JP2002059428A - 成形金型のガス排気装置 - Google Patents
成形金型のガス排気装置Info
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- JP2002059428A JP2002059428A JP2000248879A JP2000248879A JP2002059428A JP 2002059428 A JP2002059428 A JP 2002059428A JP 2000248879 A JP2000248879 A JP 2000248879A JP 2000248879 A JP2000248879 A JP 2000248879A JP 2002059428 A JP2002059428 A JP 2002059428A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構成として確実にガス排気機能を果た
し、製作容易で量産性に秀れると共に、耐久性があり、
またメンテナンスも容易となる画期的な成形金型のガス
排気装置を提供すること。 【解決手段】 金型のキャビティー１に設けられ、キャ
ビティー１内で発生するガスを外部へ排気する成形金型
のガス排気装置であって、キャビティー１に設けた排気
孔部２若しくは直接外部と連通する溝部３を有する溝ブ
ロック４と、前記溝部３に係合する係合部５を有する係
合ブロック６とで構成され、前記溝部３と係合部５との
係合間隙７からガスが前記排気孔部２若しくは直接外部
へと排気されるように構成し、前記互いに係合した溝部
３と前記係合部５との前記キャビティー内面側の前記係
合間隙７より反対面側の係合間隙７が大きくなるように
前記溝部３と前記係合部５の形状を設定したことを特徴
とする成形金型のガス排気装置。
し、製作容易で量産性に秀れると共に、耐久性があり、
またメンテナンスも容易となる画期的な成形金型のガス
排気装置を提供すること。 【解決手段】 金型のキャビティー１に設けられ、キャ
ビティー１内で発生するガスを外部へ排気する成形金型
のガス排気装置であって、キャビティー１に設けた排気
孔部２若しくは直接外部と連通する溝部３を有する溝ブ
ロック４と、前記溝部３に係合する係合部５を有する係
合ブロック６とで構成され、前記溝部３と係合部５との
係合間隙７からガスが前記排気孔部２若しくは直接外部
へと排気されるように構成し、前記互いに係合した溝部
３と前記係合部５との前記キャビティー内面側の前記係
合間隙７より反対面側の係合間隙７が大きくなるように
前記溝部３と前記係合部５の形状を設定したことを特徴
とする成形金型のガス排気装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば樹脂成形に
用いる成形金型のキャビティー（コア）内で発生するガ
スを外部へ排出するための成形金型のガス排気装置に関
するものである。
用いる成形金型のキャビティー（コア）内で発生するガ
スを外部へ排出するための成形金型のガス排気装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】成形不
良を防止したり、成形精度を高めるため、成形金型のキ
ャビティー（コア）に、例えば充填する溶融樹脂は通過
させないが、ガスは通過させる成形金型のガス排気装置
を設けているが、この成形金型のガス排気装置として
は、様々な構造のものが提案されている。
良を防止したり、成形精度を高めるため、成形金型のキ
ャビティー（コア）に、例えば充填する溶融樹脂は通過
させないが、ガスは通過させる成形金型のガス排気装置
を設けているが、この成形金型のガス排気装置として
は、様々な構造のものが提案されている。
【０００３】しかし、いずれも構造が複雑で、コストア
ップとなったり、量産性に劣るという問題があり、また
排気部を焼結部材（焼結金属）で形成してガス排気させ
る構成のものもあるが、すぐに目詰まりしてしまうとい
う問題があり、また、そのメンテナンスも容易ではな
い。
ップとなったり、量産性に劣るという問題があり、また
排気部を焼結部材（焼結金属）で形成してガス排気させ
る構成のものもあるが、すぐに目詰まりしてしまうとい
う問題があり、また、そのメンテナンスも容易ではな
い。
【０００４】本発明は簡易な構成として確実にガス排気
機能を果たし、製作容易で量産性に秀れると共に、耐久
性があり、またメンテナンスも容易となる画期的な成形
