JP2002061510A - 排気浄化装置及びその製造方法並びに排気浄化システム - Google Patents

排気浄化装置及びその製造方法並びに排気浄化システム

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JP2002061510A
JP2002061510A JP2000251479A JP2000251479A JP2002061510A JP 2002061510 A JP2002061510 A JP 2002061510A JP 2000251479 A JP2000251479 A JP 2000251479A JP 2000251479 A JP2000251479 A JP 2000251479A JP 2002061510 A JP2002061510 A JP 2002061510A
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exhaust gas
exhaust
fuel
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Niles Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の排気、特に粒子状物質(DPM)
を効率よく浄化する。 【解決手段】 シラスバルーン粉末と電気石粉末とを混
錬し、数mm程度に造粒して、焼成し、自発分極誘電体
触媒を担持した触媒担持粒子を形成する。この触媒担持
粒子を排気の導入口2cから排出口2dへ向かって、順
次粒径が小さくなるように、触媒担持粒子層6、7、8
を外筒2a,2bの中に配設する。金網3は、排気の流
れる方向に凸形状に湾曲され、導入された排気が容易に
触媒担持粒子層6へ導く。金網4は、スプリング5によ
り図中左方へ押され、触媒担持粒子層6、7、8を外筒
2内部で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に用いら
れる排気浄化装置及びその製造方法並びに排気浄化シス
テムに係り、特にディーゼルエンジンから排出される黒
煙を含む粒子状物質を効率よく除去する排気浄化装置及
びその製造方法並びに排気浄化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の分野において、近年最も注目さ
れている技術は環境対応技術である。東京都は、都内大
気の汚染浄化策の一環としてディーゼル車の排出ガス中
の微少粒子状物質(以下、DPMと略す)の削減を重点
施策に採り上げている。そして、公害防止条例を改正し
て、一定の基準で指定する車両にDPF(ディーゼル・
パティキュレート・フィルタ)装着を義務づける方向に
ある。
【0003】DPMには、黒煙の原因である煤(炭素粒
子)のほか、青白煙に関係する可溶有機成分があり、こ
れはノズル先端部の空間(サックボリューム)や燃焼室
壁に衝突し付着した燃料によるものおよび潤滑油に起因
するものがある。さらにDPMには、燃料中の硫黄によ
る硫黄酸化物が含まれる。
【0004】ディーゼル燃焼過程における煤の生成過程
は、およそ次のように考えられている。高温雰囲気中に
噴射された燃料は、まず熱分解過程を経て低級炭化水素
に変化する。着火直前の燃料は、CH、C、C
、C、Cなどの炭素数が1〜4の炭
化水素が約半分を占めると考えられている。これらの熱
分解成分は、空気と出会えば部分酸化してCOとH
なった後、さらに酸化してCOとHOに至る。その
過程でNOが生成される。
【0005】一方、空気と出会わない熱分解成分は、比
較的低温度では、重合及び縮合による多環芳香族炭化水
素(PAH)を生成し、これが煤前物質の役割を果たし
巨大化して煤に至る。高温では、炭化水素は脱水素反応
によって炭素蒸気となる速度のほうが前者より速くな
り、クラスタリングによって速やかな煤形成に至る。
【0006】ディーゼルエンジンのDPM除去技術に
は、エンジン内の燃焼を改善してDPMそのものの発生
を減少させる燃焼改善技術と、排気中のDPMを捕捉し
て燃焼させる後処理技術とがある。
【0007】燃焼改善技術には、燃料噴射圧を高めて、
噴射燃料粒を微細化するコモンレール方式や、EGRな
