JP2002062368A - 天気情報収集システム、車載降雨情報処理システム及び天気情報収集プログラムが格納された記憶媒体 - Google Patents

天気情報収集システム、車載降雨情報処理システム及び天気情報収集プログラムが格納された記憶媒体

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JP2002062368A
JP2002062368A JP2000252029A JP2000252029A JP2002062368A JP 2002062368 A JP2002062368 A JP 2002062368A JP 2000252029 A JP2000252029 A JP 2000252029A JP 2000252029 A JP2000252029 A JP 2000252029A JP 2002062368 A JP2002062368 A JP 2002062368A
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wiper
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weather
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Hirohisa Sone
広尚 曽根
Rikiyo Imai
理希代 今井
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STAR ALPHA KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降雨情報をリアルタイムにどこの場所からも
得ることができるとともに、データとして蓄積すること
ができるようにすることを目的としている。 【解決手段】 この天気情報収集システム50は、車輛
から送出されてくるワイパーの動作情報、位置情報及び
速度情報をパケット網30を介して受信し、これら情報
を情報収集用コンピュータ51で収集して各地域の降雨
情報を収集し、情報収集用コンピュータ51で収集した
降雨情報を情報配信用サーバー52により配信可能にし
たものである。これにより、リアルタイムに、どこの場
所からも降雨情報を得ることができ、しかも、その位置
情報と降雨情報とを蓄積することができるため、統計、
分析などに利用することができ、かつ、降雨情報を配信
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛のワイパーの
動作情報を位置情報とともに収集し、それら情報を発信
できる車載降雨情報処理システム、前記車載降雨情報処
理システムから送られてきた前記各情報を基に天気情報
を収集して配信できる天気情報収集システム、前記車載
降雨情報処理システム及び前記天気情報収集システムを
コンピュータに実行させることができる天気情報収集プ
ログラムが格納された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天気情報等の収集は、気象庁が使
用している地域気象観測システム[以下、「アメダス」
(AMeDAS;Automated Meterol
ogical Data Acquisition S
ystem)という]によって行われている。このアメ
ダスは、日本全国に約1300箇所、約17[km]四
方に一地点の割合で配置した自動気象観測装置からの気
温、降水量、風向、風速、日照時間のデータを電話回線
でセンターに集中し、このセンターにおいてコンピュー
タ処理をして各地域気象台に配信するシステムである。
【0003】このアメダスによれば、全国の各地域の気
温、降水量、風向、風速、日照時間のデータをセンター
のコンピュータに収集し、しかる後に、コンピュータ処
理を施すことにより、現在の天気、将来の天気等の情報
を得ることができるようになっている。一方、気象レー
ダーとアメダスとを組み合わせて狭い地域における解析
雨量情報を得ることが行われている。ここで、気象レー
ダーとは、短い波長の電波をパラボラアンテナから発射
し、その電波が雨滴に衝突して帰ってくる反射波を受信
することにより、大気中での雨滴の分布状況を観測する
装置のことである。また、前記解析雨量情報とは、アメ
ダスから得られる平均17[km]間隔の雨量データ
と、気象レーダーから得られる降雨強度分布を組み合わ
せて解析した5[km]メッシュの雨量情報のことをい
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記アメダ
