JP2002058129A - 電気接続箱及び配線板 - Google Patents

電気接続箱及び配線板

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JP2002058129A
JP2002058129A JP2000238230A JP2000238230A JP2002058129A JP 2002058129 A JP2002058129 A JP 2002058129A JP 2000238230 A JP2000238230 A JP 2000238230A JP 2000238230 A JP2000238230 A JP 2000238230A JP 2002058129 A JP2002058129 A JP 2002058129A
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boss
terminal
protruding seat
junction box
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Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線板のストック時の傾き防止及び配線板と
接続箱本体との組付性の向上を図る。 【解決手段】 配線板11に、端子挿入孔31を有する
突出座部6を設け、配線板を接続箱本体19内に収容
し、突出座部を接続箱本体のハウジング4内に位置さ
せ、ハウジング内の中継端子3を突出座部で支持し、端
子挿入孔31を通って配線板側の端子17を中継端子に
接続する電気接続箱で、配線板11に、突出座部6と同
じ高さのボス部7を突出形成した。接続箱本体19に、
ボス部7の先端側を係合させる係合凹部9を形成した。
ボス部7はテーパ状の外周面を有する。ボス部7は突出
座部6と離間した位置に少なくとも二つ以上配設され
る。突出座部6及び/又はボス部7が絶縁基板30の四
角部又はその近傍に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線板を収容し、
配線板の突出座部で中継端子を支持させて各中継端子の
突出高さを同一化した電気接続箱における配線板のスト
ック時の傾き防止及び配線板と接続箱本体との組付性の
向上を図った電気接続箱とそれに使用する配線板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電気接続箱(ジャンクショ
ンブロック)の一形態を示すものである。この電気接続
箱61は、合成樹脂製のアッパカバー62とロアカバー
10及び両カバー62,10の間に積層して配設される
複数枚の配線板64と、配線板64のバスバー15の雄
端子(タブ端子)16,17に接続された中継端子2,
3とを少なくとも備えている。
【0003】アッパカバー62にはハウジング4が一体
に突出形成され、ハウジング4の内部に長い中継端子2
と短い中継端子3とが同じ高さで(上端が同じ高さにな
るように)収容されている。短い中継端子3は、最上層
の配線板64に一体に形成した突出座部6の上端で下端
を支持されている。
【0004】突出座部6は端子収容室22の下半側の空
間に進入している。突出座部6は配線板64の合成樹脂
製の絶縁基板の上面に矩形筒状に突出形成され、内側に
スリット状の端子挿入孔31を有し、端子挿入孔31は
絶縁基板を貫通している。
【0005】各中継端子2,3は上下に一対の雌形の電
気接触部を有したものであり、電気接触部は例えば左右
一対の弾性片26aあるいは箱状部25aの内部に一枚
の弾性舌片(図示せず)を有したものである。
【0006】本形態ではハウジング4内に中継端子2,
3が計四つ収容され、各中継端子2,3の上側の電気接
触部に電気部品であるリレー18の雄端子が挿入接続さ
れる。リレー18としては例えばPOWER MINI ISO RLY(3
75RLY)が使用される。
【0007】各中継端子2,3の下側の電気接触部には
配線板64側の雄端子16,17が挿入接続されてい
る。配線板64は合成樹脂製(例えばPPT…タルク入
りのポリプロピレン)の絶縁基板と、絶縁基板の上面及
び/又は下面に配設された導電金属製のバスバー15と
で構成されている。バスバー15は一枚の導電金属板か
ら所要の回路パターン形状に打抜き形成されたものであ
る。
【0008】バスバー15の要所には複数の雄端子(タ
ブ端子)16,17が一体に立上げ形成されている。雄
端子16,17は下側の配線板64から立上げられて上
側の配線板64の孔部を貫通してハウジング3の端子収
容室21,22内に突出し、中継端子2,3に接続され
