JP2002061788A - 圧力脈動吸収装置 - Google Patents

圧力脈動吸収装置

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JP2002061788A
JP2002061788A JP2000250971A JP2000250971A JP2002061788A JP 2002061788 A JP2002061788 A JP 2002061788A JP 2000250971 A JP2000250971 A JP 2000250971A JP 2000250971 A JP2000250971 A JP 2000250971A JP 2002061788 A JP2002061788 A JP 2002061788A
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Masayuki Horiguchi
雅之 堀口
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様の流体を取り扱うことができ、流体
を変質させることなく、簡易な構造で流体に発生した圧
力脈動を有効に吸収することができる圧力脈動吸収装置
を提供する。 【解決手段】 流体の通過する管2内に、流体に発生し
た圧力脈動をその負荷圧力に応じて体積変化し吸収する
脈動吸収部材3を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ等の動力機
器から吐出される流体に発生した圧力脈動を吸収して減
衰させる圧力脈動吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録媒体などの製造過程におい
て、フィルム等の基体上に磁性体や塗料などの薄膜を均
一な厚さで積層したいという要請があり、流体の吐出脈
動の発生を極力減少させたパルスレスポンプが種々創案
されている。このようなパルスレスポンプを配管系に組
み込む場合、通常、その吸込側と吐出側とに逆流防止の
チャッキ弁を介設している。したがって、ポンプ自体が
吐出脈動を発生しないように設計されていても、チャッ
キ弁の作動に伴う流体の微小な逆流、漏れ、あるいはチ
ャッキ弁の機械的動作が吐出流体に作用して、圧力セン
サに微細な圧力脈動として検出され、実際の使用上は問
題がないにもかかわらず、ポンプの性能評価を低下させ
る要因となっていた。
【0003】このような流体の圧力脈動を吸収するため
には、通常、エアチャンバやアキュムレータ等の蓄圧器
を設置することが一般的である。また特殊な例として、
例えば、特開昭63−293396号公報に流体の脈動
防止装置が提案されている。
【0004】エアチャンバは、チャンバ内に保持した空
気を液体等の流体に接触させることによって、流体内に
発生した圧力脈動を吸収するものである。また、アキュ
ムレータは、ゴム風船のような膨体内にガスを封入し、
膨体のダンパー効果によって、流体内に発生した圧力脈
動を吸収するものである。
【0005】さらに、特開昭63−293396号公報
に開示された脈動防止装置は、「可撓性を有する管ない
し中空の略回転楕円体と、前記管ないし略回転楕円体の
中空部の断面積をその最大断面積未満の断面積に弾性的
に規制する弾性体として作用する部材から成り、前記弾
性体として作用する部材は前記管ないし略回転楕円体の
主軸方向に勾配を持つ弾性力を有する。」ことを要旨と
しており、可撓性を有する管等の内容積増加によって流
体の圧力脈動を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアチャン
バにあっては、チャンバ内の空気が液体等の流体に直接
接触するため、取り扱う流体によっては酸化等の変質が
生じる場合があり、チャンバ内の空気量も減少するの
で、時折、液抜き等の管理を行う必要がある。また、ア
キュムレータにあっては、膨体の封入ガスの管理が必要
であり、微細な圧力脈動を吸収する装置としては大掛か
りな装置となり、不経済である。そして、膨体を構成す
る材質の耐蝕性によって取り扱える流体に制限があり、
スラリーの閉塞、滞留及び沈降などへの対応が困難であ
る。さらに、可撓性を有する管等を用いた脈動防止装置
にあっては、低い圧力でしか使用することができず、高
い圧力で使用すると、可撓性を有する管等を破損させる
危険がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、多種多様の流体を取り扱う
ことができ、流体を変質させることなく、簡易な構造で
流体に発生した圧力脈動を有効に吸収することができる