どを組み合わせて燃焼温度を調整する方法があるが、全
ての運転条件で十分なDPM除去効果を発揮するまでに
は至っていない。
【0008】従来のディーゼルエンジン車に対するDP
Mの後処理技術には、以下に示す4方式が知られてい
る。
【0009】(1)いすずDPF方式 一対のセラミックスファイバー製フィルタを配列し、交
互に排気の流れを切り換えて、フィルタによるDPMの
捕集と、捕集したDPMをフィルタに密着したヒーター
に通電して自動的に焼却することによりフィルタを再生
する。
【0010】(2)英国ジョンソン・マッセイ社の2段
触媒方式 触媒を2段縦続配置した構成とし、前段の触媒でNOを
NOに酸化し、後段の触媒兼フィルターでDPMを捕
集するとともに、捕集したDPMをNOの酸化力によ
り約260℃の比較的低温度で酸化させてCOに変化
させる。
【0011】(3)つくも社砂粒への付着方式 排気を砂粒中に通して、砂粒にDPMを付着させ、或る
付着量に達すると砂粒を交換するか洗浄して再生する。
【0012】(4)水素エネルギー開発研究所の方式
(特開平9−280035号公報) ハニカム構造体とセラミックバルーンによる排気浄化装
置であって、排気動圧をハニカム構造体の各ハニカムセ
ル内空間で高い静圧へと変化させることで温度上昇させ
る。さらに排気脈動によりセラミックバルーンが振動す
ることでマイクロ波動に変調する。マイクロ波は遠赤外
線を誘発させ、バルーン温度を600〜800℃に高
め、DPMを燃焼させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術(1)は、フィルター前後の圧力差を検出して一
定値以上に差圧が高まると、一方のフィルターが詰まっ
たと判断して、排気の流れを他方のフィルタへ切り換え
るとともに、電気ヒータに通電して詰まったフィルタの
再生を行うよう制御していたため、2個のフィルタが大
容積を占有するとともに、制御系が複雑となって故障し
やすく、さらにDPM焼却のためにヒータが大電力を消
費するので、この容量を見込んで大容量の発電機と大容
量の蓄電池とを必要とするという問題点があった。
【0014】また、上記従来技術(2)は、排気浄化装
置が大きく、後付困難であるとともに、高価であるとい
う問題点があった。
【0015】また、上記従来技術(3)は、排気浄化装
置が安価であるが、DPM除去率が低いと言う問題点が
あった。
【0016】さらに、上記従来技術(4)は、従来技術
(1)より安価にできるが、DPM除去率がやや低く、
排気浄化装置の重量が重いという問題点があった。
【0017】以上の問題点に鑑み本発明の課題は、複雑
な制御系を必要とせず、信頼性の高い排気浄化装置及び
その製造方法を提供することである。
【0018】また本発明の課題は、小型軽量化し、使用
過程車にも容易に装着することのできる排気浄化装置及
びその製造方法を提供することである。
【0019】また本発明の課題は、保守の手間を省き、
長期間使用可能な排気浄化装置及びその製造方法を提供
することである。
【0020】さらに本発明の課題は、燃費を低減させる
とともに排気中の有害ガス及び粒子状物質の除去率の高
い排気浄化システムを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、内燃機関の排気系に設けられ、
排気中の微粒子を除去する排気浄化装置であって、内燃
機関の排気通路に接続される筒状のケーシングと、前記
ケーシング内に配置されるとともに、少なくとも一部の
表面に自発分極誘電体触媒を担持した触媒担持粒子の層
と、を備えたことを要旨とする。
【0022】上記課題を解決するため請求項2記載の発
明は、請求項1記載の排気浄化装置において、前記自発
分極誘電体触媒は、電気石であることを要旨とする。
【0023】上記課題を解決するため請求項3記載の発
明は、請求項1または請求項2記載の排気浄化装置にお
いて、前記触媒担持粒子は、排気の流れる方向に沿って
順次粒径が大きいものから小さいものへ配置されている
ことを要旨とする。
【0024】上記課題を解決するため請求項4記載の発
明は、触媒を担持した触媒担持粒子を用いた排気浄化装
置の製造方法であって、前記触媒担持粒子の製造工程
は、シラスバルーンの粉末と自発分極誘電体を含む触媒
の粉末とを混錬する混錬工程と、この混錬物を数mmの
