JP2002062923A - スケジューリング装置およびスケジューリング方法 - Google Patents

スケジューリング装置およびスケジューリング方法

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JP2002062923A
JP2002062923A JP2000252101A JP2000252101A JP2002062923A JP 2002062923 A JP2002062923 A JP 2002062923A JP 2000252101 A JP2000252101 A JP 2000252101A JP 2000252101 A JP2000252101 A JP 2000252101A JP 2002062923 A JP2002062923 A JP 2002062923A
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JP
Japan
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scheduling
time
ambiguous
schedule
ambiguity
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JP2000252101A
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Michimasa Aramaki
道昌 荒巻
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械の処理時間が未確定な場合であっても未
確定時間を保持したままのスケジューリングを行うこと
のできるスケジューリング装置およびスケジューリング
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 要求された情報を処理する中央処理装置
4と、実行プログラムを記憶する主記憶装置5と、プロ
グラム、データ等を記憶する二次記憶装置6とを有する
スケジューリング装置であって、二次記憶装置6は、ス
ケジューリング条件を入力して無制約スケジュールを作
成するスケジュール条件入力モジュール7と、スケジュ
ーリング条件に対応する曖昧情報の属性を入力して曖昧
時間を生成する曖昧時間生成モジュール8と、生成され
た曖昧時間による未確定時間を保持したまま無制約スケ
ジュールに基づくスケジューリングを実行するスケジュ
ーラ・モジュール9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FA分野において
機械処理のスケジュールを調整するスケジューリング装
置および機械処理のスケジュールを調整するためのスケ
ジューリング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、製造分野においては、無人化が進
み、加工や組立てのための自動機や産業用ロボットが大
量に導入されており、大量生産、多品種少量生産など市
場のニーズに合わせてタイムリーかつフレキシブルに生
産が行えるような取り組みがなされている。製造メーカ
ー各社は、限られた設備で、如何に早くかつ安く物を生
産できるかといった課題に対して様々な追求を行ってい
る。技術的な追求の一つとして、工場内で稼動する自動
機や産業用ロボットを如何に効率良く動作させて高い生
産パフォーマンスを実現するかといった課題がある。こ
れは、機器単体あるいは組立てラインを構成する機器全
体でのスケジューリング(作業計画)の最適化問題であ
り、技術的な問題として扱われるものである。
【0003】スケジューリングの有名な問題としては、
m個のマシンに対してn個のジョブを行う場合を想定し
たジョブショップスケジューリング問題がある。一般
に、その組合せについてはm!のn乗通りの組合わせが
存在し、組合わせが膨大であることから、全ての組合せ
から最短時間を求めると言った計算は困難である。そこ
で、最近は、焼きなまし法、遺伝的アルゴリズム法、タ
ブーサーチ方法といった効果的な手法により有限時間内
で効率良く準最適解を求めるといった方法が採用されて
いる。
【0004】以下、従来のスケジューリング方法とし
て、ジョブショップスケジューリング問題の解法の一つ
であるアクティブスケジュールの生成方法について、図
7、図8、図9を用いて説明する。図7は従来のスケジ
ューリング装置を示すブロック図であり、図8は従来の
スケジューリング方法としての代表的なアクティブスケ
ジュールの生成アルゴリズムを示すフローチャート、図
9(a)〜(g)は各ステップを示すガントチャートで
ある。図9において、縦軸は処理されるジョブを示し、
横軸は使用する機械の順番とその機械の処理時間を示す
時間軸である。
【0005】図7において、1は外部コンピュータとの
通信を行う通信装置、2は文字、数値、位置などデータ
を表示するキーボード、タブレット、マウス等の入力装
置、3はウィンドウ、図形要素、文字などを表示する表
示装置、4は要求された情報を処理する中央処理装置、
