JP2002059545A - 印刷装置の駆動電力制御 - Google Patents

印刷装置の駆動電力制御

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JP2002059545A
JP2002059545A JP2000248243A JP2000248243A JP2002059545A JP 2002059545 A JP2002059545 A JP 2002059545A JP 2000248243 A JP2000248243 A JP 2000248243A JP 2000248243 A JP2000248243 A JP 2000248243A JP 2002059545 A JP2002059545 A JP 2002059545A
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transistor
potential
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voltage
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Atsushi Umeda
篤 梅田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジ上の回路において過大な熱を発生
させることなく、歪みの少ない駆動信号を電気機械変換
素子へ供給する技術を提供する。 【解決手段】電気機械変換素子に供給すべき駆動信号の
第1の電圧波形に応じて変化する第2の電圧波形を発生
する第2の電圧波形発生部を印刷装置本体内に、第2の
電圧波形を電源電圧として用いるとともに、前記第1の
電圧波形を制御入力として用いて前記駆動信号を生成し
て前記電気機械変換素子に供給する駆動信号供給部をキ
ャリッジ上に設けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷装置に用い
られてインクを吐出する電気機械変換素子を動作させる
ための駆動電力を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタやインクジェッ
トプロッタなどの各種インクジェット記録装置(「印刷
装置」とも呼ぶ)に用いられる印刷ヘッドには、ピエゾ
素子などのように電気信号を機械力に変換する電気機械
変換素子を用いて、ノズルからインク滴を吐出する方式
のものが知られている。このような印刷装置は、ピエゾ
素子に所定の波形の駆動電圧を加えるために、駆動電力
制御回路を備えている。
【0003】図12は、従来の駆動電力制御回路と印刷
ヘッドの回路構成の例を示す図である。印刷装置の本体
側には駆動電力制御回路200が設けられており、印刷
ヘッドが搭載されるキャリッジには駆動回路210が設
けられている。駆動電力制御回路200と駆動回路21
0とは、柔軟なケーブル230で電気的に接続されてい
る。駆動回路210は、各ノズル毎に、アナログスイッ
チ回路212とピエゾ素子214とを有している。駆動
電力制御回路200は、駆動波形発生部202と、2個
のトランジスタ204,206と、電源208とを備え
ている。2つのトランジスタ204,206は、電源2
08と接地電位との間に直列に接続されている。2つの
トランジスタ204,206のエミッタ間の節点は、ケ
ーブル230に接続されている。また、2つのトランジ
スタ204,206のベース端子には、駆動波形発生部
202で生成された基準駆動波形信号COMrefが共通
に供給されている。この結果、2つのトランジスタ20
4,206は、基準駆動波形信号COMrefとほぼ同一
の波形を有し、より大電流である共通駆動信号COM
を、ケーブル230を介して駆動回路210に供給す
る。すなわち、2つのトランジスタ204,206は、
ピエゾ素子214に印加される駆動信号の電流を増幅す
る電流増幅器として構成されている。
【0004】なお、図12において、ケーブル230上
に描かれたコイルは、ケーブル230がインダクタンス
成分を有することを示すものである。このインダクタン
ス成分は、駆動電力制御回路200とキャリッジ上の駆
動回路210との間が、柔軟で長いケーブル230で接
続されているために生じているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図13は、従来の駆動
電力制御回路における基準駆動波形信号COMrefと共
通駆動波形信号COMとを比較して示す図である。ピエ
ゾ素子214に印加される共通駆動信号COMは、ケー
ブル230のインダクタンスの影響によって歪みを受
け、基準駆動波形信号COMref(すなわち理想的な波