径に造粒する造粒工程と、造粒した混錬物を焼成して自
発分極誘電体触媒を担持した触媒担持粒子を形成する焼
成工程と、を備えたことを要旨とする。
【0025】上記課題を解決するため請求項5記載の発
明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の排
気浄化装置と、内燃機関の燃料を自発分極誘電体触媒に
より改質する燃料改質装置と、を備えたことを要旨とす
る排気浄化システムである。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、内燃機関
の排気通路に接続される筒状のケーシング内に、少なく
とも一部の表面に自発分極誘電体触媒を担持した触媒担
持粒子を配置するようにしたので、自発分極誘電体の発
生する強静電界により触媒担持粒子中のシリカ・アルミ
ナ・酸化鉄などをスピン量子数物理学現象によって励起
する。この励起された触媒担持粒子の表面に内燃機関の
排気が接触すると、界面電気二重層の静電気二重層現象
を呈して、排気中の水分が解離され、更に酸素を量子二
重項などにスピン量子化する。この活性酸素は、排気中
の粒子状物質である黒煙や可溶有機成分を酸化し、無害
のCOやHOなどに変化させる。
【0027】これにより、小型軽量で、複雑な制御系を
必要とせず、排気浄化効果が持続する信頼性の高い排気
浄化装置を提供することができるという効果を奏する。
【0028】上記課題を解決するため請求項2記載の発
明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記自発分
極誘電体触媒は、自然界から産出する電気石としたの
で、容易に入手できる比較的安価な材料により排気浄化
装置を製造し、その価格を抑制することができるという
効果を奏する。
【0029】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の効果に加えて、前記触媒担持
粒子は、排気の流れる方向に沿って順次粒径が大きいも
のから小さいものへ配置するようにしたので、排気抵抗
を増加させることなく、排気中の粒子状物質を効率よく
浄化することができるという効果を奏する。
【0030】請求項4記載の発明によれば、触媒を担持
した触媒担持粒子を用いた排気浄化装置の製造方法にお
いて、前記触媒担持粒子の製造工程は、シラスバルーン
の粉末と自発分極誘電体を含む触媒の粉末とを混錬する
混錬工程と、この混錬物を数mmの径に造粒する造粒工
程と、造粒した混錬物を焼成して自発分極誘電体触媒を
担持した触媒担持粒子を形成する焼成工程と、を備えた
ことにより、シラスバルーンと呼ばれ安価に入手できる
ガラス質火山砕屑物と自発誘電体を含む触媒の粉末を造
粒して焼成することにより、シラスバルーンという発泡
剤だから軽くしかも帯電性が高い軽量で高性能な触媒担
持体を形成し、軽量安価で保守の不要な排気浄化装置を
提供することができるという効果を奏する。
【0031】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のいずれか1項記載の排気浄化装置と、内
燃機関の燃料を自発分極誘電体触媒により改質する燃料
改質装置と、を備えたことにより、より一層排気浄化性
能を高めた排気浄化システムを提供することができると
いう効果を奏する。
【0032】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る排気
浄化装置の構成を示す部分断面図であり、図中中心線よ
り上部は外観を示し、中心線より下部は断面を示してい
る。
【0033】図1に示すように本実施の形態の排気浄化
装置1は、浄化された排気の排出口2cを有する略円筒
形のステンレス製の外筒2aと、図外の内燃機関からの
排気の導入口2cを有し外筒2aのキャップとなるステ
ンレス製の外筒2bと、図中右側へ凸となるように湾曲
するステンレス製の金網3と、ステンレス製の金網4
と、金網4を図中左側へ付勢する押スプリング5と、金
網3と金網4との間の空間に導入口2cから排出口2d
へ向かって、順次粒径が小さくなるように充填された触
媒担持粒子層6、7、8と、外筒2bの周囲数カ所に設
けられ外筒2bを外筒2aに固定する複数の固定ネジ9
