JP2002059102A - クリーニング用シールカップ - Google Patents
クリーニング用シールカップInfo
- Publication number
- JP2002059102A JP2002059102A JP2000250745A JP2000250745A JP2002059102A JP 2002059102 A JP2002059102 A JP 2002059102A JP 2000250745 A JP2000250745 A JP 2000250745A JP 2000250745 A JP2000250745 A JP 2000250745A JP 2002059102 A JP2002059102 A JP 2002059102A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- seal cup
- conduit
- dirt
- cup
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Cleaning In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】清掃ピグのクリーニング用シールカップ3の形
状に工夫を施してその清掃払拭能力を高め、取れる汚れ
の量を増加させる。 【解決手段】導管内を清掃するクリーニングピグに取付
けるシールカップ3の外表面31に、シールカップの周
方向にリング状をなす矩形状断面の1又は複数の溝32
を設け、溝32内面に剥離可能なコーティング層33を
形成した。
状に工夫を施してその清掃払拭能力を高め、取れる汚れ
の量を増加させる。 【解決手段】導管内を清掃するクリーニングピグに取付
けるシールカップ3の外表面31に、シールカップの周
方向にリング状をなす矩形状断面の1又は複数の溝32
を設け、溝32内面に剥離可能なコーティング層33を
形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導管内を清掃する
クリーニングピグに取付けるシールカップに関する。
クリーニングピグに取付けるシールカップに関する。
【0002】
【従来の技術】導管内を清掃するクリーニングピグに取
付けるシールカップはピグに取りつけられ、管壁に圧着
されながら導管内を進行し、導管内に残存するごみ、
油、泥などを清掃排出するものである。このクリーニン
グは、導管の腐食その他の欠陥を検査するための検査ピ
グを走行させる前に導管内の異物の清掃除去のために行
われる。通常、クリーニングピグは導管内の管壁に付着
するごみその他の異物を掻取り又は拭取りながら導管内
を進行し異物を前方に移動させて排出し、導管内の清掃
を行う。このクリーニング用ピグのシールカップは、従
来、お椀状のなめらかな凸曲面からなる表面を有してい
る。
付けるシールカップはピグに取りつけられ、管壁に圧着
されながら導管内を進行し、導管内に残存するごみ、
油、泥などを清掃排出するものである。このクリーニン
グは、導管の腐食その他の欠陥を検査するための検査ピ
グを走行させる前に導管内の異物の清掃除去のために行
われる。通常、クリーニングピグは導管内の管壁に付着
するごみその他の異物を掻取り又は拭取りながら導管内
を進行し異物を前方に移動させて排出し、導管内の清掃
を行う。このクリーニング用ピグのシールカップは、従
来、お椀状のなめらかな凸曲面からなる表面を有してい
る。
【0003】従来のクリーニング用シールカップは、導
管の内表面に付着又は残留している汚れをある程度の量
は取り去って前方へ搬送するが、余り多くなると払拭し
きれずに導管内に置いて来てしまう。
管の内表面に付着又は残留している汚れをある程度の量
は取り去って前方へ搬送するが、余り多くなると払拭し
きれずに導管内に置いて来てしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は清掃ピグのク
リーニング用シールカップの形状に工夫を施してその清
掃払拭能力を高め、クリーニングする汚れの量を増加さ
せ、汚れを導管内に残存させない技術を提供することを
目的とする。
リーニング用シールカップの形状に工夫を施してその清
掃払拭能力を高め、クリーニングする汚れの量を増加さ
せ、汚れを導管内に残存させない技術を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、導管内を清掃
するクリーニングピグに取付けるシールカップの外表面
に、シールカップの周方向にリング状をなす矩形状断面
の1又は複数の溝を設けることを特徴とするクリーニン
グ用シールカップである。
するクリーニングピグに取付けるシールカップの外表面
に、シールカップの周方向にリング状をなす矩形状断面
の1又は複数の溝を設けることを特徴とするクリーニン
グ用シールカップである。