金型のガス排気装置を提供することを目的としている。
機能を果たし、製作容易で量産性に秀れると共に、耐久
性があり、またメンテナンスも容易となる画期的な成形
金型のガス排気装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００６】金型のキャビティー１に設けられ、キャビ
ティー１内で発生するガスを外部へ排気する成形金型の
ガス排気装置であって、キャビティー１に設けた排気孔
部２若しくは直接外部と連通する溝部３を有する溝ブロ
ック４と、前記溝部３に係合する係合部５を有する係合
ブロック６とで構成され、前記溝部３と係合部５との係
合間隙７からガスが前記排気孔部２若しくは直接外部へ
と排気されるように構成し、前記互いに係合した溝部３
と前記係合部５との前記キャビティー内面側の前記係合
間隙７より反対面側の係合間隙７が大きくなるように前
記溝部３と前記係合部５の形状を設定したことを特徴と
する成形金型のガス排気装置に係るものである。
ティー１内で発生するガスを外部へ排気する成形金型の
ガス排気装置であって、キャビティー１に設けた排気孔
部２若しくは直接外部と連通する溝部３を有する溝ブロ
ック４と、前記溝部３に係合する係合部５を有する係合
ブロック６とで構成され、前記溝部３と係合部５との係
合間隙７からガスが前記排気孔部２若しくは直接外部へ
と排気されるように構成し、前記互いに係合した溝部３
と前記係合部５との前記キャビティー内面側の前記係合
間隙７より反対面側の係合間隙７が大きくなるように前
記溝部３と前記係合部５の形状を設定したことを特徴と
する成形金型のガス排気装置に係るものである。
【０００７】また、前記溝ブロック４に排気方向に貫通
した前記溝部３を複数並設し、この複数の溝部３に係合
する前記係合部５も前記係合ブロック６にくし歯状に複
数並設したことを特徴とする請求項１記載の成形金型の
ガス排気装置に係るものである。
した前記溝部３を複数並設し、この複数の溝部３に係合
する前記係合部５も前記係合ブロック６にくし歯状に複
数並設したことを特徴とする請求項１記載の成形金型の
ガス排気装置に係るものである。
【０００８】また、前記溝部３の側面若しくは前記係合
部５の側面を前記キャビティー１内面側から反対面側へ
と向かう排気方向に対して傾斜面状に形成して、前記互
いに係合した溝部３と係合部５との前記キャビティー１
内面側の前記係合間隙７より反対面側の係合間隙７が大
きくなるように形成したことを特徴とする請求項１，２
のいずれか１項に記載の成形金型のガス排気装置に係る
ものである。
部５の側面を前記キャビティー１内面側から反対面側へ
と向かう排気方向に対して傾斜面状に形成して、前記互
いに係合した溝部３と係合部５との前記キャビティー１
内面側の前記係合間隙７より反対面側の係合間隙７が大
きくなるように形成したことを特徴とする請求項１，２
のいずれか１項に記載の成形金型のガス排気装置に係る
ものである。
【０００９】また、前記キャビティー１内面側の前記溝
部３と前記係合部５との係合面８を研摩することで、こ
のキャビティー１内面側の前記係合間隙７の大きさを拡
大微調整し得るように、前記係合面８を平坦面に構成し
たことを特徴とする請求項３記載の成形金型のガス排気
装置に係るものである。
部３と前記係合部５との係合面８を研摩することで、こ
のキャビティー１内面側の前記係合間隙７の大きさを拡
大微調整し得るように、前記係合面８を平坦面に構成し
たことを特徴とする請求項３記載の成形金型のガス排気
装置に係るものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】最も最良と考える本発明の実施の
形態（発明をどのように実施するか）を、図面に基づい
てその作用効果を示して簡単に説明する。
形態（発明をどのように実施するか）を、図面に基づい
てその作用効果を示して簡単に説明する。
【００１１】溝部３と係合部５と係合して溝ブロック４
（金属鉤）と係合ブロック６（金属鉤）とを係合した排
気ブロックＡを、成形金型のキャビティー１に設けた排
気孔部２に連通状態に取り付ける。
（金属鉤）と係合ブロック６（金属鉤）とを係合した排
気ブロックＡを、成形金型のキャビティー１に設けた排
気孔部２に連通状態に取り付ける。
【００１２】例えば、キャビティー１内面に外部と連通
する排気孔部２に連通する位置に取付嵌合部９を設け、
この取付嵌合部９に溝ブロック４嵌合して、キャビティ
ー１内面に面一状態に取り付ける。この取付は、例え