形)とは多少異なる波形を有する。このような歪みは、
近年、印刷速度の高速化等を目的としてノズル数が増加
し、これに伴って共通駆動信号COMの電流が増加する
のに従ってさらに顕著になる傾向にある。
【0006】共通駆動波形信号COMの歪みを低減する
ためには、たとえば、電流増幅器を構成する2個のトラ
ンジスタ204,206をキャリッジ上に設ければよ
い。しかし、この場合には、これらのトランジスタ20
4,206による発熱によって、キャリッジ上の回路の
発熱量が大きくなるという問題があった。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、キャリッジ上の
回路での発熱量を過度に増大させることなく、従来より
も歪みの少ない駆動信号を電気機械変換素子に供給する
ことのできる技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の印
刷装置は、複数のノズルからインクを吐出することによ
って印刷を行う印刷装置であって、前記印刷装置の本体
と、複数のノズルと、前記複数のノズルからインクを吐
出させるための複数の電気機械変換素子とを有する印刷
ヘッドが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジ
と、前記複数の電気機械変換素子に印加するための駆動
電力を制御する駆動電力制御回路と、を備え、前記駆動
電力制御回路は、前記本体内に設けられ、前記電気機械
変換素子に供給すべき駆動信号の第1の電圧波形を発生
させる第1の電圧波形発生部と、前記本体内に設けら
れ、前記第1の電圧波形に応じて、前記第1の電圧波形
に伴って変化する第2の電圧波形を発生する第2の電圧
波形発生部と、前記キャリッジ上に設けられ、前記第2
の電圧波形を電源電圧として用いるとともに、前記第1
の電圧波形を制御入力として用いて前記駆動信号を生成
して前記電気機械変換素子に供給する駆動信号供給部
と、を備えることを特徴とする。
【0009】最終的な駆動信号を生成する駆動信号供給
部は、キャリッジ上に設けられているので、従来よりも
歪みの少ない駆動信号をピエゾ素子に供給することがで
きる。さらに、駆動信号を生成するための回路の大きな
熱発生源は第2の電圧波形生成部と駆動信号供給部とに
分かれており、第2の電圧波形生成部は本体内に設けら
れているので、キャリッジ上の回路における熱発生量を
過度に増加させることがないという効果がある。
【0010】上記制御回路において、前記第2の電圧波
形は、前記第2の電圧波形部の出力端子のうち高電位側
では、前記第1の電圧波形より電位が高く、前記第2の
電圧波形部の出力端子のうち高電位側では、前記第1の
電圧波形より電位が低いようにするのが好ましい。
【0011】こうすれば、駆動信号供給部に対して確実
に、その作動に必要な電力を供給することができる。
【0012】上記制御回路において、前記第2の電圧波
形発生部は、導電型が互いに異なる第1のトランジスタ
対を備えており、前記第1のトランジスタ対の共通制御
入力として前記第1の電圧波形が供給されているととも
に、前記第1のトランジスタ対の間に前記駆動信号供給
部が直列に接続されているようにしても良い。
【0013】また、上記制御回路において、前記駆動信
号供給部は、前記第1のトランジスタ対の間において互
いに直列に接続され、導電型が互いに異なる第2のトラ
ンジスタ対を備えており、前記第2のトランジスタ対の
共通制御入力として前記第1の電圧波形が供給されてい
るとともに、前記第2のトランジスタ対の直列接続の中
央の節点から前記駆動信号が出力されているようにして
も良い。
【0014】なお、本発明は、印刷装置、駆動波形生成
装置、駆動波形生成方法等の種々の形態で実現すること
が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.印刷装置の構成: B.実施例の駆動電力制御回路の構成と動作:
【0016】A.印刷装置の構成:図1は、本発明の一
実施例としてのプリンタ20の概略構成図である。この
プリンタ20は、紙送りモータ23によって印刷用紙P
を副走査方向に搬送する副走査送り機構と、キャリッジ
モータ24によってキャリッジ30をプラテン26の軸
方向(主走査方向)に往復動させる主走査送り機構と、
キャリッジ30に搭載された記録ヘッド50(図示せ
ず)を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御す
るヘッド駆動機構と、これらの紙送りモータ23,キャ
リッジモータ24,記録ヘッド50および操作パネル3
2との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えてい
