JP2002060184A - ウインチドラム - Google Patents

ウインチドラム

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JP2002060184A
JP2002060184A JP2000244829A JP2000244829A JP2002060184A JP 2002060184 A JP2002060184 A JP 2002060184A JP 2000244829 A JP2000244829 A JP 2000244829A JP 2000244829 A JP2000244829 A JP 2000244829A JP 2002060184 A JP2002060184 A JP 2002060184A
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rope
winding
drum
winch drum
fixing
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English (en)
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Hiroyuki Hoshino
浩之 星野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/28Other constructional details
    • B66D1/30Rope, cable, or chain drums or barrels
    • B66D1/34Attachment of ropes or cables to drums or barrels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B66D1/30Rope, cable, or chain drums or barrels

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻胴に巻かれた捨て巻き分のロープが万一繰
り出されてもロープが固定手段から離脱しにくいウイン
チドラムを提供する。 【解決手段】 ロープ7を巻くための円筒状の巻胴2と
巻胴2の両端部に設けられたフランジ3とロープ7の端
部を固定するための固定手段とを有するウインチドラム
において、フランジ3の外側に一列のロープ7を巻くこ
とのできる捨て巻用のロープ巻部6と捨て巻用のロープ
巻部6に巻かれるロープ7の端部を固定するための固定
手段とを設けるとともに、巻胴2側のロープ7を捨て巻
用のロープ巻部6側に引き出すためのロープ挿通孔3a
をフランジ3に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンにおける
ブーム及びジブの起伏ロープや吊り荷用のロープ等を巻
き取るためのウインチドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンでは、吊り荷を吊るための巻上
げロープをウインチドラムで巻き取ったり巻き戻したり
することにより吊り荷を上昇下降させる。また、ブーム
起伏ロープやジブ起伏ロープをウインチドラムで巻き取
ったり巻き戻したりすることによりブームやジブを起伏
させる。本発明は、こうしたクレーンにおけるウインチ
ドラム等、建設作業に使用するウインチドラムに関する
ものである。このウインチドラムは、ロープを巻くため
の円筒状の巻胴とこの巻胴の両端部に設けられた円板状
のフランジとロープの端部を固定するための固定手段と
を有する。ウインチドラムの巻胴に巻かれたロープに
は、大きな張力がかかる。固定手段で固定されたロープ
の端部が万一こうした張力により固定手段から抜け落ち
ると、きわめて危険である。本発明は、こうした事態が
生じないように従来のウインチドラムを改良しようとす
るものである。
【0003】そこで、後に詳述する本発明の理解を容易
にするため、この従来のウインチドラムの一例を図3及
び図4に基づいて説明する。図3は、従来例のウインチ
ドラムを概略的に示す正面図、図4は、図3のウインチ
ドラムの側面図である。
【0004】これらの図において、1は図示しないモー