ば、この排気ブロックＡに螺子孔を設け、この螺子孔を
利用してビスなどで取付固定する。
する排気孔部２に連通する位置に取付嵌合部９を設け、
この取付嵌合部９に溝ブロック４嵌合して、キャビティ
ー１内面に面一状態に取り付ける。この取付は、例え
ば、この排気ブロックＡに螺子孔を設け、この螺子孔を
利用してビスなどで取付固定する。
【００１３】この排気ブロックＡの溝部３と係合部５と
の係合間隙７が排気間隙となり、キャビティー１内で発
生するガスはこの係合間隙７から排気孔部２を介するな
どして外部へと排気されるが、キャビティー１内面側の
係合間隙７は極めて微小な間隙に設定しておくことで、
例えばキャビティー１内に充填される溶融樹脂は排出さ
れず、ガスのみが良好に排気される。
の係合間隙７が排気間隙となり、キャビティー１内で発
生するガスはこの係合間隙７から排気孔部２を介するな
どして外部へと排気されるが、キャビティー１内面側の
係合間隙７は極めて微小な間隙に設定しておくことで、
例えばキャビティー１内に充填される溶融樹脂は排出さ
れず、ガスのみが良好に排気される。
【００１４】また、キャビティー１内面側と反対面側の
係合間隙７はやや大きな間隙に設定してあるため、たと
え溶融樹脂が入り込んでも詰まりにくく、また、ガスは
良好に排気されることとなる。
係合間隙７はやや大きな間隙に設定してあるため、たと
え溶融樹脂が入り込んでも詰まりにくく、また、ガスは
良好に排気されることとなる。
【００１５】また、この係合間隙７の間隙広狭設定は、
溝部３や係合部５の形状設定で行えるため精度良く容易
に加工設定できることとなる。
溝部３や係合部５の形状設定で行えるため精度良く容易
に加工設定できることとなる。
【００１６】例えば、係合対向面となる前記溝部３の側
面若しくは前記係合部５の側面を前記キャビティー１内
面側から反対面側へと向かう排気方向に対して微小に傾
斜した面に形成することで、簡易にキャビティー１内面
側の係合間隙７より反対面側の係合間隙７が大きくなる
ように溝部３と係合部５の形状を設定することができ、
製作容易で量産性に秀れることとなる。
面若しくは前記係合部５の側面を前記キャビティー１内
面側から反対面側へと向かう排気方向に対して微小に傾
斜した面に形成することで、簡易にキャビティー１内面
側の係合間隙７より反対面側の係合間隙７が大きくなる
ように溝部３と係合部５の形状を設定することができ、
製作容易で量産性に秀れることとなる。
【００１７】また、排気性を一層良好とするためにキャ
ビティー１内面側の係合間隙７の間隙をもう少し大きく
微調整したい場合には、溝部３や係合部５の側面を切削
（研摩）しても良いが、例えば溝部３と係合部５とのキ
ャビティー１内面側の平坦な係合面８を研摩することで
簡単に拡大微調整をすることもできる。
ビティー１内面側の係合間隙７の間隙をもう少し大きく
微調整したい場合には、溝部３や係合部５の側面を切削
（研摩）しても良いが、例えば溝部３と係合部５とのキ
ャビティー１内面側の平坦な係合面８を研摩することで
簡単に拡大微調整をすることもできる。
【００１８】また、溶融樹脂が係合間隙７に入り込み詰
まるなどしたときのメンテナンスに際しては、排気ブロ
ックＡを取り外し溝ブロック４と係合ブロック６とを分
離することで、この目詰まりを簡単に除去でき、目詰ま
りに対するメンテナンスも極めて容易となる。
まるなどしたときのメンテナンスに際しては、排気ブロ
ックＡを取り外し溝ブロック４と係合ブロック６とを分
離することで、この目詰まりを簡単に除去でき、目詰ま
りに対するメンテナンスも極めて容易となる。
【００１９】また、この溝ブロック４（溝部３）と係合
ブロック６（係合部５）とはいずれも金属ブロックなど
の一体成形物としているため、前述のように加工や製作
も容易となる上、強度も強く耐久性にも秀れる。
ブロック６（係合部５）とはいずれも金属ブロックなど
の一体成形物としているため、前述のように加工や製作
も容易となる上、強度も強く耐久性にも秀れる。
【００２０】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００２１】キャビティー１に設けた排気孔部２と連通
する溝部３を複数並設形成した金属製の溝ブロック４
と、前記各溝部３に係合する係合部５をくし歯状に複数
並設形成した金属製の係合ブロック４とで構成され、こ
の溝部３と溝ブロック４とを係合して分離形成した溝ブ
ロック４と係合ブロック６とを係合一体化することで、
金属板ブロック状の排気ブロックＡを形成し、この排気