5はオペレーティングシステム、ウィンドウシステムな
ど実行中のプログラムを記憶する主記憶装置、6Aはス
ケジュールを実行するプログラム(スケジューラ)やス
ケジュールの条件と結果を記憶する二次記憶装置であ
り、二次記憶装置6Aは、スケジュール条件入力モジュ
ール61とスケジューラ・モジュール62とスケジュー
ル結果表示モジュール63とを有する。
【0006】このように構成されたスケジューリング装
置について、スケジューラ・モジュール62による処理
の流れを図8、図9を用いて説明する。
【0007】図8、図9において、まず、各機械は一度
に一つの作業しか処理できないという制約がない場合の
ジョブの処理時間から成るスケジュール(無制約スケジ
ュール)を作成する(S21)。即ち、この場合、3個
のジョブと3台の機械がある。ジョブ1は3つの作業か
らなり、作業1が機械1によって、作業2が機械2によ
って、作業3が機械3によって順番に処理されるジョブ
であり、各々の処理時間は図9(a)の時間軸に示され
ている。ジョブ2も3つの作業からなり、機械2、機械
3、機械1の順に処理され、ジョブ3も同様に3つの作
業からなり、機械1、機械3、機械2の順に処理され、
各々の処理時間も図9(a)の時間軸に示されている。
【0008】次に、スケジュールされていない作業で上
記の処理順序で特定される各ジョブの作業のうち、処理
開始可能作業の集合Cを求める(S22)。次に、集合
Cの中で、完了時刻の最も早い(すなわち処理時間が最
小の)作業ECを選ぶ(S23)。次に、集合Cの中
で、作業ECを処理する機械と同じ機械で処理される作
業のうちで、作業開始時間が作業ECと重なり合うよう
な作業の集合G(コンフリクト集合G)を求める(S2
4)。次に、集合Gから一つの作業を任意に選択する
(S25)。選択された作業は決定された作業となる。
図9中では、黒で塗りつぶした部分になる。次に、決定
された作業は集合Cから外され、決定された作業の次に
処理すべき作業が集合Cに加えられる(S26)。すべ
ての作業についてスケジュール済みとなるまで、ステッ
プS21からステップS26を繰り返す(S27)。最
後に最終的なスケジュールを作成し、表示装置3に表示
する(S28)。図9のS28に示すように、全ての機
械が互いに干渉することなくガントチャート上に示され
ている。ジョブ3の作業3が機械2によって終了した時
点が全体のジョブの完了時刻になる。
【0009】上述したように、従来のスケジューリング
方法では、m番目の機械でn番目に処理される時間が予
め既知である問題を想定している。従って、スケジュー
ル問題を解く場合は、既知である時間をガントチャート
上に配置し、同一の時間帯に複数のジョブで機械同士が
干渉(コンフリクト)しないように調整する方法で、組
合せ可能な解を求めることができた。しかし、現実のス
ケジューリング問題においては、ユーザが機械の稼動時
間を指定するような場合は、ユーザの指定する機械の稼
動時間が必ずしも全体のスケジューリング時間を最適な
方向へと導くような値であるとは限らない。言いかえれ
ば、ユーザの指定した時間をユーザが許容できる範囲で
調整することにより(許容範囲が未確定時間)、全体の
総処理時間がかなり短くなる場合がある。また、本来既
知であるはずの処理時間が必ずしも確定した時間ではな
いといった場合もあり、このような条件下では、既存の
スケジューリングを解くことはできないという問題点を
有していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
ケジューリング装置やスケジューリング方法では、各機
械の処理時間が未確定なものをスケジューリングするこ
とができないという問題点を有していた。
【0011】本発明は、この要求を満たすため、機械の
処理時間が未確定な場合であっても未確定時間を保持し
たままのスケジューリングを行うことのできるスケジュ
ーリング装置および機械の処理時間が未確定な場合であ
っても未確定時間を保持したままのスケジューリングを
行うためのスケジューリング方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスケジューリング装置は、要求された情報を
処理する中央処理装置と、実行プログラムを記憶する主
記憶装置と、プログラム、データ等を記憶する二次記憶
装置とを有するスケジューリング装置であって、二次記
憶装置は、スケジューリング条件を入力して無制約スケ
ジュールを作成するスケジュール条件入力モジュール
と、スケジューリング条件に対応する曖昧情報の属性を
入力して曖昧時間を生成する曖昧時間生成モジュール
と、生成された曖昧時間による未確定時間を保持したま
ま無制約スケジュールに基づくスケジューリングを実行
するスケジューラ・モジュールとを有する構成を備えて
いる。
【0013】これにより、機械の処理時間が未確定な場
合であっても未確定時間を保持したままのスケジューリ
ングを行うことのできるスケジューリング装置が得られ
る。
【0014】また、上記課題を解決するために本発明の
スケジューリング方法は、機械処理時間に曖昧時間を含
む場合のスケジューリング方法であって、スケジューリ