【0006】この場合に溝内面に剥離可能なコーティン
グを施してコーティング層を備えたものとすると、溝内
に捕集された汚れをまとめて剥離除去できるので好適で
ある。
グを施してコーティング層を備えたものとすると、溝内
に捕集された汚れをまとめて剥離除去できるので好適で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0008】図3は清掃用ピグ1を導管5内を流体圧に
よって矢印6方向に推進させている状態を示す導管路の
縦断面図である。この例では、清掃用ピグ1は胴体2の
先頭端にクリーニング用シールカップ3を取付け、尾端
側に推進用シールカップ4を取付け、推進用シールカッ
プ4の後方を押す流体圧により導管5内を走行する。な
お、一般的にはクリーニング用シールカップと推進用シ
ールカップという明確な区分はなく、双方の機能を兼用
している場合が多い。クリーニング用シールカップ3は
その外周部を導管5の内面に圧着され、導管5の内面に
付着する水、油、微粉、泥などをしごいて削り取り又は
払拭し、前方へ送る。従来のクリーニング用シールカッ
プ3の表面31は椀状の滑らかな曲面であり、汚れの量
が多すぎると、クリーニング用シールカップ3は払拭能
力の限界に達し汚れを導管内に残してしまう。
よって矢印6方向に推進させている状態を示す導管路の
縦断面図である。この例では、清掃用ピグ1は胴体2の
先頭端にクリーニング用シールカップ3を取付け、尾端
側に推進用シールカップ4を取付け、推進用シールカッ
プ4の後方を押す流体圧により導管5内を走行する。な
お、一般的にはクリーニング用シールカップと推進用シ
ールカップという明確な区分はなく、双方の機能を兼用
している場合が多い。クリーニング用シールカップ3は
その外周部を導管5の内面に圧着され、導管5の内面に
付着する水、油、微粉、泥などをしごいて削り取り又は
払拭し、前方へ送る。従来のクリーニング用シールカッ
プ3の表面31は椀状の滑らかな曲面であり、汚れの量
が多すぎると、クリーニング用シールカップ3は払拭能
力の限界に達し汚れを導管内に残してしまう。
【0009】図1は本発明の実施例を示すもので、クリ
ーニング用シールカップ3の部分断面図である。クリー
ニング用シールカップ3の外周近くの表面31の外径面
34に近い部分にリング状をなす1又は複数の溝32を
設け、この溝32内に泥や微粉を内部に捕獲することに
よって、清掃能力を高める。この溝32の大きさ、形状
等は限定されないが、クリーニング用シールカップ3の
強度や変形復元力を害しない範囲で大きな容量とする方
が好ましい。その点から、断面矩形状又は台形状の円周
溝が好適である。クリーニング用シールカップの溝32
として、幅1cm、深さ3cm程度の溝を3条設ける
と、汚れ収集性能は従来の2〜3倍となり、汚れを管内
に残すことなく処理することができる。クリーニング用
シールカップ3をウレタン樹脂で形成し、溝32の内面
には剥落可能で、かつ、汚れ保持能力をもつコーティン
グ層33を施し、溝内に侵入した汚れが安定的に保持さ
れるようにすると共に、容易に剥落して汚れを除去しや
すくすることが好ましい。溝32内に、例えば、スプレ
ー可能で接着性を有しフィルム状を保つ接着剤を塗布し
てコーティング層33を形成する。コーティング層33
は清掃工程中汚れを保持し、クリーニング用シールカッ
プ3を導管外に回収した後、容易に剥離して汚れと共に
廃棄することができる物質が好ましい。溝32の内面を
容易に元の状態に戻すことができるようにするためであ
る。コーティング層の材料としては例えばポリエチレン
系、ポリスチレン系、ゴム系、塩化ビニル系接着剤など
を用いることができる。
ーニング用シールカップ3の部分断面図である。クリー
ニング用シールカップ3の外周近くの表面31の外径面
34に近い部分にリング状をなす1又は複数の溝32を
設け、この溝32内に泥や微粉を内部に捕獲することに
よって、清掃能力を高める。この溝32の大きさ、形状
等は限定されないが、クリーニング用シールカップ3の
強度や変形復元力を害しない範囲で大きな容量とする方
が好ましい。その点から、断面矩形状又は台形状の円周
溝が好適である。クリーニング用シールカップの溝32
として、幅1cm、深さ3cm程度の溝を3条設ける
と、汚れ収集性能は従来の2〜3倍となり、汚れを管内
に残すことなく処理することができる。クリーニング用
シールカップ3をウレタン樹脂で形成し、溝32の内面
には剥落可能で、かつ、汚れ保持能力をもつコーティン
グ層33を施し、溝内に侵入した汚れが安定的に保持さ
れるようにすると共に、容易に剥落して汚れを除去しや
すくすることが好ましい。溝32内に、例えば、スプレ
ー可能で接着性を有しフィルム状を保つ接着剤を塗布し
てコーティング層33を形成する。コーティング層33
は清掃工程中汚れを保持し、クリーニング用シールカッ
プ3を導管外に回収した後、容易に剥離して汚れと共に