とを備えている。
【0034】外筒2a及び外筒2bの形状は、実施形態
では略円筒形としているが、これに限らず楕円柱形、角
柱形等とすることができる。またこれらの材質も耐熱性
金属材料であれば、ステンレスに限らず他の材料を用い
てもよい。
【0035】外筒2a及び2bの内部に配置された触媒
担持粒子層6、7、8は、本実施の形態で排気浄化機能
を担うものである。触媒担持粒子層6、7、8を形成す
る各粒子は、それぞれ直径が数mm程度の略球形で、少
なくともその一部の表面に自発分極誘電体触媒を担持
し、粒子表面で内燃機関の排気中の黒煙を分解酸化し
て、無害なCOとHOとに変化させる。
【0036】触媒担持粒子層6、7、8は、排気の導入
口2cから排出口2dへ向かって順次粒径が小さくなる
ように、外筒2a、2bの内部に配置されている。各触
媒担持粒子層を構成する粒子の粒径は、例えば、乗用車
ディーゼルエンジン用排気浄化装置では、触媒担持粒子
層6、7、8の順にそれぞれ、10〜8mm、8〜5m
m、5〜3mm程度が好ましい。
【0037】触媒担持粒子層6、7、8を構成する各粒
子は、シラスバルーンの粉末に、自発分極特性を有する
鉱石である電気石(トルマリン)の約10μm程度の粉
末、水晶粉、ダイヤモンド屑粉、及び黒鉛粉を混錬し、
上記粒径に造粒した後、焼成して得られる。
【0038】シラスバルーンは、シラス、白土、シリカ
サンドなどと呼ばれ火山噴出物として、火山地帯の地層
から容易に入手できる。例えば、鹿児島地方のシラスの
粒度組成は、砂分(50μm〜2.0mm)に属する粒
分が最も多く70〜80%を占め、シルト分(3.9〜
62.5μm)、粘度分は少ない。鉱物組成は、70〜
80%がガラス質であり、残りは長石、輝石、石英、磁
鉄鉱などの結晶質からなる。化学組成は、シリカ(Si
)65〜73%,アルミナ(Al)12〜1
8%,酸化鉄(Fe,FeO)1〜3%,酸化カ
ルシウム(CaO)2〜4%,酸化ナトリウム(Na
O)3〜4%,酸化カリウム(KO)2〜3%の範囲
で安定している。
【0039】シラスバルーンはシラスを急激に高温加熱
すると、粒径範囲30〜600μmの中空ガラス球にな
ることが知られている(「微粒シラスバルーンの製作と
その応用」袖山他、無機マテリアル学会誌,7,313
−322(2000))。
【0040】これは、ガラス質火山砕屑物がシリカとア
ルミナ、即ちガラス質に富み、高熱で焼成すると、内部
に含む水分が蒸発膨張して、軟化したガラス質をバルー
ン状に膨らませ、多数の密閉気泡を有する焼成物となる
ためである。このため、シラスバルーンを用いた焼成物
は、軽量な耐熱材となる。
【0041】触媒担持粒子の構成成分のうち、自発分極
誘電体触媒としての電気石(トルマリン)は、地球創生
期に高温・高圧下で作られた硼素のケイ酸塩結晶鉱物で
あり、化学式は、(Ca,Na)XAl(BO
Si18(OH,F) (XはMg,Fe,M
n,Li,Alのいずれかまたは組合せ)で表される。
電気石は、外部電界を印加しなくても存在する電気分
極、即ち自発分極の性質を有する。
【0042】電気石は、成分により鉄(Fe)を含む鉄
電気石、マグネシウム(Mg)を含む苦土電気石、リチ
ウム(Li)を含むリチア電気石など10種類が知られ
ている。そして電気石にはその成分により、黒色、褐
色、緑色系、紅色系の各色があり、リチア電気石の透明
で美しいものは宝石(10月の誕生石)としても高く評
価されている。宝石採掘の副産物として美的価値のない
電気石は比較的安価に入手可能であり、本実施形態の自
発分極誘電体粉末の原料となる。
【0043】電気石を微細に粉砕していくと結晶の両端
に+極と−極とが出現する。公開されているデータによ
れば、厚さ数十ミクロン程度の薄い層状の領域では、最
高10V/m〜10V/mの高電界を発揚するとい
う。これらの表面に、水などの極性分子が接触すれば、
水の電気分解などの大きな電気化学現象が起こる。
【0044】本発明においては、電気石の微細粉末の自
発分極による強力高静電界でシラスバルーンの含有材S
iO、Al、Feなどを分極することを
利用して、排気中の有害物質を酸化還元して、無害なC
やHOに変える排気浄化作用を行わせている。
【0045】水晶は、二酸化珪素(シリカ、SiO
の結晶で、圧力を加えると電圧が発生する圧電体として