ング条件を入力するスケジュール条件入力ステップと、
スケジューリング条件に対応する曖昧情報から曖昧時間
を生成する曖昧時間生成ステップと、スケジューリング
条件から無制約スケジュールを作成するスケジュール作
成ステップと、生成された曖昧時間による未確定時間を
保持したまま無制約スケジュールに基づくスケジューリ
ングを実行するスケジューリングステップとを有する構
成を備えている。
【0015】これにより、機械の処理時間が未確定な場
合であっても未確定時間を保持したままのスケジューリ
ングを行うためのスケジューリング方法が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のスケジ
ューリング装置は、要求された情報を処理する中央処理
装置と、実行プログラムを記憶する主記憶装置と、プロ
グラム、データ等を記憶する二次記憶装置とを有するス
ケジューリング装置であって、二次記憶装置は、スケジ
ューリング条件を入力して無制約スケジュールを作成す
るスケジュール条件入力モジュールと、スケジューリン
グ条件に対応する曖昧情報の属性を入力して曖昧時間を
生成する曖昧時間生成モジュールと、生成された曖昧時
間による未確定時間を保持したまま無制約スケジュール
に基づくスケジューリングを実行するスケジューラ・モ
ジュールとを有することとしたものである。
【0017】この構成により、曖昧情報の属性(例えば
曖昧の程度を示すデータ)から曖昧時間が生成され、こ
の生成された曖昧時間に基づいて未確定時間を保持した
ままスケジューリングが実行されるという作用を有す
る。
【0018】請求項2に記載のスケジューリング装置
は、請求項1に記載のスケジューリング装置において、
スケジューラ・モジュールは、作業がコンフリクトして
いるとき曖昧時間の最小値に基づく完了時刻の最も早い
作業を選択する曖昧判定部と、選択された作業に対して
曖昧時間の最大値に基づくスケジューリングを行うスケ
ジュール部とを有することとしたものである。
【0019】この構成により、最も早く完了する可能性
がある作業が選択され、その作業における最も遅い完了
時刻に基づいてスケジューリングされ、未確定時間を保
持したままのスケジューリングが可能になり、またコン
フリクトが生じることもないという作用を有する。
【0020】請求項3に記載のスケジューリング方法
は、機械処理時間に曖昧時間を含む場合のスケジューリ
ング方法であって、スケジューリング条件を入力するス
ケジュール条件入力ステップと、スケジューリング条件
に対応する曖昧情報から曖昧時間を生成する曖昧時間生
成ステップと、スケジューリング条件から無制約スケジ
ュールを作成するスケジュール作成ステップと、生成さ
れた曖昧時間による未確定時間を保持したまま無制約ス
ケジュールに基づくスケジューリングを実行するスケジ
ューリングステップとを有することとしたものである。
【0021】この構成により、曖昧情報の属性から曖昧
時間が生成され、この生成された曖昧時間に基づいて未
確定時間を保持したままスケジューリングが実行される
という作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図6を用いて説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1によるスケジューリング装置を示すブロック図であ
る。
【0024】図1において、通信装置1、入力装置2、
表示装置3、中央処理装置4、主記憶装置5は図7と同
様のものなので、同一符号を付し、その説明は省略す
る。6はスケジュールを実行するプログラム(スケジュ
ーラ)やスケジュールの条件と結果を記憶する二次記憶
装置である。二次記憶装置6は、スケジュール条件入力
モジュール7と曖昧時間生成モジュール8とスケジュー
ラ・モジュール9とスケジュール結果表示モジュール1
0とを有する。また、スケジューラ・モジュール9は、
作業がコンフリクトしているとき曖昧時間の最小値に基
づく完了時刻の最も早い作業を選択する曖昧判定部11
と、選択された作業に対して曖昧時間の最大値に基づく
スケジューリングを行うスケジュール部12とを有す
る。
【0025】このように構成されたスケジューリング装
置について、その動作を図2、図4、図5を用いて説明
する。図2は曖昧時間を含むスケジューリング動作を示
すフローチャートであり、図4(a)は曖昧さがゼロの
場合のレベル対曖昧さの関係を示すグラフ図、図4
(b)はやや曖昧な場合のレベル対曖昧さの関係を示す
グラフ図、図4(c)は非常に曖昧な場合のレベル対曖
昧さの関係を示すグラフ図、図5は目安時間への写像を
示すグラフ図である。
【0026】図1において、先ずスケジュール条件入力
モジュール7は、ユーザが入力した、各ジョブに対する
機械順序及び各機械において処理される時間(スケジュ
ーリング条件)を記憶領域に蓄える(図2のS1)。こ
の時ユーザは、各機械での処理時間の入力と共に図4
(a)〜(c)に示す3段階で属性情報を入力する。図
4は曖昧性を表現するための関数を示す。図4におい
て、縦軸はレベル値(適合度のレベル値)を表し、0.