タにより回転駆動される従来例のウインチドラム、2は
ロープ7を巻くためのウインチドラム1の円筒状の巻
胴、3はこの巻胴2の両端部に巻胴2と同心円状に鍔状
に設けられ、巻胴2に重ねて巻かれるロープ7が巻胴2
から外れるのを阻止する働きをする円板状のフランジ、
4はロープ7の端部を固定するための固定手段をなすボ
ルト、5は同じくその固定手段をなす固定用のプレー
ト、7は鋼鉄製のワイヤをより合わせて製作されたワイ
ヤロープである。
【0005】巻胴2には、図3に示すように、ロープ7
を巻き付けるときにこれを係合させることができる溝2
aが全周にわたって形成されている。ロープ7を巻胴2
に巻き付ける場合、ここに示す例では、巻胴2側のロー
プ7の端部を、フランジ3に形成された図示しないロー
プ挿通孔に通すことによりフランジ3の外側に引き出し
て固定するようにしている。図には明示されていない
が、固定用のプレート5には、その内側に、ロープ7を
浅く係合させることができる溝が形成されているととも
に、ボルト4を挿通させることができる複数個のボルト
挿通孔が形成されている。また、フランジ3の外側に
は、これらのボルト挿通孔に対応して、ボルト4を螺合
できるようにするための複数個の螺子孔が形成されてい
る。
【0006】ロープ7の一端部をフランジ3の外側に固
定する場合、フランジ3の外面に当てたロープ7の一端
部を、固定用のプレート5内側の前記溝に係合させるよ
うにして固定用のプレート5で押えながら、同プレート
5をボルト4で締め付けるようにして固定する。このよ
うに、ここに示す例では、ロープ7の端部を固定するた
めの固定手段を固定用のプレート5とボルト4とで構成
し、ロープ7を固定用のプレート5の内面とフランジ3
の外面とで挟持してこれら内外面との摩擦力により固定
するようにしている。
【0007】こうしたウインチドラム1で作業をすると
きには、巻胴2側のロープ7の端部をフランジ3の外側
に引き出して固定用のプレート5とボルト4とでフラン
ジ3の外面に固定した後、ロープ7を巻胴2に巻き付け
る。しかる後、巻胴2を図示しないモータで正逆所望の
方向に回転させてロープ7を巻き取ったり巻き戻したり
するが、このとき、ロープ7に加わる荷重により、ロー
プ7に張力が作用してロープ7を固定用のプレート5か
ら引き抜こうとする力が働く。そして、特に、ロープ7
を一杯に繰り出したときにこうした力が働くと、巻胴2
とロープ7との間に摩擦力がほとんど作用しない状態に
あるため、ロープ7の端部が固定用のプレート5から抜
ける危惧がある。
【0008】こうした問題に対応して、従来、ロープ7
を繰り出すときには、最大限繰り出すときでも、目一杯
繰り出さないで、規定列数のロープ7の巻列を巻き残す
ようにする方策が採られていた。このようにロープ7を
最大限繰り出すときでも何列かのロープ7を巻胴2に巻
き残しておくことを、「捨て巻き」又は「余巻き」と称
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】こうしたことから、従
来の技術では、作業員がウインチドラム1の操縦上のミ
スや不注意等により、捨て巻き分のロープ7までも繰り
出すようにロープ7を過剰に繰り出したときには、ロー
プ7が固定手段としての固定用のプレート5から離脱し
やすくなって危険な事態が発生する。特に、図4に示す
ように、固定用のプレート5の近くのロープ7の部分が
真っ直に引っ張られたとき、すなわちプレート5内入口
部のロープ7の方向とその近くのプレート5外のロープ
7の方向とが揃った状態でロープ7が引っ張られたとき
には、ロープ7が固定用のプレート5から抜けやすくな
ってきわめて危険な事態が生じる。
【0010】ロープの過剰な繰り出しによる危険を予防
するため、規定列の捨て巻きが確保できなくなるほどロ
ープが過剰に繰り出されたときに巻胴の作動を停止させ
る最低巻列感知装置をウインチドラムに設ける方法も従
来採られていたが、こうした装置を設けた場合でも、万
一、最低巻列感知装置が故障したときには、やはり、危
険な事態が発生する。また、ロープの一端部を前記の固
定手段によるよりも抜けにくくするため、ロープを楔状
のコッタで固定する固定手段を設けて、こうした危険な
事態の発生を防ぐようにしたウインチドラムも従来知ら