る。制御回路40は、コネクタ59を介してコンピュー
タ90に接続されている。
【0017】印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、
紙送りモータ23の回転をプラテン26と用紙搬送ロー
ラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図
示省略)。また、キャリッジ30を往復動させる主走査
送り機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリ
ッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッ
ジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設する
プーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位
置センサ39とを備えている。
【0018】図2は、制御回路の内部の構成を示すブロ
ック図である。制御回路40は、コンピュータ90から
の印刷信号等を受け取るインタフェース41と、各種デ
ータの記憶を行うRAM42と、各種データ処理のため
のルーチン等を記憶したROM43と、発振回路44
と、CPU等からなる制御部45と、駆動波形生成回路
46と、紙送りモータ23やキャリッジモータ24や記
録ヘッド(「印刷ヘッド」とも呼ぶ)50に印刷信号や
駆動信号を送るためのインタフェース47と、を備えて
いる。
【0019】RAM42は、受信バッファ42Aや中間
バッファ42Bあるいは出力バッファ42Cとして利用
される。コンピュータ90からの印刷信号は、インタフ
ェース41を介して受信バッファ42Aに蓄えられる。
このデータは、中間コードに変換されて中間バッファ4
2Bに蓄えられる。そして、ROM43内のフォントデ
ータやグラフィック関数等を参照して制御部45により
必要な処理が行われ、ドットパターンデータが展開さ
れ、出力バッファ42Cに記憶される。ドットパターン
データは、インタフェース47を介してキャリッジ30
上の記録ヘッド50に送られる。
【0020】図3は、記録ヘッド50の電気的な構成を
示すブロック図である。記録ヘッド50は、ノズルの数
に対応した複数のシフトレジスタ51A〜51Nと、複
数のラッチ回路52A〜52Nと、複数のレベルシフタ
53A〜53Nと、複数のスイッチ回路54A〜54N
と、複数のピエゾ素子55A〜55Nと、を備えてい
る。印刷信号SIは、発振回路44からのクロック信号
CLKに同期してシフトレジスタ51A〜51Nに入力
される。そして、ラッチ信号LATに同期してラッチ回
路52A〜52Nにラッチされる。ラッチされた印刷信
号SIは、レベルシフタ53A〜53Nによりスイッチ
回路54A〜54Nを駆動できる電圧まで増幅され、ス
イッチ回路54A〜54Nに供給される。スイッチ回路
54A〜54Nの入力側には、後述する共通駆動信号C
OMが入力され、出力側にはピエゾ素子55A〜55N
が接続されている。
【0021】スイッチ回路54A〜54Nは、例えば、
印刷信号SIが「1」の場合は駆動信号COMをピエゾ
素子55A〜55Nに供給して動作させ、「0」の場合
は遮断して動作させない。ピエゾ素子は、周知のよう
に、電圧の印加により結晶構造が歪み、電気−機械エネ
ルギの変換を極めて高速に行う素子である。図示しない
が、駆動信号COMがピエゾ素子55A〜55Nに供給
されると、それに応じてピエゾ素子55A〜55Nは変
形し、インク室の壁も変形する。これによりノズルから
のインク滴の吐出を制御する。吐出されたインク滴が印
刷媒体に付着することにより印刷が行われる。
【0022】図2に示すように、キャリッジ30に搭載
された記録ヘッド50は、FFC(FLEXIBLE
FLAT CABLE)と呼ばれるケーブルを介して、
制御回路40に接続されている。このケーブルFFC
は、記録ヘッド50と制御回路40との間の長い距離を
接続するとともに、キャリッジ30の動きに追従できる
ように変形可能となっている。このため、ケーブルFF
Cは、記録ヘッド50の駆動信号の歪みの原因となるイ
ンダクタンス成分を有する。
【0023】なお、本明細書においては、キャリッジ3
0とケーブルFFC以外の印刷装置の部分を「印刷装置
本体」または単に「本体」と呼ぶ。ここで、「印刷装置
本体」とは、キャリッジ30とは異なり、印刷を実行す
るために移動する必要がない部分を意味する。
【0024】図4は、記録ヘッド50の内部の概略構成
を示す説明図である。図示しないインク用カートリッジ
が記録ヘッド50に装着されると、インク用カートリッ