ている。長い中継端子2には幅広の雄端子16が接続さ
れ、短い中継端子3には幅狭な雄端子17が接続されて
いる。
【0009】幅狭な雄端子17は、最上層の配線板64
の絶縁基板に立上げ形成された突出座部6を貫通して短
い中継端子3の下半部に接続されている。突出座部6は
短い中継端子3に対する高さ調整部材として作用する。
突出座部6の高さは例えば10mm程度と高いものであ
る。なお、下側の配線板64に突出座部6を立上げ形成
し、上側の配線板64に、この突出座部6を挿通させる
孔部(図示せず)を設ける場合もあり得る。長い中継端
子2に対しては低い座部48が最上層の配線板64の絶
縁基板に形成されている。
【0010】アッパカバー62はロアカバー10に係止
手段で係止され、最下層の配線板64はロアカバー10
の上縁で支持され、最上層の配線板64はハウジング4
の下側延長部で当接されている。アッパカバー62とロ
アカバー10とで接続箱本体が構成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気接続箱61にあっては、短い中継端子3に対し
て配線板64に突出座部6を高く立設している関係で、
図6の如く突出座部6を有する複数枚の配線板64を積
み重ねてストック等しておく際に、突出座部6が上側の
配線板64の裏面に当接して、配線板64が傾いてしま
い、安定性が悪く、崩れやすいという問題や、パレット
(収容ボックス)等への収容効率が悪いという問題、あ
るいは電気接続箱61の組立作業においてパレットから
配線板64を取り出しにくいといった問題があった。
【0012】また、高い突出座部6をアッパカバー62
のハウジング4の端子収容室22内に進入させる作業が
面倒で多くの手間がかかり、アッパカバー62の装着作
業性が悪いという問題もあった。
【0013】本発明は、上記した点に鑑み、中継端子に
対する高さ調整用の突出座部を有する配線板のストック
時における姿勢を安定させると共に、配線板に対するカ
バーの装着作業を容易に且つ確実に行うことができ、組
付作業性を向上させることのできる電気接続箱とその配
線板を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、配線板に、端子挿入孔を有する突出座部
が設けられ、該配線板が接続箱本体内に収容され、該突
出座部が該接続箱本体のハウジング内に位置し、該ハウ
ジング内の中継端子が該突出座部で支持され、該端子挿
入孔を通って配線板側の端子が該中継端子に接続された
電気接続箱において、前記配線板に、前記突出座部と同
じ高さのボス部が突出形成されたことを特徴とする(請
求項1)。前記接続箱本体に、前記ボス部の先端側を係
合させる係合凹部が形成されたことも有効である(請求
項2)。また、前記ボス部がテーパ状の外周面を有して
いることも有効である(請求項3)。また、絶縁基板
に、端子挿入孔を有する中継端子支持用の突出座部が形
成されると共に、該絶縁基板に、該突出座部と同一高さ
のボス部が突出形成されたことを特徴とする配線板を併
せて採用する(請求項4)。前記ボス部が前記突出座部
と離間した位置に少なくとも二つ以上配設されているこ
とも有効である(請求項5)。また、前記突出座部及び
/又は前記ボス部が前記絶縁基板の四角部又はその近傍
に配置されていることも有効である(請求項6)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る電気接
続箱の一実施形態を示すものである。従来例(図5)と
同一の構成部分には同一の符号を用いて説明する。
【0016】この電気接続箱1は、従来と同様の長い中
継端子2と短い中継端子3とを同じハウジング4内に備
えるもので、短い中継端子3に対して最上層の配線板1
1に突出座部6が高く突出形成されると共に、最上層の
配線板11の要所に突出座部6と同じ高さの水平出し用
兼位置決め用のボス部7が突出形成され、ボス部7に対
してアッパカバー8に上向きの係合凹部9が形成された
ことを特徴とするものである。
【0017】電気接続箱1は、合成樹脂製のアッパカバ
ー8とロアカバー10と、両カバー8,10の間に収容
される複数枚の配線板11〜14と、アッパカバー8の
ハウジング4内に収容されて、何れかの配線板11〜1
4の金属製帯状導体であるバスバー15の雄端子16,
17に接続される前記中継端子2,3と、中継端子2,
3に接続される電気部品であるリレー18とを少なくと
も備えている。アッパカバー8とロアカバー10とで接
続箱本体19が構成される。
【0018】アッパカバー8は上壁20と、上壁20と
直交する前記ハウジング3とを備え、ハウジング3は内
側に複数(本実施形態ではリレー18に対応して前後左