れている。このウインチドラムは、例えば特開平5ー2
01696号公報に開示されているように、楔状のコッ
タと、ウインチドラム側に設けられそのコッタを嵌合す
る楔状の凹部とで構成され、ロープの一端部を楔状のコ
ッタの表裏の楔面に沿わせるようにしてU字状に巻き付
けた後にコッタをロープと共に楔状の凹部に嵌入するこ
とによりロープを楔止めするようにしたものである。
【0011】このロープをコッタで固定するウインチド
ラムは、固定用のプレート5とボルト4の固定手段を設
けたものよりはロープを強固に固定することができる。
しかしながら、その固定作業は、特に、ロープの一端部
をコッタに沿わせるようにU字状に折り曲げながらコッ
タと共に楔状の凹部に嵌入する作業を伴い、ロープが太
くなればなるほど難作業となる。そのため、こうしたコ
ッタを設けたウインチドラムであっても、その固定作業
の出来栄え如何によっては、ロープが過剰に繰り出され
たときに固定手段から離脱する危惧がある。
【0012】本発明は、こうした従来の技術の問題を解
決するために創作されたものであって、その技術課題
は、巻胴に巻かれた捨て巻き分のロープが万一繰り出さ
れてもロープが固定手段から離脱しにくいウインチドラ
ムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、こうした技術
課題を達成するため、ロープを巻くための円筒状の巻胴
とこの巻胴の両端部に設けられたフランジとロープの端
部を固定するための固定手段とを有するウインチドラム
において、フランジの外側に少なくとも一列のロープを
巻くことのできる捨て巻用のロープ巻部とこの捨て巻用
のロープ巻部に巻かれるロープの端部を固定するための
固定手段とを設けるとともに、巻胴側のロープを捨て巻
用のロープ巻部側に引き出すためのロープ引出部をフラ
ンジに形成した。
【0014】本発明のウインチドラムは、このように捨
て巻用のロープ巻部をフランジの外側に設けているの
で、このウインチドラムで作業をするときには、巻胴側
のロープをロープ引出部から捨て巻用のロープ巻部側に
引き出した後、そのロープを捨て巻用のロープ巻部に巻
いて端部を固定手段で固定することにより、フランジの
外側に少なくとも一列のロープ巻き列を確保することが
できる。このフランジ外側のロープ巻き列におけるロー
プは、巻胴側の捨て巻き分のロープを全て繰り出すよう
に一杯に繰り出したときでも、繰り出されることはない
ため、最低一列の捨て巻きがフランジの外側に常に確保
されることとなる。したがって、本発明のウインチドラ
ムは、巻胴に巻かれた捨て巻き分のロープが万一繰り出
されても、従来の技術に比べてロープが固定手段から離
脱しにくい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明が実際上どのように
具体化されるのかを示す具体化例を図1及び図2に基づ
いて説明することにより、本発明の実施の形態を明らか
にする。図1は、本発明の具体化例のウインチドラムを
概略的に示す正面図、図2は、図1のウインチドラムの
側面図である。これらの図において図3及び図4と同一
の符号を付けた部分は、両図と同等の部分を表すので、
詳述しない。
【0016】本発明の具体化例のウインチドラム10
は、すでに述べた従来例のウインチドラム1と同様、ロ
ープ7を巻くための溝2aを形成した円筒状の巻胴2
と、この巻胴2の両端部に巻胴2と同心円状に鍔状に設
けられたフランジ3と、ロープ7の端部を固定するため
の固定手段としての固定用のプレート5やボルト4とを
備えていて、この限りにおいては従来例のものと変わら
ない。
【0017】そこで、このウインチドラム10の特徴的
な構造を述べると、本ウインチドラム10は、フランジ
3の外側に一列のロープ7を巻くことのできる捨て巻用
のロープ巻部6を設けている。この捨て巻用のロープ巻
部6は、巻胴2と略同径の円形断面を有して巻胴2と同
心的に設けられ、外周には、ロープ7を巻き付けるとき
にこれを係合させることができる一条の溝6aが形成さ
れている。ここに示す例では、捨て巻用のロープ巻部6
に一列のロープ7を巻き付けるようにしているが、捨て
巻用のロープ巻部6は、複数列のロープ7を巻き付け得
るように形成してもよく、要は、フランジ3の外側に最
低一列のロープ7を巻くことのできるように形成すれば