0から1.0の範囲を取る。また、横軸は曖昧性の度合
いを表し、−1.0から+1.0の範囲を取る。図4
(a)の絶対的は曖昧性の全く無い確定した時間を示
し、図4(b)のやや曖昧は指定された時間に若干の揺
れを含むことを示し、図4(c)の非常に曖昧は(b)
より極めて大きな揺れを含むことになる。
【0027】次に、曖昧時間生成モジュール8は、機械
において処理される時間(機械処理時間)を図4に示す
写像関数によって範囲値に変換する(S2、曖昧時間生
成ステップ)。ここで、変換方法について図5を用いて
説明する。図5は目安時間(範囲値)への写像を示す。
図5に示す例は、図4の(c)の非常に曖昧を例にした
ものである。αは0.0から1.0の範囲で、ユーザが
入力条件と共に設定し、写像を行うための基準となる定
数である。例ではαは0.5となっているため、図5の
三角形の写像関数でカットし、[−0.5、+0.5]
の範囲値が得られる。この範囲値に対し、機械処理時間
を30分とユーザ指定していた場合は、次式(1)の計
算式に基づいて機械処理時間の範囲を求める。
【0028】 30分×[−0.5、+0.5]=[15分、45分]・・・・・(1) この写像の結果、ユーザが非常に曖昧と指定した30分
という時間は、最小15分、最大45分という曖昧な見
積りとなる。従ってこのαの値が小さくなるに従って曖
昧性(範囲)も増し、逆にαの値が大きくなるほど曖昧
性は減少することになる。このようにしてユーザが入力
した時間が曖昧時間として写像され、全ての機械処理時
間が写像されるまでステップS2が繰り返される(S
3)。
【0029】ステップS2、ステップS3が終了する
と、ユーザが指定した機械処理時間は曖昧な範囲値に変
換されている。次にスケジューラ・モジュール9は、こ
の曖昧時間を含んだ情報を基にスケジューリングを実行
し(S4、スケジューリングステップ)、スケジュール
完了後、処理は終了となる。
【0030】次に、図2のステップS4における曖昧情
報を含んだスケジューリング方法について、図3、図6
を用いて説明する。なお、曖昧情報を含んだスケジュー
ルは、曖昧判定部11において、曖昧性を省いたクリス
プな値に変換し、スケジュール部12において処理すべ
き機械順序を確保していく。図3は曖昧時間を含むスケ
ジューリング方法を示すフローチャートであり、ステッ
プS11以外のステップは図1のスケジューラ・モジュ
ール9による動作を示すものである。また、図6
(a)、(b)は処理時間に未確定時間を含むジョブを
示すスケジュールのガントチャートの例である。このよ
うな未確定時間を含んだジョブは図9に示すガントチャ
ートの各ジョブと同じ形式で配置される。
【0031】図3において、先ずスケジュール条件入力
モジュール7は、開始時刻が定まっていない作業に対し
て、「各機械は一度に一つの作業しか処理できない」と
いう制約がない場合のスケジュール(無制約スケジュー
ル)を作成し(S11、スケジュール作成ステップ)、
各作業の完了時刻を計算する。次に、スケジュールされ
ていない作業のうちで、処理開始可能作業の集合Cを求
める(S12、スケジューリングステップ)。次に、集
合Cの処理時間・完了時刻を上記曖昧時間に基づいて更
新する(S13、スケジューリングステップ)。集合C
の中で、完了時刻の最も早い(つまり処理時間の最小
な)作業ECを選ぶ(S14、スケジューリングステッ
プ)。この時曖昧時間を含んだジョブが存在した場合、
曖昧判定部11において、図6に示す通り、機械処理時
間は曖昧範囲の最小時間とする。図6の例は、ユーザの
指定時間においてジョブAよりジョブBの方が機械処理
時間が長いにも関わらず、ジョブBの方が曖昧性が高い
ため最小完了ジョブ(最小曖昧時間から見て最も早く完
了するジョブ)としてジョブBが選ばれることになる。
次に、集合Cの中で、作業ECを処理する機械と同じ機
械で処理される作業の集合(コンフリクト集合)Gを求
める(S15、スケジューリングステップ)。集合Gか
ら一つの作業を選択する(S16、スケジューリングス
テップ)。選ばれた作業を基準に、各コンフリクト集合
の完了時刻を更新する(S17、スケジューリングステ
ップ)。更新された時間は、曖昧情報を保持したまま
(時間範囲を維持したまま)シフトされる。選ばれた作
業は、集合Cから外され、選ばれた作業の次に処理すべ
き作業が集合Cに加えられる(S18、スケジューリン
グステップ)。すべての作業がスケジュール済みとなる
まで、ステップS11からステップS17を繰り返す。
【0032】以上の手順が、曖昧情報の生成と曖昧情報