圧力脈動吸収装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、流体の通過する管内に、流体に発生した圧力脈
動をその負荷圧力に応じて体積変化し吸収する脈動吸収
部材を設置したことを特徴とする圧力脈動吸収装置であ
る。
【0009】請求項2に記載のものは、前記脈動吸収部
材が、少なくとも体積変化率の大きい弾性変形能を有す
るとともに、弾性による体積復元速度の緩やかな反撥力
の小さい材質により形成されていることを特徴とする請
求項1に記載の圧力脈動吸収装置である。
【0010】請求項3に記載のものは、前記脈動吸収部
材が流体の通過する管内の一部に内装され、該脈動吸収
部材の内面がその内装部位以外の管内径と面一となるよ
うに積層されていることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の圧力脈動吸収装置である。
【0011】請求項4に記載のものは、前記脈動吸収部
材が流体の通過する管内の一部に内装され、該脈動吸収
部材の流体接触面を凹凸状に形成したことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の圧力脈動吸収装置であ
る。
【0012】請求項5に記載のものは、前記脈動吸収部
材を多孔質に形成したことを特徴とする請求項1から請
求項4のいずれかに記載の圧力脈動吸収装置である。
【0013】請求項6に記載のものは、動力機器の流体
吐出側の配管系に介設される配管継ぎ手として形成され
ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
記載の圧力脈動吸収装置である。
【0014】請求項7に記載のものは、動力機器の流体
吐出部に一体的に設けられることを特徴とする請求項1
から請求項5のいずれかに記載の圧力脈動吸収装置であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の圧力脈動吸収装置は、液
体等の流体の通過する管内に、流体に発生した圧力脈動
をその負荷圧力に応じて体積変化し吸収する脈動吸収部
材を設置したものである。この脈動吸収部材は、少なく
とも体積変化率の大きい弾性変形能を有するとともに、
弾性による体積復元速度の緩やかな反撥力の小さい材質
により形成されている。このように脈動吸収部材が体積
変化率の大きい弾性変形能を有するので、負荷圧力に応
じて脈動吸収部材が体積変化することにより、流体に発
生した圧力脈動を吸収することができ、また弾性による
体積復元速度の緩やかな反撥力の小さい材質であるの
で、体積復元の際に新たな脈動が発生するのを防止する
ことができる。
【0016】その他、脈動吸収部材に要求される性質と
しては、圧力分散力が大きいこと、材質変化を起こさな
いこと、振動や衝撃を吸収するダンパー効果を有するこ
と、加圧して密度が高くなっても柔軟性を損なわないこ
と、耐熱性に優れていること、耐薬品性に優れているこ
となどが挙げられる。
【0017】このような脈動吸収部材としては、例えば
ブタジエンアクリルニトリルゴム、ポリアクリレートゴ
ム、シリコーンゴム、フェロシリコーンゴム、フッ素ゴ
ム、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピ
レンゴム、ブチルゴム等のポリマー系のエラストマーが
挙げられる。
【0018】すなわち、流体の通過する管内に脈動吸収
部材が設置されると、脈動吸収部材のダンパー効果によ
り、流体に発生した圧力脈動を吸収するものである。例
えば、ポンプの吐出側の配管系に、本発明の圧力脈動吸
収装置を設置することにより、ポンプから吐出される流
体の圧力脈動を吸収して減衰させることができる。この
ような脈動吸収部材を設置することにより、多種多様の
流体を取り扱うことができ、流体を変質させることな
く、簡易な構造で流体に発生した圧力脈動を有効に吸収
することができる。
【0019】脈動吸収部材を設置した管内を流体が通過
すると、流体から脈動吸収部材に等方圧が作用するた
め、理論上その形状は任意のものとすることができる。
管内を流体が通過する際、流体の圧力変動に応じて脈動
吸収部材の体積が変化して脈動を吸収するので、吸収し
たい圧力波形によって脈動吸収部材の体積を決定すれば
よいことになる。
【0020】図1は、本発明の圧力脈動吸収装置におけ
る第1の実施形態を示す概略図である。本実施形態の圧
力脈動吸収装置1は、流体の通過する管2内の一部に脈
動吸収部材3を内装したものである。この場合、脈動吸
収部材3は、内面が脈動吸収部材3の内装部位以外の管
内径と面一となるように管2の太径部内に嵌装、すなわ