よい。その場合、溝6aも、そのロープ7の巻き列数に
適うように形成すればよい。
【0018】本ウインチドラム10は、こうした捨て巻
用のロープ巻部6を設けたことと関連して、捨て巻用の
ロープ巻部6に巻かれるロープ7の端部を固定するため
の、固定用のプレート5とボルト4からなる従来例と同
様の固定手段が設けられているとともに、巻胴2側のロ
ープ7を捨て巻用のロープ巻部6側に引き出すためのロ
ープ引出部としてのロープ挿通孔3aがフランジ3に形
成されている。
【0019】このウインチドラム10で作業をするとき
には、巻胴2側のロープ7をロープ挿通孔3aから捨て
巻用のロープ巻部6側に引き出した後、図2に示すよう
に、そのロープ7を捨て巻用のロープ巻部6に巻いて端
部を固定用のプレート5とボルト4とで固定するととも
に、巻胴2側のロープ7を巻胴2に巻き付ける。その結
果、フランジ3の外側に一列のロープ巻き列を確保する
ことができる。このフランジ3の外側のロープ巻き列に
おけるロープ7は、巻胴2側の捨て巻き分のロープ7を
全て繰り出すように一杯に繰り出したときでも、繰り出
されることはないため、作業中、一列分の捨て巻きがフ
ランジ3の外側に常に確保されることとなる。したがっ
て、このウインチドラム10は、巻胴2に巻かれた捨て
巻き分のロープ7が万一繰り出されても、従来の技術に
比べてロープ7が固定用のプレート5から抜けにくい。
【0020】こうした効果を力学上の観点から実証する
ため、巻胴2側の捨て巻き(フランジ3の内側の捨て巻
き)分のロープ7が全て繰り出された場合におけるロー
プ保持力(ロープ7を固定用のプレート5から引き抜こ
うとする力に対抗する力)について、本ウインチドラム
10と前述の従来例のウインチドラム1とを以下に比較
する。
【0021】まず、従来例のウインチドラム1に関する
ロープ保持力T1 について述べる。いま、ウインチドラ
ム1の操縦時に、図4に示すように、巻胴2側の捨て巻
きが無くなって、固定用のプレート5内のロープ7が真
っ直に引っ張られたものとすると、この引っ張り力によ
りロープ7が固定用のプレート5から引き抜かれようと
するのを阻止する力は、固定用のプレート5とロープ7
との間の摩擦力だけである。したがって、従来例のウイ
ンチドラム1に関するロープ保持力T1 は、次の(1)
式で表すことができる。
【0022】 T1 =μ×F×N…………………………(1) 前(1)式及び後記(2)式において、μは固定用のプ
レート5とロープ7間の摩擦係数、Fはボルト4の1本
当たりのボルト軸力、Nは使用するボルト4の本数、を
意味する。ここで、ボルト軸力とは、ボルト4を締めた
ときに固定用のプレート5に作用するボルト4の軸方向
の力である。
【0023】次に、本ウインチドラム10に関するロー
プ保持力T2 について述べる。本ウインチドラム10で
は、巻胴2側の捨て巻きが無くなっても、一列分の捨て
巻きが捨て巻用のロープ巻部6の個所に常に確保されさ
れているため、ロープ7が固定用のプレート5から引き
抜かれようとするのを阻止する力としては、固定用のプ
レート5とロープ7との間の摩擦力(前(1)式のT
1 )だけでなく、捨て巻用のロープ巻部6とこれに巻か
れた一列分のロープ7との間の摩擦力が加わる。したが
って、本ウインチドラム10に関するロープ保持力T2
は、次の(2)式で表すことができる。
【0024】 T2 =μ×F×N+Tf ×e( μ ' ×θ )……(2) 前(2)式において、Tf はロープ巻部6のロープ7の
ロープ張力、μ’はロープ巻部6とロープ7間の摩擦係
数、θはロープ巻部6へのロープ7の巻付け角度、を意
味する。巻付け角度θは、張力を加えながら巻き付けら
れたロープ7が捨て巻用のロープ巻部6に接触している
領域の角度(図2を参照のこと)であり、その単位はラ
ジアン(rad)である。
【0025】前(1)式と前(2)式の右辺同士を対比
すれば、巻胴2に巻かれた捨て巻き分のロープ7が全て
繰り出された場合に、本ウインチドラム10が従来例の
ウインチドラム1に比べてどれだけロープ7を抜けにく
くしているかを量的に理解することができる。そして、
ロープ7の巻付け角度θを大きくすればするほど、従来
例に比べて、ロープ7がますます抜けにくくなることが
分かる。ここでは、捨て巻用のロープ巻部6にロープ7