も知られている。棒状又は薄板状の水晶片に電気刺激を
与えると非常に正確な振動数で振動するので、コンピュ
ータのクロック発振器や携帯電話等の無線機器の周波数
制御に利用されている。触媒担持粒子に水晶粉を混錬す
るのは、熱や振動などの発振電圧で電気石電圧の変調や
シラスバルーン中のSiO、Al、Fe
などの分極も変動させるためである。
【0046】ダイヤモンドは、炭素(C)の同素体の一
つであり、炭素原子が正4面体状に次々と積み重なった
共有結合の巨大分子結晶である。ダイヤモンドは全ての
物質のなかで最も硬く、熱伝導率も最も大きい(銅の5
倍)。又その熱伝導は、結晶格子の振動によるものであ
る。しかもダイヤモンドは常温では自由電子を持たない
ので電気伝導性はない。ダイヤモンド粉を触媒担持粒子
に混錬するのは、その巨大分子結晶中に外からの電子を
一時取り込む機能を持たせるためである。
【0047】黒鉛は、石墨とも呼ばれる炭素の同素体
で、六角形の網目状に並んだ炭素原子の平面膜同士が弱
く重なり合った巨大分子であり、黒い金属光沢と、電気
伝導性を有する。黒鉛粉を触媒担持粒子に混錬するの
は、電気伝導性を持たせるためである。
【0048】触媒担持粒子の形成には、まず電気石、水
晶、ダイヤモンド屑、黒鉛をそれぞれ数ミクロンないし
10数ミクロン(5〜15ミクロン)に微細粉末化し、
シラスバルーン粉末を加え、分散剤(ポリアクリル酸ア
ンモニウムなど)、結合剤(アクリル系エマルジョンな
ど)を添加して、混錬する。
【0049】この混錬物を真空脱泡後、所望のサイズの
球形を作る石膏型に鋳込み、例えば、110℃で乾燥さ
せ、造粒する。この造粒物を、例えば1000℃程度で
焼成すると、自発分極誘電体触媒を担持した触媒担持粒
子が得られる。
【0050】触媒担持粒子製造過程におけるシラスバル
ーンと電気石粉末の混合比と、この混合比による排気浄
化装置の排気浄化効果を、排気浄化装置を装着しない比
較対象とともに、次の表1に示す。また表2は、測定条
件を示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】次に、排気浄化装置1の作用を説明する。
触媒担持粒子層6、7、8を構成する各触媒担持粒子の
表面では、自発分極誘電体触媒である電気石の微粒が、
その強力静電界により触媒担持粒子に含まれるシリカ
(SiO),アルミナ(Al),酸化鉄(Fe
,FeO)などの含有材をスピン量子数物理現象
として量子励起させている。
【0054】そこに、内燃機関からの排気物質が通過す
ると、触媒担持粒子表面に接触したり吸着したりする。
排気中の各種物質、NOx,COx,HO,炭化水素
(HC),黒煙(炭素)等は、触媒担持粒子表面で、そ
れぞれの界面電気二重層現象を伴い、酸化還元の量子自
然科学的現象を呈して、多くはCOやHOとして、
残りは極微のガスとして排出される。
【0055】図6は、量子域におけるシラスバルーンと
電気石との接触模式図である。電気石は、数μmから1
0μm程度の微粒子に微細化すれば、高自己分極静電場
を形成する。その高静電場に量子域として接するシラス
バルーン中のSiO,Al ,Feなども
誘電分極する。それらの分極電荷力によって、その周辺
に散在する物質は酸化還元現象を起こす。例えば排気ガ
ス中の水分はプロトンとヒドロキシラジカルに解離し
(HO→H+OH)、酸素(O)はO
(スーパーオキシドアニオンラジカル)、O
2HO→2H、O+2H→H
はFe,の触媒作用で・OHなどに変化
する。
【0056】かかる雰囲気中では、化学的酸化還元反応
が働き、排気ガス中の一酸化窒素は窒素と酸素に還元さ
れ(2NO→N+O)、一酸化炭素は酸化され(2
CO+O→2CO)、未燃燃料の炭化水素は水と二
酸化炭素に酸化され、最終的には、CO、HO、N
、等の無色透明、無害の自然界物質として排出され
る。
【0057】また触媒担持粒子表面の図6の模式図から
して、排気ガスは気体や固体粉が高速に且つ振動しなが
ら触媒担持粒子の表面に衝突する。一方排気ガス粒子も
熱を有しており粒子自身熱電子を持っている。これらの
振動は、触媒担持粒子のそのものの振動及びシラスバル
ーン粒子との接触摩擦による帯電といった固体同士の接
触摩擦帯電と液体の帯電即ち界面電気現象としての界面