右に計四つ)の端子収容室21,22(図1では二つの
み示す)を有し、各端子収容室21,22は垂直方向に
平行に位置し、ハウジング4を上下に貫通している。
【0019】図1の形態ではアッパカバー8の一端部寄
りに幅狭な端子収容室22、一端部から離れた位置に幅
広な端子収容室21がそれぞれ設けられ、幅狭な端子収
容室22に幅狭で短い中継端子3、幅広な端子収容室2
1に幅広で長い中継端子2がそれぞれ収容され、短い中
継端子3は配線板11〜14の何れかのバスバー15の
幅狭な雄端子(端子)17、長い中継端子2はバスバー
11〜14の何れかの幅広な雄端子16にそれぞれ接続
されている。中継端子2,3の構造は従来と同様に、基
板部23,24の上下に各電気接触部25,26を有し
たものである。
【0020】ハウジング4の端子収容室21,22の上
縁には端子停止用の内鍔部27が形成され、中継端子
2,3の上側への抜け出しが防止されている。各端子収
容室21,22の底部側には広口部28,29が形成さ
れ、広口部28,29はテーパ面を介して端子収容室2
1,22の上側の内壁面に続いている。幅狭な端子収容
室22の広口部29は上向きに長く(端子収容室22の
長さのほぼ1/2弱の長さで)形成され、広口部29内
の空間に最上層の配線板11の長い突出座部6が若干の
隙間を存して収容されている。
【0021】突出座部6の形状は従来と同様に矩形筒状
に形成され、最上層の配線板11の絶縁基板30を貫通
する端子挿入孔31を有し、端子挿入孔31に配線板1
1〜14の何れかのバスバー15の幅狭な雄端子17が
上向きに挿通されている。バスバー15は絶縁基板30
の裏面に所要形態で配索固定されている。バスバー15
は絶縁基板30の裏面の溝(図示せず)に収容され、溝
の両側の係止爪(図示せず)で係止されたり、あるいは
溝の両側の溶着突起を超音波ホーンで潰すことで固定さ
れる。金属製のバスバー15と合成樹脂製(例えばPP
T)の絶縁基板30とで配線板11〜14が構成されて
いる。
【0022】最上層の配線板11はハウジング4の下側
延長壁32の下端に当接し、最下層の配線板14はロア
カバー10の上縁33に当接して、複数枚の配線板11
〜14が積層された状態で接続箱本体19内に挟持固定
されている。ロアカバー10は上縁33の爪部34でア
ッパカバー8の側壁35の溝部36に係止されている。
【0023】最上層を除く配線板12〜14の端部には
上向きに縁部37が突設され、最下層を除く配線板11
〜13には、下側の縁部37に対する係合用の溝部38
が形成され、縁部37が溝部38に係合することで、各
配線板11〜14同士が相互に位置決めされている。
【0024】各配線板11〜14のバスバー15には要
所に板状の雄端子16,17及びそれ以外の図示しない
雄端子が立上げ形成されており、下側のバスバー(例え
ば13)の雄端子16,17は上側の配線板11,12
の絶縁基板30のスリット状の孔部39を貫通してハウ
ジング4内に突出している。絶縁基板30の孔部39は
低い矩形筒状の補強突部40の中央に形成され、補強突
部40は絶縁基板30の上面側に突出し、絶縁基板30
の下面側には、下側の配線板(例えば配線板11に対す
る配線板12)の補強突部40を進入させる凹溝41が
形成されている。
【0025】図1の実施形態でリレー18用の幅狭の雄
端子3と幅広の雄端子2とは上から三枚目の配線板13
のバスバー15から突出形成されているが、どの配線板
11〜14のバスバー15の雄端子2,3を使用するか
は適宜設定される。最上層の配線板11とアッパカバー
8の上壁20との間には少しの隙間42が構成されてい
る。この隙間42はハウジング4の下側延長壁32の長
さに等しい。
【0026】最上層の配線板11の絶縁基板30の上面
に本発明の主要部である水平出し用兼位置決め用のボス
部7が突出形成されている。ボス部7は絶縁基板30に
一体に樹脂成形されている。ボス部7の高さは突出座部
6の高さに等しく、ボス部7の上端面7aは突出座部6
の上端面6aと同一平面に(同一高さに)位置してい
る。
【0027】図2,図3にも示す如く、ボス部7はテー
パ円柱状に形成され、先端(上端)7aから基端に向か
うにつれて外周面7bがテーパ状に漸次拡径されてい
る。ボス部7の横断面は真円形を呈している。ボス部7
の基端は絶縁基板30に湾曲面7cで滑らかに続き、ボ
ス部7の曲げ方向の破断強度が高められている。ボス部
7は中実でもよいが、中空に樹脂成形する(肉抜きす
る)ことで、成形時のヒケが防止され、ボス部7の高さ
寸法が一層正確化する。
【0028】ボス部7の先端7aに対向して上方にアッ
パカバー8の凹部9が位置する。凹部9はアッパカバー
8の上壁20を樹脂成形時に外向き(上向き)に膨出さ
