置３００、コンテンツを記
憶するメモリカード４００、及び、電子新聞を再生する
ビューワー５００とから構成される。

【００１４】電子新聞提供装置１００は、電子新聞に掲
載する記事データを生成する記事データ生成手段１１
０、及び記事データからコンテンツを生成するコンテン
ツ生成手段１２０とから構成される。

【００１５】記事データ生成手段１１０は、電子新聞に
掲載する記事や広告等の記事データを作成し、コンテン
ツ生成手段１２０に送る。記事データとして、従来の写
真等の画像データや、テキストデータの他に、音声や動
画等のデータを作成することもできる。また、記事デー
タは、従来のように、新聞社において作成される。

【００１６】コンテンツ生成手段１２０は、記事データ
生成手段１１０より受けた記事データを、電子配信用の
フォーマットに編集、変換し、配信事業者のコンテンツ
配信装置２００に送る。記事データは、ビューワー５０
０で参照できるデータフォーマットに変換される。電子
化されるデータフォーマットは、ＸＭＬ（ＸＨＴＭＬ）
等の汎用的なマークアップ言語を用いて、ナビゲーショ
ン機能をデータ構造として持たせ、データ構造を自由に
表現できるようにする。コンテンツ生成手段１２０によ
るコンテンツ作成は、コンテンツ作成事業をしているコ
ンテンツ作成者によって行なわれる。

【００１７】電子化された新聞データを配信する配信事
業者のコンテンツ配信装置２００は、電子新聞提供装置
１００から取得したコンテンツを記憶するコンテンツ記
憶手段２１０、コンテンツ配信の管理情報を記憶する管
理情報記憶手段２２０、及びコンテンツを配信するコン
テンツ配信手段２３０とから構成される。

【００１８】コンテンツ記憶手段２１０は、電子新聞提
供装置１００のコンテンツ生成手段１２０により生成さ
れたコンテンツを記憶する記憶手段である。コンテンツ
生成手段１２０より生成されたコンテンツは、例えば、
所定の通信ネットワーク経由で送られてくる。コンテン
ツ配信装置２００は、これを受信し、コンテンツ記憶手
段２１０に記憶されている電子新聞データをアップデー
トする。また、コンテンツ記憶手段２１０には、過去数
日分のバックナンバーをアーカイブしておき、過去のデ
ータを配信、ダウンロードできるようにしておく。

【００１９】管理情報記憶手段２２０は、コンテンツ記
憶手段２１０に記憶された電子新聞データの配信に関す
る管理情報が記憶されている。例えば、予め決められた
家庭もしくは店頭の受信端末装置３００に対して、コン
テンツ配信が行なわれる場合、その配信先のリストや、
配信タイミング等が記録されている。また、例えば、期
間購読契約を行なっているユーザからのアクセスに応じ
て配信が行なわれるような場合、アクセスしてきたユー
ザを確認するための契約者情報等が記録されている。さ
らに、例えば、配信する電子新聞データの購読料等に関
する管理情報を記憶しておくこともできる。コンテンツ
記憶手段２１０には、過去数日分のバックナンバーが保
存されており、過去のデータは経過日時により値段を変
更する等の処理を、購読料に関する管理情報に基づいて
行なうことができるようになる。

【００２０】コンテンツ配信手段２３０は、管理情報記
憶手段２２０に記憶された管理情報に従って、所定の通
信路経由で家庭もしくは店頭の受信端末装置３００に対
してコンテンツの配信を行なう。また、直接ビューワー
５００にダウンロードすることもできる。通信経路は、
衛星、ＣＡＴＶ、あるいはインターネットやパソコン通
信サービス等の通信ネットワーク等から任意のものが選
択される。もちろん、複数の通信経路を選択することも
できる。通信経路として、通信衛星（ＣＳ）あるいは放
送衛星（ＢＳ）を用いた場合、地上回線を利用した場合
に比べて、低コストで大容量のデータを送ることができ
る。また、同報性に優れているため、多くの受信端末装
置３００に同時にコンテンツを配信することができる。
通信経路として、ＣＡＴＶを利用した場合も同様に大容
量のデータを同時に多数の受信端末装置３００に送るこ
とができる。通信経路としてインターネットやパソコン
通信サービスを用いた場合、受信端末装置３００あるい
は、ビューワー５００からの個別のコンテンツ配信要求
に対して、応答することができる。