ブロックＡをキャビティー１の排気孔部２と連通する位
置となる取付嵌合部９に取り付けることで、前記溝部３
と係合部５との係合間隙７からガスが排気孔部２を介し
て外部へと排気されるように構成している。
する溝部３を複数並設形成した金属製の溝ブロック４
と、前記各溝部３に係合する係合部５をくし歯状に複数
並設形成した金属製の係合ブロック４とで構成され、こ
の溝部３と溝ブロック４とを係合して分離形成した溝ブ
ロック４と係合ブロック６とを係合一体化することで、
金属板ブロック状の排気ブロックＡを形成し、この排気
ブロックＡをキャビティー１の排気孔部２と連通する位
置となる取付嵌合部９に取り付けることで、前記溝部３
と係合部５との係合間隙７からガスが排気孔部２を介し
て外部へと排気されるように構成している。
【００２２】本実施例では、この排気ブロックＡをキャ
ビティー１に設けた排気孔部２と連通する位置に設けた
取付嵌合部９にこの排気孔部２と前記係合間隙７とが連
通状態となるように嵌合して、平坦面に形成した溝部３
と係合部５との係合面８を排気ブロックＡ表面として、
キャビティー１の内面に面一状態に配されるように構成
している。
ビティー１に設けた排気孔部２と連通する位置に設けた
取付嵌合部９にこの排気孔部２と前記係合間隙７とが連
通状態となるように嵌合して、平坦面に形成した溝部３
と係合部５との係合面８を排気ブロックＡ表面として、
キャビティー１の内面に面一状態に配されるように構成
している。
【００２３】具体的には本実施例では板ブロック状の排
気ブロックＡの両端部（溝ブロック４の両端部）に螺子
孔10（タップ）を設け、前記排気孔部２と連通する位置
となる取付嵌合部９の嵌合段部に設けた螺子孔11と前記
螺子孔10とを位置合わせしてビス止め固定している。
気ブロックＡの両端部（溝ブロック４の両端部）に螺子
孔10（タップ）を設け、前記排気孔部２と連通する位置
となる取付嵌合部９の嵌合段部に設けた螺子孔11と前記
螺子孔10とを位置合わせしてビス止め固定している。
【００２４】従って、キャビティー１内で発生したガス
は溝部３と係合部５との係合間隙７を介して排気孔部２
へと排気されるように構成している。
は溝部３と係合部５との係合間隙７を介して排気孔部２
へと排気されるように構成している。
【００２５】また、前記互いに係合した溝部３と前記係
合部５との前記キャビティー内面側の前記係合間隙７よ
り反対面側の係合間隙７が大きくなるように前記溝部３
と係合部５の形状を設定しているが、具体的には、本実
施例では、対向面となる係合部５の両側面を夫々前記キ
ャビティー１内面側から反対面側へと向かう排気方向に
対して微小に傾斜した面に形成して、前記互いに係合し
た溝部３と前記係合部５との前記キャビティー１内面側
の前記係合間隙７より反対面側の係合間隙７が反対面側
に向かう程徐々に大きくなるように設定している。
合部５との前記キャビティー内面側の前記係合間隙７よ
り反対面側の係合間隙７が大きくなるように前記溝部３
と係合部５の形状を設定しているが、具体的には、本実
施例では、対向面となる係合部５の両側面を夫々前記キ
ャビティー１内面側から反対面側へと向かう排気方向に
対して微小に傾斜した面に形成して、前記互いに係合し
た溝部３と前記係合部５との前記キャビティー１内面側
の前記係合間隙７より反対面側の係合間隙７が反対面側
に向かう程徐々に大きくなるように設定している。
【００２６】従って、この係合間隙７の間隙広狭設定
は、溝部３や係合部５の形状設定で行えるため精度良く
容易に加工設定できることとなる上、キャビティー１内
面側の前記溝部３と前記係合部５との係合面８を研摩す
るだけで、このキャビティー１内面側の前記係合間隙７
の大きさを研磨度によって拡大微調整し得るように構成
している。
は、溝部３や係合部５の形状設定で行えるため精度良く
容易に加工設定できることとなる上、キャビティー１内
面側の前記溝部３と前記係合部５との係合面８を研摩す
るだけで、このキャビティー１内面側の前記係合間隙７
の大きさを研磨度によって拡大微調整し得るように構成
している。
【００２７】即ち、排気性を一層良好とするためにキャ
ビティー１内面側の係合間隙７の間隙をもう少し大きく
微調整したい場合には、溝部３や係合部５の側面を切削
（研摩）しても良いが、溝部３と係合部５とのキャビテ
ィー１内面側の平坦な係合面８を研摩することで簡単に
拡大微調整をすることもできる。
ビティー１内面側の係合間隙７の間隙をもう少し大きく