ち積層されている。このように脈動吸収部材3を流体の
通過する管2内の一部に内装すると、脈動吸収部材3の
積層基部側を拘束して位置移動を防止し、その体積変化
(圧縮変化)を促進させることができ、また脈動吸収部
材3の内面がその内装部位以外の管内径と面一となるよ
うに積層されているので、流体の通過する管2内に脈動
吸収部材3を設置しても、流体の流れを阻害することは
ない。
【0021】また、この圧力脈動吸収装置1は、ポンプ
等の動力機器の流体吐出側の配管系4に介設される配管
継ぎ手として形成されている。本実施形態では、直状短
管2内に脈動吸収部材3を内装しており、その両端部に
フランジ5,5を取り付けた脱着可能な配管継ぎ手とし
て形成されているが、これに限るものではなく、溶接等
により突合せ接合される直付け形式の配管継ぎ手として
形成してもよい。このように配管継ぎ手として形成すれ
ば、通過流体に圧力脈動が発生する種々の動力機器に適
用することができ、汎用性に富むものである。また、短
管2は必ずしも直管である必要はなく、エルボやティー
ズ等であってもよいが、エロージョン、製作の容易さ等
を考慮すると、直管であることが好ましい。なお、図
1、後述する図2及び図3では、フランジに穿設された
ボルト孔及び接合ボルト・ナットを省略図示している。
【0022】上述したように、吸収したい圧力波形によ
って脈動吸収部材3の体積が決定されるので、所望の体
積に基づいて脈動吸収部材3の管軸方向長さや厚さが設
計されることになる。
【0023】図2は、本発明の圧力脈動吸収装置におけ
る第2の実施形態を示す概略図である。本実施形態の圧
力脈動吸収装置11は、脈動吸収部材13を流体の通過
する管12内の一部に内装し、この脈動吸収部材13の
流体接触面を凹凸状に形成したものである。脈動吸収部
材13の凹凸状は、図示するような管軸方向に沿った波
形状や、管周方向に沿った波形状などの他、種々の凹凸
バリエーションで形成することができる。また、第1の
実施形態と同様の理由から、直状短管12内に脈動吸収
部材13を内装しており、その両端部にフランジ15,
15を設けて脱着可能な配管継ぎ手として形成されてい
【0024】第2の実施形態の圧力脈動吸収装置11
は、基本的に第1の実施形態と同様の作用効果を奏する
が、本実施形態にあっては、特に脈動吸収部材13の流
体接触面を凹凸状に形成しているので、流体との接触面
積を大きくすることができ、流体に発生した圧力脈動の
吸収効果を増大させることができるものである。
【0025】図3は、本発明の圧力脈動吸収装置におけ
る第3の実施形態を示す概略図である。本実施形態の圧
力脈動吸収装置21は、脈動吸収部材23を流体の通過
する管22内の一部に内装し、この脈動吸収部材23を
多孔質に形成したものである。また、第1の実施形態と
同様の理由から、直状短管22内に脈動吸収部材23を
内装しており、その両端部にフランジ25,25を設け
たた脱着可能な配管継ぎ手として形成されている
【0026】第3の実施形態の圧力脈動吸収装置21
は、基本的に第1の実施形態と同様の作用効果を奏する
が、本実施形態にあっては、特に脈動吸収部材23を多
孔質に形成しているので、脈動吸収部材23に圧力負荷
が掛かっても、その密度の上昇を防止することができ
る。したがって、脈動吸収部材23を構成する材料の選
択範囲が拡大するものである。
【0027】図4は、本発明の圧力脈動吸収装置におけ
る第4の実施形態を示す概略図である。本実施形態の圧
力脈動吸収装置31は、ポンプ等の動力機器41の流体
吐出部42に一体的に設けられる。すなわち、この圧力
脈動吸収装置31は、動力機器41の吐出管43に介設
されており、動力機器41の一部品を構成している。図
示する動力機器41は、例えば、一対の往復動力部(プ
ランジャ)44,45を有するパルスレスポンプであ
り、図5に示すように、これら往復動力部44,45の
プランジャ速度曲線に位相差を与えることにより、圧力
脈動の発生を防止している。
【0028】このパルスレスポンプ41の吸込管46に
連通する分岐吸込管47,48には、流体の逆流を防止
するためのチャッキ弁49,50がそれぞれ介設されて
いる。また、往復動力部44,45の吐出管51,52
には、チャッキ弁53,54がそれぞれ介設されてお
り、これら吐出管51,52の合流吐出管43に上記圧
力脈動吸収装置31が介設されている。
【0029】そして、本実施形態の圧力脈動吸収装置3
1には、第1乃至第3の実施形態において説明した各脈
動吸収部材3,13,23を同様の構成で設けることが
できる。
【0030】第4の実施形態の圧力脈動吸収装置31
は、基本的に第1乃至第3の実施形態と同様の作用効果