スでは、約17[km]四方に一地点の割合の定点観測
であるため、必然的に各地域における細かな天気情報を
得ることが困難であった。また、気象レーダーとアメダ
スとを組み合わせて解析雨量情報を得るシステムにあっ
ては、5[km]メッシュの降雨情報であるので、より
狭い地域での正確な降雨情報が得られないという課題が
あった。そこで、本発明は、上記従来の課題を解決し、
降雨情報をリアルタイムにどこの場所からも得ることが
できるとともに、データとして蓄積することができるよ
うにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1から請求項4及
び請求項9に記載した発明では、車輛から送出されてく
るワイパーの動作情報、位置情報及び速度情報を通信網
を介して受信し、これら情報を情報収集手段で収集して
各地域の降雨情報を収集し、情報収集手段で収集した降
雨情報を情報配信手段により配信可能にしたものであ
る。これにより、リアルタイムに、どこの場所からも降
雨情報を得ることができ、しかも、その位置情報と降雨
情報とを蓄積することができるため、統計、分析などに
利用することができ、かつ、降雨情報を配信できる。
【0006】請求項5から請求項8記載の発明では、ワ
イパーセンサーによりワイパーの動作情報を得るととも
に、車速センサーにより車輛の速度情報を得て、かつ、
グローバル・ポジショニング・システムにより車輛の位
置を得た後、これら情報を処理装置に与え、処理装置に
よってこれら情報を所定のプロトコルに変換して無線回
線を介して通信網に送出している。これにより、各道路
を通行中の車輛によって降雨情報を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る天気情報収集システ
ム及び車載降雨情報処理システムを示すブロック図であ
る。この図1において、車輛10に搭載された車載降雨
情報処理システム20は、パケット網30を介してセン
ター40の天気情報収集システム50に接続されること
により、車載降雨情報処理システム20で収集した道路
単位の降雨情報等を天気情報収集システム50に送るこ
とができるようになっている。天気情報収集システム5
0は、収集した降雨情報をコンテンツデータにし、この
コンテンツデータを渋滞等を利用して広帯域(多量の情
報を送ることができる)で配信することができる。次
に、車載降雨情報処理システム20の構成と、天気情報
収集システム50の構成の詳細を以下説明する。
【0008】[車載降雨情報処理システムの構成につい
て]まず、本発明の実施の形態に係る車載降雨情報処理
システム20について説明する。車載降雨情報処理シス
テム20は、車輛10に搭載されて使用されるものであ
る。この車輛10は、タクシーやハイヤー、貨物車、乗
用車などが挙げられる。この車載降雨情報処理システム
20は、ワイパーの動作情報を検出するワイパーセンサ
ー21と、車輛の速度を検出する速度センサー22と、
車輛の位置を検出する位置検出手段であるグローバル・
ポジショニング・システム(Global Posit
ioning System[GPS]受信機)23
と、前記ワイパーセンサー21からのワイパー動作情
報、前記GPS受信機23からの位置情報、及び速度セ
ンサー22からの速度情報を取り込み、これら情報を所
定のプロトコル[例えばTCP/IP(Transmi
ssion ControlProtocol/Int
ernet Protocol)]を利用してパケット
無線回線を介してパケット通信回線に送出する処理装置
24とから構成されている。この車載降雨情報処理シス
テムによって得られる降雨情報は、車輛の移動範囲であ
る道路単位で得ることができる。
【0009】前記処理装置24は、図示しないが、各種
の情報処理を実行するマイクロコンピュータと、このマ
イクロコンピュータで処理した情報をパケット無線回線
に無線で送り込む無線装置とからなる。このマイクロコ
ンピュータは、中央演算処理装置(CPU)、ROM
(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アク
セス・メモリ)、I/O(インプット/アウトプット)
ポートなどから構成されている。また、前記無線装置
は、送信すべきパケットデータを無線で送信し、あるい
は、受信すべきパケットデータを受信することができ
る。これらマイクロコンピュータと無線装置とからなる
処理装置24は、車載ボックス内に収納されている。前
記処理装置24にはテレビカメラ25が接続されてお
り、テレビカメラ25により道路状況映像情報が処理装
置24に取り込まれるようになっている。さらに、前記