【００２１】電子化された新聞データを受信してビュー
ワー５００に転送する受信端末装置３００は、コンテン
ツ配信装置２００よりコンテンツを取得するコンテンツ
取得手段３１０、コンテンツを記憶するコンテンツ記憶
手段３２０、及び、コンテンツをダウンロードするコン
テンツダウンロード手段３３０、とから構成される。

【００２２】コンテンツ取得手段３１０は、上記説明の
ような種々の通信路経由で送られてくるコンテンツを取
得し、コンテンツ記憶手段３２０に記憶する。コンテン
ツ記憶手段３２０は、コンテンツ取得手段３１０が取得
したコンテンツを記憶する記憶手段である。

【００２３】コンテンツダウンロード手段３３０は、コ
ンテンツ記憶手段３２０に記憶されたコンテンツを、メ
モリカード４００に書き込みダウンロードする。あるい
は、ビューワー５００のコンテンツ取得手段５１０と通
信ケーブルで接続し、直接ビューワー５００にダウンロ
ードする。

【００２４】受信端末装置３００は、コンビニエンスス
トアや新聞販売店の店頭には専用端末装置という形態で
設置され、個人の家庭にはパーソナルコンピュータやセ
ットボックス、ＢＳ／ＣＳチューナーに組み込まれる。

【００２５】メモリカード４００は、受信端末装置３０
０よりダウンロードされた電子新聞のコンテンツを記録
する着脱可能な携帯型の記録媒体である。メモリカード
４００をビューワー５００に装着し、メモリカード４０
０に記憶されたコンテンツを再生する。また、受信端末
装置３００に装着し、受信端末装置３００のコンテンツ
ダウンロード手段３３０よりコンテンツの書き込みを行
なう。

【００２６】電子化された新聞データを読むための端末
であるビューワー５００は、コンテンツを取得するコン
テンツ取得手段５１０、コンテンツを保存するコンテン
ツ記憶手段５２０、及びコンテンツを再生するコンテン
ツ再生手段５３０とから構成される。ビューワー５００
は、電子新聞の閲覧を行なう小型の携帯端末である。

【００２７】コンテンツ取得手段５１０は、受信端末装
置３００が通信によりコンテンツのダウンロードを行な
った場合、あるいは、コンテンツ配信装置２００より直
接ダウンロードが行なわれた場合に、ダウンロードされ
たコンテンツを取得し、コンテンツ記憶手段５２０に記
憶する。また、必要に応じて、メモリカード４００に記
録された情報を読み込み、コンテンツ記憶手段５２０に
記憶する方法が用いられてもよい。

【００２８】コンテンツ記憶手段５２０は、コンテンツ
取得手段５１０が取得したコンテンツの内容を記憶す
る。また、受信端末装置３００がコンテンツをメモリカ
ード４００にダウンロードした場合、メモリカード４０
０をビューワー５００に装着し、メモリカード４００を
コンテンツ記憶手段５２０として取り扱うようにするこ
ともできる。

【００２９】コンテンツ再生手段５３０は、コンテンツ
記憶手段５２０に記憶されているコンテンツを再生す
る。コンテンツ再生手段５３０は、テキスト及び静止画
を表示する他、動画の再生及び音声の再生を行なうこと
ができる。

【００３０】このような構成の電子新聞配送システムの
動作及び電子新聞配送方法について説明する。電子新聞
提供装置１００では、記事データ生成手段１１０が記事
データを生成し、生成された記事データをコンテンツ生
成手段１２０へ送る。コンテンツ生成手段１２０は、記
事データを電子配信用のフォーマットに変換し、配信す
るコンテンツを生成する。コンテンツは、コンテンツ配
信装置２００に送る。コンテンツ配信装置２００では、
送られてきたコンテンツをコンテンツ記憶手段２１０に
記憶する。コンテンツ記憶手段２１０には、過去数日分
のバックナンバーを保存しておき、過去のデータを配信
できるようにしておく。コンテンツ配信手段２３０は、
予め決められた配信タイミング、あるいは、ユーザから
の要求に応じて、コンテンツ記憶手段２１０に記憶され
たコンテンツを受信端末装置３００あるいはビューワー
５００に配信する。このとき、管理情報記憶手段２２０
に記憶された管理情報が参照され、配信が行なわれる。
配信媒体としては、上記説明のように、ＢＳ／ＣＳ、Ｃ
ＡＴＶ、インターネット等がある。受信端末装置３００
では、コンテンツ取得手段３１０が、各種配信媒体を経
由して、コンテンツを取得し、コンテンツ記憶手段３２
０に記憶する。コンテンツ記憶手段３２０に記憶された
コンテンツは、コンテンツダウンロード手段３３０によ
り、メモリカード４００、あるいは、ビューワー５００
に直接ダウンロードされる。ビューワー５００では、コ
ンテンツ取得手段５１０が、通信ケーブルで接続して受
信端末装置３００から、あるいは、携帯電話等によりコ
ンテンツ配信装置２００から直接にコンテンツを取得
し、コンテンツ記憶手段５２０に記憶する。または、コ
ンテンツが記録されたメモリカード４００を装着して、
コンテンツを入手する。コンテンツ再生手段５３０は、
ユーザの要求に応じて、コンテンツ記憶手段５２０ある
いは、メモリカード４００に記憶されたコンテンツの再
生を行なう。テキストや静止画の表示の他に、動画及び
音声を再生することができる。さらに、コンテンツが電
子化されているため、ビューワー５００に、記事の検索
機能、気に入った記事をマークする機能、気に入った記
事をストックする機能、及びウェブページのブラウザー
機能等の機能を容易に付加することができる。