ジ内のインクが導入管71〜76を介して吸い出され、
図4に示したように、記録ヘッド50下部に設けられた
記録ヘッド50の各インク室(図示せず)に導かれる。
記録ヘッド50は、複数のノズルnと、各ノズルnに設
けられたピエゾ素子55を動作させるためのアクチュエ
ータ回路130と、を有している。
【0025】図5は、ピエゾ素子55によるノズルnの
駆動原理を示す説明図である。ピエゾ素子55は、ノズ
ルnまでインクを導くインク通路80に接する位置に設
置されている。本実施例では、ピエゾ素子55の両端に
設けられた電極間に所定の波形を有する電圧を印加する
ことにより、図5(B)に示すように、ピエゾ素子55
が急速に伸張し、インク通路80の一側壁を変形させ
る。この結果、インク通路80の体積は、ピエゾ素子5
5の伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインク
が、粒子Ipとなって、ノズルnの先端から高速に吐出
される。このインク粒子Ipがプラテン26(図1)に
装着された用紙Pに染み込むことにより、印刷が行なわ
れることになる。なお、ピエゾ素子は、いわゆるたわみ
振動モードと縦振動モードのいずれのモードで動作させ
てもよい。
【0026】B.実施例の駆動電力制御回路の構成と動
作:図6は、本発明の第1実施例の駆動電力制御回路を
示す図である。この第1実施例の駆動電力制御回路は、
制御回路40内に設けられた駆動波形生成回路46(図
2)と、記録ヘッド50に設けられたアクチュエータ回
路130と、これらの回路46、130の間を接続する
ケーブルFFCとを備える。駆動波形生成回路46は、
基準電圧発生部122と、第1段の電力制御回路124
とを有している。第1段の電力制御回路124は、直流
電源120と、NPN型の第1のトランジスタQ1と、
PNP型の第2のトランジスタQ2とを有している。第
1のトランジスタQ1のベース端子は、抵抗RCを介し
て直流電源120の正極に接続されているとともに、抵
抗RAを介して基準電圧発生部122の出力端子にも接
続されている。また、第1のトランジスタQ1のコレク
タ端子は、直流電源120の正極に接続されている。第
2のトランジスタQ2のベース端子は、抵抗RDを介し
て直流電源120の負極に接続されているとともに、抵
抗RBを介して基準電圧発生部122の出力端子にも接
続されている。また、第2のトランジスタQ2のコレク
タ端子は、直流電源120の負極に接続されている。な
お、直流電源120の負極は接地されている。
【0027】アクチュエータ回路130は、第2段の電
力制御回路132と、各ノズル毎に設けられたアナログ
スイッチ回路54およびピエゾ素子55と、を有してい
る。第2段の電力制御回路132は、NPN型の第3の
トランジスタQ3と、PNP型の第4のトランジスタQ
4とを有している。第3のトランジスタQ3のベース端
子と第4のトランジスタQ4のベース端子とは、基準電
圧発生部122の出力端子にケーブルFFCを介して共
通に接続されている。また、第3のトランジスタQ3の
エミッタ端子と第4のトランジスタQ4のエミッタ端子
とは、ピエゾ素子55にアナログスイッチ回路54を介
して共通に接続されている。また、第3のトランジスタ
Q3のコレクタ端子は、第1のトランジスタQ1のエミ
ッタ端子に、第4のトランジスタQ3のコレクタ端子
は、第2のトランジスタQ2のエミッタ端子に、それぞ
れケーブルFFC介して接続されている。なお、ピエゾ
素子55の負極は接地されている。
【0028】基準電圧発生部122は、ピエゾ素子55
に供給すべき電圧波形を有する基準電圧信号COM1を
生成する。第1段の電力制御回路124は、この基準電
圧信号COM1に応じて、第2段の電力制御回路132
の電源電圧を可変に制御するための回路である。第1段
の電力制御回路124の第1のトランジスタQ1のベー
ス端子には、直流電源120の電源電圧VCCと基準電圧
信号COM1の電位差を2つの抵抗RA,RCによって分
圧した電圧が印加されている。この結果、第1のトラン
ジスタQ1のベース端子には、基準電圧信号COM1の
電圧レベルよりもやや高い電圧が印加される。同様に、
第2のトランジスタQ2のベース端子には、基準電圧信
号COM1の電圧が、2つの抵抗RB,RDによって分圧
されて印加されている。この結果、第2のトランジスタ
Q2のベース端子には、基準電圧信号COM1の電圧よ
りもやや低い電圧が印加される。従って、これらの2つ
のトランジスタQ1,Q2のエミッタから出力される信
号COM2a、COM2bは、基準電圧信号COM1の
変化に伴って変化するように調整される。なお、以下で
は信号COM2a、COM2bを、「可変電圧信号」と
呼ぶ。また、第1のトランジスタQ1から出力される可