処理装置24にはディスプレイパネル26が電気的に接
続されている。このディスプレイパネル26には、ブラ
ウザ機能を有するテレビ画面26aと、渋滞情報及び広
告表示画面26bと、スピードメーター画面26cと、
タコメーター画面26dとが表示されている。
【0010】前記ワイパーセンサー21は、図示しない
ワイパースイッチがオン又はオフされたことを電気的に
検出できる検出回路と、ワイパースイッチの強弱等を電
気的に検出できる検出回路から構成すればよい。また、
このワイパーセンサー21は、図示しないが、赤外線セ
ンサーと赤外線発光ダイオード又は赤外線レーザとを組
み合わせ、かつ、ワイパーに前記赤外線反射板を取り付
け、前記赤外線発光ダイオード又は赤外線レーザから赤
外線を灯光し、反射板からの反射(赤外線)光を赤外線
センサーにより検出することにより、ワイパーの実際の
動きを検出するようにしてもよい。前記車速センサー2
2は、例えば磁石を車輪に取り付け、その磁石に対向さ
せてホール素子を設け、当該磁石が車輛の移動で回転し
ホール素子からパルス信号が出力されるので、このパル
ス信号を計測することにより、車速を検出するようにす
ればよい。もちろん、車輛に本来に搭載されている速度
センサー22を用いることもできる。
【0011】このパケット無線回線は基地局(図示せ
ず)と車輛に搭載の無線装置との間を無線で接続するも
のであり、パケット通信回線は上記基地局とセンター4
0との間を有線で接続するものであり、これらパケット
無線回線とパケット通信回線とでパケット網30が形成
されている。なお、前記無線装置は、パケット網30に
常時接続されていてデータの送受信ができるようになっ
ている。また、パケット網30で常時接続されていて
も、データの送信等がない限り課金されないので、常時
接続されていても課金の問題が生じない。
【0012】[天気情報収集システムの構成について]
本発明の実施の形態に係る天気情報収集システム50
は、センター40に設けられている。この天気情報収集
システム50は、車輛からパケット網30を介して送ら
れてくるワイパーの動作情報、位置情報及び速度情報を
受信し、これら収集した情報を基に各地域の降雨情報を
得る情報収集用コンピュータ51と、この情報収集用コ
ンピュータ51で収集した降雨情報を配信可能にした情
報配信用サーバー52と、位置データやその他の管理情
報等を処理する管理コンピュータ53と、これらを接続
する構内ネットワーク(LAN;Local Area
Network)54と、図示しない通信装置とから
構成されている。ここで、パケット網30、図示しない
通信装置を介して情報収集用コンピュータ51が受信す
る情報は、ワイパーの動作/不動作の情報とワイパーの
強弱情報とからなるワイパー動作情報、車輛の位置情
報、車輛の速度情報、その他の情報(例えば車輛の登録
ナンバー等)からなる。
【0013】また、情報収集用コンピュータ51は、車
輛の速度情報を基にワイパー動作情報に所定の補正を施
すようになっている。すなわち、車輛の速度が早いと多
量の降雨があったものと同一になるので、情報収集用コ
ンピュータ51は、速度情報を基に車輛が運行している
時点での降雨量を正規なものになるように補正を施して
いる。さらに、情報配信用サーバー52は、情報収集用
コンピュータ51で収集したデータをコンテンツデータ
ベース55とし、当該コンテンツをインターネット60
や車載基幹ネットワークにより降雨情報を配信できるよ
うにしたものである。
【0014】[上記各システムの動作について]このよ
うな実施の形態の動作を、図1を基に図2及び図3を参
照して説明する。ここで、図2は、車載降雨情報処理シ
ステム20から送出するパケットデータを示す図であ
る。図3(a)は本発明の実施の形態に係る車載降雨情
報処理システムの動作を説明するためのフローチャート
であり、図3(b)は本発明の実施の形態に係る天気情
報収集システムの動作を説明するためのフローチャート
である。この図2に示すパケットデータ100は、ワイ
パー動作情報(ワイパーが作動しているか否かのワイパ
ー情報101、ワイパーの強弱情報102)と、車輛の
位置情報103と、速度情報や車輛のナンバー等の付加
データ104とから構成されている。ワイパー情報10
1は、例えば“1”が作動していることを表し、“0”
が作動していないことを表している。ワイパーの強弱情
報102は、“1”が強を、“0”が弱をそれぞれ表し
ている。ワイパーの強弱情報102は、「強」、
「中」、「弱」と三段階がある場合には、2ビットをと
り、例えば“11”を「強」、“10”を「中」、“0
1”を「弱」とすればよい。
【0015】このパケットデータ100は、車載降雨情