からスケジューリング処理を行う手順である。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、スケ
ジューリング条件を入力して無制約スケジュールを作成
するスケジュール条件入力モジュール7と、スケジュー
リング条件に対応する曖昧情報の属性を入力して曖昧時
間を生成する曖昧時間生成モジュール8と、生成された
曖昧時間による未確定時間を保持したままスケジューリ
ングを実行するスケジューラ・モジュール9とを設けた
ことにより、曖昧情報の属性(例えば曖昧の程度を示す
データ)から曖昧時間を生成し、この生成した曖昧時間
に基づいて未確定時間を保持したまま無制約スケジュー
ルに基づくスケジューリングを実行することができるの
で、機械の処理時間が未確定な場合であっても、未確定
時間を保持したままのスケジューリングを行うことがで
きる。
【0034】また、スケジューラ・モジュール9は、作
業がコンフリクトしているとき曖昧時間の最小値に基づ
く完了時刻の最も早い作業を選択する曖昧判定部11
と、選択された作業に対して曖昧時間の最大値に基づく
スケジューリングを行うスケジュール部12とを有する
ことにより、最も早く完了する可能性がある作業を選択
し、その作業における最も遅い完了時刻に基づいてスケ
ジューリングするので、未確定時間を保持したままのス
ケジューリングを行うことができ、またコンフリクトも
防止することができる。
【0035】さらに、スケジューリング条件を入力する
スケジュール条件入力ステップS1と、スケジューリン
グ条件に対応する曖昧情報から曖昧時間を生成する曖昧
時間生成ステップS2と、スケジューリング条件から無
制約スケジュールを作成するスケジュール作成ステップ
と、生成された曖昧時間による未確定時間を保持したま
まスケジューリングを実行するスケジューリングステッ
プS4(S12〜S18)とを有することにより、曖昧
情報の属性から曖昧時間を生成し、この生成した曖昧時
間に基づいて未確定時間を保持したまま無制約スケジュ
ールに基づくスケジューリングを実行することができる
ので、機械の処理時間が未確定な場合であっても、未確
定時間を保持したままのスケジューリングを行うことが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のスケジューリング装置によれば、要求された情報
を処理する中央処理装置と、実行プログラムを記憶する
主記憶装置と、プログラム、データ等を記憶する二次記
憶装置とを有するスケジューリング装置であって、二次
記憶装置は、スケジューリング条件を入力して無制約ス
ケジュールを作成するスケジュール条件入力モジュール
と、スケジューリング条件に対応する曖昧情報の属性を
入力して曖昧時間を生成する曖昧時間生成モジュール
と、生成された曖昧時間による未確定時間を保持したま
ま無制約スケジュールに基づくスケジューリングを実行
するスケジューラ・モジュールとを有することにより、
曖昧情報の属性から曖昧時間を生成し、この生成した曖
昧時間に基づいて未確定時間を保持したままスケジュー
リングを実行することができるので、機械の処理時間が
未確定な場合であっても、未確定時間を保持したままの
スケジューリングを行うことができるという有利な効果
が得られる。
【0037】請求項2に記載のスケジューリング装置に
よれば、請求項1に記載のスケジューリング装置におい
て、スケジューラ・モジュールは、作業がコンフリクト
しているとき曖昧時間の最小値に基づく完了時刻の最も
早い作業を選択する曖昧判定部と、選択された作業に対
して曖昧時間の最大値に基づくスケジューリングを行う
スケジュール部とを有することにより、最も早く完了す
る可能性がある作業を選択し、その作業における最も遅
い完了時刻に基づいてスケジューリングするので、未確
定時間を保持したままのスケジューリングを行うことが
でき、またコンフリクトも防止することができるという
有利な効果が得られる。
【0038】請求項3に記載のスケジューリング方法に
よれば、機械処理時間に曖昧時間を含む場合のスケジュ
ーリング方法であって、スケジューリング条件を入力す
るスケジュール条件入力ステップと、スケジューリング
条件に対応する曖昧情報から曖昧時間を生成する曖昧時
間生成ステップと、スケジューリング条件から無制約ス
ケジュールを作成するスケジュール作成ステップと、生
成された曖昧時間による未確定時間を保持したまま無制
約スケジュールに基づくスケジューリングを実行するス
ケジューリングステップとを有することにより、曖昧情
報の属性から曖昧時間を生成し、この生成した曖昧時間
に基づいて未確定時間を保持したままスケジューリング
を実行することができるので、機械の処理時間が未確定