電気二重層の発生から触媒担持粒子表面近傍では静電物
理と電気化学現象が重畳されて、排気ガスの分解強化を
行うものである。
【0058】図2は、本発明に係る排気浄化装置をディ
ーゼルエンジンに適用した例を説明する構成図である。
図2において、ディーゼルエンジン本体30は、シリン
ダ11と、シリンダヘッド12と、ピストン13と、吸
気バルブ14と、排気バルブ15と、燃料噴射弁32と
を備えている。
【0059】またエンジン本体30の周囲には、吸入空
気を濾過するエアクリーナ18と、エアクリーナ18の
下流に配設された吸入空気改質器19と、燃料タンク2
3から移送ポンプ22により汲み上げられた軽油を改質
する燃料改質器24と、改質された燃料を高圧に加圧し
て燃料噴射弁32から噴射させる高圧燃料ポンプ31
と、マフラー機能を兼ねる排気浄化装置1とが配設され
ている。
【0060】排気浄化装置1は、図1において説明した
排気浄化装置1と同様のものである。燃料改質器24及
び吸入空気改質器19は、本願出願人による特願200
0−29905号記載の燃料改質器及び吸入空気改質器
であり、その作用効果は、前記願書に添付された明細書
に詳細に記述されている。
【0061】図4は、燃料改質器24の構成を示す図で
あり、(a)は外観図、(b)は(a)のA−A’断面
矢視図、(c)は(b)のB−B’断面構造模式図であ
る。
【0062】図4に示すように燃料改質器24は、内部
に燃料通路47を有する第1部材であるフッ素系高分子
材料で形成された内層パイプ42と、内層パイプ42の
外周部に接して設けられた電離触媒層43と、電離触媒
層43の外周部に接して設けられた固体電解質層44
と、固体電解質層44の外周部に接して設けられた第2
部材である導電性金属製の外層パイプ45とを備えて形
成されている。
【0063】電離触媒層43は、自発分極特性を有する
鉱石である電気石(トルマリン)を約10μm程度の粒
径に粉砕し、別に水晶粉、ダイヤモンド屑粉、黒鉛粉、
などを混錬し溶剤でコロイド状ゲルとしたものを乾燥固
化したものである。
【0064】燃料改質器24及び吸入空気改質器19
は、本発明の排気浄化装置1の効果を一層増進させると
ともに、燃費改善に効果がある。しかしながら、燃料改
質器24及び吸入空気改質器19を用いず、本発明の排
気浄化装置1を単独で用いても十分な排気浄化効果があ
る。
【0065】ディーゼルエンジンでは、シリンダ11内
に空気を吸入してピストンに13より高圧高温に圧縮す
る。その圧縮上死点近傍の高圧高温条件では、吸入空気
は各分子が物理化学的に熱プラズマ化している。そこに
燃料改質器24で処理された燃料が高圧高速に噴射され
る。
【0066】燃料改質器24で改質された燃料中の水素
や炭素分もそれぞれ励起がなされ、熱プラズマ化した空
気と効率よく反応し、未燃燃料や煤等のDPMの比較的
少ない排気が排気浄化装置1に導入される。
【0067】排気浄化装置1では、残ったDPMをほぼ
完全に酸化、還元して、無害の窒素ガス(N)、水
(HO)、炭酸ガス(CO)、その他の極少のNO
xなどとして排出する。
【0068】このメカニズムは、本発明の排気浄化装置
を装着することにより現行市場にある使用過程車にも即
適用出来るので、自動車による大気汚染改善に大きく寄
与させられる。
【0069】図3は、本発明に係る排気浄化装置をガソ
リンに適用した例を説明する構成図であり、ガソリン直
接噴射エンジンの例を示すものである。図3において、
ガソリンエンジン本体10は、シリンダ11と、シリン
ダヘッド12と、ピストン13と、吸気バルブ14と、
排気バルブ15と、燃料噴射弁16と、点火プラグ17
とを備えている。
【0070】またエンジン本体10の周囲には、吸入空
気を濾過するエアクリーナ18と、エアクリーナ18の
下流に配設された吸入空気改質器19と、吸入空気量を
制御するスロットルバルブ20と、燃料タンク23から
移送ポンプ22により汲み上げられたガソリンを改質す
る燃料改質器24と、改質された燃料を加圧して燃料噴
射弁16から噴射させる燃料ポンプ21と、マフラー機
能を兼ねる排気浄化装置1とを備えている。
【0071】排気浄化装置1は、図1において説明した
排気浄化装置1と同様のものである。吸入空気改質器1
9は、燃料改質器24とほぼ同様の構成であるが燃料通