変電圧信号COM2aを「高電位側可変電圧信号」と呼
び、第2のトランジスタQ2から出力される可変電圧信
号COM2bを「低電位側可変電圧信号」と呼ぶ。
【0029】図7は、基準電圧信号COM1の波形と、
可変電圧信号COM2a、COM2bの波形とを比較し
て示す説明図である。この図から理解できるように、高
電位側の可変電圧信号COM2aは、基準電圧信号CO
M1よりも電位が高く、低電位側の可変電圧信号COM
2bは、基準電圧信号COM1よりも電位が低い。
【0030】これらの可変電圧信号COM2a、COM
2bは、第2段の電力制御回路132の電源電圧として
供給される。第2段の電力制御回路132の2つのトラ
ンジスタQ3,Q4のベース端子には、基準駆動信号C
OM1がそのまま印加されている。従って、これらの2
つのトランジスタQ3,Q4の中央の節点からは、基準
駆動信号COM1とほぼ同じ電圧波形を有する共通駆動
信号COMが出力される。
【0031】基準電圧信号COM1は比較的小電流の信
号であり、可変電圧信号COM2a、COM2bと共通
駆動信号COMは比較的大電流の信号である。しかし、
共通駆動信号COMは、キャリッジ30上に設けられた
第2段の電力制御回路132で生成された後に、長いケ
ーブルを経ることなくピエゾ素子55に印加される。ま
た、共通駆動信号COMを生成するために第2段の電力
制御回路132の制御入力として用いられる基準電圧信
号COM1は、比較的小電流の信号なので、長いケーブ
ルFFCを経ても、大電流の信号が長いケーブルを流れ
る場合に比べて歪が少ない。従って、本実施例の第2の
電力制御回路132は、従来に比べて歪みの少ない共通
駆動信号COMを生成することが可能である。
【0032】また、電流制御は、第1段の電力制御回路
124と第2段の電力制御回路132との2段階で行わ
れるので、1段の電力制御回路をキャリッジ上に設ける
場合に比べて、キャリッジ上の回路における発熱量が少
なくて済むという利点もある。
【0033】図8は、本発明の第1実施例の駆動電力制
御回路がピエゾ素子55に充電している状態とそのとき
の各トランジスタのエミッタの電位を示す図である。こ
れは、ピエゾ素子55に印加する電圧が上昇している状
態であり、この印加電圧の上昇のために、すべてのピエ
ゾ素子55の静電容量の総和に応じた電流をピエゾ素子
55に流し込んでいる状態である。
【0034】図8(a)の回路に示す太い線がピエゾ素
子55に電流を流し込むための主な経路である。まず、
トランジスタQ1に着目する。直流電源120から出た
電流は、トランジスタQ1のコレクタに供給され、この
ときの電位はVCCである。この電流は、トランジスタQ
1のエミッタから出力されるが、このときの電位はトラ
ンジスタQ1のベースの電位より、一般的に、0.6V
低い。これはNPN型シリコントランジスタの一般的特
性に基づくものである。
【0035】トランジスタQ1のベースの電位は、抵抗
Aの上端の電位と同じである。また、トランジスタQ
1のベースの電位は、(RA・VCC+RC・VR)/(RA
+R C)となる。以上より、トランジスタQ1のエミッ
タの電位は、(RA・VCC+R C・VR)/(RA+RC
−0.6Vであることが分かる。
【0036】次に、トランジスタQ3に着目する。トラ
ンジスタQ3のコレクタの電位は、トランジスタQ1の
エミッタに直接接続されているので、トランジスタQ1
のエミッタの電位と同じである。
【0037】トランジスタQ3のエミッタの電位は、ト
ランジスタQ3のベースの電位より0.6V低く、ま
た、トランジスタQ3のベースの電位は、基準電圧発生
部48の出力する基準電位VRと同じであるので、VR
0.6Vである。
【0038】以上の各電位を整理すると以下の通りであ
る。 (1)電源とトランジスタQ1のコレクタ:VCC (2)トランジスタQ1のベース:(RA・VCC+RC
R)/(RA+RC) (3)トランジスタQ1のエミッタとトランジスタQ3
のコレクタ:(RA・VC C+RC・VR)/(RA+RC
−0.6V (4)トランジスタQ3のベース:VR (5)トランジスタQ3のエミッタ:VR−0.6V
【0039】図8(b)は、トランジスタQ1、Q3の
各トランジスタのエミッタの電位を示す図である。この
図は、VCCから各トランジスタQ1、Q3で電位が下が
っていく様子を表している。具体的には、トランジスタ
Q1のコレクタ・エミッタ間でVCCからトランジスタQ
1のVE((RA・VCC+RC・VR)/(RA+RC)−
0.6V)に電位が下がっている。この電圧降下がQ1
のVCEに相当する。次に、トランジスタQ3のコレクタ
・エミッタ間でトランジスタQ3のVC((RA・VCC