廃棄することができる物質が好ましい。溝32の内面を
容易に元の状態に戻すことができるようにするためであ
る。コーティング層の材料としては例えばポリエチレン
系、ポリスチレン系、ゴム系、塩化ビニル系接着剤など
を用いることができる。
【0010】図2は導管5内を進行するクリーニング用
シールカップ3の汚れ10を清掃押出し状況を示すもの
で、泥や固形分などからなる汚れ10を溝32内に保持
している状態を示している。
シールカップ3の汚れ10を清掃押出し状況を示すもの
で、泥や固形分などからなる汚れ10を溝32内に保持
している状態を示している。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、クリーニングピグのク
リーニング用シールカップの清掃能力を高めることがで
き、油や水以外の泥分、固形分等の保持排出能力は従来
の2〜3倍となった。また、シールカップ自体の使用後
の清掃を楽に行うことができるので好適である。
リーニング用シールカップの清掃能力を高めることがで
き、油や水以外の泥分、固形分等の保持排出能力は従来
の2〜3倍となった。また、シールカップ自体の使用後
の清掃を楽に行うことができるので好適である。
【図1】実施例のクリーニング用シールカップの部分断
面図である。
面図である。
【図2】クリーニング用シールカップの清掃押出状況を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図3】導管路の縦断面図である。
1 清掃用ピグ 2 胴体 3 クリーニング用シールカップ 4 推進用シールカップ 5 導管 6 矢印 10 汚れ 31 表面 32 溝 33 コーティング層 34 外径面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逆井 ▲柳▼二 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 堀田 久雄 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA13 AB51 BA08 BA24 BA37
Claims (2)
- 【請求項1】 導管内を清掃するクリーニングピグに取
付けるシールカップの外表面に、シールカップの周方向
にリング状をなす矩形状断面の1又は複数の溝を備えた
ことを特徴とするクリーニング用シールカップ。 - 【請求項2】 前記溝内面に剥離可能なコーティング層
を備えたことを特徴とする請求項1記載のクリーニング
用シールカップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250745A JP2002059102A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | クリーニング用シールカップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250745A JP2002059102A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | クリーニング用シールカップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002059102A true JP2002059102A (ja) | 2002-02-26 |
Family
ID=18740266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000250745A Withdrawn JP2002059102A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | クリーニング用シールカップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002059102A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018162811A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社サンフロイント | 油配管内部ライニング施工方法 |
-
2000
- 2000-08-22 JP JP2000250745A patent/JP2002059102A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018162811A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社サンフロイント | 油配管内部ライニング施工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071106 |