路に代えて断面積の大きい吸入空気通路を備えている。
燃料改質器24及び吸入空気改質器19は、本願出願人
による特願2000−29905号記載の燃料改質器及
び吸入空気改質器であり、その作用効果は、前記願書に
添付された明細書に詳細に記述されている。
【0072】燃料改質器24及び吸入空気改質器19
は、本発明の排気浄化装置1の効果を一層増進させると
ともに、燃費改善に効果がある。しかしながら、燃料改
質器24及び吸入空気改質器19を用いず、本発明の排
気浄化装置1を単独で用いてもに十分な排気浄化効果が
ある。
【0073】ガソリン直接噴射方式のガソリンエンジン
は、上記ディーゼルエンジンと同様に、吸入空気をあら
かじめ圧縮して高圧高温(ディーゼルエンジンより低
圧)にして、その近傍で燃料改質器24により改質され
た燃料を燃料噴射弁16より噴射して、且つ点火プラグ
17からの電気火花で着火爆発燃焼させる。燃料改質器
24により改質された燃料は、燃料中の水素や炭素分も
それぞれ励起がなされ、熱プラズマ化した空気と効率よ
く反応し、未燃燃料や煤等のDPMの比較的少ない排気
が排気浄化装置1に導入される。
【0074】排気浄化装置1では、残ったDPMをほぼ
完全に酸化、還元して、無害の窒素ガス(N)、水
(HO)、炭酸ガス(CO)、その他の極少のNO
xなどとして排出する。
【0075】図3では、ガソリン直接噴射式のエンジン
を説明したが、本発明の内燃機関は、通常の吸気ポート
噴射のガソリンエンジンにも適用することができる。
【0076】以上説明したように本発明の排気浄化装置
は、前段エンジンの燃焼状態に拘わらず、排気中の有害
物質、特に粒子状物質を効率よく無害化し、大気汚染防
止に寄与するものである。
【0077】また本発明で使用する材料も軽量で、排気
浄化装置に複雑な制御を含まず、外部からDPM焼却の
ためのエネルギー供給を必要とせず、信頼性が高く、保
守の必要性がない排気浄化装置を提供することができ
る。
【0078】更に既出願の燃料改質器、空気改質器など
と組み合わせて使用すれば、燃費改善と排気浄化などに
より、次期排ガス長期規制対応策として、現状経済施設
の変更もなく、環境対策が可能である。そして、世界中
に現存する使用過程車にも容易に適用することが出来る
ので、速やかな普及を期待できる。勿論本発明が適用さ
れる内燃機関は、自動車に限定するものではなく、据え
置き型エンジン、二輪車、特殊車両などへの拡大が可能
である。
【0079】図5は、本発明に係る排気浄化装置の他の
実施形態を示す外観図であり、携帯用DPFとした実施
形態である。図5の携帯用DPFは、略円筒形の排気浄
化装置本体1と、本体の側面に固定された取手51と、
内燃機関の排気管に接続するために本体1から伸延する
フレキシブルパイプ52とを備えている。排気浄化装置
本体1は、図1の排気浄化装置と同様のものである。
【0080】近年、建設や土木工事の機械化が進み、大
型建設機械は元より、小型の建設機械も多用されてい
る。これらの建設機械が特に住宅街などで使用される
と、ディーゼルエンジンから排出される黒煙や排気臭が
環境問題となる。
【0081】この対策に本実施形態の携帯用DPFを排
気管に接続して利用すれば、別途に外部からフィルター
を再生するための電力などのエネルギーを要することも
なく、内燃機関の排気エネルギーでDPFが働き黒煙除
去や排気臭除去の効果を奏する。
【0082】またこの携帯用DPFは、アイドリング用
携帯DPFとしても利用できる。例えば、公共施設など
に出入りする車両の駐停車中のアイドリング時に、本実
施形態の携帯用DPFを排気管に簡易セッティングして
周辺の大気保全に供することができる。
【0083】また、本発明に係る排気浄化装置に用いた
触媒担持粒子を、適当な容器に封入して、内燃機関用の
燃料を触媒担持粒子に接触させることにより、燃料改質
の効果がある。即ち、特公平8−23025号公報記載
の燃料改質器と同様に、触媒担持粒子表面の電気石微粒
子により強力静電界によって、燃料中の水や結合水素分
を解離して、CH結合を切り、燃料分子の低分子量化及
び帯電化ができ燃焼効率を向上させる効果がある。
【0084】尚、本発明の排気浄化装置は、従来の排気
浄化装置のようにフィルタが目詰まりすると他系に切り
換えてDPMを燃焼させる必要はなく、触媒担持粒子の