を一列巻いた例を示したが、複数列巻くようにすれば、
捨て巻用のロープ巻部6とこれに巻かれるロープ7間の
摩擦力もそれだけ増加して、ロープ7を固定用のプレー
ト5から一層抜けにくくすることができる。このよう
に、本ウインチドラム10では、ロープ7を固定用のプ
レート5から従来例よりも抜けにくくすることができる
ため、ボルトサイズを大きくする、ボルト本数を増やす
等の安全対策を講じることなく、ロープの過剰繰り出し
時におけるロープ保持力を確保することができ、ロープ
7端部の固定作業の作業効率を従来例のウインチドラム
1よりも向上させることがができる。
【0026】ここに従来例として例示したウインチドラ
ム1は、ロープ7の端部を固定するための固定手段に固
定用のプレート5とボルト4からなるボルト止めの固定
手段を使用しているが、このボルト止めの固定手段は、
ロープ7が固定手段から離脱しやすい反面、他の固定手
段に比べて作業の便が良い。したがって、こうした固定
手段を設けたウインチドラムに本発明を適用すれば、ロ
ープに太いものを用いる必要がある場合やロープを頻繁
に交換する必要がある場合において、ウインチによる作
業を効率的でかつ安全に行うことができる。本発明は、
前述したロープをコッタで固定する方式のウインチドラ
ムや最低巻列感知装置を設けたウインチドラムにも適用
することができ、これらのウインチドラムに適用すれ
ば、ウインチによる作業を一層安全に行うことができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、「巻胴とフランジとロープの端部を固定するための
固定手段とを有するウインチドラムにおいて、フランジ
の外側に少なくとも一列のロープを巻くことのできる捨
て巻用のロープ巻部とこの捨て巻用のロープ巻部に巻か
れるロープの端部を固定するための固定手段とを設ける
とともに、巻胴側のロープを捨て巻用のロープ巻部側に
引き出すためのロープ引出部をフランジに形成した」の
で、本発明によれば、巻胴に巻かれた捨て巻き分のロー
プが万一繰り出されてもロープが固定手段から離脱しに
くいウインチドラムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体化例のウインチドラムを概略的に
示す正面図である。
【図2】図1のウインチドラムの側面図である。
【図3】従来例のウインチドラムを概略的に示す正面図
である。
【図4】図3のウインチドラムの側面図である。
【符号の説明】
2 巻胴 2a 巻胴の溝 3 フランジ 3a ロープ挿通孔 4 ボルト 5 固定用のプレート 6 捨て巻用のロープ巻部 6a 捨て巻用のロープ巻部の溝 7 ロープ 10 ウインチドラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープを巻くための円筒状の巻胴とこの
    巻胴の両端部に設けられたフランジとロープの端部を固
    定するための固定手段とを有するウインチドラムにおい
    て、フランジの外側に少なくとも一列のロープを巻くこ
    とのできる捨て巻用のロープ巻部とこの捨て巻用のロー
    プ巻部に巻かれるロープの端部を固定するための固定手
    段とを設けるとともに、巻胴側のロープを捨て巻用のロ
    ープ巻部側に引き出すためのロープ引出部をフランジに
    形成したことを特徴とするウインチドラム。
JP2000244829A 2000-08-11 2000-08-11 ウインチドラム Pending JP2002060184A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013013991A1 (de) * 2011-07-27 2013-01-31 Aker Wirth Gmbh Hebewerk
CN106081967A (zh) * 2016-08-26 2016-11-09 常熟中德重机有限公司 一种平行折线式卷筒体
CN109205494A (zh) * 2018-10-24 2019-01-15 江苏神王集团钢缆有限公司 一种特殊的钢丝绳卷绕支架

Cited By (4)

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