せたものであり、中空環状の円筒部43と、円筒部43
の上端を覆う封止壁44とで構成され、内側に横断面円
形の空間45を有している。凹部9の深さはボス部7の
高さの半分程度である。
【0029】円筒部43の内径は、例えばボス部7の先
端が封止壁44の内面に当接した際に、ボス部7の外周
面7bと円筒部43の内周面との間で若干の隙間ができ
るように設定されている。ボス部7の先端7aは封止壁
44の内面に必ずしも当接する必要はなく、要はボス部
7の外周面7bと凹部9の内周面とが若干の隙間を存し
て接する程度であればよい。
【0030】ボス部7のテーパ状の外周面7bを凹部9
の内周面に密着させるように両者の寸法を設定した場合
は、図3の如く複数のボス部7を設けた場合にボス部7
の位置精度を高く設定する必要がある。そうしないと、
アッパカバー8が配線板組立体46に対して傾いて装着
される場合等においてボス部7と凹部9との嵌合性が悪
くなるからである。
【0031】但し、ボス部7のテーパ状の外周面7bを
凹部9の入口45a側の周縁43aに密着させた場合に
は、配線板11がアッパカバー8に対してガタ付きなく
極めて正確に位置決めされる。この際、ボス部7の外周
面7bがテーパ状であるから、外周面7bが凹部9の入
口側の周縁43aに確実に接触する。凹部9の入口45
aには湾曲面43bないしテーパ面が形成されており、
湾曲面43bないしテーパ面によってボス部7の先端が
確実に拾われて内側空間45に案内される。
【0032】前述の如くボス部7の外周面7bを凹部9
の内周面(正確には入口側の周縁43a)に若干の隙間
を存して係合させる場合は、ボス部7の外周面7bがテ
ーパ状であるから、スムーズに且つ簡単確実にボス部7
を凹部9内に係合させることができ、配線板11に対す
るアッパカバー8の装着作業性が向上する。アッパカバ
ー8は通常、ロアカバー10側に配線板11〜14を積
層した状態で装着される。アッパカバー8の凹部9はボ
ス部7に対する逃がし部を兼ねたものであり、凹部9の
高さはボス部7の高さHすなわち電気接続箱1の種類毎
に配線板11の突出座部6の高さに対応して変動する。
【0033】図3は、上記最上層の配線板11の一実施
形態を示すものであり、一枚の平板状の絶縁基板30の
表面(上面)の一端側に三つの突出座部6、他端側に二
つの突出座部6をそれぞれ有し、一端側に一つのボス部
7、他端側の二つのボス部7をそれぞれ有している。合
計三つのボス部7はそれぞれ絶縁基板30の三方の角部
寄りに配置され、一端側の三つの突出座部6は一方の角
部寄りに配置され、他端側の二つの突出座部6は他方の
角部寄りに配置されている。
【0034】少なくとも一方の突出座部6と三つのボス
部7とを配線板11の四角部ないしその近傍に配置する
ことで、例えば図4の如く複数枚の配線板11を重ねて
ストック等する際に、配線板11の安定性が極めて良
く、搬送途中や、配線板11の角部やその近傍に何か重
いもの(電気部品等)を乗せた場合でも、配線板11の
山が崩れることがなく、図示しないパレット内や、電気
接続箱1の組付工程(配線板11をパレットから出して
重ねたままストックしておく時)等での荷姿が常に安定
する。
【0035】突出座部6が一か所である場合(突出座部
6が一つあるいは複数の突出座部6が一か所に集中配置
された場合)、ボス部7の数は最低二つ必要である。こ
の場合、突出座部6とボス部7とで三点支持されること
になる。突出座部6はスリット状の端子挿入孔31を有
している。
【0036】図3で、符号48は長い中継端子2(図
1)を支持する座部(補強突部)、符号40,49は下
側の配線板12〜14のバスバー15の例えばヒューズ
接続用の雄端子(図示せず)を挿通させる孔部39,5
0を有する低い補強突部をそれぞれ示す。
【0037】
【発明の効果】以上の如く、請求項1,4記載の発明に
よれば、電気接続箱の組付工程等において配線板を複数
枚重ねてストック等する際に、上側の配線板が下側の配
線板の突出座部とボス部とで水平に支持され、各配線板
が平行に位置するから、各配線板が傾いたり、配線板の
山が崩れたりすることがなく、配線板のストック時等に
おける姿勢が安定すると共に、パレットへの配線板の収
容作業性及び収容効率、及びパレットからの配線板の取
出し作業性が向上する。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、配線
板のボス部を接続箱本体の係合凹部に係合させること
で、配線板が接続箱本体に正確に位置決めされて、電気
接続箱の組付作業性が向上すると共に、配線板側の端子
とハウジング内の中継端子との接続性が向上する。特
に、配線板のボス部を接続箱本体の係合凹部に係合させ