表面は自己浄化機能を有する。しかしながら、排気ガス
に長期間曝されると未分解質も残る。従って一定期間経
過後、車検等の時期に性能検査して、性能低下があれ
ば、触媒担持粒子の洗浄により性能を回復させることが
できる。
【0085】洗浄液は、特開平7−247101号公報
記載の抽出樹液、または「図譜江戸時代の技術(上
巻)」P297(菊地俊彦編1988.11.25恒和
出版)、及び「鹿児島県の諸職」P257〜259(鹿
児島県教育委員会編昭和59・60年度)に記載の抽出
樹液である。本樹液は排気ガスに含まれる有機燃焼残材
を溶解する性質があり、本発明の排気浄化装置の実験後
の触媒担持粒子を同液に浸すと表面付着物は溶出し、触
媒性能が回復することを確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係る排気浄化装置の実施形態の
構成を示す部分断面図、及び(b)排気浄化装置を構成
する自発分極誘電体触媒を担持した触媒担持粒子の模式
断面図である。
【図2】本発明に係る排気浄化装置をディーゼルエンジ
ンに適用した例を説明する構成図である。
【図3】本発明に係る排気浄化装置をガソリンエンジン
に適用した例を説明する構成図である。
【図4】本発明の排気浄化装置と共に用いることが好ま
しい燃料改質器の構成を示す図であり、(a)は外観
図、(b)は(a)のA−A’断面矢視図、(c)は
(b)のB−B’断面構造模式図である。
【図5】本発明の他の実施形態である携帯用DPFの外
観を示す斜視図である。
【図6】本発明の排気浄化装置における触媒担持粒子表
面における接触模式図である。
【符号の説明】
1 排気浄化装置 2a 外筒(本体) 2b 外筒(キャップ) 3 金網 4 金網 5 スプリング 6 触媒担持粒子層 7 触媒担持粒子層 8 触媒担持粒子層 9 固定ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 27/04 B01D 53/36 104B Fターム(参考) 3G090 AA03 BA01 4D048 AA14 AB01 BA06X BA09X BA42X BA43X BB01 CA01 4G069 AA03 AA08 AA09 AA11 BA02A BA02B BA02C BA15A BA15B BA16A BA16B BB08A BB08B CA03 CA07 CA18 DA06 EA02X EA02Y EB18X EB18Y FB61

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系に設けられ、排気中の
    微粒子を除去する排気浄化装置であって、 内燃機関の排気通路に接続される筒状のケーシングと、 前記ケーシング内に配置されるとともに、少なくとも一
    部の表面に自発分極誘電体触媒を担持した触媒担持粒子
    の層と、 を備えたことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記自発分極誘電体触媒は、電気石であ
    ることを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記触媒担持粒子は、排気の流れる方向
    に沿って順次粒径が大きいものから小さいものへ配置さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 触媒を担持した触媒担持粒子を用いた排
    気浄化装置の製造方法であって、 前記触媒担持粒子の製造工程は、 シラスバルーンの粉末と自発分極誘電体を含む触媒の粉
    末とを混錬する混錬工程と、 この混錬物を数mmの径に造粒する造粒工程と、 造粒した混錬物を焼成して自発分極誘電体触媒を担持し
    た触媒担持粒子を形成する焼成工程と、 を備えたことを特徴とする排気浄化装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載の排気浄化装置と、 内燃機関の燃料を自発分極誘電体触媒により改質する燃
    料改質装置と、 を備えたことを特徴とする排気浄化システム。
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