報処理システム20からパケット網30を介して天気情
報収集システム50に送信される。当該車載降雨情報処
理システム20において、処理装置24は、あらかじめ
設定されているデータ取得時間に達する毎に、図3
(a)に示すフローチャートを実行する。すなわち、例
えば三分に一回データを収集するものであるとするなら
ば、図3(a)のフローチャートを処理装置24が終了
した後に、三分経過すると再び図3(a)のフローチャ
ートを処理装置24が処理することになり、三分毎に情
報収集動作が行われることになる。実際には、最適な時
間間隔を設定することになる。
【0016】まず、当該データ収集時間に達して処理装
置24のマイクロコンピュータが当該図3(a)のフロ
ーチャートを実行すると、処理装置24のマイクロコン
ピュータは、まず、ワイパーセンサー21からのデータ
を取り込み、ワイパーが作動しているか否かを判定する
(ステップ201)。ここで、処理装置24のマイクロ
コンピュータは、ワイパーセンサー21からのデータを
基にワイパーが作動していないと判断したときには(ス
テップ201;N)、このルーチンを抜けて次のデータ
取得時間まで待機する。一方、処理装置24のマイクロ
コンピュータは、ワイパーセンサー21からのデータを
基にワイパーが作動していると判断したときには(ステ
ップ201;Y)、ワイパーセンサー21からのデータ
を基にワイパーの強弱情報、GPS受信機23からの位
置情報、車速センサー22からの車速情報を一定時間取
り込む(ステップ202)。次に、処理装置24のマイ
クロコンピュータは、取り込んだ各情報を図2に示すパ
ケットデータ100に変換してRAMに記憶させる(ス
テップ203)。
【0017】続いて、処理装置24のマイクロコンピュ
ータは、RAMに記憶されているパケットデータ100
を次々に読み出しては、無線装置に与える(ステップ2
04)。これにより、無線装置は、所定のプロトコルを
利用して当該パケットデータ100をパケット網30に
送出する。また、処理装置24のマイクロコンピュータ
は、センター40の天気情報収集システム50から送ら
れてくる受信結果の受信待ちになる(ステップ205;
N)。天気情報収集システム50から受信済みまたは受
信不良の受信結果を無線装置を介して処理装置24のマ
イクロコンピュータが受信すると(ステップ205;
Y)、処理装置24のマイクロコンピュータは再送信要
求の応答のときには(ステップ206;N)、再び、R
AMに記憶されているパケットデータ100,100,
…を読み出しては、無線装置に与える(ステップ20
4)。
【0018】また、処理装置24のマイクロコンピュー
タは受信済みの応答のときには(ステップ206;
Y)、処理を終了し、次のデータ取得時間まで処理を中
止している。一方、センター40の天気情報収集システ
ム50の情報収集用コンピュータ51は、車載降雨情報
処理システム20からパケット網30を介して送られて
くるパケットデータ100,100,…を受信すると
(ステップ301)、受信が成功したか否かを判断する
(ステップ302)。ここで、天気情報収集システム5
0の情報収集用コンピュータ51が受信が不成功であっ
たと判断すると(ステップ302;N)、情報収集用コ
ンピュータ51は再送信要求の応答データを送信して
(ステップ304)、受信処理(ステップ301)に戻
る。また、天気情報収集システム50の情報収集用コン
ピュータ51が受信が成功したと判断すると(ステップ
302;Y)、情報収集用コンピュータ51は受信済み
の応答データを送信する(ステップ303)。
【0019】次に、天気情報収集システム50の情報収
集用コンピュータ51は、ワイパー誤り動作を判断する
ために、受信したパケットデータ100,100,…を
基に、連続して数回以上ワイパーが作動しているか否か
を判断する(ステップ305)。ここで、情報収集用コ
ンピュータ51は、連続して数回以上ワイパーが作動し
ていないと判断したときには(ステップ305;N)、
再び、受信処理(ステップ301)に戻る。一方、情報
収集用コンピュータ51は、連続して数回以上ワイパー
が作動していると判断したときには(ステップ305;
Y)、正常な情報であるので、次の車速情報が所定の速
度以上であるか否かを判断する(ステップ306)。天
気情報収集システム50の情報収集用コンピュータ51
が車速情報が所定の速度以上であると判断すると(ステ
ップ306;Y)、その車速情報に応じて所定の係数を
使用して補正を行なう(ステップ307)。天気情報収
集システム50の情報収集用コンピュータ51が車速情
報が所定の速度以下であると判断すると(ステップ30