ることで、配線板の突出座部が接続箱本体のハウジング
に対して正確に位置決めされるから、突出座部をハウジ
ング内に確実且つ容易に進入させることができ、それに
より、配線板に対するカバーの装着作業性すなわち電気
接続箱の組付作業性が向上する。
【0039】また、請求項3記載の発明によれば、ボス
部を接続箱本体の係合凹部に係合させる際に、ボス部の
先端側がテーパ状に小径化されているから、係合作業を
容易に且つ確実に行うことができる。また、係合凹部の
入口にボス部のテーパ状の外周面を接触させる場合に、
係合凹部の内径とボス部の外径とに若干の寸法誤差があ
っても、両者が確実に接触し、接続箱本体に対する配線
板の位置決めがガタ付きなく正確に行われる。
【0040】また、請求項5記載の発明によれば、配線
板のストック時等に下側の配線板に対して上側の配線板
が例えば一つの突出座部と二つのボス部とで配線板が三
点支持され、ぐらつきなく安定に水平姿勢が確保され
る。
【0041】また、請求項6記載の発明によれば、四角
形状の下側の配線板に対して四角形状の上側の配線板が
その四角部ないしその近傍で突出座部あるいはボス部で
支持されるから、ストック時等の水平姿勢が一層安定
し、たとえ上側の配線板の四角部に電気部品等の重量物
を配置した場合でも、配線板の山が崩れることがない。
これにより、パレットへの配線板の収容作業性及び収容
効率、及びパレットからの配線板の取出し作業性が一層
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線板を含む電気接続箱の一実施
形態を示す縦断面図である。
【図2】配線板のボス部と接続箱本体の係合凹部とを示
す組付前の状態の縦断面図である。
【図3】配線板の一実施形態を示す斜視図である。
【図4】配線板をストック時等に複数枚重ね合わせた状
態を示す側面図である。
【図5】従来の配線板を含む電気接続箱を示す縦断面図
である。
【図6】従来の配線板をストック時等に複数枚重ね合わ
せた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 3 中継端子 4 ハウジング 6 突出座部 7 ボス部 7b 外周面 9 係合凹部 11 配線板 17 雄端子(端子) 19 接続箱本体 30 絶縁基板 31 端子挿入孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線板に、端子挿入孔を有する突出座部
    が設けられ、該配線板が接続箱本体内に収容され、該突
    出座部が該接続箱本体のハウジング内に位置し、該ハウ
    ジング内の中継端子が該突出座部で支持され、該端子挿
    入孔を通って配線板側の端子が該中継端子に接続された
    電気接続箱において、 前記配線板に、前記突出座部と同じ高さのボス部が突出
    形成されたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記接続箱本体に、前記ボス部の先端側
    を係合させる係合凹部が形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記ボス部がテーパ状の外周面を有して
    いることを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 絶縁基板に、端子挿入孔を有する中継端
    子支持用の突出座部が形成されると共に、該絶縁基板
    に、該突出座部と同一高さのボス部が突出形成されたこ
    とを特徴とする配線板。
  5. 【請求項5】 前記ボス部が前記突出座部と離間した位
    置に少なくとも二つ以上配設されていることを特徴とす
    る請求項4記載の配線板。
  6. 【請求項6】 前記突出座部及び/又は前記ボス部が前
    記絶縁基板の四角部又はその近傍に配置されていること
    を特徴とする請求項4又は5記載の配線板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010074953A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Yazaki Corp カセットブロック
JP2013085340A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2014143902A (ja) * 2012-12-11 2014-08-07 Delphi Technologies Inc 電気分配センタ

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