微調整したい場合には、溝部３や係合部５の側面を切削
（研摩）しても良いが、溝部３と係合部５とのキャビテ
ィー１内面側の平坦な係合面８を研摩することで簡単に
拡大微調整をすることもできる。
【００２８】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、簡
易な構成として確実にガス排気機能を果たし、製作容易
で量産性に秀れると共に、耐久性があり、またメンテナ
ンスも容易となる画期的な成形金型のガス排気装置とな
る。
易な構成として確実にガス排気機能を果たし、製作容易
で量産性に秀れると共に、耐久性があり、またメンテナ
ンスも容易となる画期的な成形金型のガス排気装置とな
る。
【００２９】即ち、この排気ブロックの溝部と係合部と
の係合間隙が排気間隙となり、キャビティー内で発生す
るガスはこの係合間隙を介して外部へと排気されるが、
キャビティー内面側の係合間隙は極めて微小な間隙に設
定しておくことで、例えばキャビティー内に充填される
溶融樹脂は排出されず、ガスのみが良好に排気される、
また、キャビティー内面側と反対面側の係合間隙はやや
大きな間隙に設定してあるため、たとえ溶融樹脂が入り
込んでもつまりにくく、また、ガスは良好に排気される
こととなる。
の係合間隙が排気間隙となり、キャビティー内で発生す
るガスはこの係合間隙を介して外部へと排気されるが、
キャビティー内面側の係合間隙は極めて微小な間隙に設
定しておくことで、例えばキャビティー内に充填される
溶融樹脂は排出されず、ガスのみが良好に排気される、
また、キャビティー内面側と反対面側の係合間隙はやや
大きな間隙に設定してあるため、たとえ溶融樹脂が入り
込んでもつまりにくく、また、ガスは良好に排気される
こととなる。
【００３０】しかも、この係合間隙の間隙広狭設定は、
溝部や係合部の形状設定で行えるため精度良く容易に加
工設定できることとなり、更に溶融樹脂が係合間隙に入
り込み詰まるなどしたときのメンテナンスに際しては、
排気ブロックを取り外して溝ブロックと係合ブロックと
を分離することで、この目詰まりを簡単に除去でき、目
詰まりに対するメンテナンスも極めて容易となり、耐久
性にも秀れるなど画期的な成形金型のガス排気装置とな
る。
溝部や係合部の形状設定で行えるため精度良く容易に加
工設定できることとなり、更に溶融樹脂が係合間隙に入
り込み詰まるなどしたときのメンテナンスに際しては、
排気ブロックを取り外して溝ブロックと係合ブロックと
を分離することで、この目詰まりを簡単に除去でき、目
詰まりに対するメンテナンスも極めて容易となり、耐久
性にも秀れるなど画期的な成形金型のガス排気装置とな
る。
【００３１】また、請求項２記載の発明においては、係
合間隙が複数並設されることとなり一層本発明の作用効
果が良好に発揮される画期的な成形金型のガス排気装置
となる。
合間隙が複数並設されることとなり一層本発明の作用効
果が良好に発揮される画期的な成形金型のガス排気装置
となる。
【００３２】また、請求項３記載の発明においては、簡
易にキャビティー内面側の係合間隙より反対面側の係合
間隙が大きくなるように溝部と係合部の形状を設定する
ことができ、製作容易で量産性に秀れる成形金型のガス
排気装置となる。
易にキャビティー内面側の係合間隙より反対面側の係合
間隙が大きくなるように溝部と係合部の形状を設定する
ことができ、製作容易で量産性に秀れる成形金型のガス
排気装置となる。
【００３３】また、請求項４記載の発明においては、排
気性を一層良好とするためにキャビティー内面側の係合
間隙の間隙をもう少し大きく微調整したい場合には、溝
部や係合部の側面を切削（研摩）しても良いが、溝部と
係合部とのキャビティー内面側の平坦な係合面を研摩す
ることで簡単に拡大微調整をすることができることとな
る極めて秀れた成形金型のガス排気装置となる。
気性を一層良好とするためにキャビティー内面側の係合
間隙の間隙をもう少し大きく微調整したい場合には、溝
部や係合部の側面を切削（研摩）しても良いが、溝部と
係合部とのキャビティー内面側の平坦な係合面を研摩す
ることで簡単に拡大微調整をすることができることとな
る極めて秀れた成形金型のガス排気装置となる。
【図１】本実施例のキャビティー内面側となる方向から
見た説明斜視図である。
見た説明斜視図である。
【図２】本実施例のキャビティー内面側と反対側となる
方向から見た説明斜視図である。
方向から見た説明斜視図である。
【図３】本実施例のキャビティー内面側と反対側となる