【００３１】このように、新聞を電子化し各種配信媒体
を用いて配信するため、新聞配送のためのコストを削減
することができる。また、印刷する必要がなく、印刷し
た新聞を配送する必要もないことから、新聞記事入稿の
締め切りが遅くなり、より新しいニュースの配信が可能
となる。また、印刷を行なわず、紙を使用することがな
いことから、資源を節約することができる。

【００３２】さらに、電子化された新聞は、テキスト及
び写真データ以外のデータを取り扱うことができるた
め、表現力が豊かになる。また、ビューワー５００の小
型化により、モバイル性が高まり、場所を選ばずに読む
ことができる。

【００３３】次に、本発明に係る電子新聞配送システム
のデータの流れについて説明する。図２は、本発明の一
実施の形態である電子新聞配送システムのデータの流れ
を示している。図１と同じものには同じ番号を付し、説
明は省略する。

【００３４】新聞社１１１０は、記事データ生成手段１
１０で新聞の記事及び広告データを作成し、コンテンツ
作成者１１２０に渡す。コンテンツ作成者１１２０は、
コンテンツ生成手段１２０により、入力した記事及び広
告データをビューワー５００で参照できるデータフォー
マットに変換し、この電子新聞コンテンツをコンテンツ
配信事業者１２００にアップロードする。コンテンツ配
信事業者１２００は、ＢＳ／ＣＳ配信装置２００ａ、Ｃ
ＡＴＶ配信装置２００ｂ、インターネット配信装置２０
０ｃ等の配信媒体に応じた配信装置を備えている。ＢＳ
／ＣＳ配信装置２００ａ、ＣＡＴＶ配信装置２００ｂ、
インターネット配信装置２００ｃは、電子新聞コンテン
ツを、販売店あるいは個人の保有する受信端末装置３０
０、あるいはビューワー５００に配信する。コンテンツ
配信は、例えば、ＢＳ／ＣＳ配信装置２００ａ、及びＣ
ＡＴＶ配信装置２００ｂは、所定の送出タイミングで、
また、インターネット配信装置２００ｃは、ユーザから
の要求時等、それぞれのタイミングで行なわれる。受信
端末装置３００は、配信媒体及びその持ち主に応じて様
々な形態がある。例えば、販売店は、配信媒体に合わせ
た専用受信端末装置３００ａを設置する。店頭で、利用
者のビューワー５００あるいはメモリカード４００にダ
ウンロードするための装置であり、店頭での電子新聞販
売専用であるため、使い勝手がよい。また、個人の家庭
では、受信端末装置の機能は、ＢＳ／ＣＳ、あるいはＣ
ＡＴＶ用のセットトップ・ボックス３００ｂあるいは、
パーソナルコンピュータ３００ｃに組み込まれている。
店頭の専用受信端末装置３００ａ、及び個人の家庭のセ
ットトップ・ボックス３００ｂとパーソナルコンピュー
タ３００ｃは、取得したコンテンツの内容をメモリカー
ド４００に書き込みダウンロードする。あるいは、直接
ビューワー５００にダウンロードする。

【００３５】次に、本発明に係る電子新聞配送システム
の課金について説明する。図３は、本発明の一実施の形
態である電子新聞配送システムのキャシュフローを示し
ている。図１、図２と同じものには同じ番号を付し、説
明は省略する。