C・VR)/(RA+RC)−0.6V)からVE(VR
0.6V)に電位が下がっている。この電圧降下((R
A・VCC+RC・VR)/(RA+RC)−VR)がQ3のV
CEに相当する。
【0040】トランジスタの熱発生量はそのコレクタ損
失PCと等しいことが知られており、コレクタ損失P
Cは、コレクタ電流ICとコレクタ・エミッタ間電圧VCE
との積として求めることができる。各トランジスタのコ
レクタ損失PCを求めると、トランジスタQ1の熱発生
量は、トランジスタQ1のコレクタ電流ICとコレクタ
・エミッタ間電圧VCEとの積なので、IC×(VCC
(RA・VCC+RC・VR)/(RA+RC)+0.6V)
となる。一方、トランジスタQ3の熱発生量は、同様
に、IC×((RA・VCC+RC・VR)/(RA+RC)−
R)となる。トランジスタQ1はキャリッジ外に、ト
ランジスタQ3はキャリッジ内にあるので、キャリッジ
外とキャリッジ内の熱発生量は、それぞれIC×(VCC
−(RA・VCC+R C・VR)/(RA+RC)+0.6
V)とIC×((RA・VCC+RC・VR)/(R A+RC
−VR)となる。
【0041】キャリッジ外とキャリッジ内の熱発生量の
配分は、(RA・VCC+RC・VR)/(RA+RC)を調
節する事により、自由に設定できる。具体的には、2個
の抵抗RA、RCとVCCにより、この配分が決定されるこ
とになる。一方、VCCは、基準電位VRをピエゾ素子に
印加するために、必要十分な電圧として設定される。よ
って、キャリッジ外とキャリッジ内の熱発生量の配分
は、現実には、主として2個の抵抗RA、RCにより調整
されることになる。なお、2個のトランジスタQ1、Q
3に流れる電流がほぼ同じであるので、図8(b)の
「+」でハッチングされた部分の面積がキャリッジ外で
の熱発生量に相当し、「−」でハッチングされた部分の
面積がキャリッジ内での熱発生量に相当する。
【0042】図12に示した従来の駆動電力制御回路で
は、一段階で増幅していたので、トランジスタQ1、Q
2で発生する熱が一つのトランジスタ204で発生して
いた。このため、仮に、共通駆動信号COMの歪みを小
さくするために、トランジスタ204をキャリッジ上に
配置すると、キャリッジ上ですべての熱が発生すること
になる。これに対して、本発明の第1実施例の駆動電力
制御回路では、キャリッジ上での熱発生量を低減できる
という特徴がある。
【0043】キャリッジ外とキャリッジ内の熱発生量の
配分を決定する2個の抵抗RA、RCの設定は、たとえ
ば、トランジスタQ1から供給される比較的大きな電流
に発生されると予想される歪み量を考慮して、トランジ
スタQ3がピエゾ素子55を適切に駆動できるようなコ
レクタ・エミッタ間電圧VCEを確保できるように行う。
具体的には、(RA・VCC+RC・VR)/(RA+RC
が大きくなるように設定すると、トランジスタQ1から
供給される可変電圧の歪み量が大きくてもトランジスタ
Q3は、基準電圧信号COM1でピエゾ素子55に十分
に電流を供給できるが、キャリッジ上の熱発生量が大き
くなるというトレードオフの関係がある。2個の抵抗R
A、RCの値はこのようなトレードオフ考慮して、設定す
ることになる。
【0044】図9は、本発明の第1実施例の駆動電力制
御回路がピエゾ素子から放電している状態とそのときの
各トランジスタのエミッタの電位を示す図である。これ
は、ピエゾ素子55に印加する電圧が下降している状態
であり、この印加電圧の下降のために、すべてのピエゾ
素子55の静電容量の総和に応じた電流をピエゾ素子5
5から流出させている状態である。
【0045】図9(a)の回路に示す太い線がピエゾ素
子55から電流を流出させるための主な経路である。ま
ず、トランジスタQ4に着目する。ピエゾ素子55から
出た電流は、トランジスタQ4のエミッタに供給され
る。この電流の一部は、トランジスタQ4のベースから
流出するが、このときの電位はトランジスタQ4のベー
スに印加されている基準電位VRと等しい。また、シリ
コントランジスタの一般的特性から、PNP型トランジ
スタのエミッタの電位は、ベースの電位より、0.6V
高い。したがって、トランジスタQ4のエミッタの電位
は、VR+0.6Vであることが分かる。
【0046】次に、トランジスタQ2に着目する。トラ
ンジスタQ2のベースの電位は、抵抗RBの下端の電位
と同じである。また、抵抗RBによる電圧降下は(RB
CC+RD・VR)/(RB+RD)である。そして、抵抗
Bの上端の電位は、基準電圧発生部48の出力する基
準電圧波形COM1の電位VRと同じである。したがっ
て、トランジスタQ2のベースの電位は、VR−(RB
CC+RD・VR)/(RB+RD)となる。また、トラン
ジスタQ2のエミッタの電位は、ベースの電位より0.