を奏するが、本実施形態にあっては、特に圧力脈動吸収
装置31がポンプ等の動力機器41の流体吐出部42に
一体的に設けられているので、動力機器における圧力脈
動の低減化をより促進することができ、例えば、パルス
レスポンプの性能向上に寄与することができるものであ
る。
【0031】なお、変形実施形態として、既存のY型ス
トレーナのメッシュの替わりに、脈動吸収部材を介設し
て、本体部分をそのまま流用して圧力脈動吸収装置とし
て構成してもよい。
【0032】また、脈動吸収部材は、前記した円筒体に
限定されるものではない。例えば、図6に示す脈動吸収
部材63は、エラストマーを円筒形に成型するととも
に、この円筒体の内部に、複数本の流路64を軸方向に
開設した蓮根状のものである。この脈動吸収部材63を
管内に嵌合すると、流体の接触面積を大きくとることが
できるので、脈動を吸収する際の応答性を高めることが
できる。
【0033】さらに、脈動吸収部材は円筒体であって、
柔軟性の異なる層を複数積層して構成してもよい。例え
ば、図7に示す脈動吸収部材73は、柔軟性の大きい素
材からなる第1層73aを内周側、すなわち流体に接触
する側に配置し、その外側に、柔軟性の小さい素材から
なる第2層73bを積層して構成したものである。この
脈動吸収部材73は、微小な圧力変動であれば第1層7
3aの収縮により吸収し、大きな圧力変動があった場合
には第2層73bも収縮して圧力変動を吸収する。この
様に、脈動吸収部材を、柔軟性の異なる複数層で構成す
ると、嵩張ることなく吸収し得る圧力変動の範囲を大き
く設定することができる。
【0034】この様に本発明によれば、脈動吸収部材が
耐圧部品でないため、対応可能な圧力範囲が広く、多種
多様の材質を用いることができる。また、脈動吸収部材
を任意の形状とすることができるので、設置の自由度が
極めて大きく、管理やメンテナンスが不要であり、故障
しない。さらに、特殊な部品が少なく、低コストであ
る。加えて、スラリなどにも、問題なく適応することが
できるものである。なお、前記各実施形態では、平均吐
出圧力に対して正圧(+)の脈動の場合を主として説明
したが、負圧(−)の脈動の場合であっても吸収するこ
とができる。そして、負圧の脈動を効率良く吸収するた
めには、エラストマー等の脈動吸収部材を、体積復元速
度が適した(反撥力を適宜強めた)もので構成すること
が望ましい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下の効果
を奏する。請求項1に記載の発明によれば、流体の通過
する管内に、流体に発生した圧力脈動をその負荷圧力に
応じて体積変化し吸収する脈動吸収部材を設置したの
で、この脈動吸収部材の体積収縮、復元作用によりダン
パー効果が得られ、これにより流体に発生した圧力脈動
を吸収して減衰させることができる。また、多種多様の
流体を取り扱うことができ、流体を変質させることな
く、簡易な構造で流体に発生した圧力脈動を有効に吸収
することができる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、脈動吸収
部材が体積変化率の大きい弾性変形能を有するので、負
荷圧力に応じて脈動吸収部材が体積変化することによ
り、流体に発生した圧力脈動を吸収することができ、ま
た弾性による体積復元速度の緩やかな反撥力の小さい材
質であるので、体積復元の際に新たな脈動が発生するの
を防止することができる。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、脈動吸収
部材を流体の通過する管内の一部に内装することによ
り、脈動吸収部材の積層基部側を拘束して位置移動を防
止し、その体積変化を促進させることができ、また脈動
吸収部材の内面が内装部位以外の管内径と面一となるよ
うに積層されているので、流体の通過する管内に脈動吸
収部材を設置しても、流体の流れを阻害しない。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、脈動吸収
部材が流体の通過する管内の一部に内装され、この脈動
吸収部材の流体接触面を凹凸状に形成したので、流体と
の接触面積を大きくして、流体に発生した圧力脈動の吸
収効果を増大させることができる。
【0039】請求項5に記載の発明によれば、脈動吸収
部材を多孔質に形成したので、脈動吸収部材に圧力負荷
が掛かった場合でも、密度上昇を防止することができ、
流体に発生した圧力脈動の吸収効果を増大させることが
でき、脈動吸収部材の材料の選択範囲を拡大することが
できる。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、動力機器