【００３６】新聞社１１１０は、従来どおり、広告を掲
載した企業から広告料を、電子新聞を購読する購読者
（ビューワー５００の保持者）から購読料を得る。購読
料は、期間購読契約、あるいはＰＰＶ（ペイ・パー・ビ
ュー）方式により徴収する。

【００３７】コンテンツ作成者１１２０は、新聞社１１
１０から記事データを取得し、データ変換を行ない、コ
ンテンツをコンテンツ配信事業者１２００にアップロー
ドする。これにより、コンテンツ作成者１１２０は、新
聞社１１１０よりコンテンツ作成と配信サービスの対価
として、配信／サービス料を受け取る。

【００３８】また、コンテンツを取得した、コンテンツ
配信事業者１２００は、販売店あるいは個人１３００の
保有する受信端末装置３００に対してダウンロードす
る。例えば、ＢＳ／ＣＳ事業者は、コンテンツを衛星に
アップリンクし、受信端末装置３００は、衛星からコン
テンツをダウンリンクする。同様に、ＣＡＴＶ事業者は
ＣＡＴＶのケーブルを介して、インターネットプロバイ
ダーはインターネットを介してコンテンツを配信する。
これにより、コンテンツ配信事業者１２００は、コンテ
ンツの配信サービス及び配信設備使用料として、配信料
を受け取る。

【００３９】コンビニエンスストア等に設置された専用
端末は、店頭に来たユーザのメモリカード４００あるい
は、ビューワー５００にダウンロードを行なう。これに
より、販売店は、自動販売機と同様に、ダウンロードの
対価としてダウンロード料を受け取る。

【００４０】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、電子新聞配送
システムが有すべき機能の処理内容は、コンピュータで
読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述
しておく。そして、このプログラムをコンピュータで実
行することにより、上記処理がコンピュータで実現され
る。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、
磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場に流通させ
る場合には、ＣＤ−ＲＯＭ(Compact Disc ReadOnly Mem
ory)やフロッピー（登録商標）ディスク等の可搬型記録
媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワー
クを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納し
ておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送
することもできる。コンピュータで実行する際には、コ
ンピュータ内のハードディスク装置等にプログラムを格
納しておき、メインメモリにロードして実行する。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、電子新
聞提供装置は、記事データを作成し、記事データより電
子新聞のコンテンツを生成し、コンテンツ配信装置に送
る。コンテンツ配信装置は、コンテンツを取得して記憶
するとともに、管理情報に基づきコンテンツを所定の通
信路経由で配信する。受信端末装置は、配信されたコン
テンツを取得し、所定のタイミングでコンテンツのダウ
ンロードを行なう。ビューワーは、受信端末装置あるい
はコンテンツ配信装置のダウンロードによりコンテンツ
を取得し、記憶する。記憶されたコンテンツは、利用者
の要求に応じて再生される。

【００４２】このように、新聞を電子化して配信するた
め、新聞配送のためのコストを削減することができる。
また、新聞記事入稿の締め切りが遅くなり、より新しい
ニュースの配信が可能となる。

【００４３】また、本発明の電子新聞配送方法では、電
子新聞提供装置が、電子新聞に掲載する記事データを生
成し、記事データに基づいてコンテンツが生成され、コ
ンテンツ配信装置の所定の記憶手段に記憶される。この
コンテンツは、管理情報に従って所定の通信路経由で配
信される。受信端末装置は、配信されたコンテンツを取
得し、これを任意の記憶手段に記憶し、所定のタイミン
グでダウンロードする。ビューワーは、受信端末装置あ
るいはコンテンツ配信装置のダウンロードによりコンテ
ンツを取得し、コンテンツを任意の記憶手段に記憶す
る。記憶したコンテンツは、利用者の要求に応じて再生
する。

【００４４】このように、新聞を電子化して配信するた
め、新聞配送のためのコストを削減することができる。
また、新聞記事入稿の締め切りが遅くなり、より新しい
ニュースの配信が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態である電子新聞配信シス
テムの構成図である。