6V高いので、VR−(RB・VCC+RD・VR)/(RB
+RD)+0.6Vであることが分かる。
【0047】トランジスタQ4のコレクタの電位は、ト
ランジスタQ2のエミッタに直接接続されているので、
トランジスタQ2のエミッタの電位(VR−(RB・VCC
+R D・VR)/(RB+RD)+0.6V)と同じであ
る。一方、トランジスタQ2のコレクタの電位は、接地
されているので0Vである。
【0048】以上の各電位を整理すると以下の通りであ
る。 (1)ピエゾ素子55の一端とトランジスタQ4のエミ
ッタ:VR+0.6 (2)トランジスタQ4のベース:VR (3)トランジスタQ4のコレクタとトランジスタQ2
のエミッタ:VR−(RB・VCC+RD・VR)/(RB
D)+0.6V (4)トランジスタQ2のベース:VR−(RB・VCC
D・VR)/(RB+RD) (5)トランジスタQ2のコレクタ:0
【0049】図9(b)は、トランジスタQ2、Q4の
各トランジスタのエミッタの電位を示す図である。この
図は、ピエゾ素子55の一端の電位であるQ4のVE
ら各トランジスタQ4、Q2で電位が下がっていく様子
を表している。具体的には、トランジスタQ4のコレク
タ・エミッタ間でQ4のVE(VR+0.6V)からトラ
ンジスタQ4のVC(VR−(RB・VCC+RD・VR)/
(RB+RD)+0.6V)に電位が下がっている。この
電圧降下がQ4のVCE((RB・VCC+RD・V R)/
(RB+RD))に相当する。次に、トランジスタQ2の
コレクタ・エミッタ間でトランジスタQ2のVE(VR
(RB・VCC+RD・VR)/(RB+RD)+0.6V)
からVC(0V)に電位が下がっている。この電圧降下
(VR−(R B・VCC+RD・VR)/(RB+RD)+0.
6V)がQ2のVCEに相当する。
【0050】以上より、ピエゾ素子55への印加電圧を
上昇させているときと同様に、2個の抵抗RC、RDの設
定により、トランジスタQ4の熱発生量を調整できるこ
とが分かる。なお、熱発生量の配分は、2個のトランジ
スタに流れる電流がほぼ同じであるので、図9(b)の
「+」でハッチングされた部分の面積がキャリッジ外で
の、「−」でハッチングされた部分の面積がキャリッジ
内での熱発生量となる。
【0051】一方、基準電圧発生部48の出力する基準
電圧波形COM1は、ピエゾ素子55に対して流入と流
出を行う電流に比較して、電流量が極めて小さい。した
がって、ケーブルFFCが有するインダクタンス成分に
より歪みを受けることなく、第2段の電力制御回路13
2の制御入力として伝達できる。
【0052】以上に説明したように、本発明の第1実施
例の駆動電力制御回路は、歪みを生じることなく、か
つ、キャリッジ上の熱発生量を過度に大きくすることな
く、ピエゾ素子55に駆動電圧を印加することができる
という特徴を有する。なお、この例では、バイポーラト
ランジスタを使用しているが、ユニポーラトランジスタ
(FET)を使用しても同様に機能する。この場合、導
電型が互いに異なるトランジスタは、N型チャネルFE
TとP型チャネルFETとに相当する。
【0053】図10は、本発明の第2実施例の駆動電力
制御回路を示す図である。この回路は、トランジスタQ
1、Q2へのベース電圧を制御する抵抗RA,Bを一定
の安定した電圧を発生することができるツェナダイオー
ドZ1、Z2に置き換えたものである。こうすれば、V
CCに比較的大きな変動が生じる可能性があるような場合
であっても、正常に回路が作動するという利点がある。
【0054】図11は、本発明の第3実施例の駆動電力
制御回路を示す図である。この回路は、第1実施例の第
1段の電力制御回路124をパルス幅変調方式の電力制
御回路に置き換えたものである。こうすれば、回路全体
として損失電力を低減することができ、また、ノズル数
が飛躍的に増大し、大電力が必要となった場合にも対応
できる。
【0055】第1実施例の第1段階の電力制御回路12
4の方式は、リニア方式と呼ばれるものでトランジスタ
素子を能動領域、すなわち、一種の抵抗のような領域で
使用するものである。このため回路が簡単であり、電気
的ノイズの発生が少ないという長所があるが、一方で、
損失電力が大きく大電力の用途には向かないという短所
もある。これに対して、パルス幅変調方式は、回路が複
雑で電気的ノイズの発生要因となるという短所がある
が、損失電力が大きく大電力の用途にも向くという長所
がある。
【0056】この第3実施例は、比較的大きな電力を制
御する第1段階の電力制御回路124でパルス幅変調方
式を採用し、微調整的な制御を行う第2段の電力制御回
路132でリニア方式の制御を行うという、両者の利点
を活かした設計となっている。なお、第1段の電力制御
回路124には、この他の電源も利用できる。
【0057】以上の第1ないし第3実施例から理解でき
るように、印刷装置の本体側に設けられる第1段の電力
制御回路は、基準電圧信号COM1(第1の電圧波形)
に応じて、その基準電圧信号COM1の変化に伴って変
化する電源電圧波形(第2の電圧波形)を発生する機能
を有する回路であればよい。また、キャリッジ上に設け