6;N)、次の処理に移行する。天気情報収集システム
50の情報収集用コンピュータ51は、上記ワイパーの
強弱の情報と位置の情報から所定の道路単位の降雨量の
情報を得て(ステップ308)、これを処理して各地域
の道路単位の降雨情報として蓄積する(ステップ30
9)。
【0020】また、情報配信用サーバー52は、情報収
集用コンピュータ51が蓄積した天気情報をコンテンツ
データベース55として、その地域の道路単位における
降雨情報等をインターネット60や車載基幹ネットワー
ク等を使用して配信できる。特に車輛には、渋滞時を利
用し広帯域な無線回線を使用して渋滞/迂回路情報、位
置情報あるいは道路単位の降雨情報等からなるコンテン
ツデータを配信することができる。このように本実施の
形態によれば、リアルタイムに、どこの場所からも降雨
情報を得ることができ、しかも、その位置情報と降雨情
報とを道路単位で蓄積することができるため、統計、分
析などに利用することができる。また、上記天気情報収
集システム50では、情報収集用コンピュータ51と情
報配信用サーバー52とを独立した形で構成したが、こ
のような構成に限らず、情報収集用コンピュータと情報
配信用サーバーとを一つの形にした構成であってもよ
い。
【0021】また、上記実施の形態では、位置検出手段
としてGPS受信機23を特別に用意したが、位置検出
手段としてカーナビゲーションを利用してもよい。ま
た、上記実施の形態では、無線装置としてはパケット網
30に接続されるもので説明したが、具体的には例えば
モバイルアークなどを利用することにより構築すること
ができる。なお、上記図1及び図3(b)に示す天気情
報収集システムを実現する天気情報収集プログラムを格
納した記憶媒体を得ることにより、この記憶媒体を頒布
可能になり、この記憶媒体から上記各プログラムをコン
ピュータに読み込ませることによって、コンピュータに
上記天気情報収集システムを実現させることができる。
【0022】ここで、記憶媒体には、例えばフロッピー
ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、CD−R、CD−RW、DVD、磁気テープ、R
OMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメ
モリカード、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性
RAMカードなどを含む。さらに、電話回線などの有線
通信媒体、マイクロ波等の無線通信媒体などの通信媒体
でもよい。もちろん、この記憶媒体には、インターネッ
トも含む。すなわち、インターネットによる上記天気情
報収集プログラムの配信も、ここでいう記憶媒体に見な
す。ここでいう記憶媒体とは、何らかの手段により情報
(主にデジタルデータ、プログラム)が記録あるいは伝
達できるものであり、コンピュータや専用プロセッサに
所定の機能を実現させるものであればなんでもよい。ま
た、本発明は、上記実施の形態に限らず、特許請求の範
囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内において、
種々の変形や変更をすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように請求項1から請求項
4及び請求項9に記載した発明では、車輛から送出され
てくるワイパーの動作情報、位置情報及び速度情報を通
信網を介して受信し、これら情報を情報収集手段で収集
して各地域の降雨情報を収集し、情報収集手段で収集し
た降雨情報を情報配信手段により配信可能にしたので、
リアルタイムに、どこの場所からも降雨情報を得ること
ができ、しかも、その位置情報と降雨情報とを蓄積する
ことができるため、統計、分析などに利用することがで
き、かつ、降雨情報を配信できる。請求項5から請求項
8記載の発明では、ワイパーセンサーによりワイパーの
動作情報を得るとともに、車速センサーにより車輛の速
度情報を得て、かつ、グローバル・ポジション・システ
ムにより車輛の位置を得た後、これら情報を処理装置に
与え、処理装置によってこれら情報を所定のプロトコル
に変換して無線回線を介して通信網に送出しているの
で、各道路を通行中の車輛によって降雨情報を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る天気情報収集システ
ム及び車載降雨情報処理システムを示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る天気情報収集システ