【図２】本発明の一実施の形態である電子新聞配送シス
テムのデータの流れを示している。

【図３】本発明の一実施の形態である電子新聞配送シス
テムのキャシュフローを示している。

【符号の説明】

１００…電子新聞提供装置、１１０…記事データ生成手
段、１２０…コンテンツ生成手段、２００…コンテンツ
配信装置、２１０…コンテンツ記憶手段、２２０…管理
情報記憶手段、２３０…コンテンツ配信手段、３００…
受信端末装置、３１０…コンテンツ取得手段、３２０…
コンテンツ記憶手段、３３０…コンテンツダウンロード
手段、４００…メモリカード、５００…ビューワー、５
１０…コンテンツ取得手段、５２０…コンテンツ記憶手
段、５３０…コンテンツ再生手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 13/00 ５４７ Ｇ０６Ｆ 13/00 ５４７Ｖ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 利用者に電子化された電子新聞を提供す
   る電子新聞配送システムにおいて、 前記電子新聞の記事データを生成する記事データ生成手
   段と、前記記事データ生成手段により生成された記事デ
   ータに基づいて前記電子新聞のコンテンツを生成するコ
   ンテンツ生成手段と、を備えた電子新聞提供装置と、 前記電子新聞提供装置より取得した前記電子新聞のコン
   テンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテン
   ツの配信先を含む配信の管理に用いる管理情報を記憶す
   る管理情報記憶手段と、前記管理情報に基づき前記コン
   テンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを所定の通信路
   を経由して配信またはダウンロードするコンテンツ配信
   手段と、を備えたコンテンツ配信装置と、 前記コンテンツ配信装置より配信されたコンテンツを取
   得するコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段
   により取得したコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手
   段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶した所定のコンテ
   ンツをダウンロードするコンテンツダウンロード手段
   と、を備えた受信端末装置と、 前記受信端末装置あるいは前記コンテンツ配信装置より
   ダウンロードされたコンテンツを取得するコンテンツ取
   得手段と、前記コンテンツ取得手段により取得したコン
   テンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテン
   ツを再生するコンテンツ再生手段と、を備えたビューワ
   ーと、 を有することを特徴とする電子新聞配送システム。
2. 【請求項２】 前記コンテンツ配信装置のコンテンツ配
   信手段は、衛星を用いた通信路を経由して前記コンテン
   ツを配信し、 前記受信端末装置のコンテンツ取得手段は、前記衛星を
   用いた通信路経由で配信されるコンテンツを受信するこ
   とを特徴とする請求項１記載の電子新聞配送システム。
3. 【請求項３】 前記コンテンツ配信装置のコンテンツ配
   信手段は、ケーブルテレビ（ＣＡＴＶ、ｃａｂｌｅ ｔ
   ｅｌｅｖｉｓｉｏｎ）を経由して前記コンテンツを配信
   し、 前記受信端末装置のコンテンツ取得手段は、前記ケーブ
   ルテレビ経由で配信されるコンテンツを受信することを
   特徴とする請求項１記載の電子新聞配送システム。
4. 【請求項４】 前記コンテンツ配信装置のコンテンツ配
   信手段は、インターネットを経由して前記コンテンツを
   配信し、 前記受信端末装置のコンテンツ取得手段は、前記インタ
   ーネット経由で配信されるコンテンツを受信することを
   特徴とする請求項１記載の電子新聞配送システム。
5. 【請求項５】 前記ビューワーのコンテンツ記憶手段
   は、着脱可能な記録媒体であり、 前記ビューワーのコンテンツ記憶手段に記録されたコン
   テンツを更新する場合には、前記受信端末装置に装着
   し、前記受信端末装置のコンテンツダウンロード手段よ
   りコンテンツの書き込みを行なうことを特徴とする請求
   項１記載の電子新聞配送システム。
6. 【請求項６】 利用者に電子化された電子新聞を提供す
   る電子新聞配送方法において、 前記電子新聞を提供する電子新聞提供装置が、前記電子
   新聞に掲載する記事データを生成し、前記記事データに
   基づいて前記電子新聞のコンテンツを生成する手順と、 前記電子新聞を配信するコンテンツ配信装置が、前記電
   子新聞のコンテンツを所定の記憶手段に記憶するととも
   に、予め、記憶されたコンテンツ配信の管理情報に基づ
   き前記コンテンツを所定の通信路を経由して配信あるい
   はダウンロードする手順と、 受信端末装置が、必要に応じて前記配信されたコンテン
   ツを取得し、任意の記憶手段に記憶するとともに、所定
   のタイミングでコンテンツのダウンロードを行なう手順
   と、 ビューワーが、前記ダウンロードにより前記電子新聞の
   コンテンツを取得し、前記取得したコンテンツを任意の
   記憶手段に記憶するとともに、利用者の要求に応じて前
   記取得したコンテンツを再生する手順と、 を有することを特徴とする電子新聞配送方法。