方向から見た説明分解斜視図である。
方向から見た説明分解斜視図である。
【図４】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【図５】本実施例の使用状態を示す説明断面図である。
１ キャビティー ２ 排気孔部 ３ 溝部 ４ 溝ブロック ５ 係合部 ６ 係合ブロック ７ 係合間隙 ８ 係合面
Claims (4)
- 【請求項１】 金型のキャビティーに設けられ、キャビ
ティー内で発生するガスを外部へ排気する成形金型のガ
ス排気装置であって、キャビティーに設けた排気孔部若
しくは直接外部と連通する溝部を有する溝ブロックと、
前記溝部に係合する係合部を有する係合ブロックとで構
成され、前記溝部と係合部との係合間隙からガスが前記
排気孔部若しくは直接外部へと排気されるように構成
し、前記互いに係合した溝部と前記係合部との前記キャ
ビティー内面側の前記係合間隙より反対面側の係合間隙
が大きくなるように前記溝部と前記係合部の形状を設定
したことを特徴とする成形金型のガス排気装置。 - 【請求項２】 前記溝ブロックに排気方向に貫通した前
記溝部を複数並設し、この複数の溝部に係合する前記係
合部も前記係合ブロックにくし歯状に複数並設したこと
を特徴とする請求項１記載の成形金型のガス排気装置。 - 【請求項３】 前記溝部の側面若しくは前記係合部の側
面を前記キャビティー内面側から反対面側へと向かう排
気方向に対して傾斜面状に形成して、前記互いに係合し
た溝部と係合部との前記キャビティー内面側の前記係合
間隙より反対面側の係合間隙が大きくなるように形成し
たことを特徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載
の成形金型のガス排気装置。 - 【請求項４】 前記キャビティー内面側の前記溝部と前
記係合部との係合面を研摩することで、このキャビティ
ー内面側の前記係合間隙の大きさを拡大微調整し得るよ
うに、前記係合面を平坦面に構成したことを特徴とする
請求項３記載の成形金型のガス排気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000248879A JP2002059428A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 成形金型のガス排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000248879A JP2002059428A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 成形金型のガス排気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006327101A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Toyota Motor Corp | 脱気コアおよび成形金型 |
| JP2010030124A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Toyota Boshoku Corp | 成形型 |
| CN103737865A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-04-23 | 晟扬精密模具（昆山）有限公司 | 一种插片式排气块 |
| CN104097304A (zh) * | 2013-04-11 | 2014-10-15 | 汉达精密电子(昆山)有限公司 | 排气结构 |
| DE102019112763A1 (de) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | Bbg Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung und Verfahren zum Umspritzen, Umgießen oder Umschäumen eines plattenförmigen Bauteils |
-
2000
- 2000-08-18 JP JP2000248879A patent/JP2002059428A/ja active Pending
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