ムと車載降雨情報処理システムとの間で通信するパケッ
トデータを示す図である。
【図3】図3(a)は本発明の実施の形態に係る車載降
雨情報処理システムの動作を説明するためのフローチャ
ートであり、図3(b)は本発明の実施の形態に係る天
気情報収集システムの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 車輛 20 車載降雨情報処理システム 21 ワイパーセンサー 22 速度センサー 23 GPS受信機 24 処理装置(マイクロコンピュータ、無線装置) 25 テレビカメラ 26 ディスプレイパネル 30 パケット網 40 センター 50 天気情報収集システム 51 情報収集用コンピュータ(情報収集手段) 52 情報配信用サーバー(情報配信手段) 53 管理コンピュータ 54 LAN

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輛を利用した天気情報収集システムで
    あって、 車輛から送出されてくるワイパーの動作情報、車輌の位
    置情報及び速度情報を通信網を介して受信し、これら収
    集した情報を基に各地域の降雨情報を得る情報収集手段
    と、 前記情報収集手段で収集した降雨情報を配信可能にした
    情報配信手段と、 を具備したことを特徴とする天気情報収集システム。
  2. 【請求項2】 前記通信網はパケット網を利用したもの
    であり、パケット網を介して情報収集手段が受信する情
    報は、ワイパーの動作/不動作の情報、ワイパーの強弱
    情報、車輛の位置情報、車輛の速度情報、その他の情報
    からなることを特徴とする請求項1記載の天気情報収集
    システム。
  3. 【請求項3】 前記情報配信手段は、インターネット等
    の通信ネットワークにより降雨情報を配信できるもので
    あることを特徴とする請求項1記載の天気情報収集シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記情報収集手段は、前記車輌の速度情
    報に基づいてワイパー動作情報に所定の補正を施すこと
    を特徴とする請求項1記載の天気情報収集システム。
  5. 【請求項5】 車輛に搭載された車載降雨情報処理シス
    テムであって、 ワイパーの動作情報を検出するワイパーセンサーと、 車輛の速度を検出する車速センサーと、 車輛の位置を検出する位置検出手段と、 前記ワイパーセンサーからのワイパー動作情報、前記位
    置検出手段からの位置情報、及び車速センサーからの速
    度情報を取り込み、これら情報を所定のプロトコルを利
    用して無線回線を介して通信網に送出する処理装置と、 を具備したことを特徴とする車載降雨情報処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記ワイパーセンサーは、ワイパースイ
    ッチのオンオフやワイパースイッチの強弱等を電気的に
    検出し、あるいは、ワイパーの実際の動きを赤外線セン
    サーと赤外線発光ダイオード又は赤外線レーザとの組み
    合わせで検出するものであることを特徴とする請求項5
    記載の車載降雨情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記無線回線はパケット無線回線であ
    り、前記無線回線が接続される通信網はパケット通信回
    線であることを特徴とする請求項5記載の車載降雨情報
    処理システム。
  8. 【請求項8】 前記位置検出手段は、グローバル・ポジ
    ショニング・システムの受信機あるいはカーナビゲーシ
    ョンであることを特徴とする請求項5記載の車載降雨情
    報処理システム。
  9. 【請求項9】 車輛を利用した天気情報収集プログラム
    であって、 車輛から送出されてくるワイパーの動作情報、車輌の位
    置情報及び速度情報を通信網を介して受信し、これら収
    集した情報を基に各地域の降雨情報を得る情報収集機能
    と、 前記情報収集機能で収集した降雨情報を配信可能にした
    情報配信機能と、 を具備したことを特徴とする天気情報収集プログラムが
    格納された記憶媒体。
JP2000252029A 2000-08-23 2000-08-23 天気情報収集システム、車載降雨情報処理システム及び天気情報収集プログラムが格納された記憶媒体 Pending JP2002062368A (ja)

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