られる第2段の電力制御回路は、第1段の電力制御回路
で生成された波形を電源電圧として用い、基準電圧信号
COM1を制御入力として用いて最終的な駆動信号を生
成する回路であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置のプリンタ20の概略構成
図。
【図2】制御回路の内部構成を示すブロック図。
【図3】記録ヘッド50の電気的な構成を示すブロック
図。
【図4】記録ヘッド50の内部の概略構成を示す説明
図。
【図5】ピエゾ素子55によるノズルnの駆動原理を示
す説明図。
【図6】本発明の第1実施例の駆動電力制御回路を示す
図。
【図7】基準電圧信号COM1の波形と、可変電圧信号
COM2の波形とを比較して示す説明図。
【図8】本発明の第1実施例の駆動電力制御回路がピエ
ゾ素子に充電している状態とそのときの各トランジスタ
のエミッタの電位を表す図。
【図9】本発明の第1実施例の駆動電力制御回路がピエ
ゾ素子から放電している状態とそのときの各トランジス
タのエミッタの電位を表す図。
【図10】本発明の第2実施例の駆動電力制御回路を示
す図。
【図11】本発明の第3実施例の駆動電力制御回路を示
す図。
【図12】従来の駆動電力制御回路を示す図。
【図13】従来の駆動電力制御回路使用時において駆動
波形に生じた歪みを表す図。
【符号の説明】
20…プリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 30…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置センサ 40…制御回路 41…インタフェース 42…RAM 43…ROM 44…発振回路 45…制御部 46…駆動波形生成回路 47…インタフェース 48…基準電圧発生部 50…記録ヘッド 51…シフトレジスタ 52…ラッチ回路 53…レベルシフタ 54…アナログスイッチ回路 55…ピエゾ素子 59…コネクタ 71〜76…導入管 80…インク通路 90…コンピュータ 120…直流電源 122…基準電圧発生部 124…電力制御回路 130…アクチュエータ回路 132…第2の電力制御回路 200…駆動電力制御回路 202…駆動波形発生部 204,206…トランジスタ 208…電源 210…駆動回路 212…アナログスイッチ回路 214…ピエゾ素子 220…駆動回路 230…ケーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルからインクを吐出すること
    によって印刷を行う印刷装置であって、 前記印刷装置の本体と、 複数のノズルと、前記複数のノズルからインクを吐出さ
    せるための複数の電気機械変換素子とを有する印刷ヘッ
    ドが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、 前記複数の電気機械変換素子に印加するための駆動電力
    を制御する駆動電力制御回路と、を備え、 前記駆動電力制御回路は、 前記本体内に設けられ、前記電気機械変換素子に供給す
    べき駆動信号の第1の電圧波形を発生させる第1の電圧
    波形発生部と、 前記本体内に設けられ、前記第1の電圧波形に応じて、
    前記第1の電圧波形に伴って変化する第2の電圧波形を
    発生する第2の電圧波形発生部と、 前記キャリッジ上に設けられ、前記第2の電圧波形を電
    源電圧として用いるとともに、前記第1の電圧波形を制
    御入力として用いて前記駆動信号を生成して前記電気機
    械変換素子に供給する駆動信号供給部と、を備えること
    を特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記第2の電圧波形は、前記第2の電圧波形発生部の高
    電位側の出力端子では、前記第1の電圧波形より電位が
    高く、前記第2の電圧波形発生部の低電位側の出力端子
    では、前記第1の電圧波形より電位が低い、印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の印刷装置であっ
    て、 前記第2の電圧波形発生部は、導電型が互いに異なる第
    1のトランジスタ対を備えており、 前記第1のトランジスタ対の共通制御入力として前記第
    1の電圧波形が供給されるとともに、前記第1のトラン
    ジスタ対の間に前記駆動信号供給部が直列に接続されて
    いる、印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷装置であって、 前記駆動信号供給部は、前記第1のトランジスタ対の間
    において互いに直列に接続され、導電型が互いに異なる
    第2のトランジスタ対を備えており、 前記第2のトランジスタ対の共通制御入力として前記第
    1の電圧波形が供給されるとともに、前記第2のトラン
    ジスタ対の直列接続の中央の節点から前記駆動信号が出
    力される、印刷装置。
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