な場合であっても、未確定時間を保持したままのスケジ
ューリングを行うことができるという有利な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるスケジューリング
装置を示すブロック図
【図2】曖昧時間を含むスケジューリング動作を示すフ
ローチャート
【図3】曖昧時間を含むスケジューリング方法を示すフ
ローチャート
【図4】(a)曖昧さがゼロの場合のレベル対曖昧さの
関係を示すグラフ (b)やや曖昧な場合のレベル対曖昧さの関係を示すグ
ラフ (c)非常に曖昧な場合のレベル対曖昧さの関係を示す
グラフ
【図5】目安時間への写像を示すグラフ
【図6】(a)処理時間に未確定時間を含むジョブを示
すスケジュールのガントチャート (b)処理時間に未確定時間を含むジョブを示すスケジ
ュールのガントチャート
【図7】従来のスケジューリング装置を示すブロック図
【図8】従来のスケジューリング方法としての代表的な
アクティブスケジュールの生成アルゴリズムを示すフロ
ーチャート
【図9】(a)各ステップを示すガントチャート (b)各ステップを示すガントチャート (c)各ステップを示すガントチャート (d)各ステップを示すガントチャート (e)各ステップを示すガントチャート (f)各ステップを示すガントチャート (g)各ステップを示すガントチャート
【符号の説明】
1 通信装置 2 入力装置 3 表示装置 4 中央処理装置 5 主記憶装置 6 二次記憶装置 7 スケジュール条件入力モジュール 8 曖昧時間生成モジュール 9 スケジューラ・モジュール 10 スケジュール結果表示モジュール 11 曖昧判定部 12 スケジュール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】要求された情報を処理する中央処理装置
    と、実行プログラムを記憶する主記憶装置と、プログラ
    ム、データ等を記憶する二次記憶装置とを有するスケジ
    ューリング装置であって、前記二次記憶装置は、スケジ
    ューリング条件を入力して無制約スケジュールを作成す
    るスケジュール条件入力モジュールと、前記スケジュー
    リング条件に対応する曖昧情報の属性を入力して曖昧時
    間を生成する曖昧時間生成モジュールと、前記生成され
    た曖昧時間による未確定時間を保持したまま前記無制約
    スケジュールに基づくスケジューリングを実行するスケ
    ジューラ・モジュールとを有することを特徴とするスケ
    ジューリング装置。
  2. 【請求項2】前記スケジューラ・モジュールは、作業が
    コンフリクトしているとき前記曖昧時間の最小値に基づ
    く完了時刻の最も早い作業を選択する曖昧判定部と、前
    記選択された作業に対して前記曖昧時間の最大値に基づ
    くスケジューリングを行うスケジュール部とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスケジューリング装
    置。
  3. 【請求項3】機械処理時間に曖昧時間を含む場合のスケ
    ジューリング方法であって、スケジューリング条件を入
    力するスケジュール条件入力ステップと、前記スケジュ
    ーリング条件に対応する曖昧情報から曖昧時間を生成す
    る曖昧時間生成ステップと、前記スケジューリング条件
    から無制約スケジュールを作成するスケジュール作成ス
    テップと、前記生成された曖昧時間による未確定時間を
    保持したまま前記無制約スケジュールに基づくスケジュ
    ーリングを実行するスケジューリングステップとを有す
    ることを特徴とするスケジューリング方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005528703A (ja) * 2002-05-31 2005-09-22 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 製造プロセスフローにおけるカレンダー及びアポイントメントのスケジューリング
JP2007084201A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Jfe Steel Kk スラブヤードの置場管理方法および装置
CN113011654A (zh) * 2021-03-19 2021-06-22 浙江财经大学 一种再制造调度方法及装置

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