の流体吐出側の配管系に介設される配管継ぎ手として形
成されるので、通過流体に圧力脈動が発生する種々の動
力機器に適用することができ、汎用性に富む。
【0041】請求項7に記載の発明によれば、動力機器
の流体吐出部に一体的に設けられるので、ポンプ等の動
力機器における圧力脈動の低減化をより促進することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の圧力脈動吸収装置の側断面の
構造を示す概略図である。
【図2】第2の実施形態の圧力脈動吸収装置の側断面の
構造を示す概略図である。
【図3】第3の実施形態の圧力脈動吸収装置の側断面の
構造を示す概略図である。
【図4】第4の実施形態の圧力脈動吸収装置を組み込ん
だ動力機器を示す概略図である。
【図5】第4の実施形態において、パルスレスポンプの
プランジャ速度曲線を示す説明図である。
【図6】内部に複数本の流路を開設した脈動吸収部材の
斜視図である。
【図7】柔軟性の異なる層を積層した脈動吸収部材の断
面図である。
【符号の説明】
1 圧力脈動吸収装置 2 管 3 脈動吸収部材 4 流体吐出側の配管系 5 フランジ 11 圧力脈動吸収装置 12 管 13 脈動吸収部材 15 フランジ 21 圧力脈動吸収装置 22 管 23 脈動吸収部材 25 フランジ 31 圧力脈動吸収装置 41 動力機器(パルスレスポンプ) 42 流体吐出部 43 合流吐出管 44,45 往復動力部(ポンプ部) 46 吸込管 47,48 分岐吸込管 49,50,53,54 チャッキ弁 51,52 吐出管 63 脈動吸収部材 64 流路 73 脈動吸収部材 73a 柔軟性の大きい素材からなる第1層 73b 柔軟性の小さい素材からなる第2層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の通過する管内に、流体に発生した
    圧力脈動をその負荷圧力に応じて体積変化し吸収する脈
    動吸収部材を設置したことを特徴とする圧力脈動吸収装
    置。
  2. 【請求項2】 前記脈動吸収部材が、少なくとも体積変
    化率の大きい弾性変形能を有するとともに、弾性による
    体積復元速度の緩やかな反撥力の小さい材質により形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力脈動
    吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記脈動吸収部材が流体の通過する管内
    の一部に内装され、該脈動吸収部材の内面がその内装部
    位以外の管内径と面一となるように積層されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力脈動
    吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記脈動吸収部材が流体の通過する管内
    の一部に内装され、該脈動吸収部材の流体接触面を凹凸
    状に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の圧力脈動吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記脈動吸収部材を多孔質に形成したこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の圧力脈動吸収装置。
  6. 【請求項6】 動力機器の流体吐出側の配管系に介設さ
    れる配管継ぎ手として形成されることを特徴とする請求
    項1から請求項5のいずれかに記載の圧力脈動吸収装
    置。
  7. 【請求項7】 動力機器の流体吐出部に一体的に設けら
    れることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
    に記載の圧力脈動吸収装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278516A (ja) * 2007-06-25 2007-10-25 Kobe Steel Ltd 圧力脈動吸収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007278516A (ja) * 2007-06-25 2007-10-25 Kobe Steel Ltd 圧力脈動吸収装置

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